JP5485554B2 - 遊技機の役物装置 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機の役物装置に関し、特に、1対の可動役物が閉位置と開位置とに亙って回動し、各可動役物の一部が、その可動役物の一部に装着された第1,第2転動部材を介してベース部材の上ガイド面と下ガイド面にガイド支持されるものである。
従来、遊技機の役物装置において、1対の可動役物が、閉位置と開位置とに亙って夫々鉛直な支軸を介して回動自在にベース部材に支持されて、電動アクチュエータを有する役物駆動機構により回動駆動されるものが公知である(例えば、特許文献1参照)。尚、特許文献1の役物装置では、1対の可動役物が閉位置のときに第2の可動役物の前側を覆い、1対の可動役物が開位置のときに第2の可動役物の前側を開放し、この状態で、第2の可動役物が前後に往復移動する。
特許文献1の役物装置では、1対の可動役物が、夫々、可動役物本体部と可動役物支持部とを有する。可動役物本体部が支軸を中心とする円弧状に形成され、可動役物本体部の自由端と反対側の開側基端部に可動役物支持部の先端部が繋がり、可動役物支持部の基端部が支軸に連結されている。ベース部材は、各可動役物の可動役物支持部の先端側部分が描く円弧軌跡の下側にガイド部を有し、このガイド部に可動役物支持部の先端側部分が直接摺動自在に載置されガイド支持されている。
特開2007−29255号公報
特許文献1の役物装置のように、1対の可動役物が閉位置と開位置とに亙って回動し、各可動役物の可動役物支持部の先端側部分が、ベース部材のガイド部に直接摺動自在に載置されガイド支持されるものでは、可動役物支持部の先端側部分とガイド部との間に作用する摩擦抵抗が大きくなるため、1対の可動役物を回動させる駆動負荷が大きくなり、1対の可動役物を円滑に確実に回動させることができない虞があり、可動役物が閉位置又は開位置に静止した状態から移動開始時に動作遅れが生じ、つまり可動役物の動作応答性が悪くなる虞がある。以上の課題は可動役物が大型になるほど顕著になる。
一方、役物駆動機構のガタ(作動クリアランス)を吸収して、可動役物の動作応答性を良くするために、1対の可動役物をコイルバネで常時開側又は閉側に適度な力で付勢することが行われている(例えば、特許文献1参照)。しかし、前記摩擦抵抗により、役物駆動機構のガタを吸収する上記バネ機能を発揮させることができない虞がある。
また、1対の可動役物が閉位置から多少開き側へ位置してその間に隙間を生じた状態で静止することを防止し、1対の可動役物を閉位置に確実に保持するために、1対の可動役物をコイルバネで閉側に常時付勢した場合にも、前記摩擦抵抗により、1対の可動役物を閉位置に保持する上記バネ機能を発揮させることができない虞がある。
本発明の目的は、可動役物と可動役物をガイド支持するベース部材との間に作用する摩擦抵抗を軽減して、1対の可動役物を回動させる駆動負荷を低減し、1対の可動役物を円滑に確実に回動させることができ、可動役物の動作遅れが生じないように、つまり可動役物の動作応答性を良くすることができ、役物付勢手段を利用して1対の可動役物を閉位置に確実に保持することができる、遊技機の役物装置を提供することである。
請求項1の発明は、1対の可動役物(40)と、この1対の可動役物(40)を閉位置と開位置とに亙って夫々鉛直な支軸(41)を介して回動自在に支持するベース部材(50)と、1対の可動役物(40)を駆動する電動アクチュエータ(71)を有する役物駆動機構(70)とを備えた遊技機(1)の役物装置(16)において、前記ベース部材(50)は、各可動役物(40)の一部が描く円弧軌跡の上下両側に設けられ、可動役物(40)を閉位置と開位置とに亙ってガイド支持する為の上ガイド面(61)と下ガイド面(62)とを有し、前記各可動役物(40)の前記一部に装着され、上ガイド面(61)を転動する第1転動部材(63,63A)と下ガイド面(62)を転動する第2転動部材(64,64A)とを備え、前記各可動役物(40)は、可動役物本体部(42)と、前記支軸(41)に連結された可動役物支持部(43)とを有し、前記可動役物支持部(43)の先端部は、前記可動役物本体部(42)の回動方向開側の一端部に繋がり、前記第1,第2転動部材(63,63A,64,64A)が、前記可動役物支持部(43)の先端側部分又は前記可動役物本体部(42)の回動方向開側の一端部分に装着され、前記第1転動部材(63,63A)が第2転動部材(64,64A)よりも前記可動役物本体部(42)の回動方向閉側の自由端から回動方向開側へ離隔する位置に配置されたことを特徴とする。
本発明の遊技機の役物装置によれば、可動役物と可動役物をガイド支持するベース部材との間に作用する摩擦抵抗を軽減して、1対の可動役物を回動させる駆動負荷を低減し、1対の可動役物を円滑に確実に回動させることができ、可動役物の動作遅れが生じないように、つまり可動役物の動作応答性を良くすることができる。
パチンコ遊技機の正面図である。 役物装置の1対の可動役物が閉位置にある遊技盤の正面図である。 役物装置の1対の可動役物が開位置にある遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 役物装置の第1役物の斜視図である。 役物装置の第1役物の正面図である。 実施例1の役物装置の第1役物の要部透視状の平面図である。 実施例1の役物装置の役物ガイド機構と役物付勢機構を含む横断面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8のX −X 線断面図である。 図10に示す役物付勢機構の断面図である。 実施例2の図9相当図である。 実施例3の役物ガイド機構の断面図である。 実施例4の図8相当図である。 図14のXV−XV線断面図である。 実施例5の図10相当図である。 実施例6の1対の可動役物が閉位置にある役物装置の斜視図である。 実施例6の1対の可動役物が開位置にある役物装置の斜視図である。 図17のXIX −XIX 線断面図である。
本発明の遊技機の役物装置は、パチンコ遊技機に適用されるものであり、1対の可動役物と、1対の可動役物を閉位置と開位置とに亙って夫々鉛直な支軸を介して回動自在に支持するベース部材と、1対の可動役物を駆動する電動アクチュエータを有する役物駆動機構とを備え、ベース部材は、各可動役物の一部が描く円弧軌跡の上下両側に設けられ、可動役物を閉位置と開位置とに亙ってガイド支持する為の上ガイド面と下ガイド面とを有し、各可動役物の一部に装着され、上ガイド面を転動する第1転動部材と下ガイド面を転動する第2転動部材とを備えている。
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させるために操作する発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図2〜図4に示すように、遊技盤4には、遊技領域5に、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の普通入賞口14、画像表示器15、役物装置16、センタ役物17が装着され、遊技領域5外に遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物17のステージ下側に配置され、所謂電チューを含む構成で、上始動入賞口11a、下始動入賞口11b、下始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球を検出する始動口SW11d、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11eを有する。開閉部材11cは、閉塞位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。
ゲート12はセンタ役物17の左側に配置され、このゲート12を通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。ゲート12を遊技球が通過することを契機に行われる補助遊技抽選により当選した場合に、補助遊技が発生し、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の下始動入賞口11bが開放するように開閉部材11cを開閉動作させる。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、閉塞位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。
始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選で当選した場合に、大当り遊技が発生し、大入賞口装置13が作動して、通常は閉塞の大入賞口13aが開放するように開閉部材13bを開閉動作させる。各普通入賞口14には入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW14aが付設されている。
画像表示器15は、液晶ディスプレイからなり、センタ役物17に大きく設けられている。この画像表示器15には、始動入賞口10a,10bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄を用いて図柄変動や大当り抽選の結果が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示される。
役物装置16は、左右に開閉動作する左右1対の可動役物40を備えるとともに、1対の可動役物40で開閉される固定役物90と、固定役物90に対して上下に動作する第2の可動役物91とを備えている。この役物装置16については後で詳述する。尚、センタ役物17には、役物装置16の電飾以外に種々の電飾が設けられている。
遊技表示盤18は、遊技領域5の下部右側に前方へ向けて配置され、特別図柄表示器18a、普通図柄表示器18b、特別図柄保留表示器18c、普通図柄保留表示器18dを備え、これら表示器18a〜18dはLEDを発光源としている。特別図柄表示器18aでは、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選の結果が変動表示後に表示され、普通図柄表示器18bでは、ゲート12を遊技球が通過することを契機に行われる補助遊技抽選の結果が変動表示後に表示される。
始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球の数であって、特別図柄表示器18aの変動に供しない(後で大当り抽選の結果が得られる)特別図柄の保留数が最大で4つまで保留され、特別図柄保留表示器18cには、その特別図柄の保留数が表示される。同様に、ゲート12を通過した遊技球の数であって、普通図柄表示器18bの変動に供しない(後で補助遊技抽選の結果が得られる)普通図柄の保留数が最大で4つまで保留され、普通図柄保留表示器18dには、その普通図柄の保留数が表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口19から遊技領域5外へ排出される。
図4に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、メイン制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成されている。
メイン制御基板22が、始動口SW11d、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、普通入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板26からの制御情報に基づいて、電チューソレノイド11e、大入賞口ソレノイド13d、特別図柄表示器18a、普通図柄表示器18b、特別図柄保留表示器18c、普通図柄保留表示器18dを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27に制御情報を出力する。
払出制御基板26は、メイン制御基板22からの制御情報に基づいて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払い出し、メイン制御基板22に制御情報を出力する。演出制御基板27は、メイン制御基板22からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン31からの操作信号と、役物装置16からの各種情報に基づいて、役物装置16を制御し、画像制御基板28とランプ制御基板29に制御情報を出力する。演出ボタン31は貯留皿6の上面部に設けられている。
画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報に基づいて、画像表示器15とスピーカ32を制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報に基づいて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ33と盤ランプ34を制御する。スピーカ32と枠ランプ33は開閉扉3に設けられ、盤ランプ34は遊技盤4に設けられている。
役物装置16について詳しく説明する。
図2、図3、図5〜図11に示すように、役物装置16は、左右1対の可動役物40と、この1対の可動役物40を図2及び図7に実線で示す閉位置(待機閉位置、第1位置)と図3及び図7に仮想線で示す開位置(作動開位置、第2位置)とに亙って夫々鉛直な支軸41を介して回動自在に支持するベース部材50と、1対の可動役物40を夫々ベース部材50にガイド支持する1対の役物ガイド機構60と、1対の可動役物40を駆動するステッピングモータ71(電動アクチュエータ)を有する役物駆動機構70と、1対の可動役物40が図2及び図7に実線で示す閉位置を含む所定の閉位置側回動範囲内(第1位置側移動範囲内)に位置する場合にのみ作動して1対の可動役物40を夫々閉位置に付勢する1対の役物付勢機構80とを備えている。
図2、図3、図5〜図8に示すように、1対の可動役物40は、基本的に左右対称構造であり、夫々、支軸41を中心に例えば70度〜80度の角度範囲に設けられ、水平姿勢を保持して支軸41を中心に30度〜40度の角度に亙って回動動作する。各可動役物40は、支軸41を中心とする円弧状の可動役物本体部42と、この可動役物本体部42の自由端(回動方向閉側の自由端)と反対側の開側基端部(回動方向開側の一端部)に先端部が繋がり且つ基端部が支軸41に固定的に連結された可動役物支持部43とを有する。
可動役物本体部42は、その自由端側部分に、開側基端側部分よりも上下幅が大きいタイトルギミック42aを有し、そのタイトルギミック42aの前面部にロゴが形成されている。1対の可動役物40が閉位置のとき、これらの自由端同士が近接した状態で、1対のタイトルギミック42aが横に並んで、固定役物90の前側を覆い、1対のタイトルギミック42aのロゴが、このパチンコ遊技機1に関連する図柄(本実施例では、キャラクタ名「おぼっちゃまくん」)を表示する。
尚、タイトルギミック42aは、そのロゴが発光するように構成され、そのために、ロゴ表面に光拡散レンズが装着され、ロゴ内側にLED基板(図示略)と、このLED基板に実装された複数のLED(図示略)が装着されている。また、可動役物本体部42の開側基端側部分は、可動役物支持部43との連結のために、支軸41側へ開放する断面コ字状に形成されている。
可動役物支持部43は、支軸41付近から径方向外側へ略ストレートに延びている。可動役物支持部43の先端側部分は、径方向外側ほど周方向に幅広になるように形成され、この可動役物支持部43の先端側部分に、支軸41を中心とする円弧状の先端連結部43aが形成されている。この先端連結部43aが、可動役物本体部42の断面コ字状の開側基端側部分に内嵌され、ビス止めされている。
図5〜図10に示すように、ベース部材50は、後部にケース部51を有し、その左右両側部分においてケース部51の底壁51aからケース部51の前側壁51bよりも前方へ一体的に突出する左右1対の底壁突出部51cを有し、これにより、ベース部材50には、前部に平面視にて前方開の凹部51dが形成されている。
ケース部51の底壁51aの左右方向中央部分に1対の支軸41が回動自在に枢支され、ケース部51の前側壁51bには左右1対の開口51eが形成されている。各可動役物40の可動役物支持部43は、ケース部51内から回動可能に開口51eを通ってケース部51外へ突出している。各底壁突出部51cは、開口51e付近から前方へ突出して、扇形形状に形成されている。
背面板55が、1対の底壁突出部51cの前端部に架着されて、凹部51dの前側を覆い、この背面板55の前面部に固定役物90が固定され、背面板55よりも後方において、凹部51dを含む空間に、第2の可動役物91が上下動可能に配設されている。
図5〜図9に示すように、役物ガイド機構60は、可動役物40の一部である可動役物支持部43の先端側部分をベース部材50にガイド支持するものである。ベース部材50は、可動役物40の可動役物支持部43の先端側部分が描く円弧軌跡の上下両側に設けられ、可動役物40を閉位置と開位置とに亙ってガイド支持する為の上ガイド面61と下ガイド面62とを有し、役物ガイド機構60は、この上ガイド面61と下ガイド面62と、可動役物の40の可動役物支持部43の先端側部分に装着され、上ガイド面61を転動する第1転動部材63と下ガイド面62を転動する第2転動部材64とを有する。
下ガイド面62は、ベース部材50のケース部51の底壁51aと底壁突出部51cの上面部に、支軸41を中心とする円弧状に連続的に形成されている。ベース部材50は、ケース部51の上側を塞ぐ透明な上ケース部材52を有し、その上ケース部材52に下方へ膨出し且つケース部51よりも前方へ突出する円弧状部材53が一体形成され、この円弧状部材53の下面部に上ガイド面61が形成されている。
第1,第2転動部材63,64は、夫々、支軸41の方向と直交する水平軸心回りに回転する第1,第2ローラ部材63,64からなり、第1転動部材63が第2転動部材64よりも可動役物本体部42の回動方向閉側の自由端から回動方向開側へ離隔する位置に配置されている。第1,第2ローラ部材63,64は、その大部分が可動役物支持部43の内部に配設され、各ローラ軸63a,64aが、可動役物支持部43に一体的に形成された軸支持部43a,43bに回転自在に支持され、第1ローラ部材63が可動役物本体部42よりも上方へ突出して上ガイド面61に接触し、第2ローラ部材64が可動役物本体部42よりも下方へ突出して下ガイド面62に接触している。
尚、上ケース部材52には、役物装置16の駆動制御系の配線を演出制御基板27等に接続する為の中継基板(図示略)等が装着されている。そして、円弧状部材53を含む上ケース部材52を透明にすることで、役物ガイド機構60や次に説明する役物駆動機構70の動作状態等をベース部材50の外部上方から見て確認することができる。
図7に示すように、役物駆動機構70は、1対の可動役物40の可動役物支持部43の基端部を連動連結する連動連結機構72を含み、この連動連結機構72を介してステッピングモータ71の出力を1対の可動役物40に入力するように構成されている。ステッピングモータ71は、ベース部材50の上ケース部材52に下向きに取付けられている。
連動連結機構72は、1対の可動役物40の可動役物支持部43の基端側部分に夫々固定的に支軸41を軸心として設けられ且つ互いに噛合したセクタギヤ73,74を有し、ステッピングモータ71の出力軸に固着された出力ギヤ75がセクタギヤ74に噛合している。尚、1対の可動役物40を常時閉側に不要に回動させない適度な力で付勢し、連動連結機構72のガタ(作動クリアランス)を吸収するために、一方の可動役物40の可動役物支持部43の基端側部分に捩じりバネ76が装着されている。
尚、上ケース部材52には、可動役物40の閉位置を検出する光学センサからなる原点SW77が設けられ、この原点SW77を遮蔽する遮蔽部78が一方の可動役物40の可動役物支持部43の上面部に設けられている(図5参照)。
図7、図8、図10、図11に示すように、役物付勢機構80は、可動役物40が閉位置を含む例えば5度〜10度程度の閉位置側回動範囲内に位置する場合にのみ作動して可動役物40を閉位置に付勢するように構成されている。
この役物付勢機構80は、ベース部材50に形成され、可動役物40が閉位置へ移動する方向へ向かって可動役物40から離隔する方向へ傾斜した傾斜部81と、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置するときに傾斜部81に係合可能に可動役物40に装着された係合部材82と、可動役物40に装着され係合部材82を傾斜部81に係合する方向へ付勢するバネ部材83とを有する。
ベース部材50のケース部51の底壁51aと底壁突出部51cの上面部には、下ガイド面62よりも径方向内側に位置し且つ下ガイド面62に沿って円弧状の係合部材案内面84が形成されている。傾斜部81は、底壁突出部51cに、支軸41を中心とする周方向へ延びて、その周方向に向かって深さが変化するように、係合部材案内面84から下方へ凹む凹部85を形成することで形成され、この凹部85の上端の径方向幅は可動役物40が閉位置へ移動する方向へ向かって幅広となり、また、凹部85の径方向の切断線で切った断面は円弧状に形成されている。
係合部材82とバネ部材83は上端壁86aを有する筒状ケース86と共に一体構造化され、その筒状ケース86が、可動役物40の可動役物支持部43の先端側部分に、その開放下端を下方へ露出させた状態で取付けられている。係合部材82は、係合本体部82aと、この係合本体部82aから上方へ延びる軸部82bとからなる。係合本体部82aは筒状ケース86に摺動自在に内嵌されて、筒状ケース86から下方へ突出し、係合本体部82a(係合部材82)の先端(下端)の係合部82cは半球状に形成されている。
軸部82bが筒状ケース86の上端壁86aを挿通し、軸部82bの上端部には、抜止め用のストッパリング82dが装着されている。バネ部材83は圧縮コイルバネ83からなり、この圧縮コイルバネ83が筒状ケース86内の上端壁86aと係合本体部82aとの間において軸部82bに外装されて、係合部材82を下方へ付勢している。
以上説明した役物装置16の作用効果について説明する。
1対の可動役物40が閉位置のときに固定役物90の前側を覆い、1対の可動役物40が開位置のときに固定役物90の前側を開放し、この1対の可動役物40が閉位置と開位置とに亙って役物駆動機構70により回動駆動される。
各可動役物40は、閉位置と開位置とに亙って、その可動役物支持部43の基端部が支軸41を介してベース部材50に回動自在に支持されるとともに、役物ガイド機構60により、可動役物支持部43の先端側部分がガイド支持され、可動役物本体部42が持ち状に支持されている。役物ガイド機構60において、第1,第2転動部材63,64が夫々、上ガイド面61と下ガイド面62に当接し、可動役物40が回動することで、上ガイド面61と下ガイド面62を転動する。
可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置しないとき、役物付勢機構80において、係合部材82が傾斜部81に係合せずに係合部材案内面84に当接し、バネ部材83により係合部材82が係合部材案内面84を押すが、可動役物40には、可動役物40が回動する方向への付勢力は作用しない。可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置するとき、役物付勢機構80により、係合部材82が傾斜部81に係合し、バネ部材83により係合部材82が傾斜部81を押す反力を可動役物40が受けて閉位置に付勢される。
役物ガイド機構60において、ベース部材50は、各可動役物40の一部が描く円弧軌跡の上下両側に設けられ、可動役物40を閉位置と開位置とに亙ってガイド支持する為の上ガイド面61と下ガイド面62とを有し、各可動役物40の一部に装着され、上ガイド面61を転動する第1転動部材63と下ガイド面62を転動する第2転動部材64とを備えたので、可動役物40と可動役物40をガイド支持するベース部材50との間に作用する摩擦抵抗を軽減して、1対の可動役物40を回動させる駆動負荷を低減し、1対の可動役物40を円滑に確実に回動させることができ、可動役物40の動作遅れが生じないように、つまり可動役物40の動作応答性を良くすることができる。
各可動役物40は、支軸41を中心とする円弧状の可動役物本体部42と、この可動役物本体部42の自由端と反対側の開側基端部に先端部が繋がり且つ基端部が支軸41に連結された可動役物支持部43とを有するので、1対の可動役物40の可動役物本体部42に意匠部であるタイトルギミック42aを形成し、そのタイトルギミック42aを開閉させることができ、第1,第2転動部材63,64が、可動役物支持部43の先端側部分に装着されたので、可動役物本体部42を片持ち状に支持して、可動役物40を回動させることができ、そして、上ガイド面61と下ガイド面62を、可動役物40が閉位置へ移動する方向へ大きく張出さないように設けることができるので、正面から見えにくくして見栄えの悪化を防止するとともに、閉位置の可動役物40の可動役物本体部42の後側に位置する他の固定役物90や第2の可動役物91を大きく設けることもできる。
第1転動部材63が第2転動部材64よりも可動役物本体部42の自由端から離隔する位置に配置されたので、第1,第2転動部材63,64を上ガイド面61と下ガイド面62に確実に当接させて、可動役物本体部42を水平姿勢に保持して片持ち状に支持することができる。役物駆動機構70は、1対の可動役物40の可動役物支持部43の基端部を連動連結する連動連結機構72を含み、この連動連結機構72を介してステッピングモータ71の出力を1対の可動役物40に入力するように構成されたので、1対の可動役物40を確実に同期させて駆動することができ、1対の可動役物40を独立に駆動する場合に比べて構成を簡単化することができる。
1対の可動役物40を閉位置に付勢する役物付勢機構80、捩じりバネ76を備えたので、そして、前記のように、1対の可動役物40を回動させる駆動負荷を低減し、1対の可動役物40を円滑に確実に回動させることができるので、役物駆動機構70のガタ(作動クリアランス)を吸収して、可動役物70の動作応答性を良くすることができる。第1,第2転動部材63,64が夫々ローラ部材63,64からなるので、1対の可動役物40を回動させる駆動負荷をより確実に低減し、1対の可動役物40をより円滑に確実に回動させることができる。
1対の可動役物40が閉位置を含む所定の閉位置側回動範囲内に位置する場合にのみ作動して、1対の可動役物40を夫々閉位置に付勢する1対の役物付勢機構80を備えたので、可動役物40を閉位置に確実に保持することができ、可動役物40を閉位置に静止させた場合に役物駆動機構70のガタ(作動クリアランス)を確実に吸収し、可動役物40が閉位置に静止した状態から移動開始時に動作遅れが生じないように、つまり可動役物40の動作応答性を良くすることができ、しかも、可動役物40を開位置へ回動させる駆動負荷を低減することができる。
役物付勢機構80は、ベース部材50に形成され、可動役物40が閉位置へ移動する方向へ向かって可動役物40から離隔する方向へ傾斜した傾斜部81と、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置するときに傾斜部81に係合可能に可動役物40に装着された係合部材82と、可動役物40に装着され係合部材82を傾斜部81に係合する方向へ付勢するバネ部材83とを有するので、この役物付勢機構80により、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置する場合にのみ、可動役物40を閉位置に確実に付勢することができ、可動役物40とベース部材50とを利用して役物付勢機構80をコンパクトに設けることができる。
係合部材82の先端の係合部82cが半球状に形成されたので、可動役物40が開位置側から閉位置側回動範囲内に入るときに、係合部材82が傾斜部81に円滑に係合するとともに、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置している場合でも、係合部材82と傾斜部81との間に作用する摩擦抵抗を軽減して、可動役物40を回動させる駆動負荷の増大を抑制することができる。
そして、1対の可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置する場合にのみ、各可動役物40を各可動役物40に個別の役物付勢機構80により閉位置に確実に付勢し、1対の可動役物40が閉位置から多少開き側へ位置してその間に隙間を生じた状態で静止することを確実に防止して、見栄えの悪化を防止し、1対の可動役物40が閉位置のときに固定役物90や第2可動役物91の前側を覆う機能の低下を防止することができる。
次に、実施例1を部分的に変更した実施例2〜6について説明する。尚、実施例1と基本的に同一又は類似するものには同一符号又は類似符号を付して適宜説明を省略する。
図12に示すように、実施例2の役物ガイド機構60Aでは、第1転動部材63Aが上ガイド面61を転動する第1ボール部材63Aからなり、第2転動部材64Aが下ガイド面62を転動する第2ボール部材64Aからなる。第1,第2ボール部材63A,64Aは、夫々、可動役物40の可動役物支持部43の先端側部分に取付けられたボール支持部材63Aa,64Aaに自由回転自在に支持されて、その一部がボール支持部材63Aa,64Aaから露出して、上ガイド面61と下ガイド面62に接触している。
図13に示すように、実施例3の役物ガイド機構60Bでは、第1,第2転動部材63B,64Bが第1,第2円錐コロ部材63B,64Bからなり、この第1,第2円錐コロ部材63B,64Bが、夫々、可動役物支持部43の先端側部分に支軸41の方向と直交する水平軸心回りに回転自在に装着されている。上ガイド面61Bと下ガイド面62Bは、夫々、第1,第2コロ部材63B,64Bが線接触可能な傾斜面に形成されている。
コロ部材63B,64Bのテーパ角とガイド面61B,62Bの傾斜角は、前記のように、コロ部材63B,64Bがガイド面61B,62Bに線接触可能な角度に形成されるとともに、支軸42に対するコロ部材63B,64Bの姿勢及び距離に基づいて、可動役物40が回動した際、つまり、コロ部材63B,64Bがガイド面61B,62Bを転動した際にガイド面61B,62Bとの間でスリップを生じない角度に形成されている。
図14、図15に示すように、実施例4の役物付勢機構80Dは、ベース部材50に形成され、可動役物40が閉位置へ移動する方向へ向かって可動役物40から離隔する方向へ傾斜した傾斜部81Dと、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置するときに傾斜部81Dに係合可能に可動役物40に装着されたローラ部材91を有する係合部材82Dと、可動役物40に装着され係合部材82Dのローラ部材91を傾斜部81Dに係合する方向へ付勢するバネ部材83Dとを有する。
傾斜部81Dは、底壁突出部51cに、支軸41を中心とする周方向へ延びて、その周方向に向かって深さが変化するように、係合部材案内面84から下方へ凹む凹部85Dを形成することで形成され、この凹部85Dの上端の径方向幅は一定幅となり、また、凹部85Dの径方向の切断線で切った断面は矩形凹形状に形成されている。
係合部材82Dとバネ部材83Dは下端開放状のケース92と共に一体構造化され、そのケース92が、可動役物40の可動役物支持部43の先端側部分に、その開放下端を下方へ露出させた状態で取付けられている。係合部材82Dは、ケース92に収容されたアーム部材90とローラ部材91とを有し、アーム部材90の長さ方向中央部分が、ケース92に支軸41の方向と直交する水平な支軸90aを介して回転自在に支持されている。
係合部材82Dの先端の係合部91がローラ部材91からなり、つまり、アーム部材90の先端部に支軸90aと平行な支軸91aを介して回転自在に支持されている。バネ部材83Dは引っ張りコイルバネからなり、ケース92に完全に収容されて、その一端がケース92に連結され他端がアーム部材90の基端部に連結されて、アーム部材90を介してローラ部材91を下方へ付勢している。
図16に示すように、実施例5の役物付勢機構80Eは、可動役物40に形成され、可動役物40が閉位置へ移動する方向へ向かってベース部材50に接近する方向へ傾斜した傾斜部81Eと、可動役物40が閉位置側回動範囲内に位置するときに傾斜部81Eに係合可能にベース部材50に装着された係合部材82Eと、ベース部材50に装着され係合部材82Eを傾斜部81Eに係合する方向へ付勢するバネ部材83Eとを有する。
傾斜部81Eは、可動役物40の可動役物支持部43の先端側部分の下面部に、実施例1の傾斜部81と上下対称の形状で形成されている。係合部材82Eとバネ部材83Eは、実施例1の係合部材82とバネ部材83と同様、筒状ケース86と共に一体構造化され、ベース部材50の底壁突出部51cに上向きに取付けられ、係合部材82Eはバネ部材83Eにより上方へ付勢されている。
図17〜図19に示すように、実施例6の役物装置16Fでは、1対の可動役物40Fが、閉位置(図17参照)と開位置(図18参照)とに亙って夫々鉛直な支軸41Fを介してベース部材50Fに回動自在に支持されている。役物駆動機構70Fが、ステッピングモータ100を有するとともに、1対の可動役物40Fを連動連結する連動連結機構101を含み、この連動連結機構101を介してステッピングモータ100の出力を1対の可動役物40Fに入力するように構成されている。
連動連結機構101は、1対の可動役物40Fの基端側部分に夫々固定的に支軸102を軸心として設けられた1対のギヤ102と、ベース部材50Fに前後に可動に装着され且つ1対の可動役物40Fに連動連結された共通の連動連結部材103とを備えている。連動連結部材103は前後に長い略矩板状に形成され、この連動連結部材103の前部の左右両端縁部に、1対のギヤ102が噛合する1対のラック104が形成されている。
ステッピングモータ100は、ベース部材50Fに左右方向向きに取付けられ、このステッピングモータ100の出力軸に固着された出力ギヤ105が、連動連結部材103の後部の上面部に形成されたラック106に噛合している。そして、ステッピングモータ100により、連動連結部材103が前方へ駆動されることで、1対の可動役物40Fが開位置側へ回動駆動され、連動連結部材103が後方へ駆動されることで、1対の可動役物40Fが閉位置側へ回動駆動される。
役物付勢機構80Fは、ベース部材50Fのうち連動連結部材103に近接する部分に形成され、可動役物40Fが閉位置へ移動する際に連動連結部材103が移動する方向(後方)へ向かって連動連結部材103から離隔する方向へ傾斜した傾斜部81Fと、可動役物40Fが閉位置側回動範囲内に位置するときに傾斜部81Fに係合可能に連動連結部材103に装着された係合部材82Fと、連動連結部材103に装着され係合部材82Fを傾斜部81Fに係合する方向へ付勢するバネ部材83Fとを有する。
傾斜部81Fは、前後方向に長く、可動役物40Fが閉位置を含む例えば5度〜10度程度の閉位置側回動範囲内に位置する場合にのみ、係合部材82Fが係合する長さに形成され、また、前後方向に向かって深さが変化し、左右方向の切断線で切った断面は円弧形状に形成されている。係合部材82Fとバネ部材83Fは、実施例1の係合部材82とバネ部材83と同様、筒状ケース86と共に一体構造化され、連動連結部材103に下向きに取付けられ、係合部材82Fはバネ部材83Fにより下方へ付勢されている。
尚、役物付勢機構80Fの代わりに、連動連結部材103のうちベース部材50Fに近接する部分に形成され、可動役物40Fが閉位置へ移動する際に連動連結部材103が移動する方向(後方)へ向かって連動連結部材103に接近する方向へ傾斜した傾斜部と、可動役物40Fが閉位置側回動範囲内に位置するときにその傾斜部に係合可能にベース部材50Fに装着された係合部材と、ベース部材50Fに装着されその係合部材を傾斜部に係合する方向へ付勢するバネ部材とを有する、役物付勢機構を設けてもよい。
その他、次のように変更してもよい。
(1)第1転動部材と第2転動部材の少なくとも一方を複数設ける。
(2)第1,第2転動部材を可動役物の可動役物本体部の開側基端側部分(回動方向開側の一端側部分)に装着する。
(3)第1,第2転動部材を、可動役物の前記装着部位以外の一部に装着する。この場合、第1,第2転動部材を装着した可動役物の一部が描く円弧軌跡の上下両側に、第1,第2転動部材が転動する上ガイド面と下ガイド面を設ける。
(4)第1,第2転動部材をベース部材に装着し、この第1,第2転動部材が転動する上ガイド面と下ガイド面を可動役物に設ける。
(5)第1,第2転動部材を省略し、可動役物の一部をガイド部材のガイド部に直接摺動自在に載置しガイド支持する。
(6)実施例1の役物付勢機構80において、係合部材の先端部にボール部材を回転自在に装着し、そのボール部材を傾斜部に係合可能にする。
(7)可動役物が開位置を含む所定の開位置側回動範囲内に位置する場合にのみ作動して、可動役物を開位置へ付勢する第2の役物付勢機構を別途、実施例の役物付勢機構と基本的に同構造にて設ける。
(8)可動役物を、回動以外の種々の移動で、この場合1対の可動役物に限定されることなく、第1位置と第2位置とに亙って移動自在にベース部材に支持して、役物駆動機構で駆動する場合に、可動役物が第1位置を含む所定の第1位置側移動範囲ないに位置する場合にのみ作動して、可動役物を第1位置へ付勢する役物付勢機構を別途、実施例と基本的に同構造に構成して設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。
本発明は、実施例に開示したパチンコ遊技機以外の種々のパチンコ遊技機、また、種々のスロットマシンなどの遊技機への適用が可能である。
1 パチンコ遊技機
16,16F 役物装置
40 可動役物
41,41F 支軸
42 可動役物本体部
43 可動役物支持部
50,50F ベース部材
60,60A,60B 役物ガイド機構
61,61B 上ガイド面
62,62B 下ガイド面
63,63A,63B 第1転動部材
64,64A,64B 第2転動部材
70,70F 役物駆動機構
71,100 ステッピングモータ
72,101 連動連結機構
80,80D,80E,80F 役物付勢機構
81,81D,81E,81F 傾斜部
82,82D,82E,82F 係合部材
83,83D,83E,83F バネ部材
91 ローラ部材
103 連動連結部材

Claims (1)

  1. 1対の可動役物と、この1対の可動役物を閉位置と開位置とに亙って夫々鉛直な支軸を介して回動自在に支持するベース部材と、1対の可動役物を駆動する電動アクチュエータを有する役物駆動機構とを備えた遊技機の役物装置において、
    前記ベース部材は、各可動役物の一部が描く円弧軌跡の上下両側に設けられ、可動役物を閉位置と開位置とに亙ってガイド支持する為の上ガイド面と下ガイド面とを有し、
    前記各可動役物の前記一部に装着され、上ガイド面を転動する第1転動部材と下ガイド面を転動する第2転動部材とを備え
    前記各可動役物は、可動役物本体部と、前記支軸に連結された可動役物支持部とを有し、
    前記可動役物支持部の先端部は、前記可動役物本体部の回動方向開側の一端部に繋がり、
    前記第1,第2転動部材が、前記可動役物支持部の先端側部分又は前記可動役物本体部の回動方向開側の一端側部分に装着され、
    前記第1転動部材が第2転動部材よりも前記可動役物本体部の回動方向閉側の自由端から回動方向開側へ離隔する位置に配置された、
    ことを特徴とする遊技機の役物装置。
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