JP6610450B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、原稿を画像読取位置へ搬送して読み取る機能を備えた画像読取装置及び画像形成装置に関する。
スキャナー、コピー機、プリンターやこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、原稿の読取モードとして原稿トレイに載置された原稿を自動的に画像の読取位置へ搬送する自動原稿送り装置(Auto Document Feeder、以下「ADF」という。)を備えたものが多い。このようなADFを備えた画像形成装置は、原稿読取モードとして、ADFを用いた自動送り読取モードと、ユーザーがコンタクトガラス上に原稿を載置して画像の読み取りを行わせる載置読取モードを有する。
しかし、ADFを用いて原稿を読取位置へ給紙する場合、ADF内の搬送路で紙詰まり(ジャム)が発生する場合がある。特許文献1〜4には、自動送り読取モードにて原稿の読み取りを行っている最中に紙詰まりが発生した場合の残りの原稿の読み取り方法について記載されている。
特開2001−136339号公報 特開平06−205167号公報 特開平10−271287号公報 特開2000−089617号公報
しかしながら、特許文献1の方法の場合、紙詰まりの原因となった原稿の画像を再度読み取る動作がないため、その原稿の画像が正しく読み取られていない場合は、印刷物に頁欠損が発生してしまう。特許文献2には、紙詰まりが発生した後の残りの原稿を載置読取モードで読み取る方法が記載されているが、残りの原稿の枚数が大量にある場合、これら全てを載置読取モードで読み取ると、かなり手間と時間がかかってしまう。
特許文献3及び特許文献4の場合、紙詰まりが発生した後の画像の読み取りを、自動送り読取モード又は載置読取モードから選択することができる。このため、自動送り読取モードを選択すれば、紙詰まりが発生した原稿から自動読み取りを再開できる。しかし、一旦紙詰まりを生じた原稿は、皺や折れ、破損が生じていることが多いため、自動送り読取モードによる読取は、再度紙詰まりを発生させるおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、自動送り読取モードで原稿画像の読み取りを行っている最中に紙詰まりが発生した場合に、紙詰まりの原因となった原稿を含めて、残りの原稿の読み取りを正確かつ速やかに行うことを目的とする。
本発明における画像読取装置は、ユーザーの指示が入力される操作部と、原稿トレイに載置された原稿を予め定められた読取位置へ順次搬送し、その後当該原稿を排出トレイへ排出する原稿搬送部と、前記読取位置とは異なる位置に配置され、原稿が載置されるコンタクトガラスと、前記読取位置を通過する原稿、及び前記コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部が読み取った画像を順次記憶する画像記憶部と、前記読取位置を通過する原稿の画像を読み取る自動送り読取モード、または前記コンタクトガラスに載置された原稿を読み取る載置読取モードの何れかのモードで、前記画像読取部に原稿を読み取らせる制御部と、前記原稿搬送部内の紙詰まりの発生及び解除を検出するジャム検出部と、前記原稿搬送部による前記原稿の搬送順を示す枚数をカウントし、前記画像読取部により読み取られた各原稿の画像に対して、カウントされた前記枚数を頁番号として付して、前記画像記憶部に記憶させる頁番号付与部と、前記ジャム検出部が紙詰まりを検出した時に前記頁番号付与部によってカウントされている前記枚数を、紙詰まり頁番号として記憶する紙詰まり頁記憶部と、を備え、前記制御部は、(i)前記画像読取部が前記自動送り読取モードにて画像の読み取りをしている際に前記ジャム検出部が紙詰まりを検出したとき、前記原稿搬送部に前記原稿の搬送を停止させ、(ii)前記原稿の搬送を停止させた後に前記ジャム検出部が紙詰まりの解除を検出すると原稿の搬送を再開するための指示を待つことなく、前記原稿搬送部に前記原稿トレイにある残りの原稿の搬送を再開させて前記画像読取部に前記自動送り読取モードによる原稿の画像の読み取りを行わせるとともに前記操作部を介して前記画像読取部による原稿の読取を開始するための指示を受付けて、前記画像読取部に前記載置読取モードによる原稿の画像の読み取りを行わせ、(iii)当該載置読取モードにて読み取られた原稿の画像には、前記紙詰まり頁記憶部に記憶されている前記紙詰まり頁番号を対応付けて、前記画像記憶部に記憶させるものである。
また、本発明における画像形成装置は、上記画像読取装置と、前記画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に画像形成する画像形成部と、を備え、前記制御部は、前記画像読取部が前記自動送り読取モードにて読み取って前記画像記憶部に記憶される画像を前記画像形成部により順次記録媒体に画像形成させている最中に前記ジャム検出部が紙詰まりを検出したとき、前記画像形成部による前記画像形成を中断させ、その後に行わせる前記画像読取部による前記原稿トレイに残っている原稿の画像を前記自動送り読取モードでの読み取り及び前記載置読取モードでの読み取りの完了後に、当該両読取で得られた画像であって前記画像記憶部に記憶されている画像についての画像形成を前記画像形成部に再開させるものである。
本発明によれば、自動送り読取モードにて画像の読み取りを行っている最中に原稿搬送部内で紙詰まりが発生したら、画像読取部が原稿トレイに載置された残りの原稿を自動送り読取モードにて読み取り、一方、紙詰まりの原因となった原稿の画像は載置読取モードにて読み取る。このため、紙詰まりによって原稿にしわや折れ、破損が出来た場合にはそのしわや折れを伸ばしたり、破損した場合には別のプリンターでその原稿を新たに印刷したりする等、修復後の原稿を読み取らせることができる。これにより、自動送り読取モードで原稿画像の読み取りを行っている最中に紙詰まりが発生した場合に、紙詰まりの原因となった原稿を含めて、残りの原稿の読み取りを正確かつ速やかに行うことができる。
画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像読取及び画像形成の処理の流れを説明したフローチャートである。 画像読取及び画像形成の処理の流れを説明したフローチャートである。 表示部が表示する画面の一例である。 表示部が表示する画面の一例である。 表示部が表示する画面の一例である。 表示部が表示する画面の一例である。 表示部が表示する画面の一例である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。尚、本実施の形態では、電子写真方式を用いた画像形成装置1を例に挙げて説明するが、インクジェット方式等の他の印刷方式を用いた画像形成装置であっても構わない。図1は、本実施の形態における画像形成装置1の構造を示す正面断面図である。
画像形成装置1は、例えば、コピー機、プリンター、スキャナー及びファクシミリ等であってもよいし、これらの機能を備えた複合機であってもよい。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、自動原稿送り装置(ADF)6及び画像読取部5等を備えて構成されている。
画像読取部5は、上面に設けられた原稿を載置するためのコンタクトガラス161、コンタクトガラス161に載置された原稿に光を照射する光源26、原稿からの反射光を第2ミラー22に反射する第1ミラー21、反射光をCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーで構成された撮像素子25へ導く第3ミラー23、レンズ系24及び原稿読取スリット53(読取位置)を有する。
後述する制御部310は、画像読取部5により、自動送り読取モード及び載置読取モードの2つのモードで原稿読取を行わせる。
自動送り読取モードにおいては、制御部310による制御の下、ADF6は、給紙ローラー613及び搬送ローラー615の駆動により、原稿トレイ61に載置された原稿束Sを1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿読取スリット53を介して画像読取部5による読取を可能とした後、排出ローラー618が駆動して排出トレイ66へと排出する。またADF6は、画像読取部5の上面にあるコンタクトガラス161に対して開閉自在であり、ADF6が閉状態にあるときにコンタクトガラス161の上面と対向する面に原稿押さえ板162を有する。
ジャム検出センサー631及び632は、ADF6内の原稿の搬送路における紙詰まりを検出するセンサーである。例えば、当該センサーは、搬送路における原稿の有無を検出する光センサーである。後述する制御部310は、ジャム検出センサー631又は632から原稿有りを示す信号が一定期間以上継続する場合に、当該ジャム検出センサー631又は632の配設位置において紙詰まりが発生していると判断する。
ジャム検出センサー631は原稿読取スリット53より原稿搬送方向上流側、ジャム検出センサー632は原稿読取スリット53より原稿搬送方向下流側に配置されている。ジャム検出センサー631は原稿読取スリット53より原稿搬送方向上流側、ジャム検出センサー632は原稿読取スリット53より原稿搬送方向下流側の紙詰まりを検出可能にする。
また、載置読取モードにおいては、制御部310による制御の下、ユーザーがコンタクトガラス161上に原稿を置いてADF6を閉状態にしてスタートボタン(不図示)を押下すると、後述する制御ユニット31の制御に従って光源26が発光し、この光源26の光がコンタクトガラス161を透過して原稿に照射される。その結果、原稿の反射光がコンタクトガラス161を通して第1ミラー21に入射する。この入射光は、第2ミラー22、第3ミラー23及びレンズ系24を通過した後、撮像素子25へ入射する。
撮像素子25は、制御ユニット31の制御に従って動作し、入射光を電気信号へ変換する。撮像素子25は、主走査方向に配列しており、主走査方向の1ライン分の出力値を得る。
更に、光源26、第1ミラー21、第2ミラー22及び第3ミラー23は、モーター等の駆動部(不図示)によって主走査方向と直交した副走査方向に一定速度で移動する。こうすることで、画像読取部5は原稿の主走査方向1ライン分の出力値を副走査方向に連続して取得し、結果として原稿全体の画像を読み取ることができる。
操作部47は、ユーザーから画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、ユーザーへの操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、制御部310による制御の下、画像読取部5が読み取った画像に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される用紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、そのトナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させる。この後、定着部13が、用紙P上のトナー像を、熱圧着により用紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。そして後述する制御ユニット31が、ユーザーによる指示で指定されたサイズの用紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145を回転駆動させて、各給紙カセットに収容されている用紙Pをニップ部Nに向けて搬送させる。
図2は、画像読取装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット31、操作部47、ADF6、画像記憶部32、画像読取部5及び画像形成部12を備えて構成される。図1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
画像記憶部32は、画像読取部5が読み取ったデータ等を一時的に保存する。
制御ユニット31は、プロセッサー、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASIC等である。制御ユニット31は、制御部310、頁番号付与部311、紙詰まり頁記憶部312及び読取判断部313を備える。
制御部310は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。特に、本実施形態では、制御部310は、画像読取部5により、自動送り読取モード及び載置読取モードの2つのモードで原稿読取を行わせる制御を行う。
頁番号付与部311は、原稿トレイ61に載置された原稿のうちADF6が原稿読取スリット53に向けて給送した枚数をカウントする。例えば、頁番号付与部311は、ADF6に設けられた原稿検知センサーがADF6による原稿の搬送時に原稿を検知する度に、各原稿に連続した頁番号を付与して、読み取られた各原稿の画像に対応付けて記憶する。なお、両面読取の場合は、頁番号付与部311は、1枚の原稿の各面に対してそれぞれ頁番号を付与する。また、頁番号付与部311は、ジャム検出センサー631が原稿の通過を検知するごとに、各原稿に頁番号を付与するようにしてもよい。
紙詰まり頁記憶部312は、紙詰まりが発生した時に画像読取部5による読取対象とされている原稿に対して頁番号付与部311により付与された頁番号を記憶する。
読取判断部313は、原稿読取スリット53を通過した原稿の全体を画像読取部5が正常に読み取ったか否かを判断する。読取判断部313による判断方法の一例として、読取判断部313が画像読取部5の読み取った画像を取得し、読み取った画像のサイズが1頁分に相当することができたら、画像の読み取りが正しく行われたと判断する。
自動送り読取モードでの原稿読取中に、ADF6内で紙詰まりが発生すると、紙詰まり頁記憶部312はその時の頁数を記憶する。そして原稿トレイ61に載置された原稿の搬送が全て終わった後で、制御部310は、画像読取部5に、ユーザーによりコンタクトガラス161上に載置される紙詰まりの原因となった原稿を載置読取モードにて読み取らせる。そして、制御部310は、当該載置読取モードにて読み取られた原稿の画像に、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている頁番号を対応付けて、画像記憶部32に記憶させる。こうすることで、紙詰まりを起こした原稿について正しい頁順で読出及び画像形成が可能になる。
また、紙詰まりを起こした原稿にしわや折れができたり、破損したりした場合に、原稿トレイに載置された原稿が自動読取モードにて読み取られている間に、その原稿の修復(しわを伸ばしたり、別のプリンターで新たに原稿を印刷する等)を行うことができる。
また、画像読取部5によって画像読み取りが終わった後、排出トレイ66に近い位置(排出口の付近)で紙詰まりを起こした場合、その原稿の読み取りは終わっているのだから、再度載置読取モードにて読み取る必要がない。
従って、紙詰まりが原稿読取スリット53より搬送方向下流側で発生し、読取判断部313がその原稿の読み取りが正常に行われたと判断した場合、紙詰まり頁記憶部312はその時の頁番号付与部311がカウントした頁数を記憶せず、制御部310は、画像読取部5による載置読取モードでの当該原稿の読み取りを行わせない。これにより、載置読取モードにて無駄に原稿の読み取りを行うことを防ぐことができる。
図3〜図9を用いて、本実施の形態における画像読取及び画像形成の処理の流れについて説明する。図3及び図4は、処理の流れを示したフローチャートである。そして図5〜図9は、表示部473が表示する画面の一例を示している。なお、以下には、原稿片面読取の場合を説明する。
まず、頁番号付与部311は、例えば制御ユニット31に内蔵されているメモリーに記憶されている変数Nに0を代入する(ステップS11)。変数Nは0以上の整数である。続いて、制御部310は、ADF6の原稿トレイ61にある原稿1枚を原稿読取スリット53へ向けて搬送させる。原稿搬送の度に頁番号付与部311は変数Nを1増加すると共に、制御部310は、画像読取部5に、原稿読取スリット53を通過する原稿の画像を読み取らせる(ステップS12)。制御部310は、読み取られた各原稿の画像に対して、読取時に頁番号付与部311によりカウントされたそれぞれの上記変数を頁番号として対応付けた上で、各原稿の画像を画像記憶部32に記憶させる。
ジャム検出センサー631,632からの出力に基づいて、制御部310がADF6内で紙詰まりが発生したと判断した場合(ステップS13;YES)、制御部310は、表示部473に紙詰まりが発生したことを通知する画面(図5)を表示させる(ステップS14)。そして、制御部310は、ジャム検出センサー631,632からの出力に基づいて、紙詰まりの発生位置が原稿読取スリット53より搬送方向上流側であるか下流側であるかを判断する(ステップS15)。例えば、制御部310は、ジャム検出センサー631が紙詰まりを検出した場合は上流側と判断し、ジャム検出センサー632が紙詰まりを検出した場合は下流側と判断する。
制御部310が、紙詰まりが原稿読取スリット53より下流側で発生したと判断した場合(ステップS15;YES)、読取判断部313は原稿全体が正しく読み取られたか否かを判断する(ステップS16)。読取判断部313が、原稿全体が正しく読み取られていると判断した場合(ステップS16;YES)、処理はステップS18に移行する。
例えば、ADF6の原稿搬送路のうち、読取対象となる原稿の搬送方向下流端が、自動送り読取モード時の読取位置を既に通過している状態で紙詰まりが発生した場合や、原稿読取スリット53より下流側の排出トレイ66に近い位置(例えば、排出口)で紙詰まりが発生した場合は、画像読取部5が紙詰まりの原因となった原稿の画像を既に正しく読み取っている可能性もある。この場合、原稿トレイ61に載置された原稿の読み取りが終わった後、紙詰まりを起こした原稿として画像読取部5が載置読取モードにて再度読み取る必要がない。
従って、ステップS15及びステップS16に示すように、制御部310が、紙詰まりが原稿読取スリット53より下流側で発生したと判断し、かつ、読取判断部313が原稿の画像を正しく読み取ったと判断した場合は、紙詰まり頁記憶部312は、頁番号付与部311のカウント数(変数N)を記憶しない。
制御部310が、紙詰まりの発生位置が原稿読取スリット53より搬送方向上流側であると判断した場合(ステップS15;NO)、または、紙詰まり発生位置は搬送方向下流側であるが、読取判断部313が、原稿全体が正しく読み取られていないと判断した場合は(ステップS16;NO)、紙詰まり頁記憶部312は、頁番号付与部のカウント数(変数N)を紙詰まり頁として記憶する(ステップS17)。
ステップS16でYES、又はステップS17の後、制御部310が、ジャム検出センサー631,632からの出力に基づいて、ステップS13で検出されたADF6内での紙詰まりが解除したと判断した場合(ステップS18;YES)、処理はステップS12に戻る。
そして、制御部310が、原稿トレイ61にある全ての原稿の搬送が終わったと判断するまで(ステップS19;NO)、ステップS12〜ステップS19の処理を繰り返す。なお、紙詰まり頁記憶部312は、複数の原稿について紙詰まりが発生した場合には、紙詰まりが発生した各原稿について頁番号付与部311がカウントしているカウント数(変数N)を紙詰まり頁として記憶しておく。
制御部310は、原稿トレイ61にある全ての原稿の搬送が終わったと判断した場合(ステップS19;YES)、紙詰まり頁記憶部312が紙詰まり頁を記憶しているか否かを判断する(ステップS20)。
ここで、制御部310が、紙詰まり頁記憶部312が紙詰まり頁を記憶していないと判断した場合(ステップS20;NO)、つまりADF6による原稿搬送中に紙詰まりが起こらなかった場合、制御部310は、画像形成部12により、画像記憶部32が記憶する各原稿の頁の画像を用紙に画像形成させ(ステップS24)、処理を終了する。
一方、制御部310が、紙詰まり頁記憶部312が紙詰まり頁を記憶していると判断した場合(ステップS20;YES)、制御部310は、表示部473に、紙詰まりを起こした原稿をコンタクトガラス161上に載置することを通知する画面(図6)を表示させる(ステップS21)。また、制御部310は、図6に示すように、紙詰まり頁記憶部312が記憶している紙詰まり頁を「読取エラー頁」としてメッセージ81に示すように表示部473に表示させる。本実施の形態では、原稿の3頁目と10頁目を読み取る際に紙詰まりが起こったものとして説明する。
紙詰まりを起こした原稿の読み取りをやり直す場合、ユーザーはOKボタン91を押下し、読み取りを行わない場合はキャンセルボタン92を押下する。OKボタン91の押下により次の案内を表示させる指示が制御部310に入力され、キャンセルボタン92の押下により原稿読取をキャンセルする指示が制御部310に入力される。
OKボタン91が押下された場合、制御部310は、紙詰まりを起こした第3頁の原稿をコンタクトガラス161上に載置することを通知する画面(図7)を表示部473に表示させる。ユーザーが原稿をコンタクトガラス161に載置して、OKボタン93又は操作部47にあるスタートボタンを押下すると、制御部310に、原稿読取開始指示が入力され、制御部310は、画像読取部5に、載置読取モードにて原稿画像の読み取りを行わせる(ステップS22)。制御部310は、当該載置読取モードにて読み取られた原稿の画像に、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている頁番号を対応付けて、画像記憶部32に記憶させる(ステップS23)。
例えば、紙詰まりを起こした原稿が2枚(ここでは第3頁、第10頁とする)のとき、上記のようにして画像読取部5がまず1枚の原稿(ここでは第3頁)の読み取りを終えたとき、制御部310は、当該読み取られた原稿の画像に、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている頁番号(第3頁)を対応付けて、画像記憶部32に記憶させる。制御部310は、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている第3頁を示す「3」を消去する。この後、処理はS20に戻る。
制御部310は、紙詰まり頁記憶部312に更なる頁番号が記憶されているか否かを判断し(ステップS20)、紙詰まり頁記憶部312に更なる頁番号(第10頁)が記憶されていると判断した場合には(ステップS20でYES)、読み取るべき更なる原稿が存在するとして、処理はS21に移行する。
そして、制御部310は、紙詰まりを起こした2枚目の原稿である第10頁の原稿をコンタクトガラス161上に載置することを通知する画面(図8)を表示部473に表示させる(ステップS21)。ユーザーが当該原稿をコンタクトガラス161に載置して、図8に示すOKボタン93又は操作部47にあるスタートボタンを押下すると、制御部310に、原稿読取開始指示が入力され、制御部310は、画像読取部5に、載置読取モードにて原稿画像の読み取りを行わせる(ステップS22)。制御部310は、当該載置読取モードにて読み取られた原稿の画像に、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている頁番号(第10頁)を対応付けて、画像記憶部32に記憶させる(ステップS23)。制御部310は、紙詰まり頁記憶部312に記憶されている第10頁を示す「10」を消去する。この後、処理はS20に戻る。
そして、制御部310が、紙詰まり頁記憶部312に更なる頁番号が記憶されていないと判断するに到った場合には(ステップS20でNO)、読み取るべき更なる原稿が存在しないとして(つまり、紙詰まりを起こした原稿の読み取りが全て終了した)、処理はS24に移行する。
この後、制御部310は、画像形成部12に、画像記憶部32が記憶する画像を用紙に画像形成させる(ステップS24)。この画像形成後、処理は終了する。制御部310は、表示部473に、図10に例を示すように、画像形成中(印刷中)であることを示す表示画面を表示させる。
上記のように、この実施形態では、自動送り読取モード中に紙詰まりが発生した場合、ADF6から紙詰まりの原因となった原稿を取り出した後、引き続き自動送り読取モードにて原稿トレイ61に載置された他の原稿の読み取りを行い、その後、紙詰まりの原因となった原稿の画像の載置読取モードにて読み取る。これにより、自動送り読取モードでの原稿の読み取り中に、紙詰まりを起こした原稿にしわや折れが出来た場合にはそのしわを伸ばしたり、破損した場合には別のプリンターでその原稿を新たに印刷したり、ステープルで留められている場合はステープルを外したりする等、原稿修復の作業を行うことができ、原稿読み取りの中断時間をできるだけ無くすことができる。
また、ADF6の原稿搬送路のうち、原稿読取スリット53より下流側の排出トレイ66に近い位置で紙詰まりが発生したが、読取判断部313が紙詰まりの原因となった原稿の画像は正しく読み取られている場合には、画像読取部5による紙詰まりの原因となった原稿の読み取りは上記載置読取モードにては行われない。これにより、無駄な原稿読取の手間を無くすことができる。
尚、本実施の形態では、全ての原稿の読み取りが終わった後で、画像記憶部32が記憶する画像を画像形成部12が用紙に画像形成することとして説明した。しかし、画像読取部5が1枚の原稿の読み取りを終えると、即座に画像形成部12が読み取った画像を用紙に画像形成するようにしてもよい。
この場合、制御部310による制御の下、自動送り読取モードで読み取り中に原稿の紙詰まりが発生するまでは、画像読取部5が原稿1枚の読み取りを行うと、即座に画像形成部12が画像記憶部32に記憶されている当該原稿の画像を用いて画像の画像形成を行う。そして紙詰まりが発生すると、画像形成部12は画像形成を中断し、画像読取部5が残りの原稿を自動送り読取モードで読み取った後、紙詰まりの原因となった原稿については、この後に載置読取モードで読み取る。この後、画像形成部12は、画像記憶部32に記憶されている、上記中断後に読み取られた各原稿の画像形成を実行する。
すなわち、制御部310は、画像読取部5が自動送り読取モードにて読み取って画像記憶部32に記憶される画像を画像形成部12により順次用紙に画像形成させている最中に紙詰まりを検出したとき、画像形成部12による当該画像形成を中断させ、その後に行わせる画像読取部5による原稿トレイ61に残っている原稿の画像を自動送り読取モードでの読み取り及び載置読取モードでの読み取りの完了後に、当該両読取で得られた画像であって画像記憶部32に記憶されている画像についての画像形成を画像形成部12に再開させる。
これにより、紙詰まりが生じて、紙詰まりが生じた原稿の読取を上記のようにしてやり直す場合に、読み取った全ての画像についての画像形成に要する時間を短縮することができる。
1 画像形成装置
12 画像形成部
161 コンタクトガラス
31 制御ユニット
310 制御部
311 頁番号付与部
312 紙詰まり頁記憶部
313 読取判断部
32 画像記憶部
47 操作部
473 表示部
5 画像読取部
53 原稿読取スリット
6 ADF
61 原稿トレイ
631、632 ジャム検出センサー

Claims (4)

  1. ユーザーの指示が入力される操作部と、
    原稿トレイに載置された原稿を予め定められた読取位置へ順次搬送し、その後当該原稿を排出トレイへ排出する原稿搬送部と、
    前記読取位置とは異なる位置に配置され、原稿が載置されるコンタクトガラスと、
    前記読取位置を通過する原稿、及び前記コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部が読み取った画像を順次記憶する画像記憶部と、
    前記読取位置を通過する原稿の画像を読み取る自動送り読取モード、または前記コンタクトガラスに載置された原稿を読み取る載置読取モードの何れかのモードで、前記画像読取部に原稿を読み取らせる制御部と、
    前記原稿搬送部内の紙詰まりの発生及び解除を検出するジャム検出部と、
    前記原稿搬送部による前記原稿の搬送順を示す枚数をカウントし、前記画像読取部により読み取られた各原稿の画像に対して、カウントされた前記枚数を頁番号として付して、前記画像記憶部に記憶させる頁番号付与部と、
    前記ジャム検出部が紙詰まりを検出した時に前記頁番号付与部によってカウントされている前記枚数を、紙詰まり頁番号として記憶する紙詰まり頁記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    (i)前記画像読取部が前記自動送り読取モードにて画像の読み取りをしている際に前記ジャム検出部が紙詰まりを検出したとき、前記原稿搬送部に前記原稿の搬送を停止させ、
    (ii)前記原稿の搬送を停止させた後に前記ジャム検出部が紙詰まりの解除を検出すると原稿の搬送を再開するための指示を待つことなく、前記原稿搬送部に前記原稿トレイにある残りの原稿の搬送を再開させて前記画像読取部に前記自動送り読取モードによる原稿の画像の読み取りを行わせるとともに前記操作部を介して前記画像読取部による原稿の読取を開始するための指示を受付けて、前記画像読取部に前記載置読取モードによる原稿の画像の読み取りを行わせ、
    (iii)当該載置読取モードにて読み取られた原稿の画像には、前記紙詰まり頁記憶部に記憶されている前記紙詰まり頁番号を対応付けて、前記画像記憶部に記憶させる画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記ジャム検出部が紙詰まりの解除を検出したとき、前記画像読取部による前記載置読取モードでの原稿の画像の読み取りよりも、前記原稿搬送部による前記原稿トレイにある残りの原稿の搬送及び前記画像読取部による前記自動送り読取モードでの原稿の画像の読み取りを先に行わせる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取部が原稿の画像を正常に読み取ったか否かを判断する読取判断部を更に備え、
    前記ジャム検出部が、前記読取位置よりも原稿搬送方向下流側にて紙詰まりを検出し、且つ前記読取判断部が当該紙詰まりの原因となった原稿の画像を正常に読み取ったと判断した場合、前記制御部は、前記紙詰まり番号を前記紙詰まり頁記憶部に記憶させず、かつ、前記画像読取部による当該紙詰まりの原因となった原稿の画像についての前記載置読取モードによる読取を行わせない請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に画像形成する画像形成部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像読取部が前記自動送り読取モードにて読み取って前記画像記憶部に記憶される画像を前記画像形成部により順次記録媒体に画像形成させている最中に前記ジャム検出部が紙詰まりを検出したとき、前記画像形成部による前記画像形成を中断させ、その後に行わせる前記画像読取部による前記原稿トレイに残っている原稿の画像を前記自動送り読取モードでの読み取り及び前記載置読取モードでの読み取りの完了後に、当該両読取モードで得られた画像であって前記画像記憶部に記憶されている画像についての画像形成を前記画像形成部に再開させる画像形成装置。
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