JP5486485B2 - 緑化壁用ブロック - Google Patents

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本発明は、擁壁の表面を緑化して自然な景観を得ることができる緑化壁用ブロックに関するものである。
従来から、緑化用コンクリートブロックを用いて擁壁などを建設することにより、自然な景観が得られるようにしている。
この緑化用コンクリートブロックとしては、例えば特開2003−3498号(特許文献1)がある。
この特許文献1を簡単に説明すると、立てて配置されるポーラスコンクリートからなる鏡壁と、鏡壁に対向して立てて配置される控え壁と、鏡壁と控え壁に挟まれこれらに交差する方向に配置され同鏡壁と控え壁を連接する複数の連接壁とを有し、連接壁は、水の上下浸透空隙を形成するように鏡壁と控え壁とを含む平面外形輪郭により形成される面積よりも小さな面積部分を区画するように配置され、連接壁どうしに接合され、かつ鏡壁の背面が直接に臨むような保水空隙を連接壁とともに形成する底壁を備え、これら鏡壁と控え壁と連接壁と底壁とが一体接合して構成されている。
そして、この特許文献1によれば、ポーラスコンクリートからなる鏡壁の表面に種子が付着しポーラスコンクリート空隙内に根を生やすことができて植物が育成し、鏡面を緑化できるとともに、保水空隙に保水性物質などを投入して保水でき、この保水している水分を絶えず鏡面に直接補給し、長期間の外部からの水分補給がなくても植物が枯れることなく緑化を維持でき、それによって、法面を早期に緑化できるとともに、環境や景観を常時良好に維持することができる。
特開2003−3498号公報
上記特許文献1は、鏡壁の背面側の保水空隙に保水性物質などを投入することによって保水性を得る構成であるが、仮にこの保水空隙に保水性物質を予め工場などで投入しておいたものを現場に持ち込むようにすると、現場までの運搬時に保水性物質が保水空隙からこぼれ落ちてしまうおそれがあるので、好ましくない。
だからといって、現場にて据え付けた後に保水空隙に保水性物質を投入するようにすることは、その投入作業の手間が生じるために施工能率の低下を招いてしまう。
本発明は、このような従来の緑化用コンクリートブロックの問題点を見い出し、これを解決しようとするもので、予め保水材が前壁部の緑化用板部に組み込まれていて現場にて据え付けるだけで保水性のある擁壁などが完成する緑化壁用ブロックを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
保水材1をポーラスコンクリート2で前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリート2が表出する緑化用板部3を形成し、この緑化用板部3を普通コンクリート製のブロック体4の前壁部5に設けて成る緑化壁用ブロックであって、前記ブロック体4は、前記前壁部5の後方に通水用空洞部7を備えると共に、この前壁部5に、この前壁部5を前後方向に貫通して前記通水用空洞部7と連通する排水用開口部11を設け、前記緑化用板部3は、前記保水材1の後面側を被覆する前記ポーラスコンクリート2の後面被覆部2Aを、前記排水用開口部11の開口形状に合致する形状に形成し、この後面被覆部2Aを排水用開口部11に嵌合して前記緑化用板部3を前記ブロック体4の前壁部5に付設する構成とすると共に、この排水用開口部11に嵌合する後面被覆部2Aが前記通水用空洞部7に臨設する構成としたことを特徴とする緑化壁用ブロックに係るものである。
また、板状の前記保水材1を前記ポーラスコンクリート2で前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリート2が表出する前記緑化用板部3を形成し、この緑化用板部3を前記ブロック体4の前壁部5に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の緑化壁用ブロックに係るものである。
また、前記前壁部5と略同形状若しくは前壁部5よりやや小型となる形状の前記保水材1を採用したこと特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の緑化壁用ブロックに係るものである。
また、前記ブロック体4は、このブロック体4の内部若しくはブロック体4の後方側に存する水分を前記前壁部5側へと排水する水抜路6を設け、この水抜路6の前壁部5側の端部を前記緑化用板部3に臨設状態に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緑化壁用ブロックに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前壁部に設けられた緑化用板部の少なくとも前面部に表出するポーラスコンクリートに植物が良好に生育できると共に、この緑化用板部の保水材が雨や土中の水分などを保水してこの保水材から緑化用板部に生育する植物に水分を供給できるために植物を枯らすことがなく、しかも、保水材の水分が蒸発することにより緑化用板部に温度低下効果(気化熱発散効果)が発揮されるので、ヒートアイランド現象の緩和などが期待できると共に、ポーラスコンクリートの吸音効果により騒音の低減効果も期待でき、その上、保水材は、ポーラスコンクリートによって前後から挟み込まれているので、運搬時に保水材が脱落するようなこともなく、従って、工場などで製造された本緑化壁用ブロックを現場に据え付けるだけで保水性がある植生に有利な緑化擁壁を構築可能となる極めて実用性に優れた緑化壁用ブロックとなる。
また、本発明においては、ブロック体の通水用空洞部に流れ込んだ水分が緑化用板部へと供給されて保水材に保水されるので、一層保水効率が向上して植生に有利な環境を提供できる優れた構成の緑化壁用ブロックとなる。
また、請求項2記載の発明においては、保水材を有する構成でありながら緑化用板部を薄厚化できるので、不必要に大型化して取扱性を損なうことがないなど、一層実用性に優れた構成の緑化壁用ブロックとなる。
また、請求項3記載の発明においては、前壁部の広範囲にある保水材で良好に保水できると共に、緑化用板部の広範囲に保水材によって良好に水分を供給できるので、一層植生に有利な環境を提供できる優れた構成の緑化壁用ブロックとなる。
また、請求項4記載の発明においては、ブロック体の内部に流れ込んだ水分やブロック体の後方側の土中に存する水分が水抜路から緑化用板部へと供給されて保水材に保水されるので、一層保水効率が向上して植生に有利な環境を提供できる優れた構成の緑化壁用ブロックとなる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す緑化用板部を省略した斜視図である。 本実施例を示す正面図である。 本実施例を示す側断面図である。 本実施例の使用状態を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の緑化壁用ブロックは、前壁部5に設けられた緑化用板部3の少なくとも前面部にポーラスコンクリート2が表出するので、このポーラスコンクリート2の空隙に植物の種子が付着し易い上に空隙に根付き易く、尚且つ空隙に水や空気が流通し易いのでこの緑化用板部3に植物が良好に生育することになる。
また、保水材1をポーラスコンクリート2で被覆して形成したこの緑化用板部3は、その保水材1に雨や土中の水分などを保水することができ、この保水材1から緑化用板部3に生育する植物に水分を供給できるので、植物を枯らすことがない。
また、保水材1に保水された水分が蒸発することによって気化熱発散作用が得られることになり、これに伴って緑化用板部3の前面の温度も低下することになる。従って、本発明の緑化壁用ブロックを用いることによって温度低下作用が発揮されるので、ヒートアイランド現象の緩和などが期待できる。
また、連続空隙を有するポーラスコンクリート2は、吸音作用が得られるので、車両の通行などによる騒音の低減も期待できる。
また、保水材1は、ポーラスコンクリート2によって前後から挟み込まれているので、本緑化壁用ブロックを運搬する時に保水材1が脱落するようなことはない。
従って、単に本緑化壁用ブロックを現場に据え付けるだけで保水性がある植生に有利な緑化擁壁ができあがる。
また、例えば、板状の前記保水材1を前記ポーラスコンクリート2で前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリート2が表出する前記緑化用板部3を形成し、この緑化用板部3を前記ブロック体4の前壁部5に設けて成ることとすれば、保水材1が板状のためにこの保水材1を被覆ポーラスコンクリート2で被覆しても緑化用板部3を薄厚化でき、これによりブロック体4の大型化を招きにくい。
また、例えば、前記前壁部5と略同形状若しくは前壁部5よりやや小型となる形状の前記保水材1を採用すれば、前壁部5の広範囲にある緑化用板部3の保水材1によって雨などを良好に保水できると共に、緑化用板部3の広範囲に保水材1によって良好に水分を供給できるので、一層植生に有利な環境となる。
また、例えば、前記ブロック体4は、このブロック体4の内部若しくはブロック体4の後方側に存する水分を前記前壁部5側へと排水する水抜路6を設け、この水抜路6の前壁部5側の端部を前記緑化用板部3に臨設状態に設ければ、ブロック体4の内部に流れ込んだ水分やブロック体4の後方側の土中に存する水分が水抜路6を介して緑化用板部3へと供給されて保水材1に保水されることになるので、一層保水効率が向上する。
また、例えば、前記ブロック体4は、前記前壁部5の後方に通水用空洞部7を備えると共に、この前壁部5に、この前壁部5を前後方向に貫通して前記通水用空洞部7と連通する排水用開口部11を設け、前記緑化用板部3は、前記保水材1の後面側を被覆する前記ポーラスコンクリート2の後面被覆部2Aを、前記排水用開口部11の開口形状に合致する形状に形成し、この後面被覆部2Aを排水用開口部11に嵌合して前記緑化用板部3を前記ブロック体4の前壁部5に付設する構成とすると共に、この排水用開口部11に嵌合する後面被覆部2Aが前記通水用空洞部7に臨設する構成とすれば、ブロック体4の通水用空洞部7に流れ込んだ水分が緑化用板部3へと供給されて保水材1に保水されることになるので、一層保水効率が向上する。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例のブロック体4は、普通コンクリート製とし、方形板状の前壁部5と左壁部8と右壁部9と後壁部10とを有する平面視方形枠状体に一体成形し、この前壁部5と左壁部8と右壁部9と後壁部10とに囲まれて上下方向に貫通する通水用空胴部7を有する構成としている。
また、このブロック体4は、左壁部8と右壁部9とを左右対称の略平行四辺形状として、側面視で前壁部5と後壁部10とが略平行に後傾斜する形状に成形している。即ち、斜面への適用に適したタイプを図示している。また、左壁部8と右壁部9の上縁部に位置決め用凸部14を設ける一方、この位置決め用凸部14が凹凸嵌合する位置決め用凹部15を左壁部8と右壁部9の下縁部に設けて、ブロック体4を上下に段積みした際にこの位置決め凸部14と位置決め凹部15とを凹凸嵌合することによって上下のブロック体4の前壁部5の前面部が略面一状態で位置決めされる構成としている。
また、このブロック体4は、前壁部5の上下方向の中ほどより下側であって左右方向の略中央部分が前後方向に貫通する形状に成形して、この前壁部5の貫通部分を前記通水用空洞部7と連通する排水用開口部11としている。
また、左壁部8と右壁部9は、前壁部5と後壁部10に対してやや内寄りに対向配置し、これにより前壁部5と後壁部10の左右端部が左壁部8と右壁部9より左右外側に位置する構成としており(図1,図2参照)、この前壁部5の左右端部と後壁部10の左右端部には、夫々水抜孔12を前後方向に貫通形成し、施工時にはこの前壁部5の左右の水抜孔12と後壁部10の左右の水抜孔12とに架設状態に水抜パイプ13を挿通して、この前後方向に架設した水抜パイプ13がブロック体4の後壁部10より後方側の土中に存する水分を前記前壁部5側へと排水する水抜路6として機能するように構成している。
また、後壁部10の、前記通水用空洞部7の後方に位置する部位にも水抜孔12Aを前後方向に貫通形成し、この水抜孔12Aに挿通した水抜パイプ13の前端部を前記前壁部5の排水用開口部11に臨設配設し得るように構成して、この水抜孔12Aと排水用開口部11との間に架設した水抜パイプ13もブロック体4の後壁部10より後方側の土中に存する水分を前記前壁部5側へと排水する水抜路6として機能するように構成している。
本実施例は、このブロック体4の前壁部5に、緑化用板部3を設けている。
この緑化用板部3は、前壁部5の前面部の形状と略合致する方形板状に形成している。即ち、前壁部5の前面部の全範囲にこの緑化用板部3が表出する構成としている。
また、この緑化用板部3について具体的に説明すると、保水材1をポーラスコンクリート2で前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリート2が表出する板状体に構成している。
更に詳しくは、前壁部5より一回り小型な方形薄板状の保水材1を前側板面と上下左右縁部をポーラスコンクリート2で被覆して、保水材1の前面側と上下左右縁部とが前方及び上下左右方向へ表出せずにこのポーラスコンクリート2が前面及び上下左右側面として表出する板状体であって、前壁部5の外形状と略同形状となる板状体(緑化用板部3)に形成している。また、保水材1は、その左右部が前壁部5の左右の水抜孔12に臨設する形状に形成して、この左右の水抜路6から直接的に水分が保水材1へと供給されるように構成している。
また、保水材1の下縁の中央部からポーラスコンクリート2を後方に回り込ませて保水材1の後面側もポーラスコンクリート2で被覆して、保水材1がポーラスコンクリート2で前後から挟み込まれるように被覆される構成とすると共に、この保水材1の後面側(の一部)を被覆するポーラスコンクリート2の後面被覆部2Aは、前記排水用開口部11の開口形状に合致する形状に形成している。
従って、この緑化用板部3を前壁部5に外径を合致させて前壁部5の前面部に付設した際に、後面被覆部2Aが前記排水用開口部11に嵌合配置する構成としている。
また、この後面被覆部2Aは、その後面が排水用開口部11に嵌合配置した際に前壁部5の後面と略面一状態となるにように被覆厚を設定している。また、図面では、保水材1の後面被覆部2Aが被覆する部位の厚さを他の部位よりも厚く形成した場合を示している。
従って、この後面被覆部2Aを介して前記通水用空洞部7と前記緑化用板部3とを臨設状態に設けている。また、前記ブロック体4中央部の水抜路6を構成する水抜パイプ13の前端部をこの後面被覆部2Aに臨設配設し得るように構成している。
また、ここで保水材1について説明すると、表面に無数の極小孔を具備していて水を蓄えることができる構造のものを採用している。尚、この保水材1は、人工物,天然物のどちらを採用しても良いが、本実施例では保水材1として吸水性軽石を採用している。
この保水材1は、表面の極小孔が水分によって塞がれることで保水されると共に、極小孔に保水された水分が蒸発する際に気化熱発散効果を発揮して温度低下作用が得られるものである。尚、本実施例の場合、この保水材1の前面側がポーラスコンクリート2によって被覆されるために、ポーラスコンクリート2がフィルターの機能を果たして保水材1の極小孔の目詰まり防止効果が期待できる。
また、ポーラスコンクリート2は、植物の種子が付着し易く、根が生育し易い連続空隙率を有するものであれば良い。
次に、本実施例の緑化壁用ブロックを用いた擁壁の施工方法を説明する。
現場に施工した基礎16上にクレーンなどを利用してブロック体4を載置し、一段目の配列を終えたら、水抜孔12に水抜パイプ13を挿通して水抜路6を形成し、ブロック体4の通水用空洞部7に中込材18(練積みの場合はコンクリート,空積みの場合は土砂または砕石)を充填すると共に、左右に臨設するブロック体4の左壁部8と右壁部9の間の空間部に中込材18としてのコンクリートを充填して据え付けする。
所定の段数に至るまで上記作業を繰り返し、最上段のブロック体4を据え付けした後、最上段のブロック体4の上部に天端コンクリート17を打設して擁壁を完成する。
本実施例の緑化壁用ブロックを用いて構築した擁壁は、各ブロック体4の前部の緑化用板部3がポーラスコンクリート2製であるから、透水性があり、植生効果が得られる。従って擁壁面に植生し緑化される。
しかも、緑化用板部3は、保水材1をポーラスコンクリート2で被覆して形成したため、その保水材1に雨や前記水抜路6や通水用空洞部7(空積みの場合)から導かれた土中の水分などを保水することができ、この保水材1から緑化用板部3に生育する植物に水分を供給できるので、植物を枯らすことがない。
また、保水材1に保水された水分が蒸発する際の気化熱発散効果により、擁壁面(緑化用板部3の前面)の温度が低下することになり、これによりヒートアイランド現象の緩和などが期待できる。
また、連続空隙を有するポーラスコンクリート2は吸音効果を発揮するため、この吸音効果のあるポーラスコンクリート2が広範囲に表出する擁壁面によって、車両の通行などによる騒音の低減も期待できる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 保水材
2 ポーラスコンクリート
2A 後面被覆部
3 緑化用板部
4 ブロック体
5 前壁部
6 水抜路
7 通水用空洞部
11 排水用開口部

Claims (4)

  1. 保水材をポーラスコンクリートで前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリートが表出する緑化用板部を形成し、この緑化用板部を普通コンクリート製のブロック体の前壁部に設けて成る緑化壁用ブロックであって、前記ブロック体は、前記前壁部の後方に通水用空洞部を備えると共に、この前壁部に、この前壁部を前後方向に貫通して前記通水用空洞部と連通する排水用開口部を設け、前記緑化用板部は、前記保水材の後面側を被覆する前記ポーラスコンクリートの後面被覆部を、前記排水用開口部の開口形状に合致する形状に形成し、この後面被覆部を排水用開口部に嵌合して前記緑化用板部を前記ブロック体の前壁部に付設する構成とすると共に、この排水用開口部に嵌合する後面被覆部が前記通水用空洞部に臨設する構成としたことを特徴とする緑化壁用ブロック。
  2. 板状の前記保水材を前記ポーラスコンクリートで前後から挟み込むように被覆して少なくとも前面部にポーラスコンクリートが表出する前記緑化用板部を形成し、この緑化用板部を前記ブロック体の前壁部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の緑化壁用ブロック。
  3. 前記前壁部と略同形状若しくは前壁部よりやや小型となる形状の前記保水材を採用したこと特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の緑化壁用ブロック。
  4. 前記ブロック体は、このブロック体の内部若しくはブロック体の後方側に存する水分を前記前壁部側へと排水する水抜路を設け、この水抜路の前壁部側の端部を前記緑化用板部に臨設状態に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緑化壁用ブロック。
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