JP5484790B2 - 注出栓 - Google Patents

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Description

本発明は、容器を傾けることによって内容物を注出するハンディタイプの容器に装着して好適な注出栓に関するものであり、蓋体の不用意な開放による内容物の漏洩を確実に回避しようとするものである。
シャンプーやリンス、整髪剤、化粧料、調味料等を入れるハンディタイプの容器には、操作性の改善を図る観点から片手で蓋体を開放し、そのまま内容物が注出することできるヒンジタイプの注出栓が装着されている。
かかる注出栓は、蓋体の裏面に一体的に設けられた棒状凸部を注出筒の通路に嵌合させることで内容物の注出を防止する仕組みになっており、商品の流通段階等では、容器の胴体部分に予期しない衝撃が付加された場合において、該棒状凸部が注出筒の通路から外れてしまうこともあって内容物が漏れ出てしまうおそれがあった。
この点に関する先行技術としては、天板上面の窓部にスライド板を配置し、このスライド板に係合片を介してつながる係合突起を、キャップ体の前向き壁面に設けた係合突起に係合させて蓋体の開放を阻止した弾性反転形キャップが知られている(例えば、特許文献1参照。)が、かかるキャップにおいてはスライド板をスライドさせるような力が作用した場合にロック状態が簡単に解除されてしまう不具合があり、未だ改善の余地が残されていた。
実公昭63−105666号公報
本発明の課題は、不用意な力が作用しても簡単にロック状態が解除されることがなく、使用時においてはロック状態を容易に解除して蓋体を開放できる注出栓を提案するところにある。
本発明は、内容物の注出経路を形成する注出筒を有し、容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップに開閉可能に連結保持され、該注出筒を覆い隠してその注出経路を密閉する蓋体とを備えた注出栓であって、
前記蓋体に、その天面壁部を貫いて配置されるロックボタンを設け、
該ロックボタンが、蓋体の天面壁部の上面において露出する操作部と、この操作部にアームを介して懸垂支持され、ベースキャップの天板の下面に連係して蓋体の開放を阻止する爪部と、この爪部とベースキャップとの連係状態を維持する一方、付勢力に抗する操作部の強制的なスライドにて該爪部とベースキャップとの連係状態を解除して蓋体の開放を可能とする弾性片からなり、
前記ロックボタンのアームは、相互に間隔をおいて配置され弾性変位可能な一対の板状体からなり、該板状体に蓋体の天面壁部においてロックボタンを抜け止めする突起を有する、ことを特徴とする注出栓である。
爪部には、弾性片による付勢力が常に働いているため、ベースキャップの天板との連係状態が保たれており、蓋体を引き上げるような力が付加されても該蓋体が開放されることがない。また、操作部をスライドさると、爪部による連係状態が解除され、そのまま蓋体を引き上げることで蓋体の開放が可能となる。とくに、片手でもってロックの解除と蓋体の開放が可能であり、使い勝手がよい。
ベースキャップと蓋体とをヒンジを介して一体連結してこれを一部材とすることにより注出栓の構成部材を、ロックボタンとの2パーツで構成することが可能で、構造の簡素化が可能となる。
ロックボタンの操作部を蓋体の貫通開口を覆い隠すサイズとすることで、該貫通開口からのゴミの侵入を防止することができる。
本発明にしたがう注出栓の実施の形態を断面で示した図(ロック状態)である。 図1に示した注出栓においてロックを解除した状態を示した図である。 図1に示した注出栓の分解状態を示した外観斜視図である。 (a)(b)は、ロックボタンの取り付け状況の説明図である。 図1に示した注出栓につき、蓋体を閉じる状況を示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1〜3は、本発明にしたがう注出栓の側面を示した図であり、図における1は、容器の口部hにアンダーカットあるいはねじの如き係合手段で固定保持されるベースキャップである。このベースキャップ1は、水平配置になる天板1aと、この天板1aの縁部に垂下され、容器の口頚部を取り囲んでその内側に装着空間を形成する周壁1bと、該天板1aの上面に設けられ、内容物の注出経路を形成する注出筒1cと、周壁1bの内側で天板1aの下面から垂下され、容器の口部hにアンダーカットあるいはねじの如き係合手段で着脱自在に係合する二重環1dから構成されている。
また、2は、ベースキャップ1にヒンジeを介して開閉可能に連結保持される蓋体である。この蓋体2は、ベースキャップ1の天板1aの上部に位置する天面壁部2aと、この天面壁部2aの縁部に一体連結する周壁2bから構成されており、その天面壁部2aの下面には、蓋体2を閉じた時に、先端部を注出筒1cに嵌合させてその注出経路を密閉する垂下筒2cと、この垂下筒2cを取り囲む筒体2dが設けられている。また、天面壁部2aの、ヒンジeから最も離れた部位(ヒンジeの対向位置)には、それを貫く貫通開口2eが形成され、ヒンジeの対向位置における周壁2bには、蓋体2を開放する際に指を引っ掛ける鍔部2fが形成されている。
3は、ベースキャップ1の天板1aに設けられた貫通開口、4は、ロックボタンである。ロックボタン4は、蓋体2の貫通開口2eにスライド可能に配置されるものであって、図3にその外観を斜視図で示した如く、蓋体2の天面壁部2aの上面において露出する操作部4aと、この操作部4aにアーム4bを介して懸垂支持され、ベースキャップ1の天板1aに形成された貫通開口3を通してその下面に連係(引っ掛かる)して蓋体2の開放を阻止する爪部4cと、一端が固定され、他端が自由端になる舌片状の弾性片4dから構成されている。ロックボタン4のアーム4bは、相互に間隔をおいて配置され、相互近接できる弾性変位を可能とした一対の板状体で構成することができる。
弾性片4dの一端は、爪部4cの上部に固定され、自由端は、蓋体2の下面に設けられた筒体2dの側壁に当接しており、この弾性片4dの付勢力により爪部4cがアーム4b、操作部4aとともに貫通開口2eの外縁側へ向けて押し付けられていて、これにより爪部4cがベースキャップ1の天板1aの下面で連係して蓋体2の開放を阻止している(ロック状態)。
さらに、5は、ロックボタン4が、蓋体2の天面壁部2aに設けられた貫通開口2eから抜け出すのを防止めするための突起である(図3参照)。この突起5は、アーム4bのそれぞれの外側面に設けられており、図4(a)(b)に示すように、ロックボタン4を蓋体2の貫通開口2eに組み付けるに際して、該アーム4bが弾性変位することにより該貫通開口2eを通り抜け、該突起5の通り抜け後のアーム4bの復元により貫通開口2eの下端部に引っ掛かってロックボタン4の抜け出しを防止する。
本発明にしたがう注出栓は、図1に示すように、爪部4cが、弾性片4dにより貫通開口3の外縁側(鍔部2d側)へ常に押しやれており、これにより爪部4cがベースキャップ1の天板1aの下面に引っ掛かってロック状態に保たれ、蓋体2に不用意な力が付加されても該蓋体2が簡単に開放することはない。
蓋体2のロック状態を解除するには、図2に示すように、弾性片操作部4aをヒンジe側へ向けてスライドさせて、鍔部2fを利用して蓋体2をそのまま引き上げればよい。
蓋体2を開放したのち、ロックボタン4の操作部4aに加えた力を取り除くと、該操作部4aにアーム4bを介してつながる爪部4cは、弾性片4dの付勢力により元の位置(貫通開口2eの外縁側端)へと自動的に復帰し、蓋体2を閉じたとき、何らの操作を伴うことなしにロック状態に保持されることとなり、ロック忘れによって蓋体2が開放されて内容物が漏れ出すことがない。
蓋体2を閉じる状況を図5に示す。爪部4cに弾性片4dによる付勢力が常に働いているものにあっては、蓋体2を閉じるべく、押圧していくと、爪部4cが、貫通開口3の端面からベースキャップ1の天板1aの下面に移行していくときに弾性片4dの急激な復元によってクリック音(クリック感)を発することになるため、蓋体2が閉じた状態にあるかどうか把握できることになる。
本発明にしたがう注出栓は、合成樹脂にて成形できるものであり、ベースキャップ1と蓋体2とをヒンジeを介して連結することにより1パーツ化が可能であり、ロックボタン4を含めても2パーツで構成することができる(2パーツロック機構付き)。
操作部4aのサイズを貫通開口2eよりも大きなサイズにしておくことで、その相互間の隙間をなくすことが可能となるため、ゴミや埃の侵入を阻止することが可能であって、衛生上の改善を図るのに有用であるだけでなく、見栄えもよい。
ロックの解除と蓋体2の開放が同じ手指で行うことができるので、使い勝手がよい。
簡単な動作で蓋体の開閉が行え、蓋体が閉じた状態では、該蓋体が不用意に開閉されることのない注出栓が提供できる。
1 ベースキャップ
1a 天板
1b 周壁
1c 注出筒
1d 二重環
2 蓋体
2a 天面壁部
2b 周壁
2c 垂下筒
2d 筒体
2e 貫通開口
2f 鍔部
3 貫通開口
4 ロックボタン
4a 操作部
4b アーム
4c 爪部
4d 弾性片
5 突起

Claims (1)

  1. 内容物の注出経路を形成する注出筒を有し、容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップに開閉可能に連結保持され、該注出筒を覆い隠してその注出経路を密閉する蓋体とを備えた注出栓であって、
    前記蓋体に、その天面壁部を貫いて配置されるロックボタンを設け、
    該ロックボタンが、蓋体の天面壁部の上面において露出する操作部と、この操作部にアームを介して懸垂支持され、ベースキャップの天板の下面に連係して蓋体の開放を阻止する爪部と、この爪部とベースキャップとの連係状態を維持する一方、付勢力に抗する操作部の強制的なスライドにて該爪部とベースキャップとの連係状態を解除して蓋体の開放を可能とする弾性片からなり、
    前記ロックボタンのアームは、相互に間隔をおいて配置され弾性変位可能な一対の板状体からなり、該板状体に蓋体の天面壁部においてロックボタンを抜け止めする突起を有する、ことを特徴とする注出栓。
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