JP2016043642A - 印刷装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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正樹 宮下
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Abstract

【課題】用紙削減モードを備える印刷装置であって、ユーザー利便性を考慮した用紙削減を実現できる印刷装置等を提供する。【解決手段】印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備える印刷装置が、前記印刷媒体削減機能の適合条件を記憶する記憶部と、前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断し、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断する判断部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置等に関し、特に、ユーザー利便性を考慮した用紙削減を実現できる印刷装置等に関する。
従来、店舗で発行されるレシートなど、印刷内容によって印刷物の長さが変わる印刷物が用いられる。このような印刷物を印刷するプリンターでは、従来、用紙削減等の観点から、通常の印刷の場合よりも印字する文字列の行間を短くして印刷するなど、印刷物の長さを短くするモード、すなわち、用紙を削減するモードが備えられる装置がある。
下記特許文献1には、印刷媒体を節約するモードの際に、レシートの印刷媒体の搬送方向長さが縮小されるように、印字データを補正し、それに基づくレシートを印字することが示される。
特開2011−107774号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置のように、従来の用紙削減モードでは、当該モードが有効になっている場合に、通常モードで印刷された場合の印刷物の長さが考慮されずに用紙の削減処理が実行されて印刷物の長さが短くなるため、元々長さの短い印刷物の場合、長さが短くなりすぎて取扱いが不便になってしまうという課題がある。
そこで、本発明の目的は、用紙削減モードを備える印刷装置であって、ユーザー利便性を考慮した用紙削減を実現できる印刷装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備える印刷装置が、前記印刷媒体削減機能の適合条件を記憶する記憶部と、前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断し、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断する判断部と、を有する、ことである。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記適合条件は、前記印刷長さが所定値以上であるという条件である、ことを特徴とする。
また、上記発明において、別の態様は、前記印刷データによる印刷はレシートの印刷であり、前記適合条件は、前記レシートに含まれる品物の項目数が所定数以上であるという条件である、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、好ましい態様は、前記印刷媒体削減機能を無効にした第1モードと、前記印刷媒体削減機能を有効にした第2モードを備え、前記判断部は、前記第2モードの場合に前記判断を行う、ことを特徴とする。
また、上記発明において、その好ましい態様は、更に、前記適合条件を前記記憶部に設定する設定部を有する、ことを特徴とする。
また、上記発明において、その好ましい態様は、更に、前記判断部が前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断した場合に、前記印刷長さを縮小させる処理を実行する印刷媒体削減処理部を有する、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記印刷媒体削減処理部は、前記適合条件を満たすか否かの判断に用いられる判断指標の値に応じて、前記印刷長さを縮小させる処理の内容を変更する、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記記憶部は、前記判断指標の値と削減度合を対応付けた設定情報を記憶し、前記印刷媒体削減処理部は、当該設定情報に基づいて前記印刷長さを縮小させる処理を実行する、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備える印刷装置の制御方法において、前記印刷装置に前記印刷媒体削減機能の適合条件が記憶され、前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断させ、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断させる、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備え、前記印刷媒体削減機能の適合条件が記憶する印刷装置の制御部に、前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断させ、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断させる、プログラムである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る構成図である。 レシートRの一例を示す図である。 用紙削減機能に係る設定情報の一例を示す図である。 本プリンター2における印刷処理の手順を例示したフローチャートである。 用紙削減機能を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る構成図である。図1に示すプリンター2が本実施の形態例に係る印刷装置であり、当該印刷装置は、印刷媒体(用紙)の使用量を削減して印刷する機能(以降、用紙削減機能と呼ぶ)を備え、当該用紙削減機能(印刷媒体削減機能)が有効の場合であっても、印刷物の長さ(搬送方向の長さ)が所定値よりも短い場合など、適合条件を満たさない場合には、用紙削減機能を用いずに印刷を実行する。これにより、印刷物が短くなりすぎることを防止し、ユーザー利便性を確保しつつ、用紙の削減を実行することができる。
本プリンター2は、一例として、感熱紙であるロール紙(用紙)にレシートを印刷するサーマルレシートプリンターである。
図1に示すように、プリンター2は、POS端末などのホストコンピューター1からの印刷データを受信し、当該印刷データに基づいてレシートの印刷を実行する装置である。
受信する印刷データは、本プリンター2用のコマンドで表現され、1印刷物(ここでは、1レシート)について、一例として、開始コマンド、行間のサイズなど印刷条件を示すコマンド、改行コマンド、印字内容を示すコマンド、カットコマンド(用紙切断コマンド)などで構成される。
また、プリンター2は、印刷物であるレシートの搬送方向長さ(図2のL)を、受信した印刷データに従って印刷した場合よりも短くする用紙削減機能を備え、当該用紙削減機能を無効にした通常モード(第1モード)と当該用紙削減機能を有効にした用紙削減モード(第2モード)を備える。
図2は、レシートRの一例を示す図である。図2に示すレシートRのように、プリンター2で印刷するレシートRには、上下(搬送方向前後)の余白(図2のA1及びA2)が設けられ、「EPSON SHOP」のロゴと「2014/01/12」の日付の間には、改行コマンドにより余白(図2のB)が設けられる。また、販売した品物の品名、個数、及び価格を示す文字列(図2のE)で構成される行の間には、上記印刷コマンドで指示される所定の行間(図2のC)が設けられる。また、レシートRに印刷されるバーコードの高さ(図2のD)は、印刷コマンドによって指示される。
用紙削減機能は、レシートRの長さLを短くして用紙を削減する機能であるが、当該機能による処理(用紙削減処理)では、具体的には、上述した上下余白(図2のA1及びA2)、改行による余白(図2のB)、行間(図2のC)、及びバーコードの高さ(図2のD)等を、印刷データで指示された内容よりも短くする処理を行う。
図1に戻って、プリンター2は、機能構成として、コントローラー部21及び機構部22を備える。また、図示していないが、プリンター2は、表示部、操作部等のユーザーインターフェースを備える。
コントローラー部21は、プリンター2の装置全体を制御する部分であり、機構部22の動作を制御する。なお、コントローラー部21は、図示していないが、CPU(制御部)、RAM、ROM、NVRAM、ASIC等で構成される。
また、コントローラー部21は、図1に示すように、機能構成として、コマンド解釈部211、データ展開部212、イメージバッファー213、設定部214、設定情報記憶部215、用紙削減判断部216、及び用紙削減処理部217を備える。
コマンド解釈部211は、受信した印刷データの各コマンドを解釈する部分である。データ展開部212は、印刷データによって指示される印字内容の画像データ(イメージデータ)を生成する部分である。すなわち、コマンドで表現された印字内容を、画素毎のオン・オフで表現したデータに展開する処理を行う部分である。
イメージバッファー213は、データ展開部212によって生成されたイメージデータを一時的に格納する記憶部である。当該イメージバッファー213に所定量のイメージデータが格納されると、格納されたイメージデータが機構部22に送出されて、当該イメージデータによる印字処理が実行される。なお、イメージバッファー213は、RAM等で構成される。
設定部214は、プリンター2に設定情報を設定する部分である。当該設定部214によって設定された設定情報は後述する設定情報記憶部215に記憶される。設定情報は、プリンター2の動作モードの情報、すなわち、通常モードであるか用紙削減モードであるかの情報を含み、プリンター2が起動する際には、当該情報が参照され、当該情報に示される動作モードで起動する。なお、動作モードの情報は、ホストコンピューター1から送信されるコマンドに従って、あるいは、プリンター2の操作部から入力される指示に従って設定される。
また、設定情報は、用紙削減モードの際に用紙削減機能を用いるための適合条件及び用紙削減機能を用いる場合の削減度合に係る情報を含む。これらの情報は、予め、ホストコンピューター1あるいはプリンター2の操作部からの指示によって設定される。
図3は、用紙削減機能に係る設定情報の一例を示す図である。図3に示す例は、レシートRの長さLに基づいて用紙削減機能を用いるか否か(ON/OFF)を判断し、レシートRの長さLに基づいて削減度合を決定する場合の設定情報を示す。ここで、レシートRの長さLは、受信した印刷データ通りに印字処理を行った場合の長さである。
図3に示す設定情報は、まず、レシートRの長さLが5cm未満の場合には、用紙削減機能を用いないこと(図3のOFF)を示す。換言すれば、レシートRの長さLが所定値(図3の例では、5cm(Ls))以上の場合に用紙削減機能を用いるという適合条件を示す。
また、図3に示す設定情報は、上記適合条件が満たされた場合に、レシートRの長さLに応じて用紙の削減度合を変えることを示す。この例では、8cm、15cmを境に、削減度合を大きくすることを示す。なお、削減度合に代えて、具体的な削減内容を含んでもよい。すなわち、上下余白(図2のA1及びA2)、改行による余白(図2のB)、行間(図2のC)、及びバーコードの高さ(図2のD)等をどのように短くするかを示す情報を含む。
図1に戻って、設定情報記憶部215(記憶部)は、上述した設定情報を格納する記憶部である。当該設定情報記憶部215は、NVRAMなどプリンター2の電源が切断されても(オフになっても)記憶した情報が消去されない記憶装置で構成される。
次に、用紙削減判断部216(判断部)は、用紙削減モードの際に用紙削減機能を用いるか否かを判断する部分である。また、用紙削減機能を用いると判断した際に、用紙削減処理の内容を決定する。当該用紙削減判断部216の処理は、上述した設定情報に基づいて行われる。具体的な処理内容は後述する。
用紙削減処理部217(印刷媒体削減処理部)は、用紙削減判断部216が用紙削減機能を用いると判断した際に、用紙削減処理を実行する部分である。具体的には、用紙削減判断部216が決定した内容に従って、受信した印刷データの修正処理を実行する。具体的な処理内容は後述する。
なお、コマンド解釈部211、データ展開部212、設定部214、用紙削減判断部216、及び用紙削減処理部217は、それらが実行する処理内容を記述したプログラムと、当該プログラムに従って動作するCPU、RAM等によって構成される。
次に、機構部22は、コントローラー部21の制御に従って、用紙に印字処理を実行し、印刷物であるレシートRを出力する部分である。機構部22は、図1に示すように、印字部221と搬送部222を備える。印字部221は、用紙(ロール紙)に印字処理を実行する機構部であり、サーマルヘッド等を備える。また、搬送部222は、用紙(ロール紙)を搬送方向に移動する処理を実行する機構部であり、搬送路、搬送ローラー、モーター、カッター等を備える。
以上説明したような構成を備える本プリンター2では、以下のようにして受信した印刷データに基づく印刷処理が実行される。図4は、本プリンター2における印刷処理の手順を例示したフローチャートである。以下、図4に基づいて、1ジョブ(1レシートの印刷処理)について処理内容を説明する。
まず、ホストコンピューター1から印刷データが送信されると、コントローラー部21がその印刷データを受信する(図4のステップS1)。
次に、コントローラー部21は、その時点の動作モードを確認し、通常モードであれば(図4のステップS2のYes)、受信した印刷データ通りの印刷処理をすべくステップS7からの処理を実行する。なお、上記動作モードの確認は、設定情報記憶部215に記憶される上述した動作モードの情報を参照して行うことができる。また、プリンター2が起動の際に設定情報記憶部215に記憶される設定情報をRAMにロードしている場合には、RAMにある動作モードの情報を参照して行うことができる。
ステップS7では、コマンド解釈部211が、受信した印刷データを順次解釈し、解釈結果をデータ展開部212等に送信する。
次に、データ展開部212は、上記解釈結果に従って、受信した印刷データによる印刷画像のイメージデータを生成する(図4のステップS8)。すなわち、印刷コマンドで表現された印字内容を画素毎のイメージデータに展開する。
生成されたイメージデータは、順次、イメージバッファー213に格納され、所定量(例えば、1ライン分)のイメージデータが格納されると、そのイメージデータが機構部22に送出される。
記憶部22では、送出されたイメージデータに従って印字処理を実行する(図4のステップS9)。具体的には、印字部221と搬送部222が同期して動作し、ロール紙である用紙にレシートを印字し、印刷データに含まれるカットコマンドに従って印字したレシートRが切断され、その結果、生成されたレシートRが出力される。
このようにして、通常モードである場合には、受信した印刷データ通りのレシートRが印刷される。
一方、ステップS2の判断において、その時点の動作モードが通常モードでないと判断された場合には(図4のステップS2のNo)、すなわち、用紙削減モードであった場合には、用紙削減判断部216が、用紙削減機能を用いるか否かを判断する。換言すれば、受信した印刷データが、設定情報として記憶される上述した適合条件を満たすか否かを判断する。
用紙削減判断部216は、まず、判断指標値を求める処理を行う(図4のステップS3)。判断指標が、図3に例示したように、印刷データによって印刷されるレシートRの長さL(用紙の搬送方向の長さ)である場合には、用紙削減判断部216は、受信した印刷データを解釈して当該データに従って(通常モードで)印刷した場合のレシートRの長さLを求める。
次に、用紙削減判断部216は、求めたレシートRの長さLが適合条件を満たすか否かを判断する(図4のステップS4)。具体的には、設定情報記憶部215に記憶される、又は、RAMにロードされる適合条件を読み出し、上記求めたレシートRの長さLがその適合条件を満たすか否かを判断する。図3に示した例では、適合条件が「レシートRの長さLが閾値Ls(5cm)以上である」ということであるので、上記求めたレシートRの長さLが閾値Ls(5cm)未満である場合には、用紙削減判断部216は適合条件を満たさないと判断する。
このように判断された場合には(図4のステップS4のNo)、用紙削減判断部216は、用紙削減モードであっても用紙削減機能を用いないと決定し、処理がステップS7に移行する。すなわち、上述した通常モードでの処理の通り、ステップS7−S9の処理が実行されて、受信した印刷データ通りのレシートRが出力される。なお、この場合、上述した判断指標値を求める処理(S3)で印刷データの解釈が行われたので、その解釈結果をステップS7の処理に用いることができる。
一方、上記求めたレシートRの長さLが閾値Ls(5cm)以上である場合には、用紙削減判断部216は適合条件を満たすと判断し(図4のステップS4のYes)、用紙削減機能を用いると決定する。そして、用紙削減判断部216は、用紙削減処理の内容を決定する(図4のステップS5)。
具体的には、用紙削減判断部216は、設定情報記憶部215に記憶される、又は、RAMにロードされる用紙削減処理の内容に係る設定情報を読み出し、その情報と上記求めたレシートRの長さLを用いて用紙削減処理の内容を決定する。図3に示した例では、上記求めたレシートRの長さLに応じて削減度合が決定されるので、用紙削減判断部216は、その決定された削減度合に相応しい用紙削減処理の内容を決定する。より具体的には、図2に基づいて説明した、上下余白(図2のA1及びA2)、改行による余白(図2のB)、行間(図2のC)、及びバーコードの高さ(図2のD)等の削減箇所のうちのどれを選択し、選択した箇所をどれくらい短くするかを決定する。
このようにして用紙削減処理の内容が決定されると、それが用紙削減処理部217に伝えられ、用紙削減処理部217が受信した印刷データの修正処理を実行する(図4のステップS6)。具体的には、用紙削減処理部217は、上記決定された用紙削減処理の内容に従って各削減箇所の搬送方向の長さが短くなるように、印刷データの各コマンドを変更する。例えば、改行による余白(図2のB)を短くする場合は、改行コマンドの数を減らす修正を行い、行間(図2のC)を短くする場合は、行間を指示するコマンドをより短い行間を指示するコマンドに変更する。
修正された印刷コマンドは、用紙削減処理部217からコマンド解釈部211に渡され、処理がステップS7に移行する。その後は、修正された印刷データに基づいて、上述したステップS7−S9の処理が同様に実行される。その結果、用紙削減機能を用いた、通常モードの場合よりも短いレシートRが出力される。
図5は、用紙削減機能を説明するための図である。図5の(A)は、元々長さが短いレシートRを例示しており、このレシートRでは、長さが閾値Lsよりも短いため、用紙削減モードであっても、上述した処理では用紙削減機能を用いないと判断され、受信した印刷データに従って印字処理がなされる。
一方、図5の(B)には、長さが長いレシートRを例示しており、このレシートRでは、長さL1が閾値Lsよりも長いため、用紙削減モードの場合、上述した処理で用紙削減機能を用いると判断され、受信した印刷データに用紙削減処理を施した修正後の印刷データ従って印字処理がなされる。その結果、出力されるレシートRが図5の(C)に示される。出力されるレシートRの長さL2が元のレシートRの長さL1よりも短くなっているのがわかる。この例では、用紙削減処理の削減箇所として、上下余白(図2のA1及びA2)、改行による余白(図2のB)、行間(図2のC)、及びバーコードの高さ(図2のD)が選択されて処理されている。更に、「EPSON SHOP」のロゴが、図5の(C)のXで指示されるロゴのように変更され、ロゴの簡略化による用紙の短縮化も図られる。
以上説明したようにして本プリンター2における印刷処理が実行される。
なお、上述の説明では、用紙削減機能を用いる適合条件が「レシートRの長さLが閾値Ls(5cm)以上である」という条件であったが、他の条件を適用することもできる。例えば、印刷物がレシートRの場合には、レシートRの長さは印字する品物の項目数(販売品の項目数)に依存するので、具体的には図2においてEで示す行数に依存するので、適合条件を「販売品の項目数が所定数以上である」という条件にすることができる。この場合、設定情報として記憶する削減度合も販売品の項目数に従って設定することができる。当該適合条件を用いると、用紙削減機能を用いるか否かの判断(S4)のために求める判断指標は、受信した印刷データに含まれる販売品の項目数であるので、レシートRの長さLを求めるよりも容易かつ迅速に求めることができる。なお、この場合にも、用紙削減処理及びその後の印刷処理は図4に基づいて説明した場合と同様に行われる。
また、上述の説明では、用紙削減機能を用いるか否かの判断(S3、S4)を印刷データの展開処理(S8)の前に行っていたが、当該展開処理(S8)の後に行うようにしてもよい。この場合には、適合条件を満たした際の印刷データの修正(S6)は、イメージバッファー213に展開されたイメージデータに対する修正として行われる。その他の処理は上述の説明と同様に行われる。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンター2では、用紙削減モードで動作している際も、受信した印刷データに対して用紙削減機能を用いるか否かを判断し、適合条件を満たしていない場合には、その印刷データに対して用紙削減処理を実行しない。従って、適合条件を適切に設定しておくことで、全ての印刷データに対して用紙削減を行うのではなく、用紙削減処理が相応しい印刷データに対して用紙削減を行うことができる。
また、適合条件を、印刷物(例えば、レシート)の長さが所定長さ以上であるという条件にすることで、印刷物を短すぎる状態にしてしまうことを防止でき、利便性を確保しつつ、全体として用紙の削減を行うことができる。
また、適合条件を、レシートに含まれる販売品の項目数が所定数以上であるという条件にすることで、印刷物を短すぎる状態にしてしまうことを防止でき、利便性を確保しつつ、全体として用紙の削減を行うことができる。更に、適合条件を満たすか否かの判断を、レシートの長さを用いる判断よりも容易に行うことができる。
また、通常モードと用紙削減モードが備えられるので、印刷の仕方の自由度が高い。
また、レシートの長さ又は販売品の項目数に応じて用紙削減の度合いを変更できるので、利便性を確保した用紙削減をより適確に行うことができる。
なお、上記実施の形態例では、レシートの印刷を例にとって説明したが、伝票、ジャーナルなど他の印刷物を印刷する場合にも、本発明を適用することができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 ホストコンピューター、 2 プリンター、 21 コントローラー部、 22 機構部、 211 コマンド解釈部、 212 データ展開部、 213 イメージバッファ―、 214 設定部、 215 設定情報記憶部、 216 用紙削減判断部、 217 用紙削減処理部、 221 印字部、 222 搬送部、 R レシート

Claims (10)

  1. 印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備える印刷装置であって、
    前記印刷媒体削減機能の適合条件を記憶する記憶部と、
    前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断し、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断する判断部と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記適合条件は、前記印刷長さが所定値以上であるという条件である
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1において、
    前記印刷データによる印刷はレシートの印刷であり、
    前記適合条件は、前記レシートに含まれる品物の項目数が所定数以上であるという条件である
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記印刷媒体削減機能を無効にした第1モードと、前記印刷媒体削減機能を有効にした第2モードを備え、
    前記判断部は、前記第2モードの場合に前記判断を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、更に、
    前記適合条件を前記記憶部に設定する設定部を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、更に、
    前記判断部が前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断した場合に、前記印刷長さを縮小させる処理を実行する印刷媒体削減処理部を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6において、
    前記印刷媒体削減処理部は、前記適合条件を満たすか否かの判断に用いられる判断指標の値に応じて、前記印刷長さを縮小させる処理の内容を変更する
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7において、
    前記記憶部は、前記判断指標の値と削減度合を対応付けた設定情報を記憶し、
    前記印刷媒体削減処理部は、当該設定情報に基づいて前記印刷長さを縮小させる処理を実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備える印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置に前記印刷媒体削減機能の適合条件が記憶され、
    前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断させ、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断させる
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 印刷データによる印刷媒体への印刷長さを縮小させる印刷媒体削減機能を備え、前記印刷媒体削減機能の適合条件が記憶する印刷装置の制御部に、
    前記印刷データが前記適合条件を満たす場合に、前記印刷媒体削減機能を用いた印刷を行うと判断させ、前記印刷データが前記適合条件を満たさない場合に、前記印刷媒体削減機能を用いずに印刷を行うと判断させる
    ことを特徴とするプログラム。
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JP2017213790A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷システム、及び、印刷装置の制御方法
JP2022102792A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 シチズン時計株式会社 ラインプリンタ及びラインプリンタの制御方法

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