JP2007293735A - 保護回路、動作監視装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の動作のタイマ監視を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】所定の監視タイマ時間Tkのタイマカウント動作を実行しつつ、CPU3からリセット信号Rsが入力されるごとにタイマカウント値をリセットすると共に、タイマアップした場合にウォッチドック割込信号WbをCPU3に対して出力するウォッチドックタイマ22を備えて保護回路20を構成し、この保護回路20を制御部2と別体に構成し、かつ、CPU3によって監視タイマ時間Tkを変更可能またはウォッチドックタイマ22のタイマカウント動作を停止可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の動作を監視し、動作異常時に電子機器を保護するための技術に関する。
メモリに格納されている命令を読み出し、コマンドラッチ回路を介してCPUに取り込み、取り込んだ命令に従って動作を実行するマイクロコンピュータにあっては、コマンドのフェッチサイクルを監視するためにウォッチドックタイマを内蔵したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−114658号公報
しかしながら、マイクロコンピュータに内蔵されたウォッチドックタイマの監視機能をフェッチサイクル以外の各種処理の監視に用いる場合、制御プログラムが非常に煩雑になり、また、ウォッチドックタイマをリセットするための処理が煩雑である、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電子機器の動作のタイマ監視をより簡単に行うことのできる保護回路、動作監視装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御処理を実行するCPUを有するマイクロコンピュータを備えた電子機器の保護回路であって、所定の監視タイマ時間のタイマカウント動作を実行しつつ、前記CPUからリセット信号が入力されるごとにタイマカウント値をリセットすると共に、タイマアップした場合に割込信号を前記CPUに対して出力するウォッチドックタイマ回路を備え、前記マイクロコンピュータと別体に構成され、かつ、前記CPUによって前記監視タイマ時間を変更可能または前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、電子機器の動作を監視する動作監視装置であって、前記電子機器の制御処理を実行するCPUを有するマイクロコンピュータと、所定の監視タイマ時間のタイマカウント動作を実行しつつ、前記CPUからリセット信号が入力されるごとにタイマカウント値をリセットすると共に、タイマアップした場合に割込信号を前記CPUに対して出力するウォッチドックタイマ回路を有し、前記マイクロコンピュータと別体に構成された保護回路とを備え、前記保護回路は、前記CPUによって前記監視タイマ時間を変更可能または前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ウォッチドックタイマ回路を備える保護回路がマイクロコンピュータと別体に構成され、さらに、CPUによって所定の監視タイマ時間を変更可能またはウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されているため、ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作をCPUの処理に応じて簡単に制御することができる。
ここで、本発明の動作監視装置において、前記CPUは、前記制御処理に要する所要時間に応じて、前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止することが望ましい。
この構成によれば、制御処理に要する所要時間に応じて、監視タイマ時間を適切な値に変更することができる。また、ウォッチドックタイマ回路による保護が不要となる場合には、タイマカウント動作を停止させ、使用しないことができる。さらに、ウォッチドックタイマ回路による保護が必要となった場合には、タイマカウント動作を開始させ、使用することができる。
また、本発明の動作監視装置において、前記CPUは、特定の制御処理を実行する場合に、当該特定の制御処理に先立って、前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止する構成が望ましい。
この構成によれば、特定の制御処理を実行する場合にだけ監視タイマ時間が変更され、または、ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作が停止されるため、特定の制御処理に要する所要時間に応じて、監視タイマ時間を予め適切な値に変更しておくことができる。また、ウォッチドックタイマ回路による保護が不要である特定の制御処理の場合には、予めタイマカウント動作を停止させ、使用しないようにしておくことが可能である。さらに、ウォッチドックタイマ回路による保護が必要である特定の制御処理の場合には、予めタイマカウント動作を開始させ、使用するようにしておくことが可能である。
また、本発明の動作監視装置において、前記CPUは、前記ウォッチドックタイマ回路に前記タイマカウント動作を開始させた場合、前記ウォッチドックタイマ回路に対して一定時間ごとにリセット信号を入力するための処理を、他の処理に先立って実行する構成が望ましい。
この構成によれば、一定時間ごとにリセット信号を入力するための処理が他の処理に先立って優先して実行されるため、例えば所定時間のウエイト処理が他の処理として実行される場合であっても、ウエイト処理中にリセット信号を一定時間ごとにウォッチドックタイマ回路に入力し続けることができ、ウエイト処理によってウォッチドックタイマ回路がタイムアップしてしまう事が防止される。
また、本発明の動作監視装置において、前記CPUにより実行されるプログラムを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段は、前記電子機器の機種に依存する設定値を前記プログラムと分けて記憶する構成が望ましい。
この望ましい構成によれば、機種毎のファームウェアを共通化することができる。
また、本発明の動作監視装置において、前記プログラムは、ファームウェアと、当該ファームウェアを書換えるための書換制御プログラムとを有し、前記CPUは、前記書換制御プログラムを用いて前記ファームウェアを書換える場合、前記ファームウェアの書換えに要する時間に応じて前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を停止する構成が望ましい。
この望ましい構成によれば、ファームウェアの書換え中にウォッチドックタイマ回路がタイムアップしてしまうのを防止できる。
なお、本発明に係る保護回路、または、上記のいずれかに記載の本発明に係る動作監視装置を備えた電子機器も本発明の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、ウォッチドックタイマ回路を備える保護回路がマイクロコンピュータと別体に構成され、さらに、CPUによって所定の監視タイマ時間を変更可能またはウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されているため、ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作をCPUの処理に応じて簡単に制御することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、電子機器の一態様であるドットインパクトプリンタ装置(以下、単に「プリンタ装置」と言う)に本発明を適用した場合について例示する。
図1は本実施形態に係るプリンタ装置1の電気的構成を概略的に示す図である。この図において、制御部2は、本プリンタ装置1の各部を制御するものであり、演算処理ユニットとしてのCPU3と、このCPU3のワークエリアとして機能し、演算結果や各種データを一時記憶するRAM4と、CPU3により実行されるファームウェア等のプログラムや設定値等の各種データを記憶する書き換え可能なフラッシュROM5とを備えるいわゆるマイクロコンピュータとして構成されており、それぞれがバスライン6に接続されている。上記ファームウェアはリアルタイムOSとして構成され、各種処理をリアルタイムに実行すべく、必要な処理時間の予測を行なう機能や、複数の処理要求が同時に発生した場合でも目的の時間内に完了させるための機能が実装されている。また、CPU3はタイマ3Aを内蔵し、当該タイマ3Aのタイマ信号に基づいて後述する保護回路20にリセット信号Rsを定期的に出力する。
通信I/F(インタフェース)7は、有線又は無線により不図示の他の電子機器(コンピュータ)とデータ通信可能に接続されるインタフェースであり、バスライン6を介して制御部2に接続され、当該制御部2の制御の下、他の電子機器から印字指令や印字データを受信し、また、印字結果や動作状態などのステータスを他の電子機器に送信する。
ここで、本プリンタ装置1は他の電子機器から通信I/F7を介してファームウェア及び設定値を受信して、フラッシュROM5に既に格納されているファームウェアを書き換える機能を有している。具体的には、図2に示すように、フラッシュROM5の記憶領域5Rには、フラッシュROM5の記憶内容を書き換える際に用いられるファーム書き換えを行うインタフェース機能を有する書換制御用プログラムを格納する書換制御用プログラム格納領域5RA、ファームウェア等のプログラムを格納するプログラム格納領域5RB、及び、各種設定値を格納する設定値格納領域5RCが設けられている。そして、制御部2は、ファームウェアを書き換える場合、他の電子機器から特定のコマンドを受信したとき、上記書換制御用プログラムを実行して書き換え用のインタフェース機能を起動し、通信I/F7を介して他の電子機器からファームウェアのデータを受信し、この受信データによりプログラム格納領域5RBのファームウェアを書き換える。
このように、ファームウェアを書換え可能とすることで、プリンタ装置1を設置した場所やサービス工場等でファームウェアのバージョンアップや変更を簡単に行うことができる。また、各種設定値とファームウェアとを分けてフラッシュROM5に格納するため、機種に依存する設定値をフラッシュROM5に格納しておくことで、機種間でファームウェアを共通化することができる。
前掲図1において、操作部8は、ユーザの指示操作を受け付け、バスライン6を介して制御部2に出力するものであり、操作ボタン等の複数の操作子を備えている。また、表示部9は、制御部2の制御の下、各種情報を表示するものであり、例えば印刷状態やエラーメッセージ等を表示する表示パネル10と、プリンタ装置1の状態を点灯表示する複数(図示例では2つ)のLED11A、11Bとを備えている。これら操作部8及び表示部9は、プリンタ装置1のフロント部分等に配設されている。また、本プリンタ装置1にあっては、操作部8を複数の操作ボタンを同時に押すなどの特定の操作をすることでファームウェアのダウンロードモードを設定可能に構成されている。このファームウェアダウンロードモードは、上記ファームウェアを他の電子機器から受信(ダウンロード)して書き換えることができる動作モードである。他の電子機器から特定のコマンドを受信したときも、ファームウェアのダウンロードモードの設定が可能である。
印字機構12は記録用紙への印字(画像形成)を実行するものである。この印字機構12は、記録用紙に印字する記録ヘッド13と、記録ヘッド13を搭載したキャリッジの駆動機構を駆動するキャリッジ駆動モータ14Aと、記録用紙の搬送機構を駆動する用紙搬送モータ14Bと、これらキャリッジ駆動モータ14A及び用紙搬送モータ14Bにモータ駆動電流を出力して駆動するモータドライブ素子15と、モータドライブ素子15のモータ駆動電流を検出する電流センサ16とを有している。
上記記録ヘッド13は、シリアル・インパクト・ドット・マトリクス(SIDM)プリンタヘッドとして構成され、電磁石コイルが巻き回されたコアと、この電磁石コイルへの所定通電幅(通電時間)の通電によってコアに吸着される複数のワイヤレバーと、各ワイヤレバーの先端に連結され、ワイヤレバーがコアに吸着されたときに突出動作する複数の記録ワイヤとを備えて構成されており、これらの記録ワイヤを突出動作させてインクリボンに打ち当て、インクリボンのインクを記録用紙に付着させて、この記録用紙に文字を含む画像を記録する。
ロジック回路等から成るゲートアレイ17は、上記制御部2(マイクロコンピュータ)と別体に構成されたハードウェア回路であり、制御部2とデータ通信可能にバスライン6に接続され、制御部2の制御の下、上記印字機構12を駆動するための駆動信号を生成する。より具体的には、ゲートアレイ17は、記録ヘッド14を駆動する記録ヘッド駆動電流を生成し出力する記録ヘッド回路18と、モータドライブ素子15に対して制御信号を出力しモータ駆動電流を生成させるモータドライバ回路19とを有し、これら記録ヘッド回路18及びモータドライバ回路19が制御部2からの制御データに基づいて動作する。さらに、本プリンタ装置1のゲートアレイ17は、異常動作から保護するための保護回路20を備えている。
保護回路20の構成について詳細には、当該保護回路20は、電流リミッタ回路21と、ウォッチドックタイマ(WDT)22とを備え、この保護回路20と制御部(マイクロコンピュータ)2とを有して動作監視装置30が構成されている。電流リミッタ回路21は、キャリッジ駆動モータ14A及び用紙搬送モータ14Bの駆動異常を検出するものであり、上記電流センサ16により検出されるモータ駆動電流を監視し、当該モータ駆動電流が所定の電流設定値をこえた場合に電流リミッタ割込信号Waを制御部2に出力する。また、電流リミッタ回路21には設定レジスタ21Aが設けられ、この設定レジスタ21Aに電流設定値が制御部2により設定可能になされており、電流設定値が設定されたときに電流リミッタ回路21はモータ駆動電流の監視を開始する。
ウォッチドックタイマ22は、静電気やノイズ等によって生じるファームウェアの動作異常(暴走)を監視するものであり、タイマ監視時間(タイムアップカウント値)Tkのタイマカウント動作をしつつ制御部2からのリセット信号Rsを待ち受け、タイマ監視時間Tkが経過するまでにリセット信号Rsが入力された場合にタイマカウント値をクリアし、再度タイマ監視時間Tkのタイマカウント動作を開始する。また、タイマ監視時間Tkが経過するまでにリセット信号Rsが入力されない場合には、ファームウェアが暴走している可能性があるため当該ファームウェアの実行を停止させるべく、ウォッチドックタイマ22は、ウォッチドック割込信号Wbを制御部2に出力する。これにより、CPU3はリセットされ、ファームウェアの暴走を停止する。このウォッチドックタイマ22には設定レジスタ22Aと、クロック周波数の分周比を可変するプリスケーラ22Bとが設けられており、タイマ監視時間Tkが制御部2によって設定レジスタ22Aに設定可能に構成されていると共に、プリスケーラ22Bの分周比が制御部2によってプログラマブルに変更可能になされており、タイマ監視時間Tkが設定されたときにウォッチドックタイマ22はタイマカウント動作を開始する。
次いで、本プリンタ装置1の動作として電源投入時のファームウェアダウンロードモードの処理について説明する。
図3は、電源投入時の制御部2の動作を示すフローチャートである。この図に示すように、プリンタ装置1の電源が投入(ON)されると、制御部2は、フラッシュROM5に格納されている書換制御用プログラムを起動プログラムとして実行する。そして、制御部2は、操作部8の操作によって動作モードとしてファームウェア(F/W)ダウンロードモードが指示されているか否かを判断する(ステップSa1)。この判断の結果、動作モードがファームウェアダウンロードモードでない場合(ステップSa1:No)、制御部2は、保護回路20に対して各種設定値を設定する(ステップSa2)。すなわち、制御部2は、フラッシュROM5に格納されている設定値に基づいて、上記モータ駆動電流の電流設定値を電流リミッタ回路21の設定レジスタ21Aに設定すると共に、ウォッチドックタイマ22の設定レジスタ22Aにタイマ監視時間Tkを設定する。このようにして各種設定値が設定されると、保護回路20は、モータ駆動電流の監視及びファームウェアの暴走の監視を開始する。
その後、制御部2は、フラッシュROM5に格納されているファームウェアを実行して、各種のタスクを順次起動する。このとき、制御部2は、リセット信号Rsを一定時間ごとに出力するために必要なタスクを他の処理やタスクよりも先に実行する。すなわち、制御部2は、TIMタスクを起動してCPU3に内蔵のタイマ3Aを起動し(ステップSa3)、次に、OPTタスクを起動する(ステップSa4)。このOPTタスクは、CPU3Aが備えるタイマ3Aのタイマ信号に基づいて、一定時間Tpごとに実行される処理であり、例えば、本プリンタ装置1が備える各種のセンサの検出値やスイッチの操作状態を取得する処理である。このOPTタスクが実行される一定時間Tpの時間長はタイマ監視時間Tkよりも小さく設定されており、本実施形態では、ウォッチドックタイマ22に対して一定時間Tpごとにリセット信号Rsを入力する処理をOPTタスクに含めることでタイマ監視時間Tk以内にウォッチドックタイマ22がリセットされるようになっている。
次いで、制御部2は、本プリンタ装置1の起動をユーザに報知すべく表示部9の全てのLED11A、11Bを点灯させ(ステップSa5)、これらLED11A、11Bの点灯を所定時間Trの間維持して、ユーザに十分に認識させるために、当該所定時間Trのウエイト処理を実行する(ステップSa6)。このとき、上述のように、ウエイト処理に先立ってOPTタスクが起動され、一定時間間隔Tpごとにリセット信号Rsがウォッチドックタイマ22に出力されるようになっているため、ウエイト処理の所定時間Trがタイマ監視時間Tkよりも長くなる場合であっても、ウォッチドックタイマ22がタイムアップすることがない。
上記所定時間Trのウエイト処理の後、制御部2は、全てのLED11A、11Bを消灯させ(ステップSa7)、そして、アイドル状態に移行して(ステップSa8)、他の電子機器からの印字指令や操作部8の操作等を待ち受ける。
一方、上記ステップSa1の判断の結果、動作モードがファームウェアダウンロードモードの場合(ステップSa1:Yes)、制御部2は、ファームウェアの実行に代えて、そのまま書換制御用プログラムを実行することになる。そして、制御部2は、ファームウェアのダウンロード及び書換えに要する時間よりも長い時間にウォッチドックタイマ22のタイマ監視時間Tkを保護回路20に設定した後(ステップSa10)、他の電子機器からファームウェアのダウンロード(受信)を開始し(ステップSa11)、ファームウェアのダウンロードが終了後、フラッシュROM5のファームウェアを書換え(ステップSa12)、このファームウェアを実行してプリンタ装置1を起動させるべく処理手順をステップSa1に戻す。ステップSa10では、ウォッチドックタイマ22を停止させてもよい。なお、上記ステップSa10においては、ファームウェアの実行前であることから本プリンタ装置1の各モータ14A、14B及び記録ヘッド13が駆動されることはないから、保護回路20には設定値としてタイマ監視時間Tkのみを設定している。
また、上記ステップSa8においてアイドル状態に移行後、制御部2は、ファームウェアのダウンロード指令の受信を定期的に判断しており(ステップSa9)、ダウンロード指令を他の電子機器から受信した場合には(ステップSa9:Yes)、現在のファームウェアの実行を停止した後上記書換制御用プログラムを実行し、上述したステップSa10〜Sa12の処理を実行してファームウェアを書換え、そして、処理手順をステップSa1に戻して当該ファームウェアで本プリンタ装置1を起動する。ウォッチドックタイマ22を停止させていた場合には、ステップSa12の処理の最後で、ウォッチドックタイマ22の動作を開始させてもよい。
このように、ファームウェアの書換え中は上記OPTタスクが実行されないためウォッチドックタイマ22に対してリセット信号Rsが入力されなくなるものの、ファームウェアのダウンロードの開始前にタイマ監視時間Tkを予め長く設定しておくことで、ファームウェアのダウンロード及び書換え中にウォッチドックタイマ22のタイムアップしてしまうのが防止される。さらに、ファームウェアの書換え中は印字動作が行われることがないため、保護回路20による印字機構12の動作監視を停止させることができる。
なお、ウォッチドックタイマ22のタイマ動作を制御部2によって停止可能に構成し、ファームウェアのダウンロード開始前に、当該ウォッチドックタイマ22のタイマ動作を一時的に停止し、ダウンロード及び書換え終了後に、ウォッチドックタイマ22のタイマ動作を始動させる構成としても良い。
さて、保護回路20にあっては、上記ステップSa2において各種設定値が設定された場合に監視動作を開始する。そして、モータ駆動電流が電流設定値をこえた場合には、電流リミッタ回路21が電流値異常を検知し電流リミッタ割込信号Waを制御部2に出力する。制御部2は、電流リミッタ割込信号Waが入力された場合、図4に示すように、過電流/過電圧の印加による破損を防止するために、キャリッジ駆動モータ14A及び用紙搬送モータ14Bへの電流供給を停止すると共に、印字動作を停止すべく記録ヘッド13への電流供給を停止した後(ステップSb1)、ファームウェアの実行を停止する(ステップSb2)。
また、ウォッチドックタイマ22がタイムアップしてウォッチドック割込信号Wbが入力された場合には、図5に示すように、制御部2は、ファームウェアの暴走を速やかに停止すべく、当該ファームウェアの実行を停止することとなる(ステップSc1)。
このように、本実施形態によれば、ウォッチドックタイマ22を備える保護回路20がマイクロコンピュータとしての制御部2と別体に構成され、さらに、CPU3によって監視タイマ時間Tkを変更可能に構成されているため、CPU3が(より正確には、当該CPU3が実行するプログラムによって)ウォッチドックタイマ22のタイマカウント動作を簡単に制御することができる。
また、本実施形態によれば、ファームウェアのダウンロード及び書換えに要する時間に応じて監視タイマ時間Tkを変更するため、処理に要する時間が所定の監視タイマ時間Tkをこえるような場合であっても、ファームウェアの書換え中にウォッチドックタイマ22がタイムアップしてしまう事が防止される。この場合、ウォッチドックタイマ22を停止してから、ファームウェアのダウンロード及び書換えを行い、その後、ウォッチドックタイマ22の動作を開始してもよい。
また、本実施形態によれば、CPU3は、ウォッチドックタイマ22に監視タイマ時間Tkを設定してタイマカウント動作を開始させた後、ファームウェアを実行して各種制御処理を順次実行する場合に、ウォッチドックタイマ22に対して一定時間ごとにリセット信号Rsを入力するためのTIMタスク及びOPTタスクを、他の処理に先立って実行するため、その後、所定時間のウエイト処理が実行される場合であっても、ウエイト処理中にリセット信号Rsをウォッチドックタイマ22に入力することができ、当該ウエイト処理によってウォッチドックタイマ22がタイムアップしてしまうことがない。
また、本実施形態によれば、機種に依存する設定値をプログラム(ファームウェア)と分けてフラッシュROM5に格納する構成としたため、機種毎のファームウェアを共通化することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、電子機器の一態様であるドットインパクトプリンタに本発明を適用した場合を例示したが、これに限らず、インクジェットプリンタにも本発明を適用することができる。また、記録ヘッドをキャリッジに搭載するプリンタ装置に限らず、固定配置された記録ヘッドと、記録用紙を搬送する用紙搬送モータと、この用紙搬送モータを駆動するモータ駆動装置を備えた例えばサーマルヘッドプリンタなどのプリンタ装置にも本発明を適用することが可能である。
さらに、上記プリンタ装置の他にも、マイクロコンピュータが設けられた電子機器であれば、例えばコピー機やファクシミリ、スキャナなどの電子機器にも本発明を適用することが可能である。
本発明に係るプリンタ装置の構成を示すブロック図。 フラッシュROMの記憶領域を模式的に示す図。 プリンタ装置の電源投入時の動作を示すフローチャート。 リミッタ割込時の処理を示すフローチャート。 ウォッチドック割込時の処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…プリンタ装置(電子機器)、2…制御部(マイクロコンピュータ)、3…CPU、5…フラッシュROM(記憶手段)、20…保護回路、22…ウォッチドックタイマ、30…動作監視装置、Tk…監視タイマ時間、Wb…ウォッチドック割込信号。

Claims (8)

  1. 制御処理を実行するCPUを有するマイクロコンピュータを備えた電子機器の保護回路であって、
    所定の監視タイマ時間のタイマカウント動作を実行しつつ、前記CPUからリセット信号が入力されるごとにタイマカウント値をリセットすると共に、タイマアップした場合に割込信号を前記CPUに対して出力するウォッチドックタイマ回路を備え、
    前記マイクロコンピュータと別体に構成され、かつ、前記CPUによって前記監視タイマ時間を変更可能または前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されていることを特徴とする保護回路。
  2. 電子機器の動作を監視する動作監視装置であって、
    前記電子機器の制御処理を実行するCPUを有するマイクロコンピュータと、
    所定の監視タイマ時間のタイマカウント動作を実行しつつ、前記CPUからリセット信号が入力されるごとにタイマカウント値をリセットすると共に、タイマアップした場合に割込信号を前記CPUに対して出力するウォッチドックタイマ回路を有し、前記マイクロコンピュータと別体に構成された保護回路とを備え、
    前記保護回路は、前記CPUによって前記監視タイマ時間を変更可能または前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止可能に構成されていることを特徴とする動作監視装置。
  3. 請求項2に記載の動作監視装置において、
    前記CPUは、前記制御処理に要する所要時間に応じて、前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止する
    ことを特徴とする動作監視装置。
  4. 請求項3に記載の動作監視装置において、
    前記CPUは、特定の制御処理を実行する場合に、当該特定の制御処理に先立って、前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を開始若しくは停止することを特徴とする動作監視装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載の動作監視装置において、
    前記CPUは、前記ウォッチドックタイマ回路に前記タイマカウント動作を開始させた場合、前記ウォッチドックタイマ回路に対して一定時間ごとにリセット信号を入力するための処理を、他の処理に先立って実行する
    ことを特徴とする動作監視装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載の動作監視装置において、
    前記CPUにより実行されるプログラムを記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段は、前記電子機器の機種に依存する設定値を前記プログラムと分けて記憶することを特徴とする動作監視装置。
  7. 請求項6に記載の動作監視装置において、
    前記プログラムは、ファームウェアと、当該ファームウェアを書換えるための書換制御プログラムとを有し、
    前記CPUは、前記書換制御プログラムを用いて前記ファームウェアを書換える場合、前記ファームウェアの書換えに要する時間に応じて前記監視タイマ時間を変更、または、前記ウォッチドックタイマ回路のタイマカウント動作を停止する
    ことを特徴とする動作監視装置。
  8. 請求項1に記載の保護回路、または、請求項1乃至7のいずれかに記載の動作監視装置を備えた電子機器。
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