JP6046391B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、演出表示装置の表示画面の前方においてより変化に富んだ演出を遊技者に提供し、当該演出によって期待感を増大させることが可能な可動体を備えた遊技機を提供する。
また、可動体制御手段は、抽選手段による抽選の結果が遊技者に対して有利な特別遊技を実行させる当りである場合に、当該当りの決定演出パターンとして、第2の可動体の動作後に第1の可動体を単独で上昇動作させる構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
なお、以下の説明において遊技機の一例としてのパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に正対する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。
センター飾り枠80は、枠の外側に張り出すように設けられた取付フランジ85を備え、取付フランジ85が盤面19にねじ等で固定されることにより盤面19に取付けられる。センター飾り枠80は、下部枠にステージ部81を備えるとともに、左枠部にステージ部81への球の導入路82を備える。
また、ステージ部81に入り込んだ球は庇部81cよりも上方に移動することはなく、ステージ部81の下方の遊技領域20Aに落下する。即ち、遊技領域20Aを流下する球が遊技盤20の開口34の内側に入り込むことはない。
なお、センター飾り枠80は、遊技盤20の開口34の上縁、左縁、右縁より前方に突出するように設けられた構成、或いは、遊技盤20の開口34の上縁、左縁より前方に突出するように設けられた構成である。センター飾り枠80が、遊技盤20の開口34の上縁、左縁より前方に突出するように設けられた構成の場合、遊技盤20の開口34の右縁より前方に突出する右側飾り枠は、後述する右前側可動体ユニット600の後側ベース板613より前方に延長するように設けられた飾り枠690(図2参照)により構成される。
第1始動入賞口30A,第2始動入賞口30Bは、遊技領域20Aの中央部において上下方向に分かれて配設される。第1始動入賞口30A又は第2始動入賞口30Bに球が入賞すると、主制御装置100によって特別図柄抽選(以下、特図抽選という)等の各種の抽選処理が実行され、当該各種の抽選処理の結果が特別図柄表示装置40A;40Bや演出表示装置50の表示画面51上に反映されて表示される。
また、第1始動入賞口30A又は第2始動入賞口30Bに遊技球が入賞すると予め設定された所定の個数(例えば3個)の賞球が、払出制御装置300の制御によって動作する賞球払出装置301によって遊技者に対して払い出される。
ここで、例えば第1特図抽選の結果が「外れ」である場合には「−」が停止表示され、「当り」である場合には「○」が停止表示される。
なお、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bの構成としては、7セグメント表示器や、複数のランプにより構成された表示器であってもよく、特定の数字の組み合わせや、ランプの点灯態様により抽選の結果を示すものであってもよい。
ここで、第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が「当り」である場合の演出図柄Sの停止態様は、3つの演出図柄Sが予め設定されたライン上において同一の数字又はキャラクターで停止した態様である(図3参照)。一方、「外れ」である場合の停止態様は、上記以外の態様で停止した態様である。
詳細は後述するが主制御装置100から演出表示制御手段200Aに送信される演出用のコマンドには、演出図柄Sの変動時間に係る情報等が含まれる。
演出表示制御手段200A側では、上記演出用のコマンドに含まれる情報を解析した上で必要な画像データや動画データ等を読み出し、当該データを演出表示装置50の表示画面51上に出力することにより、演出図柄Sの変動表示中に遊技者に対して多様な演出表示を提供する。
また、演出制御装置200の可動体制御手段200Bは、演出表示制御手段200Aから送信される内部コマンドに応じて、後述する複数の可動体ユニット400;500;600;600A;700;700Aを所定の態様により動作させ、その動作態様によって遊技を盛り上げる。また、演出制御装置200の音声制御手段200Cは、演出表示制御手段200Aから送信される内部コマンドに応じて演出図柄Sの変動時間や演出に対応した音声データを読み出してスピーカ8を制御することにより遊技進行中において遊技を盛り上げる音声を提供する。以下、本実施形態に係るパチンコ機1に搭載された複数の可動体ユニットについて詳説する。
上可動体ユニット400は、初期位置(非作動状態)において後述する上可動体401の下顎部材403の下端側が遊技盤20の開口34の上縁前方を装飾するセンター飾り枠80の上部飾り部83の下端より下方に位置し、遊技者から僅かに目視可能である。
一方、上可動体ユニット400の作動状態においては、上可動体401が下方に移動して、下顎部材403及び後述する回転リール410が、上部飾り部83の下端より下方でかつ演出表示装置50の表示画面51の前方に位置し、下顎部材403及び回転リール410の全域を遊技者が目視可能となる。即ち、上可動体401の回転リール410は、上可動体ユニット400の作動時のみに遊技者から目視可能である。
また、図3に示すように、センター飾り枠80の上部飾り部83は、後述する上可動体401の下顎部材403の下顎以外の顔部分を形成する飾り顔部83Aを有し、上可動体401が下方に移動した際に、飾り顔部83Aと下顎部材403とで人間の顔の形を呈する。
上可動体401は、人の下顎の形をした下顎部材403と、当該下顎部材403の上方において回転する回転リール装置404と、下顎部材403と回転リール装置404とを所定の位置関係に連結する連結板405とを備える。
光非透過性材料により形成された前板部406には、左右に炎の形をした左右対称な貫通孔が形成され、この貫通孔に光透過性材料により形成された炎形状の光透過部材408が嵌め込まれている。そして、前板部406の裏側の凹部空間に図外の光源が設置され、当該光源からの光が光透過部材408を透過して前板部406の前方に透過するように構成されている。なお、当該光源は、可動体制御手段200Bによって制御される。下顎部材403の前板部406の上部は、下唇形状に形成され、この下唇形状の上部には光透過性材料により形成された歯部409が設けられる。
また、これらのメッセージが表示された演出表示領域417A〜417Cは、回転リール410の円周上において例えば、120°の間隔を持って設けられており、演出表示領域417A〜417Cいずれかの面が遊技者に対して正対して停止することにより、遊技者は演出表示領域417A〜417Cに表示されたメッセージを読み取ることができる。
そして、モーター414が後述の可動体制御手段200Bによって駆動制御され、モーター414の回転力が伝達機構415を介して回転リール410に伝達されることにより、回転リール410が一方向に回転可能とされる。
リンク430の長手方向の一端にはリンク回転中心軸433が貫通する回転中心孔435が形成される。一方、リンク430の長手方向の他端側には、上可動体側伝達軸432が貫通する他端側長孔436が形成される。また、リンク430の長手方向の中央側には歯車側伝達軸431が貫通する中央側長孔437が形成される。
図7に示すように、下可動体ユニット500は、下可動体501と下可動体駆動装置502とを備える。下可動体501は、例えば、チャンピオンベルトの形をしたチャンピオンベルト飾り503と、炎の形をした左右一対の炎回転飾り504;504と、チャンピオンベルト飾り503(図9参照)と炎回転飾り504とが取付けられる飾り取付板505とを備える。
なお、チャンピオンベルト飾り503は、上述した下顎部材403と同じように、光非透過性材料により形成された光非透過部503aと光透過性材料により形成された光透過部503bとを備え、光透過部503bの裏側の凹部空間に可動体制御手段200Bにより制御される図外の光源が設置され、当該光源からの光が光透過部503bを透過してチャンピオンベルト飾り503の前方に透過するように構成されている(図9(a)参照)。
前側ベース板515の前面にはモーター509が固定状態に付けられ、モーター509の出力軸531が前側ベース板515に形成された孔を貫通して当該出力軸531の先端側に出力歯車520が取付けられる。この出力歯車520の回転力をリンク522に伝達する最終歯車521が回転中心軸530を回転中心として回転可能なように後側ベース板516の前面に設けられる。そして、リンク522の回転中心軸525がリンク522の回転中心孔526を貫通し、下可動体側伝達軸524がリンク522の他端側の長孔527を貫通し、歯車側伝達軸523がリンク522の一端側の長孔528を貫通した状態で、後側ベース板516と前側ベース板515とが所定の位置関係に連結される。これにより、リンク522が回転中心軸525を回転中心として回転可能に設けられ、下可動体側伝達軸524がリンク522の長孔527内を移動可能に設けられ、歯車側伝達軸523がリンク430の長孔528内を移動可能に設けられたリンク装置511が構成される。
即ち、回転支持機構535は、炎回転飾り504に設けられた回転中心孔541と、飾り取付板505の裏面より突出するよう設けられて回転中心孔541を貫通して回転中心孔541に回転可能に支持された回転中心軸540と、各炎回転飾り504;504に各炎回転飾り504;504を互いに近づく方向に回転させる付勢力を付与するコイルバネ545とを備えた構成である。
レール取付部材550は、上部には後方に延長する上突出部555を備えるとともに、下部にも後方に延長する下突出部556を備える。上突出部555及び下突出部556が後側ベース板516の前面と接触した状態でレール取付部材550と後側ベース板516とが連結され、レール取付部材550における上突出部555及び下突出部556以外の裏面と後側ベース板516の前面と間に、動力変換スライダー551を配置するための配置空間が形成される。
動力変換スライダー551は、スライダー513の延長方向である上下方向に延長する縦長穴557を備えるとともに縦長穴557の上に左右方向に延長する横長穴558を備えた孔付き板により形成される。上突出部555が動力変換スライダー551の縦長穴557の前側から縦長穴557内を貫通して後側ベース板516と連結され、力受軸553が動力変換スライダー551の横長穴558の前側から横長穴558内に挿入される。
裏側スライダー552;552は、飾り取付板505の裏面下部における左右の中心位置を中心として左右対称の位置より後方に突出して延長するように設けられた左右の裏側スライダー取付壁560;560の後端面にそれぞれ取付けられ、動力変換スライダー551の左右端側の裏面と後側ベース板516の前面との間にスライダー513の延長方向に沿って上下方向に移動可能に配置される。
炎回転飾り504及び飾り取付板505が最下方に位置された状態からモーター509を一方向に駆動すると、図10(b)に示すように、飾り取付板505が上昇するのに伴って動力変換スライダー551及び裏側スライダー552;552も上方に移動し、動力変換スライダー551の縦長穴557の下端縁563と上突出部555とが接触するまでの過程において、炎回転飾り504;504にコイルバネ545;545から加わる付勢力によって各炎回転飾り504;504が互いに近づく方向に回転し、炎回転飾り504;504の各力受軸553;553がそれぞれ動力変換スライダー551の横長穴558の左右端縁に位置されるまで回転する。
また、本実施形態においては、上述のチャンピオンベルト出現動作及び炎回転飾り出現動作とが組み合わされた複合的な演出の頻度は、他の可動ユニットの動作による演出頻度に比べて低く設定されており、上述の演出は、例えば、特に大当り遊技が確定したことを示す大当り確定演出として用いられる。なお、当該大当り確定演出の流れについては後述する。
また、下側顔部分604も同様に、例えば、頬部分に設けられた炎模様部分604aと下歯部分604bとが光透過性材料により形成された光透過部に構成され、その他の部分は光非透過性材料により形成された光非透過部に構成されている。そして、下側顔部分604の裏側の凹部空間に図外の光源が設置され、当該光源からの光が炎模様部分604a等の光透過部を透過して下側顔部分604の前方に透過するように構成されている。なお、上述の各光源は、可動体制御手段200Bによって制御される。
前側ベース板612が上後側ベース板部614の前側に位置され、前側ベース板612と上後側ベース板部614とが前後に所定間隔隔てて止めネジ等で互いに連結されている。
前側ベース板612の前面にはモーター608が固定状態に取付けられ、モーター608の出力軸が前側ベース板612に形成された孔を貫通して当該出力軸の先端側にピニオン609が取付けられる。
上後側ベース板部614における左右延長部619の前面に垂直方向と直交する左右方向に延長するレール606が取付けられる。スライダー607はレール606の延長方向に移動可能でレール606から脱落不能に設けられる。
後側取付板622には複数の長孔が形成されている。複数の長孔は、後側取付板622の右側上部において上下方向に延長するよう形成された第1の長孔630と、後側取付板622の右側下部において上下方向に延長するよう形成された第2の長孔631と、後側取付板の左側における上下方向中央部において上下方向に延長するよう形成された第3の長孔632と、後側取付板622の右側上部における第1の長孔630よりも上側において左右方向に延長するように設けられた第4の長孔633と、後側取付板622の左側下部において下端部が上下方向に延長する長孔により形成され当該下端部よりも右側上部において上端部が上下方向に延長する長孔により形成されるとともに上端部の長孔の下端開口と下端部の長孔の上端開口とが左上側に膨出するように湾曲形成された弧状長孔により連通した構成の第5の長孔634とを備える。
前側取付板621の裏面における右下部側より後方に突出する第2の連結軸642が後側取付板622の前面側から第2の長孔631を貫通して当該第2の連結軸642が第2の長孔631内を移動可能なように構成され、また、第2の長孔631を通過させた第2の連結軸642の後端面には抜け止め643が取付けられ、抜け止め643が後側取付板622の後面における第2の長孔631の周囲の面に係止することで第2の連結軸642が第2の長孔631から外れないように構成されている。
前側取付板621の裏面における左側上下方向の中央部より後方に突出する第3の連結軸644が後側取付板622の前面側から第3の長孔632を貫通して当該第3の連結軸644が第3の長孔632内を移動可能なように構成され、また、第3の長孔632を通過させた第3の連結軸644の後端面には抜け止め645が取付けられ、抜け止め645が後側取付板622の後面における第3の長孔632の周囲の面に係止することで第3の連結軸644が第3の長孔632から外れないように構成されている。
上側顔部分603におけるこめかみ部分の裏側より後方に突出する中央側支軸652が前側取付板621の前面側から第2の弧状長孔626を貫通して当該中央側支軸652が第2の弧状長孔626内を移動可能なように構成され、上述と同様の抜け止め構成によって中央側支軸652が第2の弧状長孔626から外れないように構成されている。
上側顔部分603の後頭部の裏側より後方に突出する右上側支軸653の後端部が後側取付板622の前面側から第4の長孔633内に挿入されて右上側支軸653の後端部が第4の長孔633内を移動可能なように構成されている。
さらに上側顔部分603の後頭部の裏側から後頭部よりも右上側に延長する延長板655の上端部の裏面から後方に突出するガイド支軸656を備え、ガイド支軸656の後端側の周面がガイド壁657に沿って上下斜め方向に移動可能なように構成される。ガイド壁657は、後側ベース板613における中央後側ベース板部616の上部に形成された下側から左上方向に傾斜する傾斜面により形成される。
また、下側顔部分604の中央部の裏側より後方に突出する中央側支軸663の後端側が前側取付板621の前面側から第3の弧状長孔627を貫通するとともに後側取付板622の第5の長孔634を貫通して当該中央側支軸663が第3の弧状長孔627内及び第5の長孔634内を移動可能なように構成され、また、第5の長孔634を通過させた中央側支軸663の後端面には上記と同様の抜け止めが取付けられ、中央側支軸663が第3の弧状長孔627及び第5の長孔634から外れないように構成されている。
図12(a);図13(a)に示すように、ラック610が最も右側に位置して右前側可動体601により形成された顔が歯を食いしばった表情に形成される初期位置(非作動)状態においては、上側顔部分603から設けられたガイド支軸656がガイド壁657から右側に離れた所に位置し、下左側支軸651が第1の弧状長孔625の下端縁に位置し、中央側支軸652が第2の弧状長孔626の下端縁に位置し、右上側支軸653が第4の長孔633の左端縁に位置し、下側顔部分604から設けられた中央側支軸663が第3の弧状長孔627及び第5の長孔634の上端縁に位置する。
当該右前側可動体601は、非作動(初期位置)状態においては、演出表示装置50の表示画面51の前方の右側に位置されて遊技者から目視可能な状態となり、作動状態においては、演出表示装置50の表示画面51の前方の右寄り中央側に位置されて遊技者から目視可能な状態となる。
そして、右前側可動体601が、図12(a)に示す非作動状態から図12(c)に示す作動状態に移行する過程において、前側取付板621の光透過飾部621aと中央後側ベース板部616の光透過飾部616aとが互いに関連性を持った飾部に形成されており、かつ、前側取付板621の光非透過飾部621bと中央後側ベース板部616の光非透過飾部616bとが互いに関連性を持った飾部に形成されている。これら関連性を持った飾部としては、例えば、図12(c)に示す作動状態における右前側可動体601の開いた口の中央位置を中心として右方向に放射状に延長する炎形状飾りである。
中央後側ベース板部616の光透過飾部616a、及び、前側取付板621の光透過飾部621aの裏側の凹部空間には、可動体制御手段200Bによって制御される図外の光源が設置され、当該光源からの光が、光透過飾部616aを透過して中央後側ベース板部616の前方に透過するように構成され、また、光透過飾部621aを透過して前側取付板621の前方に透過するように構成される。
図4に示すように、主制御装置100は、特図(特別図柄)当否抽選手段110、特別図柄種類決定手段120、変動時間決定手段130、図柄変動表示制御手段140、及び遊技状態制御手段150を主たる構成として備える。
ここで、特別図柄種類には、例えば特別図柄A〜特別図柄Dまでの4種類が存在し、これら特別図柄種類の相違は、後述する遊技状態制御手段150によって参照される。なお、前述の抽選結果が「外れ」である場合には、本抽選処理は実行されない。
具体的には、変動時間決定手段130は、第1始動入賞口30A又は第2始動入賞口30Bへの遊技球の入賞を契機として出力される球検出信号の入力に基づいて、ソフトウェアカウンタから取得される例えば0〜99までの範囲の変動時間決定用乱数と、当該乱数ごとに変動時間が規定された変動時間決定用テーブルを参照し、いずれかの変動時間を抽出する。
ここで、変動時間決定用テーブルは、現在の遊技状態、及び、前述の特図抽選の結果に応じて細分化されており、各テーブルには、例えば、2秒,5秒,13秒,35秒,60秒,90秒のいずれかの変動時間が互いに異なる選択率により規定されている。
なお、特図抽選用乱数取得の契機が第1始動入賞口30Aである場合には、第1特別図柄表示装置40Aを制御対象とし、特図抽選用乱数取得の契機が第2始動入賞口30Bである場合には、第2特別図柄表示装置40Bを制御対象とする。
例えば、特別図柄種類が特別図柄Aである場合の特別遊技後の遊技状態は、「特図高確率」かつ「普図高確率」とされる。また、特別図柄種類が特別図柄Bである場合の遊技状態は、「特図高確率」かつ「普図低確率」の状態とされる。また、特別図柄種類が特別図柄Cである場合の遊技状態は、「特図低確率」かつ「普図高確率」の状態とされる。また、特別図柄種類が特別図柄Dである場合の遊技状態は、「特図低確率」かつ「普図低確率」の状態とされる。
可動体制御手段200B及び音声制御手段200Cは、演出表示制御手段200Aによって決定される演出図柄Sの多様な演出パターンに応じて可動体ユニットの動作や発光態様、遊技中の音声を制御することにより、演出図柄Sが変動を開始してから停止表示されるまでの間、その演出効果を高める。以下、各制御手段についてその機能を説明する。
具体的には、演出表示制御手段200Aは、図柄変動コマンドの受信と同時に、ソフトウェアカウンタから、0〜99までの変動パターン決定用乱数を取得し、変動パターン決定用テーブルを参照して、取得した変動パターン決定用乱数に対応する1つの変動パターンを抽出する。変動パターン決定用テーブルは、主制御装置100側で決定された6種類の変動時間ごとに細分化されており、この細分化された変動パターン決定用テーブルは、さらに「当り用」又は「外れ用」に細分化されている。
そして、演出表示制御手段200Aは、図柄変動コマンドに含まれる特図抽選の結果、特別図柄種類、及び変動時間に係る情報に基づいて、いずれかの変動パターン決定用テーブルを参照し、1つの変動パターンを決定する。
また、「スーパーリーチ」とは、上記「リーチ」状態の後、演出図柄Sの変動が停止するまでの間に展開される「大当り」への期待感を高める演出である。
当該「スーパーリーチ」は、例えば10種類に細分化されており、スーパーリーチの種別ごとに、演出表示装置50上で展開される画像や動画の種類や表示態様、或いは、可動体ユニットの動作態様等の詳細が規定されている。
そして、その後表示画面51には、変動を継続していた演出図柄Sが、リーチを形成していた他の演出図柄Sと同一の数字又はキャラクターで停止した様子が示され、当該停止表示された3つの演出図柄Sを視認することにより、遊技者は特図抽選の結果が当りとなり、大当り遊技を獲得したことを認識することができる。
また、下可動体501の動作時期を他の可動体の動作完了後(初期位置への復帰後)に設定し、下可動体501を単独で動作させる態様とすれば、下可動体501の動作による演出をよりインパクトのある演出として見せることが可能となる。
なお、図示の例においては、右前側可動体601及び左前側可動体601Aを動作させた後に、下可動体500を単独で動作させる態様を示したが、動作対象となる可動体や、動作順序はこれに限られるものではなく、例えば、上可動体401と右前側可動体601及び左前側可動体601Aを動作させた後に、下可動体501を動作させることにより、遊技者に対して大当り遊技を獲得したことを報知するような態様としてもよい。
50 演出表示装置,51 表示画面,100 主制御装置,200 演出制御装置,
200B 可動体制御手段,400 上可動体ユニット,401 上可動体,
402 上可動体駆動装置,410 回転リール,
417A〜417C 演出表示領域,500 下可動体ユニット,501 下可動体,
503 チャンピオンベルト飾り,504 炎回転飾り,
600 右前側可動体ユニット,600A 左前側可動体ユニット,
601 右前側可動体,601A 左前側可動体, 602 右前側可動体駆動装置。
Claims (2)
- 遊技機枠に取付けられた遊技盤と、
前記遊技盤に配設された始動入賞口と、
前記遊技盤を前後に貫通するように形成された開口と、
前記開口の後方に設けられ、前記開口を介して目視可能な表示画面を有する演出表示装置と、
前記表示画面の下部において前記遊技盤の後方、かつ、前記表示画面の前方に配置され、前記表示画面の前方を中央側に上下方向に昇降動作可能な第1の可動体と、
前記遊技盤の後方、かつ、前記表示画面の前方に配置され、前記表示画面の端部方向から前記表示画面の前方を中央側に移動可能な第2の可動体と、
前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、所定の抽選を実行する抽選手段と、
前記所定の抽選結果に基づいて前記表示画面上に表示される演出パターンを決定する演出表示制御手段と、
前記演出表示制御手段により決定された演出パターンに対応する態様により前記可動体を動作させる可動体制御手段と、
を備えた遊技機であって、
前記第2の可動体は、当該第2の可動体の前記表示画面の中央側への移動に伴って互いに離れる方向に回転する第1可動部及び第2可動部を備え、
前記可動体制御手段は、前記抽選手段による抽選の結果が遊技者に対して有利な特別遊技を実行させる当りである場合に、当該当りの決定演出パターンとして、前記第1可動体を上昇動作させることを特徴とする遊技機。 - 前記可動体制御手段は、前記抽選手段による抽選の結果が遊技者に対して有利な特別遊技を実行させる当りである場合に、当該当りの決定演出パターンとして、前記第2の可動体の動作後に前記第1の可動体を単独で上昇動作させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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