JP5748703B2 - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被画像形成媒体に対して折り処理を行う折り部を有する後処理装置、及び、その後処理装置を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置には、用紙(被画像形成媒体)に対して画像を形成する画像形成装置本体と、画像形成装置本体から搬送された用紙に対して折り処理等を行う後処理装置とを備えるものがある。その後処理装置は、折り処理が行われた用紙(用紙束)を排出部から外部に排出して、その用紙を排出トレイに垂直方向に重ねて載置する。
ここで、後処理装置として、排出トレイが用紙(用紙束)によって満杯になった場合(排出部が用紙束で塞がれた場合)に、排出部を構成する機構にスリップを生じるものがある。そのような後処理装置は、そのスリップの量が閾値を超えた場合に、排出トレイが用紙によって満杯になっていると判断する(特許文献1参照)。
特開2009−155109号公報
後処理装置によって折り処理が行われた用紙(用紙束)は、その用紙の厚さ及び用紙の枚数等によって折り曲げられた部分が広がって、用紙全体として厚さ方向に広がる可能性がある。この場合、少数の用紙(一例として、1から3部程度)が排出トレイに載置されていても、特許文献1に記載された後処理装置の排出部が用紙で塞がれてしまい、排出部の機構にスリップが発生する可能性がある。このため、特許文献1に記載された後処理装置は、排出トレイが用紙束で満杯になっていなくとも、排出トレイが用紙束によって満杯になったと判断して、折り処理を継続できなくなるおそれがある。すなわち、特許文献1に記載された後処理装置は、折り処理が停止する可能性がある。
本発明は、折り処理の不要な停止を抑制することが可能な後処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、その後処理装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、被画像形成媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送された被画像形成媒体に対して折り処理を行う折り部と、前記折り部によって折り処理が行われた被画像形成媒体を後処理装置の外部に排出する排出部と、前記排出部よりも垂直方向の下側に配置され、前記排出部から排出された被画像形成媒体が垂直方向に重なって載置される載置部と、前記載置部に載置された被画像形成媒体の少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する検知部と、前記載置部に載置される被画像形成媒体を垂直方向の下方に向けて間欠的に押圧する押圧部と、前記検知部によって被画像形成媒体の少なくとも一部が前記所定の高さよりも高くなっていることが検知された場合に、前記載置部に載置された被画像形成媒体を間欠的に押圧するよう押圧部を制御する押圧制御部と、を備える後処理装置に関する。
本発明によれば、折り処理の不要な停止を抑制することが可能な後処理装置を提供することができる。
画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。 折り部の構成を説明するための図である。 検知センサーについて説明するための図である。 コピー機の機能構成を示すブロック図である。 後処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。 変形例について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1について説明する。まず、コピー機1の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。図2は、折り部190の構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態のコピー機1は、用紙Tにトナー画像を形成するコピー機本体2と、コピー機本体2の用紙排出側に配置され、トナー画像が形成された用紙Tに対してパンチ処理、ステープル処理、折り処理を行う後処理装置100とを備える。
コピー機本体2は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、トナー画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Automatic Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラー12と、ガイド13と、タイミングローラー対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラー12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラー対14に供給する。タイミングローラー対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーである。
用紙搬送部30は、第2送りローラー31と、第3送りローラー32と、レジストローラー対33と、切換部39と、第1用紙排出部34と、第2用紙排出部38とを備える。第2送りローラー31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。第3送りローラー32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。レジストローラー対33は、転写部50にトナー画像が到達するタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラー対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。切換部39は、第1用紙排出部34及び第2用紙排出部38のいずれか一方に定着部60から搬出された用紙Tを搬送するように、用紙Tの搬送方向を切り換える。第1用紙排出部34及び第2用紙排出部38は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。第1用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、第1用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
トナー画像形成部40は、トナー画像を形成するためのものであり、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラー47と、中間転写ベルト48と、対向ローラー49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザースキャナーユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
1次転写ローラー47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、トナー画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラー47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラー49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラーである。
転写部50は、2次転写ローラー51を備える。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に関して対向ローラー49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラー49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
後処理装置100は、用紙搬送部110と、パンチ部120と、ステープル部130と、折り部190とを備える。
用紙搬送部110(本発明の「搬送部」に対応する)は、搬入部111と、分岐ガイド112と、第1排出部113とを備える。搬入部111は、コピー機本体2の第2用紙排出部38から排出された用紙Tを後処理装置100の内部に搬入して、その用紙Tをパンチ部120に搬送する。分岐ガイド112は、パンチ部120から排出された用紙Tの搬送方向を第1排出部113及びステープル部130のいずれか一方に切り換える。第1排出部113は、パンチ部120から排出された用紙T及びステープル部130から排出された用紙Tを後処理装置100から排出する。第1排出部113における後処理装置100の外側には、メイントレイ114が配置される。メイントレイ114には、第1排出部113から排出された用紙Tが積層して集積される。
パンチ部120は、用紙Tを綴じるために用いられる孔を形成する(パンチ処理)。パンチ部120は、用紙Tに対して垂直方向に移動可能に設けられたパンチ刃121を備える。パンチ部120は、搬送されてきた用紙Tがパンチ刃121の下方において停止した場合に、パンチ刃121を垂直方向に移動させて用紙Tを貫通させることにより、用紙Tにパンチ孔を形成する。
ステープル部130は、用紙Tをステープル(綴じ針)により綴じ止めする(ステープル処理)ものであり、用紙受台131と、受止部132と、ステープル処理部133と、搬送ローラー134とを備える。用紙受台131は、分岐ガイド112の切り換えによってパンチ部120から搬入される複数の用紙Tを一時的に貯留する。受止部132は、用紙受台131に搬入された用紙Tの下端部を受け止めて保持する。ステープル処理部133は、用紙受台131に一時的に貯留される用紙Tの端付近又は中央付近に移動して、用紙Tの端付近又は中央付近にステープル処理を行う。搬送ローラー134は、用紙Tの中央付近にステープル処理が行われた(中綴じされた)用紙束を用紙受台131から折り部190に搬送する。
折り部190は、用紙搬送部110によって搬送された用紙Tに対して折り処理を行う。例えば、折り部190は、中綴じされた用紙束(用紙)を中央付近から2つ折りにする(折り処理)ものである。折り部190については、図1及び図2を参照して詳述する。以下の説明においては便宜上、「用紙T」には、用紙Tの束を含むものとする。
図1に示すように、折り部190は、用紙搬送部110の下流側に配置される。折り部190には、例えば、1枚の用紙Tや、ステープル処理が行われた用紙Tの束が導入される。折り部190は、導入された用紙Tに折り処理を行う。そして、折り部190は、折り処理が行われた用紙Tを、後処理装置100の一側面の下部に設けられた下部排出トレイ145に排出する。下部排出トレイ145(本発明の「載置部」に対応する)は、第2排出部230(本発明の「排出部」に対応する)よりも垂直方向(矢印Z方向)の下側に配置され、第2排出部230から排出された用紙Tが垂直方向に重なって載置される。
折り部190は、シート搬入路200(図1、図2参照)と、シート載置面202(載置面)(図2参照)を有するシート載置部材201(載置部)(図2参照)と、貫通部204(図2参照)と、整合部210(図1参照)と、押出部材211(図1参照)と、受止部材212(図1参照)と、折り処理部220(図1、図2参照)と、排出搬送路240(図1、図2参照)と、第2排出部230(図1、図2参照)と、を備えている。
シート搬入路200は、搬送路を搬送されてきた用紙Tを、折り部190内に搬入するための搬入路である。図1に示すように、シート搬入路200は、折り部190の右方上部に配置される。シート搬入路200は、シート載置部材201(シート載置面202)に向けて用紙Tを搬送する。
シート載置部材201は、用紙搬送部110の一部を構成し、シート状の用紙Tを載置可能なシート載置面202を有する。シート載置部材201は、上流側シート載置部材201Aと、下流側シート載置部材201Bと、貫通部204と、を備える。
上流側シート載置部材201Aは、上流側シート載置面202Aを有する。また、下流側シート載置部材201Bは、下流側シート載置面202Bを有する。
上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、搬入された用紙Tに対して折り処理を行うために、用紙Tを載置するための部材である。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、折り部190の内部の右上方から左下方に延びるように配置される。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、後述する貫通部204を挟んで配置される。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、板状の部材で構成される。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、シートの搬送方向において一直線状になるように配置される。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに載置された用紙Tは、貫通部204を挿通した折り部材222により、折りローラー対223の第1ニップN1に送り込まれる。
貫通部204は、上流側シート載置部材201Aと下流側シート載置部材201Bとの間に配置される。貫通部204は、折り部材222を挿通させるための貫通孔である。
整合部210は、搬入された用紙Tに的確に折り処理を行えるように、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bにおける用紙Tの位置を整合するために設けられている。整合部210は、用紙Tの搬送方向と平行な方向(図1における左下がり方向)及び用紙Tの搬送方向と直交する方向に用紙Tの整合を行う。
図1に示すように、押出部材211及び受止部材212は、用紙Tの搬送方向における用紙Tの先端と後端とを整合するために設けられる。押出部材211は、シートの搬送方向の上流側に配置される。受止部材212は、シートの搬送方向の下流側に配置される。
押出部材211は、断面が略L字状になるように形成されている。そして、上流側シート載置部材201Aの下方には、駆動プーリー213及び従動プーリー214が配置される。駆動プーリー213及び従動プーリー214には、無端状ベルト215が掛け渡される。押出部材211は、無端状ベルト215に取り付けられている。また、押出部材211は、上流側シート載置部材201Aの幅方向の略中央の位置において、上流側シート載置部材201Aの上から突出する。
駆動プーリー213は、上流側シート載置部材201Aにおけるシートの搬送方向の略中央部に対応する位置に配置される。従動プーリー214は、上流側シート載置部材201Aの上流側端部の近傍に配置される。また、駆動プーリー213には、モーター(不図示)からの回転駆動力が、駆動機構(不図示)により伝達される。駆動プーリー213及び従動プーリー214は、正逆回転自在となっている。駆動プーリー213が回転駆動すると、無端状ベルト215を介して、従動プーリー214が従動回転する。これにより、押出部材211は、上流側シート載置部材201Aの上から突出すると共に、シートの搬送方向と平行な方向に移動する。
受止部材212は、断面が略L字状になるように形成されている。そして、下流側シート載置部材201Bの下方に、駆動プーリー216及び従動プーリー217が配置される。駆動プーリー216及び従動プーリー217には、無端状ベルト218が掛け渡されている。受止部材212は、無端状ベルト218に取り付けられている。また、受止部材212は、下流側シート載置部材201Bの幅方向の略中央の位置において、下流側シート載置部材201Bの上から突出するようになっている。
駆動プーリー216は、下流側シート載置部材201Bの上流側端部の近傍に配置される。従動プーリー217は、下流側シート載置部材201Bの下流側端部の近傍に配置される。また、駆動プーリー216には、モーター(不図示)からの回転駆動力が、駆動機構(不図示)により伝達される。駆動プーリー216及び従動プーリー217は、正逆回転自在となっている。駆動プーリー216が回転駆動すると、無端状ベルト218を介して、従動プーリー217が従動回転する。これにより、受止部材212は、下流側シート載置部材201Bの上から突出すると共に、シートの搬送方向と平行な方向に、下流側シート載置部材201Bの全長に亘って移動する。
押出部材211及び受止部材212を用紙Tのサイズ(搬送方向の長さ)に合わせて移動させることで、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに搬入された用紙Tの位置は、シートの搬送方向と平行な方向、すなわち、用紙Tの長さ方向に整合される。
幅合わせ部材(不図示)は、用紙Tの搬送方向と直交する方向、すなわち用紙Tの幅方向に用紙Tの整合を行うための部材である。幅合わせ部材は、用紙Tの搬送方向と平行な方向に一対設けられる。一対の幅合わせ部材は、シートの搬送方向に折り部材222を挟んで、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bの上に、幅方向に間隔をおいて配置される。一対の幅合わせ部材により、用紙Tの幅合わせ及び斜行補正が行われる。上流側シート載置部材201Aの上に設けられた一対の幅合わせ部材は、ラックアンドピニオン機構(不図示)を有している。このラックアンドピニオン機構は、正逆回転自在なモーター(不図示)に連結されて駆動される。
ラックアンドピニオン機構及びモーターにより、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bの上に搬入される用紙Tのサイズ(幅方向の長さ)に合わせて、幅合わせ部を移動させることで、用紙Tの幅合わせ及び斜行補正といった整合がなされる。
折り処理部220は、第1ニップN1(後述)において用紙Tに折り目を形成する。また、折り処理部220は、折り目が形成された用紙Tを第2排出部230に向けて送り出す。折り処理部220は、折り部材222と、折りローラー対223と、を備える。
折り部材222は、用紙Tに当接して折り処理をするための部材である。折り部材222は、シート載置部材201に用紙Tが配置された状態で初期位置(図1参照)から突出位置(図2参照)に移動することで、用紙Tを折り曲げながら移動させる。具体的には、折り部材222は、用紙Tを押し出すようにして当接し、用紙Tを撓ませながら(折りながら)第1ニップN1に送り込む。折り部材222は、シートの搬送方向及びシートの幅方向を含むシート載置面202に対して略直交する方向に沿って移動する。
折りローラー対223は、シート載置部材201におけるシート載置面202側に配置される。折りローラー対223は、本実施形態において、折り部材222の上方に配置される。折りローラー対223は、第1ローラー223Aと、第2ローラー223Bとを有する。折りローラー対223を構成する第1ローラー223A及び第2ローラー223Bは、いずれも、不図示の回転駆動機構を介して回転駆動されるようになっている。第1ローラー223Aと第2ローラー223Bとの間には、第1ニップN1が形成される。折りローラー対223は、折り部材222が突出位置に位置した状態において、折り曲げられた用紙Tと共に折り部材222を挟み込むようにして受け入れる。
排出搬送路240は、折りローラー対223によって折り曲げられた用紙Tを第2排出部230に向けて搬送するための搬送路である。
第2排出部230は、折り部190によって折り処理が行われた用紙Tを後処理装置100の外部に排出する。第2排出部230は、折り処理が行われた用紙Tを後処理装置100の外部に排出するための下部排出ローラー対231(本発明の「排出ローラー対」に対応する)を備える。下部排出ローラー対231は、下部排出トレイ145の基端部の上方に配置される。下部排出ローラー対231は、第1下部排出ローラー231A及び第2下部排出ローラー231Bからなる。第1下部排出ローラー231A及び第2下部排出ローラー231Bは、第1下部排出ローラー231Aを上にして、上下に連なるようにして回転可能に支持されている。第1下部排出ローラー231Aは、従動ローラーからなり、上下方向に移動可能となっている。第2下部排出ローラー231Bは、駆動ローラーからなる。駆動ローラーからなる第2下部排出ローラー231Bは、不図示のローラー回転駆動機構を介して回転駆動されるようになっている。
第1下部排出ローラー231Aは、下部排出ローラー対231に導入される折り処理済みの用紙Tの厚さや用紙Tが有する腰に応じて、上下方向に移動する。このように構成することで、折り処理毎に用紙Tの厚さや腰が異なった場合にも対応でき、用紙Tの詰まりや用紙Tの腰の折れを抑制できる。
また、第2排出部230には、押圧部301と、検知センサー302とが配置される。図3は、検知センサー302について説明するための図である。
押圧部301は、下部排出ローラー対231の近傍に配置される。押圧部301は、下部排出トレイ145に載置される用紙Tを垂直方向の下方に向けて間欠的に押圧する。
具体的には、押圧部301は、回転軸部301Aと、押圧部材301Bとを備える。
回転軸部301Aは、下部排出ローラー対231を構成する第2下部排出ローラー231B(本発明の「一方のローラー」に対応する)と同軸に配置される。回転軸部301Aは、上述したローラー回転駆動機構を介して回転駆動されるようになっているが、例えば、第2下部排出ローラー231Bの軸に貫通して支持され、第2下部排出ローラー231Bの回転とは独立して回転する構成であってもよい。これにより、コピー機1は、押圧部材301B専用の回転軸部301Aを支持する構成を後処理装置100に別途配置する必要がない。
押圧部材301Bは、回転軸部301Aに取り付けられる。押圧部材301Bは、例えば、ゴムや樹脂製のフィルム等の弾性材料からなる板状部材又は棒状部材等である。また、押圧部材301Bは、回転軸部301Aの回転に伴って、図2に示す矢印B方向に回転して用紙Tを押圧する。すなわち、押圧部材301Bは、第2排出部230の近傍に用紙Tが存在する場合に、連続的に回転することで用紙Tを垂直方向の下側に向けて間欠的に押圧する。ここで、押圧部301は、本実施形態では1つが配置されているが、他の実施形態では複数であってもよい。
検知センサー302は、下部排出ローラー対231よりも用紙Tの排出側(後処理装置100の外側)に配置される。検知センサー302は、例えば、板状部材又は棒状部材等により構成される検知部材302Aを備える。検知部材302Aは、図3(A)に示すように下端部が用紙Tの搬送方向に回動できるように、上端部が第2排出部230(後処理装置100の筐体)に取り付けられている。
図3(A)に示すCの位置は、検知部材302Aの初期位置である。検知部材302Aは、下部排出ローラー対231によって用紙Tが後処理装置100の外部に排出される場合、上端部を支点として、下端部が図3(A)に示す下流方向(Dの位置)に移動する。そして、検知部材302Aは、用紙Tが下部排出トレイ145に載置されると、初期位置に戻る。一方、下部排出トレイ145に載置される用紙Tの少なくとも一部が所定の高さ(下部排出トレイ145から検知部材302Aの下端までの距離)よりも高くなった場合には、検知部材302Aは、図3(B)に示すように、用紙Tによって移動が妨げられるため、初期位置に戻らない。すなわち、検知部材302Aは、用紙Tによって移動が妨げられるため、図3(A)に示すEからDの間の位置で移動が停止する。
さらに、検知センサー302は、検知部材302Aの位置を検出する検出部302Bを備える。すなわち、検出部302Bは、検知部材302Aが初期位置(図3(A)に示すCの位置)にあるのか、用紙Tの満杯を検知する位置(図3(A)に示すDからEの間の位置)にあるのかを検出する。検出部302Bは、例えば、検知部材302Aの上端部に第2排出部230に取り付けられた発光部及び受光部からなるPI(フォトインタラプター)センサー(図示せず)によって、検知部材302Aに突設された遮光板(図示せず)がPIセンサーの発光部及び受光部の間の光路を遮断若しくは開放することに基づいて、検知部材302Aの位置を検出する。検出部302Bは、検出結果を後述する検知部151に送信する。
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図4は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。
コピー機本体2は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、トナー画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、トナー画像形成部40、転写部50及び定着部60により画像形成部3が構成される。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
さらに、コピー機本体2は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、主制御部90とを備える。
操作部70は、テンキー(図示せず)、タッチパネル(図示せず)及びスタートキー(図示せず)等を備える。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。タッチパネルは、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等)や、パンチ処理、ステープル処理又は折り処理を実行させる機能)が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネルに表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を主制御部90に供給する。
記憶部80は、ハードディスクや半導体メモリー等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
主制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、画像形成部3、操作部70及び後処理制御部150等を制御する。
後処理装置100は、上述した構成要素(例えば、用紙搬送部110、パンチ部120、ステープル部130及び折り部190等)を備える。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。さらに、後処理装置100は、上述した構成要素に加えて、後処理制御部150を備える。
後処理制御部150は、用紙搬送部110と、パンチ部120と、ステープル部130と、折り部190とを制御する。
また、後処理制御部150は、検知部151と、押圧制御部152と、搬送制御部153とを備える。
検知部151は、下部排出トレイ145に載置された用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する。すなわち、検知部151は、検出部302Bの検出結果に基づいて、用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する。
押圧制御部152は、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高くなっていることが検知(第1回目の検知)された場合に、下部排出トレイ145に載置された用紙Tを間欠的に押圧するよう押圧部301を制御する。すなわち、押圧制御部152は、上述したローラー回転駆動機構や押圧部301専用の回転駆動機構を介して回転駆動を回転軸部301Aに伝達させる。これにより、回転軸部301Aは、図2に示す矢印B方向に連続的に回転する。さらに、押圧部材301Bは、回転軸部301Aの回転に伴って回転し、下部排出トレイ145に載置される用紙Tを間欠的に押圧する。
搬送制御部153は、押圧部301によって用紙Tが間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えた場合に、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことがさらに検知(第2回目の検知)されると、用紙Tを折り部190に搬送することを停止するよう用紙搬送部110を制御する。すなわち、検知部151によって第1回目の検知が行われたことに基づいて、押圧部301が間欠的に用紙Tを押圧した場合でも、依然として検知部151によって用紙Tが検知される(第2回目の検知)場合には、下部排出トレイ145が用紙Tで満杯になっているとして、搬送制御部153は、折り部190への用紙Tの供給を停止させるよう用紙搬送部110を制御する。
一方、搬送制御部153は、押圧部301によって用紙Tが間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えた場合に、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことがさらに検知(第2回目の検知)されなければ、用紙Tを折り部190に搬送するよう用紙搬送部110を制御する。すなわち、検知部151によって第1回目の検知が行われたことに基づいて、押圧部301が間欠的に用紙Tを押圧することにより、検知部151によって用紙Tが検知されなくなった場合には、用紙Tの折れ曲がりに起因する用紙Tの厚さ方向への広がりが抑制されたとして、搬送制御部153は、折り部190への用紙Tの供給を継続させるよう用紙搬送部110を制御する。
ここで、上述した押圧部301によって用紙Tが間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えたか否かは、押圧制御部152によって判断される。押圧制御部152は、所定の回数を、折り処理で折り曲げる用紙Tの枚数、用紙Tの平面サイズ、及び用紙Tの厚みに基づいて決定する。すなわち、押圧制御部152は、所定の回数を、折り部190によって折り処理を行う1部(用紙束)を構成する用紙の枚数、その用紙束を構成する用紙の平面サイズ、及び、その用紙束を構成する各用紙の厚みに基づいて決定する。より具体的には、押圧制御部152は、所定の回数を、直前に第2排出部230から排出された用紙Tの枚数、その用紙Tの平面サイズ、及びその用紙Tの厚みに基づいて決定する。すなわち、押圧制御部152は、検知部151によって第1回目の検知が行われた時に第2排出部230から排出された用紙T(第1回目の検知の原因となった用紙T)の枚数、その用紙Tの平面サイズ、及びその用紙Tの厚みに基づいて、所定の回数を決定する。
次に、本実施形態における後処理装置100(コピー機1)の動作について説明する。図5は、後処理装置100(コピー機1)の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST1において、折り部190は、後処理制御部150の制御に基づいて折り処理を行う。
ステップST2において、検知部151(後処理制御部150)は、用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いか否かを判断するために、検出部302Bの遮光板を検知したか否かを判断する。遮光板を検知しない場合(用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高くない場合)(NO)には、後処理制御部150は、処理をステップST1に戻す。遮光板を検知した場合(用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高い場合)(YES)には、後処理制御部150は、処理をステップST3に進める。
ステップST3において、押圧部301は、押圧制御部152(後処理制御部150)の制御に基づいて、用紙Tを間欠的に押圧する。
ステップST4において、押圧制御部152(後処理制御部150)は、ステップST3の押圧の回数が所定の回数を超えたか否かを判断する。押圧回数が所定の回数を超えていない場合(NO)には、後処理制御部150は、処理をステップST3に戻す。押圧回数が所定の回数を超えている場合(YES)には、後処理制御部150は、処理をステップST5に進める。
ステップST5において、検知部151(後処理制御部150)は、用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いか否かを判断するために、検出部302Bの遮光板を検知したか否かを判断する。遮光板を検知した場合(用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高い場合)(YES)には、後処理制御部150は、処理をステップST6に進める。遮光板を検知しない場合(用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高くない場合)(NO)には、後処理制御部150は、処理をステップST7に進める。
ステップST6において、搬送制御部153(後処理制御部150)は、用紙搬送部110による折り部190への用紙Tの搬送を停止させる。
ステップST7において、搬送制御部153(後処理制御部150)は、用紙搬送部110による折り部190への用紙Tの搬送を継続させる。
ステップST6及びステップST7の後、後処理制御部150は、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の後処理装置100(コピー機1)によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態の後処理装置100(コピー機1)は、下部排出トレイ145に載置された用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する検知部151と、下部排出トレイ145に載置される用紙Tを垂直方向の下方に向けて間欠的に押圧する押圧部301と、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高くなっていることが検知された場合に、下部排出トレイ145に載置された用紙Tを間欠的に押圧するよう押圧部301を制御する押圧制御部152と、を備える。後処理装置100(コピー機1)は、用紙Tを間欠的に押圧することにより、用紙Tが厚み方向に広がっている場合にはその広がりを狭めることができるので、用紙Tを載置する空間を確保することができる。よって、後処理装置100(コピー機1)は、その空間に用紙Tを供給することができるので、折り部190による折り処理の継続することができる。すなわち、後処理装置100(コピー機1)は、折り部190による折り処理の継続性を向上させることができる。後処理装置100(コピー機1)は、下部排出トレイ145に載置された用紙Tについての満杯検知の精度を向上させることができる。
また、後処理装置100(コピー機1)は、下部排出ローラー対231(第2下部排出ローラー231B)と押圧部301(回転軸部301A)とを同軸に配置する。これにより、後処理装置100(コピー機1)は、下部排出ローラー対231(第2下部排出ローラー231B)と押圧部301(回転軸部301A)とを同一の駆動部によって駆動させることができるので、押圧部材301B専用の支持部を後処理装置100に別途配置する必要がない。
後処理装置100(コピー機1)は、押圧部301によって用紙Tが間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えた場合に、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことがさらに検知されると、折り部190への用紙Tの搬送を停止する。これにより、後処理装置100(コピー機1)は、第2排出部230において用紙Tが詰まること防ぐことができる。
一方、後処理装置100(コピー機1)は、押圧部301によって用紙Tが間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えた場合に、検知部151によって用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことがさらに検知されなければ、折り部190への用紙Tの搬送を継続する。これにより、後処理装置100(コピー機1)は、折り部190による折り処理の継続性を確保することができる。
後処理装置100(コピー機1)は、所定の回数を、折り処理で折り曲げる用紙Tの枚数、平面サイズ及び厚みに基づいて決定する。具体的には、後処理装置100(コピー機1)は、所定の回数を、直前に第2排出部230から排出された用紙Tの枚数、平面サイズ及び厚みに基づいて決定する。用紙Tの枚数、平面サイズ及び厚みに応じて、折り処理が行われた用紙Tは厚さ方向で広がりが変化する。これにより、下部排出トレイ145に載置される用紙Tの状態が変化する。よって、後処理装置100(コピー機1)は、用紙Tの状態に応じて所定の回数を適切な回数に設定できるので、下部排出トレイ145に載置された用紙Tについての満杯検知を適切に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、押圧部材301Bが連続的に回転する構成について説明した、しかしながら、本発明は、この構成に限定されることはない。すなわち、押圧部材301Bは、押圧制御部152の制御に基づいて、用紙Tが下部排出ローラー対231によって排出されているときに、すでに下部排出トレイ145に載置された用紙Tにより第2排出部230が塞がれないように略水平となる位置(図6に示すFの位置)でいったん停止してもよい。
検知センサー302は、上述した実施形態に限定されることはない。一例として、検知センサーは、反射型センサーであってもよい。この変形例の場合、反射型センサーは、下部排出トレイ145の上方に配置される。反射型センサーは、検知部材302Aに突設された反射板に向けて光を照射し、反射光の受光量に基づいて、検知部材302Aの位置を検出して、下部排出トレイ145に載置された用紙Tの少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する。
また、押圧部301は、上述した実施形態に限定されることはない。一例として、押圧部301は、アクチュエーターを備える構成であってもよい。この変形例の場合、押圧部は、アクチュエーターに含まれる押圧材を垂直方向(上方向及び下方向)に連続的に移動させることにより、用紙Tを間欠的に押圧する。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙に転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナー機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンターであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被画像形成媒体は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
また、本発明の後処理装置は、画像形成装置に配されるものに限定されることはない。すなわち、本発明の後処理装置は、独立して用紙を折り処理する装置であってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、2…コピー機本体、100…後処理装置、110…用紙搬送部、140…折り部、150…後処理制御部、145…下部排出トレイ(載置部)、151…検知部、152…押圧制御部、153…搬送制御部、230…排出部、301…押圧部、302…検知センサー

Claims (4)

  1. 被画像形成媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送された被画像形成媒体に対して折り処理を行う折り部と、
    前記折り部によって折り処理が行われた被画像形成媒体を後処理装置の外部に排出する排出部と、
    前記排出部よりも垂直方向の下側に配置され、前記排出部から排出された被画像形成媒体が垂直方向に重なって載置される載置部と、
    前記載置部に載置された被画像形成媒体の少なくとも一部が所定の高さよりも高いことを検知する検知部と、
    前記載置部に載置される被画像形成媒体を垂直方向の下方に向けて間欠的に押圧する押圧部と、
    前記検知部によって被画像形成媒体の少なくとも一部が前記所定の高さよりも高くなっていることが検知された場合に、前記載置部に載置された被画像形成媒体を間欠的に押圧するよう前記押圧部を制御する押圧制御部と、
    前記押圧部によって被画像形成媒体が間欠的に押圧される回数が所定の回数を超えた場合に、前記検知部によって被画像形成媒体の少なくとも一部が前記所定の高さよりも高いことがさらに検知されると、被画像形成媒体を前記折り部に搬送することを停止するよう前記搬送部を制御する一方、前記検知部によって被画像形成媒体の少なくとも一部が前記所定の高さよりも高いことがさらに検知されなければ、被画像形成媒体を前記折り部に搬送するよう前記搬送部を制御する搬送制御部と、を備え、
    前記押圧制御部は、前記所定の回数を、折り処理で折り曲げる被画像形成媒体の枚数、平面サイズ及び厚みに基づいて決定する
    後処理装置。
  2. 前記排出部は、折り処理が行われた被画像形成媒体を後処理装置の外部に排出するための排出ローラー対を備え、
    前記押圧部は、
    前記排出ローラー対を構成する一方のローラーと同軸に配置される回転軸部と、
    前記回転軸部に取り付けられ、前記回転軸部の回転に伴って回転して被画像形成媒体を押圧する回転部材と、を備える
    請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記押圧制御部は、前記所定の回数を、直前に前記排出部から排出された被画像形成媒体の枚数、平面サイズ及び厚みに基づいて決定する
    請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の後処理装置と、
    前記後処理装置に対して画像が形成された被画像形成媒体を供給する画像形成装置本体と、
    を備える画像形成装置。
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