JP2013167269A - 重ね板ばね用サイレンサおよび重ね板ばね - Google Patents
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Abstract
【課題】きしみ音を防止すると共に耐久性を向上させることが可能な重ね板ばね用のサイレンサの構造を提供する。
【解決手段】重ね板ばね用サイレンサ1は、重ね板ばね6を構成する複数の板ばね60a〜60cのうち、これら板ばね60a〜60cの重ね方向において隣り合う板ばね60a〜60c間に配置され、その配置位置において、重ね板ばね6の搭載車両が想定している、この重ね板ばね6の撓みによる隣り合う板ばね60a〜60c間の隙間t1、t2の最大値より大きな厚さd1、d2を有する。また、重ね板ばね用サイレンサ1は、隣り合う板ばね60間の配置位置において、重ね板ばね6の長手方向端部に近づくほど厚くなるように(d2>d1)、重ね板ばね用サイレンサ1の厚さに勾配が付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】重ね板ばね用サイレンサ1は、重ね板ばね6を構成する複数の板ばね60a〜60cのうち、これら板ばね60a〜60cの重ね方向において隣り合う板ばね60a〜60c間に配置され、その配置位置において、重ね板ばね6の搭載車両が想定している、この重ね板ばね6の撓みによる隣り合う板ばね60a〜60c間の隙間t1、t2の最大値より大きな厚さd1、d2を有する。また、重ね板ばね用サイレンサ1は、隣り合う板ばね60間の配置位置において、重ね板ばね6の長手方向端部に近づくほど厚くなるように(d2>d1)、重ね板ばね用サイレンサ1の厚さに勾配が付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用の重ね板ばねに関し、特に、この種の重ね板ばねに用いられるきしみ音防止のためのサイレンサの構造に関する。
車体と車軸とを繋ぐサスペンションとして、重ね板ばね(リーフ式サスペンション)が知られている。図2(A)に示すように、重ね板ばね6は、複数の板ばね60a〜60c(以下、単に板ばね60とも称する)が重ねられ、両端部62a、62bにおいてクリップ63a、63bで束ねられて構成されている。重ね板ばね6の中央部61は、Uボルト65により前輪あるいは後輪の車軸(アクスル)9に取り付けられる。
複数の板ばね60のうち、最も長い板ばね60aは、親ばねと呼ばれている。親ばね60aの両端部62a、62bがカールし、これにより軸挿入部64a、64bが形成されている。一方の軸挿入部64aには、ピボット(固定軸)71を摺動可能に保持するブッシュ72が収容されている。このピボット71は、ブラケット7を介して、図示していない車体に固定される。また、他方の軸挿入部64bには、車体に連結されたシャックル8の軸81を摺動可能に保持するブッシュ82が収容される。これにより、重ね板ばね6の一方の端部62aはピボット71で車体に固定され、重ね板ばね6の他方の端部62bはシャックル8により車体に連結される。
このような構成により、重ね板ばね6は、車軸9を路面に押さえ付けて、図示していない車輪のグリップ力を高めることにより、車両の走行を安定させるとともに、車両の走行中に路面から受ける振動(凹凸)が車軸9を介して車体に伝わるのを防止する。
ところで、車軸9が上下に移動すると、重ね板ばね6は、中央部61が上下に移動してアーチ状に撓む。これにより、両端部62a、62bにおいて互いに隣り合う板ばね60同士が相対的に滑り合い、重ね板ばね6は金属系材料で形成されているので、金属同士が擦れ合う際のきしみ音が発生する。このきしみ音は、運転者ならびに同乗者にとって非常に不快なものである。そこで、このきしみ音を防止するために、図2(A)に示すように、両端部62a、62bにおいて互いに隣り合う板ばね60の間に、摺動性のよい樹脂系材料で形成されたサイレンサ5を介在させることにより、金属同士が擦れ合う際に発生するきしみ音を防止している。例えば、特許文献1には、板ばねの間隙に合わせ端部側に近づくほど肉厚が減少する方形平面を有する超高密度ポリエチレン樹脂製のサイレンサが開示されている(段落0009、図2等)。
車両の旋回時等においては、重ね板ばね6が下方(図2(A)に示すY方向)に付勢されると、重ね板ばね6の撓みがより大きくなって、さらに急峻なアーチ状となる。これにより、図2(B)に示すように、互いに隣り合う板ばね60間の長手方向両端部62a、62b側の隙間t2が中央部61側の隙間t1よりも大きくなる。このため、肉厚が均一あるいは板ばねの端部側に近づくほど肉厚が減少する形状を有するサイレンサでは、板ばね60の両端部66a、66b、66c側において、サイレンサ5と板ばね60との間に隙間Δtが形成される。このため、車両の走行中、土砂や泥等の異物が、この隙間Δtに侵入しやすくなる。
この隙間△tに土砂や泥等の異物が侵入すると、この異物がサイレンサおよび板ばねの表面を損傷させ、これにより、サイレンサと板ばねとが相対的に滑り合う際にきしみ音を発生させることがある。また、サイレンサは、樹脂等の軟質な材料で形成されているため、土砂や泥等の硬質により、摩耗が促進され、サイレンサの耐久性が低下する等の問題の発生原因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、きしみ音を防止すると共に耐久性を向上させることが可能な重ね板ばね用のサイレンサの構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、重ね板ばね用のサイレンサの厚さを、このサイレンサの配置位置において、重ね板ばねの撓みによる板ばね間の隙間の最大値より大きくするとともに、重ね板ばねの端部に近づくほど厚くなるようにした。
例えば、重ね板ばねを構成する複数の板ばねのうち、当該複数の板ばねの重ね方向において隣り合う板ばね間に配置される重ね板ばね用サイレンサであって、
板状のサイレンサ本体と、
前記サイレンサ本体に一体的に形成された取付部と、を備え、
前記サイレンサ本体は、
前記板ばね間の配置位置において、前記重ね板ばねの撓みによる前記板ばね間の隙間の最大値より大きな厚さで前記重ね板ばねの長手方向端部に近づくほど厚くなるように、厚さに勾配が付けられている。
板状のサイレンサ本体と、
前記サイレンサ本体に一体的に形成された取付部と、を備え、
前記サイレンサ本体は、
前記板ばね間の配置位置において、前記重ね板ばねの撓みによる前記板ばね間の隙間の最大値より大きな厚さで前記重ね板ばねの長手方向端部に近づくほど厚くなるように、厚さに勾配が付けられている。
本発明の重ね板ばね用サイレンサでは、重ね板ばねを構成する板ばね間にサイレンサを組み付けた状態(重ね板ばねが外力等により撓んでいない状態)における、サイレンサおよび板ばね間の夫々の摺接部位において、重ね板ばねの最大撓み発生時における板ばね間の隙間より大きな厚さとしているので、車両に搭載された重ね板ばねに撓みが生じた場合でも、重ね板ばね用サイレンサと板ばねとの間に隙間が生じるのを防ぐことができる。これにより、車両の走行中に土砂や泥等の異物が互いに摺動する板ばねと重ね板ばね用サイレンサとの間に侵入するのを防止し、板ばねと重ね板ばね用サイレンサとの表面が損傷するのを防止でき、したがって、板ばねと重ね板ばね用サイレンサとが摺動する際におけるきしみ音の発生が抑制される。
また、本発明の重ね板ばね用サイレンサでは、重ね板ばねを構成する板ばね間の配置位置において、重ね板ばねの端部に近づくほど厚くなるように厚みに勾配を付けているので、車両旋回時等に発生する重ね板ばねの撓みによる隣り合う板ばね間の隙間の勾配に重ね板ばね用サイレンサの厚さが適合し、板ばね用サイレンサに加わる荷重を受ける面積を広くすることができるので、サイレンサの摺動面に加わる面圧を下げることができると共に、偏摩耗等の異常摩耗を防止することが可能となる。これにより、重ね板ばね用サイレンサの厚さ方向の摩耗を均一にして耐久性を向上させることができる。
このように、本発明によれば、きしみ音を防止すると共に耐久性を向上させることが可能な重ね板ばね用のサイレンサの構造を提供できる。
以下に、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(A)は、本実施の形態に係る重ね板ばね用サイレンサ1の正面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す重ね板ばね用サイレンサ1のA−A断面図である。
本実施の形態に係る重ね板ばね用サイレンサ1は、上述した従来のサイレンサ5と同様、重ね板ばね6の両端部62a、62bにおいて互いに隣り合う板ばね60が相対的に滑り合うことによるきしみ音の発生を防止するためのものであり、重ね板ばね6の両端部62a、62bにおいて互いに隣り合う板ばね60の間のそれぞれに配置される(図2(A)参照)。
図1(A)、(B)に示すように、本実施の形態に係る重ね板ばね用サイレンサ1は、円板状のサイレンサ本体11と、サイレンサ本体11の一方の面(上面)12側の中央部に一体的に形成された嵌合部14と、サイレンサ本体11の側面18に一体的に形成された凸部15と、を備えている。
サイレンサ本体11は、A−A断面において、一方の端部17aの厚さd2が他方の端部17bの厚さd1より大きくなるように(d2>d1)に、他方の面(上面12の反対側の面である下面)16に、上面12に対する勾配が付けられている。また、サイレンサ本体11は、重ね板ばね6の搭載車両に関して、重ね方向に隣り合う板ばね60間に重ね板ばね用サイレンサ1を組み付けた状態(重ね板ばね6が外力等により撓んでいない状態)における、サイレンサ本体11および板ばね60間の夫々の摺接部位において、重ね板ばね6の最大撓み発生時に想定される、重ね方向に隣り合う板ばね60間の隙間より大きな厚さとなるように形成されている。すなわち、少なくとも、サイレンサ本体11のA−A断面において、一方の端部17aの厚さd2が、重ね方向に隣り合う板ばね60間のこの一方の端部17aが接触する端部66a〜66c側の部位の隙間t2より大きくなり、かつ他方の端部17bの厚みd1が、重ね方向に隣り合う板ばね60間のこの他方の端部17bが接触する中央部61側の部位の隙間t1より大きくなり、これにより、サイレンサ本体11の上面12および下面16が重ね方向に隣り合う板ばね60の表面に摺接するように形成されている(図2(B)参照)。
サイレンサ本体11の上面12の縁周りには、重ね板ばね用サイレンサ1の成型時における離型性を改善し、金型の固定型への貼り付きを防止するためのフランジ13が、サイレンサ本体11の側面18から外周方向に張り出すように形成されている。
嵌合部14は、楕円柱状をしており、板ばね60b、60cの上面67b、67cに形成された図示していない長穴もしくは溝と嵌合する。これにより、重ね板ばね用サイレンサ1は、板ばね60b、60cに対して所定の方向にのみ取り付けられる。本実施の形態では、図1(A)において、嵌合部14は、その上面141の外形(楕円形状)の長径が、サイレンサ本体11の厚さが減少する方向(重ね板ばね用サイレンサ1の対称軸111の方向)に沿うように形成されており、板ばね60b、60cの長穴もしくは溝は、重ね板ばね6の長手方向に沿って形成されている。このため、板ばね60b、60cの長穴もしくは溝と嵌合部14との嵌合により、重ね板ばね用サイレンサ1は、重ね板ばね6の長手方向に沿ってサイレンサ本体11の厚さが減少する向きに重ね板ばね6に取り付けられる。なお、嵌合部14は、サイレンサ本体11の中心110および凸部15の頂点151を通過する線(重ね板ばね用サイレンサ1の対称軸)111上に位置している。
凸部15は、嵌合部14に対して所定の位置関係を有する位置に形成されており、板ばね60に対する重ね板ばね用サイレンサ1の取り付け方向を示すマーカとしての役割を果たす。本実施の形態では、凸部15は、嵌合部14の外形(楕円形状)の長径の延長線(重ね板ばね用サイレンサ1の対称軸111)上に位置するように、A−A断面において、最も厚みが小さくなる他方の端部17b側の側面18に形成されている。この凸部15が重ね板ばね6の中央部61側を向くように板ばね60に重ね板ばね用サイレンサ1を取り付けることで、厚さd2の一方の端部17aが板ばね60の端部66a〜66c側に位置し、厚さd1(d2>d1)の他方の端部17bが重ね板ばね6の中央部61側に位置する。これにより、正しい向きで隣り合う板ばね60間に重ね板ばね用サイレンサ1が配置される。
なお、本実施の形態では、凸部15を、A−A断面において、最も厚さが小さくなる他方の端部17b側の側面18に形成しているが、最も厚さが大きくなる一方の端部17a側の側面18に形成してもよい。
また、本実施の形態では、板ばね60に対する重ね板ばね用サイレンサ1の取り付け方向を示すマーカとして、サイレンサ本体11の側面18から突出した凸部15を形成しているが、このようなマーカは、作業者が触覚で識別できる凹形状または凸形状を生じる部位であれば、必ずしも凸部15である必要はない。例えばA−A断面において、最も厚さが大きくなる一方の端部17a側または最も厚さが小さくなる他方の端部17b側の側面18に切り欠き部を形成してもよい。あるいは、重ね板ばね用サイレンサ1の取り付け向きを示すマーク(凹マーク)を、A−A断面において、最も厚さが小さくなる他方の端部17b側または最も厚さが大きくなる一方の端部17a側の側面18に刻印してもよい。
このような重ね板ばね用サイレンサ1の素材には、樹脂系材料またはゴム系材料が使用可能である。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態では、隣り合う板ばね60間に重ね板ばね用サイレンサ1を組み付けた状態(重ね板ばね6が外力等により撓んでいない状態)における、サイレンサ本体11および板ばね60間の夫々の摺接部位において、重ね板ばね6の最大撓み発生時における隣り合う板ばね60間の隙間t1、t2より大きい厚さとなるように、重ね板ばね用サイレンサ1を成型している。このため、車両に搭載された重ね板ばね6に撓みが生じた場合でも、重ね板ばね用サイレンサ1と板ばね60との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。したがって、車両の走行中に土砂や泥等の異物が板ばね60と重ね板ばね用サイレンサ1との間に侵入するのを防止し、板ばね60および重ね板ばね用サイレンサ1の表面が損傷するのを防止でき、これにより、板ばね60と重ね板ばね用サイレンサ1との摺動の際に発生するきしみ音を抑制できると共に耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、隣り合う板ばね60間の配置位置において、重ね板ばね6の端部に近づくほど厚くなるように、重ね板ばね用サイレンサ1の厚さに勾配が付けられている(図1(B)参照、d2>d1)。このため、隣り合う板ばね60間に重ね板ばね用サイレンサ1が配置された重ね板ばね6を車両に搭載した場合、車両旋回時等に発生する重ね板ばね6の撓みによる隣り合う板ばね60間の隙間の勾配に重ね板ばね用サイレンサ1の厚さが適合するため、板ばね用サイレンサ1に加わる荷重を受ける面積を広くすることができるので、板ばね用サイレンサ1の摺動面に加わる面圧を下げることができると共に、偏摩耗等の異常摩耗を防止することが可能となる。これにより、重ね板ばね用サイレンサ1の厚さ方向の摩耗を均一にして耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、板ばね60に対する重ね板ばね用サイレンサ1の取り付け方向を示すマーカとして、作業者が触覚で形状を識別できる部位(凸部15等)が形成されているため、作業者は、重ね板ばね用サイレンサ1の厚さの勾配を目視で確認しなくても重ね板ばね用サイレンサ1を適正な方向に取り付けることができ、かつ、そのように取り付けられていることを確認することができる。
なお、本実施の形態では、サイレンサ本体11を円板状にしているが、矩形板状、多角形板状等、その他の形の板状であってもよい。また、フランジ13は、必要に応じて設ければよい。
また、本実施の形態では、サイレンサ本体11の板ばねの摺動する表面に対面する全面を板ばね表面に接触させて摺接面としているが、使用時のサイレンサ本体11に負荷される荷重に応じて、少なくとも、摺接面にあたるサイレンサ本体11の外周部は板ばねに接触させ、外周部より内周側は凹部または溝等を付与することにより、接触面積を調整してもよい。
また、本実施の形態では、サイレンサ本体11の上面12に楕円柱状の嵌合部14を設けているが、嵌合部14は、板ばね6の長穴または溝と嵌合できるものであれば、どのような形状であってもよい。その他の固定手段により、重ね板ばね用サイレンサ1を板ばね60に取り付ける場合には、嵌合部14を設けなくても構わない。
1:重ね板ばね用サイレンサ、6:重ね板ばね、7:ブラケット、8:シャックル、9:車軸、11:サイレンサ本体、12:サイレンサ本体11の上面、13:フランジ、14:嵌合部、15:凸部、16:サイレンサ本体11の下面、17a、17b:サイレンサ本体11の端部、18:サイレンサ本体11の側面、60、60a〜60c:板ばね
Claims (3)
- 重ね板ばねを構成する複数の板ばねのうち、当該複数の板ばねの重ね方向において隣り合う板ばね間に配置される重ね板ばね用サイレンサであって、
板状のサイレンサ本体と、
前記サイレンサ本体に一体的に形成された取付部と、を備え、
前記サイレンサ本体は、
前記板ばね間の配置位置において、前記重ね板ばねの撓みによる前記板ばね間の隙間の最大値より大きな厚さで前記重ね板ばねの長手方向端部に近づくほど厚くなるように、厚さに勾配が付けられている
ことを特徴とする重ね板ばね用サイレンサ。 - 請求項1に記載の重ね板ばね用サイレンサであって、
前記サイレンサ本体の側面の、前記厚さの最大または最小の位置に形成された、凹形状または凸形状を有するマーカを備える
ことを特徴とする重ね板ばね用サイレンサ。 - 複数の板ばねが重ねて束ねられて構成された重ね板ばねであって、
少なくとも前記重ね板ばねの長手方向の両端部において、前記複数の板ばねのうち、当該複数の板ばねの重ね方向において隣り合う板ばね間のそれぞれに配置された、請求項1または2のいずれか一項に記載の重ね板ばね用サイレンサを有する
ことを特徴とする重ね板ばね。
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2013
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