JP2008047011A - プリンタ監視プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 解決しようとする問題点は、コンピュータ上でアプリケーションプログラムから印刷メニューを選択するなどの印刷操作を行った際に、これから印刷しようとするプリンタが印刷可能かどうかを確認することができなかった点である。
【解決手段】 印刷操作時に起動されて、コンピュータ上で接続されているプリンタが印刷可能かどうかを判断するポートチェックステップと前記ポートチェックステップの結果を表示するポート結果出力ステップとを備えた汎用のプリンタ監視プログラムを搭載することにより問題点を解決した。
【選択図】図１

Description

印刷の操作時にプリンタの接続状態を確認して印刷可能かどうかを印刷前に印刷ダイアログボックス上で知らせることが可能なプリンタ監視プログラムに関する。

複数の印刷環境が存在する場合に、通常ＰＣアプリケーションからのデータ印刷ではプリンタドライバを指定するが、その際にポートの接続が不正であったり、プリンタが未通電であったり、プリンタのケーブルが接続されていなかったりして利用不可能であるのにプリンタを選択することが出来てしまう問題があった。

そして、印刷不可であるのに選択されてしまったプリンタに対して一度データを送出して、後で印刷ミスに気付いた場合には、再度送信設定が必要になることもあって、ユーザの利便性が損なわれていた。

従来技術として、ポートモニターのインストール漏れを通知することで、ユーザにインストールを促すことができる装置による方法がある（特許文献１参照）。

しかし、この方法はポートモニターのインストール漏れに関しての通知を行うだけであって、印刷操作時に印刷しようとしたプリンタが印刷可能かどうかを事前に確認することはできなかった。

特開２０００−２６７８３５号公報

解決しようとする問題点は、コンピュータ上でアプリケーションプログラムからの印刷メニューを選択するなどの印刷操作時に、印刷しようとしたプリンタが印刷可能かどうかを確認することができなかった点である。

本発明のプリンタ監視プログラムは、アプリケーションプログラムでの印刷操作時に稼動して、コンピュータ上で接続されているプリンタが印刷可能かどうかを判断するポートチェックステップと前記ポートチェックステップの結果を表示するポート結果出力ステップとをコンピュータに実行させることを最も主要な特徴とする。

本発明のプリンタ監視プログラムは、アプリケーションプログラムでの印刷操作時に稼動して、コンピュータ上で接続されているプリンタが印刷可能かどうかを判断するポートチェックステップと前記ポートチェックステップの結果を表示するポート結果出力ステップとをコンピュータに実行させることを最も主要な特徴とするため、印刷メニューを選択するなどの印刷操作を行った際に、これから印刷しようとするプリンタが実際に印刷可能かどうかを確認することが可能となり、動作不可能なプリンタに印刷指示を出してしまって、後で印刷不可なことが判明するまで無駄な時間を浪費することや、ジョブを再送するなどの無駄な処理が発生することがなくなった。

ＰＣ上で印刷操作時に、事前に印刷しようとするプリンタが動作可能かどうかを把握出来ないという問題点を、コンピュータ上で接続されているプリンタが印刷可能かどうかを判断するポートチェックステップと前記ポートチェックステップの結果を表示するポート結果出力ステップとを備えたプリンタ監視プログラムにより解決した。

［構成］
図１は、本発明の実施例に係わるプリンタ監視プログラムと該プログラムを実行するＰＣ及びプリンタの接続と各部の機能ブロック図である。

プリンタ監視プログラムを実行するＰＣ（Personal Computer）１０１には、アプリケーションプログラム１０３、プリンタドライバＡ１１１、プリンタドライバＢ１１７、プリンタドライバＣ１１９、プリンタ監視プログラム１２１のプログラムとネットワーク・プリンタＩ／Ｆ（インターフェース）１３１が搭載されている。

ＰＣ１０１は、ネットワークインターフェースやパラレルインターフェースやＵＳＢインターフェースなどのネットワーク・プリンタＩ／Ｆ１３１を通してプリンタＡ２０１、プリンタＢ２０３、プリンタＣ２０５と接続されている。

ＰＣ１０１上には、上記にあげたプログラム以外に、ＯＳ（Operating System）や他のソフトウェアやハードウェアの機能ブロックが搭載されているが、本発明の説明には必要ないので省略する。

プリンタドライバプログラムは、各プリンタに合わせて『プリンタＡ２０１には、プリンタドライバＡ１１１』の様に組になって搭載されており、プリンタＡ２０１に印刷する際には、プリンタドライバＡ１１１の入力部１１３がアプリケーションプログラム１０３から印刷データを受け取り、印刷データ生成部１１５で、プリンタＡ２０１で印刷するための印刷データに変換する。以上の仕組みは、プリンタＢ、Ｃについても同様である。

プリンタ監視プログラム１２１には、ポートチェック機能１２３、ポート状態テーブル１２５、ポート結果出力部１２７が備わっている。

ポートチェック機能１２３は、所定のポートに接続されているプリンタが動作可能かどうかを確認する機能を持つ。例えばネットワークＩ／Ｆに繋がっているプリンタであれば、ＳＮＭＰ（Simple Network Management Protocol）信号などをプリンタに送信しプリンタからの応答を受信してプリンタが印刷可能であるかどうかを確認する。

ポート状態テーブル１２５は、上記ポートチェック機能１２３が確認した結果を記録するためのテーブルである。ＰＣにどのプリンタが接続されているかの情報をＰＣのプリンタエントリリストより収集し、テーブルにプリンタごとの接続ポートの情報を入力して、その情報に従って上記ポートチェック機能１２３がプリンタ動作の確認を行っても良いし、指定したポートについてのみテーブルにプリンタ情報を入れてプリンタ動作の確認を行っても良い。

ポート結果出力部１２７は、上記ポートチェック機能１２３が確認した結果をユーザに示すための機能を持つ。

［フローチャート］
図２のフローチャートを用いて動作の流れについて説明する。

ＰＣ上でアプリケーションプログラムを実行中に印刷を行おうとして印刷メニューを選択するなどの印刷操作を行うと、図２のフローチャートが動作を開始する。

Ｓ１１：あらかじめの設定により、指定ポートに接続されたプリンタの状態にのみチェックするか、ＰＣに登録してあるプリンタの全ての状態についてチェックするかを選択できるようにしておき、その選択によって指定ポートのみのチェックの場合は動作をＳ１３に、すべての登録プリンタのチェックの場合は動作をＳ１５に移行する。

Ｓ１３：指定したポートのプリンタ情報をＰＣから取得して、ポート状態テーブル１２５に入力する。

Ｓ１５：ＰＣに登録してあるプリンタのリストをＰＣから取得して、ポート状態テーブル１２５に入力する。

Ｓ１７：Ｓ１７とＳ２５は対を成してループ１を構成しており、Ｓ１３またはＳ１５においてポート状態テーブル１２５に登録されたプリンタの個数分ループを繰り返す。

Ｓ１９：ポート状態テーブルにあるプリンタに関して、プリンタが正常状態であるかどうか（印刷可能かどうか）を確認するためプリンタとの通信を行う。プリンタからの返答がなければ動作をＳ２１に、返答があれば動作をＳ２３に移行する。

Ｓ２１：プリンタが応答しないことをポート状態テーブル１２５に記録する。

Ｓ２３：プリンタが応答したことをポート状態テーブル１２５に記録すると共に、さらにプリンタにおいて紙詰まりや用紙切れなどの問題があるかどうかも通信を行ってチェックし、それらの情報もポート状態テーブル１２５に記録する。

Ｓ２５：すべてのプリンタの状態チェックが終わっていればループ１を終了し、まだチェックすべきプリンタが残っている場合は、Ｓ１７に戻りループを繰り返す。

Ｓ２７：印刷ダイアログボックスに、上記のステップで記録したプリンタの状態を表示する。

以上の一連のフローにより動作を終了する。

双方向通信不可のプリンタに関しては、双方向通信不可プリンタであることをあらかじめ記録しておき、Ｓ２７での表示の際に状態チェック不可である旨を表示する。

［ダイアログボックスの表示］
印刷時にプリンタ監視プログラムの結果を表示しているダイアログボックス画面を図３に示す。

アプリケーションプログラムで印刷操作を行うと、印刷ダイアログボックス３０１が表示される。プリンタリスト表示マーク３１９をクリックすると、３１１，３１３，３１５，３１７の４行に示されるように、登録してあるプリンタについて現在の状態をアイコンとその問題点で表示する。

プリンタが正常に動作している際には、正常動作アイコン３１１，３１７を表示して印刷可能であることを示す。

プリンタが応答しているが印刷が不可能である場合には、問題ありアイコン３１３を表示して、問題点欄に例えば、紙詰まりが発生していることを表示する。

プリンタが応答しない場合には、非応答アイコン３１５を表示して、問題点欄に応答無しの表示を行う。

各プリンタの集約ページ印刷やソート指定などのさらなる設定を行う場合は、設定を行うプリンタ名を選択して、プロパティボタン３２１をクリックすることにより別ダイアログボックスで設定を行う。

プリンタ選択後、そのまま印刷を行う場合は印刷ボタン３２３、印刷をキャンセルする場合はキャンセルボタン３２５をクリックして指定の動作を行う。

上記ダイアログボックスで印刷が不可能なプリンタである３１３及び３１５のプリンタは印刷するために選択することができないようになっている。

［実施例の効果］
本発明実施例により、ＰＣ上で印刷を行おうとした際にプリンタ監視プログラムが起動してプリンタとの通信を試みて、その結果を印刷ダイアログボックスに表示させる。印刷不可能なプリンタはその理由も表示されているため、例えば紙詰まりなどと表示されていれば、印刷を行う前に適切な処置を行うことが可能である。

また、印刷不可能なプリンタを選択できないようになっているため、間違って印刷不可なプリンタに出力指示してしまって、印刷ジョブキャンセルのために無用な時間を費やしてしまうことがなくなった。

プリンタ監視プログラムを実行するＰＣとプリンタの接続と各部の機能ブロック図である（実施例１）。 プリンタ監視プログラムのフローチャートである（実施例１）。 印刷時のダイアログボックス画面にプリンタ監視プログラムの結果を表示している図である（実施例１）。

符号の説明

１０１ ＰＣ（Personal Computer）
１２１ プリンタ監視プログラム
１２３ ポートチェック機能
１２５ ポート状態テーブル
１２７ ポート結果出力部
２０１ プリンタＡ
２０３ プリンタＢ
２０５ プリンタＣ

Claims (5)

1. アプリケーションプログラムでの印刷操作時に稼動して、コンピュータ上で接続されているプリンタが印刷可能かどうかを判断する、ポートチェックステップと
   前記ポートチェックステップの結果を表示するポート結果出力ステップとを
   コンピュータに実行させる
   ことを特徴とするプリンタ監視プログラム。
2. 請求項１のプリンタ監視プログラムであって、
   前記ポートチェックステップは、収集した印刷ポート情報に基づいて、接続されているすべてのプリンタの印刷が可能かどうかを判断する
   ことを特徴とするプリンタ監視プログラム。
3. 請求項１のプリンタ監視プログラムであって、
   前記ポートチェックステップは、指定した印刷ポートに接続されているプリンタについてのみ印刷が可能かどうかを判断する
   ことを特徴とするプリンタ監視プログラム。
4. 請求項１から３のいずれかのプリンタ監視プログラムであって、
   前記ポート結果出力ステップは、前記ポートチェックステップの結果をアイコンで表示する
   ことを特徴とするプリンタ監視プログラム。
5. 請求項１から４のいずれかのプリンタ監視プログラムであって、
   前記ポート結果出力ステップは、印刷不可能なプリンタを印刷のために選択することができないようにする
   ことを特徴とするプリンタ監視プログラム。
   

Images