JP5482434B2 - 記録制御装置、記録システム、記録制御方法、及び、プログラム - Google Patents

記録制御装置、記録システム、記録制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録装置に接続された記録制御装置、この記録制御装置を備えた記録システム、記録制御装置が実行する記録制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、プリンター等の記録装置を上位ホスト装置等の外部装置に接続した場合に、記録装置が外部装置から送信されるデータの異常を検出する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の構成では、記録装置が、記録用のデータの抜け等を自動的に判定して、データ転送時の異常発生を検出する。
特開平11−134146号公報
特許文献1記載の構成では、外部装置から記録装置へのデータ転送時の異常を検出するが、正常な印刷の妨げとなるような事態は、他にも、記録装置に接続された外部装置の誤操作による電源停止、外部装置のハングアップ、外部装置と記録装置とを繋ぐケーブルの断線等が考えられる。これらの異常が発生した場合、記録装置は何もデータを受信できないため、受信したデータに基づく正常/異常の判別が難しい。このため、外部装置の動作状態をユーザーが直接確認する必要があった。しかしながら、例えば外部装置と記録装置とが離れた場所に設置された場合には、記録装置を使用するユーザーが外部装置の状態を確認しに行くことは面倒であり、負担が大きかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録装置と外部装置とが通信可能に接続された構成において、記録装置に接続された外部装置の動作状態の異常を記録装置において正確に検出できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出(判断)する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御装置であって、アプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムにより処理されるデータを記録用データとして出力するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部が出力する前記記録用データに基づいて前記記録装置に対して記録ジョブを送信する記録制御部と、を備え、前記アプリケーション実行部が前記接続確認コマンドを出力しない場合、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき、前記アプリケーション実行部に代わり前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、を特徴とする。
本発明によれば、外部接続された記録制御装置から接続確認コマンドを受信しない状態が続いた場合に異常を検出する機能を備えた記録装置に接続される記録制御装置が、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部が記録装置への接続確認コマンドを出力した場合、及び、アプリケーション実行部が処理したデータを記録するための記録用データを記録装置に送信する場合に、接続確認コマンドが記録装置に送信されるようになっている。しかし、記録用データの出力タイミングと接続確認コマンドの送信タイミングとが重複する等の偶発的な原因などにより、アプリケーション実行部が接続確認コマンドを出力できない場合であっても、記録制御部は、アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき、アプリケーション実行部に代わり記録装置に接続確認コマンドを生成して送信する。これにより、記録制御装置がアプリケーションプログラムを実行可能な正常な状態であるにも関わらず記録装置が異常を検出してしまうことがなく、また記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
また、本発明は、上記記録制御装置において、前記記録制御部は、タイマーを備え、前記アプリケーション実行部が少なくとも前記接続確認コマンドを出力しない状態が、前記基準時間に達する前に、前記アプリケーション実行部に対して応答要求を出力し、この応答要求に応じて前記アプリケーション実行部が応答を出力した場合は、前記接続確認コマンドを前記記録装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、記録装置が、記録制御装置から接続確認コマンドを受信していないとして異常を検出する前に、アプリケーション実行部に対して応答要求を行うので、アプリケーション実行部が偶発的な原因により接続確認コマンドを送信しなかった場合には、記録装置に異常を検出させないようにすることができる。これにより、アプリケーションプログラムを実行不能になった場合や記録制御装置の動作が停止した場合等、検出すべき異常が記録制御装置で発生した場合のみ、記録装置に異常を検出させるので、記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
また、本発明は、上記記録制御装置において、前記記録制御部には、前記基準時間より短い予備基準時間が予め設定され、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部が少なくとも前記接続確認コマンドを出力しない状態が、前記予備基準時間に達した場合に、前記アプリケーション実行部に対して応答要求を出力することを特徴とする。
本発明によれば、記録装置が異常を検出する基準時間よりも短い予備基準時間に基づいて、アプリケーション実行部に応答要求を行うので、記録装置が異常を検出する前に、確実に応答要求を行うことができ、偶発的な原因により接続確認コマンドが送信されなかった場合に記録装置に異常を検出させないようにすることができる。
また、本発明は、上記記録制御装置において、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部が前記記録用データを出力した場合、前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーション実行部が記録用データを出力している場合は、正常な状態であると判断できるので、アプリケーション実行部が接続確認コマンドを出力しなくても、記録制御部は、アプリケーション実行部に代わり記録装置に接続確認コマンドを生成して送信してよい。
また、上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に記録を行う記録装置と、記録制御装置とを通信可能に接続して構成される記録システムであって、前記記録装置は、前記記録制御装置から接続確認コマンドを受信する受信部と、前記受信部により前記接続確認コマンドを受信しない時間が予め設定された基準時間に達した場合に異常を検出する異常検出部とを備え、前記記録制御装置は、アプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムにより処理されるデータを記録用データとして出力するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部が出力する前記記録用データに基づいて前記記録装置に対して記録ジョブを送信する記録制御部と、を備え、前記アプリケーション実行部が前記接続確認コマンドを出力しない場合、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、を特徴とする。
本発明によれば、記録制御装置から接続確認コマンドを受信しない状態が続いた場合に異常を検出する機能を備えた記録装置に接続される記録制御装置が、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部が記録装置への接続確認コマンドを出力した場合、及び、アプリケーション実行部が処理したデータを記録するための記録用データを記録装置に送信する場合に、接続確認コマンドが記録装置に送信されるようになっている。しかし、記録用データの出力タイミングと接続確認コマンドの送信タイミングとが重複する等の偶発的な原因などにより、アプリケーション実行部が接続確認コマンドを出力できない場合であっても、記録制御部は、アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき、アプリケーション実行部に代わり記録装置に接続確認コマンドを生成して送信する。これにより、記録制御装置がアプリケーションプログラムを実行可能な正常な状態であるにも関わらず記録装置が異常を検出してしまうことがなく、また記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御装置により実行される記録制御方法であって、アプリケーションプログラムを実行する際、前記記録装置への前記接続確認コマンドの出力を行わない場合、前記アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、を特徴とする。
本発明によれば、記録制御装置から接続確認コマンドを受信しない状態が続いた場合に異常を検出する機能を備えた記録装置に接続される記録制御装置が、アプリケーションプログラムを実行して記録装置への接続確認コマンドを出力した場合や、アプリケーションプログラムにより処理したデータを記録するための記録ジョブを記録装置に送信する場合等に、接続確認コマンドが記録装置に送信する構成となっていながら、記録するデータの出力タイミングと接続確認コマンドの送信タイミングとが重複する等の偶発的な原因などにより、アプリケーション実行部が接続確認コマンドを出力できない場合であっても、アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、記録装置に接続確認コマンドを生成して送信する。これにより、記録制御装置がアプリケーションプログラムを実行可能な状態であるにも関わらず記録装置が異常を検出してしまうことがなく、記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御部が実行するプログラムであって、アプリケーションプログラムの実行の際、前記記録装置に対する前記接続確認コマンドの出力を行わない場合、前記アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、を特徴とする。
本発明によれば、記録制御装置から接続確認コマンドを受信しない状態が続いた場合に異常を検出する機能を備えた記録装置に接続される記録制御装置が、アプリケーションプログラムを実行して記録装置への接続確認コマンドを出力した場合や、アプリケーションプログラムにより処理したデータを記録するための記録ジョブを記録装置に送信する場合に、接続確認コマンドが記録装置に送信される構成となっていながら、記録するデータの出力タイミングと接続確認コマンドの送信タイミングとが重複する等の偶発的な原因などにより、アプリケーション実行部が接続確認コマンドを出力できない場合であっても、アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、記録装置に接続確認コマンドを生成して送信する。これにより、記録制御装置がアプリケーションプログラムを実行可能な状態であるにも関わらず記録装置が異常を検出してしまうことがなく、記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
本発明によれば、記録制御装置がアプリケーションプログラムを実行可能な状態であるにも関わらず記録装置が異常を検出してしまうことがなく、記録制御装置の動作状態の異常を記録装置が正確に検出できる。
実施形態の記録システムの電気的構成を示すブロック図である。 ホストコンピューターとプリンターの機能ブロック図である。 プリンタードライバーにより実行される処理のフローチャートである。 記録システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る記録システム1の電気的構成を示すブロック図である。
記録システム1は、紙、コーティング紙または合成樹脂シート等からなる記録媒体としてのカットシートや連続シートに、文字や画像を印刷(記録)する記録装置としてのプリンター3と、プリンター3を制御して記録を実行させる記録制御装置としてのホストコンピューター2とを、通信線10を介して相互に通信可能に接続して構成される。本実施形態ではホストコンピューター2とプリンター3とを一対一で接続した構成を例示するが、一台のホストコンピューター2に接続されるプリンター3の数に制限はなく、多数のプリンター3をホストコンピューター2に接続してもよい。また、複数のホストコンピューター2に1台のプリンター3を接続したものでもよい。通信線10は、ホストコンピューター2とプリンター3とを一対一で接続する通信ケーブルや無線通信回線の他、一台のホストコンピューター2に対し多数のプリンター3を接続可能な有線または無線のLAN、または、公衆回線網を介した広域ネットワークにより構成される。また、プリンター3の記録方式についても特に制限はなく、本実施形態では一例として、プリンター3を、印刷ヘッドから記録媒体に複数色のインクを吐出することで文字や画像を形成するインクジェットプリンターで構成した場合について説明する。
図1に示すように、ホストコンピューター2は、主として、CPU21と、不揮発性メモリーであるROM22と、揮発性メモリーであるRAM23と、大規模記憶装置としての記憶部24と、キーボード等の入力デバイスに接続された入力部25と、表示装置等の出力デバイスに接続された出力部26と、通信インターフェース27とを備えている。ホストコンピューター2は、CPU21が記憶部24に記憶されたオペレーティングシステム24A、アプリケーションプログラム24B、及びプリンタードライバー24Cを実行しながら、通信インターフェース27を介してプリンター3に各種コマンドや印刷データを出力することにより、プリンター3を制御する。ホストコンピューター2は、プリンター3に対し、印刷実行を指示するコマンドと印刷用のデータとを含む印刷ジョブを送信して、印刷を行わせる。また、ホストコンピューター2は、後述するタイマーリセットコマンド(接続確認コマンド)を一定周期でプリンター3に送信する。
プリンター3は、主として、CPU41と、書き換え可能な不揮発性メモリーであるフラッシュROM42と、揮発性メモリーであるRAM43と、通信インターフェース44と、インクを記録媒体としての用紙に吐出させて記録を行う印刷制御部45と、用紙搬送機構46と、印刷ヘッド47と、スピーカー48と、LEDランプ5とを備えている。
プリンター3は、CPU41がフラッシュROM42に記憶されたファームウェアを実行しながら、通信インターフェース44を介してホストコンピューター2と通信を行うことにより印刷データを受信する。そして、印刷制御部45が各種コマンドや印刷データに基づき、用紙搬送機構46を介して用紙を搬送しつつ印刷ヘッド47を駆動して用紙への印刷を実行し、レシートやクーポンを発券する。また、プリンター3は、発券時や、ホストコンピューター2も含めた異常時等、LEDランプ5を点灯または点滅させたり、スピーカー48によりメロディー、案内音声を発したりすることにより、ユーザーに各種情報を視覚的または聴覚的に通知する。スピーカー48はブザーであってもよい。
プリンター3は、ホストコンピューター2から送信される各種コマンドをモニターし、ホストコンピューター2が正常に動作しているかどうかを判断して、ホストコンピューター2が異常であると判断した時には、所定の異常検出処理を行うように構成されている。以下、プリンター3の異常検出処理について説明する。
図2は、記録システム1を構成するホストコンピューター2及びプリンター3の機能的構成を示す機能ブロック図である。図2に示す各部は、ホストコンピューター2がCPU21(図1)により記憶部24に記憶された各種プログラムを実行することにより、及び、プリンター3がCPU41によりフラッシュROM42に記憶された各種プログラムを実行することにより、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
図2に示すように、プリンター3は、ホストコンピューター2から送信される各種コマンドや印刷データを受信する受信部401と、受信部401が受信した各種コマンドや印刷データを一時的に保持する受信バッファー402が設けられている。受信バッファー402によって受信されたデータは、コマンド解析部403によって解析され、制御コマンドの場合は制御コマンドバッファー404に、印刷データの場合には印刷バッファー405にDMA転送等により転送される。
印刷バッファー405に一時保存された印刷データは、データ展開処理が行われてデータ変換され、最終的には印刷ヘッド47のノズル列に対応したドットパターンデータが生成されて印刷バッファー405に記憶される。一方、制御コマンドバッファー404に一時保存された制御コマンドデータは、主制御部408によって読み出されて、記録媒体としての用紙カット動作など制御コマンドに応じた処理が実行される。
異常検出部406は、ホストコンピューター2が正常に動作しているかどうかを監視し、ホストコンピューター2の動作異常と判断した場合に、ユーザーにホストコンピューター2の異常を報知する。
異常検出設定値記憶部407は、フラッシュROM42内に設定された領域であり、ここには異常検出処理を行うための設定値を記憶している。この設定値は、ホストコンピューター2が異常であるかどうかを判断する基準時間と、ホストコンピューター2が異常であるときに異常を通知する報知方法の種類を示す報知設定値とを含む。
異常検出部406は、タイマー409によるカウントを開始させ、このカウント中に、ホストコンピューター2からタイマーリセットコマンド(接続確認コマンド)を受信したか否かを監視する。このタイマーリセットコマンドはリアルタイム制御コマンド(即時実行制御コマンド)として構成され、例えば、プリンター3がオフライン状態であっても、受信部401により検出され、受信される。異常検出部406は、受信部401によってタイマーリセットコマンドが受信された場合には、タイマー409のカウントを停止し、カウント値をリセットして、再びカウントを開始させる。プリンター3では、通常のコマンドが制御コマンドバッファー404に記憶された順に実行されるのに対し、リアルタイム制御コマンドは、受信バッファー402においてコマンド解析部403により検出されると、他の処理に優先して直ちに実行される。
また、異常検出部406は、タイマー409のカウントを開始した後、受信部401がタイマーリセットコマンドを受信しないまま、タイマー409のカウント値が異常検出設定値記憶部407に記憶された基準時間に達した場合に、ホストコンピューター2の異常と判断する。つまり、記録システム1では、ホストコンピューター2からプリンター3に対し、プリンター3が記憶する基準時間より短い周期でタイマーリセットコマンドを送信し、このタイマーリセットコマンドが基準時間以内に受信されない場合に、プリンター3が異常を検出する。
一方、ホストコンピューター2は、記憶部24に記憶されたオペレーティングシステム24Aを実行することにより、ホストコンピューター2の基本的機能を実現する。ホストコンピューター2は、記憶部24に記憶されたアプリケーションプログラム24Bを実行するアプリケーション実行部201と、プリンタードライバー24Cを実行するプリンタードライバー実行部210(記録制御部)と、プリンター3との間で印刷ジョブ及びコマンドを送受信する送受信部214とを備える。
アプリケーション実行部201は、アプリケーションプログラムを実行してデータを処理し、処理されたデータを随時出力する。また、アプリケーション実行部201は、アプリケーションプログラムの実行中に印刷の指示がなされた場合に、印刷実行の指示と、印刷すべきデータとを、印刷用データ(記録用データ)としてプリンタードライバー実行部210に出力する。また、アプリケーション実行部201は、正常に動作していることを示すため、予め設定された時間が経過する毎にタイマーリセットコマンドを生成して、出力する。このタイマーリセットコマンドは、単独のコマンドとして出力することも、印刷データとともに出力することも可能である。
プリンタードライバー実行部210は、コマンド送信制御部211、タイマー212、アプリケーション実行部201の動作状態を監視するアプリケーション動作監視部213、及び、プリンター3との通信を行う送受信部214を備えている。コマンド送信制御部211は、アプリケーション実行部201がアプリケーションプログラムの実行により出力する印刷の指示(印刷用データ)に基づき、この印刷用データを印刷するための印刷ジョブや各種制御コマンドを生成して、送受信部214によってプリンター3に送信させる。この印刷ジョブには、印刷実行を指示する印刷指示コマンドと、印刷用データとが含まれ、印刷指示コマンドとともに他のコマンドを含ませることも可能である。送受信部214は、プリンター3との通信を行うためのポート(ここではLANポート)を介して、API(Application Program Interface)の指示に応じてプリンター3に各種コマンドを送信したり、プリンター3から情報を受信したりする。
コマンド送信制御部211は、アプリケーション実行部201が印刷実行の指示と印刷用のデータとを出力した場合に、印刷指示コマンドを生成して印刷用のデータと組み合わせることで印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを送受信部214により送信させる。また、コマンド送信制御部211は、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力した場合は、これに応じてタイマーリセットコマンドを送受信部214によりプリンター3へ送信させる。さらに、コマンド送信制御部211は、印刷ジョブを生成してプリンター3に送信する場合にも、タイマーリセットコマンドを生成して送受信部214によりプリンター3に送信させる。つまり、コマンド送信制御部211は、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンド及び印刷の指示のいずれかを出力する毎に、タイマーリセットコマンドをプリンター3に送信する。
タイマー212は、アプリケーション動作監視部213の制御に従ってカウントを実行する。アプリケーション動作監視部213は、プリンタードライバー実行部210が動作を開始してからタイマー212によるカウントを開始させ、このカウント中に、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドまたはタイマーリセットコマンドを含む印刷の指示を出力したか否かを監視する。この印刷の指示には、印刷用データ自体が含まれていても良いし、印刷用データのみが出力された場合に、この印刷用データを印刷の指示として動作してもよい。アプリケーション動作監視部213は、タイマーリセットコマンドがアプリケーション実行部201から出力された場合には、タイマー212のカウントを停止し、カウント値をリセットして、再びカウントを開始させる。
タイマー212のカウントを開始した後、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドまたはタイマーリセットコマンドを含む印刷用データのいずれも出力しないまま、タイマー212のカウント値が、予め設定された予備基準時間に達したか否かを監視する。この予備基準時間は、予め記憶部24に設定データ24Dとして記憶されている。アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドまたはタイマーリセットコマンドを含む印刷用データのいずれも出力しない状態で、タイマー212のカウント値が予備基準時間に達した場合、アプリケーション動作監視部213は、アプリケーション実行部201に対して応答要求を送信し、この応答要求への応答がない場合に、アプリケーション実行部201の異常を検出する。仮に、アプリケーション実行部201が正常ではあるがタイマーリセットコマンドを出力できない状況であっても、応答要求により、正常であることを判別できる。
異常を検出したアプリケーション動作監視部213は、プリンター3へのコマンド送信は行わず、出力部26の機能等により異常発生を報知する。
なお、上記のように、タイマー212のカウントの停止及びリセットを行う場合に専用のタイマーリセットコマンドを用いる場合に限らず、印刷等の制御コマンドや、印刷以外の所定の機能を有するコマンドにより、タイマー212のカウントを停止し、カウント値をリセットするようにしてもよい。すなわち、印刷等の制御コマンドや印刷以外の所定の機能を有するコマンドとして使用されるコマンドに、タイマーリセットコマンドとしての機能を持たせてもよい。この場合、タイマーリセットコマンドを新たに定義しなくても、既存のコマンド体系を流用して本願発明を実現できる。
記録システム1においては、ソフトウェアの不具合によりアプリケーション実行部201がアプリケーションプログラムの実行中にハングアップする場合、ホストコンピューター2とプリンター3とをつなぐ通信線10の問題、誤操作によるホストコンピューター2の電源停止等により、ホストコンピューター2が正常に動作しなくなることが考えられる。記録システム1のプリンター3はホストコンピューター2から離れた場所に設置することが可能であり、例えば、ホストコンピューター2とプリンター3とを、同一建物内の別のフロアーに設置することも、通信線10として専用線や公衆回線網を用いることで遠隔地にプリンター3とホストコンピューター2を設置することも可能である。このようにホストコンピューター2とプリンター3とが遠隔地に設置された構成では、プリンター3を使用するユーザーがホストコンピューター2を監視することが難しいので、ホストコンピューター2の異常発生を、遠隔地のプリンター3が速やかに検出することが望まれる。そこで記録システム1は、プリンター3の機能によってホストコンピューター2の異常を速やかに検出できるように、上記の基準時間に基づく異常検出を行う。
プリンター3における異常報知の方法としては、エラーメッセージの印刷、異常を通知するLEDランプ5の表示、及びスピーカー48によるエラー音や案内音声等の音声出力のうちの一つまたはそれらの組み合わせが挙げられる。エラーメッセージの印刷、音声出力及びLEDランプ5の表示を併用することによって、プリンター3のユーザーはホストコンピューターの異常状態を視覚的に認識するのみならず聴覚的にも認識することができるので、システムがダウンしてもその原因を確実に把握し、迅速にシステムの復旧作業を行うことが可能である。
なお、プリンター3に記憶された基準時間と報知設定値は、システム運行中でもホストコンピューター2から設定コマンドを送信することによって、変更することが可能である。このように基準時間と報知設定値とが変更可能であれば、各システム運行者の運行形態を反映した適切な異常検出処理を実行できる。
次に、図3を参照して、異常検出処理の具体的な流れを説明する。
図3はホストコンピューター2のプリンタードライバー実行部210の動作を示すフローチャートである。
プリンタードライバー実行部210は、動作開始とともにタイマー212のカウントを開始し(ステップS11)、アプリケーション動作監視部213の機能によってアプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを含む印刷の指示(印刷用データを含む)またはタイマーリセットコマンドを出力したか否かを判別し(ステップS12)、タイマーリセットコマンドを含む印刷の指示及びタイマーリセットコマンドが出力されない間はタイマー212のカウント値が予備基準時間に到達したか否かを判別する(ステップS13)。
アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを含む印刷の指示またはタイマーリセットコマンドを出力した場合(ステップS12;Yes)、プリンタードライバー実行部210は、コマンド送信制御部211の機能によってタイマーリセットコマンドを生成して、送受信部214によりプリンター3へ送信させる(ステップS14)。タイマーリセットコマンドの送信後、後述するステップS18の動作に移行する。
また、タイマーリセットコマンドを含む印刷の指示及びタイマーリセットコマンドが出力されない間に、タイマー212のカウント値が予備基準時間に到達した場合(ステップS13;Yes)、プリンタードライバー実行部210は、アプリケーション動作監視部213の機能によってアプリケーション実行部201に対し、応答要求を出力する(ステップS15)。アプリケーション動作監視部213は、この応答要求に対するアプリケーション実行部201の応答を待ち(ステップS16)、所定時間内に正常な応答があった場合は(ステップS16;Yes)、ステップS14に移行して、アプリケーション実行部201に代わりタイマーリセットコマンドを送信する。また、所定時間内にアプリケーション実行部201から正常な応答がなかった場合には(ステップS16;No)、アプリケーション実行部201の動作に異常が発生したと判別して、エラーの発生を出力部26等により報知し(ステップS17)、ステップS18に移行する。このような構成にすることにより、アプリケーション実行部201が他の優先する処理をしていて、タイマーリセットコマンドを出力できないなど、本来異常でないにもかかわらず、異常と判断されることを避けることができる。
ステップS18で、プリンタードライバー実行部210は、タイマー212のカウント値をリセットし、動作を停止するか否かを判別し(ステップS19)、動作を継続する場合はステップS11に戻り、停止する場合は本処理を終了する。
図4は記録システム1の動作シーケンスの一例を示す図であり、図中(A)はアプリケーション実行部201の動作を示し、(B)はプリンタードライバー実行部210の動作を示し、(C)はプリンター3の動作を示す。
上述のように、アプリケーションプログラム24Bは、アプリケーション実行部201により実行される際に、一定周期でタイマーリセットコマンドを出力するようプログラムされている。従って、アプリケーション実行部201は、一定時間毎にタイマーリセットコマンドを出力し(ステップS21)、これによりプリンタードライバー実行部210はタイマー212をリセットすると共に、タイマーリセットコマンドをプリンター3に送信する(ステップS31)。このタイマーリセットコマンドを受信したプリンター3はタイマー409をリセットする。
また、プリンタードライバー実行部210は、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力したときだけでなく、アプリケーション実行部201が印刷の指示を出力したとき(ステップS22)も、タイマーリセットコマンドが付加されていない場合には、タイマーリセットコマンドを生成してプリンター3に送信する(ステップS32)。プリンタードライバー実行部210は、アプリケーション実行部201が出力した印刷指示に従って、印刷ジョブを生成してプリンター3に送信する処理も行う(ステップS33)。
このプリンタードライバー実行部210の機能により、アプリケーション実行部201が出力すべきタイマーリセットコマンドが出力されない場合や、タイマーリセットコマンドの出力タイミングが遅れた場合に、プリンター3に対してタイマーリセットコマンドを送信できる。例えば、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力するタイミングと、印刷の指示を出力するタイミングとが重なった場合に、印刷の指示が優先されるためにタイマーリセットコマンドの出力タイミングが遅れることや、タイマーリセットコマンドが出力されないことがある。このような場合も、プリンター3に対して確実にタイマーリセットコマンドを送信できる。
また、プリンタードライバー実行部210は、プリンター3のタイマー409のカウント値が異常を検出する基準時間に達する前に、タイマー212のカウント値が予備基準時間に達するように構成されている。タイマー212のカウント値が予備基準時間に達した場合、プリンタードライバー実行部210はアプリケーション実行部201に応答要求を出力する(ステップS34、S36)。この応答要求に応じてアプリケーション実行部201が応答信号を出力した場合(ステップS25)、プリンタードライバー実行部210はタイマーリセットコマンドを生成してプリンター3に送信する(ステップS35)。この動作は、タイマーリセットコマンドが送信されず、プリンター3が異常を検出する直前に、プリンタードライバー実行部210がアプリケーション実行部201の動作を確認する動作である。アプリケーション実行部201が他の処理を実行するため、または他の機能部が他の処理を実行するため、或いは他の偶発的な原因により、アプリケーション実行部201が正常動作しているにもかかわらずタイマーリセットコマンドを出力しなかった場合に、プリンター3が異常を検出する前にアプリケーション実行部201の動作を確認し、プリンタードライバー実行部210が代わりにタイマーリセットコマンドを生成し送信することで、アプリケーション実行部201の動作中にプリンター3が異常を検出してしまう事態を回避できる。
また、プリンタードライバー実行部210が、タイマー212のカウント値が予備基準時間に達して、アプリケーション実行部201に応答要求を出力した場合に、アプリケーション実行部201が所定時間内に応答を送信しなければ、プリンタードライバー実行部210は、アプリケーション実行部201で異常が発生していると判断し、プリンター3へのタイマーリセットコマンドの送信を行わない。このため、プリンタードライバー実行部210でも異常を判断できると共に、プリンター3においてはタイマー409のカウント値が基準時間に達し、エラーの発生が報知される。
このように、本実施形態では、プリンター3がホストコンピューター2からタイマーリセットコマンドを受信しない状態が続いた場合に異常を検出する機能を備え、このプリンター3に接続されるホストコンピューター2が、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部201の機能により、プリンター3へのタイマーリセットコマンドを所定周期で出力し、アプリケーションプログラムにより処理されたデータを印刷する指示を出力するよう構成され、プリンタードライバー実行部210が、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力した場合、及び、印刷を指示した場合に、タイマーリセットコマンドをプリンター3に送信する。
つまり、タイマーリセットコマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出(判断)するプリンター3に対して、通信可能に接続されたホストコンピューター2が、アプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムにより処理されるデータを記録用データとして出力するアプリケーション実行部201と、アプリケーション実行部201が出力する記録用データに基づいてプリンター3に対して記録ジョブを送信するプリンタードライバー実行部210と、を備え、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力しない場合、プリンタードライバー実行部210は、アプリケーション実行部201の状況を確認して、当該状況に基づき、アプリケーション実行部201に代わりタイマーリセットコマンドを生成しプリンター3へ送信する。
このため、タイマーリセットコマンドの送信タイミングと印刷するためのデータの出力タイミングとが重複するなどの偶発的な原因等により、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドを出力できない場合であっても、印刷用データが出力されることでプリンター3にタイマーリセットコマンドが送信される。これにより、ホストコンピューター2がアプリケーションプログラムを実行可能な状態であるにも関わらずプリンター3が異常を検出してしまうことがなく、ホストコンピューター2の動作状態の正常か異常かをプリンター3が正確に検出できる。そして、ホストコンピューター2が、ソフトウェアの不具合によりアプリケーション実行部201がアプリケーションプログラムの実行中にハングアップした場合、ホストコンピューター2とプリンター3とをつなぐ通信線10の問題、誤操作によるホストコンピューター2の電源停止等により、ホストコンピューター2が正常に動作しなった場合には、確実にプリンター3が異常を検出して、このプリンター3の異常検出通知によってユーザーは即座にホストコンピューター2の異常を認識することが可能である。
これにより、ホストコンピューター2がプリンター3と遠く離れた場所に設置されている場合でも、プリンター3のユーザーは、ホストコンピューター2の異常状態を即座に認識することができ、システムの復旧作業を迅速に行うことが可能である。そして、ホストコンピューター2が動作可能な状態であるにも関わらずプリンター3が異常を検出してしまうことがないので、ホストコンピューター2の動作確認及び復旧に係る無駄な作業を防止でき、効率よく記録システム1を運用できる。
また、ホストコンピューター2が有するプリンタードライバー実行部210は、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドも印刷用データも出力しない状態が、基準時間に達する前に、アプリケーション実行部201に対して応答要求を出力し、この応答要求に応じてアプリケーション実行部201が応答を出力した場合は、タイマーリセットコマンドをプリンター3へ送信するので、アプリケーション実行部201が偶発的な原因によりタイマーリセットコマンドを送信しなかった場合には、プリンター3が異常を検出する前にタイマーリセットコマンドを送信する機会を確保し、プリンター3に異常を検出させないようにすることができる。これにより、アプリケーションプログラムを実行不能になった場合やホストコンピューター2の動作が停止した場合等、検出すべき異常がホストコンピューター2で発生した場合のみ、プリンター3に異常を検出させるので、ホストコンピューター2の動作状態の異常をプリンター3が正確に検出できる。
さらに、プリンタードライバー実行部210には、基準時間より短い予備基準時間が予め設定され、アプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドも印刷ジョブも出力しない状態が予備基準時間に達した場合に、アプリケーション実行部201に対して応答要求を出力するので、プリンター3が異常を検出する前に、確実に応答要求を行うことができる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、アプリケーション実行部201が出力した印刷の指示に基づいてプリンタードライバー実行部210が印刷ジョブを生成するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アプリケーション実行部201が印刷ジョブを生成して出力し、プリンタードライバー実行部210はこの印刷ジョブを送信するものであってもよい。また、例えば、上記実施形態では一つのホストコンピューター2に1または複数のプリンター3が接続された記録システム1において、ホストコンピューター2が、アプリケーション実行部201が印刷指示またはタイマーリセットコマンドを出力しない時間をプリンタードライバー実行部210によって監視する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のホストコンピューター2と複数のプリンター3とが一つのネットワークを介して通信可能に接続され、一つのホストコンピューター2のアプリケーション実行部201が印刷指示またはタイマーリセットコマンドを出力しない時間を、他のホストコンピューター2が監視する構成としてもよいし、各々のホストコンピューター2のアプリケーション実行部201の動作を監視する専用の装置をホストコンピューター2に接続してもよい。また、上記実施形態では、基準時間が予め設定されてフラッシュROM42に記憶され、予備基準時間が予め設定されて記憶部24に記憶された構成としたが、ホストコンピューター2がプリンター3と通信を行って、プリンター3が記憶している基準時間を取得し、この取得した基準時間より短い予備基準時間を自動的に設定してもよい。さらに、プリンター3が異常を報知する方法としては、LEDランプ5の点灯/点滅、エラー発生を伝えるメッセージの印刷出力、エラー発生を伝える音声出力等の他、プリンター3に接続された他の装置に制御信号をプリンター3から送信し、この制御信号を受信した装置がメッセージを表示出力等してもよい。
また、このような構成により、仮にアプリケーションプログラム24Bやアプリケーション実行部201がタイマーリセットコマンドに対応していないものであっても、プリンタードライバー実行部210が代わりに適切なタイミングでタイマーリセットコマンドを生成してプリンター3へ送信するので、様々なアプリケーションプログラム24Bへの対応が可能となる。
また、上記実施形態では、プリンター3がインクジェット式プリンターである場合を例に挙げて説明したが、本発明を適用可能な記録装置は、文字や画像を記録できる装置であれば特に制限されず、発熱素子を備えたラインサーマルヘッドにより感熱ロール紙に印刷するサーマルプリンター、ドットインパクトプリンター、レーザープリンター等にも本発明を適用可能であり、他の装置に組み込まれるプリンターにも本発明を適用可能である。
1…記録システム、2…ホストコンピューター(記録制御装置)、3…プリンター(記録装置)、24…記憶部、24A…オペレーティングシステム、24B…アプリケーションプログラム、24C…プリンタードライバー、47…印刷ヘッド、201…アプリケーション実行部、210…プリンタードライバー実行部(記録制御部)、212…タイマー、213…アプリケーション動作監視部、406…異常検出部、407…異常検出設定値記憶部、409…タイマー。

Claims (7)

  1. 接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御装置であって、
    アプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムにより処理されるデータを記録用データとして出力するアプリケーション実行部と、
    前記アプリケーション実行部が出力する記録用データに基づいて前記記録装置に対して記録ジョブを送信する記録制御部と、を備え、
    前記アプリケーション実行部が前記接続確認コマンドを出力しない場合、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき、前記アプリケーション実行部に代わり前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、
    を特徴とする記録制御装置。
  2. 前記記録制御部は、タイマーを備え、前記アプリケーション実行部が少なくとも前記接続確認コマンドを出力しない状態が、前記基準時間に達する前に、前記アプリケーション実行部に対して応答要求を出力し、この応答要求に応じて前記アプリケーション実行部が応答を出力した場合は、前記接続確認コマンドを前記記録装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記記録制御部には、前記基準時間より短い予備基準時間が予め設定され、
    前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部が少なくとも前記接続確認コマンドを出力しない状態が、前記予備基準時間に達した場合に、前記アプリケーション実行部に対して応答要求を出力することを特徴とする請求項2に記載の記録制御装置。
  4. 前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部が前記記録用データを出力した場合、前記接続確認コマンドを生成して前記記録装置へ送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録制御装置。
  5. 記録媒体に記録を行う記録装置と、記録制御装置とを通信可能に接続して構成される記録システムであって、
    前記記録装置は、前記記録制御装置から接続確認コマンドを受信する受信部と、前記受信部により前記接続確認コマンドを受信しない時間が予め設定された基準時間に達した場合に異常を検出する異常検出部とを備え、
    前記記録制御装置は、
    アプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムにより処理されるデータを記録用データジョブとして出力するアプリケーション実行部と、
    前記アプリケーション実行部が出力する前記記録用データに基づいて前記記録装置に対して記録ジョブを送信する記録制御部と、を備え、
    前記アプリケーション実行部が前記接続確認コマンドを出力しない場合、前記記録制御部は、前記アプリケーション実行部の状況を確認して、当該状況に基づき前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、
    を特徴とする記録システム。
  6. 接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御装置により実行される記録制御方法であって、
    アプリケーションプログラムを実行する際、前記記録装置への前記接続確認コマンドの出力を行わない場合、前記アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、
    を特徴とする記録制御方法。
  7. 接続確認コマンドを受信し、前記接続確認コマンドを受信しない時間が基準時間に達した場合に異常を検出する記録装置に対して、通信可能に接続された記録制御部が実行するプログラムであって、
    アプリケーションプログラムの実行の際、前記記録装置に対する前記接続確認コマンドの出力を行わない場合、前記アプリケーションプログラムの実行の状況を確認して、当該状況に基づき、前記接続確認コマンドを生成し前記記録装置へ送信すること、
    を特徴とするプログラム。
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