JP2013094554A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機枠に取付けられた遊技盤にこの遊技盤の前方から遊技者が表示画面51を目視可能なように設けられた演出表示装置と、演出表示装置の表示画面51の周囲の前方に設けられ表示画面51の周囲の前方と表示画面51の中央側の前方との間で往復移動可能に設けられた可動体32Aとを備え、可動体32Aは、開閉駆動装置によって開閉される一対の開閉体32x,32yを備えた。
【選択図】図18
Description
本発明は、開閉体を有した可動体を備えたことにより、変化に富んだ演出を遊技者に提供できる遊技機を得ることを目的とする。
また、可動体は、前部に一対の開閉体を備えるとともに、内部に特定の表示パターンが表示された表示体を備え、一対の開閉体は、閉じた状態においては遊技者から見えないように表示体を覆い、開いた状態においては表示体の表示パターンを遊技者に表示するので、開閉体を開閉させる演出とともに遊技者に表示による情報を提供できる。
また、遊技盤に設けられた始動口への入賞を契機として行われる抽選によって取得する演出パターンに基づいて開閉駆動装置を駆動制御して開閉体の開閉を制御する演出制御装置を備え、演出制御装置は、前記抽選によって特定の遊技状態への移行を示す結果が得られた場合に取得する特定の演出パターンに基づいて開閉駆動装置を駆動制御して開閉体を開いた状態とすることにより表示体の表示パターンを遊技者に表示するので、一対の開閉体が開いた状態において表示体の表示パターンとして特定の遊技状態への移行を示す表示がなされている場合には、当該表示パターンが遊技者に表示されて、遊技者に特定の遊技状態への移行が報知されるという変化に富んだ演出が実行される。
また、遊技機枠には遊技者が操作可能な操作手段が設けられ、演出制御装置は、抽選によって特定の遊技状態への移行を示す結果が得られ、特定の演出パターンが取得された場合に、開閉駆動装置を駆動制御する前に演出表示装置の表示画面で遊技者に操作手段の操作を促す演出を実行し、所定時間内に操作手段の操作がなされた場合には、操作手段の操作に合わせて開閉駆動装置を駆動制御して開閉体を開いた状態とすることにより表示体の表示パターンを遊技者に表示するので、可動体の動きと画像演出とを協働させて始動抽選結果に係る演出を遊技者参加型で実現することができる。
また、操作手段の操作が所定時間内になされない場合には、演出制御装置は、前記所定時間の経過とともに開閉駆動装置を駆動制御して開閉体を開いた状態とすることにより表示体の表示パターンを遊技者に表示するので、演出への遊技者の参加が得られない場合でも始動入賞の抽選結果に基づく告知演出を確実に実行することにより、遊技者に達成感を与えるとともに、変化に富んだ演出を確保することができる。
尚、以下の説明においてパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。
アウト口68は遊技領域10を左右に2等分する中心線上の最下部に設けられ、第1始動入賞口61はアウト口68とステージ部81との間の盤面37上においてアウト口68の真上に設けられる。そして、ステージ部81の球落下誘導口81dは、第1始動入賞口61の真上に位置するように設けられ、このため、球落下誘導口81dから落下した球は、第1始動入賞口61に入賞しやすくなる。
スルーチャッカ66はセンター飾り枠80よりも右側の盤面37上に設けられ、電動チューリップ63及び第2始動入賞口62はセンター飾り枠80よりも右側でかつスルーチャッカ66の下方に位置する盤面37上に設けられ、アタッカ装置65及び第1大入賞口64は電動チューリップ63の下方である遊技領域10の右下位置の盤面37上に設けられる。
ステップモーター20のケーシングが駆動部品取付ベース28に固定され、第2歯車25の回転中心軸25eが駆動部品取付ベース28に回転可能に取付けられる。ステップモーター20の回転力を受けて回転する第1歯車24の歯と第2歯車25の歯とが噛合うように第1歯車24の歯と第2歯車25とが設置され、第1歯車24が回転することで第2歯車25が回転する。取付部としての駆動部品取付ベース28は可動体ユニット取付基板31に固定される。
連結腕27の一側直線状軸部27aの一端側には一側直線状軸部27aの直線に沿った方向に長い長孔27dが形成される。他側直線状軸部27bの他端側が、可動体32Aの裏面の左右の中心を通過する垂直線上に位置する部分で可動体32Aと連結される。また、連結腕27の一側直線状軸部27aの他端部が回転可能なように回転中心軸27eによって駆動部品取付ベース28に取付けられている。そして、突出軸26が長孔27d内を移動可能なように突出軸26と連結腕27の一側直線状軸部27aの他端部とが連結される。突出軸26の前端部には突出軸26が長孔27d内から外れないように止め輪26aが取付けられている。
開閉体32aは、開閉体32aを左右に2等分する分割境界線を介して左右に2等分に分割された左右対称の形をした左右一対の開閉体32x、32yにより形成される。左右一対の開閉体32x、32yは、閉じた状態においては遊技者から見えないように表示体32Cを覆い、開いた状態においては表示体32に表示された表示パターンを遊技者に表示するものである。
一対の開閉体32x、32yを開閉駆動する開閉体開閉駆動装置33Yは、図7(a)に示すように左右の開閉体32x、32yの分割端32z,32z同士が接触して表示体32Cを覆う例えば「ドクロ」を形成する開閉体通常状態と、図7(b)に示すように左の開閉体32xが左後方に回動するとともに右の開閉体32yが右後方に回動して例えば「ドクロ」が左右に2つに割れて開放されることにより表示体32Cを外部に露出させる開閉体割れ状態とに状態変化させる駆動装置である。左右の開閉体32x,32yが左右に割れると、図8(b)に示すように、内部の表示体32Cが露出し、後述する例えば大チャンスモードへの移行確定が告知される。即ち、この場合、表示体32Cには、大チャンスモードへの移行確定を告知する表示パターンが表示されている。
図7(b)に示すように、開閉体取付ベース42は、上ベース42aと下ベース42bとを備える。左右の開閉体32x、32yは、それぞれ、上支持アーム42xと下支持アーム42yとを備える。尚、上ベース42aは、正面の遊技者側から見るとその前面が開閉体89等により覆われ、その内部構造は遊技者からは見ることができない。また、下ベース42bは、遊技者側から見ると表示体32C(図8(b)参照)により覆われ、同じく、その内部構造は遊技者からは見ることができない。
伝達歯車47は、上ベース42aに回転可能に取り付けられた回転中心軸47aの上端部に当該回転中心軸47aを回転中心として回転可能に取付けられる。
左開閉体32xの上支持アーム42xは一体又は別体の左開閉体回転中心軸46を介して上ベース42aに回転可能に取り付けられ、左開閉体32xの下支持アーム42yは一体又は別体の回転中心軸42zを介して下ベース42bに回転可能に取り付けられている。
右開閉体32yの上支持アーム42xは一体又は別体の左開閉体回転中心軸49を介して上ベース42aに回転可能に取り付けられ、右開閉体32xの下支持アーム42yは一体又は別体の回転中心軸42zを介して下ベース42bに回転可能に取り付けられている。
左開閉体回転中心軸46の上端部には当該左開閉体回転中心軸46を回転中心とする左従動歯車45が設けられる。従って、ステップモーターからの回転力が原動歯車44、左従動歯車45を介して左開閉体回転中心軸46に伝達されることで左開閉体32xが正面側から左後側に回動するとともに左後側から正面側に回動する。
右開閉体回転中心軸49の上端部には当該右開閉体回転中心軸49を回転中心とする右従動歯車48が設けられる。従って、ステップモーターからの回転力が原動歯車44、伝達歯車47、右従動歯車48を介して右開閉体回転中心軸49に伝達されることで右開閉体32yが正面側から右後側に回動するとともに右後側から正面側に回動する。
尚、図8(a)に示すように、伝達歯車47には回転規制用長孔47bを備えたストッパー47cが設けられ、上ベース42aには回転規制用長孔47bに入りこむ規制棒47dが上方に突出するように設けられる。回転規制用長孔47bは伝達歯車47の回転中心を中心とする円弧状に形成される。
図8(a)の状態から原動歯車44が左回りに回転するように演出制御装置200が図外のステップモーターを制御することによって、左従動歯車45及び左開閉体回転中心軸46が右回りに回転し、更に伝達歯車47が右周りに回転し右従動歯車48及び右開閉体回転中心軸49が左回りに回転することにより、左右の開閉体32x,32yが左右に2つに割れた開閉体(「ドクロ」)割れ状態となる(図8(b),図7(b)参照)。尚、伝達歯車47が右周りに回転した場合に伝達歯車47の回転規制用長孔47bの他端側孔壁が規制棒47dと接触することで(図8(b)参照)、伝達歯車47の右周りの回転が規制される。
また、表示装置ユニット12の裏面には制御装置99を構成する電子回路基板が取付けられ、制御装置99が通風排熱用の孔を備えたカバー17で覆われている。
第1特別図柄表示装置40A、及び、第2特別図柄表示装置40Bは、電子抽選の結果に基づいて特別図柄(数字や絵柄)が変動した後に、抽選結果を表示する態様で所定の特別図柄を導出表示(停止表示)させるという態様で表示されるように演出制御装置200により制御されるものである。
尚、本実施形態においては、第1始動入賞口61への入賞を契機として変動する特別図柄を第1特別図柄といい、第2始動入賞口62への入賞を契機として変動する特別図柄を第2特別図柄という。
また、図2に示すように、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bは、7セグメント表示器からなり、演出表示装置50を見ている遊技者の視界に同時に入らないように盤面37の右下部分に配置されている。第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bを構成する7セグメントの何れかが点滅している状態は、第1特別図柄又は第2特別図柄がそれぞれ変動している状態であり、その点滅が停止して点灯が維持された状態は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が停止した状態である。また、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bを構成する7セグメントの何れかが点滅している時間は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間である。
また、演出表示装置50の表示画面51には、第1特別図柄抽選に対応する保留球乱数(後述)が主制御装置100のRAMに記憶された旨の表示を行う図外の第1保留表示領域が設けられ、当該第1保留表示領域とは別に、第2特別図柄抽選に対応する保留球乱数が主制御装置100のRAMに記憶された旨の表示を行う図外の第2保留表示領域が設けられる。
第2大入賞口77は、第1始動入賞口61の下部に設けられ、その入賞口は通常は閉じられていて、第2大入賞口77内に球が入賞できないようになっている。第2大入賞口77は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞を契機に行われる抽選で前記第1特図当り又は第2特図当りが4ラウンドの大当り又は小当りの場合、第2大入賞口駆動装置77Aにより開放される。この第2大入賞口77の1ラウンド当りの開放時間は約0.2秒である。4ラウンドの大当りによる第2大入賞口77の4ラウンド開放の後は、第2始動入賞口62の電動チューリップ63の開放時間が拡大される。4ラウンドの小当りの場合は、第2大入賞口77の4ラウンド開放の後も電動チューリップ63の開放時間は通常モードと変わらない。
図10(a)に示すように、特別図柄用当否抽選手段110は、特図当否用乱数発生手段111、特図当否用乱数取得手段112、特図当否判定手段113、特図当否用乱数保留手段114、特図当り種類決定用乱数発生手段115、特図当り種類決定用乱数取得手段116、特図当り種類判定手段117、特図当り種類決定用乱数保留手段118を備える。
特図当否用乱数取得手段112は、第1始動入賞口検出センサ91又は第2始動入賞口検出センサ92からの球検出信号が主制御装置100に入力されたタイミングで、特図当否用乱数発生手段111から特図当否用乱数を取得(ラッチ)する。
特図当否判定手段113は、特図当否用乱数の値と特図当りハズレ情報との対応関係を規定するテーブル(対応表)である特図低確時判定テーブル113A及び特図高確時判定テーブル113Bを備え、特図当否用乱数取得手段112により取得された特図当否用乱数の値が特図当りであるかハズレであるかを、特図低確時判定テーブル113A又は特図高確時判定テーブル113Bを参照して判定する。特図高確時判定テーブル113Bを参照した場合の特図当りの当選確率は、特図低確時判定テーブル113Aを参照した場合の特図当りの当選確率よりも高い。
尚、特別図柄用当否抽選手段110において特図低確時判定テーブル113Aが参照されて特図当り又はハズレが決定される遊技状態は、本発明における特図通常遊技状態であり、特図高確時判定テーブル113Bが参照されて特図当り又はハズレが決定される遊技状態は、本発明における特図高確率遊技状態である。以下、便宜上、「特図通常遊技状態」を「特図低確」といい、「特図高確率遊技状態」を「特図高確」という。
特図当否用乱数保留手段114は、特別図柄の変動中に第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞に基づき特図当否用乱数取得手段112が特図当否用乱数を取得した場合に、その特図当否用乱数の値を特別図柄に係る保留球乱数として所定の上限個数まで主制御装置100のRAMを利用して記憶する。例えば第1始動入賞口61への入賞に基づき得られる第1特図当否用乱数の値、第2始動入賞口62への入賞に基づき得られる第2特図当否用乱数の値を、それぞれ4個まで保留球乱数として記憶する。
特図当り種類決定用乱数取得手段116は、第1始動入賞口検出センサ91又は第2始動入賞口検出センサ92からの球検出信号が主制御装置100に入力されたタイミングで、特図当り種類決定用乱数発生手段115から特図種類決定用乱数を取得(ラッチ)する。
特図当り種類判定手段117は、第1特図当り種類テーブル117A及び第2特図当り種類テーブル117Bを備える。特図当り種類判定手段117は、特図当り種類決定用乱数取得手段116により取得された特図当り種類決定用乱数に基づき、第1特図当り種類テーブル117Aを参照して第1特別図柄の当り種類を判定する。また、特図当り種類判定手段117は、特図当り種類決定用乱数取得手段116により取得された特図当り種類決定用乱数に基づき、第2特図当り種類テーブル117Bを参照して第2特別図柄の当り種類を判定する。
第1特図当り種類テーブル117A及び第2特図当り種類テーブル117Bは、特図当り種類決定用乱数の値と特図当りの種類を示す特別図柄の種類情報との対応関係を規定するテーブルであって、例えば、4R特別図柄A、4R特別図柄B、4R特別図柄C、16R特別図柄等の特図当りの種類が予め対応付けられている。4R特別図柄、16R特別図柄という特図当りを示す特別図柄の名称に冠された「4R」及び「16R」は、「4ラウンド」及び「16ラウンド」の略であり、その特別図柄に予め対応付けられた当り遊技のラウンド数の種類である。つまり、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bに停止して表示される特別図柄の種類が電子抽選により決定されることによって、当り遊技のラウンド数の種類が決定される。
例えば、第2特図当り種類テーブル117Bの方が第1特図当り種類テーブル117Aよりも遊技者に有利な当り(16R特図当り)が当選する確率が高くなっているので、第2始動入賞口62に入賞させた方が有利な当り遊技を得やすくなっている。
特図当り種類決定用乱数保留手段118は、特別図柄の変動中に第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞に基づき特図当り種類決定用乱数取得手段116が特図当り種類決定用乱数を取得した場合に、その特図当り種類決定用乱数の値を所定の上限個数まで主制御装置100のRAMを利用して記憶する。例えば第1始動入賞口61への入賞に基づき得られる第1特図当り種類決定用乱数の値、第2始動入賞口62への入賞に基づき得られる第2特図当り種類決定用乱数の値を、それぞれ4個まで保留球乱数として記憶する。
図10(b)に示すように、特別図柄用変動パターン抽選手段131は、特図変動パターン用乱数発生手段132、特図変動パターン用乱数取得手段133、特図変動パターン選択手段134、特図変動パターン用乱数保留手段135を備える。
特図変動パターン用乱数取得手段133は、第1始動入賞口検出センサ91又は第2始動入賞口検出センサからの球検出信号が主制御装置100に入力されたタイミングで、特図変動パターン用乱数発生手段132から特図変動パターン用乱数を取得(ラッチ)する。
特図変動パターン選択手段134は、特図変動パターン用乱数取得手段133により取得された特図変動パターン用乱数に基づき、特図変動パターンテーブル134Aを参照して特別図柄の特図変動パターンを選択する。
特図変動パターンテーブル134Aは、特図変動パターン用乱数と特図変動パターンNoと変動時間との対応関係を規定したテーブルである。
特図変動パターンテーブル134Aは、特図当り時に参照される特図当り用変動パターンテーブルを複数種類備えるとともに、ハズレ時に参照されるハズレ用変動パターンテーブルを複数種類備える。
例えば、後述する遊技モード毎に異なる特図変動パターンテーブル134Aが参照される。つまり、特図変動パターン選択手段134は、後述するように遊技モード制御手段180で設定された遊技モードを認識して、遊技モードの種類に応じて予め決められた特図変動パターンテーブル134Aを参照する。
特図変動パターン用乱数保留手段135は、特別図柄の変動中に第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞に基づき特図変動パターン用乱数取得手段133が特図変動パターン用乱数を取得した場合に、その特図変動パターン用乱数の値を所定の上限個数まで主制御装置100のRAMを利用して記憶する。例えば第1始動入賞口61への入賞に基づき得られる第1特図変動パターン用乱数の値、第2始動入賞口62への入賞に基づき得られる第2特図変動パターン用乱数の値を、それぞれ4個まで保留球乱数として記憶する。
尚、以下便宜上、普通図柄用当否抽選手段150において普図低確時判定テーブルが用いられて普図当り又はハズレが決定される遊技状態を「普図低確」といい、普図高確時判定テーブルが用いられて普図当り又はハズレが決定される遊技状態を「普図高確」という。
遊技モード制御手段180は、特別図柄の種類と遊技モードの種類と遊技状態との対応関係を規定した図外の遊技状態設定用テーブルを備える。遊技モードは、例えば、通常モード、小チャンスモード、中チャンスモード、大チャンスモードである。遊技モード制御手段180は、遊技状態設定用テーブルを参照し、特別図柄の種類に応じて予め決められている遊技モードの遊技状態を設定する。
大チャンスモードは、例えば特図当りの種類が16R特別図柄Aである場合において当り遊技後に移行するモードである。当該モードでの遊技状態は、特図高確(次回まで)状態及び普図高確(次回まで)状態(所謂、確変遊技状態(時短付き))に設定される。
中チャンスモードは、例えば特図当りの種類が16R特別図柄Bである場合において当り遊技後に移行するモードである。当該モードでの遊技状態は、特図低確状態及び普図高確(99回)状態に設定される。
小チャンスモードは、例えば特図当りの種類が4R特別図柄A、又は、4R特別図柄Bである場合において当り遊技後に移行するモードである。当該モードでの遊技状態は、特図当りの種類が4R特別図柄Aである場合は特図高確(次回まで)状態及び普図低確状態(所謂、潜伏確変遊技状態)に、特図当りの種類が4R特別図柄Bである場合は特図低確状態及び普図低確状態(所謂、小当り遊技後の遊技状態)に設定される。
通常モードは、当り遊技後の遊技状態が特図低確状態及び普図低確状態に設定されるモードである。
尚、「次回まで」とは、当り遊技が終了した後、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞に基づく特別図柄抽選で当りを得るまで特図高確等の状態が続くことであり、「99回」とは、当り遊技が終了した後、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞に基づく特別図柄抽選が特図高確等の状態で99回行われることをいう。小当り遊技とは、アタッカ装置65を例えば、0.6秒間開く動作を2回行うが、第1大入賞口64への入賞機会が少ない遊技であって、当該遊技終了後に特図低確状態及び普図低確状態に設定される遊技をいう。潜伏確変遊技とは、アタッカ装置65を例えば、0.6秒間開く動作を2回行うが、第1大入賞口64への入賞機会が少ない遊技であって、当該遊技終了後に特図高確状態に設定される遊技をいう。
図9に示すように、演出制御装置200は、主制御装置100から送られてきた遊技モード情報に基づいて演出表示装置50の表示画面に表示させる背景を決定する背景決定手段210を備える。背景決定手段210は、遊技モードの種類と背景画像の種類との対応関係を規定した背景用テーブル210Aを備え、この背景用テーブル210Aを参照して、演出表示装置50の表示画面51に遊技モードに対応して表示させる背景画像を決定する。
背景用テーブル210Aには、通常モードには通常背景画像、小チャンスモードには小チャンス背景画像、中チャンスモードには中チャンス背景画像、大チャンスモードには大チャンス背景画像が予め対応付けられている。これらの背景画像は区別が容易なものであり、従って遊技者は演出表示装置50の表示画面51に表示される背景画像を見て現在の遊技モードを判断することができる。
演出パターンテーブル221は、演出制御装置200内の図示しないROMに記憶され、特図当り時に参照される特図当り用演出パターンテーブルを複数種類備えるとともに、ハズレ時に参照されるハズレ用演出パターンテーブルを複数種類備える。
演出パターンは、変動内容及び変動時間である。変動内容は、例えば、予告演出、各種リーチ演出、ハズレ変動演出等である。
演出パターン選択手段220では、遊技モード毎に異なる演出パターンテーブルが参照される。つまり、演出パターン選択手段220は、主制御装置100から送られてきた現在の遊技モードを認識して、遊技モードの種類に応じて予め決められた演出パターンテーブルを参照する。
尚、演出制御装置200は、主制御装置100から送信されてくる演出図柄の表示に係る情報に基づき演出図柄の停止図柄を決定するようになっている。例えば、演出制御装置200は、何れの遊技モード中であっても特図当りの種類が16R特別図柄Aに決定された場合には、「777」又は「333」を停止図柄に決定するようになっており、電子抽選(第1特別図柄抽選、第2特別図柄抽選)の結果がハズレの場合であって、演出パターンがリーチの場合には3つの数字のうちの中央の数字のみが他の2つと異なるリーチ目「121」や「454」などが演出図柄の停止図柄となるように、又は、演出パターンがリーチでない場合には3つの数字が全て異なるハズレ目となるように、予め用意された複数種類のハズレ用停止図柄のうちから電子抽選により決定するようになっている。
更に、演出制御装置200は、このドクロ割り演出が演出パターン選択手段220により演出パターンテーブル221から選ばれた場合、遊技者の操作ボタン9の操作に従って、後述の操作演出パターン抽選手段230により操作演出パターンテーブル233から選択された演出パターン情報である操作演出パターンと重ね合わせて、演出表示装置50の表示画面51の画像表示制御を実行する。
このドクロ割り演出は、上述したどの遊技モードにおいて生じさせてもよいが、当該演出の場合、遊技者に期待感を与える内容の演出を構成しやすくなるので、例えば、大当りの場合の演出として用いることで、遊技者に遊技者の期待を盛り上げる演出を提供でき、効果的である。
第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への球の入賞を契機に演出制御装置200が演出パターン選択手段220により演出パターンテーブル221から取得する演出パターンに基づいて、演出制御装置200が図11及び図12に示す成功時の演出又は図11及び図13に示す失敗時の演出を行うように演出表示装置50及び可動体32Aを制御する。
まず、例えば図11(a)に示すように、可動体32Aが下方に移動するとともに表示画面51にレベルメーター画像501とガイド文字画像502とが表示される初期演出が実行される。レベルメーター画像501は、表示画面51の左端から左上部にかけて表示される左レベルメーター画像及び表示画面51の左端から左上部にかけて表示される右レベルメーター画像である。ガイド文字画像502は、例えば「ボタンを押してドクロを割れ!」というような遊技者に操作ボタン9の操作を促す文字画像演出である。
その後、図11(b)に示すように、表示画面51に「一撃」というコース表示画像503とボタン画像504とが表示される。
演出制御装置200は、遊技者が操作した操作ボタン9のスイッチからの信号を入力した場合に、前記演出パターンに基づいて演出表示装置50、開閉体開閉駆動装置33Y、可動体上下駆動装置33Xを制御し、当該演出パターンに基づいた図12(a)(b)のような成功時の演出、又は、当該演出パターンに基づいた図13のような失敗時の演出を実行する。
即ち、成功時には、例えば図12(a)のように左右の開閉体32x,32yを開放するドクロ割り演出が実行されて表示体32Cに表示された表示パターン32Dが遊技者に表示されるとともに表示画面51には表示体から光が放射しているような閃光画像505が表示されることで遊技者に大チャンスモードへの移行が予告され、その後、図12(b)のように可動体32Aを上昇させて表示画面51に「777」のような当りを示す停止図柄506が表示されるとともに停止図柄506から光が放射しているような閃光画像507が表示されるにことで、大当り遊技となることが遊技者に告知される。
また、失敗時には、表示画面51に例えば図13に示すように「残念」という文字画像508が表示される。
連打コースの場合、図14(a)に示すように上述した図11(a)と同じ初期演出が行われた後、図14(b)に示すように、表示画面51に「連打」というコース表示画像510Aとボタン画像511と有効残り時間画像512とが表示される。
そして、遊技者が操作ボタン9を押すと、演出制御装置200は表示画像内容が決められた後述する操作演出パターンを抽選し、演出制御装置200が当該抽選で得られた操作演出パターンに基づいて表示画面51に表示する画像を制御することにより、当該操作演出パターンに基づいた例えば図15乃至図17の(b)のような画像演出を行い、その後、前記演出パターンに基づいた図18(a)(b)(c)のような成功時の演出を実行するか、又は、前記演出パターンに基づいた図13のような失敗時の演出を実行する。即ち、成功時においては、図18(a)のようにレベルマックスのレベル変動画像510が表示された後、一撃コースでの図12に示す成功時と同じ演出が行われる。
尚、上述したレベルメーター画像501は、例えばレベルインジケータを構成する複数の白地の桝目が表示画面51の左下及び右下からドクロに向かって延長するように表示された画像であり、当該レベルインジケータを構成する複数の白地の桝目が下から順番に着色されることによりレベルが上昇したり、着色された桝目が上から順番に白地に変換されることによりレベルが下降したりすることを表す図15乃至図17の(b)のようなレベル変動画像510が操作演出パターンに基づいて実行される。
よって、乱数取得手段232で取得した乱数値によって異なる操作演出パターンでの合体演出が実行されるので、操作ボタン9の操作によりドクロ割り演出の内容が違うようになり、操作ボタン9を操作する遊技者の介在によって種々の異なった演出を遊技者に提供できる。
即ち、遊技者が遊技中の操作有効期間内に操作ボタン9を押すように操作することで操作ボタン9と連動する図外のスイッチから出力信号が演出制御装置200に出力され、そして、演出制御装置200が操作演出パターン抽選を行い、演出制御装置200が当該抽選で得られた操作演出パターンに基づく画像演出を制御する。
操作ボタン操作有無判定手段が操作有効期間内に操作ボタン9が操作されていないと判定した場合には(ステップS1でNo)、演出制御装置200は、演出パターン選択手段220により演出パターンテーブル221から取得した演出パターンに基づいて可動体32A及び演出表示装置50を制御して、可動体32Aの上下駆動演出、可動体32Aの左右の開閉体32x,32yの開閉演出、表示画面51に表示する画像演出等の演出を行わせる(ステップS4)。
従って、例えば、操作演出パターン1が実行される場合には、もっと操作ボタン9を押さなければレベルが上昇しないという印象を遊技者に与えることができて遊技者を遊技に熱中させることができる。また、操作演出パターン2が実行されている場合には、もう少し操作ボタン9を押せばレベルがもっと上昇するはずであるという印象を遊技者に与えることができて遊技者を遊技に熱中させることができる。操作演出パターン3が実行される場合には、もう少しでレベルを最大にできるという印象を遊技者に与えることができて遊技者を遊技に熱中させることができる。
また、一撃コースにおいて、図12(a)又は図13が表示されるまでの所定時間内に遊技者が操作ボタン9の操作を行わなかった場合にも、演出パターンテーブル221から取得した演出パターンに基づく演出が行われる。例えば、成功時には所定時間経過後に図12に示す演出が行われ、失敗時には所定時間経過後に図13に示す演出が行われる。
また、盤面37と平行な面上において往復動可能なように構成された可動体を備えた例を示したが、盤面37と交差する面上を移動可能に構成された可動体を備えた構成であってもよい。
更に上記では、正面側から右後側に回動するとともに右後側から正面側に回動する右開閉体、及び、正面側から左後側に回動するとともに左後側から正面側に回動する左開閉体とを備えた左右に開閉する一対の開閉体を備えた可動体を例示したが、上下に開放する一対の開閉体、上端部を回転中心として下部側が左右に開閉する一対の開閉体等を備えた可動体であってもよい。即ち、遊技者から見て開閉動作を行う一対の開閉体を前部に備えた可動体であればよい。
32C 表示体、32D 表示パターン、
33Y 開閉体開閉駆動装置(開閉駆動装置)、
50 演出表示装置、51 表示画面、61 第1始動入賞口(始動口)、
62 第2始動入賞口(始動口)200 演出制御装置。
Claims (5)
- 遊技機枠に取付けられた遊技盤にこの遊技盤の前方から遊技者が表示画面を目視可能なように設けられた演出表示装置と、前記演出表示装置の表示画面の周囲の前方に設けられ前記表示画面の周囲の前方と前記表示画面の中央側の前方との間で往復移動可能に設けられた可動体とを備え、
前記可動体は、開閉駆動装置によって開閉される一対の開閉体を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記可動体は、前部に前記一対の開閉体を備えるとともに、内部に特定の表示パターンが表示された表示体を備え、
前記一対の開閉体は、閉じた状態においては遊技者から見えないように前記表示体を覆い、開いた状態においては表示体の表示パターンを遊技者に表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技盤に設けられた始動口への入賞を契機として行われる抽選によって取得する演出パターンに基づいて前記開閉駆動装置を駆動制御して前記開閉体の開閉を制御する演出制御装置を備え、
前記演出制御装置は、前記抽選によって特定の遊技状態への移行を示す結果が得られた場合に取得する特定の演出パターンに基づいて前記開閉駆動装置を駆動制御して前記開閉体を開いた状態とすることにより前記表示体の表示パターンを遊技者に表示することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記遊技機枠には遊技者が操作可能な操作手段が設けられ、前記演出制御装置は、前記抽選によって特定の遊技状態への移行を示す結果が得られ、前記特定の演出パターンが取得された場合に、前記開閉駆動装置を駆動制御する前に前記演出表示装置の表示画面で遊技者に前記操作手段の操作を促す演出を実行し、所定時間内に前記操作手段の操作がなされた場合には、前記操作手段の操作に合わせて前記開閉駆動装置を駆動制御して前記開閉体を開いた状態とすることにより前記表示体の表示パターンを遊技者に表示することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記操作手段の操作が前記所定時間内になされない場合には、前記演出制御装置は、前記所定時間の経過とともに前記開閉駆動装置を駆動制御して前記開閉体を開いた状態とすることにより前記表示体の表示パターンを遊技者に表示することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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