JP5481578B2 - 後処理装置 - Google Patents
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Description
コピー機本体2は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザスキャナユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
コピー機本体2は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60によりエンジン部3が構成される。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。さらに、コピー機本体2は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、第1記憶部80と、主制御部90と、を備える。
後処理制御部150は、用紙搬送部110と、パンチ部120と、ステープル部130と、中折部140とを制御する。また、後処理制御部150は、判断部151を備える。
所定の報知は、後処理装置100の動作内容が動作可能内容ではない旨(異常情報)をコピー機本体2に対して報知することができるものであればよい。所定の報知は、例えば、後処理制御部150の制御に基づいて、異常情報をコピー機本体2に送信したり、発光ダイオードや電球等の発光部(報知部170)を発光又は点滅させたり、スピーカ(報知部170)から音又は音声を出力させたりする。
まず、判断部151の第1具体例について説明する。
後処理を行う部数が複数ある場合、複数の部に対して連続して後処理(例えば、ステープル処理)を行うためには、部と部の間隔(例えば、第1番目の部を構成する用紙Tのうち最後に搬送される用紙Tと、第2番目の部を構成する用紙Tのうち最初に搬送される用紙Tとの間隔(以下、「部間」という。))は、適切な間隔に保たれていなければならない。すなわち、部間は、第1番目の部を構成する用紙Tに対して後処理が行われて、その用紙Tが後処理部101から排出された後に、第2番目の部を構成する用紙Tが後処理部101に搬入されるような間隔(動作可能内容)になっている必要がある。ところが、コピー機本体2から後処理装置100に用紙Tが実際に搬入されるときの部間(動作内容)は、後処理装置100によって制御されず、コピー機本体2の主制御部90によって制御されるため、適切な部間(動作可能内容)よりも短くなってしまう可能性がある。
後処理制御部150は、第1測定部116により測定された部間が後処理部101において連続して後処理を行うことができる部間ではないと判断部151により判断された場合には、コピー機本体2に対しての所定の報知として、部間が異常であった旨の情報と、第1測定部116により測定された部間の情報とを通知する。
後処理を行う用紙Tが複数ある場合、複数の用紙Tに対して連続して後処理(例えば、パンチ処理)を行うためには、用紙Tと用紙Tの間隔(以下、「紙間」という。)は、適切な間隔に保たれていなければならない。すなわち、紙間は、例えば、第1番目の用紙Tに対して後処理が行われて、その用紙Tが後処理部101から排出された後に、第2番目の用紙Tが後処理部101に搬入されるような間隔(動作可能内容)になっている必要がある。ところが、コピー機本体2から後処理装置100に用紙Tが実際に搬入されるときの紙間(動作内容)は、後処理装置100によって制御されず、コピー機本体2の主制御部90によって制御されるため、適切な紙間(動作可能内容)よりも短くなってしまう可能性がある。実際の紙間(動作内容)が適切な紙間(動作可能内容)よりも短い場合(例えば、後処理部101において第1番目の用紙Tに対して後処理が行われているときに、第2番目の用紙Tが後処理部101に搬入された場合)には、JAMが発生する。
後処理制御部150は、第2測定部117により測定された紙間が、後処理部101において連続して後処理を行うことができる紙間ではないと判断部151により判断された場合には、コピー機本体2に対しての所定の報知として、紙間が異常であった旨の情報と、第2測定部117により測定された紙間の情報とを通知する。
後処理装置100は、異なる用紙Tに対して異なる種類の後処理(例えば、ステープル処理とパンチ処理)を連続して行う場合、ステープル処理が終了した後に後処理部101を初期化し、その後、後処理装置100に搬入された用紙Tに対してパンチ処理を行う。この場合、後処理部101の初期化が終了するまで、用紙Tの搬送速度を遅くする(パンチ処理が行われる用紙Tを後処理部101(後処理装置100)に搬入させない)必要がある。
また、コピー機1の主電源が投入された場合等、後処理装置100は、まず後処理部101を初期化させ、初期化終了後に搬入された用紙Tに対して後処理を行う。
ここで、上記のいずれの場合でも、後処理制御部150は、後処理を実行可能な状態になるよう後処理部101を制御する(後処理部101を初期化する)。なお、後処理を行うことができる状態(後処理を実行可能な状態)を、動作可能内容とする。
まず、コピー機本体2の主制御部90は、複数の用紙Tを1つの纏まりとする部における最終の用紙Tに対して、最終の用紙Tであることを示す最終用紙情報(最終被転写材情報)を設定するよう制御する。また、主制御部90は、最終用紙情報を後処理制御部150に送信するよう制御する。最終用紙情報は、例えば、最終の用紙Tであることを示す最終用紙フラグ等であればよい。
用紙Tを搬送する場合、主制御部90は、適切な用紙Tの搬送速度を決定して、決定された搬送速度により用紙Tを搬送するよう用紙搬送部30を制御すると共に、決定された搬送速度により用紙Tを搬送するよう用紙搬送部30を制御している旨の制御情報を判断部151に送るよう制御している。さらに、主制御部90は、搬送されている用紙Tの大きさの情報を判断部151に送るよう制御している。判断部151は、主制御部90から送信された制御情報(用紙Tの搬送速度の情報を含む。)及び用紙Tの大きさの情報に基づいて、適切に搬送される用紙Tが用紙検知センサ115を通過する時間(用紙検知センサ115により用紙Tが検知される時間)を得ることができる。この用紙Tが用紙検知センサ115を適切に通過する時間(用紙Tの所定の通過時間)は、後処理装置100の動作可能内容となる。
判断部151は、制御情報を受信した場合、用紙Tが適切な搬送速度により搬送されていると判断する。この場合において、判断部151は、用紙検知時間が用紙Tの所定の通過時間を超えていると判断したときには、用紙検知時間が用紙Tの所定の通過時間よりも長いことの原因が主制御部90によって制御される用紙Tの搬送速度にあるのではなく、搬入部111及び第2用紙排出部38における機械的な要因によりJAMが発生したと判断する。なお、機械的な要因とは、上記の駆動ローラ対の用紙搬送力(回転駆動する力)が不足した等のことである。
ステップST4において、後処理制御部150は、後処理装置100に存在する何らかの原因によりJAMが発生した旨の報知を行う。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、後処理要求情報に基づいて後処理を行うときに後処理装置100においてJAMが発生した場合、後処理を行うときの後処理装置100の動作内容が後処理装置100の動作可能内容であるか否かを判断部151が判断し、後処理装置100の動作内容が後処理装置100の動作可能内容ではないと判断部151により判断された場合に、報知部170がコピー機本体2に対して所定の報知を行うので、後処理装置100で発生したJAMの原因がコピー機本体2にあることを早期に知ることができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙に転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等のフィルムシートであってもよい。
Claims (1)
- 被転写材に対して後処理を行う後処理装置であって、
後処理を行うときに前記後処理装置において被転写材に関する不具合が発生した場合、後処理を行うときの前記後処理装置の動作内容が前記後処理装置の動作可能な内容であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部によって前記後処理装置の動作内容が前記後処理装置の動作可能な内容でないと判断された場合に、所定の報知を行う報知部と、
画像形成装置本体から搬入される被転写材を検知するセンサと、
単数又は複数の被転写材を1つの纏まりとする部毎に後処理を行う場合において、前記センサによって被転写材を検知することに基づいて部の間隔を測定する第1測定部と、を備え、
前記判断部は、前記後処理装置の動作内容として前記第1測定部により測定された部の間隔が、前記後処理装置の動作可能な内容として予め設定された部の間隔を超えているか否かを判断する、
後処理装置。
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