JP5476247B2 - 重ね板ばね用サイレンサ - Google Patents

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Description

本発明は、重ね板ばね用サイレンサに係り、特に、各種特性の向上のためのサイレンサの構造の改良に関する。
自動車等の車輌用懸架に使用される重ね板ばねでは、複数の板ばねが重ねられ、それら板ばねを狭持するUボルトが、たとえば長手方向中央部の上側から組み付けられる。この場合、たとえば長手方向中央部において板ばね間にスペーサが設けられ、たとえば最上側の板ばねとUボルトとの間にはパッドが設けられている。重ね板ばねでは、最下側の板ばねの下側に配置されたアクスルにUボルトの両端部が締結される。
このような重ね板ばねでは、板ばね同士の長手方向両端部の間にサイレンサが設けられている。サイレンサは、板ばね同士の摺動による異音発生の防止のために用いられる。サイレンサでは、板ばねに対向する面の一方に突起部が形成され、突起部が板ばねの孔部に固定される。これにより、サイレンサが板ばね(固定側板ばね)に固定される。
このようなサイレンサには次のような特性が要求される。すなわち、突起部は固定側板ばねからせん断力を受けるため、十分な強度が必要である。また、サイレンサの他方の面(突起部が形成された面とは反対側の面)は、板ばね(摺動側板ばね)と摺動するため、耐摩耗性が必要とされるとともに、板ばねとの摺動による異音発生防止が必要とされる。
このような背景から、突起部の強度を高めるために、たとえばゴム成形体からなるサイレンサの内部に補強金具を設ける技術(たとえば特許文献1)が提案されている。一方、異音発生防止のために、板ばね間で同じ材質からなる2個のサイレンサを重ね合わせることにより、サイレンサ同士を摺動させる技術(たとえば特許文献2)を用いることが考えられる。
特開2007−247754号公報 実開平6−65634号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、補強金具を別部品としてサイレンサ内部に設ける必要があるとともに、製造工程が複雑となる。また、特許文献2の技術では、板ばね間で2個のサイレンサを設けるため、部品点数が多くなる。また、突起部の強度向上および異音発生防止の両立を図るためには、上記問題がともに生じることになる。
したがって、本発明は、突起部の強度向上および異音発生防止の両立を図ることができるのはもちろんのこと、製造の容易化および構造の単純化による部品点数の低減を図ることができる重ね板ばね用サイレンサを提供することを目的としている。
本発明者は、重ね板ばね用サイレンサの構造について検討した結果、隣接する層を異なる材質あるいは同等な材質としてそれぞれの硬度をかえることによって形成される多層構造を用いることにより、製造の容易化および構造の単純化による部品点数の低減を図ることができることを見出した。
ここで、重ね板ばね用サイレンサの材質について、引張強さが小さな材質を用いた場合、せん断力に対する強度が不十分であるが、引張強さが大きな材質を用いた場合、せん断力に対して強度が十分であるから、破断を防止することができる。硬度が高い材質を用いた場合、硬度が高いために、異音が発生し易く、特に、板ばねの端部の荷重伝達部が偏当たりしたとき、異音発生の虞が大きくなるが、硬度が低い材質を用いた場合、異音が発生し難いため、板ばねの端部の荷重伝達部が偏当たりしたときでも、異音発生を抑制することができる。
本発明者提案の多層構造において材質の特性を考慮に入れた結果、多層構造における突起部が形成される一方の最外層の引張強さを大きく設定し、多層構造における板ばねと摺動する他方の最外層の硬度を低く設定することにより、突起部の強度向上および異音発生防止の両立を図ることができることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明の重ね板ばね用サイレンサは、隣接する層が一体成形された多層構造を有し、多層構造の一方の最外層に突起部が形成され、一方の最外層は、他方の最外層よりも引張強さが大きく、他方の最外層は、一方の最外層よりも硬度が低いことを特徴としている。
本発明の重ね板ばね用サイレンサは、引張強さおよび硬度を上記のように設定した最外層を有する多層構造を有するから、重ね板ばねの板ばね間に配置する場合、一方の最外層を固定側板ばねに対して突起部により固定するとともに、他方の最外層は、摺動側板ばね側に配置することにより、突起部の強度向上による破断防止、および、異音発生防止の両立を図ることができる。この効果は、補強金具を用いたりサイレンサを複数用意したりすることなく、得ることができる。また、多層構造は、隣接する層の一体成形により得られるから、接着剤を用いる必要がない。その結果、製造の容易化および構造の単純化による部品点数の低減を図ることができる。
本発明の重ね板ばね用サイレンサは、種々の構成を用いることができる。たとえば、最外層同士の間には、それら最外層よりも圧縮弾性率の大きな層が設けられている態様を用いることができる。重ね板ばねでは、サイレンサが配置される端部において、隣接する板ばね同士の曲率半径が異なるため、板ばねの長手方向で板ばね同士の間隔が異なる場合がある(たとえば、重ね板ばねの長手方向外側に向かうに従って、板ばね同士の間隔が大きくなる)。上記態様では、最外層よりも圧縮弾性率の大きな層が、摺動側板ばねからの押圧に応じて弾性変形することができるから、他方の最外層全体が摺動側板ばねに接触することができ、その結果、偏当たりを防止することができる。
一方の最外層は、他方の最外層よりも耐摩耗性が大きい態様を用いることができる。摺動側板ばねと当接する他方の最外層の材質としてゴムを用いた場合、摺動による摩耗が生じる虞がある。これに対して上記態様では、仮に重ね板ばね用サイレンサが保証走行距離を超えて使用されて他方の最外層が摩滅した場合でも、他方の最外層よりも耐摩耗性が高い一方の最外層が存在するから、サイレンサとしての機能を維持することができる。
多層構造の外形状は正方形である態様を用いることができる。この態様では、板ばねへの接触面積を大きくすることができるから、板ばねに対する面圧を低く設定することができ、その結果、板ばねとの摺動による摩耗を抑制することができる。また、他方の最外層の表面はテーパ状をなしている態様を用いることができる。この態様では、板ばね同士の間隔の拡がりに応じて、他方の最外層の表面を配置することができる。たとえば、重ね板ばねの長手方向外側に向かうに従って、板ばね同士の間隔が大きくなる場合、他方の最外層のテーパ状の厚い方を板ばねの長手方向外側に位置させることにより、偏当たりを防止することができる。
本発明の重ね板ばね用サイレンサによれば、突起部の強度向上および異音発生防止の両立を図ることができるのはもちろんのこと、製造の容易化および構造の単純化による部品点数の低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサの概略構成を表し、重ね板ばねの板ばね間に配置した状態を表す側面図である。 図1に示す重ね板ばね用サイレンサの構成を表し、(A)は側面図、(B)は拡大側断面図、(C)は平面図である。 本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサの変形例を表し、(A)は側面図、(B)は重ね板ばねの板ばね間に配置した状態を表す側面図である。 本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサの他の変形例を表し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサの他の変形例を表す側面図である。 本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサの2色成形で使用される成形機の一例の一部構成を表す概略側断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る重ね板ばね用サイレンサ1(以下、サイレンサ1)の概略構成を表し、重ね板ばね100の板ばね101,102間に配置した状態を表す側面図である。図2は、図1に示すサイレンサ1の構成を表し、(A)は側面図、(B)は拡大側断面図、(C)は平面図である。図2(B)は、図2(C)の1B−1B線の側断面図である。重ね板ばね100は、一般的な重ね板ばねであり、図1では、重ね板ばね100の左端部のみを表している。サイレンサ1は、重ね板ばね100の板ばね101,102の端部間に配置されている。図2(C)は、サイレンサ1の突起部12側から見た平面図である。
サイレンサ1は、たとえば互いの材質が異なる固定層11(一方の最外層)と摺動層21(他方の最外層)とを有する2層構造である。固定側層11は、突起部12を有し、突起部12は、先端部に係合部13を有している。固定層11と摺動層21は一体成形されたものである。突起部12は、たとえば略円柱状をなし、係合部13は、たとえば略円筒状をなしている。
係合部13には、一対の切欠部13Aが形成されている。係合部13の外周面は摺動層21側に向かうに従って拡径するテーパ状をなし、係合部13の摺動層21の端部には、フランジ部13Bが形成されている。フランジ部13Bの径は、突起部12が挿入される固定側板ばね101の孔部の径よりも大きく設定されている。係合部13は、テーパ状をなすとともに、切欠部13Aにより内側への変形が可能となっているから、固定側板ばね101の孔部への突起部12の挿入を容易に行うことができる。係合部13は、固定側板ばね101の孔部を通過した後、元の形状に戻り、その孔部よりも大きな径を有するフランジ部13Bが、固定側板ばね101の表面に係合する。これにより、固定層11は固定側板ばね101に固定される。摺動層21は、摺動側板ばね102に配置される。
固定側板ばね101に固定される固定層11は、摺動層21よりも引張強さが大きい。摺動側板ばね102に当接する摺動層21は、固定層11よりも硬度が低い。これにより、固定層11の突起部12はせん断力に対して十分な強度を有することができる。また、摺動層21では、異音が発生し難く、摺動側板ばね102の端部の荷重伝達部が偏当たりしたときでも、異音発生を抑制することができる。
上記特性を満足する固定層11の材質としては、たとえば熱可塑性ポリエーテル系エラストマー(たとえば硬度(D硬度)は64D、引張強さは55MPa、引張り伸び率は350%、摩耗減量は70mg(H22輪))や、ポリアセタール系樹脂(たとえば硬度(HRM硬度)は80HRM、引張強さは66MPa、引張り伸びは60%、摩耗減量は14mg(D1044))を用いることができる。摺動層21の材質としては、たとえば熱可塑性ポリエステル系エラストマー(たとえば硬度(A硬度)は80A、引張強さは45MPa、引張り伸びは600%、摩耗減量は15mg(H22輪))や、熱可塑性オレフィン系エラストマー(たとえば硬度(A硬度)は70A、引張強さは6MPa、引張り伸びは700%)を用いることができる。
固定層11の厚さは、特に限定されないが、2mm以上に設定することが好適である。摺動層21は、重ね板ばね100の使用時、摺動側板ばね102と摺動し、摩耗する場合がある。したがって、摺動層21の厚さは、固定層11の厚さよりも厚く設定し、この場合、摺動層21の厚さは出来る限り厚く設定することが好適である。
固定層11は、摺動層21よりも耐摩耗性が高いことが好適である。仮にサイレンサ1が保証走行距離を超えて使用されて摺動層21が摩滅した場合でも、固定層11が存在するから、サイレンサとしての機能を維持することができる。
サイレンサ1は、たとえば2色成形により製造される。図6は、2色成形で使用される成形機110の一例の一部構成を表す概略側断面図である。成形機110は、1次成形用金型120と2次成形用金型130を備えている。1次成形用金型120は、摺動層21を形成するための型であり、上型121と下型112から構成される。2次成形用金型130は、突起部12を有する固定層11を形成するための型であり、上型131と下型112から構成される。
上型121は、1次成形用射出装置(図示略)に取り付けられるとともに、注入口121Aを有している。注入口121Aは、1次成形用射出装置から供給される摺動層の材料をキャビティ内に注入するための開口である。上型131は、2次成形用射出装置(図示略)に取り付けられるとともに、注入口131Aを有している。注入口131Aは、2次成形用射出装置から供給される固定層の材料をキャビティ内に注入するための開口である。上型121,131は垂直方向(図の矢印方向)に移動可能となっている。
下型112,112は、回転軸S回りに回転可能なロータリテーブル111上に固定されている。下型112,112は、ロータリテーブル111の回転によって1次成形用金型120および2次成形用金型130で交互に使用される共通金型である。なお、図6では、サイレンサ1に対応する形状(特に、突起部12の係合部13に対応する部分の形状)は簡略化して図示している。図6の実線は、型締めされている状態を示し、破線は、型開き状態にある上型121,131を示している。
2色成形では、まず、1次成形用金型120および2次成形用金型130の型締めを行い、キャビティを形成する。次いで、1次成形用金型120において、摺動層の材料を材料注入口121Aからキャビティ内に注入し、その材料を固化させて、摺動層21を形成する。続いて、1次成形用金型120および2次成形用金型130の型開きを行い、ロータリテーブル111を回転軸S回りに回転させて、摺動層21が形成された下型112を2次成形用金型130の位置に配置し、空の下型112を1次成形用金型120の位置に配置する。
続いて、1次成形用金型120および2次成形用金型130の型締めを行い、キャビティを形成する。次いで、2次成形用金型130において、固定層の材料を材料注入口131Aからキャビティ内に注入し、その材料を固化させて、突起部12を有する固定層11を形成する。これにより、2次成形用金型130では、係合部13を有する突起部12、固定層11、および、摺動層21が一体成形されたサイレンサ1が得られる。一方、1次成形用金型120においても上記注入と同時期に、摺動層の材料を材料注入口121Aからキャビティ内に注入し、その材料を固化させて、摺動層21を形成する。次に、1次成形用金型120および2次成形用金型130の型開きを行い、2次成形用金型130からサイレンサ1を取り出す。
次いで、ロータリテーブル111を回転軸S回りに回転させて、摺動層21が形成された下型112を2次成形用金型130の位置に配置し、空の下型112を1次成形用金型120の位置に配置し、それ以降、上記と同様な工程を繰り返すことにより、サイレンサ1が順次得られる。
本実施形態では、重ね板ばね100の板ばね101,102間に配置する場合、引張り強さの大きな固定層11を突起部12により固定側板ばね101に固定するとともに、硬度の低い摺動層21を摺動側板ばね102側に配置することにより、突起部12の強度向上による破断防止、および、異音発生防止の両立を図ることができる。この効果は、補強金具を用いたりサイレンサを複数用意したりすることなく、得ることができる。また、2層構造は、固定層11と摺動層21の一体成形により得られるから、接着剤を用いる必要がない。その結果、製造の容易化および構造の単純化による部品点数の低減を図ることができる。
上記実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上記実施形態では、多層構造として2層構造を用いたが、必要に応じて、異種材質を用いて3以上の層からなる多層構造を用いてもよい。この場合、多色成形を行うことが好適である。
たとえば、図3(A)に示すサイレンサ1Aでは、固定層11と摺動層12との間に偏当たり防止層31を設けている。偏当たり防止層31は、固定層11および摺動層21よりも圧縮弾性率が大きく設定されている。たとえば図3(B)に示すように、重ね板ばね100の長手方向外側に向かうに従って、板ばね101,102同士の間隔が大きくなる場合、偏当たり防止層31が摺動側板ばね102からの押圧に応じて弾性変形することができるから、摺動層21全体が摺動側板ばね102に接触することができ、その結果、偏当たりを防止することができる。
多層構造の断面形状は、円形状に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば図4(A),(B)に示すサイレンサ1Bでは、外形状が正方形状をなしている。この態様では、摺動側板ばね102への接触面積を大きくすることができるから、摺動側板ばね102に対する面圧を低く設定することができ、その結果、板ばねとの摺動による摩耗を抑制することができる。また、サイレンサ1Bでは、突起部12の外形状は矩形状をなしていてもよい。この場合、突起部12の矩形状の長手方向Lが、重ね板ばね100の長手方向に沿うように配置するのが好適である。突起部12のコーナー部は曲面状をなすのが好適である。突起部12には、係合部が形成されていてもよい。
また、図5に示すサイレンサ1Cでは、摺動層21の厚さが一端部から他端部へ向かうに従い厚くなるように摺動層21の表面がテーパ状をなしている。たとえば、重ね板ばね100の長手方向外側に向かうに従って、板ばね101,102同士の間隔が大きくなる場合、摺動層21の厚い方を摺動側板ばね102の長手方向外側に位置させることにより、偏当たりを防止することができる。
この場合、摺動層21の厚い方における固定層11側の端部21Aを、その表面が固定層11の表面と同一平面を構成するように形成してもよい。固定層11と摺動層21を異なる色に設定することにより、端部21Aが、摺動層21の厚い方を示す位置決めとして機能する。また、摺動層21の厚い方を示す手法としては、突起部12の係合部13の切欠部13Aの形成位置を工夫して、切欠部13Aの形成位置を位置決めとして用いることができる。
1,1A〜1C…サイレンサ、11…固定層(一方の最外層)、12…突起部、13…係合部、13A…切欠部、13B…フランジ部、21…摺動層(他方の最外層)、100…重ね板ばね、101…固定側板ばね、102…摺動側板ばね

Claims (6)

  1. 隣接する層が一体成形された多層構造を有し、
    前記多層構造の一方の最外層に突起部が形成され、
    前記一方の最外層は、他方の最外層よりも引張強さが大きく、
    前記他方の最外層は、前記一方の最外層よりも硬度が低いことを特徴とする重ね板ばね用サイレンサ。
  2. 前記最外層同士の間には、前記最外層よりも圧縮弾性率の大きな層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の重ね板ばね用サイレンサ。
  3. 前記一方の最外層は、他方の最外層よりも耐摩耗性が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の重ね板ばね用サイレンサ。
  4. 前記多層構造の外形状は正方形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の重ね板ばね用サイレンサ。
  5. 前記他方の最外層の表面はテーパ状をなしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の重ね板ばね用サイレンサ。
  6. 多色成形によって一体成形されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の重ね板ばね用サイレンサ。
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