JP5475900B1 - 加熱装置 - Google Patents

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【課題】従来の基板加熱装置は、基板から基板支持部に熱が逃げてしまい、熱損失が大きかった。また、基板を任意の温度に保持したり、所定の温度プログラムに沿って昇温、降温させたりする制御が難しかった。
【解決手段】本発明の加熱装置は、気密チャンバ8と、この気密チャンバ8に設けた、レーザ光を透過せしめるレーザ光透過窓10と、上記気密チャンバ8内に設けた被加熱物支持部18と、上記気密チャンバ8の外部から上記レーザ光透過窓10を通して、上記被加熱物支持部18により支持した被加熱物17上にレーザ光を照射するレーザ照射手段とよりなり、上記被加熱物支持部18は、上記気密チャンバ8内に設けた、少なくとも3つの突起部とよりなり、上記少なくとも3つの突起部により上記被加熱物17を支持することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は加熱装置、特に、半導体基板や酸化物基板などの被加熱物上に酸化膜を形成したり、被加熱物をアニール処理したりするために、上記被加熱物をレーザ光により加熱する装置に関するものである。
図23は、従来の基板加熱装置を示し、1は気密チャンバ、2は半導体基板等の基板、3はこの基板2を載置するため上記気密チャンバ1内に設けた基板載置部、4は上記気密チャンバ1の天井に設けたレーザ光入射用のレーザ光透過窓、5は上記気密チャンバ1内に安定ガスを導入するためのマスフロー、6は上記気密チャンバ1内の空気を排気するための排気ポンプ、7は上記気密チャンバ1内の真空度を制御するための圧力制御バルブである。
上記従来の基板加熱装置においては、酸素又は大気雰囲気中で、基板2上に例えば絶縁被膜を形成するため、レーザ光を光ファイバー(図示せず)により、上記レーザ光透過窓4付近まで誘導し、上記光ファイバの先端から上記レーザ光透過窓4を介して上記気密チャンバ1内の基板載置部3上に載置した上記基板2上にレーザ光を照射し、加熱せしめている。このような従来の基板加熱装置としては、特許文献1に記載のものがある。
特開2002−252181号公報(第1図)
しかしながら、上記従来の加熱装置では、基板から基板載置部に熱が逃げてしまい、熱損失が大きくなる。
また、基板載置部に逃げた熱が気密チャンバを加熱してしまうので、気密チャンバの冷却装置が必要である。
また、基板は、加熱された基板載置部から熱の影響を受けるので、基板を任意の温度に保持したり、基板を所定の温度プログラムパターンに沿って昇温、降温させたりする制御が難しいという欠点があった。
本発明は、上記の欠点を除くようにしたものである。
本発明の加熱装置は、気密チャンバと、この気密チャンバに設けた、レーザ光を透過せしめるレーザ光透過窓と、上記気密チャンバ内に設けた被加熱物支持部と、上記気密チャンバの外部から上記レーザ光透過窓を通して、上記被加熱物支持部により支持した被加熱物上にレーザ光を照射するレーザ照射手段とよりなり、上記被加熱物支持部は、上記気密チャンバ内に設けた、支持される被加熱物に向かって水平方向に延びる、少なくとも3つの水平アームと、この各水平アームの先端面から、れぞれ上記支持される被加熱物に向かって水平方向に突出して設けた柱体と、上記柱体の周側部上に設けた突起部とよりなり、上記各水平アームの先端面は、それぞれ上記支持される被加熱物側に向かって下方に傾斜した傾斜面を有し、上記レーザ照射手段は、レーザ発振器と、このレーザ発振器と被加熱物との間に介挿した光学レンズ系とよりなり、この光学レンズ系は、上記レーザ発振器からのレーザ光を上記被加熱物の形状に合致した形状で上記被加熱物に照射するように形成され、上記被加熱物は、上記柱体の上記突起部上に、上記被加熱物の縁部下面を載置することにより上記被加熱物支持部に支持されると共に、上記水平アームの傾斜した先端面により、上記被加熱物がセンタリングされることを特徴とする。
また、上記突起部は、半球または錐体であることを特徴とする。
また、上記傾斜面は凸状にV字状に形成されていることを特徴とする。
また、上記光学レンズ系は、非球面レンズよりなることを特徴とする。
また、上記柱体及び突起物は、透明な石英又はサファイアであることを特徴とする。
本発明の加熱装置によれば、被加熱物と被加熱物支持部とを小さい面接触、あるいは線接触、あるいは点接触となるように支持するので、被加熱物から被加熱物支持部に熱が逃げにくく、熱損失が少ない。
また、被加熱物支持部が加熱されにくいので、気密チャンバが加熱されず、気密チャンバ冷却用の装置が不要になる。
また、被加熱物は、被加熱物支持部から熱の影響を受けにくいので、被加熱物を任意の温度に保持したり、被加熱物を所定の温度プログラムパターンに沿って昇温降温させたりする制御が容易になる。
本発明の加熱装置の縦断正面図である。 本発明の加熱装置の縦断側面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の拡大正面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の拡大平面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の突起部の要部の拡大正面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の説明用拡大正面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の説明用拡大平面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の他の実施例の突起部の要部の拡大正面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大平面図である。 本発明の加熱装置の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の縦断正面図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の拡大斜視図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の突起部の拡大斜視図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大平面図である。 本発明の加熱装置の他の実施例の被加熱物支持部の更に他の実施例の突起部の要部の拡大側面図である。 被加熱物を加熱する温度プログラムパターンを示す図である。 図20の温度プログラムパターンに従って、本発明の加熱装置を用いて被加熱物を加熱した時の温度と時間の関係を示す図である。 図20の温度プログラムパターンに従って、従来の加熱装置を用いて被加熱物を加熱した時の温度と時間の関係を示す図である。 従来の加熱装置の縦断側面図である。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明の加熱装置は、図1及び図2に示すように、気密チャンバ8と、上記気密チャンバ8の上面の壁に設けた開口部9と、上記開口部9を気密に塞ぐ、レーザ光透過窓10を有する着脱自在の蓋11と、上記蓋11の上面に設けたホルダ12と、このホルダ12の光学レンズ系ホルダ部12aに、レーザ光出口側が下になるように設けた光学レンズ系13と、半導体レーザ発振器14と、上記半導体レーザ発振器14のレーザ出口に設けた、レーザ光を集光せしめる集光レンズ等からなるレーザ光集光手段15と、上記集光手段15と上記光学レンズ系13とを接続せしめる、上記ホルダ12の光ファイバホルダ部12bに固定される光ファイバ16と、上記気密チャンバ8内の底部に設けた、被加熱物17を支持する被加熱物支持部18とよりなる。
また、上記ホルダ12には、放射温度計19を設け、上記レーザ光透過窓10を介して、上記被加熱物支持部18に載置された被加熱物17から発する赤外線から温度を測定できるようにする。
なお、20は被加熱物の搬送口、21はガス導入口、22はガス排気口である。
また、上記光学レンズ系13は、光ファイバ16から照射されたレーザ光を所望の強度分布で所望の大きさに拡大する光学系であり、上記被加熱物17の形状に合致した形状で上記被加熱物17にレーザ光が照射されるように形成せしめる。これにより、上記被加熱物17のみにレーザ光が照射されるので、最少のエネルギーで被加熱物17を加熱できると共に、気密チャンバ8を加熱しないため、気密チャンバ8の冷却装置を別途設ける必要はない。
なお、半導体レーザ発振器14から光ファイバ16に入射したレーザ光は光ファイバ内部で反射を繰り返し、光ファイバ16の端面から出射した直後では強度分布が均一であるが、上記レーザ光を単純に拡大したのでは、被加熱物17上では、強度分布が不均一になる。そこで、被加熱物17のサイズ及び光ファイバ16と被加熱物17との距離を勘案して、上記被加熱物17に照射されるレーザ光の強度分布が均一になるように、上記光学レンズ系13を形成し、この光学レンズ系13により上記レーザ光を整形し、被加熱物17を広域に亘って均一な温度分布で加熱するようにする。
また、上記光学レンズ系13は、非球面レンズ、六角形ロッドレンズ、シリンドリカルレンズアレイを単独又は組み合わせて形成するが、レーザ光のビーム強度分布の設計が容易で、かつ、被加熱物のレーザ光照射範囲の設計が容易な一つの非球面レンズからなるものが好ましい。
また、上記非球面レンズによれば、光学レンズ系13をコンパクトにすることができる。
また、上記半導体レーザ発振器14は、レーザダイオードバーを複数個積み上げて構成される、例えば連続発振で1kW以上の高出力を出すものが好ましい。
また、上記レーザ発振器14のレーザ光の波長は、被加熱物が吸収しやすい波長のものが好まれ、例えば、被加熱物がSi基板の場合800nm近傍の波長を発振する半導体レーザが好ましい。これにより、エネルギー消費量を削減できる。
また、上記被加熱物17は、例えば、シリコン(Si)などの半導体基板や、サファイア、酸化亜鉛等などの酸化物基板であり、その基板の形状には円形や矩形などがある。また、上記被加熱物17は、例えば1/2インチの小面積から18インチの大面積に適用できるが、特に1/2〜2インチが好ましい。
また、上記被加熱物支持部18は、図3〜図7に示すように、上記気密チャンバ8内の底部に互いに等間隔に離間して設けた、少なくとも3つの垂直支柱23と、この各垂直支柱23の上部からそれぞれ、支持される被加熱物に向かって水平方向に延びる水平アーム24と、この各水平アーム24の先端面24aからそれぞれ、支持される被加熱物に向かって水平方向に突出して設けた、例えば円柱状の柱体25などの突起部とよりなり、上記各柱体25の周側部上に、上記被加熱物17の縁部下面を載置することにより、上記被加熱物17が略線接触で上記被加熱物支持部18に支持されるようになる。
これにより、上記加熱された被加熱物17から被加熱物支持部18への熱伝導が抑制されるようになり、気密チャンバ8への熱逃げを防止し、気密チャンバ8の冷却装置を別途設ける必要がなくなる。
また、センタリング部材としての上記水平アーム24の先端面24aは支持される被加熱物17に向かって下方に傾斜すると共に、この傾斜した先端面24aの下部から上記柱体25が突出しており、これにより、上記各水平アーム24の傾斜した先端面24aと上記各柱体25の周側部上端との間にそれぞれ段部26が形成され、図6及び図7に示すように、この段部26に被加熱物17の縁が合致して、上記被加熱物17がセンタリングされると共に、被加熱物17が前後左右方向に移動できないように形成されている。
また、上記傾斜した先端面24aにより、上記被加熱物17がセンタリングしやすくなる。
なお、上記水平アーム24と上記柱体25は、被加熱物温度の高温に耐えられる材質で、かつ、レーザ光の吸収が小さく、かつ熱伝導率が良くない材料、例えば、透明な石英やサファイアが好ましい。
また、上記柱体25は、図8に示すように、三角柱であってもよく、この三角柱の周側部上端の頂部25aに上記被加熱物17を載置するようにしてもよい。
また、図9及び図10に示すように、上記柱体25の周側部上に、更に柱体、例えば、半球状の突起部29又は、円錐体などの錐体状の突起部30を設け、これら突起部29、30上に上記被加熱物17の縁部下面を載置することにより、上記被加熱物17を点接触で上記被加熱物支持部18に支持するようにしてもよい。
これにより、上記加熱された被加熱物17から被加熱物支持部18への熱伝導が更に抑制されるようになる。
また、図11及び図12に示すように、上記傾斜した先端面24aを左右方向において凸状のV字状に形成し、上記傾斜した先端面24aの頂部24bで、上記被加熱物17の縁が接触するようにすれば、上記傾斜した先端面24aと上記被加熱物17の縁とが点接触となり、より、接触面積を小さくすることができるようになる。
なお、図13〜図15は、他の被加熱物支持部18´を示し、この他の被加熱物支持部18´は、気密チャンバ8の底部に互いに等間隔に離間して設けた、少なくとも3つの上方に突出する棒状の柱体27など突起部とよりなり、上記各柱体27の上端面に、上記被加熱物17の縁部下面を載置することにより、上記被加熱物17が上記被加熱物支持部18´に支持されるようになる。
これにより、上記加熱された被加熱物17から被加熱物支持部18´への熱伝導が抑制されるようになり、気密チャンバ8への熱逃げを防止し、気密チャンバ8の冷却装置を別途設ける必要がなくなる。
また、上記各棒状柱体27の先端端面は、図15に示すように、支持される被加熱物側の内側半円部に形成された平面部27aと、センタリング部材としての外側中間部に形成された外方に向かって上方に傾斜した傾斜部27bと、上記傾斜部27bに連なって、外側端部に形成された平面部27cとにより構成され、上記平面部27aと上記傾斜部27bとの間にそれぞれ段部28が形成され、この段部28に被加熱物17の縁が合致して、上記被加熱物17がセンタリングできると共に、被加熱物17が前後左右方向に移動できないように形成されている。
また、上記傾斜した傾斜面27bにより、上記被加熱物17がセンタリングしやすくなる。
なお、上記各棒状柱体27の先端端面形状は凸状の半球状であってもよく、この場合には、棒状柱体27と被加熱物17とのが略点接触となるため、被加熱物17から棒状柱体27への熱伝導をより防ぐことができるようになる。
また、図16及び図17に示すように、上記各棒状柱体27の平面部27a上に、更に柱体、例えば、半球状の突起部31又は、円錐体などの錐体状の突起部32を設け、これら突起部31,32上に上記被加熱物17の縁部下面を載置することにより、上記被加熱物17を点接触で上記被加熱物支持部18´に支持するようにしてもよい。
これにより、上記加熱された被加熱物17から被加熱物支持部18´への熱伝導が更に抑制されるようになる。
また、図18及び図19に示すように、上記傾斜部27bを左右方向において凸状のV字状に形成し、上記傾斜部27bの頂部27dで、上記被加熱物17の縁が接触するようにすれば、上記傾斜部27bと上記被加熱物17の縁とが点接触となり、より、接触面積を小さくすることができるようになる。
なお、上記棒状柱体27の数は3〜6つが好ましいが、特に4つの場合には、被加熱物17を安定して支持できるため、好ましい。
また、上記柱体29、30、31、32などの突起部は、被加熱物温度の高温に耐えられる材質で、かつ、レーザ光の吸収が小さく、かつ熱伝導率が良くない材料、例えば、透明な石英やサファイアが好ましい。
本発明の加熱装置においては、例えば、気密チャンバ8内を酸素又は大気雰囲気とし、上記半導体レーザ発振器14から出射されたレーザ光を、上記レーザ光集光手段15により集光せしめて、上記光ファイバ16の一端から入射せしめ、上記光ファイバ16の他端から出射した上記レーザ光を上記光学レンズ系13及び上記レーザ光透過窓10を介して気密チャンバ8内の被加熱物17のみに照射し、上記被加熱物17のみを加熱せしめ、上記被加熱物17上に酸化膜を形成せめる。
なお、上記放射温度計19により被加熱物17の温度を測定し、フィードバックしながら、上記被加熱物17を加熱するようにする。
本発明の加熱装置によれば、上記光学レンズ系13により、レーザ光は被加熱物17のみに照射され、また、被加熱物基板17から被加熱物支持部18、18´への熱逃げを防止できるので、熱損失を小さくすることができる。
また、レーザ光は被加熱物17のみに照射されるので気密チャンバ8は加熱されず、また、被加熱物支持部18、18´は加熱されないので、被加熱物支持部18、18´から気密チャンバ8は加熱されないので、チャンバ冷却用の装置が不要になる。
また、上記被加熱物17は、上記被加熱物支持部18、18´からの熱の影響を受けないので、上記被加熱物17を任意の温度に保持したり、上記被加熱物17を所定の温度プログラムパターンに沿って昇温降温させたりする制御が容易になる。
なお、図21は、図20の温度プログラムパターンに基づき、本発明の加熱装置を用いて被加熱物17を加熱した時の被加熱物の温度を示した図であり、図22は、従来の加熱装置を用いて被加熱物を加熱した時の被加熱物の温度を示した図である。
図20〜22から分かるように、本発明の加熱装置を利用した場合には、温度プログラムパターンにほぼ沿って、被加熱物を昇温降温することができるようになる。
なお、気密チャンバ8にガス導入ポートを設け、酸化膜以外の水素アニール装置としても使用できる。
1 気密チャンバ
2 基板
3 基板載置部
4 レーザ光透過窓
5 マスフロー
6 排気ポンプ
7 バルブ
8 気密チャンバ
9 開口部
10 レーザ光透過窓
11 蓋
12 ホルダ
12a 光学レンズ系ホルダ部
12b 光ファイバホルダ部
13 光学レンズ系
14 半導体レーザ発振器
15 レーザ光集光手段
16 光ファイバ
17 被加熱物
18 被加熱物支持部
18´ 被加熱物支持部
19 放射温度計
20 搬送口
21 ガス導入口
22 ガス排気口
23 支柱
24 水平アーム
24a 先端面
24b 頂部
25 柱体
25a 頂部
26 段部
27 柱体
27a 平面部
27b 傾斜部
27c 平面部
27d 頂部
28 段部
29 突起部
30 突起部
31 突起部
32 突起部

Claims (5)

  1. 気密チャンバと、この気密チャンバに設けた、レーザ光を透過せしめるレーザ光透過窓と、上記気密チャンバ内に設けた被加熱物支持部と、上記気密チャンバの外部から上記レーザ光透過窓を通して、上記被加熱物支持部により支持した被加熱物上にレーザ光を照射するレーザ照射手段とよりなり、
    上記被加熱物支持部は、上記気密チャンバ内に設けた、支持される被加熱物に向かって水平方向に延びる、少なくとも3つの水平アームと、この各水平アームの先端面から、れぞれ上記支持される被加熱物に向かって水平方向に突出して設けた柱体と、上記柱体の周側部上に設けた突起部とよりなり、
    上記各水平アームの先端面は、それぞれ上記支持される被加熱物側に向かって下方に傾斜した傾斜面を有し、
    上記レーザ照射手段は、レーザ発振器と、このレーザ発振器と被加熱物との間に介挿した光学レンズ系とよりなり、この光学レンズ系は、上記レーザ発振器からのレーザ光を上記被加熱物の形状に合致した形状で上記被加熱物に照射するように形成され、
    上記被加熱物は、上記柱体の上記突起部上に、上記被加熱物の縁部下面を載置することにより上記被加熱物支持部に支持されると共に、上記水平アームの傾斜した先端面により、上記被加熱物がセンタリングされることを特徴とする加熱装置。
  2. 上記突起部は、半球または錐体であることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 上記傾斜面は凸状にV字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱装置。
  4. 上記光学レンズ系は、非球面レンズよりなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の加熱装置。
  5. 上記柱体及び突起物は、透明な石英又はサファイアであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の加熱装置。
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