JPH09311767A - ネットワークプリントシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータがプリンタの稼働状況を逐一監視
しなくても、オペレータが所望の画像データの印刷指示
を一度行うだけで、その画像データのプリント出力を確
実に得ることができるネットワークプリントシステムを
提供することである。 【解決手段】 コンピュータ１０のオペレータは、印刷
指示と印刷データをプリンタサーバー１８へ転送する。
プリンタサーバー１８は、前記印刷指示に最適なプリン
タ１４，１６をネットワーク内から選択して印刷データ
を転送し、印刷を実施させる。その印刷がプリンタ１
４，１６の何らかの異常で不履行になった場合、プリン
タサーバー１８は前記印刷を再履行すべきプリンタ１
４，１６をネットワーク内から再選択し、そのプリンタ
１４，１６に印刷データを転送し、印刷を実施させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク内に
複数台のプリンタが接続されたネットワークプリントシ
ステムに関し、特に、プリント不履行時のエラーに対処
することができるネットワークプリントシステムに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば、特開平６―１４３７５５
号公報に示されるように、ネットワーク内に、印刷すべ
きデータを処理、記憶するデータ処理装置と、異なる複
数のプリンタとが接続されたネットワークプリントシス
テムが提案されている。このネットワークプリントシス
テムでは、データ処理装置内で処理され、記憶されてい
るデータを印刷する時、先ず、オペレータがプリンタの
選択条件を設定する。その選択条件には、印刷品質や印
刷コスト等が含まれている。このような条件設定の後、
オペレータがデータの印刷を指示すると、データ処理装
置は、前記選択条件の各項目に関するプリンタ仕様情報
を照会する照会データを、ネットワーク内にて接続され
ている複数のプリンタに送信する。次に、各プリンタ
は，前記照会データに応答して、各プリンタの仕様情報
をデータ処理装置へ送信する。データ処理装置は、各プ
リンタから送られてきた仕様情報と前記印刷すべきデー
タの内容、属性、及びオペレータが設定した選択条件に
基づいて、１台の最適なプリンタを選択する。そして、
選択したプリンタに前記印刷すべきデータを送信して、
印刷を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットワークプリンタシステムにおいては、データ処理
装置を操作し、所望の画像データの印刷を指示するオペ
レータの近傍にプリンタが設置されていないことが多
く、オペレータは指示した印刷が確実に処理されている
か否かが分からない。従って、印刷の途中で用紙やイン
クがなくなったり、プリンタの誤動作等により、指示し
た印刷が正常に終了しなかった場合には、再度データ処
理装置から画像データを転送して、印刷を指示する必要
があり、所望の時間内でプリント出力が得られないこと
があるという問題点があった。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、オペレータがプリンタの稼働状
況を逐一監視しなくても、オペレータが所望の画像デー
タの印刷指示を一度行うだけで、その画像データのプリ
ント出力を確実に得ることができるネットワークプリン
トシステムを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項１に記載のネットワークプリントシ
ステムは、印刷すべき所望の文字やイメージ等の画像デ
ータを作成する少なくとも１台のコンピュータと、前記
画像データを被記録媒体に印刷するための複数のプリン
タと、前記コンピュータで作成された画像データの印刷
条件に適したプリンタを選択した後、そのプリンタに前
記画像データを転送して印刷を指示する少なくとも１台
のプリンタサーバーとが接続されたものを対象として、
特に、前記プリンタサーバーに、前記画像データの印刷
を指示したプリンタの稼働状態をモニターするプリンタ
モニター手段と、前記画像データの印刷を指示したプリ
ンタによる印刷が不履行の場合に、ネットワーク内の他
のプリンタに前記画像データを転送して印刷を指示する
ジョブ管理手段とを備えたものである。従って、前記プ
リンタサーバーに備えられたプリンタモニター手段は、
前記画像データの印刷を指示したプリンタの稼働状態を
モニターし、ジョブ管理手段は、前記画像データの印刷
を指示したプリンタによる印刷が不履行の場合に、ネッ
トワーク内の他のプリンタに前記画像データを転送して
印刷を指示する。

【０００６】また、請求項２に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタサーバーが、前記コンピ
ュータより転送された画像データの印刷が履行されるま
で、その画像データを蓄積するメモリ手段を備えてい
る。従って、印刷を指示したコンピュータから何度も画
像データを転送する必要がなく、通信回線を効率良く使
用することができる。そして、印刷するための所定の画
像データがその印刷前に消去されるようなことがなく、
その画像データの印刷を確実に実行することができる。

【０００７】また、請求項３に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタサーバーに備えられたプ
リンタ管理手段が、ネットワーク内の各プリンタの性能
や消耗品等の状況を管理する。従って、コンピュータか
ら指示された印刷条件に合致したプリンタを容易に選択
することができ、所定の画像データの印刷を確実に実行
することができる。

【０００８】また、請求項４に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタサーバーに備えられた転
送手段が、印刷が指示されたプリンタの稼働状態を、そ
の印刷を指示した前記コンピュータに転送する。従っ
て、印刷を指示した使用者は印刷中のプリンタの異常や
印刷状態の異常等を容易に知ることができる。

【０００９】また、請求項５に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタの稼働状態を監視するプ
リンタ稼働状態監視手段を備えている。従って、プリン
タの印字処理の進行状況、あるいは用紙やインクの残量
等を検出できるので、稼働するプリンタの選択や変更等
に的確に対処することができる。

【００１０】また、請求項６に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタ稼働状態監視手段が、時
間間隔を置いて前記プリンタの稼働状態を繰り返し監視
するようになっている。従って、プリンタの印字処理の
進行状況、あるいは用紙やインクの残量等をそのつど繰
り返し検出することができるので、稼働するプリンタの
選択や変更等に的確、かつきめ細かに対処することがで
きる。

【００１１】また、請求項７に記載のネットワークプリ
ントシステムは、前記プリンタ稼働状態監視手段によっ
て監視した前記プリンタの稼働状態を前記プリンタサー
バーに転送するステータス通信手段を備えている。従っ
て、前記プリンタ稼働状態監視手段によって検出された
プリンタの稼働状態を前記ステータス通信手段によって
直ちにプリンタサーバーに転送して、稼働するプリンタ
の選択や変更等に的確、かつ迅速に対処することができ
る。

【００１２】さらに、請求項８に記載のネットワークプ
リントシステムは、前記ステータス通信手段が前記各プ
リンタに設けられている。従って、プリンタの稼働状態
がどのプリンタから転送されたかが明確であり、稼働す
るプリンタの選択や変更等に的確に対処することができ
る。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。

【００１４】図１に本実施の形態のネットワークプリン
トシステムの概略構成を示す。コンピュータ１０と、ワ
ークステーション１２と、複数のプリンタ１４，１６
と、プリンタサーバー１８とが通信回線２０を介して接
続され、ネットワークを構成している。

【００１５】前記コンピュータ１０は、図２に示すよう
に、ＣＰＵ２２と、メモリ２４と、入力装置２６と、表
示装置２８と、通信装置３０と、それ等の要素を接続す
る内部バス３２とによって構成されている。ここで、前
記ＣＰＵ２２は、コンピュータ１０の全体を制御し、メ
モリ２４は、ＣＰＵ２２の動作プログラムや演算データ
等を記憶している。また、前記入力装置２６は、キーボ
ードやマウス等で構成されており、表示装置２８は、Ｃ
ＲＴディスプレイや液晶ディスプレイ等で構成されてい
る。さらに、前記通信装置３０は、コンピュータ１０が
通信回線２０を介して、他のコンピュータとデータ通信
をしたり、または前記通信回線２０に接続されたプリン
タにデータを転送し、プリント出力ができるように構成
されている。

【００１６】また、前記ワークステーション１２は、前
記コンピュータ１０と同様の要素を有して構成されてい
る。

【００１７】また、図３に示すように、前記複数のプリ
ンタ１４，１６は、それぞれプリンタエンジン３４と、
プリンタコントローラ３６と、通信ポート３８とによっ
て構成されている。ここで、前記プリンタエンジン３４
は、プリンタに備えられ、かつ使用者によって指定され
たサイズの記録用紙を搬送しつつ、インクジェット方式
等の公知の印字手段を用いて、前記記録用紙に文字やイ
メージを印字するように構成されている。また、前記プ
リンタコントローラ３６は、通信ポート３８より入力さ
れた印字出力すべき画像データを包括的に処理し、プリ
ントエンジン３４において文字やイメージを印字可能に
するデータ形式へ変換するように構成されている。

【００１８】さらに、図４に示すように、プリンタサー
バー１８は、 ＣＰＵ４０と、メモリ４２と、大容量記
憶装置４４と、通信装置４６とによって構成されてい
る。ここで、前記ＣＰＵ２２は、プリンタサーバー１８
の全体を制御し、前記メモリ４２は、ＣＰＵ４０の動作
プログラムや演算データ等を記憶している。また、前記
通信装置４６は、プリンタサーバー１８が通信回線２０
を介して、コンピュータ１０やワークステーション１２
とデータ通信ができるように構成されている。さらに、
大容量記憶装置４４は、通信回線２０を介して、通信装
置４６より入力された印字出力すべき画像データが格納
されている。ここで、前記大容量記憶装置４４は本発明
のメモリ手段を構成している。

【００１９】次に、前記のように構成されたネットワー
クプリントシステムの動作について説明する。

【００２０】最初に、図５のフローチャートを用いてネ
ットワークに接続されたコンピュータ１０及びワークス
テーション１２の印刷処理プログラムの動作について説
明する。

【００２１】先ず、コンピュータ１０及びワークステー
ション１２内の所定のプログラムを用いて印刷すべき文
書や画像データが作成される（Ｓ１０、なおＳはステッ
プを示す。以下同様）。次に、用紙サイズ、用紙種類、
印刷精度等の印刷時の各種条件が設定される（Ｓ１
１）。この印刷条件は文書や画像データが作成される前
や作成途中に設定されるようにすることも可能である。
文書や画像データが完成すると、ネットワークプリント
システムに接続されているプリントサーバー１８に対し
て印刷の指示が行われ（Ｓ１２）、引き続いて印刷デー
タがプリントサーバー１８に転送される（Ｓ１３）。こ
こで、コンピュータ１０及びワークステーション１２が
指示した印刷の稼動状態をモニターするように設定され
ていれば（Ｓ１４でＹＥＳ）、ネットワークプリントシ
ステムに接続され、プリントサーバー１８より指定され
た印刷を実行しているプリンタの稼動状況をコンピュー
タ１０及びワークステーション１２に接続された表示装
置等で確認することができる（Ｓ１５）。

【００２２】印刷の終了と共に、印刷処理プログラムは
終了する。一方、印刷の稼動状態をモニターするように
設定されていない場合（Ｓ１４でＮＯ）、印刷が実施さ
れているプリンタの稼動状況をモニターすることなく、
印刷処理プログラムは終了する。

【００２３】次に、図６のフローチャートを用いてネッ
トワークに接続されたプリントサーバー１８の印刷処理
プログラムの動作について説明する。

【００２４】先ず、コンピュータ１０及びワークステー
ション１２からの印刷指示があるまで待機し（Ｓ２０で
ＮＯ）、もし、印刷指示を受け付けると（Ｓ２０でＹＥ
Ｓ）、用紙サイズ、用紙種類、印刷精度等の印刷時の各
種条件である印刷条件を読み込み（Ｓ２１）、さらに、
印刷データを読み込む（Ｓ２２）。それ等をプリントサ
ーバー１８内の大容量記憶装置４４内に格納する（Ｓ２
３）。次に、ネットワークプリントシステムに接続され
ている複数のプリンタの性能情報を読み込む（Ｓ２
４）。そして、前記印刷条件とプリンタの性能情報を照
らし合わせ、最適なプリンタを選択する（Ｓ２５）。こ
の選択時には、全ての印刷条件に合致するプリンタが存
在しないこともありうるので、予め印刷条件に優先順位
を付けるようにしておき、優先順位の高い印刷条件を有
するプリンタを絞り込んで選択することも可能である。
そして、選択されたプリンタに対して、印刷の指示が行
われ（Ｓ２６）、引き続いて印刷データがプリンタに転
送される（Ｓ２７）。

【００２５】次に、印刷が実施されているプリンタの稼
動状況をモニターする動作が開始される（Ｓ２８）。さ
らに、印刷を指示したコンピュータ１０またはワークス
テーション１２が印刷の稼動状態をモニターするように
設定されていれば（Ｓ２９でＹＥＳ）、モニターしてい
るプリンタの稼動状況を前記コンピュータ１０またはワ
ークステーション１２に転送する（Ｓ３０）。そして、
印刷が継続中であるか否かが判断され（Ｓ３１）、継続
中であれば（Ｓ３１でＹＥＳ）、Ｓ２８へ戻り、プリン
タの稼動状況をモニターする動作を繰り返す。そして、
印刷が継続されていない場合は（Ｓ３１でＮＯ）、印刷
が正常に終了したか否かが判断され（Ｓ３２）、印刷が
正常に終了した場合（Ｓ３２でＹＥＳ）、印刷処理プロ
グラムは終了する。

【００２６】一方、プリンタのトラブルやデータを伝送
する通信路等で異常が発生し、指示した印刷が正常に終
了しなかった場合（Ｓ３２でＮＯ）、Ｓ２５へ戻り、再
度印刷を実行するためにプリンタの選択動作を行う。こ
の選択時には最初に選択されたプリンタが再稼動可能で
あれば、そのプリンタが再び選択されるが、用紙不足や
インク不足のため直ちに再稼動不可能であれば、指示さ
れている印刷条件に合致する他のプリンタが選択され
る。このプリンタの再選択を行う動作が本発明の特徴的
な部分であり、再選択の対象となるプリンタをネットワ
ークプリントシステム全体から選ぶことができるので、
指示されている印刷条件に合致するプリンタの再選択が
容易である。なお、前記Ｓ２４の動作は本発明のプリン
タ管理手段として機能し、Ｓ２５及びＳ２６の動作は本
発明のジョブ管理手段として機能し、Ｓ２８の動作は本
発明のプリンタモニター手段として機能する。

【００２７】次に、図７のフローチャートを用いてネッ
トワークに接続されたプリンタ１４，１６の印刷処理プ
ログラムの動作について説明する。

【００２８】先ず、プリンタサーバー１８から印刷指示
があるまで待機し（Ｓ４０でＮＯ）、そこで、印刷指示
を受け付けると（Ｓ４０でＹＥＳ）、印字データを読み
込む（Ｓ４１）。そして、この印字データが、プリンタ
コントローラ２６内において、プリンタエンジン３４で
印字可能なデータ形式へ変換される処理が行われる（Ｓ
４２）。その印字データ変換処理が終了するか、または
印字データ変換処理と並行して、プリントエンジンにお
いて印字処理が行われる（Ｓ４３）。

【００２９】この印字処理のルーチンを図８のフローチ
ャートを用いてさらに詳細に説明する。この印字処理で
は、記録用紙全体に亙る印字処理を所定の単位に分割し
て実行される。先ず、第１番目の単位の印字処理が実施
される（Ｓ５０）。そして、第１番目の単位の印字処理
が終了したならば、印字処理動作に異常があるかどうか
を検出するために、エラーフラグの値を調べる（Ｓ５
１）。エラーフラグは次に説明するプリンタの稼動状況
を監視するモニタープログラムの中でセットまたはリセ
ットされるフラグであり、印字処理動作中に何らかの異
常が検出された場合にセットされる。ここで、エラーフ
ラグがセットされていれば（Ｓ５１でＹＥＳ）、この印
字処理ルーチンは終了する。次に、エラーフラグがセッ
トされていない場合（Ｓ５１でＮＯ）、正常終了フラグ
の値を調べる（Ｓ５２）。正常終了フラグは次に説明す
るプリンタの稼動状況を監視するモニタープログラムの
中でセットまたはリセットされるフラグであり、印字処
理動作が正常に終了した場合にセットされる。ここで、
正常終了フラグがセットされていれば（Ｓ５２でＹＥ
Ｓ）、この印字処理ルーチンは終了する。

【００３０】一方、正常終了フラグがセットされていな
ければ（Ｓ４５でＮＯ）、印字処理単位の番号を「＋
１」して（Ｓ５３）、Ｓ５０に戻り、プリントエンジン
において次の単位の印字処理が続行される。

【００３１】この印字処理の動作中、割り込み処理とし
て、プリンタの稼動状況を監視するモニタープログラム
が実行される。このプログラムの動作について、図９の
フローチャートを用いて説明する。

【００３２】このプログラムは予め決められた時間間隔
毎に駆動されるタイマー割り込み処理として実行され
る。先ず最初に、プリンタの稼動状況をセンシングする
（Ｓ６０）。この動作は本発明のプリンタ稼働状態監視
手段として機能する。この動作では、プリンタの印字処
理の進行状況を、図７中のＳ４３の動作ステータス情報
等をもとに調べると共に、プリンタ内に備えられた各種
のセンサーの信号値を調べ、用紙の搬送状況や、残量、
または、インクの残量等を検出する。次に、その状況を
プリントサーバー１８に転送する（Ｓ６１）。このＳ６
１の動作は本発明のステータス通信手段として機能す
る。そして、印字処理に何らかの異常が発生しているか
否かを監視し、何ら異常がない場合は（Ｓ６２でＮ
Ｏ）、さらに印字処理が終了したか否かが判断され（Ｓ
６３）、印字処理が実施中であれば（Ｓ５３でＮＯ）、
この処理を終了する。一方、印字処理が終了したならば
（Ｓ６３でＹＥＳ）、正常終了フラグをセットして（Ｓ
６４）、この処理を終了する。また、Ｓ６２で印字処理
に何らかの異常が検出された場合は（Ｓ６２でＹＥ
Ｓ）、エラーフラグをセットして（Ｓ６５）、この処理
を終了する。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項１に記載のネットワークプリントシステ
ムによれば、特に、前記プリンタサーバーに、前記画像
データの印刷を指示したプリンタの稼働状態をモニター
するプリンタモニター手段と、前記画像データの印刷を
指示したプリンタによる印刷が不履行の場合に、ネット
ワーク内の他のプリンタに前記画像データを転送して印
刷を指示するジョブ管理手段とを備えたので、ネットワ
ークプリントシステムに接続された複数台のプリンタの
中から所望の印刷条件に合致した最適なプリンタを容易
に選択できると共に、最初に選択したプリンタによる印
刷が何らかの異常により履行されなかった場合でも、他
の複数台のプリンタの中から所望の印刷条件に最も近い
プリンタを容易に再選択することができ、指示した所定
の画像データの印刷を確実に実施することができる。

【００３４】また、請求項２に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、前記プリンタサーバーに備えら
れたメモリ手段が、前記コンピュータより転送された画
像データの印刷が履行されるまで、その画像データを蓄
積しているので、印刷を指示したコンピュータから何度
もデータを転送する必要がなく、通信回線を効率良く使
用することができる。そして、印刷するための所定の画
像データがその印刷前に消去されるようなことがなく、
その画像データの印刷を確実に実行することができる。

【００３５】また、請求項３に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、前記プリンタサーバーに備えら
れたプリンタ管理手段が、ネットワークシステムに接続
されているプリンタの性能や消耗品の状況等を管理して
いるので、コンピュータから指示された印刷条件に合致
したプリンタを容易に選択することができる。

【００３６】また、請求項４に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、プリンタサーバーに備えられた
転送手段が、印刷が指示されたプリンタの稼働状態を、
その印刷を指示した前記コンピュータに転送するように
構成されているので、印刷を指示した使用者は印刷中の
プリンタの異常や印刷状態の異常等を容易に知ることが
できる。

【００３７】また、請求項５に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、前記プリンタの稼働状態を監視
するプリンタ稼働状態監視手段を備えているので、プリ
ンタの印字処理の進行状況、あるいは用紙やインクの残
量等を検出することができ、稼働するプリンタの選択や
変更等に的確に対処することができる。

【００３８】また、請求項６に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、前記プリンタ稼働状態監視手段
が、時間間隔を置いて前記プリンタの稼働状態を繰り返
し監視するようになっているので、プリンタの印字処理
の進行状況、あるいは用紙やインクの残量等をそのつど
繰り返し検出することができ、稼働するプリンタの選択
や変更等に的確、かつきめ細かに対処することができ
る。

【００３９】また、請求項７に記載のネットワークプリ
ントシステムによれば、前記プリンタ稼働状態監視手段
によって監視した前記プリンタの稼働状態を前記プリン
タサーバーに転送するステータス通信手段を備えている
ので、前記プリンタ稼働状態監視手段によって検出され
たプリンタの稼働状態を前記ステータス通信手段によっ
て直ちにプリンタサーバーに転送することができ、稼働
するプリンタの選択や変更等に的確、かつ迅速に対処す
ることができる。

【００４０】さらに、請求項８に記載のネットワークプ
リントシステムによれば、前記ステータス通信手段を前
記各プリンタに設けたので、プリンタの稼働状態がどの
プリンタから転送されたかが明確であり、稼働するプリ
ンタの選択や変更等に的確に対処することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のネットワークプリントシステム
の構成図である。

【図２】本実施の形態のコンピュータまたはワークステ
ーションの構成図である。

【図３】本実施の形態のプリンタサーバーの構成図であ
る。

【図４】本実施の形態のプリンタの構成図である。

【図５】本実施の形態のコンピュータまたはワークステ
ーションの動作を示すフローチャートである。

【図６】本実施の形態のプリンタサーバーの動作を示す
フローチャートである。

【図７】本実施の形態のプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。

【図８】本実施の形態のプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。

【図９】本実施の形態のプリンタの動作を示すフローチ
ャートである。

【符号の説明】

１０ コンピュータ １２ ワークステーション １４ プリンタ １６ プリンタ １８ プリンタサーバー ２０ 通信回線 ２２ ＣＰＵ ４０ ＣＰＵ ４４ 大容量記憶装置 ４６ 通信装置

フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正史 名古屋市瑞穂区苗代町15番１号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 安井 恒夫 名古屋市瑞穂区苗代町15番１号ブラザー工 業株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷すべき所望の文字やイメージ等の画
   像データを作成する少なくとも１台のコンピュータと、
   前記画像データを被記録媒体に印刷するための複数のプ
   リンタと、前記コンピュータで作成された画像データの
   印刷条件に適したプリンタを選択した後、そのプリンタ
   に前記画像データを転送して印刷を指示する少なくとも
   １台のプリンタサーバーとが接続されたネットワークプ
   リントシステムにおいて、 前記プリンタサーバーは、前記画像データの印刷を指示
   したプリンタの稼働状態をモニターするプリンタモニタ
   ー手段と、 前記画像データの印刷を指示したプリンタによる印刷が
   不履行の場合に、ネットワーク内の他のプリンタに前記
   画像データを転送して印刷を指示するジョブ管理手段と
   を備えたことを特徴とするネットワークプリントシステ
   ム。
2. 【請求項２】 前記プリンタサーバーは、前記コンピュ
   ータより転送された画像データの印刷が履行されるま
   で、その画像データを蓄積するメモリ手段を備えたこと
   を特徴とする請求項１に記載のネットワークプリントシ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記プリンタサーバーは、ネットワーク
   内の各プリンタの性能や消耗品の状況等を管理するプリ
   ンタ管理手段を備えたことを特徴とする請求項１もしく
   は２に記載のネットワークプリントシステム。
4. 【請求項４】 前記プリンタサーバーは、印刷が指示さ
   れたプリンタの稼働状態を、その印刷を指示した前記コ
   ンピュータに転送する転送手段を備えたことを特徴とす
   る請求項１乃至３のいずれかに記載のネットワークプリ
   ントシステム。
5. 【請求項５】 前記プリンタの稼働状態を監視するプリ
   ンタ稼働状態監視手段を備えたことを特徴とする請求項
   １乃至４のいずれかに記載のネットワークプリントシス
   テム。
6. 【請求項６】 前記プリンタ稼働状態監視手段は、時間
   間隔を置いて前記プリンタの稼働状態を繰り返し監視す
   ることを特徴とする請求項５に記載のネットワークプリ
   ントシステム。
7. 【請求項７】 前記プリンタ稼働状態監視手段によって
   監視した前記プリンタの稼働状態を前記プリンタサーバ
   ーに転送するステータス通信手段を備えたことを特徴と
   する請求項５もしくは６に記載のネットワークプリント
   システム。
8. 【請求項８】 前記ステータス通信手段を前記各プリン
   タに設けたことを特徴とする請求項７に記載のネットワ
   ークプリントシステム。