JP5475942B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置の一種として、フラッシュメモリが実用化されている。フラッシュメモリにおいては、電子がフローティングゲート内に意図せず注入されてしまうことに起因して、メモリトランジスタのしきい値電圧が上昇する現象(いわゆるチャージゲイン)や、フローティングゲート内に蓄積されている電子が意図せず漏出してしまうことに起因して、メモリトランジスタのしきい値電圧が降下する現象(いわゆるチャージロス)が発生することが知られている。チャージゲインの要因には、書き込みディスターブ、消去ディスターブ、又は読み出しディスターブ等があり、チャージロスの要因には、データリテンション等がある。
従来より、書き込みディスターブ及び消去ディスターブについては、種々の対策が検討されてきた。しかし、読み出しディスターブについては、他のディスターブと比べて影響が少ないという考えから、対策の検討が不十分であった。
ところが、フラッシュメモリをあたかもROM(Read Only Memory)のような用途で使用する場合には、フラッシュメモリへのデータの書き込みはほとんど発生せず、フラッシュメモリからのデータの読み出しばかりが繰り返し実行される。このような場合、読み出しディスターブの影響を無視することはできず、何らかの対策が必要となる。
下記特許文献1には、読み出しディスターブを回避するための手法の一例が開示されている。
米国特許出願公開第2005/0210184号明細書
ところが、上記特許文献1に開示されている手法は、ある特定のセル構造を有するフラッシュメモリに対してのみ適用可能であり、他のセル構造を有するフラッシュメモリには適用できない。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、メモリのセル構造に制約されることなく、任意のセル構造のメモリを対象として、チャージゲイン(特に読み出しディスターブ)の影響に起因してメモリトランジスタのしきい値電圧が読み出し電圧以上に上昇してしまう事態を回避し得る、不揮発性半導体記憶装置を得ることを目的とする。また、メモリのセル構造に制約されることなく、任意のセル構造のメモリを対象として、チャージロス(特にデータリテンション)の影響に起因してメモリトランジスタのしきい値電圧が読み出し電圧未満に降下してしまう事態を回避し得る、不揮発性半導体記憶装置を得ることを目的とする。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と電荷蓄積層と制御電極とを含むメモリトランジスタを有し、前記電荷蓄積層内に蓄積された電荷の量に応じて前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変化し、当該しきい値電圧に応じたデータが記憶される、メモリセルと、前記半導体基板と前記制御電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記メモリセルから前記データを読み出す読み出し回路とを備える、不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリセルに第1の論理状態のデータを記憶する場合には、前記メモリトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の電圧よりも低い第1のしきい値電圧以下に設定され、前記第1のしきい値電圧よりも高く前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を、前記半導体基板と前記制御電極との間に印加することにより、前記第1のしきい値電圧以下に設定された前記メモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず上昇変動したか否かの検出処理を実行する検出回路をさらに備え、重要度の高いデータほど前記第2の電圧が前記第1のしきい値電圧に近い値となるように、前記第2の電圧は、記憶されているデータの重要度に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能であることを特徴とするものである。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変動したことを前記検出回路が検出した場合に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧を前記第1のしきい値電圧以下に再設定する、訂正処理部をさらに備えることを特徴とするものである。
第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、 半導体基板と電荷蓄積層と制御電極とを含むメモリトランジスタを有し、前記電荷蓄積層内に蓄積された電荷の量に応じて前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変化し、当該しきい値電圧に応じたデータが記憶される、メモリセルと、前記半導体基板と前記制御電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記メモリセルから前記データを読み出す読み出し回路とを備える、不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリセルに第1の論理状態のデータを記憶する場合には、前記メモリトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の電圧よりも高い第1のしきい値電圧以上に設定され、前記第1のしきい値電圧よりも低く前記第1の電圧よりも高い第2の電圧を、前記半導体基板と前記制御電極との間に印加することにより、前記第1のしきい値電圧以上に設定された前記メモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず降下変動したか否かの検出処理を実行する検出回路をさらに備え、重要度の高いデータほど前記第2の電圧が前記第1のしきい値電圧に近い値となるように、前記第2の電圧は、記憶されているデータの重要度に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能であることを特徴とするものである。
第4の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変動したことを前記検出回路が検出した場合に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧を前記第1のしきい値電圧以上に再設定する、訂正処理部をさらに備えることを特徴とするものである。
第5の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第4のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記第2の電圧は、外部から前記不揮発性半導体記憶装置へのアクセス回数に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能であることを特徴とするものである。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路は、前記半導体基板と前記制御電極との間に前記第1の電圧を印加することにより前記メモリセルから読み出した第1のデータと、前記半導体基板と前記制御電極との間に前記第2の電圧を印加することにより前記メモリセルから読み出した第2のデータとを比較することによって、前記メモリトランジスタのしきい値電圧の変動を検出することを特徴とするものである。
第8の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第7の発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記メモリセルから読み出した前記第1のデータにエラーが発生している場合に、そのエラーを検出して訂正する訂正回路をさらに備えることを特徴とするものである。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記メモリセルは、3種類以上の複数の論理状態のデータを記憶可能であり、前記第1の電圧及び前記第1のしきい値電圧は、前記複数の論理状態に対応してそれぞれ複数設定されており、前記第2の電圧は、複数の前記第1の電圧及び複数の前記第1のしきい値電圧に対応して複数設定されていることを特徴とするものである。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、アクセスされたメモリセル自身が含まれることを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、あるメモリセルがアクセスされたことに起因して、しきい値電圧の変動が発生し得る複数のメモリセルが含まれることを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、外部から入力されたアドレスによって指定された一又は複数のメモリセルが含まれることを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象は、前記半導体基板上に形成されている全てのメモリセルであることを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第1のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路は、前記不揮発性半導体記憶装置に対して読み出しアクセスが行われた後に、前記検出処理を実行することを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第1のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路は、定期的に、前記検出処理を実行することを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1乃至第1のいずれか一つの発明に係る不揮発性半導体記憶装置において特に、前記検出回路は、外部からのコマンドを受けて、前記検出処理を実行することを特徴とするものである。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルに第1の論理状態(例えば“1”)のデータを記憶する場合には、メモリトランジスタのしきい値電圧は、読み出し電圧である第1の電圧よりも低い第1のしきい値電圧以下に設定される。そして、検出回路は、第1のしきい値電圧よりも高く第1の電圧よりも低い第2の電圧を、半導体基板と制御電極との間に印加することにより、第1のしきい値電圧以下に設定されたメモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず上昇変動したか否かを検出する。このように、第1の電圧よりも低い第2の電圧を用いた検出処理を行うことによって、メモリセルに記憶されているデータの論理状態が完全に変化してしまう前に、メモリトランジスタのしきい値電圧が上昇して第1の電圧に近付いていることを、早期に発見することができる。つまり、チャージゲイン(特に読み出しディスターブ)の影響に起因するしきい値電圧の上昇を、早期に発見することができる。その結果、しきい値電圧の上昇が生じているメモリトランジスタを対象として、そのしきい値電圧を第1のしきい値電圧以下に早期に再設定することが可能となるため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上することができる。
また、第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、記憶されているデータの重要度に応じて、第2の電圧の値を可変に設定可能である。従って、重要度の高いデータが記憶されている領域ほど、第2の電圧を第1のしきい値電圧に近い値に設定することができ、その結果、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、訂正処理部は、メモリトランジスタのしきい値電圧が上昇したことを検出回路が検出した場合に、そのメモリトランジスタのしきい値電圧を第1のしきい値電圧以下に再設定する。これにより、メモリトランジスタのしきい値電圧が第1の電圧以上まで上昇して記憶データの論理状態が変化してしまうという事態を回避できる。
第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルに第1の論理状態(例えば“0”)のデータを記憶する場合には、メモリトランジスタのしきい値電圧は、読み出し電圧である第1の電圧よりも高い第1のしきい値電圧以上に設定される。そして、検出回路は、第1のしきい値電圧よりも低く第1の電圧よりも高い第2の電圧を、半導体基板と制御電極との間に印加することにより、第1のしきい値電圧以上に設定されたメモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず降下変動したか否かを検出する。このように、第1の電圧よりも高い第2の電圧を用いた検出処理を行うことによって、メモリセルに記憶されているデータの論理状態が完全に変化してしまう前に、メモリトランジスタのしきい値電圧が降下して第1の電圧に近付いていることを、早期に発見することができる。つまり、チャージロス(特にデータリテンション)の影響に起因するしきい値電圧の降下を、早期に発見することができる。その結果、しきい値電圧の降下が生じているメモリトランジスタを対象として、そのしきい値電圧を第1のしきい値電圧以上に早期に再設定することが可能となるため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上することができる。
また、第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、記憶されているデータの重要度に応じて、第2の電圧の値を可変に設定可能である。従って、重要度の高いデータが記憶されている領域ほど、第2の電圧を第1のしきい値電圧に近い値に設定することができ、その結果、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
第4の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、訂正処理部は、メモリトランジスタのしきい値電圧が降下したことを検出回路が検出した場合に、そのメモリトランジスタのしきい値電圧を第1のしきい値電圧以上に再設定する。これにより、メモリトランジスタのしきい値電圧が第1の電圧未満まで降下して記憶データの論理状態が変化してしまうという事態を回避できる。
第5の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、外部から不揮発性半導体記憶装置へのアクセス回数に応じて、第2の電圧の値を可変に設定可能である。従って、例えば、アクセス回数が多くしきい値電圧の変動が大きいと予想される領域ほど、第2の電圧を第1のしきい値電圧に近い値に設定することができ、その結果、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
第6の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、記憶されているデータの重要度に応じて、第2の電圧の値を可変に設定可能である。従って、例えば、重要度の高いデータが記憶されている領域ほど、第2の電圧を第1のしきい値電圧に近い値に設定することができ、その結果、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、第1の電圧を印加することによりメモリセルから読み出した第1のデータと、第2の電圧を印加することによりメモリセルから読み出した第2のデータとを比較することによって、メモリトランジスタのしきい値電圧が変動しているか否かを検出する。具体的には、第1のデータと第2のデータとが一致する場合には、しきい値電圧は変動しておらず、第1のデータと第2のデータとが一致しない場合には、しきい値電圧は変動していると判定する。このように、第1のデータと第2のデータとを比較することにより、しきい値電圧が変動しているか否かを、簡易かつ確実に判定することができる。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、訂正回路は、メモリセルから読み出した第1のデータにエラーが発生している場合に、そのエラーを検出して正しいデータに訂正する。従って、訂正処理部によるしきい値電圧の再設定が間に合わず、メモリセルの記憶データの論理状態が変化してしまった場合であっても、その誤ったデータは訂正回路によって正しいデータに訂正される。その結果、検出回路は、訂正後の正しい第1のデータを、第2のデータと比較できるため、しきい値電圧が変動しているか否かを正確に判定することができる。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、複数の第1の電圧及び複数の第1のしきい値電圧に対応して複数の第2の電圧を設定することにより、本発明を3値以上の多値メモリに適用することが可能となる。
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、あるメモリセルが外部からアクセスされた場合、検出回路は、そのメモリセル自身を対象として、しきい値電圧の変動の有無を検出する。これにより、外部からのアクセスが、そのアクセスされたメモリセル自身に与える影響をチェックすることができる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、あるメモリセルが外部からアクセスされた場合、検出回路は、そのアクセスに起因してしきい値電圧の変動が発生し得る複数のメモリセルを対象として、しきい値電圧の変動の有無を検出する。例えば、検出回路は、アクセスされたメモリセルと同一のブロックに属する他の複数のメモリセルを対象として、しきい値電圧の変動の有無を検出する。これにより、外部からのアクセスが、そのアクセスされたメモリセルに関連する複数のメモリセルに与える影響をチェックすることができる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、外部から入力されたアドレスによって指定された一又は複数のメモリセルを対象として、しきい値電圧の変動の有無を検出する。従って、検出対象となるメモリセルを自ら決定するための回路を不揮発性半導体記憶装置の内部に設ける必要がないため、不揮発性半導体記憶装置に関して、構成の簡略化を図ることができる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、半導体基板上に形成されている全てのメモリセルを対象として、しきい値電圧の変動の有無を検出する。従って、しきい値電圧が変動しやすいメモリトランジスタを特定し難い場合に、全てのメモリセルを対象として検出を行うことにより、しきい値電圧が変動したメモリトランジスタを漏れなく発見することができる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、外部から不揮発性半導体記憶装置に対して読み出しアクセスが行われた後に、検出処理を実行する。従って、短い時間間隔で定期的に検出処理を実行する場合と比較すると、検出処理を実行する回数を削減できるため、検出処理を行うための電圧印加がしきい値電圧の変動を助長してしまうという事態を回避することができる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、外部からのアクセスとは無関係に、定期的に検出処理を実行する。従って、ある程度短い時間間隔で定期的に検出処理を行うことにより、しきい値電圧が変動したメモリトランジスタを早期に発見することが可能となる。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、検出回路は、検出処理を実行すべき旨のコマンドを外部から受けて、検出処理を実行する。従って、検出処理の実行タイミングを自ら決定するための回路を不揮発性半導体記憶装置の内部に設ける必要がないため、不揮発性半導体記憶装置に関して、構成の簡略化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように本実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、ワード線駆動回路2、ビット線駆動回路3、アドレス生成回路4、電圧発生回路5、読み出し回路6、ECC(Error Check and Correct )回路7、バッファ8、検出回路9、及び制御部10を備えて構成されている。
図2は、図1に示した制御部10の機能構成を示す図である。図2に示すように制御部10は、訂正処理部20、電圧値設定部21、検出対象決定部22、及び実行タイミング決定部23を備えて構成されている。制御部10は、不揮発性半導体記憶装置の内部に設けられていても良いし、外部に設けられていても良い。
図3は、図1に示したメモリセルアレイ1の構成の一部を抜き出して示す回路図である。メモリセルアレイ1は、行列状に配置された複数のメモリセルを有している。メモリセルアレイ1は、例えばNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイである。但し、本発明はNAND型フラッシュメモリ以外のフラッシュメモリにも適用可能である。図3を参照して、複数のビット線BL(図3における符号BL1〜BLn。「n」は自然数)と複数のワード線WL(図3における符号WL1〜WLm。「m」は自然数)とが、互いに直行して配置されている。また、ワード線WL1に隣接して選択ゲート線SGaが配置されており、ワード線WLmに隣接して選択ゲート線SGbが配置されている。
ビット線BL1〜BLnとワード線WL1〜WLmとの各交点に、メモリセルがそれぞれ形成されている。各メモリセルは、メモリトランジスタMQ(図3における符号MQ11〜MQ1n,MQ21〜MQ2n,MQ31〜MQ3n,MQm1〜MQmn)をそれぞれ有している。また、ビット線BL1〜BLnと選択ゲート線SGaとの各交点には、選択トランジスタSQa(図3における符号SQa1〜SQan)が形成されており、ビット線BL1〜BLnと選択ゲート線SGbとの各交点には、選択トランジスタSQb(図3における符号SQb1〜SQbn)が形成されている。選択トランジスタSQb1〜SQbnは、ソース線SLに共通に接続されている。
ビット線BL1〜BLnは、読み出し回路6に接続されている。読み出し回路6は、ビット線BL1〜BLnにそれぞれ接続されたセンスアンプSA1〜SAnを有している。
ワード線WLを共有する複数のメモリセルの集合(図3に示した例ではn個のメモリセルの集合)は、1ページ(又は複数ページ)を構成する。また、ワード線WL及び選択ゲート線SGa,SGbを共有する複数のメモリセルの集合(図3に示した例ではn×m個のメモリセルの集合)は、1ブロックを構成する。図3には1ブロックの構成のみが示されているが、実際には同一の半導体基板上に複数のブロックが形成されている。
図4は、メモリトランジスタMQの構造を示す断面図である。図4に示すようにメモリトランジスタMQは、半導体基板50と、半導体基板50の上面内にチャネル形成領域を挟んで形成されたソース領域51及びドレイン領域52と、チャネル形成領域の上方に形成されたゲート構造とを備えている。ゲート構造は、トンネル絶縁膜53、電荷蓄積層(フローティングゲート)54、絶縁膜55、及び制御電極(コントロールゲート)56が、半導体基板50上にこの順に積層された構造を有している。電荷蓄積層54内に蓄積された電荷(電子)の量に応じてメモリトランジスタMQのしきい値電圧が変化する。そして、当該しきい値電圧に応じた論理状態のデータが、メモリセルに記憶される。
図5は、しきい値電圧の分布を示す図である。電圧Vrは、通常の読み出し電圧である。つまり、図1に示した読み出し回路6は、図4に示した半導体基板50と制御電極56との間に読み出し電圧Vrを印加することにより、メモリセルからデータを読み出す。具体的には図3を参照して、例えばメモリトランジスタMQ22に対応するメモリセルからデータを読み出す場合は、選択ゲート線SGa,SGbに所定の電圧を印加することにより、選択トランジスタSQa2,SQb2をオンさせる。また、ワード線WL2を除く他のワード線WL1,WL3,・・・,WLmに所定のパス電圧を印加することにより、メモリトランジスタMQ12,MQ32,・・・,MQm2をオンさせる。さらに、ワード線WL2に読み出し電圧Vrを印加する。そして、予めプリチャージしたビット線BL2の電位の変化を、センスアンプSA2によって検出する。論理状態“1”のデータ(以下「データ“1”」とも称す)が記憶されている場合には、ワード線WL2への読み出し電圧Vrの印加によってメモリトランジスタMQ22はオンされるため、ビット線BL2からソース線SLに貫通電流が流れ、ビット線BL2の電位は低下する。一方、論理状態“0”のデータ(以下「データ“0”」とも称す)が記憶されている場合には、ワード線WLへの読み出し電圧Vrの印加によってはメモリトランジスタMQ22はオンしないため、ビット線BL2からソース線SLに貫通電流は流れず、ビット線BL2の電位は低下しない。
再び図5を参照して、メモリセルにデータ“1”を記憶する場合には、図4に示した電荷蓄積層54から電荷を引き抜くことにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は、読み出し電圧Vrよりも低いしきい値電圧Ve以下に設定される。読み出し電圧Vrとしきい値電圧Veとの間に電圧マージンVM1を設けることにより、メモリセルへの確実なデータ“1”の記憶を実現している。
ここで、データ“1”を記憶しているメモリトランジスタMQがチャージゲイン(以下では読み出しディスターブを例にとり説明する)の影響を受けると、当初はしきい値電圧Ve以下に設定されていたしきい値電圧が、徐々に上昇してくる。そして、しきい値電圧が読み出し電圧Vr以上にまで上昇すると、メモリセルに記憶されているデータが、“1”から“0”に変化してしまう。つまり、記憶データが破壊されてしまう。
本実施の形態1では、読み出しディスターブの影響に起因する記憶データの破壊を回避すべく、以下のような制御を行う。
図1,4,5を参照して、検出回路9は、しきい値電圧Veよりも高く読み出し電圧Vrよりも低い電圧Vxを、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Ve以下に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が意図せず上昇したか否かを検出する。
具体的には、まず、半導体基板50と制御電極56との間に読み出し電圧Vrを印加することにより、読み出し回路6によってメモリセルからデータ(本実施の形態1において「第1のデータ」と称す)を読み出す。図3を参照して、例えばメモリトランジスタMQ11に対応するメモリセルから第1のデータを読み出す場合は、選択ゲート線SGa,SGbに所定の電圧を印加することにより、選択トランジスタSQa1,SQb1をオンさせる。また、ワード線WL1を除く他のワード線WL2,WL3,・・・,WLmに所定のパス電圧を印加することにより、メモリトランジスタMQ21,MQ31,・・・,MQm1をオンさせる。さらに、ワード線WL1に読み出し電圧Vrを印加する。そして、予めプリチャージしたビット線BL1の電位の変化を、センスアンプSA1によって検出する。
読み出された第1のデータは、ECC回路7に入力される。ECC回路7は、第1のデータにエラーが発生しているか否かをチェックする。そして、エラーが発生している場合には、そのエラーを訂正し、訂正後の第1のデータをバッファ8に格納する。一方、エラーが発生していない場合には、読み出し回路6から入力された第1のデータをそのままバッファ8に格納する。
次に、半導体基板50と制御電極56との間に電圧Vxを印加することにより、読み出し回路6によってメモリセルからデータ(本実施の形態1において「第2のデータ」と称す)を読み出す。図3を参照して、例えばメモリトランジスタMQ11に対応するメモリセルから第2のデータを読み出す場合は、選択ゲート線SGa,SGbに所定の電圧を印加することにより、選択トランジスタSQa1,SQb1をオンさせる。また、ワード線WL1を除く他のワード線WL2,WL3,・・・,WLmに所定のパス電圧を印加することにより、メモリトランジスタMQ21,MQ31,・・・,MQm1をオンさせる。さらに、ワード線WL1に電圧Vxを印加する。そして、予めプリチャージしたビット線BL1の電位の変化を、センスアンプSA1によって検出する。読み出された第2のデータは、検出回路9に入力される。
次に、検出回路9は、バッファ8から読み出した第1のデータと、読み出し回路6から入力された第2のデータとを比較する。比較の結果、第1のデータと第2のデータとが一致する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は電圧Vx未満(又は電圧Vr以上)であることが分かる。つまり、読み出しディスターブの影響に起因するしきい値電圧の上昇は、その時点では少ないということである。
一方、第1のデータと第2のデータとが一致しない場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は電圧Vx以上かつ電圧Vr未満であることが分かる。つまり、当初はしきい値電圧Ve以下に設定されていたしきい値電圧が、読み出しディスターブの影響に起因して、電圧Vx以上に上昇しているということである。この場合、図2に示した訂正処理部20は、電圧Vx以上に上昇しているメモリトランジスタMQのしきい値電圧を、しきい値電圧Ve以下に再設定する。つまり、対応するメモリセルの記憶データを、論理状態“1”に再設定する。
本実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルに論理状態“1”のデータを記憶する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は、読み出し電圧Vrよりも低いしきい値電圧Ve以下に設定される。そして、検出回路9は、しきい値電圧Veよりも高く読み出し電圧Vrよりも低い電圧Vxを、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Ve以下に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が意図せず上昇変動したか否かを検出する。このように、読み出し電圧Vrよりも低い電圧Vxを用いた検出処理を行うことによって、メモリセルに記憶されているデータの論理状態が完全に変化してしまう前に、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が上昇して読み出し電圧Vrに近付いていることを、早期に発見することができる。つまり、読み出しディスターブの影響に起因するしきい値電圧の上昇を、早期に発見することができる。その結果、しきい値電圧の上昇が生じているメモリトランジスタMQを対象として、そのしきい値電圧を当初のしきい値電圧Ve以下に早期に再設定することが可能となるため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上することができる。
また、訂正処理部20は、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vx以上に上昇したことを検出回路9が検出した場合に、そのメモリトランジスタMQのしきい値電圧を当初のしきい値電圧Ve以下に再設定する。これにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が読み出し電圧Vr以上まで上昇して記憶データの論理状態が“1”から“0”に変化してしまうという事態を回避できる。
さらに、検出回路9は、第1のデータと第2のデータとを比較することにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が変動しているか否かを、簡易かつ確実に判定することができる。
また、ECC回路7は、メモリセルから読み出した第1のデータにエラーが発生している場合に、そのエラーを検出して正しいデータに訂正する。従って、訂正処理部20によるしきい値電圧の再設定が間に合わず、メモリセルの記憶データの論理状態が“1”から“0”に変化してしまった場合であっても、その誤ったデータはECC回路7によって正しいデータ“1”に訂正される。その結果、検出回路9は、訂正後の正しい第1のデータを、第2のデータと比較できるため、しきい値電圧が変動しているか否かを正確に判定することができる。具体的には図1を参照して、この場合検出回路9には、バッファ8からデータ“1”の第1のデータが入力され、読み出し回路6からデータ“0”の第2のデータが入力される。その結果、第1のデータと第2のデータとは一致しないため、検出回路9は、読み出しディスターブの影響に起因するしきい値電圧の上昇が発生していることを、正しく検出することができる。
なお、図1を参照して、ここでは検出回路9が不揮発性半導体記憶装置の内部に形成されている例について示したが、検出回路9は不揮発性半導体記憶装置の外部に形成されていても良い。検出回路9が外部に形成されている場合は、検出回路9を備える外部回路は、不揮発性半導体記憶装置から第1のデータ及び第2のデータを受信する。そして、外部回路が備える検出回路9は、受信した第1のデータと第2のデータとが一致しているか否かに基づいて、しきい値電圧の変動が生じているか否かを検出する。また、検出回路9のみならずECC回路7及びバッファ8をも、外部回路が備える構成としても良い。後述の実施の形態2についても同様である。
図6は、図5に対応させて、本実施の形態1の変形例を示す図である。ここでは、本実施の形態1を3値以上の多値メモリに適用する手法を説明する。図6に示した例は4値メモリであり、各メモリセルは、4種類の論理状態“11”“01”“10”“00”のデータを記憶可能である。
4種類の論理状態に対応して、読み出し電圧Vr1〜Vr3が設定されている。メモリセルにデータ“11”を記憶する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧の上限値は、読み出し電圧Vr1よりも低いしきい値電圧Ve1に設定される。また、メモリセルにデータ“01”を記憶する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧の上限値は、読み出し電圧Vr2よりも低いしきい値電圧Ve2に設定される。同様に、メモリセルにデータ“10”を記憶する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧の上限値は、読み出し電圧Vr3よりも低いしきい値電圧Ve3に設定される。
上記と同様に、検出回路9は、しきい値電圧Ve1よりも高く読み出し電圧Vr1よりも低い電圧Vx1を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Ve1以下に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vx1以上に上昇したか否かを検出することができる。また、検出回路9は、しきい値電圧Ve2よりも高く読み出し電圧Vr2よりも低い電圧Vx2を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Ve2以下に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vx2以上に上昇したか否かを検出することができる。同様に、検出回路9は、しきい値電圧Ve3よりも高く読み出し電圧Vr3よりも低い電圧Vx3を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Ve3以下に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vx3以上に上昇したか否かを検出することができる。
具体的には、上記と同様に、読み出し電圧Vr1〜Vr3を用いてメモリセルから読み出したデータと、電圧Vx1〜Vx3を用いてメモリセルから読み出したデータとを比較し、その比較結果に基づいて、しきい値電圧が変動しているか否かを判定することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、図1と同様である。また、本実施の形態2に係る制御部10の機能構成は、図2と同様である。また、本実施の形態2に係るメモリセルアレイ1の構成は、図3と同様である。また、本実施の形態2に係るメモリトランジスタMQの構造は、図4と同様である。
図7は、しきい値電圧の分布を示す図である。メモリセルに論理状態“0”のデータを記憶する場合には、図4に示した電荷蓄積層54に電荷を注入することにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は、読み出し電圧Vrよりも高いしきい値電圧Vp以上に設定される。読み出し電圧Vrとしきい値電圧Vpとの間に電圧マージンVM0を設けることにより、メモリセルへの確実なデータ“0”の記憶を実現している。
ここで、データ“0”を記憶しているメモリトランジスタMQがチャージロス(以下ではデータリテンションを例にとり説明する)の影響を受けると、当初はしきい値電圧Vp以上に設定されていたしきい値電圧が、徐々に降下してくる。そして、しきい値電圧が読み出し電圧Vr未満にまで降下すると、メモリセルに記憶されているデータが、“0”から“1”に変化してしまう。つまり、記憶データが破壊されてしまう。
本実施の形態2では、データリテンションの影響に起因する記憶データの破壊を回避すべく、以下のような制御を行う。
図1,4,7を参照して、検出回路9は、しきい値電圧Vpよりも低く読み出し電圧Vrよりも高い電圧Vyを、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Vp以上に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が意図せず降下したか否かを検出する。
具体的には、まず、半導体基板50と制御電極56との間に読み出し電圧Vrを印加することにより、読み出し回路6によってメモリセルからデータ(本実施の形態2において「第1のデータ」と称す)を読み出す。読み出された第1のデータは、ECC回路7に入力される。ECC回路7は、第1のデータにエラーが発生しているか否かをチェックする。そして、エラーが発生している場合には、そのエラーを訂正し、訂正後の第1のデータをバッファ8に格納する。一方、エラーが発生していない場合には、読み出し回路6から入力された第1のデータをそのままバッファ8に格納する。
次に、半導体基板50と制御電極56との間に電圧Vyを印加することにより、読み出し回路6によってメモリセルからデータ(本実施の形態2において「第2のデータ」と称す)を読み出す。第2のデータは検出回路9に入力される。
次に、検出回路9は、バッファ8から読み出した第1のデータと、読み出し回路6から入力された第2のデータとを比較する。比較の結果、第1のデータと第2のデータとが一致する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は電圧Vy以上(又は電圧Vr未満)であることが分かる。つまり、データリテンションの影響に起因するしきい値電圧の降下は、その時点では少ないということである。
一方、第1のデータと第2のデータとが一致しない場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は電圧Vy未満かつ電圧Vr以上であることが分かる。つまり、当初はしきい値電圧Vp以上に設定されていたしきい値電圧が、データリテンションの影響に起因して、電圧Vy未満に降下しているということである。この場合、図2に示した訂正処理部20は、電圧Vy未満に降下しているメモリトランジスタMQのしきい値電圧を、しきい値電圧Vp以上に再設定する。つまり、対応するメモリセルの記憶データを、論理状態“0”に再設定する。
本実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルに論理状態“0”のデータを記憶する場合には、メモリトランジスタMQのしきい値電圧は、読み出し電圧Vrよりも高いしきい値電圧Vp以上に設定される。そして、検出回路9は、しきい値電圧Vpよりも低く読み出し電圧Vrよりも高い電圧Vyを、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Vp以上に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が意図せず降下変動したか否かを検出する。このように、読み出し電圧Vrよりも高い電圧Vyを用いた検出処理を行うことによって、メモリセルに記憶されているデータの論理状態が完全に変化してしまう前に、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が降下して読み出し電圧Vrに近付いていることを、早期に発見することができる。つまり、データリテンションの影響に起因するしきい値電圧の降下を、早期に発見することができる。その結果、しきい値電圧の降下が生じているメモリトランジスタMQを対象として、そのしきい値電圧を当初のしきい値電圧Vp以上に早期に再設定することが可能となるため、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上することができる。
また、訂正処理部20は、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vy未満に降下したことを検出回路9が検出した場合に、そのメモリトランジスタMQのしきい値電圧を当初のしきい値電圧Vp以上に再設定する。これにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が読み出し電圧Vr未満まで降下して記憶データの論理状態が“0”から“1”に変化してしまうという事態を回避できる。
さらに、検出回路9は、第1のデータと第2のデータとを比較することにより、メモリトランジスタMQのしきい値電圧が変動しているか否かを、簡易かつ確実に判定することができる。
また、ECC回路7は、メモリセルから読み出した第1のデータにエラーが発生している場合に、そのエラーを検出して正しいデータに訂正する。従って、訂正処理部20によるしきい値電圧の再設定が間に合わず、メモリセルの記憶データの論理状態が“0”から“1”に変化してしまった場合であっても、その誤ったデータはECC回路7によって正しいデータ“0”に訂正される。その結果、検出回路9は、訂正後の正しい第1のデータを、第2のデータと比較できるため、しきい値電圧が変動しているか否かを正確に判定することができる。
図8は、図7に対応させて、本実施の形態2の変形例を示す図である。ここでは、本実施の形態2を3値以上の多値メモリに適用する手法を説明する。図8に示した例は4値メモリであり、各メモリセルは、4種類の論理状態“11”“01”“10”“00”のデータを記憶可能である。
上記実施の形態1の変形例(図6)と同様に、4種類の論理状態に対応して、読み出し電圧Vr1〜Vr3が設定されている。
また、本実施の形態2で上述した通り、検出回路9は、しきい値電圧Vp1よりも低く読み出し電圧Vr1よりも高い電圧Vy1を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Vp1以上に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vy1未満に降下したか否かを検出することができる。また、検出回路9は、しきい値電圧Vp2よりも低く読み出し電圧Vr2よりも高い電圧Vy2を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Vp2以上に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vy2未満に降下したか否かを検出することができる。同様に、検出回路9は、しきい値電圧Vp3よりも低く読み出し電圧Vr3よりも高い電圧Vy3を、半導体基板50と制御電極56との間に印加することにより、当初はしきい値電圧Vp3以上に設定されていたメモリトランジスタMQのしきい値電圧が電圧Vy3未満に降下したか否かを検出することができる。
具体的には、上記と同様に、読み出し電圧Vr1〜Vr3を用いてメモリセルから読み出したデータと、電圧Vy1〜Vy3を用いてメモリセルから読み出したデータとを比較し、その比較結果に基づいて、しきい値電圧が変動しているか否かを判定することができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、図2に示した制御部10の機能について詳細に説明する。図2に示したように制御部10は、訂正処理部20、電圧値設定部21、検出対象決定部22、及び実行タイミング決定部23を備えて構成されている。訂正処理部20の機能については、上述した通りである。
図5を参照して、電圧値設定部21は、しきい値電圧Veよりも高く読み出し電圧Vrよりも低い範囲内で、電圧Vxの値を可変に設定することができる。図6を参照して、電圧値設定部21は、しきい値電圧Ve1,Ve2,Ve3よりも高く読み出し電圧Vr1,Vr2,Vr3よりも低い範囲内で、電圧Vx1,Vx2,Vx3の値を可変に設定することができる。図7を参照して、電圧値設定部21は、しきい値電圧Vpよりも低く読み出し電圧Vrよりも高い範囲内で、電圧Vyの値を可変に設定することができる。図8を参照して、電圧値設定部21は、しきい値電圧Vp1,Vp2,Vp3よりも低く読み出し電圧Vr1,Vr2,Vr3よりも高い範囲内で、電圧Vy1,Vy2,Vy3の値を可変に設定することができる。
第1の例として、外部から不揮発性半導体記憶装置へのアクセス回数を、メモリセルアレイ1の領域ごとにカウント可能なカウンタを備えておき、電圧値設定部21は、そのカウンタのカウント値に応じて、電圧Vxの値を可変に設定する。例えば、電圧値設定部21は、アクセス回数が多い領域(つまり、しきい値電圧の変動が大きいと予想される領域)ほど、電圧Vxをしきい値電圧Veに近い値に設定する。その結果、そのような領域ほど、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
第2の例として、メモリセルアレイ1に記憶されているデータの重要度を、メモリセルアレイ1の領域ごとに記述したデータテーブルを設けておき、電圧値設定部21は、そのデータテーブルを参照して、電圧Vxの値を可変に設定する。例えば、重要度の高いデータ(プログラム、コード、秘匿性の高いデータ等)が記憶されている領域ほど、電圧Vxをしきい値電圧Veに近い値に設定する。その結果、そのような領域ほど、しきい値電圧の変動を早期に発見することが可能となる。
検出対象決定部22は、メモリセルアレイ1内に含まれる全てのメモリセルの中から、検出回路9によってしきい値電圧の変動が生じているか否かを検出すべき一又は複数のメモリセルを決定することができる。つまり、検出対象決定部22は、検出回路9の検出対象を決定する。
第1の例として、外部からある特定のメモリセルがアクセスされた場合、検出対象決定部22は、そのアクセスされたメモリセル自身を、検出回路9の検出対象として決定する。これにより、外部からのアクセスがそのアクセスされたメモリセル自身に与える影響をチェックすることができる。また、検出対象が比較的少ないため、しきい値電圧の変動を検出するための所要時間が短くてすむ。
第2の例として、外部からある特定のメモリセルがアクセスされた場合、検出対象決定部22は、そのメモリセルがアクセスされたことに起因してしきい値電圧の変動が発生し得る複数のメモリセルを、検出回路9の検出対象として決定する。例えば、アクセスされたメモリセルと同一のブロック内に存在する全てのメモリセルを、検出回路9の検出対象として決定する。これにより、外部からのアクセスが、そのアクセスされたメモリセルに関連する複数のメモリセルに与える影響をチェックすることができる。また、同一の半導体基板上に形成されている全てのメモリセルを検出回路9の検出対象とする場合と比較すると、検出の所要時間が短くてすむ。
第3の例として、検出回路9による検出を実行すべき一又は複数のメモリセルの情報(アドレス等)が外部から不揮発性半導体記憶装置に入力されており、検出対象決定部22は、外部から入力されたアドレスによって指定された一又は複数のメモリセルを、検出回路9の検出対象として決定する。この場合、検出対象となるメモリセルを自ら決定するための回路を不揮発性半導体記憶装置の内部に設ける必要がないため、不揮発性半導体記憶装置に関して、構成の簡略化を図ることができる。特に、しきい値電圧の変動が発生しやすいメモリセルが特定されている場合に有効な方策である。
第4の例として、検出対象決定部22は、同一の半導体基板上に形成されている全てのメモリセルを、検出回路9の検出対象として決定する。しきい値電圧が変動しやすいメモリトランジスタを特定し難い場合に、全てのメモリセルを対象として検出を行うことにより、しきい値電圧が変動したメモリトランジスタを漏れなく発見することができる。
実行タイミング決定部23は、しきい値電圧の変動に関する検出処理を検出回路9に実行させるタイミングを決定することができる。
第1の例として、実行タイミング決定部23は、外部から不揮発性半導体記憶装置に対して読み出しアクセスが行われた後に、検出回路9に検出処理を実行させる。これにより、短い時間間隔で定期的に検出処理が実行される場合と比較すると、検出処理を実行する合計の回数を削減できるため、検出処理を行うための電圧印加がしきい値電圧の変動を助長してしまうという事態を回避することができる。
第2の例として、実行タイミング決定部23は、外部からのアクセスとは無関係に、特定の時間間隔で定期的に検出回路9に検出処理を実行させる。ある程度短い時間間隔で定期的に検出処理を行うことにより、しきい値電圧が変動したメモリトランジスタを早期に発見することが可能となる。
第3の例として、検出回路9に検出処理を実行させるためのコマンドが外部から不揮発性半導体記憶装置に入力されており、実行タイミング決定部23は、外部からそのコマンドを受けて、検出回路9に検出処理を実行させる。この場合、検出処理の実行タイミングを自ら決定するための回路を不揮発性半導体記憶装置の内部に設ける必要がないため、不揮発性半導体記憶装置に関して、構成の簡略化を図ることができる。また、上記と同様に、短い時間間隔で定期的に検出処理が実行される場合と比較すると、検出処理を実行する合計の回数を削減できるため、検出処理を行うための電圧印加がしきい値電圧の変動を助長してしまうという事態を回避することができる。
本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示した制御部の機能構成を示す図である。 図1に示したメモリセルアレイの構成の一部を抜き出して示す回路図である。 メモリトランジスタの構造を示す断面図である。 しきい値電圧の分布を示す図である。 図5に対応させて、実施の形態1の変形例を示す図である。 しきい値電圧の分布を示す図である。 図7に対応させて、実施の形態2の変形例を示す図である。
符号の説明
1 メモリセルアレイ
6 読み出し回路
7 ECC回路
8 バッファ
9 検出回路
10 制御部
20 訂正処理部
21 電圧値設定部
22 検出対象決定部
23 実行タイミング決定部
50 半導体基板
54 電荷蓄積層
56 制御電極
MQ メモリトランジスタ
Vr,Vr1〜Vr3 読み出し電圧
Ve,Ve1〜Ve3,Vp,Vp1〜Vp3 しきい値電圧
Vx,Vx1〜Vx3,Vy,Vy1〜Vy3 電圧

Claims (15)

  1. 半導体基板と電荷蓄積層と制御電極とを含むメモリトランジスタを有し、前記電荷蓄積層内に蓄積された電荷の量に応じて前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変化し、当該しきい値電圧に応じたデータが記憶される、メモリセルと、
    前記半導体基板と前記制御電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記メモリセルから前記データを読み出す読み出し回路と
    を備える、不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセルに第1の論理状態のデータを記憶する場合には、前記メモリトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の電圧よりも低い第1のしきい値電圧以下に設定され、
    前記第1のしきい値電圧よりも高く前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を、前記半導体基板と前記制御電極との間に印加することにより、前記第1のしきい値電圧以下に設定された前記メモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず上昇変動したか否かの検出処理を実行する検出回路
    をさらに備え
    重要度の高いデータほど前記第2の電圧が前記第1のしきい値電圧に近い値となるように、前記第2の電圧は、記憶されているデータの重要度に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能である、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変動したことを前記検出回路が検出した場合に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧を前記第1のしきい値電圧以下に再設定する、訂正処理部
    をさらに備える、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 半導体基板と電荷蓄積層と制御電極とを含むメモリトランジスタを有し、前記電荷蓄積層内に蓄積された電荷の量に応じて前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変化し、当該しきい値電圧に応じたデータが記憶される、メモリセルと、
    前記半導体基板と前記制御電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記メモリセルから前記データを読み出す読み出し回路と
    を備える、不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセルに第1の論理状態のデータを記憶する場合には、前記メモリトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の電圧よりも高い第1のしきい値電圧以上に設定され、
    前記第1のしきい値電圧よりも低く前記第1の電圧よりも高い第2の電圧を、前記半導体基板と前記制御電極との間に印加することにより、前記第1のしきい値電圧以上に設定された前記メモリトランジスタのしきい値電圧が意図せず降下変動したか否かの検出処理を実行する検出回路
    をさらに備え、
    重要度の高いデータほど前記第2の電圧が前記第1のしきい値電圧に近い値となるように、前記第2の電圧は、記憶されているデータの重要度に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能である、不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリトランジスタのしきい値電圧が変動したことを前記検出回路が検出した場合に、前記メモリトランジスタのしきい値電圧を前記第1のしきい値電圧以上に再設定する、訂正処理部
    をさらに備える、請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2の電圧は、外部から前記不揮発性半導体記憶装置へのアクセス回数に応じて、前記第1のしきい値電圧と前記第1の電圧との間で可変に設定可能である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記検出回路は、前記半導体基板と前記制御電極との間に前記第1の電圧を印加することにより前記メモリセルから読み出した第1のデータと、前記半導体基板と前記制御電極との間に前記第2の電圧を印加することにより前記メモリセルから読み出した第2のデータとを比較することによって、前記メモリトランジスタのしきい値電圧の変動を検出する、請求項1〜5のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記メモリセルから読み出した前記第1のデータにエラーが発生している場合に、そのエラーを検出して訂正する訂正回路
    をさらに備える、請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルは、3種類以上の複数の論理状態のデータを記憶可能であり、
    前記第1の電圧及び前記第1のしきい値電圧は、前記複数の論理状態に対応してそれぞれ複数設定されており、
    前記第2の電圧は、複数の前記第1の電圧及び複数の前記第1のしきい値電圧に対応して複数設定されている、請求項1〜7のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、アクセスされたメモリセル自身が含まれる、請求項1〜8のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、あるメモリセルがアクセスされたことに起因して、しきい値電圧の変動が発生し得る複数のメモリセルが含まれる、請求項1〜8のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象には、外部から入力されたアドレスによって指定された一又は複数のメモリセルが含まれる、請求項1〜8のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記検出回路によってしきい値電圧の変動の有無が検出される対象は、前記半導体基板上に形成されている全てのメモリセルである、請求項1〜8のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記検出回路は、前記不揮発性半導体記憶装置に対して読み出しアクセスが行われた後に、前記検出処理を実行する、請求項1〜12のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記検出回路は、定期的に、前記検出処理を実行する、請求項1〜12のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前記検出回路は、外部からのコマンドを受けて、前記検出処理を実行する、請求項1〜12のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
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