JP5493759B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転円盤上に投入された硬貨を1枚毎に繰出す繰出ユニットと、繰出された硬貨を取込み、その硬貨を選別する選別ユニットとを硬貨通路で連結した硬貨処理装置に関する。
従来の硬貨処理装置は、硬貨を1枚毎に繰出す放出口を有する繰出ユニットと、導入口から導入された硬貨を、傾斜させた回転搬送円盤の外周縁部に設けたウレタンゴム等の弾性部材と、複数の選別穴と排出穴を設けた固定円盤との間に挟持して搬送する選別ユニットと、繰出ユニットの放出口と選別ユニットの導入口との間を接続する傾斜させた硬貨通路とを備え、放出口から繰出された硬貨を硬貨通路の傾斜を利用してその自重で選別ユニットの導入口へ搬送し、弾性部材と固定円盤との間に挟持した硬貨を固定円盤の上面を摺動させながら搬送し、イメージセンサや反射型の磁気センサ等の識別センサによる識別結果に応じて、硬貨を排出穴または選別穴から落下させて選別している(例えば、特許文献1参照。)。
また、単なる穴で形成された偽貨通過穴と、開閉する蓋を設けた正貨通過穴とを有する傾斜させたハウジング内に、外周に複数のU字状に切欠かれた硬貨収容部を設けた金属製の回転円盤を配置し、ハウジングの下部に投入された複数の硬貨を硬貨収容部で1枚毎に掬い上げて硬貨判別手段へ搬送し、硬貨判別手段で硬貨の真偽を判別し、真性硬貨は、通常開いた状態となっている正貨通過穴へ搬送して落下させ、偽硬貨は、正貨通過穴を閉じた後に蓋上を通過させて偽貨通過穴へ搬送し、偽貨通過穴から落下させて選別しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
国際公開第2007/043113号パンフレット(段落0020−段落0024、0045、0063−0064、第3図、第6図) 特開平8−229513号公報(段落0006−段落0007、第1図)
しかしながら、上述した従来の特許文献1の技術においては、選別ユニットにおいて、回転搬送円盤の外周部に設けたウレタンゴム等の弾性部材と、固定円盤との間に挟持した硬貨を固定円盤の上面に摺動させて搬送しているため、硬貨と固定円盤との摺動による硬貨粉が弾性部材に付着して弾性部材による摩擦力を低下させ、硬貨の搬送における確実性が不足し、結果として硬貨の処理効率を低下させるという問題がある。
また、特許文献2の技術においては、ハウジングの下部に投入された複数の硬貨を硬貨収容部で1枚毎に掬い上げて搬送しているため、回転する硬貨収容部の角に硬貨が引っ掛かると、その硬貨が跳ね上がり、硬貨収容部に収容されずに空の硬貨収容部が形成され、硬貨の搬送における確実性が不足し、結果として硬貨の処理効率を低下させるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、選別ユニットにおける硬貨搬送の確実性を向上させて硬貨の選別処理における処理効率を向上させる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、硬貨処理装置が、繰出ハウジング内に配置された繰出回転円盤上に投入された硬貨を1枚毎に分離して繰出す分離ゲートを有する繰出ユニットと、選別ハウジング内に配置され、外周縁部に隔置部で仕切られた複数の硬貨収容部が形成された搬送ディスクと、前記硬貨収容部に搬入される硬貨を通過させる搬入口とを有する選別ユニットと、前記繰出ユニットの分離ゲートと、前記選別ユニットの搬入口との間を連結する硬貨通路と、前記硬貨通路に配置され、搬入される硬貨を挟持して搬送する搬送手段と、を備え、前記搬送ディスクを間欠駆動し、前記搬送ディスクの硬貨収容部を前記搬入口に対向させた硬貨搬入位置に停止させたときに、前記搬送手段により硬貨を前記硬貨収容部に搬入することを特徴とする硬貨処理装置。
これにより、本発明は、硬貨を硬貨収容部に確実に搬入することができると共に、硬貨の搬入時間を短縮して間欠駆動における搬送ディスクの停止時間を短くすることができ、硬貨の選別処理における処理効率を向上させることができるという効果が得られる。
実施例1の硬貨処理装置の側方から見た断面を示す説明図 実施例1の硬貨処理装置の上面を示す説明図 実施例1の硬貨処理装置を示すブロック図 実施例1の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すフローチャート 実施例1の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すタイムチャート 実施例1の硬貨選別処理の連続状態における繰出硬貨待機動作を示す説明図 実施例1の硬貨選別処理の連続状態における搬送動作を示す説明図 実施例1の硬貨選別処理の連続状態における搬入動作を示す説明図 実施例1の硬貨選別処理の不連続状態における搬送動作を示す説明図 実施例2の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すフローチャート 実施例2の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すタイムチャート 実施例3の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すフローチャート 実施例3の硬貨選別処理の繰出搬入処理を示すタイムチャート 実施例の硬貨処理装置の他の態様の搬送ディスクおよび識別部の上面を示す説明図 実施例の硬貨選別処理の繰出搬入処理の他の態様を示すタイムチャート 実施例の硬貨選別処理の繰出搬入処理の他の態様の連続状態における搬入動作を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による硬貨処理装置の実施例について説明する。
図1、図2において、1は硬貨処理装置の繰出ユニットである。
2は繰出ユニット1の繰出ハウジングであり、概ね100枚以上の硬貨Cを収容できる高さを有する有底の円筒状部材であって、その底板2aは水平に配置されている。
3は繰出回転円盤であり、繰出ハウジング2内に水平に配置され、繰出ハウジング2の底板2aの中心に回転自在に支持された回転軸4を中心に繰出方向(図2において、反時計方向)に回転する円盤であって、繰出ハウジング2の側壁2bの内周面との間に、取扱う硬貨Cの中で最小厚さの硬貨Cが挟まらない隙間を形成する直径を有しており、円盤駆動源としての繰出モータ5からギヤ列5aを介して回転軸4に伝達される駆動力により回転駆動される。
7は投入部であり、繰出回転円盤3の中央部の上方に配置された、硬貨を投入するための円錐台状部材であって、その落下口7aの近傍には投入された硬貨Cを検出するための図示しない投入検知センサが設けられている。
8は分離ゲートであり、繰出ハウジング2の側壁2bに形成された開口であって、繰出回転円盤3の上面との間に、取扱う全ての硬貨Cを1枚だけ通過させる間隔で形成された上面を有しており、その開口の下面は回転円盤3の上面より僅かに低く形成されている。
なお、分離ゲート8は、繰出ハウジング2の側壁2bと別部材で形成して取付けるようにしてもよい。
また、繰出ハウジング2の側壁2bは、繰出回転円盤3の回転による遠心力で当接した硬貨Cを、その内周面に沿って分離ゲート8の方向へ導く繰出硬貨ガイド部材としても機能する。
9は幅寄せガイドであり、分離ゲート8の開口の一方の側面との間に、取扱う硬貨Cの中で最大直径の硬貨Cを1枚だけ通過させる距離分離間した位置に配置され、分離ゲート8で1枚に分離され繰出回転円盤3により円周方向に搬送される硬貨Cを、分離ゲート8の開口の、幅寄せガイドに対向する一方の側面の方向に押戻す機能を有している。
11は硬貨処理装置の選別ユニットであり、有底の円筒状部材である合成樹脂で形成された選別ハウジング12を備えており、その底板12aは水平に配置されている。
13は搬送ディスクであり、選別ハウジング12内に水平に配置され、選別ハウジング12の底板12aの中心に回転自在に支持された回転軸14を中心に搬送方向(図2において、時計方向)に回転する合成樹脂で形成された円盤状部材であって、選別ハウジング12の側壁12bの内周面との間に、取扱う硬貨Cの中で最小直径の硬貨Cの半径より狭い隙間を形成する直径を有しており、ディスク駆動源としてのディスク回転モータ15からギヤ列15aを介して回転軸14に伝達される駆動力により回転駆動される。
16は硬貨収容部であり、搬送ディスク13の外周縁部に形成された、取扱う硬貨Cの中で最大直径の硬貨Cを1枚だけ収容可能なU字状の切欠部であって、隣合う硬貨収容部16との間を隔置部17で仕切られて所定の等ピッチ角度で複数形成され、そのU字状の硬貨収容部16の入口の、図2に矢印Aで示す搬入方向の直交方向の幅は、取扱う最大直径の硬貨Cの直径より大きく設定されており、搬入口18から搬入された硬貨Cを収容する。
また、選別ハウジング12の側壁12bは、その内周面によって、硬貨収容部16に収容され搬送ディスク13の回転による遠心力で当接した硬貨Cの搬送方向への搬送をガイドする搬送ガイド部材としても機能する。
搬入口18は、選別ハウジング12の側壁12bに形成された開口であって、取扱う硬貨Cの中で最大厚さの硬貨Cを通過させる高さと、最大直径の硬貨Cを通過させる幅を有しており、その下面は選別ハウジング12の底面、つまり底板12aの上面より僅かに高く形成され、搬入方向Aの下流側には、選別ハウジング12の側壁12bの内周面と隔置部17の外径との隙間の間を搬入される硬貨Cの外周面をガイドするガイド部19が設けられている。
なお、搬入口18は、選別ハウジング12の側壁12bと別部材で形成して取付けるようにしてもよい。
21は位置決め部材であり、搬送ディスク13上に同軸で立設された円筒部材であって、その円筒壁には、スリット21a(図2において、黒塗りの部位)が、硬貨収容部16と所定の位相ずれた状態で同じピッチ角度で形成されている。
22は位置検出センサであり、位置決め部材21の円筒壁を挟んで発光部と受光部とを対向配置させた硬貨収容部16の位置を検出するための光学式センサであって、発光部からの光を円筒壁が遮断したことを受光部で検出したときに「ON」になり、発光部からの光がスリット21aを通過して受光部に達したことを検出したときに「OFF」になる。
24は搬入検出センサであり、選別ハウジング12の搬送ディスク13のいずれかの硬貨収容部16の入口が搬入口18に対向する位置(図2に示す位置、硬貨搬入位置という。)に停止したとき、その硬貨収容部16に搬入された硬貨Cを検出するための磁気センサであって、図2に示すように、搬入口18の搬入方向Aの下流側で、硬貨搬入位置に停止した硬貨収容部16に収容された硬貨Cの範囲内に配置されており、搬入された硬貨Cの所定の特性値を取得して硬貨Cの存在を検出したときに「ON」になり、所定の特性値を取得できずに硬貨Cの不存在を検出したときに「OFF」になる。
26は硬貨通路であり、繰出ユニット1の分離ゲート8の開口と選別ユニット11の搬入口18の開口とを連結するコの字状断面形状のガイド部材であって、分離ゲート8の下面および搬入口18の下面と面一に形成され水平に配置された底面を形成する底板と、その搬入方向Aに沿った両側に立設されたサイドガイド板を有している。
27は搬送ローラ対であり、外周面に摩擦部材が被覆された第1の搬送ローラ27aと第2の搬送ローラ27bとを対向配置した一対の搬送ローラであって、搬入口18の搬入方向Aの上流側に近接してその直前に配置され、第1の搬送ローラ27aは、硬貨通路26の底面に設けられた窓部から外周面の一部を突出させて配置され(図1参照)、第2の搬送ローラ27bは、図示しないバネ部材によって第1の搬送ローラ27aの方向に押圧され、硬貨Cの厚さに応じて移動するよう構成され、第1および第2の搬送ローラ27a、27bの間に硬貨Cを挟持して搬送する。
また、第1および第2の搬送ローラ27a、27bは、第2の搬送ローラ27bの回転軸を揺動可能に支持した図示しないアーム式等の連動機構によって、搬送モータ29からギヤ列29aを介して伝達される駆動力によりそれぞれ同期して回転駆動されるよう構成されている。
更に、搬送ローラ対27による硬貨Cの搬入方向Aは、図2に示すように、搬送ディスク13の回転中心より搬送方向の前方側にずらした状態で設定されている。
31は待機検出センサであり、硬貨通路26の底板および搬送ローラ対27に挟持された硬貨Cを挟んで発光部と受光部とを対向配置させた搬送ローラ対27に挟持された硬貨Cを検出するための光学式センサであって、取扱う硬貨Cの中で最小直径の硬貨Cが、その中心を搬送ローラ対27の軸芯と一致させたときに、搬送ローラ対27の挟持部の搬入方向Aの下流側を覆う領域内に形成された図示しない透過穴を通して照射された発行部からの光を、搬送ローラ対27に挟持された硬貨Cが遮断したことを受光部で検出したときに「ON」になり、発光部からの光が、透過穴31aを通過して受光部に達したことを検出したときに「OFF」になる。
図2において、33は識別部であり、選別ユニット11の搬入口18の搬送方向の下流側に配置された磁気センサ等からなる3つの識別センサ34a、34b、34cを有しており、搬送ディスク13の硬貨収容部16に収容されて搬送される硬貨Cの後述する搬送軌跡上に配置され、当該硬貨Cの各種の特性値を取得して真偽、金種等を識別する機能を有している。
また、本実施例の各識別センサ34は、搬送ディスク13が硬貨搬入位置に停止したときに、硬貨収容部16間の隔置部17にそれぞれ対向する位置に配置されている。
これにより、本実施例の各識別センサ34は、合成樹脂製の搬送ディスク13を硬貨搬入位置に停止させて行う硬貨の搬入動作時に、その出力から搬送ディスク13等による磁気的影響を除外することができ、搬送ディスク13の回転による硬貨Cの搬送中に硬貨Cの特性値を確実に取得して正確な識別を行うことができる。
36は排出口としてのリジェクト口であり、識別部33の搬送方向の下流側で、硬貨搬入位置に停止した搬送ディスク13の硬貨収容部16が存在する位置の選別ハウジング12の底板12aに形成された、識別部33で偽硬貨や外国硬貨等と識別されたリジェクト硬貨を落下させて排出する穴であって、リジェクト硬貨が搬送されたときに開作動するスライド式等のリジェクト口開閉シャッタ36aが設けられている。
38は排出口としての正常硬貨排出口であり、識別部33の搬送方向の下流側で、硬貨搬入位置に停止した搬送ディスク13の、搬入口18に対向する硬貨収容部16に搬送方向の上流側で隣合う硬貨収容部16が存在する位置の選別ハウジング12の底板12aに形成された単なる穴であって、識別部33で真性硬貨と識別された各金種の正常硬貨を落下させて排出する。
なお、正常硬貨排出口38は、リジェクト口36の搬送方向の下流側であれば前記の位置に限るものではない。
また、正常硬貨排出口38とリジェクト口36との位置を入替える場合には、正常硬貨排出口38にその開閉シャッタを設けるようにし、リジェクト口36は単なる穴とするとよい。
図3において、41は硬貨処理装置の制御部であり、硬貨処理装置内の各部を制御して硬貨選別処理等を実行する機能等を有している。
42は記憶部であり、制御部41が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部41による処理結果等が格納される。
この記憶部42には、選別ユニット11の搬送ディスク13を間欠的に回転させながら繰出ユニット1から1枚毎に繰出された硬貨Cを搬送ローラ対27により挟持して待機させ、その硬貨Cを硬貨搬入位置に停止させた搬送ディスク13の硬貨収容部16に搬入し、識別部33の識別結果を基に、リジェクト硬貨をリジェクト口36へ、正常硬貨を正常硬貨排出口38へ落下させて選別する硬貨選別処理を実行する機能を有する硬貨選別処理プログラム等からなる業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部41が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の硬貨処理装置の各機能手段が形成される。
また、記憶部42には、以下に説明する硬貨選別処理を実行するときの所定の駆動時間T1、停止時間T2、ディスク駆動停止判定時間T3、搬入開始判定時間T4、搬入終了判定時間T5(後述)および硬貨処理装置の硬貨選別処理の終了を判定するための搬送ローラ対27の空転時間である終了判定時間等が予め設定されて格納されている。
本実施例の終了判定時間は、繰出回転円盤3が1回転以上(例えば1.5回転)回転する時間に設定されている。
以下に、図4および図5に示すフローチャートおよびタイムチャートを用い、図4にSA、SBで示すステップに従って、本実施例の硬貨処理装置による硬貨選別処理の硬貨の繰出搬入処理について説明する。なお、ステップ名は繰出搬入動作をSAで、搬送動作をSBで表す。
SA1、硬貨処理装置の制御部41は、硬貨選別処理プログラムによって、投入部7の図示しない投入検知センサが、投入された硬貨Cを検出するのを待つ硬貨投入待ち状態で待機し、投入検知センサが硬貨Cの投入を検知したときに、ステップSA2へ移行する。投入検知センサが硬貨Cの投入を検知しない場合は、前記の待機を継続する。
SA2、投入検知センサが硬貨Cの投入を検知したことを認識した制御部41は、投入部7から一括して投入された複数の硬貨Cが繰出回転円盤3上に落下すると、繰出モータ5による繰出回転円盤3の駆動を開始する。
SA3、これと同時に、制御部41は、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を開始する。
繰出モータ5によって繰出回転円盤3が繰出方向に回転すると、繰出回転円盤3上に受入れられた硬貨Cは回転による遠心力によって繰出ハウジング2の側壁2bの内周面に当接し、側壁2bの内周面をガイド面として分離ゲート8の方向へ運ばれ、分離ゲート8によって1枚に分離されて硬貨通路26へ繰出され、繰出された最初の硬貨Cは後続する硬貨Cによって押されながら硬貨通路26を搬送ローラ対27の方向へ移動する。
この硬貨Cの分離時に、本実施例の分離ゲート8の開口の下面は、繰出回転円盤3の上面より僅かに低く設定されているので、分離繰出時に硬貨Cに引っ掛かりが生ずることはなく円滑に繰出される。
SA4、制御部41は、搬送モータ29によって搬送ローラ対27を回転駆動しながら、待機検出センサ31が第1の搬送ローラ27aと第2の搬送ローラ27bとの間に挟持された硬貨Cを検出するのを待って待機し、待機検出センサ31が硬貨C(現段階では最初(1枚目)の硬貨C)を検出したときに(ON)ステップSA6へ移行する。待機検出センサ31が硬貨Cを検出しない場合は(OFF)ステップSA5へ移行する。
SA5、制御部41は、上記した各モータの駆動を制御しながら、その時計機能により、待機検出センサ31が硬貨Cを検出しなくなったときからの、記憶部42に格納されている終了判定時間の経過を待って待機し、経過時間が終了判定時間を超えた場合は、硬貨選別処理を終了させ、ステップSA1へ戻って、新たな硬貨の投入を待つ硬貨投入待ち状態で待機する。経過時間が終了判定時間以下の場合は、ステップSA4へ戻って、ステップSA4、SA5による待機を継続する。
SA6、待機検出センサ31が硬貨Cを検出したことを認識した制御部41は、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止して(図5の1枚目参照)、搬送ローラ対27に硬貨Cを挟持した状態で規定の待機位置で待機させ(図6参照)、待機位置のある硬貨C(待機硬貨という。)を挟持した搬送ローラ対27の駆動を停止した待機状態で待機する。
SB1、一方、制御部41は、上記ステップSA2、SA3による搬送ローラ対27の駆動開始と同時に、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を開始し、その後に、図5に示すように、ディスク回転モータ15を所定の駆動時間T1(硬貨収容部16の1ピッチ分の回転時間)駆動した後に所定の停止時間T2停止させて、搬送ディスク13を一定周期で間欠的に回転させる間欠駆動を処理終了まで継続して実行する。
この所定の停止時間T2は、硬貨Cの直径の相違等を考慮して、以下に説明する硬貨Cの搬入動作を終えるまでの時間として設定された固定時間であり、間欠駆動における停止中の搬送ディスク13の駆動の開始を判定する時間として設定された時間である。
SB2、ディスク回転モータ15によって搬送ディスク13の一定周期での間欠駆動を開始した制御部41は、位置検出センサ22が、搬送ディスク13と一体に回転する位置決め部材21のスリット21aを検出するのを待って待機し、位置検出センサ22がスリット21aを検出(OFF)したときに、ステップSB3へ移行する。位置検出センサ22がスリット21aを検出しない場合は、前記の待機を継続する。
SB3、位置検出センサ22がスリット21aを検出したことを認識した制御部41は、その時計機能により、位置検出センサ22がスリット21aを検出(OFF)したときからの経過時間の計測を開始する。
SB4、位置検出センサ22がスリット21aを検出したときからの経過時間の計測を開始した制御部41は、記憶部42に格納されている所定のディスク駆動停止判定時間T3の経過を待って待機し、経過時間がディスク駆動停止判定時間T3以上になったときにステップSB5へ移行する。経過時間がディスク駆動停止判定時間T3未満の場合は前記の待機を継続する。
この所定のディスク駆動停止判定時間T3は、位置決め部材21のスリット21aと硬貨収容部16との位相ずれの補正時間と、搬送ディスク13の慣性による回転の立下り時間との和によって決定され、間欠駆動における駆動中の搬送ディスク13の駆動の停止を判定する時間として設定された時間である。
SB5、ディスク駆動停止判定時間T3の経過を認識した制御部41は、ディスク回転モータ15の駆動を停止する(図5参照)。これにより、搬送ディスク13の回転が完全に停止したときに、図6に示すように、検出されたスリット21aに対応する硬貨収容部16の入口を搬入口18に対向させた硬貨搬入位置に停止する。
SB6、ディスク回転モータ15の駆動を停止した制御部41は、その時計機能により、ディスク回転モータ15の駆動を停止したときからの、記憶部42に格納されている所定の停止時間T2の経過を待って待機し、経過時間が停止時間T2以上になったときに、接続子Bを介してステップSB1へ移行し、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を開始する。経過時間が停止時間T2未満の場合は前記の待機を継続する。
このようにして、本実施例の搬送ディスク13の一定周期での間欠駆動が行われる。
なお、本実施例の搬送ディスク13は、原則的に駆動時間T1、停止時間T2の一定周期の間欠駆動により一定周期の間欠回転を繰返すが、実際には、ディスク回転モータ15の駆動停止は、位置検出センサ22によるスリット21aの検出をトリガーとして行われる。これにより、累積的な誤差の発生を防止して、硬貨収容部16を常に硬貨搬入位置に正確に停止させることができる。
SA7、一方、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止した待機状態で待機していた制御部41は、上記搬送ディスク13の一定周期での間欠駆動との並行処理によって、上記ステップSB3において開始した位置検出センサ22がスリット21aを検出したときからの、記憶部42に格納されている所定の搬入開始判定時間T4の経過を待って待機し、経過時間が搬入開始判定時間T4以上になったときにステップSA8へ移行する。経過時間が搬入開始判定時間T4未満の場合は前記の待機を継続する。
この所定の搬入開始判定時間T4は、ディスク駆動停止判定時間T3以上(T4≧T3)の時間であって、搬送ローラ対27による硬貨Cの搬入開始を判定する時間として設定された時間である。
SA8、搬入開始判定時間T4の経過を認識した制御部41は、ディスク回転モータ15の駆動停止、および待機検出センサ31による待機硬貨の存在を確認し、その待機硬貨を硬貨収容部16へ搬入するために、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を開始する。
SA9、搬送ローラ対27の駆動を開始した制御部41は、搬送ローラ対27に挟持して規定の待機位置に待機させた待機硬貨を搬入口18から硬貨収容部16へ搬入しながら、搬入検出センサ24が搬入された硬貨Cを検出するのを待って待機し、搬入検出センサ24が硬貨Cを検出したときに(ON)ステップSA10へ移行する。搬入検出センサ24が硬貨Cを検出しない場合は(OFF)前記の待機を継続する。
この硬貨Cの搬入のときに、本実施例の選別ハウジング12の底面は、硬貨通路26の底面より僅かに低く設定されているので、搬入時に硬貨Cに引っ掛かりが生ずることなく円滑に搬入される。
SA10、搬入検出センサ24が硬貨Cを検出したことを認識した制御部41は、その時計機能により、搬入検出センサ24が搬入された硬貨Cを検出(ON)したときからの、記憶部42に格納されている所定の搬入終了判定時間T5の経過を待って待機し、経過時間が搬入終了判定時間T5以上になったときにステップSA11へ移行する。経過時間が搬入終了判定時間T5未満の場合は前記の待機を継続する。
この所定の搬入終了判定時間T5は、硬貨Cの搬入が検出された後に硬貨Cの搬入方向Aの先端が確実に硬貨収容部16の搬送ディスク13の半径方向内側の面(硬貨収容部16の溝底という。)に搬入されたことを判定する時間として設定された時間であり、硬貨通路26に硬貨Cが連続して並んでいる連続状態における後続硬貨が搬送ローラ対27に挟持されるまでの時間として設定された時間でもある。
SA11、搬入終了判定時間T5の経過を認識した制御部41は、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止してステップSA12へ移行する。
SA12、搬送ローラ対27の駆動を停止した制御部41は、待機検出センサ31によって待機硬貨の存否を確認し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)しているときは(図5の2枚目、3枚目に破線で示す下向きの矢印参照)、接続子Y1を介してステップSA6へ移行し、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止した待機状態で待機する。
待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)しているときは(図5の4枚目、5枚目に破線で示す下向きの矢印参照)、ステップSA13へ移行する。
SA13、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)していることを認識した制御部41は、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を再開し、接続子Z1を介してステップSA4へ移行し、ステップSA4による待機検出センサ31による待機硬貨の検出(ON)、またはステップSA5による終了判定時間の経過を待って待機する。
このように、本実施例の繰出搬入処理は、選別ユニット11の搬送ディスク13の硬貨収容部16を硬貨搬入位置に停止させながら一定周期で駆動、停止を繰返す間欠駆動を継続している状態で、待機検出センサ31が硬貨Cの不存在を検出している場合、つまり待機位置に硬貨Cが存在していない場合に、搬送ローラ対27を、繰出ユニット1から繰出されてくる硬貨Cを待機検出センサ31が検出するまで駆動して、搬送ローラ対27に待機硬貨を挟持させる繰出硬貨待機動作を行わせ、搬送ディスク13が硬貨搬入位置に停止したときに、待機検出センサ31が待機硬貨を検出していることを条件に、搬送ローラ対27を駆動して待機硬貨を硬貨収容部16に搬入し、硬貨収容部16に搬入された硬貨Cを搬入検出センサ24が検出した後の搬入終了判定時間T5経過後に搬送ローラ対27の駆動を停止する搬入動作を行わせることにより実行される。
また、上記ステップSB6の停止時間T2経過後に、ステップSB1において、制御部41は、図7に示すように、後続硬貨を搬送ローラ対27に挟持させた状態で、搬送ディスク13の硬貨収容部16の1ピッチ分の駆動を開始し、位置検出センサ22が次のスリット21aの検出したときにからディスク駆動停止判定時間T3経過後にディスク回転モータ15の駆動を停止して上記した硬貨Cの繰出搬入動作を繰返す。
この繰出搬入動作のときに、繰出ユニット1から連続状態で硬貨Cが繰出されてくる場合は、上記ステップSA10において、搬入終了判定時間T5経過前に、後続硬貨が図8に示す位置にあるときに、待機検出センサ31は一旦不存在を検出(OFF)するが、その後に後続硬貨が挟持されたときにその存在が検出(ON)され、ステップSA6において、後続硬貨は、上記した最初の硬貨Cの場合と同様に、搬送ローラ対27に挟持された状態で規定の待機位置に待機する(図5の2枚目等参照)。
この場合に、図5に示す3枚目の硬貨Cのように、搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持時に、軽度な滑りが生じて後続硬貨の検出に時間を要したとしても、搬入終了判定時間T5の経過前に待機検出センサ31が待機硬貨を検出(ON)しているときは、そのまま上記した各動作が継続される。
また、繰出ユニット1内の硬貨Cの残量が少なくなった場合や繰出不良気味で、繰出ユニット1から繰出される硬貨C間の間隔が開いた不連続状態の場合や、連続状態において搬送ローラ対19による硬貨Cの挟持時に比較的重度の滑りが発生した場合には、図5に網掛けを付して示したように、制御部41は、搬入検出センサ24が搬入される硬貨Cの存在を検出(ON)した後の搬入終了判定時間T5の経過時に、ステップSA11において搬送モータ29の駆動を停止し、ステップSA12において、待機検出センサ31によって待機硬貨の存在を確認したときに、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)している場合は、ステップSA13において搬送モータ29の駆動を再開させ、ステップSA4において待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)したときに、ステップSA6において搬送モータ29の駆動を停止する。
そして、図5の4枚目の硬貨Cのように、搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持が比較的短い時間で終了し、位置検出センサ22が回転中の位置決め部材21の次のスリット21aを検出(OFF)する前に待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)した場合は、制御部41は、搬送モータ29の駆動停止後に、最初に位置検出センサ22がスリット21aを検出(ON)したときからディスク駆動停止判定時間T3経過後にディスク回転モータ15の駆動を停止して、上記と同様に搬入動作を行う。これにより、後続硬貨が先行硬貨に連続して硬貨収容部16に収容される。
また、図5の5枚目の硬貨Cのように、搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持に比較的長い時間を要し、位置検出センサ22が次のスリット21aの検出した後に待機検出センサ31が待機硬貨をの存在を検出(ON)した場合は、図9に示すように、硬貨Cが収容されていない硬貨収容部16が存在する空送りが生ずることになるが、この場合にも制御部41は、前記と同様に、搬送モータ29の駆動停止後に、最初にスリット21aを検出(OFF)したときからディスク駆動停止判定時間T3経過後にディスク回転モータ15の駆動を停止して搬入動作を行う。
なお、前記した空送りが生じたとしても、本実施例の選別ハウジング12および搬送ディスク13は樹脂で形成されているので、識別部33の各識別センサ34による誤識別が生ずることはない。
このように、本実施例の硬貨処理装置においては、硬貨Cが不連続に繰出された場合や後続硬貨の挟持時に比較的重度の滑りが発生した場合であっても、硬貨処理装置の制御部41がその状態を自動的に復旧させながら硬貨選別処理を実行することができる。
上記のようにして、1つの硬貨収容部16に1枚の硬貨Cを収容(空送りを除く)した搬送ディスク13が間欠的に搬送方向に回転していく。
このとき、硬貨搬入位置で硬貨収容部16に収容された硬貨Cは、搬送ディスク13の回転に伴って、その回転による遠心力により選別ハウジング12の側壁12bの内周面に当接し、搬送方向下流側の隔置部17に押されながら側壁12bの内周面に沿って選別ハウジング12の底板12a上を搬送されていく(この側壁12bの内周面に沿って搬送される硬貨Cの円状の移動軌跡を、硬貨Cの搬送軌跡という。)。
そして、硬貨収容部16に収容された硬貨Cが識別部33の各識別センサ34を間欠搬送により通過したときに、制御部41は、当該硬貨の各種の特性値を間欠搬送1回につき一つの識別センサ34により取得し、3つの識別センサ34の取得値を用いて当該硬貨の真偽や金種等を識別し、その硬貨Cの識別結果が、リジェクト硬貨の場合は、当該硬貨を収容した硬貨収容部16がリジェクト口36上に停止したときに、リジェクト口開閉シャッタ36aを開作動させて、リジェクト硬貨を自重によりリジェクト口36へ落下させて排出し、落下の確認後にリジェクト口開閉シャッタ36aを閉作動させてリジェクト口36を閉鎖する。
また、識別部33による識別結果が、真性硬貨と識別された正常硬貨である場合は、金種に関わらずリジェクト口開閉シャッタ36a上を通過させて正常硬貨排出口38へ搬送し、正常硬貨を収容した硬貨収容部16が正常硬貨排出口38上に停止したときに、硬貨Cの自重により正常硬貨排出口38へ落下させて排出する。
このようにして、繰出ユニット1から繰出された硬貨Cの硬貨選別処理が実行され、硬貨収容部16のピッチ毎に1枚の硬貨Cの選別が行われる。
上記のように、本実施例の硬貨選別処理においては、搬送ディスク13の間欠駆動とは独立に、繰出ユニット1から繰出された硬貨Cを硬貨通路26の搬入口18の直前に設けられた搬送ローラ対27で挟持して待機位置に待機させ、この存在を待機検出センサ31が検出していることを条件に、位置検出センサ22によるスリット21aの検出を基準として、搬送ディスク13の硬貨搬入位置への停止と、搬送ローラ対27による待機硬貨の搬入動作とを連携させ、硬貨搬入位置に停止させた硬貨収容部16に硬貨Cを搬入するようにしたので、硬貨Cを硬貨収容部16に確実に搬入することができると共に、硬貨Cの搬入時間を短縮して搬送ディスク13の停止時間T2を短く設定することが可能になり、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
例えば、搬送ローラ対27を設けずに硬貨通路26をシュータで構成し、停止することなく連続的に回転する搬送ディスク13の硬貨収納部16に硬貨Cを1枚ずつ収納しようとすると、繰出された硬貨Cがシュータを滑落して搬入口18に達したときに、硬貨収納部16がその位置に存在することに確実性がなく、仮に隔置部17がその位置に存在する場合は、シュータの傾斜角が急なときは、滑落してきた硬貨Cが隔置部17の外周面に衝突して跳ね返り、再度搬入口18に戻ってきたときに、硬貨収容部16がその位置に存在することに確実性はなく、仮にその位置に硬貨収容部16が存在したとしても、硬貨収容部16に滑落による慣性力で進入した硬貨Cが硬貨収容部16の底部に衝突して搬送ディスク13上に跳ね上がったり、シュータ内に跳ね返されてしまう場合があり、保守時間の増加や空送りの硬貨収容部16の増加により、硬貨選別処理における処理効率を低下させてしまう結果になる。
また、シュータの傾斜角が緩く(水平を含む。)、繰出された硬貨が繰出される後続硬貨により押されながら搬入口18に達するような場合は、仮に隔置部17がその位置に存在するときは、硬貨収容部16が回転してきたときに、当該硬貨が搬入口18から硬貨収容部16へ進入することになるが、進入速度が遅いと搬入口18と硬貨収容部16の入口との間に当該硬貨が挟まって搬送ディスク13を停止させたり、その硬貨収納部16に進入しきれず押し戻されたりしてしまう場合があり、保守時間の増加や空送りの硬貨収容部16の増加により、硬貨選別処理における処理効率を低下させてしまう結果になる。
この点、本実施例の硬貨選別処理においては、上記のように、搬送ローラ対27により搬入口18の直前で待機させた待機硬貨を、位置検出センサ22によるスリット21aの検出を基準として、間欠駆動により搬送ディスク13が硬貨搬入位置に停止したタイミングで搬送ローラ対27により硬貨収容部16に搬入するので、硬貨Cを適切な速度で硬貨収容部16へ確実に搬入することができ、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
また、硬貨Cが不連続に繰出された場合や搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持時に比較的重度の滑りが発生した場合であっても、硬貨処理装置の制御部41がその状態を自動的に復旧させながら硬貨選別処理を実行するので、保守作業の発生を抑制して硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
更に、本実施例の硬貨Cの搬入方向Aは、搬送ディスク13の回転中心より搬送方向の前方側にずらして設定してあるので、搬入する硬貨Cを硬貨収容部16に対して斜めに進入させることができ、搬入する硬貨Cの進入を円滑にして、搬入口18と硬貨収容部16の入口との間に当該硬貨が挟まること等による搬送ディスク13の停止を防止することができ、保守作業の発生を更に抑制することができる。
更に、本実施例の3つの識別センサ34は、3つの隔置部17に分割して配置してあるので、硬貨収容部16のピッチを狭くすることが可能になり、搬送ディスク13の1回転で選別できる硬貨Cの処理数を増加させて、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、水平に配置された繰出回転円盤上に投入された硬貨を1枚毎に分離して繰出す繰出ユニットの分離ゲートと、外周縁部に形成された複数の硬貨収容部に収容された硬貨を、一定周期で間欠回転しながら水平に搬送する搬送ディスクを有する選別ユニットの硬貨の搬入口との間を連結する水平に配置された硬貨通路で連結し、硬貨通路の、搬入口の直前に搬入される硬貨を挟持して待機位置に待機させる一対の搬送ローラ対を設け、搬送ディスクの硬貨収容部が硬貨搬入位置に停止したときに、搬送ローラ対を回転させて、待機位置に待機させた待機硬貨を硬貨収容部に搬入するようにしたことによって、硬貨Cを硬貨収容部に確実に搬入することができると共に、硬貨Cの搬入時間を短縮して一定周期の間欠駆動における搬送ディスクの停止時間T2を短く設定することができ、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
以下に、図10および図11を用いて本実施例の硬貨処理装置について説明する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の硬貨処理装置は、上記実施例1と同様に構成されている。
また、硬貨選別処理の作動は、原則として上記実施例1と同様であるが、実施例1の図5に示した5枚目の硬貨Cのように、制御部41が、搬入検出センサ24が搬入された硬貨Cを検出(ON)したときから搬入終了判定時間T5の経過後に、一旦搬送ローラ対27の駆動を停止し、その後の待機検出センサ31による待機硬貨の存否の確認時に不存在を検出(OFF)して搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を再開し、位置検出センサ22が次のスリット21aの検出した後に待機検出センサ31が待機硬貨を検出(ON)した場合は、ディスク回転モータ15の駆動を停止せずに、次の1ピッチ分の駆動を連続して行う非通常時制御を実行することが異なっている。
以下に、図10および図11に示すフローチャートおよびタイムチャートを用い、図10にSC、SDで示すステップに従って、本実施例の硬貨処理装置による硬貨選別処理の硬貨の繰出搬入処理について説明する。なお、ステップ名は繰出搬入動作をSCで、搬送動作をSDで表す。
本実施例のステップSC1〜SC13の作動は、上記実施例1のステップSA1〜SA13の作動と同様であるので、その説明を省略する。
また、本実施例のステップSD1〜SD4の作動は、上記実施例1のステップSB1〜SB4の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、繰出ユニット1から繰出された最初の硬貨Cが搬送ローラ対27に挟持されるまでの間は、図11に示す1枚目(最初)の硬貨Cのように、以下に説明する非通常時制御によって、搬送ディスク13は停止せずに連続駆動され、最初の硬貨Cが搬送ローラ対27に挟持され、待機硬貨が待機検出センサ31によって検出(ON)されたときから、上記実施例1と同様の繰出搬入動作が行われる。
SD5、ディスク駆動停止判定時間T3の経過を認識した制御部41は、その経過時に待機検出センサ31によって待機硬貨の存否を確認し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)しているときは(図11の2枚目、3枚目、6枚目に粗い破線で示す下向きの矢印参照)、ステップSD6へ移行する。待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)しているときは(図11の1枚目、4枚目、5枚目に粗い破線で示す下向きの矢印参照)、接続子Dを介してステップSD1へ移行し、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を継続し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)したときに、通常時の制御に復帰する。
SD6、ディスク駆動停止判定時間T3の経過を認識し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出していることを認識した制御部41は、ディスク回転モータ15の駆動を停止し(図11の2枚目の硬貨等参照)、搬送ディスク13の回転が完全に停止したときに、検出されたスリット21aに対応する硬貨収容部16を搬入口18に対向させた硬貨搬入位置に停止させる(図6参照)。
その後のステップSD7の作動は、上記実施例1のステップSB6の作動と同様であるので、その説明を省略する。
このようにして、本実施例の搬送ディスク13の一定周期での間欠駆動における非通常時制御が行われる。
上記のように、本実施例の繰出搬入処理においては、図11の1〜3枚目に示す連続状態における繰出搬入動作、図11の4枚目に示す不連続状態等における搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持が比較的短い時間で終了した場合の繰出搬入動作は、上記実施例1と同様であるが、図11の5枚目の硬貨Cのように、搬送ローラ対27による後続硬貨の挟持に比較的長い時間を要し、位置検出センサ22が次のスリット21aの検出した後のディスク駆動停止判定時間T3の経過時に、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)している場合は、搬送ディスク13の駆動を停止せずにその駆動を継続する非通常時制御を行うので、硬貨Cが収容されていない硬貨収容部16が存在する空送りが生ずることになるが、先に硬貨収容部16に収納された先行硬貨は、その識別等の処理を早期に行うことが可能になり、空送りとなった後続硬貨は停止時間T2を省略して次の硬貨収容部16に早期かつ確実に収容することができると共に、硬貨の投入時や繰出ユニット1内の硬貨Cの残量が少なくなった硬貨選別処理の終了前等の硬貨の不連続状態等における搬送ディスク13の停止時間T2を無くして、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
なお、本実施例では、ディスク駆動停止判定時間T3の経過時に、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出している場合は、搬送ディスク13の駆動を停止せずにその駆動を継続するとして説明したが、ディスク駆動停止判定時間T3の経過後に、一旦搬送ディスク13の駆動を停止し、その停止時に待機検出センサ31によって待機硬貨の存否を検出し、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出している場合に搬送ディスク13の駆動を再開するようにしてもよい。このようにしても、硬貨の不連続状態における搬送ディスク13の停止時間T2を最短にして、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
この場合に、前記した作動は、上記ステップSD5とSD6とを入替えることによって、その実行が可能になる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、硬貨Cの搬入動作時に、搬入検出センサが搬入された硬貨を検出した後に搬送ローラ対の駆動を停止したときに、待機検出センサが待機硬貨を検出していない場合は、搬送ローラ対の駆動を再開し、その再開後に、一定周期で搬送ディスクを停止させるときに、待機検出センサが硬貨を検出していない場合は、搬送ディスクの駆動を継続するようにしたことによって、先に硬貨収容部に収納された先行硬貨は、その処理を早期に行うことが可能になり、空送りとなった後続硬貨は停止時間T2を省略して次の硬貨収容部に早期かつ確実に収容することができると共に、不連続状態等における搬送ディスクの停止時間T2を無くして、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
以下に、図12および図13を用いて本実施例の硬貨処理装置について説明する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の硬貨処理装置は、上記実施例1と同様に構成されている。
また、硬貨選別処理の作動は、搬送ディスク13の駆動の停止時間が変化することが、実施例1と異なっている。このため、本実施例の間欠駆動は、一定周期の間欠駆動ではなく、待機硬貨を挟持した搬送ローラ対27の駆動停止時に、停止中の搬送ディスク13の駆動を開始する周期性のない間欠駆動となる。なお、硬貨収容部16の1ピッチ分の駆動時間、つまり位置検出センサ22によるスリット21aの検出後におけるディスク駆動停止判定時間T3の経過後の停止による駆動時間は、変化しない。
以下に、図12および図13に示すフローチャートおよびタイムチャートを用い、図12にSE、SFで示すステップに従って、本実施例の硬貨処理装置による硬貨選別処理の硬貨の繰出搬入処理について説明する。なお、ステップ名は繰出搬入動作をSEで、搬送動作をSFで表す。
本実施例のステップSE1〜SE5の作動は、上記実施例1のステップSA1〜SA15の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、繰出ユニット1から繰出された最初の硬貨Cが搬送ローラ対27に挟持されるまでの間は、図13に示す1枚目(最初)の硬貨Cのように、搬送ディスク13は停止した状態になっている。
SE6、待機検出センサ31が硬貨Cを検出したことを認識した制御部41は、搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止し、これと同時に、ステップSF1において、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を開始する(図13の1枚目参照)。
そして、制御部41は、搬送ローラ対27に挟持された硬貨Cを規定の待機位置で待機させ(図6参照)、待機硬貨を挟持した搬送ローラ対27の駆動を停止した待機状態で待機する。
SF2、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を開始した制御部41は、上記実施例1のステップSB2と同様に、位置検出センサ22が位置決め部材21のスリット21aを位置検出センサ22が検出するのを待って待機し、位置検出センサ22がスリット21aを検出(OFF)したときに、ステップSF3へ移行する。位置検出センサ22がスリット21aを検出しない場合は、前記の待機を継続する。
その後のステップSF3、SF4の作動は、上記実施例1のステップSB3、SB4の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SF5、ディスク駆動停止判定時間T3の経過を認識した制御部41は、ディスク回転モータ15の駆動を停止し、搬送ディスク13を硬貨搬入位置に停止させた状態で、制御部41による搬送ディスク13の駆動開始(接続子Fを介して接続するステップSF1)を待って待機する。
その後のステップSE7〜SE9の作動は、上記実施例1のステップSA7〜SA9の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SE10、搬入検出センサ24が硬貨Cを検出したことを認識した制御部41は、その時計機能により、搬入検出センサ24が搬入された硬貨Cを検出(ON)したときからの、記憶部42に格納されている所定の搬入終了判定時間T5の経過を待って待機し、経過時間が搬入終了判定時間T5未満の場合は前記の待機を継続する。
経過時間が搬入終了判定時間T5以上になったときは、搬送ローラ対27を駆動状態にしたまま、接続子Z3を介してステップSE4へ移行し、待機検出センサ31によって待機硬貨の存否を確認し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)しているときは(図13の2枚目、4枚目に破線で示す下向きの矢印参照)、ステップSE6へ移行して搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止し、待機硬貨を挟持した搬送ローラ対27を待機状態で待機させる。
また、ステップSE4へ移行したときに、待機検出センサ31が待機硬貨の不存在を検出(OFF)しているときは(図13の3枚目に破線で示す下向きの矢印参照)、ステップSE4による待機検出センサ31による待機硬貨の検出(ON)、またはステップSE5による終了判定時間の経過を待って待機し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)したときに(図13の3枚目に破線で示す上向きの矢印参照)、ステップSE6へ移行して搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動を停止し、待機硬貨を挟持した搬送ローラ対27を待機状態で待機させる。
この搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動の停止と同時に、制御部41は、ステップSF1において、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を開始する(図13の2〜4枚目参照)。
このようにして、搬送ディスク13の駆動停止時間を可変にした間欠駆動よる本実施例の繰出搬入処理が実行される。
上記のように、本実施例の繰出搬入処理においては、図13の2枚目、4枚目に示すように、連続状態における繰出搬入動作においては、搬入検出センサ24が搬入された硬貨Cを検出したとき(ON)から搬入終了判定時間T5の経過後に、搬送ローラ対27の駆動を停止するときに、搬送ディスク13の駆動を開始し、図13の3枚目に示すように、不連続状態等における繰出搬入動作においては、搬入終了判定時間T5の経過後に、待機検出センサ31が待機硬貨を検出していない場合は(OFF)、搬送ローラ対27の駆動を継続し、待機検出センサ31が待機硬貨の存在を検出(ON)したときに、搬送ローラ対27の駆動を停止すると共に、搬送ディスク13の駆動を開始するので、硬貨収容部16の空送りを発生させることなく、硬貨Cを硬貨収容部16に1枚ずつ確実に搬入することができると共に、搬送ディスク13の駆動停止時間を必要最小限にして、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、硬貨Cの搬入動作時に、搬入検出センサが搬入された硬貨を検出した後に搬送ローラ対の駆動を停止したときに、搬送ディスクの駆動を開始するようにしたことによって、硬貨Cを硬貨収容部に1枚ずつ確実に収容することができると共に、搬送ディスクの駆動停止時間を必要最小限にして、硬貨選別処理における処理効率を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては、識別部は3つの識別センサからなるとして説明したが、識別センサの数は前記に限らず、1以上であれば、1もしくは2または4以上であってもよい。
また、上記各実施例においては、識別部33の3つの識別センサ34は、硬貨搬入位置に停止した搬送ディスク13の隔置部17にそれぞれ対向する位置に配置する(図2参照)として説明したが、図14に示すように、各識別センサ34を1つの隔置部17に対向させて、一括配置するようにしてもよい。このようにすれば、各識別センサ間のピッチを狭くすることができ、硬貨処理装置の小型化を図ることができる。
更に、硬貨Cの排出口は、リジェクト口と正常硬貨排出口の2箇所であるとして説明したが、正常硬貨排出口を硬貨Cの金種毎に設けるようにしてもよい。この場合には、搬送方向の最下流の排出穴を単なる穴とし、他の排出穴には開閉シャッタを設けるようにするとよい。
更に、硬貨Cの搬入動作における搬送モータ29による搬送ローラ対27の駆動開始は、位置検出センサ22が位置決め部材21のスリット21aを検出してから搬入開始判定時間T4の経過時であり、その搬入開始判定時間T4は、ディスク回転モータ15による搬送ディスク13の駆動を停止するディスク駆動停止判定時間T3以上の時間であるとして説明したが、図15に示すように、搬入開始判定時間T4を、ディスク駆動停止判定時間T3よりΔT時間短いT4a時間として、ディスク駆動停止判定時間T3の経過の直前に搬送ローラ対27の駆動を開始するようにしてもよい。
これは、図16に示すように、U字状の硬貨収容部16の入口の幅は、取扱う硬貨Cの中で最大直径の硬貨Cの直径より大きく設定されているのに対し、硬貨Cが円形であるため、その搬入動作の初期においては、図16に破線で示すように、硬貨Cの外周面と硬貨収容部16の入口との間に搬送方向の余裕があるので、搬送ディスク13が硬貨搬入位置に停止する直前に、待機硬貨の搬入方向Aへの搬入を開始しても、硬貨Cの外周面と硬貨収容部16の入口とが干渉することがないからである。
このようにすれば、上記実施例1および実施例2における搬送ディスク13の停止時間T2、並びに実施例3における駆動停止時間を更に短縮して、硬貨選別処理における処理効率を更に向上させることができる。
1 繰出ユニット
2 繰出ハウジング
2a、12a 底板
2b、12b 側壁
3 繰出回転円盤
4、14 回転軸
5 繰出モータ
5a、15a、29a ギヤ列
7 投入部
7a 落下口
8 分離ゲート
9 幅寄せガイド
11 選別ユニット
12 選別ハウジング
13 搬送ディスク
15 ディスク回転モータ
16 硬貨収容部
17 隔置部
18 搬入口
19 ガイド部
21 位置決め部材
21a スリット
22 位置検出センサ
24 搬入検出センサ
26 硬貨通路
27 搬送ローラ対
27a 第1の搬送ローラ
27b 第2の搬送ローラ
29 搬送モータ
31 待機検出センサ
33 識別部
34a、34b、34c 識別センサ
36 リジェクト口
36a リジェクト口開閉シャッタ
38 正常硬貨排出口
41 制御部
42 記憶部

Claims (12)

  1. 出ハウジング内に配置された繰出回転円盤上に投入された硬貨を1枚毎に分離して繰出す分離ゲートを有する繰出ユニットと
    別ハウジング内に配置され、外周縁部に隔置部で仕切られた複数の硬貨収容部が形成された搬送ディスクと、前記硬貨収容部に搬入される硬貨を通過させる搬入口とを有する選別ユニットと、
    前記繰出ユニットの分離ゲートと、前記選別ユニットの搬入口との間を連結する硬貨通路と、
    前記硬貨通路に配置され、搬入される硬貨を挟持して搬送する搬送手段と、を備え、
    前記搬送ディスクを間欠駆動し、
    前記搬送ディスクの硬貨収容部を前記搬入口に対向させた硬貨搬入位置に停止させたときに、前記搬送手段により硬貨を前記硬貨収容部に搬入することを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記繰出ハウジングは、水平に配置されていることを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1において、
    前記選別ハウジングは、水平に配置されていることを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項1において、
    前記硬貨通路は、水平に配置されていることを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 請求項1において、
    前記搬送手段は、一対の搬送ローラからなる搬送ローラ対であって、
    前記搬送ローラ対は、前記硬貨通路の、前記搬入口の硬貨の搬入方向の上流側に配置され、搬入される硬貨を挟持して待機位置に待機させる機能と、
    前記搬送ディスクの硬貨収容部を前記搬入口に対向させた硬貨搬入位置に停止させたときに、前記搬送ローラ対を回転させて、待機位置に待機させた硬貨を前記硬貨収容部に搬入する機能と、を有することを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 水平に配置された繰出ハウジング内に配置された繰出回転円盤上に投入された硬貨を1枚毎に分離して繰出す分離ゲートを有する繰出ユニットと、
    水平に配置された選別ハウジング内に配置され、外周縁部に隔置部で仕切られた複数の硬貨収容部が形成された搬送ディスクと、前記硬貨収容部に搬入される硬貨を通過させる搬入口とを有する選別ユニットと、
    前記繰出ユニットの分離ゲートと、前記選別ユニットの搬入口との間を連結する水平に配置された硬貨通路と、
    前記硬貨通路の、前記搬入口の硬貨の搬入方向の上流側に配置され、搬入される硬貨を挟持して待機位置に待機させる一対の搬送ローラからなる搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対の挟持部の前記搬入方向の下流側に配置され、前記待機位置に待機させた硬貨を検出する待機検出センサと
    貨搬入位置に停止している硬貨収容部に搬入された硬貨を検出する搬入検出センサと、
    前記選別ユニットの搬送ディスクと、前記搬送ローラ対との駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記硬貨収容部を前記搬入口に対向させた硬貨搬入位置に停止させながら、前記搬送ディスクを間欠駆動する手段と、
    前記待機検出センサが硬貨を検出していない場合は、前記搬送ディスクを間欠駆動しながら、前記搬送ローラ対を前記待機検出センサが硬貨を検出するまで駆動する手段と、
    前記待機検出センサが硬貨を検出している場合は、前記搬送ディスクを硬貨搬入位置に停止させたときに、前記搬送ローラ対を駆動して前記待機位置の硬貨を前記硬貨収容部に搬入する手段と、
    前記硬貨収容部に搬入された硬貨を前記搬入検出センサが検出した後に前記搬送ローラ対の駆動を停止する手段と、を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 請求項において、
    前記制御部は、
    前記搬入検出センサが搬入された硬貨を検出した後に前記搬送ローラ対の駆動を停止したときに、前記搬送ディスクの駆動を開始する手段を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項において、
    前記間欠駆動を、一定周期の間欠駆動としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 請求項において、
    前記制御部は、
    前記搬入検出センサが搬入された硬貨を検出した後に前記搬送ローラ対の駆動を停止したときに、前記待機検出センサが硬貨を検出していない場合は、前記搬送ローラ対の駆動を再開する手段を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  10. 請求項において、
    前記制御部は、
    前記搬送ローラ対の駆動を再開した後に、前記一定周期で搬送ディスクを停止させるときに、前記待機検出センサが硬貨を検出していない場合は、前記搬送ディスクの駆動を継続する手段を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 請求項において、
    前記制御部は、
    前記搬送ローラ対の駆動を再開した後に、前記一定周期で搬送ディスクを停止させたときに、前記待機検出センサが硬貨を検出していない場合は、前記搬送ディスクの駆動を再開する手段を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  12. 請求項ないし請求項11のいずれか一項において、
    前記制御部は、
    前記搬送ディスクを硬貨搬入位置に停止させる直前に、硬貨を搬入するための前記搬送ローラ対の駆動を開始することを特徴とする硬貨処理装置。
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