JP5682024B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
遊技機の一例であるパチンコ機として、図柄始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄表示装置において、図柄の変動表示を実行するとともに、制御装置内で大当たり抽選を実施し、その大当たり抽選の結果、大当たりとなった場合に、図柄表示装置に所定の大当たり図柄(たとえば、「7,7,7」)を表示し、大当たり状態を生起させ、大入賞口の開閉扉を所定回数だけ断続的に開成させて、遊技者に多くの賞品球を払い出すもの(所謂、図柄合わせタイプのパチンコ機)が知られている。
また、そのような図柄合わせタイプのパチンコ機の中には、図柄表示装置の周囲等に、左右方向あるいは前後方向に機械的な(メカニカルな)動作を実行可能な演出装置が設けられており、図柄表示装置において所定の態様(たとえば、所謂リーチ変動態様)で図柄の変動表示を実行する際に、所定のタイミングにおいて当該演出装置を作動させて、遊技者の大当たりへの期待感を高揚させるように構成されたものもある。
特開2003−190401号公報
しかしながら、従来の図柄合わせタイプのパチンコ機においては、演出装置(メカニカルな動作を行う演出装置)の動きが小さく、かつ、緩慢なものであるため、遊技者の大当たりへの期待感を十分に高揚させることができない、という不具合があった。また、従来の図柄合わせタイプのパチンコ機は、演出装置の動きを固定する機構を有していないため、メーカーでの製造後にホールに納品するまでの間に、演出装置を十分に固定することができず、損傷させてしまうこともあった。また、そのような事態を防止すべく、出荷する際に、演出装置を固定するための固定手段(スポンジ等)をパチンコ機に装着することも行われているが、そのような作業は非常に煩わしい。
本発明の目的は、上記従来のパチンコ機が有する問題点を解消し、メカニカルな動作を行う演出装置の動きが大きく、かつ、素早く、遊技者の大当たりへの期待感を十分に高揚させることができる上、メーカーでの製造後にホールに納品するまでの間に、演出装置の固定手段を装着しなくても演出装置を損傷させてしまうことのない実用的な遊技機を提供することにある。
多数の障害釘および各種の入賞装置を設置してなる遊技盤が前面に設けられているとともに、その遊技盤面上に、所定のタイミングでメカニカルに作動することによって遊技を演出するメカニカル演出装置が設けられた遊技機であって、前記メカニカル演出装置が、可動部材と、可動部材の端部をスライド可能に支持するガイドと、基端を遊技盤面と平行な面内で回動可能に枢着させるとともに先端を前記可動部材に係合させたアームと、そのアームを回動させるための駆動装置とからなるものであり、かつ、前記アームが、長手方向に沿った軸を中心として回転可能な車輪体を設けたものであり、その車輪体を支持台に当接させた状態を保って前記可動部材をスライドさせることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記メカニカル演出装置に、アームを固定させるための固定手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、前記可動部材の下端に車輪が枢着されており、その車輪を前記ガイドの内部で転動させることによって、可動部材が左右にスライドすることを特徴とするものである。
請求項1に記載の遊技機は、可動部材と、可動部材の端部をスライド可能に支持するガイドと、基端を遊技盤面と平行な面内で回動可能に枢着させるとともに先端を可動部材に係合させたアームと、そのアームを回動させるための駆動装置とによって、メカニカル演出装置が構成されているため、所定のタイミングにおいて、駆動装置を駆動させてアームを回動させることによって、可動部材を大きく、かつ、素早く、左右にスライドさせることができる。したがって、非常に高い演出効果を発現させることができるので、遊技の趣向性が高く、遊技者の遊技に対する意欲を長期間に亘って高く保持することができる。また、アームが、長手方向に沿った軸を中心として回転可能な車輪体を設けたものであり、その車輪体を支持台に当接させた状態を保って可動部材をスライドさせるため、スライドする可動部材ががたついたりしない。
請求項2に記載された遊技機は、メカニカル演出装置に、アームを固定させるための固定手段が設けられているため、メーカーにて製造され集荷された後にホールに設置されるまでの間、固定手段によってアームを固定することによって、可動部材が左右にスライドしないように(がたつかないように)保持して損傷を防止することができる。
請求項3に記載された遊技機は、可動部材が、下端の車輪をガイドの内部で転動させることによって、非常にスムーズに左右にスライドするため、可動部材の動きが非常に素早い上、長期間に亘って使用された場合でもきわめて損傷しにくい。
パチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 メカニカル演出装置の正面図(可動部材を右端に位置させた状態)である。 メカニカル演出装置の背面図(可動部材を右端に位置させた状態)である。 図3におけるA−A線断面図である。 メカニカル演出装置の正面図(可動部材を左端に位置させた状態)である。 メカニカル演出装置の背面図(可動部材を左端に位置させた状態)である。 メカニカル演出装置の部分分解斜視図である。 アーム部材の作動孔を示す説明図である。 メカニカル演出装置の作動状態を示す説明図(正面図)である。
<遊技機の構成>
以下、本発明に係る遊技機の一種としてのパチンコ機について、図面にしたがって詳細に説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機を示したものであり、パチンコ機1は、周囲を覆う機枠2の片側縁に、前面枠3が、左端縁を中心として片開き自在に蝶着されている。当該前面枠3の下側には、遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための供給皿5と、遊技球を貯留させるための貯留皿6とが上下に併設されており、その貯留皿6の右側には、発射装置を操作するための発射ハンドル7が突設されている。
また、前面枠3の中央よりやや上側には、遊技盤(図示せず)が設置されており、その遊技盤の前面には、透明なガラス板を嵌め込んだガラス扉が、左端縁を中心として片開き自在に蝶着されている。図2は、遊技盤を示したものであり、遊技盤4の表面には、金属製で帯状のガイドレール8が円弧状に立設されており、当該ガイドレール8によって、略円形の遊技領域10が区画された状態になっている。
遊技領域10には、大型遊技部材11が設置されており、その大型遊技部材11の左右には、装飾を施した遮蔽板12,13が、遊技盤4の表面と所定の距離を隔てて平行に対峙するように設けられている。さらに、大型遊技部材11の略中央には、液晶画面を有する図柄表示装置19が設置されており、その図柄表示装置19の下側には、遊技球を転動させるためのステージ22が形成されている。
さらに、大型遊技部材11の左側には、遊技球を通過可能なゲート9が設けられており、大型遊技部材11の中央の下側(ステージの下側)には、電動役物ユニット14が設けられている。当該電動役物ユニット14には、始動入賞口15と普通電動役物16とが設けられており、普通電動役物16は、上部の扉部材17,17が開閉するようになっている。また、電動役物ユニット14の右側には、大入賞口18が設置されている。大入賞口18は、内蔵された作動装置(図示せず)によって、横長な長方形の板状の扉部材を片開き(下端縁を軸として片開き)させることができるようになっている。
また、図2の如く、遊技領域10には、大型遊技部材11や大入賞口18の他に、入賞装置21,21・・、電飾ランプ、風車等が設置されているとともに、多数の障害釘(図示せず)等が植設されている。
<メカニカル演出装置の構成>
大型遊技部材11の右側の遮蔽板13の後方には、メカニカル演出装置31が設置されている。図3〜図8は、メカニカル演出装置31を示したものであり、メカニカル演出装置31は、可動部材32、支持部材33、アーム部材34、車輪体35、固定部材36、リンク部材37、駆動装置であるモータ(ステッピングモータ)38、金属シャフト29、係止部材28、センサ30等によって構成されている。
可動部材32は、ベース体39、基板40、装飾板41等を組み付けることによって形成されている。ベース体39は、合成樹脂によって形成されており、平板状の支持部42の下に、3本の支柱43,43および支柱47を介して、車輪ユニット44が連設されている。また、支持部42の中央には、アーム部材34と連結させるための縦長な係合孔45が穿設されている(図7参照)。さらに、当該支持部42の表面には、多数のLEDを搭載してなる基板40が当着されている(図5参照)。加えて、支持部42の前面には、表面に「最強」の装飾文字を透明に設けた合成樹脂製の装飾板41が螺着されており、当該装飾板41によって、基板40が覆われた状態になっている。一方、車輪ユニット44には、シャフトの前後に円板を垂設してなる2つの車輪46,46が、回転可能に左右に併設されている。
また、支持部材33は、扁平で縦長な直方体状の設置板50の下側に、ガイドとして機能する車輪収納ケース51を連設した構造を有している。設置板50の表面には、凹凸状の装飾が施されており、右上部に、アーム部材34を枢着するための円筒状の軸支ボス56が、前方に突出するように設けられている。また、中央よりやや上方には、一定幅の円弧状のサポート体52が、前方に突出するように設けられている。さらに、そのサポート体52の最下部の下方には、センサ設置部55が設けられており、当該センサ設置部55には、2つのネジ孔が穿設されている。加えて、車輪収納ケース51は、設置板50の下側に一体的に形成された後側ケース24と、別個に形成された前側ケース25とからなり、両者を組み付ける(螺着する)ことによって、上面に所定幅のスリットを有する幅広で中空な直方体状の箱体が形成されるようになっている。
一方、アーム部材34は、合成樹脂によって長尺な棒状に形成されている。そして、基端の表面に、支軸となる円筒状の筒状部60が、前方に突出するように設けられており、筒状部60の中心の挿通孔67が、アーム部材34の前後を貫通した状態になっている。さらに、アーム部材34の基端近くには、リンク部材37と連結させるための作動孔61が穿設されている。図9は、作動孔61の穿設部分を拡大して示したものであり、作動孔61の上側は、直線状の可動エリア62になっており、当該可動エリア62の下側に、外向きに凸な円弧状の係合エリア63が設けられている。また、アーム部材34の中央位置には、車輪体35を軸支するための半円柱状の一対の軸受64,64が、上下に刻設されている。さらに、それらの軸受64,64の下側には、扁平な検知翼65が、外向きに突出するように設けられている。加えて、アーム部材34の先端には、可動部材32と連結させるための連結軸66が、前方に突出するように設けられている。
さらに、固定部材36は、合成樹脂によって略扇状(正面視)に一体形成されている。そして、右上方には、アーム部材34の基端を支持するための筒状部70が、前方に突出するように形成されている。また、中央には、鉛直断面U字状の一対のリブ71,71が立設されており、それらのリブ71,71の中央には、円形の軸孔72が穿設されている。加えて、固定部材36の下端際には、一定幅の円弧状の支持台73が、後方に突出するように設けられている。
また、リンク部材37は、合成樹脂によって扁平な楕円状に形成されている。そして、表面には、モータ38の軸に連結させるための円筒状の軸支ボス80が立設されており、裏面には、アーム部材34に係合させるための円柱状の係合ボス81が立設されている。加えて、モータ38は、扁平な円柱状に形成されており、左右に、一対の固着翼90,90が、外向きに突出するように設けられている。
さらに、センサ30は、信号の送受信を行うための検知板76,76を前後に配置したU字状に形成されており、後方の検知板76の左右に、一対の固着翼77,77が外向きに突出するように設けられている。一方、係止部材28は、合成樹脂によって一体的に形成されており、円筒状の係止部84の前端にフランジ86が設けられている。
メカニカル演出装置31においては、モータ38が、左右の固着翼90,90をリブ71,71の中に嵌め込んだ状態で、固定部材36に螺着されており、当該モータ38の軸が、固着部材36の軸孔72を貫通した状態になっている。そして、リンク部材37が、軸支ボス80内にモータ38の軸を嵌入させることによって、当該軸に固着された状態になっている。
また、支持部材33の設置板50のセンサ設置部55には、センサ30が螺着されている。さらに、設置板50の右上部には、固定部材36が固着されており、当該固定部材36によって、アーム部材34が回転可能に枢着された状態になっている。すなわち、アーム部材34の筒状部60の挿通孔67には、金属シャフト29が挿通されており、当該金属シャフト29の後端が、支持部材33の設置板50の軸支ボス56に挿入された状態になっているとともに、当該金属シャフト29の前端が、設置板50に固着された固定部材36の筒状部70内に挿入された状態になっている。
そして、そのように回転可能に枢着されたアーム部材34の中央部においては、軸受64,64に回転可能に嵌め込まれた車輪体35の上下の円板が、固定部材36の支持台73の裏面に押し付けられた状態になっている。また、アーム部材34の軸受64,64の裏面に、支持部材33の設置板50のサポート体52が押し当てられた状態になっている。さらに、固定部材36と一体になったモータ38の軸に固着されたリンク部材37の係合ボス81が、アーム部材34の作動孔61内に遊嵌された状態になっている。
一方、上記の如く支持部材33に回転可能に枢着されたアーム部材34の先端は、可動部材32に遊動自在に係合された状態になっている。すなわち、アーム部材34の先端の連結軸66が、可動部材32のベース体39の中央に設けられた係合孔45に挿入されており、当該連結軸66の先端に、係止部材28が、ベース体39の前方側から円筒状の係止部84を外嵌させることによって固着されている(図7参照)。
加えて、上記の如くアーム部材34の先端と連結された可動部材32は、支持部材33の下側の車輪収納ケース51の上面のスリットに支柱43,43および支柱47を挿通させた状態で、車輪収納ケース51の内部に車輪ユニット44を収納させることによって、左右にスライド可能に、支持部材33に設置されている。
<遊技機の作動内容>
上記の如く構成されたパチンコ機1においては、発射ハンドル7の回動操作によって発射装置(図示せず)から遊技球が発射され、発射された遊技球が始動入賞口15に入賞した場合に、内部に設置された制御装置において大当たり抽選(乱数の選択)が実行され、大当たり抽選の結果、「大当たり」になった場合には、「大当たり状態」が生起する。また、遊技球が始動入賞口15に入賞する毎に、上記大当たり抽選と同時に、図柄の変動態様の抽選が実行され、制御装置の記憶手段に記憶された複数の変動態様の中から一つの変動態様が選択され、当該変動態様に基づいて、図柄表示装置19において所定の時間だけ図柄の変動表示を実行する。そして、当該変動表示の後に「大当たり図柄」あるいは「はずれ図柄」を表示することによって大当たり抽選の結果を表示する。
「大当たり状態」においては、大入賞口18の扉部材が所定回数だけ断続的に開成する。したがって、遊技者は、「大当たり」が発生した場合には、多くの遊技球を大入賞口18に入賞させることによって、多くの賞品球を獲得することができる。
<メカニカル演出装置の作動内容>
パチンコ機1においては、上記の如く、遊技球が始動入賞口15に入賞する毎に、図柄の変動態様の抽選を実行するが、所定の変動態様(たとえば、所謂リーチ変動態様)が選択された場合には、所定のタイミングで、メカニカル演出装置31が演出動作を実行する。メカニカル演出装置31を作動させる場合には、駆動装置であるモータ38に電源が供給される。モータ38に電源が供給されると、モータ38の軸が所定の位置から回転し(反時計回り)、リンク部材37が同じ方向に回転する。そのようにリンク部材37が回転すると、アーム部材34の作動孔61内に遊嵌されている係合ボス81が、作動孔61の可動エリア62内を移動しながら、アーム部材34を、基端(筒状部60)を中心として時計回りに回動させる。そのようにアーム部材34が回動すると、支持部42の係合孔45内にアーム部材34の先端を係着させた可動部材32が、車輪ユニット44の車輪46,46・・を車輪収納ケース51内で転動させながら、内側(左側)にスライドする。
それゆえ、可動部材32は、通常時には、大型遊技部材11の遮蔽板13の裏側に隠れた状態になっているが、前記所定のタイミングで、図10の如く、遮蔽板13の内側に突然に突出することになる。また、上記の如く、可動部材32が左側へスライドする場合には、可動部材32の基板40に電源が供給されて、基板40上に搭載されたLEDが発光し、装飾板41から「最強」の文字が浮かび上がる。なお、アーム部材34が回動する際には、アーム部材34の裏面を支持部材33のサポート体52によって支持し、アーム部材34に係着された車輪体35を固定部材36の支持台73に当接させた状態が保持されるので、スライドする可動部材32ががたついたりしない。
また、所定の時間、可動部材32を左側へ突出させた後には、可動部材32を遮蔽板13内へ退入させる。可動部材32を退入させる場合には、モータ38に電源が供給されてモータ38の軸が逆方向に回転し(時計回り)、リンク部材37が同じ方向に回転する。そのようにリンク部材37が回転すると、リンク部材37の係合ボス81が、アーム部材34の作動孔61の可動エリア62内を移動しながら、アーム部材34を、基端を中心として逆方向に回動させる(反時計回り)。そのようにアーム部材34が回動すると、アーム部材34の先端を係着させた可動部材32が、外側(右側)にスライドする。また、アーム部材34が所定の角度(係合ボス81がアーム部材34の作動孔61の可動エリア62の下端まで至る角度)だけ時計回りに回動すると、アーム部材34の検知翼65が、センサ30の検知板76,76間に入り込み、モータ38への電源供給が遮断され、アーム部材34が停止する。
さらに、メカニカル演出装置31においては、メーカーにて製造後にホールに納入するまでの間等には、可動部材32がスライドしないように、ロックすることも可能である。可動部材32をロックする場合には、上記の如く、可動部材32を右側の退入位置にスライドさせた状態において、さらに、モータ38に電源を供給することによりモータ38の軸を逆方向に回転させ(時計回り)、リンク部材37を同じ方向に回転させる。そのようにリンク部材37を回転させると、リンク部材37の係合ボス81が、アーム部材34の作動孔61の下側の係合エリア63内に入り込む(図3、図9参照)。そのように係合ボス81が作動孔61の係合エリア63内に入り込むと、再度、モータ38に電源を供給してモータ38の軸を正方向(反時計回り)に回転させない限り、可動部材32をスライドさせることができなくなる(手によって可動部材32を左側へ無理矢理スライドさせることもできなくなる)。
<遊技機の効果>
パチンコ機1は、上記の如く、メカニカル演出装置31が、平板状の可動部材32と、可動部材32の下端をスライド可能に支持する水平なガイドである車輪収納ケース51と、基端を遊技盤4の盤面と平行な面内で回動可能に枢着させるとともに先端を可動部材32に係合させたアームであるアーム部材34と、そのアーム部材34を(基端を中心として)回動させるための駆動装置であるモータ38とからなるものであるため、所定のタイミングにおいて、モータ38を駆動させてアーム部材34を回動させることによって、可動部材32を大きく、かつ、素早く、左右にスライドさせることができる。したがって、非常に高い演出効果を発現させることができるので、遊技の趣向性が高く、遊技者の遊技に対する意欲を長期間に亘って高く保持することができる。
また、パチンコ機1は、メカニカル演出装置31に、アーム部材34を固定させるための固定手段(リンク部材37の係合ボス81および作動孔61の係合エリア63によって構成されるもの)が設けられているため、メーカーにて製造され集荷された後にホールに設置されるまでの間、固定手段によってアーム部材34を固定することによって、可動部材32が左右にスライドしないように(がたつかないように)保持して損傷を防止することができる。
さらに、パチンコ機1は、可動部材32の下端に車輪46,46・・が枢着されており、それらの車輪46,46・・をガイド(車輪収納ケース51)の内部で転動させることによって、可動部材32が左右にスライドするものであるため、可動部材32の動きが非常にスムーズで素早い上、長期間に亘って使用された場合でもきわめて損傷しにくい。
なお、本発明のパチンコ機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、機枠、前面枠、遊技盤、供給皿、貯留皿、発射ハンドル、図柄表示装置、入賞装置、電動役物ユニット、大型遊技部材、メカニカル演出装置等の形状、構造、材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、メカニカル演出装置は、上記実施形態の如く、可動部材が下端に設けられた車輪を車輪収納ケースに収納させた状態で左右にスライドするものに限定されず、可動部材が下端に前後方向に突出するように設けた係合体を、水平に設けたガイド溝に係合させた状態で左右にスライドするもの等に変更することも可能である。なお、メカニカル演出装置を、上記実施形態の如く、可動部材が下端に設けられた車輪を車輪収納ケースに収納させた状態で左右にスライドするものとした場合には、可動部材の左右のスライド動作が一層スムーズなものとなる、というメリットがある。
また、メカニカル演出装置は、上記実施形態の如く、可動部材の下端に設けられた車輪を車輪収納ケースによって覆ったものに限定されず、可動部材の下端に設けられた車輪を露出させたものとすることも可能である。なお、メカニカル演出装置を、上記実施形態の如く、可動部材の下端に設けられた車輪を車輪収納ケースで覆ったものとした場合には、左右のスライド動作時の騒音を低減することが可能となる、というメリットがある。加えて、可動部材の左右方向へのスライド量を一定の範囲内に確実に制限することができる、というメリットもある。
加えて、メカニカル演出装置は、上記実施形態の如く、可動部材が左右方向にスライドするものに限定されず、可動部材が上下方向にスライドするもの等に変更することも可能である。
1・・パチンコ機
4・・遊技盤
31・・メカニカル演出装置
32・・可動部材
34・・アーム部材
38・・モータ
44・・車輪ユニット
46・・車輪
51・・車輪収納ケース
61・・作動孔
63・・係合エリア

Claims (3)

  1. 多数の障害釘および各種の入賞装置を設置してなる遊技盤が前面に設けられているとともに、その遊技盤面上に、所定のタイミングでメカニカルに作動することによって遊技を演出するメカニカル演出装置が設けられた遊技機であって、
    前記メカニカル演出装置が、
    可動部材と、
    可動部材の端部をスライド可能に支持するガイドと、
    基端を遊技盤面と平行な面内で回動可能に枢着させるとともに先端を前記可動部材に係合させたアームと、
    そのアームを回動させるための駆動装置とからなるものであり、かつ、
    前記アームが、長手方向に沿った軸を中心として回転可能な車輪体を設けたものであり、その車輪体を支持台に当接させた状態を保って前記可動部材をスライドさせることを特徴とする遊技機。
  2. 前記メカニカル演出装置に、アームを固定させるための固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動部材の下端に車輪が枢着されており、その車輪を前記ガイドの内部で転動させることによって、可動部材が左右にスライドすることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の遊技機。
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