JP5794349B2 - プリンタの制御方法およびプリンタシステムの制御方法、並びにプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ホスト装置からのコマンド送信によって、印刷動作に連動して所定のタイミングでブザーを鳴らすことができるブザー付きのプリンタ、および、ブザー付きのプリンタの制御方法、並びにブザー付きのプリンタを含むプリンタシステムの制御方法に関する。
ブザー付きのプリンタとしては、ホスト装置からのコマンド送信によってブザーの鳴動タイミングが制御されるもの、プリンタ自体にブザーの鳴動タイミングが予め設定されているものがある。
後者のブザー付きプリンタとしては、特許文献1に開示されたものがある。ここに開示された印刷装置では、動作中にカバーオープン、用紙無し印字停止、復帰可能エラーあるいは復帰不能エラーなどの異常状態が発生した場合に、所定の態様でブザーを鳴動させるように、印刷装置自体に予め鳴動タイミングが設定されている。また、ホスト装置から、印刷指令や改行指令などと共にブザー音を鳴らすか否かおよびブザー音の種類や鳴動回数などを指定するための音通知設定指令を受信する。さらに、ホスト装置から音停止指令を受信したときには、当該音停止指令に基づいて割り込み処理を実行し、ブザーを止めることができる。
特開2001−166904号公報
特許文献1に開示の印刷装置では、異常状態の検出をトリガとしてブザーを鳴動させることはできるが、改ページ動作や用紙カット動作ごとにブザー音を鳴らすなどのように、印刷ジョブの実行中の所定の制御コマンドの実行をトリガとしてブザーを鳴動させることは提案されていない。また、この印刷装置では、印刷装置本体側に予めブザーを鳴らすための条件を記憶させているので、常に同じ設定でブザー音を鳴らす場合にはホスト装置からブザーコマンドを送信する必要はないものの、トリガ条件を変える場合にはその都度ホスト装置から音通知設定指令を送信してプリンタ本体側の設定を変えなければならない。よって、所定ページ数毎の改ページ動作のときだけブザーを鳴動させるなどのような複雑な設定でブザーを鳴らそうとすると、ブザーを鳴動させるタイミングに合わせて音通知設定指令を送信し実行しなければならず、処理が複雑になってしまう。
プリンタの異常発生時以外の状態、例えば、印刷終了時、改ページ時、用紙カット時などにブザーを鳴動させてユーザーに知らせる場合には、印刷ジョブごとに、ユーザー側の希望に応じて、ブザーを鳴動させるか否かを簡単に変更できることが望ましい。そのためには、ホスト装置側から送信する印刷指令に、ブザーを鳴動させたいタイミングに対応させてブザーコマンドを追加することが考えられる。例えば、ホスト装置からプリンタに送信される印刷指令として、印刷データの後に、その終了を示す印刷終了コマンドと共にブザーコマンドを追加したもの、あるいは、印刷データにおける改ページ位置を示す改ページコマンドにブザーコマンドを追加したものを用いればよい。
しかしながら、ホスト装置からの印刷指令の中のブザーを鳴動させるべき位置(順番)にその都度ブザーコマンドを挿入する方法では、プリンタ側において、印刷指令に含まれているブザーコマンドをブザーを鳴動させるべきタイミング(順番)でその都度コマンド解析してブザーを鳴動させるので、実際にブザーが鳴動するタイミングに遅れが生ずることがある。また、ブザーの鳴動ごとにブザーコマンドが必要になるので、印刷指令の構造およびプリンタ側の処理が複雑になってしまう。
また、例えば印刷終了後にブザーコマンドを受信させる場合には、プリンタは印刷終了コマンドを検出して一連の印刷終了処理動作を実行し、しかる後にブザーコマンドを実行してブザーを鳴動させる。印刷終了処理動作としては、ヘッドキャリッジをホームポジションに戻す処理、紙送り処理、紙カット処理などがあるほか、所定の条件を満たす場合にはヘッドクリーニング処理などが自動的に起動する。例えば、ヘッドクリーニング処理が起動した場合には、ヘッドクリーニング処理の終了を待ってブザーが鳴動するので、実際の印刷終了時点に比べて、印刷終了時点をユーザーに報知するためのブザーの鳴動時点が大幅に遅れてしまうという問題点もある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ホスト装置の側からのコマンド送信によって、所定のタイミングで遅れを発生させることなくブザーを鳴動させることができ、また、1回のコマンド送信を行うだけでブザーを様々なタイミングで鳴動させることができるブザー付きプリンタの制御方法およびプリンタシステムの制御方法、並びにプリンタを提案することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプリンタの制御方法は、
ブザー付きのプリンタの制御方法であって、
印刷制御コマンドと、
前記ブザーの鳴動を制御するためのブザー設定コマンドを受信し、
前記印刷制御コマンドに、前記ブザー設定コマンドで指定された所定のコマンドがある場合には、当該所定のコマンドの実行をトリガとして、前記ブザーを所定のタイミング及び態様で鳴動させることを特徴とする。
また、本発明のプリンタシステムの制御方法は、
ホスト装置から、印刷制御コマンドを受信すると共に、当該印刷制御コマンドに先行して、前記ブザーの鳴動を制御するためのブザー設定コマンドを受信し、
前記印刷制御コマンドに、前記ブザー設定コマンドで指定された所定のコマンドがある場合には、当該所定のコマンドの実行をトリガとして、前記ブザーを所定のタイミング及び態様で鳴動させることを特徴とする。
本発明は、このように、ブザー設定コマンドに基づき、印刷制御コマンド中の所定のコマンド(トリガコマンド)の実行をトリガとしてブザーを鳴動させることができる。これにより、ブザー設定コマンドによる設定が有効な限り、1つのコマンドでトリガコマンドの実行回数分だけブザーを鳴動させることができるので、印刷指令のデータ構造をシンプルにすることができる。また、ブザーを鳴動させる回数分だけブザー音発生コマンドを解析し実行する必要がないので、ブザーを鳴動させるときにその都度ブザー音発生コマンドを解析し実行するための処理時間がかからない。よって、ブザーが鳴動するまでのタイムラグを解消あるいは短縮できる。また、ブザーを鳴動させるためのトリガとなるコマンドや、ブザーの鳴動態様などの設定を印刷ジョブごとに変えることができる。印刷制御コマンドには、制御コマンドだけでなく、印刷データが含まれていてもよい。
本発明のプリンタの制御方法において、前記印刷制御コマンドの前に前記ブザー設定コマンドを配置したコマンド群を含む印刷指令を受信し、
前記印刷制御コマンドに先行して受信した前記コマンド群に前記ブザー設定コマンドが含まれているか否かを判別し、前記ブザー設定コマンドが含まれている場合には、当該ブザー設定コマンドによって指定された前記所定のコマンドを記憶保持し、
前記印刷指令に含まれている前記所定のコマンドを検出すると、当該所定のコマンドに基づく処理を実行すると共に、前記ブザー設定コマンドによって指定されたタイミングおよび態様で前記ブザーを鳴動させるとよい。
また、本発明のプリンタシステムの制御方法において、
前記ホスト装置から、前記プリンタに対して、前記印刷制御コマンドの前に前記ブザー設定コマンドを配置したコマンド群を含む印刷指令を送信し、
前記プリンタは、前記印刷制御コマンドに先行して受信した前記コマンド群に前記ブザー設定コマンドが含まれているか否かを判別し、前記ブザー設定コマンドが含まれている場合には、当該ブザー設定コマンドによって指定された前記所定のコマンドを記憶保持し、
前記印刷指令に含まれている前記所定のコマンドを検出すると、当該所定のコマンドに基づく処理を実行すると共に、前記ブザー設定コマンドによって指定されたタイミングおよび態様で前記ブザーを鳴動させるとよい。
本発明は、このように、印刷制御コマンドの前に前記ブザー設定コマンドを配置しているので、ブザー制御コマンドが含まれている場合にはその旨を判別し、ブザー制御コマンドにより指定された所定のコマンド(トリガコマンド)を記憶保持してから、印刷制御コマンドの解析および印刷処理を行うことができる。よって、印刷処理中の所定のコマンドの実行をトリガとして確実にブザーを鳴動させることができる。
本発明のプリンタの制御方法およびプリンタシステムの制御方法において、前記印刷指令は、改ページ時の処理を指定する改ページコマンド、および/または、印刷処理の終了後に実行する処理を指定する印刷終了コマンドを含み、前記ブザー設定コマンドにおいて、前記改ページコマンド、および/または、前記印刷終了コマンドを前記所定のコマンドとして指定するとよい。また、前記印刷指令は、複数の改ページコマンドを含み、前記ブザー設定コマンドにおいて、前記複数の改ページコマンドのうち、一部の改ページコマンドのみを前記所定のコマンドとして指定するとよい。このようにすると、改ページのタイミングや印刷終了のタイミングに合わせてブザーを鳴らすことができる。また、改ページのタイミングでブザーを鳴らすときに、改ページ時に必ずブザーをならすのではなく、鳴らしたいページだけ、例えば、所定ページ毎や最終ページの改ページ時にだけブザーを鳴らすという設定も可能である。
本発明において、前記ブザー設定コマンドにより、前記ブザーの鳴動パターン、音量、周波数のうち少なくとも1つを指定するとよい。このようにすれば、印刷ジョブごとに異なる態様でブザーを鳴動させることができる。
本発明のプリンタは、ブザーと、当該ブザーの鳴動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、上述のプリンタの制御方法を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ブザー設定コマンドに基づき、印刷制御コマンド中の所定のコマンド(トリガコマンド)の実行をトリガとしてブザーを鳴動させることができる。これにより、ブザー設定コマンドによる設定が有効な限り、1つのコマンドでトリガコマンドの実行回数分だけブザーを鳴動させることができるので、印刷指令のデータ構造をシンプルにすることができる。また、ブザーを鳴動させる回数分だけブザー音発生コマンドを解析し実行する必要がないので、ブザーを鳴動させるときにその都度ブザー音発生コマンドを解析し実行するための処理時間がかからない。よって、ブザーが鳴動するまでのタイムラグを解消あるいは短縮できる。また、ブザーを鳴動させるためのトリガとなるコマンドや、ブザーの鳴動態様などの設定を印刷ジョブごとに変えることができる。
本発明を適用したプリンタのブロック図である。 図1のプリンタにおける印刷指令のデータ構造を示す説明図である。 図1のプリンタにおける印刷ジョブ実行時のフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明のプリンタシステムの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット式のブザー付きプリンタ1およびホスト装置2を含むプリンタシステムSの概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、プリンタ1は、プリンタ各部を制御する制御部10と、制御部10からの制御信号に応じて記録紙への印刷動作を行う印刷機構20と、ホスト装置2との間で通信を行うためのインターフェース部である通信部30と、制御部10からの制御信号に基づいて鳴動するブザー40などを備えている。また、プリンタ1は、図示しない電源部や操作部などを備えている。
制御部10は、CPUなどの演算処理ユニットと、制御に必要な各種プログラムやデータを記憶しているフラッシュROMあるいはEEPROM、および、CPUなどによる処理の際にワークエリアとして機能するRAMなどの記憶部11を備えている。制御部10には、ホスト装置2からのコマンドや印刷データが通信部30を介して入力される。プリンタ1における通信部30は、無線LANアダプタなどを用いた無線通信、あるいは、USBケーブル、LANケーブルなどを用いた有線通信により、ホスト装置2と接続可能に構成されている。
印刷機構20は、記録ヘッドや、記録ヘッドを搭載したキャリッジ、キャリッジを紙幅方向へ移動するキャリッジ送り機構、記録紙をカットする記録紙切断装置、およびそれらの駆動機構を備えている。また、印刷機構20は、プリンタ1にセットされているロール紙などの記録紙を所定の搬送径路に沿って搬送するための紙送り機構を備えている。印刷機構20は、ゲートアレイなどの駆動回路および駆動モータを備えており、制御部10からの制御信号が駆動回路に入力されると、モータ駆動電流を生成して駆動モータに供給する。駆動モータの出力は紙送り機構あるいは記録ヘッド駆動用の駆動機構などに伝達され、これにより各機構が作動する。制御部10は、記録ヘッドが作動している間はその印刷動作に連動して紙送り機構を作動させ、記録紙を移動させる。そして、記録ヘッドによる印刷動作が終了すると、印刷済みの記録紙をプリンタ1の外部に排出するための紙送りを行う。
ブザー40には、例えば圧電ブザーが用いられる。制御部10は、所定の駆動パターンの駆動信号を所定のタイミングでブザー40に送信する。ブザー40は、制御部10からの駆動信号に応じて、所定のタイミングおよび鳴動パターン(鳴動時間の長さ、鳴動回数、鳴動間隔など)で鳴動する。また、ブザー40は、制御部10からの駆動信号に応じて、ブザー音の音量や、周波数、あるいは音質(音の種類)などを調整できる。制御部10は、後述するブザー設定コマンドで設定したトリガコマンドの実行に基づき、当該コマンドで指定された態様(鳴動パターン、音量、周波数など)およびタイミングでブザー40を鳴動させるための駆動信号をブザー40に送信する。
(プリンタの印刷制御)
次に、上記構成のプリンタ1における印刷ジョブ実行時の制御について説明する。図2はホスト装置2から送信される印刷指令のデータ構造を示す説明図であり、図3は印刷ジョブ実行時のフローチャートである。ホスト装置2からプリンタ1に送信される印刷指令は、図2に示すように、その先頭から順に、印刷設定コマンドA、ブザー設定コマンドB、印刷制御コマンドC、印刷終了コマンドDの4種類のデータが並んだデータ構造になっている。以下、各データの内容について説明する。
(1)印刷設定コマンドA
印刷設定コマンドAは、この印刷ジョブにおける記録紙の種類や印刷領域、印刷方法などを設定するための用紙設定コマンド、各ページの印刷終了後、あるいは、最終ページなどの特定のページの印刷終了後に印刷用紙を記録紙切断装置で自動切断するオートカット処理を実行するか否かを指定するカットオン/オフ設定コマンド、記録紙がないにも係わらず印刷してしまうことを防止するプラテン打ち防止処理を行うか否かを設定するプラテン打ち防止オン/オフコマンド、シリアルヘッドの場合でキャリッジを移動する際、単方向印刷を行うか双方向印刷を行うかを設定する印刷方向設定コマンドなどを含んでいる。
(2)ブザー設定コマンドB
ブザー設定コマンドBは、ブザー40を鳴動させるための条件や鳴動方法を設定するコマンドである。ブザー設定コマンドBは、後述する印刷制御コマンドに含まれるコマンドの中から、ブザー40を鳴動させるためのトリガコマンドとして使用するものを指定するコマンドを含む。また、ブザー設定コマンドBに、トリガコマンドの実行に基づき、どのようなタイミングで、あるいは、どのような態様でブザー40を鳴動させるかを指定するコマンドを含めることもできる。例えば、鳴動時間の長さや鳴動回数、鳴動間隔などの鳴動パターンや、鳴動音の周波数や音質(音の種類)、音量などを指定するコマンドを含めることができる。
(3)印刷制御コマンドC
印刷制御コマンドCは、記録紙に実際に印刷される文字やグラフィックなどの印刷内容を示す印刷データC1と、各ページの印刷後に行う改ページ処理を制御するための改ページコマンドC2を含んでいる。すなわち、印刷制御コマンドCは、印刷データC1と改ページコマンドC2を印刷ページ数分だけ交互に配列した構造になっている。改ページコマンドC2には、改ページ時に記録ヘッドのノズルを自動でクリーニングするためのクリーニングコマンド、ページ後端側の余白分だけ記録紙を紙送りするための紙送りコマンド、ページ後端位置で記録紙をカットするためのカットコマンド、などを含んでいてもよい。カットコマンドの実行は上述した印刷設定コマンドAに含まれるカットオン/オフ設定コマンドによって制御することができる。例えば、カットコマンドを実行するページあるいは実行しないページをカットオン/オフ設定コマンドで指定することにより、指定したページにおけるカットコマンドのみを実行する制御が可能になる。なお、印刷データC1には、文字やグラフィックなどを装飾するコマンドが含まれていてもよい。
(4)印刷終了コマンドD
印刷終了コマンドDは、記録紙への印刷が終了した後、印刷ジョブを終了させるための処理を行うコマンドである。印刷終了コマンドDは、印刷設定コマンドAで設定した内容を初期化するコマンド、ブザー設定コマンドBで設定した内容を初期化するコマンド、印刷ジョブの終了をプリンタ1の各部やホスト装置2などに通知するジョブ終了コマンド、などを含んでいる。
プリンタ1の制御部10は、ホスト装置2から上記各コマンドや印刷データを配列した印刷指令を受信すると、当該印刷指令に含まれているコマンドや印刷データを解析する。そして、印刷指令中の所定のデータブロックに、ブザー設定コマンドBが含まれているか否かの判定を行う(S1)。本実施形態では、ブザー設定コマンドBは印刷制御コマンドCの直前のデータブロックに格納されるので、制御部10は、このデータブロックを解析して、ブザー設定コマンドBの有無を判定する。
印刷指令にブザー設定コマンドBが含まれていた場合には、制御部10は、内蔵する記憶部に、ブザー設定コマンドBを受信したことを記憶させる(S2)。また、制御部10は、この工程で、内蔵する記憶部11に、ブザー設定コマンドBで指定されたブザー40の鳴動条件、すなわち、どのコマンドをトリガコマンドとするか、および、トリガコマンドを検出したときのブザーの鳴動態様および鳴動タイミングなどを記憶させる。ブザー設定コマンドBでは、例えば、トリガコマンドとして改ページコマンドC2が指定されている。また、ブザー40の鳴動タイミングとして、各ページの改ページ処理の際に実行される記録紙のオートカット処理の終了時点が指定されている。また、鳴動態様として、所定の音量および周波数の音を、所定の長さで1回だけ鳴らすことが指定されている。よって、制御部10は、これらの鳴動条件を記憶部11に記憶させる。一方、S1工程でブザー設定コマンドBを検出しなかった場合には、制御部10は、ブザー設定コマンドBを受信したことを記憶部11に記憶させることなく、印刷処理工程(S3)に進む。
なお、図3には省略してあるが、制御部10は、印刷処理工程の実行前に印刷設定コマンドAを解析することにより、ブザー設定コマンドBによる設定内容を記憶させたのと同様に、印刷設定コマンドAによる設定内容を記憶部11に記憶させておくことができる。制御部10は、以下に説明する印刷制御を、印刷設定コマンドAおよびブザー設定コマンドBにより指定された設定に従って行う。
制御部10は、印刷データC1と改ページコマンドC2を印刷ページ数分だけ交互に配列した印刷制御コマンドCを順次解析し、解析内容に応じた処理を順次実行する。まず、制御部10は、最初のページの印刷データC1を解析して記録ヘッド用の印刷データに展開し、イメージバッファに格納する。そして、展開した印刷データに基づき、ヘッド制御回路や紙送りモータの制御回路に順次駆動信号を与えて、印刷動作を実行させる(S3)。制御部10は、最初のページの印刷データC1を順次解析して実行しながら、所定のタイミングで改ページコマンドC2が検出されたか否かの判定を行う(S4)。そして、改ページコマンドC2を検出した場合には(S4:Yes)、改ページ処理の実行(S5a〜S5c)に進む。一方、改ページコマンドC2を検出していない場合には(S4:No)、S3工程に戻り、そのままE印刷データC1の解析と印刷動作を継続する。
改ページ処理では、クリーニングコマンドに基づくクリーニング処理(S5a)、紙送りコマンドに基づく紙送り処理(S5b)、カットコマンドに基づくオートカット処理(S5c)、の3つの処理がこの順で実行される。制御部10は、改ページ処理に進んだ場合には、この印刷ジョブにおけるブザー40の鳴動タイミングとして指定されているオートカット処理の実行終了時に、上記S1工程におけるブザー設定コマンドBの有無の判定結果を確認する(S6)。なお、制御部10は、上述したカットオン/オフ設定コマンドによりオートカット処理(S5c)を実行しない旨の設定がなされていた場合には、改ページ処理のうち、オートカット処理(S5c)に先行して行われる紙送り処理(S5b)の実行終了時にS6工程を行うように処理を変更する。
制御部10は、記憶部11にブザー設定コマンドB有りと記憶されている場合には(S6:Yes)、ブザー設定コマンドBで指定された態様でブザー40を鳴動させる。すなわち、制御部10は、指定された態様でブザー40を駆動させるための駆動信号を生成してブザー40に与え、ブザー40を鳴動させる(S7)。一方、記憶部11にブザー設定コマンドB有りと記憶されていなかった場合には(S6:No)、制御部10は、ブザー40を鳴動させることなくS3工程に戻り、処理を継続する。
制御部10は、所定の印刷ページ数分だけ印刷動作と改ページ動作を繰り返し、各ページの改ページ動作におけるオートカット処理の終了時に、その都度、ブザー設定コマンドBの有無の判定結果を確認し(S6)、ブザー設定コマンドB有りの場合には、ブザー40を鳴動させる(S7)。そして、最終ページの改ページ動作を行った後は、印刷終了コマンドDに基づき、印刷設定コマンドAおよびブザー設定コマンドBで設定した内容を初期化する処理を行う。すなわち、記憶部11に記憶させた設定内容を初期設定に戻す。そして、印刷ジョブの終了をプリンタ1の各部に通知してプリンタ1の各部を印刷待機状態にするとともに、ホスト装置2に印刷ジョブの終了を通知する信号を出力する。なお、次の印刷データを既に受信していた場合には、印刷待機状態にすることなく引き続き印刷ジョブを実行する。
(本実施形態の効果)
以上のように、プリンタ1は、ブザー設定コマンドBに基づき、印刷指令中の改ページコマンドC2をトリガとしてブザー40を鳴動させることができる。すなわち、印刷制御コマンドCの前にブザー設定コマンドBを挿入するだけで、この印刷指令に含まれる全ての改ページコマンドC2をトリガとしてブザー40を鳴動させることができる。よって、印刷指令中にページ区切りごとにブザー音発生コマンドを挿入する必要がないので、印刷指令のデータ構造をシンプルにすることができる。また、改ページ処理ごとにブザー音発生コマンドを解析する必要がないので、ブザー音を鳴らすための処理負荷を低減させることができる。よって、ブザー40を鳴らしたい時点(トリガコマンドの検出時点)と実際のブザーの鳴動時点とのタイムラグを解消あるいは短縮できる。また、ブザーを鳴動させるためのトリガとなるコマンドやブザーの鳴動態様の設定を印刷ジョブごとに自由に変えることができる。
(改変例)
(1)上記の実施の形態では、全ページにおける改ページコマンドC2をブザー40を鳴動させるためのトリガコマンドとして設定していたが、特定のページ数目の改ページコマンドC2だけをトリガコマンドとするように設定してもよい。例えば、nページおき(n:自然数)の改ページコマンドC2だけをトリガコマンドとするように設定してもよい。この場合には、制御部10は、改ページコマンドC2を検出した場合にはその検出数を積算し、検出数がnの倍数になったか否かの判定を行う。そして、nの倍数であるときのみ、ブザー設定コマンドBの有無の判定結果を確認する処理(S6)を行う。このようにすれば、nページおきにブザー40を鳴らすことができる。同様に、最終ページの印刷終了後にのみブザー40を鳴らす場合には、改ページコマンドC2の検出数が最終ページ数目を示すことを検出した場合にのみ、S6〜S7工程に進むようにするとよい。あるいは、印刷終了コマンドを検出した場合にS6〜S7工程に進むようにするとよい。
(2)上記の実施の形態では、改ページコマンドC2をトリガコマンドとして設定していたが、印刷終了コマンドDをトリガコマンドとして設定してもよい。また、改ページコマンドC2と印刷終了コマンドDの両方をトリガコマンドとして設定してもよい。
(3)ブザー40以外の報知手段を上記のブザー40と同様のコマンドにより作動させてもよい。例えば、プリンタ1本体に装備されたランプを点灯させるための条件や点灯方法を設定するランプ設定コマンド、プリンタ1の表示部に所定の表示を行うための条件や表示方法を設定する表示設定コマンド、などを、上記ブザー設定コマンドBと同様に印刷指令に含めても良い。
(4)上記の実施の形態では、ブザー設定コマンドBを印刷指令における印刷制御コマンドCの直前のデータブロックに含めていたが、印刷制御コマンドCの前であればよく、この位置に限定されない。また、ブザー設定コマンドBを印刷データに含めず、印刷指令の送信前に印刷指令とは別々に送信してもよい。
(5)上記の実施の形態では、所定のコマンドをトリガコマンドとして設定していたが、所定の印刷データをトリガコマンドとして設定してもよい。例えば、レシートの最後の「円」などの文字の印刷を実行したときに、ブザー40を鳴動するようにしてもよい。
1…プリンタ、2…ホスト装置、10…制御部、11…記憶部、20…印刷機構、30…通信部、40…ブザー、A…印刷設定コマンド、B…ブザー設定コマンド、C…印刷制御コマンド、C1…印刷データ、C2…改ページコマンド、D…印刷終了コマンド、S…プリンタシステム。

Claims (7)

  1. 改ページ時の処理を指定する改ページコマンドを含む所定のコマンドと、
    前記所定のコマンドより前に配置され、報知手段の作動を制御し、前記改ページコマンドを指定する報知手段設定コマンドと、を有する印刷指令を受信し、
    前記報知手段設定コマンドを、前記所定のコマンドより前に解析し、
    前記印刷指令に、前記改ページコマンドを検出すると、前記改ページ時の処理を実行し、前記報知手段設定コマンドに基づいて前記報知手段を作動させることを特徴とするプリンタの制御方法。
  2. 請求項1に記載のプリンタの制御方法であって、
    前記所定のコマンドは、印刷処理の終了後に実行する処理を指定する印刷終了コマンドを含み、
    前記報知手段設定コマンドは、前記印刷終了コマンドを指定し、
    前記印刷指令に前記印刷終了コマンドを検出すると、印刷終了後の処理を実行し、前記報知手段設定コマンドに基づいて前記報知手段を作動させることを特徴とするプリンタの制御方法。
  3. 請求項1または2に記載のプリンタの制御方法であって、
    前記報知手段は、ブザーであり、
    前記報知手段設定コマンドにより、前記ブザーの鳴動パターン、音量、周波数のうち少なくとも1つを指定することを特徴とするプリンタの制御方法。
  4. ホスト装置から、報知手段付きのプリンタに対して、改ページ時の処理を指定する改ページコマンドを含む所定のコマンドと、前記所定のコマンドより前に配置され、前記報知手段の作動を制御し、前記改ページコマンドを指定する報知手段設定コマンドと、を有する印刷指令を送信し、
    前記プリンタは、前記報知手段設定コマンドを、前記所定のコマンドより前に解析し、前記印刷指令に、前記改ページコマンドを検出すると、前記改ページ時の処理を実行し、前記報知手段設定コマンドに基づいて前記報知手段を作動させることを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
  5. 請求項に記載のプリンタシステムの制御方法であって、
    前記所定のコマンドは、印刷処理の終了後に実行する処理を指定する印刷終了コマンドを含み、
    前記報知手段設定コマンドは、前記印刷終了コマンドを指定し、
    前記プリンタは、前記印刷指令に前記印刷終了コマンドを検出すると、印刷終了後の処理を実行し、前記報知手段設定コマンドに基づいて前記報知手段を作動させることを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
  6. 請求項4または5に記載のプリンタシステムの制御方法であって、
    前記報知手段は、ブザーであり、
    前記報知手段設定コマンドにより、前記ブザーの鳴動パターン、音量、周波数のうち少なくとも1つを指定することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
  7. 報知手段と、
    当該報知手段の作動を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、請求項1ないしのいずれかの項に記載のプリンタの制御方法を実行することを特徴とするプリンタ。
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