JP2009050527A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】内部抽選結果の報知(入賞フラグの成立)を、従来にない斬新な報知とすることで遊技者の興趣を高めることができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】スロットマシンにおいて、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する報知装置を設ける。報知装置は、レンズ部材を有し、電気的駆動源の作用に基づき所定の動作を行う第1可動演出部材と、所定色の光を発する発光装飾装置と、からなる第1役物ユニットを備える。第1役物ユニットは、発光装飾装置から発せられた光が入射する位置(例えば、発光装飾装置の前方を被覆する位置)に第1可動演出部材を配設することにより、入射光がレンズ部材を介して放射されるように構成され、第1可動演出部材による動作、発行装飾装置からの発光、および第1可動演出部材の動作に伴う発光態様の変化により報知を行う。
【選択図】図10

Description

本発明は、内部抽選結果が特定結果となった場合に、特定の図柄組合せ態様を形成し得るように複数のリールの停止制御を行うように構成したスロットマシンに関する。
従来より、複数の図柄を外周面に表示したリール(ドラム)等の変動表示手段を例えば3個備えて、これらのリールを回転させることで複数の図柄を変動表示させてゲームを実行し、各リールの停止により表示窓内に停止表示した図柄が予め設定された有効ライン上において所定の図柄組合せ態様を形成した場合に、所定の価値を遊技者に付与するようにしたスロットマシン等の遊技機が一般的に知られている。
このようなスロットマシンにおいては、遊技者による所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(メダルや遊技球)の投入操作、あるいはクレジットからの賭けボタン操作(ベット操作)に基づく賭数の入力後、スタートレバーを操作することにより前記リールを回転させて図柄を変動表示させ、一定時間後自動的にまたは遊技者が各リールに対応して各々備えられたリール停止ボタンを操作することにより各リールの回転を順次停止させて図柄組合せ態様(停止表示態様)が確定される。そして、リールが停止した際に、前記賭数の入力に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄組合せ態様が、予め定められた所定の図柄組合せ態様(入賞態様)となった場合に入賞が確定(成立)し、入賞種類に対応した数の遊技媒体が遊技者に付与される。ここで、遊技者が遊技を開始するために遊技媒体を投入することおよび予めスロットマシンに預け入れた(クレジット)遊技媒体の記憶数から賭けボタン操作に応じてクレジット数を減算することに基づく賭数の入力を総称してベットまたは賭入力と呼ぶ。
そして、通常スロットマシンには、ゲームの実行に関連して各種入賞に当選するか否かの抽選を予め行う機能(内部抽選機能:抽選手段)が備えられており、内部抽選の結果が入賞に当選(内部入賞が成立:入賞フラグが成立)した場合に限り、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成することが許可され、極力入賞を成立できるようにリール制御(引込制御)が行われる。なお、内部抽選に当選することを「入賞フラグが成立する」ということもある。
一方、抽選結果が入賞の当選とならなかった場合(入賞フラグ不成立)は、遊技者がいかなるタイミングでリールの停止操作を行っても、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成することがないようにリール制御(所謂、蹴飛ばし制御)が行われる。
また、一般に、入賞フラグが成立した場合には、遊技者側にそれを報知する機能を備えたスロットマシンもあり、これまで採用されている入賞フラグの報知手段には、入賞フラグの成立を知らせるランプや音の点灯・発生という方法が知られている。
この入賞フラグの成立をランプや音の点灯・発生によって知らせる方法では、入賞フラグが成立した場合に、スロットマシンの前面等に備えられた表示ランプを激しく点灯させたり、スピーカから祝福のメロディを連続的に流すことによって遊技者に入賞フラグの成立を知らせるということが行われている。
このように入賞フラグの成立をランプや音の点灯・発生によって知らせる方法の場合では、入賞フラグが成立すると、ランプの点灯やメロディの発生によって、遊技者だけでなく周囲の人にも入賞フラグが成立したことが知られてしまうので、その後のゲームが落ち着いて行えなくなるという問題から、通常時と入賞フラグ成立時とでリールの回転開始の態様を異ならせることにより、入賞フラグの成立を遊技者にのみ確実に報知するものがあった(例えば、特許文献1)。
特開2000−197727号公報
しかしながら、近年のスロットマシンは、多彩な演出を行うことで遊技者のみならず、周囲の人に対しても入賞フラグの成立を知らせることが主流であり、このような演出を行うことで遊技店全体を活気付け、集客を行うことが効果的である。
また、遊技者に関しても周囲の人に対して入賞フラグが成立したことをアピールでき、優越感に浸ることができるため、多彩な演出で入賞フラグ成立を祝福するとその後の遊技に対するモチベーションも変わってくる。
本発明は、内部抽選結果の報知(入賞フラグの成立)を、従来にない斬新な報知とすることで遊技者の興趣を高めることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
内部抽選結果が特定結果となった場合に、特定の図柄組合せ態様を形成し得るように複数のリールの停止制御を行うように構成したスロットマシンにおいて、
前記内部抽選結果が特定結果となったことを報知する報知装置を設け、
前記報知装置は、
レンズ部材を有し、電気的駆動源の作用に基づき所定の動作を行う第1可動演出部材と、
所定色の光を発する発光装飾装置と、からなる第1役物ユニットを備え、
前記第1役物ユニットは、
前記発光装飾装置から発せられた光が入射する位置(例えば、発光装飾装置の前方を被覆する位置)に前記第1可動演出部材を配設することにより、前記入射光が前記レンズ部材を介して放射されるように構成され、
前記第1可動演出部材による動作、前記発行装飾装置からの発光、および前記第1可動演出部材の動作に伴う発光態様の変化により前記報知を行うことを特徴とする。
ここで、「内部抽選結果が特定結果となったこと」とは、例えば、内部抽選により特別入賞(ボーナス入賞)等の入賞に当選したことである。
また、第1可動演出部材の「電気的駆動源に基づく動作」とは、電気的駆動源としての駆動モータの回転運動に連動する回転動作等である。
請求項1に記載の発明によれば、従来にない斬新な報知装置を構成することができ、内部抽選結果を遊技者に報知する際の演出を迫力感のあるものとすることができるので、遊技者の興趣を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記第1可動演出部材は、円筒形状に形成され、前記レンズ部材を円筒部の表面および円周面の各々に配設することにより、前記発光装飾装置からの光を前方および側方に放射することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、多方向に光を放出することができ、内部抽選結果の報知をより一層多彩にすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記レンズ部材は、前記発光装飾装置から照射される光を屈折させる屈折レンズで構成され、前記第1可動演出部材の動作によって、前記屈折レンズで乱反射する光を増大させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第1可動演出部材の動作と屈折レンズによる光の屈折方向の変化が相まって、発光装飾装置による発光方向だけでは表現できない光の変化を実現でき、従来にない斬新な報知装置を実現することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記報知装置は、前記第1可動演出部材の側方、かつ後方に配置され、電気的駆動源の作用に基づいて前記第1可動演出部材とは異なる動作を行う第2可動演出部材を有し、前記第2可動演出部材の動作により前記報知を行う第2役物ユニットを備え、
前記第1可動演出部材は、当該第1可動演出部材の円周面に複数のレンズ部材を配設され、
前記複数のレンズ部材のうち少なくとも1つは、前記第2可動演出部材へ光を照射可能な照射レンズ部材で構成されることを特徴とする。
ここで、第2可動演出部材の「電気的駆動源に基づく第1可動演出部材とは異なる動作」とは、電気的駆動源としての駆動モータの回転運動を変換した直線動作等である。
請求項4に記載の発明によれば、可動により報知機能を実現する第2可動演出部材が、他の報知装置である第1可動演出部材に設けたレンズ部材からの光によって照射されるという従来にない斬新な報知を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスロットマシンにおいて、
前記第2役物ユニットは、前記照射レンズ部材から照射された光を前方へ反射させる反射板と、該反射板により反射した光を透過させる色変換シートと、を備え、
前記色変換シートは、所定の演出情報が印字されており、前記反射板から所定の色光が照射された場合のみ前記所定の演出情報を表示することを特徴とする。
ここで、「色変換シート」とは、対応する光が照射された場合に照射光に反応して発光するものである。例えば、赤色光に対応する色変換シートは、裏面から赤色光が照射されるとその光に反応して、前面側から見ると赤く発光しているように見える。一方、この色変換シートの裏面から赤色光とは異なる色光(例えば、青色光)を照射した場合には、その色光には反応せずそのまま透過させるという特性を有する。
請求項5に記載の発明によれば、第1可動演出部材に設けたレンズ部材から照射された光により第2可動演出部材の色変換シートに印字した演出情報が表示されるという報知機能を発揮することで、従来にない斬新な報知を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
前記照射レンズ部材は、前記複数のリールの停止操作を行うための停止操作ボタンの操作に基づき、前記第2可動演出部材へ前記所定の色光を照射することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、複数のタイミングで報知機能が発揮され、内部抽選結果に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を高めることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6に記載のスロットマシンにおいて、
前記報知装置は、前面扉を構成するメインフレームの上部に、所定の固定部材を用いて取り付けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、遊技者が認識しやすい位置に報知装置を容易に取り付けることができる。
本発明によれば、従来にない斬新な報知装置を構成することができ、内部抽選結果を遊技者に報知する際の演出を迫力感のあるものとすることができる。
また、可動演出部材より報知を行うことで、より多彩な報知を行うことが可能となり、スロットマシンの興趣性を極めて高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るスロットマシンの一例を示す外観正面図である。図2は、本実施形態のスロットマシン1の前面扉2の背面図である。
スロットマシン1は、前面が開放した箱形の筐体の内部に、変動表示手段としてのリール8や、メダル払出装置(メダルホッパー)等の各種機器が設けられるとともに、この筐体の前面に前面扉2が片開き形式に開閉可能に設けられることで概略構成されている。
前面扉2は、略矩形状に形成されたメインフレーム21に、上部ユニット3、メインパネルユニット4、下部パネルユニット5、下皿ユニット6、及び各種操作スイッチ等が配設されて構成される。
メインフレーム21は、上側略1/3の領域にメインパネルユニット4を配設するための開口部が設けられ、一方の長辺には前面扉2を筐体に取り付けるための取付プレート23が固着されている。取付プレート23の上下2箇所には、前面扉2を筐体に対して開閉可能とするためのヒンジ24、24が設けられている。
メインフレーム21の上方には、上部ユニット3が配設されている。上部ユニット3は、所定のベース部材に演出ユニット360やスピーカ306L、306R等を配置されて構成される。上部ユニット3の底面の一部がメインフレーム21の上辺部(開口部の上方)に係合され、所定の固定部材(例えば、パネル固定部材)によって固着されることにより、上部ユニット3はメインフレーム21に取り付けられる。
スロットマシン1では、この上部ユニット3内の演出部材を動作させて所定の演出を行うことにより、例えば、特別入賞に内部当選したことを報知する。この上部ユニット3についての詳細な構成は後述する。
メインフレーム21に形成された開口部には、メインパネルユニット4が配設される。メインパネルユニット4は、前面側にメインパネル41を備え、このメインパネル41の略中央には後方を視認可能な(例えば透明の)図柄表示窓部42が形成されている。この図柄表示窓部42を透して、筐体内に配設されたリール8を視認可能となっている。
リール8は、複数の(例えば3つ)円筒形のリール8a、8b、8c、すなわち、第1リール(左リール)8a、第2リール(中リール)8b、及び、第3リール(右リール)8cが水平方向に並設されて構成されている。これらのリール8a、8b、8cの外周面には、所定の配列に従って複数の図柄が配置されている。複数の図柄としては、ボーナス入賞に対応する特別入賞図柄(例えば、7、BAR)と、特別入賞図柄以外の図柄(例えば、リプレイ、ベル、スイカ、チェリー、ブランク等)がある。
各リール8a、8b、8cにはそれぞれ、リール用モータ(ステッピングモータ、図示略)が設けられており、各リール8a、8b、8cを独立して回転駆動ならびに回転停止することが可能となっている。
リール用モータによりリール8a、8b、8cを回転させることにより、図柄表示窓部42から視認される複数種類の図柄を、例えば上から下へと循環するように変動させる(変動表示)。一方、リール8a、8b、8cが停止している状態では、各リール8a、8b、8cについて、連続する所定数(例えば、3つ)の図柄が図柄表示窓部42を介して視認可能となっており、つまり図柄表示窓部42には3×3の計9つの図柄が停止表示されることとなる。
図柄表示窓部42から視認される3×3の図柄行列に対しては、複数の有効化可能ラインが設定されている。すなわち、例えば、各リール8a、8b、8c中段の図柄を横切る有効化可能ライン(中段横ライン)、各リール8a、8b、8c上段の図柄を横切る有効化可能ライン(上段横ライン)、各リール8a、8b、8c下段の図柄を横切る有効化可能ライン(下段横ライン)、第1リール8a下段−第2リール8b中段−第3リール8c上段にかけて各リール8a、8b、8cを斜めに横切る有効化可能ライン(右上がりの斜めライン)、及び、第1リール8a上段−第2リール8b中段−第3リール8c下段にかけて各リール8a、8b、8cを斜めに横切る有効化可能ライン(右下がりの斜めライン)の5ラインが、有効化可能ラインとして設定されている。
そして、遊技者によるメダルの投入又はクレジットからの入力(以下、ベット操作と称する)によって設定されたベット数(賭数)に応じて所定の有効化可能ラインが有効化され、この有効ライン上に形成された図柄組合せ態様に基づいて入賞の成立/不成立が判断される。例えば、ベット数1では中段横ラインが有効ラインとなり、ベット数2では中段横ラインに加え、上下段横ラインが有効ラインとなり、ベット数3では上中下段横ラインに加え、右上がり、右下がりの斜めラインが有効ラインとなる。
なお、ベット数が3の場合でのみゲームを実行可能な所謂3枚がけ専用としてもよく、この場合は常に5つの有効化可能ラインが有効ラインとなる。また、ベット数には無関係にすべてのラインを有効としてもよい。
メインパネルユニット4において、図柄表示窓部42の上方には、所定の装飾の他、入賞役構成や入賞役に対応する配当等が表示された配当表示パネル43が配設されている。
図柄表示窓部42の下方には、クレジット数表示部44、払出数表示部45、獲得枚数表示部46が設けられている。クレジット数表示部44は、クレジットとして記憶されているメダル数を表示し、払出数表示部45は、ボーナスゲーム時の払出枚数を表示するものである。また、獲得枚数表示部46は入賞成立時の獲得枚数を表示するものである。これらの表示部44、45、46は、後方を透視可能な透明部材の奥に、例えば、7セグメントのLEDからなる表示部を備えて構成され、その点灯状態によって各種情報を表示する。
クレジット数表示部44の左方には、各種遊技状態を表示する遊技状態表示部47が設けられており、その奥に配されたランプの点灯状態により現在の遊技状態を表示する。遊技状態表示部47は、例えば、ベット操作が行われスタートレバー73によるゲームのスタート操作が有効であることを示すスタート表示部、遊技者がスタートレバー73を操作してからリールが回転するまでに待ち時間がある(前回のゲーム開始から一定時間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)ことを示すウェイト表示部、再遊技入賞(リプレイ入賞)が成立してリプレイゲームが付与されたことを示すリプレイ表示部、スロットマシン1が遊技可能な待機状態であることを示しベット操作を示唆するインサートメダル表示部、で構成される。
獲得枚数表示部46の右方には、ベット操作によって設定されたベット数(最高3枚)を表示するベット数表示部48が設けられている。このベット数表示部48は、その奥に配されたランプの点灯状態によりメダルのベット数を表示する。
メインフレーム21の開口部の下方(メインパネルユニット4と下部パネルユニット5に挟まれる部分)には、前方側に突出する段部22が形成されている。
段部の上面22aには、メダル投入口72、1ベットボタン(図示略)、マックスベットボタン71が設けられている。
メダル投入口72は、段部上面22aの正面視右側(前面扉2の開放端側)に配設されている。遊技者がこのメダル投入口72にメダルを投入してベット操作を行うことにより、ゲームが実行可能となる。このメダル投入口72から投入されたメダルが通過する経路には、メダルの通過を検知するセレクタユニット91が設けられており、このセレクタユニット91による検出情報をもとにメダルの投入枚数がカウントされる。
1ベットボタン及びマックスベットボタン71は、段部上面22aの正面視左側に配設されている。1ベットボタンは、押圧操作を一度行う毎にクレジットから1枚ずつ入力でき、マックスベットボタン71は、押圧操作を一度行うことでクレジットからベット数の限度数(例えば、3枚)まで入力できる。
段部正面22bには、クレジット選択ボタン(精算ボタン)73、リールストップボタン74、スタートレバー75、メダル詰まり解消ボタン76、及び鍵穴77が設けられている。
クレジット選択ボタン73は、メダル投入口72から投入されたメダル又は入賞が成立することにより払い出されるメダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と、記憶不能な非クレジット状態を切り換えるためのものである。例えば、クレジット状態において、メダル投入口72から最大ベット数(例えば、3枚)を超えるメダルが投入された場合は、最大ベット数を超えた分のメダルは、所定数(例えば50枚)までクレジットとしてスロットマシン1に記憶され、以降のゲームで使用できる。また、クレジットとして記憶可能な所定数を超えるメダルが投入された場合は、受け皿62に返却される。一方、非クレジット状態では、最大ベット数を超えた分のメダルは受け皿62に返却される。
リールストップボタン74は、第1リール8a、第2リール8b、及び第3リール8cとそれぞれ1対1で対応付けられて設けられた第1リールストップボタン74a、第2リールストップボタン74b、及び第3リールストップボタン74cで構成され、停止操作に応じて対応するリール8a、8b、8cの回転をそれぞれ停止させるためのものである。これらのリールストップボタン74a、74b、74cは、例えば、有色半透明の樹脂部材などで形成されている。また、リールストップボタン74a、74b、74cの奥には、該リールストップボタン74a、74b、74cの操作により各リールを停止可能な状態であることを、点灯により報知するためのストップボタンLED(図示略)がそれぞれ設けられている。
スタートレバー75は、一区切りのゲームを開始させるための操作レバーである。メダル詰まり解消ボタン76は、メダル投入口72内でメダル詰まりが発生した場合にこれを解消するためのものである。鍵穴77は、前面扉2を開く際、又はスロットマシン1のエラー(例えば、ホッパーエラー)状態をリセットする際に鍵を差し込むためのものである。
メインフレーム21の段部22の下方には、前面扉2の下部領域を構成する下側パネルユニット5が配設される。下側パネルユニット5は、所定のベース(枠体)に装飾パネルがはめ込まれて構成されており、装飾パネルには、例えば、スロットマシンの機種名や入賞役等が表示される。
メインフレーム21の最下部(下側パネルユニット5の下方)には、下皿ユニット6が配設される。下皿ユニット6は、灰皿61、メダルを貯留するための受け皿62、スピーカの前面を覆うスピーカカバー63、メダル払出口64等を備える。スピーカカバー63の後方には、スピーカ93が配設される。
メインフレーム21の背面側には、メダル投入口72から投入されたメダルを検知するメダルセレクタユニット91、投入されたメダルを流下させるメダル流路92、スピーカ93、遊技制御装置(図示略)からの制御信号を中継する中継基板ユニット94等が配設される。
また、各種操作ユニット等が配設された段部22の背面側は、所定のカバー95によって覆われている。
本実施形態のスロットマシン1においてゲームを行う場合、まず、メダル投入口72からメダルを投入するか、或いはマックスベットボタン71や1ベットボタンを操作してクレジットから賭数を入力する。ベット操作がなされると、ベット数に応じて有効ラインが設定され、スタートレバー75の操作が有効な状態、すなわちゲームを開始可能な状態となる。そして、スタートレバー75を操作すると、遊技制御装置(図示略)において内部抽選処理がなされて入賞の当選/非当選が決定されるとともに、リール8の変動が開始される。
所定時間経過後、リールストップボタン74a、74b、74cの操作に基づいて、リール8a、8b、8cの回転が停止されることで、図柄表示窓部42に所定の図柄が停止表示される。このとき、内部抽選結果が特定結果となった場合(例えば、特別入賞(ボーナス入賞)や小役入賞に内部当選した場合)に、特定の図柄組合せ態様(内部当選した入賞に対応する図柄組合せ態様)を形成し得るように複数のリールの停止制御が行われる。そして、内部当選した入賞に対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に形成された場合に入賞が成立し、当該入賞に対応する遊技価値が付与される(例えば、入賞メダルが払い出される)。以上で一区切りのゲームが終了し、以降、この操作を繰り返すことによってゲームを進行させるようになっている。
本実施形態のスロットマシン1では、上部ユニット3が、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する報知装置として機能する。
報知装置としての上部ユニット3の構成について、図3〜12を参照して説明する。
図3は上部ユニット3の正面図で、図4は上部ユニット3を正面から見た分解斜視図である。
図3、4に示すように、上部ユニット3は、例えば、戦闘用ヘリコプターを模した役物(戦闘用ヘリ役物)を有する演出ユニット360、上部フレーム304、及び役物収納ユニット380を備えて構成されている。
上部フレーム304は、正面視略矩形状に形成され、後方に奥行きのある箱状体からなる。上部フレーム304と、後述する役物収納ユニット380で囲まれた空間に、演出ユニット360が収納されることとなる。
上部フレーム304の中央部には、後方に配設される演出ユニット360の役物を視認可能とする正面視凸型の開口部304aが形成されている。また、上部フレーム304の前面左右上隅部にはスピーカカバー304b、304bが配設されており、この後方にスピーカ306L、306Rが配設される。
上部フレーム304の開口部304aには、上部フレーム304に取り付けられる演出ユニット360の前方を覆うようにクリアカバー305が配設される。クリアカバー305は、透明な材質からなり、演出ユニット360の戦闘用ヘリ役物はこのクリアカバー305を通して視認される。
上部フレーム304の周囲壁の一部をなす上部壁体の前面には、発光装置303、及び発光装置303を覆うカバー部材301を取り付けるための取付部304cが形成されている。発光装置303は、例えば、有色透明のカバー部材の内部にLED基板が配設されてなり、このカバー部材の前面に、ロータ部材(ヘリコプターの回転翼を模した部材)302を取り付けるためのロータ取付部303aが形成されている。
上部フレーム304の取付部304cに、ロータ部材302付きの発光装置303が取り付けられ、さらに、発光装置303及びロータ部材302を覆うようにカバー部材301が取り付けられる。なお、カバー部材301及び発光装置303のカバー部材は、例えば、発光装置303内のLEDから照射された光を屈折/散乱させるためにレンズ状に加工されている。
そして、発光装置303内のLEDが発光することによりロータ部材302が照射されると、戦闘用ヘリ役物の一部をなすロータが浮かび上がり、回転しているように見える演出が行われる。
演出ユニット360は、役物ベース320に、ヘリ役物ユニット370及びガトリング役物ユニット330等が取り付けられて構成されている。
ここで、役物ベース320、ヘリ役物ユニット370、及びガトリング役物ユニット330の個々の構造について、図5〜12を参照して説明する。
図5は役物ベース320の正面図で、図6は役物ベース320を背面から見た斜視図である。
役物ベース320は、上部フレーム304の開口部304aとほぼ同じ外形を有し、すなわち正面視凸型に成型されている。
役物ベース320の周囲には、下方が開放された略コ字状の前方周囲壁3210がベース板3213から前方に向けて形成され、上方が開放された略コ字状の後方周囲壁3211がベース板3213から後方に向けて形成されている。また、前方周囲壁3210の一部をなす上部壁体には、前方に突出する廂3212が延設されている。なお、前方周囲壁3210と後方周囲壁3211は、部分的に一枚板で形成されているところもある。
ベース板3213の中央部には、矩形状の開口部(第1開口部)322が形成されており、この第1開口部322の周縁から後方に向けて仕切り壁325が形成されている。この仕切り壁325により囲まれた部分には、ヘリ役物ユニット370が配設される。
仕切り壁325の一部をなす上部壁体325Tには、上方に向けて一対の起立壁324a、324aが形成されている。この起立壁324a、324aで挟まれたスライダベース載置部324にヘリベースユニット350のスライダベース353の前部が載置される。また、上部壁体325(スライダベース載置部324)の中央には、スライダベース353のスリット3531に対応する位置にU字状の切欠部324bが形成されている。
仕切り壁325の一部をなす側部壁体325L、325Rには、ヘリ役物340を前後に摺動可能に取り付けるためのブッシュ挿嵌部325a、325aが形成されている。また、側部壁体325L、325Rには、裏箱350を取り付けるための裏箱取付部329が形成されている。
第1開口部322の左右には、円形状の開口部(第2開口部)321L、321Rが形成されており、この第2開口部321L、321Rの周縁から前方に向けて、周面を凹凸に加工された装飾壁3214が形成されている。この第2開口部321L、321Rには、ヘリ役物ユニット370の左右に配設される一対のガトリング役物ユニット330L、330Rの回転体ユニット338L、338Rが配置される。
第2開口部321L、321Rの上下各2箇所には、ガトリング役物ユニット330L、330Rを取り付けるためのガトリング役物取付部328が形成されている。また、第2開口部321L、321Rの上部近傍には、翼部材307L、307Rを取り付けるための翼部材取付孔326が形成されている。
役物ベース320の背面左右上隅及びこれに対向する位置には、上部制御ベース309を取り付けるための上部制御ベース取付部327が形成されている。また、役物ベース320の左右上部に正面視L字型又は逆L字型に形成された部分323L、323Rには、役物ベース320を上部フレーム304に取り付けた状態でスピーカ306L、306Rが位置することとなる。
役物ベース320は上述した構造を有する。
図7は、ヘリ役物340を前面から見た斜視図である。
ヘリ役物340は、戦闘用ヘリコプターのコクピット部を模した役物であり、ヘリ本体342はほぼ一体的に成形されている。
ヘリ役物340は、前面に前方窓部342C、その左右に側方窓部342L、342Rを備え、これらの窓部342C、342L、342Rは透明な材質で形成されている。また、前方窓部342C、側方窓部342L、342Rで囲まれた部分は後方に開放された中空部となっている。この中空部の開放端は、後方に配設されるヘリベースユニット350を構成するヘリレンズ355の膨出部3551とほぼ同じ形状に形成されている。
また、前方窓部342Cの内側には、赤色光に対応する第1色変換シート345aが貼着されている。さらに、第1色変換シート345aには、顔を模した演出情報が印字された青色光に対応する第2色変換シート345bが貼着されている。つまり、顔の形に切り抜かれた第2色変換シート345bが第1色変換シート345aに貼着されている(図11、12参照)。
これらの第1色変換シート345a及び第2色変換シート345bは、対応する光が照射された場合に照射光に反応して発光するものである。
例えば、赤色光に対応する第1色変換シート345aは、裏面から赤色光が照射されるとその赤色光に反応して、前面側から見ると赤く発光しているように見える。一方、この第1色変換シート345aの裏面から青色光が照射された場合には、その青色光には反応せずそのまま透過させる。
逆に、青色光に対応する第2色変換シート345bは、裏面から青色光が照射されるとその青色光に反応して前面側から見ると青く発光しているように見える。一方、第2色変換シート345bの裏面から赤色光が照射された場合には、その赤色光には反応せずそのまま透過させる。
つまり、ヘリ役物340に後方から赤色光が照射されると、第1色変換シート345aが反応して全面が赤色に発光して見え、後方から青色光が照射されると、第2色変換シート345bが反応して青色の演出情報が浮かび上がって見えることとなる。
ヘリ役物340の頂部には、ヘリベースユニット350のスライダ352に係合するための係合ピン343が形成されている。また、ヘリ役物340の左右側面の下部には、役物ベース320に摺動可能に取り付けるための摺動軸344が形成されており、摺動軸344の周囲は摺動抵抗を軽減する摺動部材(ブッシュ)341L、341Rで覆われている。
図8は、ヘリベースユニット350を背面から見た分解斜視図である。
図8に示すように、ヘリベースユニット350は、ヘリベース354の前面側にヘリ用LED基板356、ヘリレンズ355が配設され、背面側に上部中継基板358が配設され、上方からモータセット357付きのスライダユニット359が配設されて構成される。
ヘリベース354は、正面視略矩形状に成形され、前方に奥行きのある箱状体からなる。
ヘリベース354の上部壁体3541には、スライダベース353の中央部を載置するための切欠部3541aが形成されている。また、ヘリベース354の上部壁体3541から後方に向けて、スライダベース353の後部を載置するためのスライダベース載置部3543が延設されている。スライダベース載置部3543には、スライダベース353を固定するためのU字状切欠部3543aが形成されている。
ヘリベース354の背面側上部には、モータセット357を載置するためのモータ載置部3542が設けられている。このモータ載置部3542とスライダベース載置部3543は一体的に形成されている。
ヘリベース354の前面には、ヘリ用LED基板356及びヘリレンズ355を取り付けるためのボス等の取付部が形成されている(図示略)。
ヘリ用LED基板356は、ヘリベース354の前面開口部とほぼ同じ矩形状の外形を有する板状の部材である。
ヘリ用LED基板356の前面略中央であって、ヘリレンズ355の膨出部3551に覆われる位置には、ヘリレンズ355を照射するための複数のLED3561が設けられている。これらのLED3561は、演出制御装置(図示略)からの制御に基づいて、例えば赤色光を発する。
ヘリ用LED基板356の4隅には、ヘリベース354に取り付けるための貫通孔(大)3562と貫通孔(小)3563が縦並びに形成されている。また、LED3561を囲むように貫通孔3564が形成されている。
ヘリ用LED基板356の背面下部には、演出制御装置からの配線を接続するための配線接続部3565が設けられている。
ヘリ用LED基板356は、ヘリベース354の前面に配設される。例えば、ヘリベース354の前面に形成された位置決めピン(図示略)を貫通孔(小)3563に挿通させるとともに、ヘリベース354の前面に形成されたボス(図示略)を貫通孔3564に挿通させることにより、ヘリ用LED基板356はヘリベース354に取り付けられる。このとき、配線接続部3565は、ヘリベース354の下部に形成された開口部(図示略)に嵌通され、背面に露出される。
ヘリレンズ355は、ヘリ用LED基板356とほぼ同じ形状の外形を有する板状の部材であり、ヘリ用LED基板356のLED3561から照射された光を屈折/散乱させるために全面がレンズ状に加工されている。
ヘリレンズ355の略中央は、前方に向けて膨出部3551が形成されており、この膨出部3551を介して放射された光がヘリ役物340の後方開放部から入射し、ヘリ役物340を照らすこととなる。
また、膨出部3551の前面であって、第2色変換シート345bに対応する位置には、ガトリング役物ユニット330から照射された光を、ヘリ役物340の前方窓部342Cに向けて反射させるための反射板355aが設けられている(図11参照)。ガトリング役物ユニット330から照射された光は、反射板355aで反射され、ヘリ役物340の後方開口部から入射してヘリ役物340を照らすこととなる。このとき、ガトリング役物ユニット330から青色光が照射された場合は、第2色変換シート345bで形成された演出情報が青色に浮かび上がって表示される。
ヘリレンズ355の4隅であって、ヘリ用LED基板356の貫通孔(大)3562に対応する位置には、貫通孔3553が形成されている。また、膨出部3551の周囲であって、ヘリ用LED基板356の貫通孔3564に対応する位置には、後方に向けてボス受部3552が形成されている。
ヘリレンズ355は、ヘリベース354の前面にヘリ用LED基板356を介して配設される。例えば、ヘリベース354の前面に形成されたボス(図示略)をヘリ用LED基板356の貫通孔3564を介してボス受部3552に嵌合させることにより、ヘリレンズ355はヘリベース354に取り付けられる。
また、上部中継基板358は、ヘリベース354の背面側に配設される。
スライダユニット359は、スライダベース353、スライダ352、及びスライダカバー351で構成されている。
スライダベース353は、平面視T字状に形成され、周囲壁に囲まれた部分がスライダ352の収納部3535となる。
スライダベース353の前部中央にはスリット3531が形成され、後部中央にはモータセット357のヘリカム(平面カム)3572を挿通するための円形開口部3532が形成されている。また、スリット3531及び円形開口部3532の両側方には、前後方向にガイド3533が敷設されている。このガイド3533により、スライダ352が摺動するときの摩擦を小さくしている。
スライダベース353の前部両端及び後部両端には、スライダカバー351を取り付けるためのカバー取付部3534、3537が形成されている。また、スライダベース353の後部には、モータセット357を取り付けるためのモータ取付部3536が下方に向けて形成されている。
また、スライダベース353の円形開口部3532の片側近傍には、スライダ352の位置を検出するためのセンサ3538が設けられている。センサ3538は、例えば、上下方向に対向配置された発光素子と受光素子(図示略)を備え、発光素子から出射された光を受光素子において感知することにより、発光素子と受光素子との間に遮蔽物があるか否かを検出する。そして、センサ3538によって発光素子−受光素子間にスライダ352が位置しているか否かが検出され、これに基づいてスライダ352の位置が特定される。
スライダ352は、平面視T字状に形成され、スライダベース353のスライダ収納部3535と同じ外形を有する。スライダ352の前端部には、スライダベース353のスリット3531を介してヘリ役物340の係合ピン343を係合するための係合孔3521が形成されている。また、係合孔3521の後方には、スライダカバー351のスリット3511と係合するボス3522が上方に向けて形成されている。
スライダ352の後部には、スライダベース353の円形開口部3532の直径とほぼ同じ長さのスリット3523が形成されている。スライダベース353の円形開口部3532に挿通されたモータセット357のヘリカム凸部3572aが、このスリット3523に係合される。
また、スライダ352の後部の一端部は、センサ3538の発光素子−受光素子間に非接触で配設するために、薄板状に形成されている。
スライダカバー351は、平面視T字状に形成された板状の部材であり、スライダベース353と同じ外形を有する。
スライダカバー351の前部であって、スライダベース353のスリット3531に対応する位置にはスリット3511が形成されている。また、スライダベース353のカバー取付部3534に対応する位置には貫通孔3512が形成されている。
スライダカバー351の後部であって、スライダベース353のカバー取付部3537に対応する位置には、貫通孔3513が形成されている。
スライダベース353のスライダ収納部3535にスライダ352が載置され、その上方からスライダカバー351が取り付けられる。例えば、スライダカバー351の貫通孔3512、3513にネジを挿通し、スライダベース353のカバー取付部3534、3537にネジ留めすることにより、スライダカバー351はスライダベース353に固着され、スライダ352は摺動可能に収納される。このとき、スライダ352のボス3522は、スライダカバー351のスリット3511に係合される。
モータセット357は、駆動モータ3571と、駆動モータ3571のモータ軸に固着されたヘリカム3572とで構成される。ヘリカム3572の上面周縁部には、スライダ352のスリット3523に係合する凸部3572aが設けられている。
スライダベース353の円形開口部3532にヘリカム3572を挿通させるとともに、貫通孔3571aにネジを挿通し、スライダベース353のモータ取付部3536にネジ留めすることにより、スライダベース353に取り付けられる。このとき、ヘリカム凸部3572aは、スライダ352のスリット3523に係合される。
駆動モータ3571の駆動によりヘリカム3572が回転すると、ヘリカム凸部3572がスライダ352のスリット3523に沿って回転することによって、回転運動が直線運動に変換され、スライダ352は前後方向に摺動することとなる。つまり、スライダ352の摺動量は、ヘリカム3572の直径にほぼ等しくなる。
上述したスライダユニット359は、スライダベース353の中央部がヘリベース354の切欠部3541aに位置し、スライダベース353の後部がスライダベース載置部3543に位置し、駆動モータ3571がモータ載置部3542に位置するように、ヘリベース354に載置される。このとき、スライダベース353の後部のカバー取付部3537から下方に現れるネジの先端部が、U字状切欠部3543aに係合されることとなる。
このようにして、ヘリベースユニット350は構成される。
そして、ヘリベースユニット350の前面に裏箱308が配置され、さらに前方からヘリ役物340が配設されることによりヘリ役物ユニット370が構成される。ヘリ役物ユニット370において、駆動モータ3571が駆動されると、これに伴いスライダ352が前後に摺動され、これに連動してヘリ役物340が動作する。同時に、ヘリ用LED基板356のLED3561から照射された光は、ヘリ役物340の前方窓部342C及び、側方窓部342L、342Rを介して前方及び側方へ放射される。すなわち、ヘリ役物ユニット370では、ヘリ役物340が前後に浮遊するような演出が行われる。
上述したように、ヘリ役物ユニット(第2役物ユニット)370は、駆動モータ(電気的駆動源)3571の作用に基づき直線動作を行うヘリ役物(第2可動演出部材)340と、所定色(例えば、赤色)の光を発するヘリ用LED基板(第2発光装飾装置)356と、を備えて構成され、ヘリ役物340の動作とヘリ用LED基板356からの発光により、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する。
なお、役物ベース320にヘリ役物ユニット370を取り付ける際には、役物ベース320にヘリ役物340、裏箱308、及びヘリベース354を配設した後、ヘリ役物340の係合ピン343をスライダベース353のスリット3531を介してスライダ352の係合孔3521に係合させた状態で、スライダユニット359をヘリベース354に載置させることとなる。
図9は、ガトリング役物ユニット330を背面から見た分解斜視図である。なお、図9には、正面視左側に配置されるガトリング役物ユニット330Lについて示している。また、正面視右側に配置されるガトリング役物ユニット330Rは、ガトリング役物ユニット330Lとほぼ左右対象に反転した構成となっている。
図9に示すように、ガトリング役物ユニット330Lは、ガトリングベース334の前面側にガトリング用LED基板333と回転体ユニット338が配設され、背面側に動力伝達機構336と駆動モータ337等が配設されて構成されている。
ガトリングベース334は、正面視略矩形状に成形された板状の部材であり、片方の側辺(図9では左側辺)に沿って起立壁3346が形成されている。
ガトリングベース334の中央下部には、回転体ベース331の回転軸3315を挿通するための貫通孔3343が形成され、前面側には回転軸3315を支持する軸受け部(図示略)が貫通孔3343に連通して前方に突出して形成されている。
また、ガトリングベース334の略中央には、ガトリング用LED基板333の配線接続部3334を嵌通するための鉤状の開口部3341が形成されている。鉤状開口部3341の左右には、前面からガトリング用LED基板333を取り付けるためガトリング用LED基板取付部3342が形成されている。
ガトリングベース334の背面には、駆動モータ337を取り付けるためのモータ取付部3344や、センサ335を取り付けるためのセンサ取付部3347等が形成されている。また、ガトリングベース334の4隅には、貫通孔3345が形成されている。
ガトリング用LED基板333は、ガトリングベース334とほぼ同じ矩形状の外形を有する板状の部材である。
ガトリング用LED基板333の中央下部には、回転体ベース331の回転軸3315を挿通するための開口部3332が形成されている。
ガトリング用LED基板333の前面であって、開口部3332の周縁近傍(回転体レンズ332に覆われる位置)には、回転体レンズ332を照射するための複数のLED3331が設けられている。これらのLED3331は、赤色光を発する赤色LEDと青色光を発する青色LEDで構成される。そして、LED3331は、演出制御装置(図示略)からの制御に基づいて、赤色光又は青色光を発する。例えば、内部抽選結果が特定結果(ボーナス入賞の内部当選)となったことを報知する場合には赤色光を発し、その他の演出(例えば、小役入賞の内部当選)を行う場合には青色光を発する。
ガトリング用LED基板333の背面側であって、開口部3332の上方(ガトリングベース334の鉤状開口部3341に対応する位置)には、演出制御装置(図示略)からの配線を接続するための配線接続部3334が設けられている。また、配線接続部3334の左右(ガトリングベース334のガトリング用LED基板取付部3342に対応する位置)には貫通孔3333が形成されている。
ガトリング用LED基板333は、ガトリングベース334の前面に配設される。例えば、ガトリング用LED基板333の貫通孔3333にネジを挿通して、ガトリングベース334のガトリング用LED基板取付部3342にネジ留めすることにより、ガトリング用LED基板333はガトリングベース334に固着される。このとき、配線接続部3334は、ガトリングベース334の鉤状開口部3341に嵌通され、背面に露出される。
回転体ユニット338は、回転体レンズ332及び回転体ベース331で構成されている。
回転体ベース331は、有底円筒形状に形成され、その底面3311には複数(図9では6個)の開口部3313が同心円状に形成され、周面3312には複数(図9では6個)のU字状切欠部3314が同一間隔で形成されている。また、底面3311の中心には、後方に向けて回転軸3315が形成され、回転軸3315を挟んで対向する位置には回転体レンズ332を取り付けるための回転体レンズ取付部3316が形成されている。
回転体レンズ332は、中央に回転体ベース331の回転軸3315を挿通するための開口部3323を有するリング状の部材である。回転体レンズ332において、回転体ベース331の底面に形成された開口部3313に対応する位置には前方に膨出した前面レンズ3321が形成されており、U字状切欠部331に対応する位置には半円状の側面レンズ3322が形成されている。
前面レンズ3321及び側面レンズ3322は、ガトリング用LED基板333のLED3331から照射される光を屈折させる屈折レンズで構成される。また、側面レンズ3322のうち少なくとも1つはヘリ役物340へ光を照射可能な照射レンズ部材で構成される。なお、本実施形態では、側面レンズ3322のすべてが、特定の位置(例えば、ヘリ役物340の側方に対向する位置)において、ヘリ役物340へ光を照射するように構成されている。
回転体レンズ332の中央の開口部3323に回転体ベース331の回転軸3315を挿通させるとともに、前面レンズ3321及び側面レンズ3322を回転体ベース331の対応する部位に嵌合させ、さらに取付孔3324にネジを挿通して回転体ベース331の回転体レンズ取付部3316にネジ留めすることにより、回転体レンズ332は回転体ベース331に固着される。
回転体ユニット338は、ガトリングベース334の前面に、ガトリング用LED基板333を介して取り付けられる。例えば、ガトリングベース334の軸受け部(図示略)、及び軸受け部に連通する貫通孔3343に、前方から回転軸3315を挿通させることにより回転自在に取り付けられる。
動力伝達機構336は、回転体ベース331の回転軸3315が固着される役物ギア336aと、駆動モータ337のモータ軸が固着されるモータギア336bと、で構成されている。また、役物ギア336aには円盤状の検出用プレート336cが固着されており、検出用プレート336cには半径方向に切欠部が形成されている。
動力伝達機構336は、回転体ユニット338と駆動モータ337を連結し、駆動モータ337の動力を回転体ユニット338に伝達する。
センサ335は、例えば、前後方向に対向配置された発光素子と受光素子(図示略)を備え、発光素子から出射された光を受光素子において感知することにより、発光素子と受光素子との間に遮蔽物があるか否かを検出する。センサ335の発光素子と受光素子の間に検出用プレート336cが非接触の状態で配設される。
そして、センサ335により検出用プレート336cの切欠部の通過が検出され、これに基づいて回転体ユニット338の回転位置が特定される。センサ335による検出結果に基づいて駆動モータ337を制御することで、側面レンズ3322の一つが特定の位置(例えば、ヘリ役物340の側方に対向する位置)となるように固定することができる。
動力伝達機構336の役物ギア336aは、ガトリングベース334の背面側に現れた回転体ベース331の回転軸3315の先端に固着される。モータギア336bは、駆動モータ337のモータ軸337aに固着される。
そして、駆動モータ337の一方の対角に位置する2箇所の貫通孔337bをガトリングベース334のモータ取付部(先端凸型)3344に挿嵌させるとともに、他方の対角に位置する2箇所の貫通孔337bにネジを挿通し、モータ取付部(先端凹部)3344にネジ留めすることにより、駆動モータ337及び動力伝達機構336はガトリングベース334に取り付けられる。
また、ガトリングベース334のセンサ取付部3345には、役物ギア336aに固着された検出用プレート336cを発光素子−受光素子間に配設した状態でセンサ335が取り付けられる。
このようにして、ガトリング役物ユニット330は構成される。そして、ガトリング役物ユニット330において、駆動モータ337が駆動されると、これに伴い回転体ユニット338が回転される。同時に、ガトリング用LED基板333のLED3331から照射された光(例えば、赤色光)は、回転体レンズ332により透過又は遮断されるとともに、乱反射を生じながら前方及び側方へ放射される。これにより、ガトリング役物ユニット330では、ガトリング砲が連射されているような演出が行われる。
すなわち、ガトリング役物ユニット(第1役物ユニット)330は、駆動モータ(電気的駆動源)337の作用に基づき回転動作を行う回転体ユニット338(第1可動演出部材)340と、所定色(例えば、赤色)の光を発するガトリング用LED基板(第1発光装飾装置)333と、を備えて構成される。
具体的には、回転体ユニット338は、円筒形状に形成され、円筒部の表面及び円周面の各々に前面レンズ3321及び側面レンズ3322が配設されている。そして、回転体ユニット338は、ガトリング用LED基板333から発せられた光が入射する位置、例えば、ガトリング用LED基板333のLED3331を覆う位置に配設されている。これにより、ガトリング用LED基板333のLED3331からの光は前面レンズ3321及び側面レンズ3322を介して前方及び側方に放射されることとなる。
また、前面レンズ3321及び側面レンズ3322は、ガトリング用LED基板333のLED3331から照射される光を屈折させる屈折レンズで構成されている。これにより、前面レンズ3321及び側面レンズ3322から光が放射されるとともに、回転体ユニット338の回転動作によって、前面レンズ3321及び側面レンズ3322で乱反射する光が増大されることとなり、光の発光態様を大きく変化させることができる。すなわち、回転体ユニット338の回転動作と前面レンズ3321及び側面レンズ3322による光の屈折方向の変化が相まって、ガトリング用LED基板333のLED3331による発光方向だけでは表現できない光の変化を実現でき、従来にない斬新な報知態様を実現することができる。
このように、ガトリング役物ユニット330は、回転体ユニット338の動作とガトリング用LED基板333からの発光、及び回転体ユニット338の動作に伴う発光態様の変化により、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する。このとき、回転体ユニット338の回転動作によってガトリング用LED基板333から照射された光の発光態様は大きく変化することとなる。
演出ユニット360は、上述した役物ベース320に、ヘリ役物ユニット370及びガトリング役物ユニット330L、330R等が取り付けられて構成される。具体的には、以下のようにして、役物ベース320にヘリ役物ユニット370、ガトリング役物ユニット330L、330R、及び各種部材が取り付けられる。
図4に示すように、役物ベース320の翼部材取付孔326には、前方から翼部材307L、307Rが取り付けられる。このとき、翼部材307L、307Rは、その一端が役物ベース320の第1開口部322に臨むように配置され、戦闘用ヘリ役物の主要部をなすヘリ役物340から翼が延びて見えるように取り付けられる(図3参照)。
役物ベース320の第1開口部322には、ヘリ役物340が配設される。このとき、ヘリ役物340の頂部に形成された係合ピン343を役物ベース320のU字状切欠部324bに係合させるとともに、ヘリ役物340の摺動部材344を役物ベース320のブッシュ挿嵌部325aに係合させる。
そして、役物ベース320には、ヘリ役物340の後方から裏箱308が配設される。例えば、裏箱308の側壁前面に形成された貫通孔3083にネジを挿通し、役物ベース320の裏箱取付部329にネジ留めすることにより、裏箱308は役物ベース320に固着される。
このとき、裏箱308の周囲壁3081と役物ベース320の仕切り壁325の表面は接合され、裏箱308の上壁中央に形成されたU字状切欠部3081aと役物ベース320の上部壁体325Tの中央に形成されたU字状切欠部324bにより、ヘリ役物340の係合ピン343の移動範囲を制限するスリットが形成されることとなる。このスリットの長さは、スライダ352の摺動量とほぼ同じ(若干長い)とされる。
役物ベース320には、スライダユニット359を取り付ける前のヘリベースユニット350がさらに裏箱308の後方から配設される。例えば、裏箱の側壁後面に設けられたボス3084を、ヘリベース354に取り付けられたヘリレンズ355の貫通孔3553及びヘリ用LED基板356の貫通孔(大)3562を介してヘリベース354の前面に形成されたボス受部(図示略)に嵌合させることにより、ヘリベースユニット350は役物ベース320に取り付けられる。このとき、ヘリレンズ355の膨出部3551は、裏箱308の開口部3082に嵌合され、ヘリ役物340の後方開口部に位置することとなる。
そして、役物ベース320のスライダベース載置部324には、ヘリ役物340の係合ピン343をスライダベース353のスリット3531を介してスライダ352の係合孔3521に係合させた状態で、スライダユニット359(スライダベース353)の前部が載置される。このとき、スライダベース353の中央部はヘリベース354の切欠部3541aに位置し、スライダベース353の後部はスライダベース載置部3543に位置し、駆動モータ3571はモータ載置部3542に位置することとなる。また、スライダベース353の後部のカバー取付部3537から下方に現れるネジの先端部は、ヘリベース354のU字状切欠部3543aに係合されることとなる。
役物ベース320の第1開口部322の左右には、第2開口部321L、321Rに回転体ユニット338L、338Rが臨むようにガトリング役物ユニット330L、330Rが配置される。例えば、ガトリングベース334の上部及び下部に形成された貫通孔3345にネジを挿通させ、ガトリング役物取付部328にネジ留めすることにより、ガトリング役物ユニット330L、330Rは役物ベース320に固着される。このとき、回転体ユニット338L、338Rは、その回転が妨げられないように第2開口部321L、321R内に配設される。
ヘリ役物ユニット370及びガトリング役物ユニット330L、330Rを取り付けられた役物ベース320には、後方から役物収納ユニット380が取り付けられる。例えば、上部制御ベース309に形成された貫通孔3091に後方からネジを挿通し、役物ベース320の上部制御ベース取付部327にネジ留めすることにより、役物ベース320は上部制御ベース309に取り付けられる。また、後方に向けて凹室3102を形成されたサブベースユニット310は、4隅の貫通孔3101にネジを挿通し、上部制御ベース309の背面に形成された取付部(図示略)にネジ留めすることにより、上部制御ベース309に取り付けられる。
そして、演出ユニット360及び役物収納ユニット380は、上部制御ベース309に形成された貫通孔3092にネジを挿通し、上部フレーム304の取付部(図示略)にネジ留めすることにより、上部フレーム304に固着される。このとき、上部フレーム304に配設されたスピーカ306L、306Rは、上部制御ベース309に形成されたスピーカ収納部3093に収納されるとともに、ネジ留めにより固定される。
上部ユニット3は、上述した構成を有する。すなわち、一対のガトリング役物ユニット330L、330R及びヘリ役物ユニット370は、上部フレーム304及び役物収納ユニット380で構成される収納枠体に収納される。つまり、この収納枠体には、一対のガトリング役物ユニット330L、330Rが左右方向に配設されるとともに、一対のガトリング役物ユニット330L、330Rの間に後方側に凹んで中央収納部(サブベースユニット310の凹室)3012が形成され、この中央収納部3012にヘリ役物ユニット340が配設されている。
そして、スロットマシン1では、内部抽選結果が特定結果(例えば、ボーナス入賞の内部当選)となった場合に、報知装置としての上部ユニット3により内部抽選結果が特定結果となったことを報知する(いわゆる一発告知)。
具体的には、スロットマシン1全体の制御を行う遊技制御装置(図示略)は、演出制御装置(図示略)を制御して、ガトリング役物ユニット330L、330R及びヘリ役物ユニット370に所定の演出を行わせることにより、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する。
例えば、内部抽選結果が特定結果となった場合に即座に(スタートレバーの操作直後に)ボーナス報知を行っても良いし、内部抽選結果が特定結果となったゲームにおいてリールストップ操作が行われて当該ゲームが終了した後にボーナス報知を行っても良い。
より具体的には、第1役物ユニットとしてのガトリング役物ユニット330L、330Rにおいて、回転体ユニット(第1可動演出部材)338を駆動モータ(電気的駆動源)337の作用に基づいて回転させるとともに、ガトリング用LED基板(第1発光装飾装置)333からの発光(例えば、赤色光)により回転体レンズ332を照射させることで、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する。
また、第2役物ユニットとしてのヘリ役物ユニット370において、ヘリ役物(第2可動演出部材)340を駆動モータ(電気的駆動源)3571の作用に基づいて前後方向に摺動させるとともに、ヘリ用LED基板(第2発光装飾装置)356からの発光(例えば、赤色光)によりヘリ役物340を照射させることで、内部抽選結果が特定結果となったことを報知する。
すなわち、本実施形態のスロットマシン1では、内部抽選結果が特定結果(例えば、ボーナス入賞の内部当選)となった場合には、戦闘用ヘリ役物全体が赤色光で照射され、ヘリコプターが前後に浮遊しながら、ガトリング砲を連射しているような激しい演出が行われることとなる。
上述したように、本実施形態のスロットマシン1は、従来にない斬新な報知装置(上部ユニット3)を備え、内部抽選結果を遊技者に報知する際の演出を迫力感のあるものとすることができるので、遊技者の興趣を高めることができる。
また、可動演出部材を有するヘリ役物ユニット370及びガトリング役物ユニット330L、330Rにより報知を行うことで、より多彩な報知を行うことが可能となり、スロットマシンの興趣性を極めて高めることができる。
さらに、本実施形態のスロットマシン1では、ガトリング役物ユニット330のガトリング用LED基板333から光を発し、回転体ユニット338を照射するとともに、この光でヘリ役物340をも照射することにより、回転体ユニット338及びヘリ役物340の動作を伴わない発光だけによる演出を行う(以下、発光演出と称する)。
図10はガトリング役物ユニット330及びヘリ役物ユニット370の主要部を示す平面図で、図11は図10におけるA−A断面図である。また、図12は、色変換シートの一例を示す説明図である。
図10に示すように、ヘリ役物ユニット370は、一対のガトリング役物ユニット330の間に配設されている。また、ヘリ役物340は、回転体ユニット338の側方、かつ後方に配置されている。
通常の遊技状態においては、図10に示すように、回転体ユニット338の側面レンズ3322の1つは、ヘリ役物340の側方にほぼ対向する位置となるように回転位置を制御され、ガトリング用LED基板333から発せられた光は側面レンズ3322によりヘリ役物340に照射されるようになっている。
つまり、図10に示す状態において、ガトリング用LED基板333から光(赤色光又は青色光)が発せられると、側面レンズ3322は、ガトリング用LED基板333からの光をヘリ役物340に照射する。そして、側方窓部342L、342Rを介してヘリ役物340の内部に入射した光は、ヘリ役物340の後方に位置する反射板355aによってヘリ役物の前方窓部342Cに向けて反射される。そして、前方窓部342Cに貼着された第1色変換シート345a又は第2色変換シート345bが入射光に反応することにより、前方窓部342Cが発光して見える。
例えば、ガトリング用LED基板333から青色光が発せられた場合は、前方窓部34Cの第2色変換シート345bが反応して青色の演出情報が浮かび上がって見える発光演出が行われる。また、ガトリング用LED基板333から赤色光が発せられた場合は、前方窓部342Cの第1色変換シート345aが反応して前方窓部342Cの全面が赤色に発光して見える発光演出が行われる。
この発光演出では、前方窓部342Cにおける発光態様により、内部抽選結果が特定結果となったこと以外の情報を遊技者に報知する(内部抽選結果が特定結果となったことは、役物ユニット330、370の動作、及び発光により報知される)。
例えば、ボーナス入賞に内部当選した場合に高確率で発光演出が行われるものとし、ボーナス入賞に内部当選していない場合には低確率で発光演出が行われるものとすれば、発光演出により遊技者の期待感を煽ることができ、遊技に対する興趣を高めることができる。
また例えば、発光演出の一態様として、リールストップボタン74a、74b、74cのそれぞれの操作に基づいて発光演出が実行されるようにし、ボーナス入賞に内部当選した場合には1〜3回目のすべてのリールストップ操作の後に発光演出が行われるようにすれば、発光演出によって内部抽選結果(ボーナス入賞への内部当選)に対する期待感を高めることができる。なお、ボーナス入賞に内部当選した場合は、3回目のリールストップ操作に伴い発光演出が実行された後、ヘリ役物340及び回転体ユニット338の動作及び赤色発光による報知に移行させるようにしてもよい。
図13は、発光演出の一例を示すタイミングチャートである。図13では、ガトリング役物ユニット330から青色光が照射されることによりヘリ役物340の前方窓部342Cに演出情報を表示させる発光演出について示している。
例えば、スタートレバー75の操作に基づいて発光演出態様が決定され、決定された発光演出態様に従って発光演出フラグがオンとされる。そして、ガトリング用LED基板333の青色LED3331は、発光演出フラグのオン/オフ状態に基づいて制御され、青色光を発する。
図13の左半分は、ボーナス入賞に内部当選せず、1、2回目のリールストップ操作に基づいて発光演出を実行する場合について示している。
発光演出フラグは、例えば、スタートレバー75の操作に基づいてオンとされ、2回目のリールストップ操作に基づいてオフされる。ガトリング用LED基板333の青色LED3331は、1、2回目のリールストップ操作の後にオンとされ青色光を発し、ヘリ役物340の前方窓部342Cには演出情報が表示される。また、3回目のリールストップ操作の後は、発光演出フラグがオフとなっているので、青色LED3331はオフのままとなり、ヘリ役物340の前方窓部342Cに演出情報は表示されない。
このような発光演出によると、1、2回目のリールストップ操作の後に演出情報が表示されることから、遊技者はボーナス入賞に内部当選していることを期待する。しかし、3回目のリールストップ操作の後に演出情報は表示されないので、結果としてボーナス入賞に内部当選していないことを認識する。
図13の右半分は、ボーナス入賞に内部当選して、1〜3回目のリールストップ操作に基づいて発光演出を実行する場合について示している。
発光演出フラグは、例えば、スタートレバー75の操作に基づいてオンとされ、3回目のリールストップ操作に基づいてオフされる。ガトリング用LED基板333の青色LED3331は、1〜3回目のリールストップ操作の後にオンとされ青色光を発し、ヘリ役物340の前方窓部342Cには、すべてのリールストップ操作に対応して演出情報が表示される。また、3回目の発光演出の後には、回転体ユニット338を回転させる第1回転モータ(駆動モータ337)が駆動されるとともに、ヘリ役物340を前後に摺動させる第2回転モータ(駆動モータ3571)が駆動される。同時にガトリング用LED基板333の赤色LED3331がオンとされ、回転体ユニット338及びヘリ役物340は赤色光で照射される。なお、図13には示していないが、ヘリ用LED基板356の赤色LED3561からも赤色光が照射されることとなる。
このような発光演出によると、1、2回目のリールストップ操作の後に演出情報が表示されることから、遊技者はボーナス入賞に内部当選していることを期待する。そして、3回目のリールストップ操作の後にも演出情報が表示され、さらに回転体ユニット338およびヘリ役物340の動作及び赤色発光による演出が行われることで、ボーナス入賞に内部当選したことを認識する。
上述したように、スロットマシン1において、ヘリ役物ユニット(第2役物ユニット)370は、ガトリング役物ユニット330の側面レンズ(照射レンズ部材)3322から照射された光を前方へ反射させる反射板355aと、該反射板355aにより反射した光を透過させる第1色変換シート345a及び第2色変換シート345bと、を備え、第2色変換シート345bは、所定の演出情報が印字されており、反射板355aから青色光が照射された場合のみ演出情報を表示する。つまり、ガトリング用LED基板333から照射された光を、ヘリ役物340を照射するための光源として利用する。
これにより、第1可動演出部材としての回転体ユニット338に設けたレンズ部材から照射された青色光により、第2可動演出部材としてのヘリ役物340の第2色変換シート345bに印字した演出情報が表示されるという報知機能を発揮することとなり、従来にない斬新な報知を行うことができる。
また、ガトリング役物ユニット330の側面レンズ(照射レンズ部材)3322は、複数のリールの停止操作を行うためのリールストップ操作に基づいて、ヘリ役物(第2可動演出部材)340へ青色光を照射する。
これにより、複数のタイミングで報知機能が発揮され、内部抽選結果に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を高めることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施形態では、ガトリング役物ユニット330からヘリ役物340に青色光が照射されたときにヘリ役物340の前方窓部342Cに演出情報が表示される発光演出について説明したが、例えば、ガトリング役物ユニット330からヘリ役物340に赤色光が照射されたときにヘリ役物340の前方窓部342Cが赤色発光する発光演出を実行するようにしても良い。
この場合、ヘリ役物340の前方窓部342Cにおける発光演出が、演出情報の表示であるか、赤色発光であるかによって、ボーナス入賞への期待値を変化させるようにしてもよい。
また、小役入賞の内部当選に対応して発光演出が実行されるようにすることで、小役入賞に内部当選したことを報知することができる。例えば、リールストップ操作に基づいて、ヘリ役物340に青色光を照射して前方窓部342Cに演出情報を表示させるようにすれば、演出情報が表示されるタイミングにより内部当選した小役入賞の種類を報知することができる。
この場合、発光演出に対応する小役入賞が成立しない(発光演出による矛盾報知)ことで、ボーナス入賞に内部当選していることを示唆するようにしてもよい。
また、発光演出を実行する場合には、回転体ユニット338を時計回りと反時計回りの交互に細かく回動させるようにしてもよい。これにより、ヘリ役物340の前方窓部342Cに表示される演出情報の発光態様は一様にならず、多彩な発光演出を実現できる。つまり、回転体ユニット338を微細に回動させながら発光演出を実行させると、照射レンズ部材が屈折レンズで構成されているので、第1色変換シート345a及び第2色変換シート345bに照射される光が常に一定のものとはならず、より多彩な発光ができるようになる。
さらに、ヘリ役物340の前方窓部342Cに設けられる色変換シートの種類(対応する色光)や数、発光演出の態様(実行タイミング)、色変換シートの発光により報知する情報の種類等は特に制限されず、様々な組合せが考えられる。また、ヘリ用LED基板356を複数の色光を出射可能な構成とし、このヘリ用LED基板356からの光により発光演出を実現するようにしてもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係るスロットマシンの一例を示す外観正面図である。 本実施形態のスロットマシン1の前面扉2の背面図である。 上部ユニット3の正面図である。 上部ユニット3を正面から見た分解斜視図である。 役物ベース320の正面図である。 役物ベース320を背面から見た斜視図である。 ヘリ役物340を前面から見た斜視図である。 ヘリベースユニット350を背面から見た分解斜視図である。 正面視左側に配置されるガトリング役物ユニット330Lを背面から見た分解斜視図である。 ガトリング役物ユニット330及びヘリ役物ユニット370の主要部を示す平面図である。 図10におけるA−A断面図である。 色変換シートの一例を示す説明図である。 発光演出の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
330L、330R ガトリング役物ユニット(第1可動演出部材)
331 回転体ベース
332 回転体レンズ
333 ガトリング用LED基板
3331 赤色LED、青色LED
337 駆動モータ
338 回転体ユニット(第1可動演出部材)
340 ヘリ役物(第2可動演出部材)
342 ヘリ本体
342C 前方窓部
342L、342R 側方窓部
344 第1色変換シート(赤色光に対応)
345 第2色変換シート(青色光に対応)
355 ヘリレンズ
355a 反射板
3551 膨出部
356 ヘリ用LED基板

Claims (7)

  1. 内部抽選結果が特定結果となった場合に、特定の図柄組合せ態様を形成し得るように複数のリールの停止制御を行うように構成したスロットマシンにおいて、
    前記内部抽選結果が特定結果となったことを報知する報知装置を設け、
    前記報知装置は、
    レンズ部材を有し、電気的駆動源の作用に基づき所定の動作を行う第1可動演出部材と、
    所定色の光を発する発光装飾装置と、からなる第1役物ユニットを備え、
    前記第1役物ユニットは、
    前記発光装飾装置から発せられた光が入射する位置(例えば、発光装飾装置の前方を被覆する位置)に前記第1可動演出部材を配設することにより、前記入射光が前記レンズ部材を介して放射されるように構成され、
    前記第1可動演出部材による動作、前記発行装飾装置からの発光、および前記第1可動演出部材の動作に伴う発光態様の変化により前記報知を行うことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記第1可動演出部材は、円筒形状に形成され、前記レンズ部材を円筒部の表面および円周面の各々に配設することにより、前記発光装飾装置からの光を前方および側方に放射することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記レンズ部材は、前記発光装飾装置から照射される光を屈折させる屈折レンズで構成され、前記第1可動演出部材の動作によって、前記屈折レンズで乱反射する光を増大させることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記報知装置は、前記第1可動演出部材の側方、かつ後方に配置され、電気的駆動源の作用に基づいて前記第1可動演出部材とは異なる動作を行う第2可動演出部材を有し、前記第2可動演出部材の動作により前記報知を行う第2役物ユニットを備え、
    前記第1可動演出部材は、当該第1可動演出部材の円周面に複数のレンズ部材を配設され、
    前記複数のレンズ部材のうち少なくとも1つは、前記第2可動演出部材へ光を照射可能な照射レンズ部材で構成されることを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
  5. 前記第2役物ユニットは、前記照射レンズ部材から照射された光を前方へ反射させる反射板と、該反射板により反射した光を透過させる色変換シートと、を備え、
    前記色変換シートは、所定の演出情報が印字されており、前記反射板から所定の色光が照射された場合のみ前記所定の演出情報を表示することを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン。
  6. 前記照射レンズ部材は、前記複数のリールの停止操作を行うための停止操作ボタンの操作に基づき、前記第2可動演出部材へ前記所定の色光を照射することを特徴とする請求項5に記載のスロットマシン。
  7. 前記報知装置は、前面扉を構成するメインフレームの上部に、所定の固定部材を用いて取り付けられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスロットマシン。
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