JP5475860B1 - 磨き装置 - Google Patents

磨き装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5475860B1
JP5475860B1 JP2012285228A JP2012285228A JP5475860B1 JP 5475860 B1 JP5475860 B1 JP 5475860B1 JP 2012285228 A JP2012285228 A JP 2012285228A JP 2012285228 A JP2012285228 A JP 2012285228A JP 5475860 B1 JP5475860 B1 JP 5475860B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
holding
peripheral side
workpiece
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012285228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014124755A (ja
Inventor
衛 河嶋
Original Assignee
株式会社カワチュウ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カワチュウ filed Critical 株式会社カワチュウ
Priority to JP2012285228A priority Critical patent/JP5475860B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5475860B1 publication Critical patent/JP5475860B1/ja
Publication of JP2014124755A publication Critical patent/JP2014124755A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】各種の径サイズの被加工材の周側面を好適に磨くことができる磨き装置を提供する。
【解決手段】磨き装置は、被加工材が装着される装着部と第一保持部と回転部を備える。第一保持部は、被加工材の周側面を磨くための第一研磨部を被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、回転部は、被加工材の周側面に対して第一保持部を回転させる。第一保持部は、第一研磨部が取り付けられる第一取付部と第一錘部と第一支持部と第一移動部を備える。第一支持部には、回転部の回転軸を中心とした放射方向の第一側の領域に第一取付部が設けられ、被加工材を介して第一側の領域とは反対側となる放射方向の第二側の領域に第一錘部が設けられる。第一移動部は、第一支持部を放射方向に沿って移動させる。第一錘部は、第一保持部の回転に伴い第一取付部が被加工材の周側面に接近する側に第一支持部を第一移動部を介して移動させる遠心力を発生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加工材の周側面を磨くための磨き装置に関する。
被加工材の周側面を磨く磨き装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ネジ部の奥まで十分に磨くことができるボルト磨き装置に関する技術が開示されている。このボルト磨き装置は、ボルト回転機構と、回転ブラシと、ブラシ回転機構を備える。ボルト回転機構は、ボルトを保持してこのボルトをボルト軸周りに回転させる。回転ブラシは、ブラシ軸およびこのブラシ軸の周囲に設けられたブラシ材を有し、ブラシ軸の中心軸線周りに回転させられる。ブラシ回転機構は、回転ブラシを保持して回転させる。ボルト磨き装置は、ブラシ材をボルトに接触させてボルトを磨く。ブラシ回転機構は、ボルト軸とブラシ軸が重なる方向からみた場合、ボルト軸に対してブラシ軸の中心軸が所定の傾き角+αをなすように回転ブラシを傾けることができる。特許文献2〜特許文献5にも、ボルト磨き装置に関する技術が開示されている。
特開2011−56593号公報 特開2012−161857号公報 特開平10−286754号公報 特開平9−109015号公報 特開平8−39420号公報
ボルト等の部材は、所定の装置又はプラント等の組み立てに用いられる。例えば、ボルトのような部材が高温となる部分に用いられる場合、定期的なメンテナンス又は修理等を考慮し、ボルトが取り外せるよう、ボルトの表面に、焼き付き防止用のコーティング剤を塗布することがある。部材が金属である場合、表面が錆びる等腐食することもあり、錆を防止するため、この部材の表面に錆止め剤が塗布されることもある。
取り外されたボルトのような部材は再び利用されることもあり、この場合、新たなコーティング剤等を塗布するため、部材表面に形成された古いコーティング剤による被覆層を取り除くこともある。また、部材表面に腐食層のような被膜が形成された場合、これを取り除くこともある。表面に被覆層又は被膜が形成された部材(被加工材)から、被覆層又は被膜を取り除くための磨き作業は、スムーズに実施することが求められる。磨き装置を利用する場合、装置のセッティングも容易に行えることが求められる。再利用されるボルトのような部材を含む被加工材は径が異なる場合もあり、径が変更される都度、装置を調整するといった作業は、スムーズな作業を阻害する。
本発明は、各種の径サイズの被加工材の周側面を好適に磨くことができる磨き装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、被加工材の周側面を磨くための磨き装置であって、前記被加工材が装着される装着部と、前記被加工材の周側面を磨くための第一研磨部を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する第一保持部と、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対して前記第一保持部を回転させる回転部と、を備え、前記第一保持部は、前記第一研磨部が取り付けられる第一取付部と、第一錘部と、前記回転部の回転軸を中心とした放射方向の第一側の領域に前記第一取付部が設けられ、前記装着部に装着された前記被加工材を介して前記第一側の領域とは反対側となる前記放射方向の第二側の領域に前記第一錘部が設けられる第一支持部と、前記第一支持部を前記放射方向に沿って移動させる第一移動部と、を備え、前記第一錘部は、前記回転部による前記第一保持部の回転に伴い、前記第一取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に接近する側に、前記第一支持部を前記第一移動部を介して移動させる遠心力を発生する、磨き装置である。
これによれば、遠心力を利用して被加工材の周側面に第一研磨部を接触させ、被加工材の周側面を磨くことができる。第一研磨部の被加工材の周側面への接触は、第一研磨部が取り付けられた第一取付部が設けられた第一支持部の移動によって行われる。そのため、各種の径サイズの被加工材に対して、好適に第一研磨部を被加工材の周側面に接触させることができる。「磨き」及び「研磨」は、広く解釈される。「磨き」及び「研磨」は、被加工材の表面(周側面)に形成された被覆層又は被膜を取り除くための加工を意味する。例えば、「磨き」及び「研磨」は、磨き、研磨の他、研削又は剥離を含む概念である。「放射方向」は、回転部の回転軸を中心とした径方向と定義することも可能で、中心から離間する方向と、中心の側に向かう方向を含む。「放射方向に沿って」は、放射方向に一致した方向の他、放射方向に平行な方向又は略平行な方向を含む概念である。
この磨き装置は、次のようにしてもよい。前記第一保持部は、前記第一取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面から離間する側に、前記第一支持部を付勢する第一付勢部を備える、ようにしてもよい。これによれば、回転を停止させた場合、第一支持部は、第一取付部が装着部に装着された被加工材の周側面から離間する側に移動するため、好適に、第一研磨部が被加工材の周側面に接していない状態とすることができる。再度回転させることで、第一研磨部の被加工材の周側面への接触状態を変化させることができる。回転を停止させた状態で、装着部に対する被加工材の脱着をスムーズに行うことができる。第一付勢部による第一支持部への付勢は、直接、第一支持部に付与される場合の他、所定の構成を介して付与されるようにしてもよい。
前記被加工材の周側面を磨くための第二研磨部を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する第二保持部を備え、前記回転部は、前記第一保持部と共に、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対して前記第二保持部を回転させ、前記第二保持部は、前記第二研磨部が取り付けられる第二取付部と、第二錘部と、前記第一取付部と対向した状態で前記第二側の領域に前記第二取付部が設けられ、前記第一側の領域に前記第二錘部が設けられる第二支持部と、前記第二支持部を前記放射方向に沿って移動させる第二移動部と、を備え、前記第二錘部は、前記回転部による前記第二保持部の回転に伴い、前記第二取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に接近する側に、前記第二支持部を前記第二移動部を介して移動させる遠心力を発生する、ようにしてもよい。これによれば、被加工材の周側面との接触範囲が広くなり、被加工材の周側面を効率よく磨くことができる。接触範囲が複数となり、磨き動作中における被加工材の振れを抑制し、振動を低下させることができる。
前記第二保持部は、前記第二取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面から離間する側に、前記第二支持部を付勢する第二付勢部を備える、ようにしてもよい。これによれば、回転を停止させた場合、第二支持部は、第二取付部が装着部に装着された被加工材の周側面から離間する側に移動するため、好適に、第二研磨部が被加工材の周側面に接していない状態とすることができる。再度回転させることで、第二研磨部の被加工材の周側面への接触状態を変化させることができる。回転を停止させた状態で、装着部に対する被加工材の脱着をスムーズに行うことができる。第二付勢部による第二支持部への付勢は、直接、第二支持部に付与される場合の他、所定の構成を介して付与されるようにしてもよい。
前記第一保持部は、前記第一研磨部のうちの第一部分を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、前記第一研磨部のうちの第二部分を、前記回転部における回転方向において前記第一部分と隣り合った状態で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、前記第二保持部は、前記第二研磨部のうちの第三部分を、前記回転方向において前記第二部分と隣り合った状態で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、前記第二研磨部のうちの第四部分を、前記回転方向において前記第一部分と前記第三部分の間の位置で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する、ようにしてもよい。これによれば、被加工材の周側面に、第一研磨部の第一部分及び第二部分と第二研磨部の第三部分及び第四部分の4箇所が接することとなり、磨き動作中における被加工材の振れをより好適に抑制し、振動を低下させることができる。
前記回転部は、前記第一保持部を、第一方向と、前記第一方向とは反対の第二方向に回転する、ようにしてもよい。これによれば、被加工材の周側面を全体的に好適に磨くことができる。例えば、被加工材がボルトのような部材であって、周側面に凹凸(ネジ山)が形成されているような場合であっても、回転方向を第一方向及び第二方向の両方向とし、適宜反転させることで、凹凸状の周側面を全体的に磨くことができる。
本発明によれば、各種の径サイズの被加工材の周側面を好適に磨くことができる磨き装置を得ることができる。
磨き装置の一例を一部を省略して示す斜視図である。 装着部と、装着部に装着された被加工材の状態を示す部分断面図である。 第一取付部及び第一研磨部と、第二取付部及び第二研磨部の一例を示す斜視図である。 第一保持部と第二保持部の移動を説明する図であり、第一保持部及び第二保持部が回転していない状態を示す平面図である。 第一保持部と第二保持部の移動を説明する図であり、第一保持部及び第二保持部が回転している状態を示す平面図である。 磨き装置による磨き動作の実施前のボルトと実施後のボルトを示す写真である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。また、他の構成を含むようにしてもよい。
<磨き装置>
磨き装置10について、図1〜図5を参照して説明する。磨き装置10は、被加工材の周側面を磨く(研削、研磨又は剥離等を含む)ための装置である。被加工材は、周側面に被覆層又は被膜が形成された各種の部材である。磨き装置10での磨きの対象となる被加工材としては、焼き付き防止用のコーティング剤が塗布されたボルトが例示される。このようなコーティング剤が塗布されたボルトは、所定の装置又はプラントにおいて、高温となる部分の組み立てに用いられる。所定の装置又はプラントにおいて、メンテナンス又は修理が行われる場合、ボルトが取り外される。取り外されたボルトは、古いコーティング剤による被覆層が取り除かれ、新たにコーティング剤が塗布される。磨き装置10は、取り外されたボルトに形成された古い被覆層を取り除くために用いられる。本実施形態は、被加工材としてボルト100を例に説明する。ボルト100の周側面は、ネジ部104を含む面である。
磨き装置10は、装着部20(図2参照)と、回転部30と、第一保持部40と、第二保持部60を備える。装着部20には、ボルト100が装着される。装着部20に装着されたボルト100は、図2に示すように、ボルト100の頭部102が貫通孔22の開口縁部に引っ掛かり、実際に磨かれることとなるネジ部104が鉛直方向を上側から下側に吊り下げられた状態となる。貫通孔22は、天部12(図1では「天部12」の一部のみを図示)に形成される。天部12は、磨き装置10の外枠を構成するフレーム14(図1で不図示 図2参照)に支持される。図2では、装着部20に関連した構成が図示され、回転部30、第一保持部40及び第二保持部60は省略されている。ボルト100の装着は、ボルト100の軸心が、回転部30の回転軸33の軸心に一致するような状態で行われる(図1及び図2に示す「軸心SC」参照)。吊り下げられた状態で、ボルト100は、頭部102の側から鉛直方向の下側に向けて押圧され、保持された状態とされる。例えば、ボルト100は、図2に示すように、押圧ネジ24によって鉛直方向の下側に押圧される。押圧ネジ24がねじ込まれる雌ネジ部が形成された雌ネジ部材26は、天部12に設けられたステー部28から取り外し可能な状態、又は、ステー部28に対して回動可能な状態とされる。ボルト100の脱着に際し、雌ネジ部材26は取り外され又は回動される。
本実施形態は、ボルト100が鉛直方向に配置された状態で装着部20に装着される構成(図1及び図2参照)を例に説明する。天部12に、ボルト100の頭部102の形状に対応した形状(ボルト100が6角ボルトの場合、6角形)の座ぐり穴を設けるようにしてもよい。このような構成によれば、ボルト100がボルト100の周方向(後述する「回転方向」に一致)に回転することを防止することができる。天部12は、磨き装置10の天部でもある。天部12のうち、貫通孔22が形成された一部の範囲を別構成とし、磨き装置10の天部に脱着可能な構造とするようにしてもよい。ボルト100の径が変化する場合において、貫通孔22の径を、ボルト100の径に対応させることができる。
回転部30は、回転ベース32と、駆動部34を備える。回転ベース32には、第一保持部40と第二保持部60が設けられる。駆動部34は、回転ベース32に設けられた回転軸33と連結される。例えば、駆動部34と回転軸33の連結は、図1に示すように、回転軸33と駆動部34の出力軸35のそれぞれに設けられた2個のプーリ36,37と、この2個のプーリ36,37に架け渡されたタイミングベルト38によって行われる。この他、駆動部34と回転軸33の連結は、ギアを介して行うようにしてもよい。
駆動部34は、モータ等によって構成され、回転ベース32を第一方向及び第二方向に回転させるための駆動源となる。回転ベース32の回転に伴い、第一保持部40と第二保持部60は共に、同一方向に回転する。このようにして、回転部30は、装着部20に装着されたボルト100の周側面に対して第一保持部40と第二保持部60を回転させる。第二方向は、第一方向とは反対の方向である。本実施形態では、回転軸33を中心とした径方向(軸心SCを中心とした径方向)を、「放射方向」という。放射方向は、回転軸33(回転の中心)から離間する方向と、回転軸33の側に向かう方向を含む。
第一保持部40は、第一研磨部80を、装着部20に装着されたボルト100の周側面に対向する状態(図5参照)となるように保持する。第一研磨部80は、ボルト100の周側面に接触し、この面を磨くための構成である。第一研磨部80は、第一部分81と、第二部分82によって構成される。第一部分81と第二部分82は、例えば、ワイヤブラシのようなブラシ材によって形成される。
本実施形態は、第一研磨部80の第一部分81及び第二部分82をワイヤブラシで形成した構成を例に説明する(後述する、第二研磨部90の第三部分93及び第四部分94についても同じ)。図1では、ワイヤブラシのワイヤ部(複数のワイヤの集合部)について、図示を簡略化している(図3において同じ)。本実施形態では、第一部分81のワイヤ部を「ワイヤ部W1」といい、第二部分82のワイヤ部を「ワイヤ部W2」という。後述する第二研磨部90の第三部分93のワイヤ部を「ワイヤ部W3」といい、第二研磨部90の第四部分94のワイヤ部を「ワイヤ部W4」という。
第一保持部40は、第一取付部42と、第一支持部44と、第一移動部46と、第一錘部48と、第一付勢部50を備える。第一取付部42は、鉛直方向から視た長さが同様の寸法となる各辺部が「L」字状に配置された形状を有する。第一取付部42は、図3に示すように、「L」字状に配置された一方側の辺部に第一収容部421を備え、他方側の辺部に第二収容部422を備える。第一収容部421と第二収容部422は、共に装着部20に装着されたボルト100の側となる部分が開口した鉛直方向に延在する空間である。
第一収容部421には、第一研磨部80の第一部分81が収容される。第一部分81が第一収容部421に収容された状態で、第一部分81のワイヤ部W1は、第一収容部421の開口から突出した状態となる(図1、図4及び図5参照)。第二収容部422には、第一研磨部80の第二部分82が収容される。第二部分82が第二収容部422に収容された状態で、第二部分82のワイヤ部W2は、第二収容部422の開口から突出した状態となる(図1、図4及び図5参照)。
第一保持部40において、第一収容部421は、第一部分81のワイヤ部W1が突出する方向が基準線Lに対して角度θ1となるように、第一取付部42に設けられる(図4参照)。基準線Lは、回転軸33を中心とした放射方向の仮想直線(軸心SCを通る放射方向の仮想直線)である。第二収容部422は、第二部分82のワイヤ部W2が突出する方向が基準線Lに対して角度θ2となるように、第一取付部42に設けられる(図4参照)。角度θ1と角度θ2は、例えば、同じ角度とされる。第一収容部421に収容された第一部分81のワイヤ部W1の先端と、第二収容部422に収容された第二部分82のワイヤ部W2の先端は、図5に示すように、ボルト100の周側面に対向し、接触する。
第一支持部44は、一体的な部材である。第一支持部44には、第一取付部42と第一錘部48が設けられる。第一取付部42は、放射方向の一方側の領域に設けられ、第一錘部48は、装着部20に装着されたボルト100(ネジ部104)を介して放射方向の一方側の領域とは反対側となる放射方向の他方側の領域に設けられる。本実施形態では、前述した放射方向の一方側の領域を「第一側の領域」といい、放射方向の他方側の領域を「第二側の領域」という(図4及び図5参照)。第一支持部44は、回転ベース32上に第一移動部46を介して設けられる。そのため、回転部30の駆動部34が駆動し回転ベース32が回転すると、第一支持部44は、回転ベース32と共に回転する。第一支持部44の回転に伴い、第一取付部42と第一錘部48も回転する。
第一移動部46は、第一支持部44を放射方向に沿って移動させる。第一移動部46は、例えば、リニアガイド(図1参照)のような所定の摺動装置によって構成される。第一移動部46がリニアガイドによって構成される場合、第一支持部44は、案内レール461に沿って移動するスライド部462上に取り付けられる。案内レール461は、放射方向に沿って回転ベース32上に取り付けられる。
第一錘部48は、回転部30による第一保持部40の回転に伴い、第一取付部42が装着部20に装着されたボルト100の周側面に接近する側に、第一支持部44を第一移動部46を介して移動させる遠心力を発生する。このような遠心力を発生させる場合、第一研磨部80を保持した第一取付部42の質量と第一錘部48の質量の関係と、回転軸33(軸心SC)を基準とした第一取付部42と第一錘部48の各配置等が考慮される。
第一付勢部50は、第一取付部42が装着部20に装着されたボルト100の周側面から離間する側に、第一支持部44を付勢する。第一付勢部50は、コイルバネのような弾性部材によって構成される。第一付勢部50は、例えば、一端側が回転ベース32に設けられた部材に取り付けられ、他端側が第一支持部44に設けられた部材に取り付けられる(図1、図4及び図5参照)。第一付勢部50の他端側は、第一支持部44とは異なる構成、例えば、第一錘部48に所定の部材を設け、この第一錘部48に設けられた部材に取り付けるようにしてもよい。
第二保持部60は、第二研磨部90を、装着部20に装着されたボルト100の周側面に対向する状態(図5参照)となるように保持する。第二研磨部90は、ボルト100の周側面に接触し、この面を磨くための構成である。第二研磨部90は、第三部分93と、第四部分94によって構成される。第三部分93と第四部分94は、例えば、ワイヤブラシのようなブラシ材によって形成される。
第二保持部60は、第二取付部62と、第二支持部64と、第二移動部66と、第二錘部68と、第二付勢部70(図1で不図示 図4及び図5参照)を備える。第二取付部62は、鉛直方向から視た長さが同様の寸法となる各辺部が「L」字状に配置された形状を有する。第二取付部62は、図3に示すように、「L」字状に配置された一方側の辺部に第三収容部623を備え、他方側の辺部に第四収容部624を備える。第三収容部623と第四収容部624は、共に装着部20に装着されたボルト100の側となる部分が開口した鉛直方向に延在する空間である。
第三収容部623には、第二研磨部90の第三部分93が収容される。第三部分93が第三収容部623に収容された状態で、第三部分93のワイヤ部W3は、第三収容部623の開口から突出した状態となる(図1、図4及び図5参照)。第四収容部624には、第二研磨部90の第四部分94が収容される。第四部分94が第四収容部624に収容された状態で、第四部分94のワイヤ部W4は、第四収容部624の開口から突出した状態となる(図1、図4及び図5参照)。
第二保持部60において、第三収容部623は、第三部分93のワイヤ部W3が突出する方向が基準線Lに対して角度θ3となるように、第二取付部62に設けられる(図4参照)。第四収容部624は、第四部分94のワイヤ部W4が突出する方向が基準線Lに対して角度θ4となるように、第二取付部62に設けられる(図4参照)。角度θ3と角度θ4は、例えば、同じ角度とされる。角度θ3は、例えば、上述した角度θ1と同じ角度とされ、角度θ4は、上述した角度θ2と同じ角度とされる。第三収容部623に収容された第三部分93のワイヤ部W3の先端と、第四収容部624に収容された第四部分94のワイヤ部W4の先端は、図5に示すように、ボルト100の周側面に対向し、接触する。
第二支持部64は、一体的な部材である。第二支持部64には、第二取付部62と第二錘部68が設けられる。第二取付部62は、第二側の領域に設けられる(図4及び図5参照)。第二錘部68は、第一側の領域に設けられる。第二支持部64は、回転ベース32上に第二移動部66を介して設けられる。そのため、回転部30の駆動部34が駆動し回転ベース32が回転すると、第二支持部64は、回転ベース32と共に回転する。第二支持部64の回転に伴い、第二取付部62と第二錘部68も回転する。
第二移動部66は、第二支持部64を放射方向に沿って移動させる。第二移動部66は、例えば、リニアガイド(図1参照)のような所定の摺動装置によって構成される。第二移動部66がリニアガイドによって構成される場合、第二支持部64は、案内レール661に沿って移動するスライド部662上に取り付けられる。案内レール661は、放射方向に沿って回転ベース32上に取り付けられる。
第二錘部68は、回転部30による第二保持部60の回転に伴い、第二取付部62が装着部20に装着されたボルト100の周側面に接近する側に、第二支持部64を第二移動部66を介して移動させる遠心力を発生する。このような遠心力を発生させる場合、第二研磨部90を保持した第二取付部62の質量と第二錘部68の質量の関係と、回転軸33(軸心SC)を基準とした第二取付部62と第二錘部68の各配置等が考慮される。
第二付勢部70は、第二取付部62が装着部20に装着されたボルト100の周側面から離間する側に、第二支持部64を付勢する。第二付勢部70は、コイルバネのような弾性部材によって構成される。第二付勢部70は、例えば、一端側が回転ベース32に設けられた部材に取り付けられ、他端側が第二支持部64に設けられた部材に取り付けられる(図4及び図5参照)。第二付勢部70の他端側は、第二支持部64とは異なる構成、例えば、第二錘部68に所定の部材を設け、この第二錘部68に設けられた部材に取り付けるようにしてもよい。
回転ベース32上において、第一保持部40と第二保持部60は、回転軸33(軸心SC)を中心として点対称となるように配置される(図1、図4及び図5参照)。第一取付部42と第二取付部62は、装着部20に装着されたボルト100(ネジ部104)を介して放射方向に対向した状態となる。第一取付部42の第一収容部421に収容された第一部分81を基準としたとき、第二収容部422に収容された第二部分82は、回転方向において、第一部分81と隣り合い、第二取付部62の第三収容部623に収容された第三部分93は、第二部分82と隣り合い、第四収容部624に収容された第四部分94は、第一部分81と第三部分93の間の位置に配置される。
<磨き装置による磨き動作>
磨き装置10による磨き動作について、図4及び図5を参照して説明する。磨き動作は、例えば、ボルト100が装着部20に装着された状態(図1及び図2参照)で、作業者が、磨き装置10に設けられたスタートボタン(不図示)を押下することで開始される。
磨き動作を開始した磨き装置10では、回転部30の駆動部34が駆動し、回転ベース32が、例えば、第一方向に回転する。回転ベース32が第一方向に回転すると、回転ベース32上の第一保持部40と第二保持部60も第一方向に回転する。第一研磨部80(第一部分81及び第二部分82)がボルト100の周側面から所定量だけ離間するような位置に配置された状態の第一保持部40(図4参照)において、第一支持部44は、放射方向を回転軸33から離間する側に作用する第一錘部48による遠心力によって、第一取付部42がボルト100の周側面に接近する側に、第一移動部46を介して移動する(図5参照)。これに伴い、第一保持部40に保持された第一研磨部80(第一支持部44上の第一取付部42に取り付けられた第一研磨部80)は、ボルト100の周側面に接触し、接触した状態のままボルト100の回りを第一方向に回転する。
また、第二研磨部90(第三部分93及び第四部分94)がボルト100の周側面から所定量だけ離間するような位置に配置された状態の第二保持部60(図4参照)において、第二支持部64は、放射方向を回転軸33から離間する側に作用する第二錘部68による遠心力によって、第二取付部62がボルト100の周側面に接近する側に、第二移動部66を介して移動する(図5参照)。これに伴い、第二保持部60に保持された第二研磨部90(第二支持部64上の第二取付部62に取り付けられた第二研磨部90)は、ボルト100の周側面に接触し、接触した状態のまま、第一研磨部80と共にボルト100の回りを第一方向に回転する。第一付勢部50は、第一錘部48による遠心力によって伸長し、第二付勢部70は、第二錘部68による遠心力によって伸長する。
回転部30による第一方向への回転が所定回数実行され又は所定時間継続されると、第一方向への回転は停止する。回転が停止すると、第一支持部44は、第一付勢部50による付勢力(本実施形態の磨き装置10では、収縮力)によって、第一取付部42がボルト100の周側面から離間する側に第一移動部46を介して移動し、第一保持部40は、図4に示すような状態となる。同じく、第二支持部64は、第二付勢部70による付勢力(本実施形態の磨き装置10では、収縮力)によって、第二取付部62がボルト100の周側面から離間する側に第二移動部66を介して移動し、第二保持部60は、図4に示すような状態となる。
その後、回転部30の駆動部34が駆動し、回転ベース32の回転が再開される。この場合、駆動部34は、回転ベース32の回転方向が前回とは反対の第二方向となるように駆動する。これに伴い、回転ベース32は第二方向に回転し、回転ベース32上の第一保持部40と第二保持部60も第二方向に回転する。図4に示す状態であった第一保持部40において、第一支持部44は、再度、第一錘部48による遠心力によって、第一取付部42がボルト100の周側面に接近する側に、第一移動部46を介して移動する(図5参照)。これに伴い、第一保持部40に保持された第一研磨部80は、ボルト100の周側面に接触し、接触した状態のままボルト100の回りを第二方向に回転する。
また、図4に示す状態であった第二保持部60において、第二支持部64は、再度、第二錘部68による遠心力によって、第二取付部62がボルト100の周側面に接近する側に第二移動部66を介して移動する(図5参照)。これに伴い、第二保持部60に保持された第二研磨部90は、ボルト100の周側面に接触し、接触した状態のまま、第一研磨部80と共にボルト100の回りを第二方向に回転する。
回転部30による第二方向への回転が所定回数実行され又は所定時間継続されると、第二方向への回転は停止する。回転が停止すると、第一方向への回転が停止した場合と同様、第一保持部40と第二保持部60は、それぞれ図4に示すような状態となる。この点に関する説明は、上記同様であり省略する。その後、第一方向への回転と、第二方向への回転が、所定回数実行されるまで又は動作開始から所定時間経過するまで、繰り返して実行される。磨き動作が終了すると、作業者は、押圧ネジ24を緩める等して、磨かれたボルト100に対する装着部20での保持を解除し、このボルト100を磨き装置10から取り出す。これによって、1本のボルト100を対象とした作業が終了する。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)第一錘部48による遠心力を利用して、第一取付部42がボルト100の周側面に接近する側に、第一支持部44を移動させ、第二錘部68による遠心力を利用して、第二取付部62がボルト100の周側面に接近する側に、第二支持部64を移動させる(図5参照)こととした。そのため、第一保持部40に保持された第一研磨部80(第一部分81及び第二部分82)と、第二保持部60に保持された第二研磨部90(第三部分93及び第四部分94)を、装着部20に装着されたボルト100の周側面の各位置にそれぞれ接触させることができる(図5参照)。ボルト100のサイズに影響されず、好適に第一研磨部80と第二研磨部90をボルト100の周側面に接触させることができる。ボルト100の周側面、具体的にはネジ部104を好適に磨くことができる。
第一研磨部80を第一部分81と第二部分82で構成し、第二研磨部90を第三部分93と第四部分94で構成する(図1、図3〜図5参照)こととした。そのため、ボルト100の周側面を効率よく磨くことができる。ボルト100の周側面との接触範囲が4箇所となり、磨き動作中のボルト100の振れを抑制し、振動を低減することができる。基準線Lに対する第一部分81の角度θ1と第二部分82の角度θ2と第三部分93の角度θ3と第四部分94の角度θ4(図4参照)を同じ角度とすることで、ボルト100の周側面への、第一部分81と第二部分82と第三部分93と第四部分94の接触を均等にすることができる。そのため、磨き動作中におけるボルト100の振れをより好適に抑制し、低振動を実現することができる。
第一支持部44は、第一取付部42と第一錘部48を放射方向の両側の各領域で支持し、第一支持部44を第一移動部46のスライド部462上に設ける(図1、図4及び図5)こととした。第二支持部64は、第二取付部62と第二錘部68を放射方向の両側の各領域で支持し、第二支持部64を第二移動部66のスライド部662上に設ける(図1、図4及び図5)こととした。そのため、第一支持部44を第一移動部46を介してスムーズに移動させ、第二支持部64を第二移動部66を介してスムーズに移動させることができる。
磨き装置10の有効性を確認するため、先端部分を塗料によって着色したボルトを対象として、この着色されたボルトを、図1及び図2に示すような磨き装置10にセットし、その周側面(ネジ部)を、実際に磨いた。磨き動作は、上述したように、所定のタイミングで回転方向を変化させて行った。
その結果、図6に示すような結果を得ることができた。具体的には、図6の「実施前」に示すように、先端部分が着色された状態であったボルトの周側面を、図6の「実施後」に示すように、塗料が取り除かれた状態とすることができた。「実施後」のボルトでは、周側面に形成された溝の谷底部とネジ山を形成する2つの傾斜面の全体から塗料が除去され、塗料による被覆層は認められない。「実施後」においては、先端部分を、塗料による着色が施されていない根本部分(ボルトの頭部側)と同様の光沢ある状態とすることができた。磨き動作に伴い、ネジ部が破損するといった状態の発生は認められなかった。磨き装置10が動作を開始した後、回転方向を反転させることで、ボルトの周側面を全体的により好適な状態に磨くことができることが確認された。
(2)第一保持部40に第一付勢部50を設け(図1、図4及び図5参照)、第一付勢部50によって、第一取付部42が装着部20に装着されたボルト100の周側面から離間する側に、第一支持部44を付勢することとした。第二保持部60に第二付勢部70を設け(図4及び図5参照)、第二付勢部70によって、第二取付部62が装着部20に装着されたボルト100の周側面から離間する側に、第二支持部64を付勢することとした。そのため、回転を停止させた場合、第一支持部44と第二支持部64を、ボルト100の周側面から離間する側にそれぞれ移動させ(図5の状態から図4の状態に移行)、第一研磨部80と第二研磨部90がボルト100の周側面に接していない状態とすることができる。再度回転させることで、第一研磨部80と第二研磨部90のそれぞれにおいて、ボルト100の周側面への接触状態を変化させることができる。回転を停止させた状態で、装着部20に対するボルト100の脱着をスムーズに行うことができる。
<変形例>
本実施形態は、次のようにすることもできる。
(1)上記では、被加工材として、ボルト100を例に説明した。被加工材は、これとは異なる部材であってもよい。例えば、金属製のパイプのような棒状部材であってもよい。金属製の棒状部材は、その周側面に、所定のコーティング剤による被覆層が形成され又は錆等の腐食層が形成される場合がある。磨き装置10によれば、棒状部材の周側面を磨き、コーティング剤による被覆層又は錆等の腐食層を取り除くことができる。この他、野菜又は果物等の皮むきに適用することもできる。第一研磨部80及び第二研磨部90は、磨き対象となる部材に応じて適宜選択された素材によって形成された研磨部とするとよい。例えば、磨き対象となる部材が野菜又は果物のような柔らかい物である場合、柔軟な材質の素材によって形成された研磨部を採用するとよい。装着部20は、被加工材となる部材に対応した構造とされ、各種の被加工材は、上記同様、例えば、鉛直方向に吊り下げた状態で装着部20に装着される。被加工材の装着は、被加工材を鉛直方向の下側で保持し、起立させた状態で行うようにしてもよい。被加工材がボルト100である場合、装着部では、ボルト100の頭部102が鉛直方向の下側で保持され、ボルト100の先端が鉛直方向の上側となるような状態で、ボルト100が装着部に装着される。装着部は、このような装着に対応した所定の構造とされる。
(2)上記では、第一保持部40と第二保持部60を備える磨き装置10を例に説明した。第一保持部40と第二保持部60のうちの何れか一方を省略した磨き装置としてもよい。この他、第一保持部40及び第二保持部60と同等の構成を3個以上備えた磨き装置としてもよい。この磨き装置において、研磨部を保持する複数の保持部は、回転軸33を中心として、回転ベース32上に適宜配置される。
また、第一保持部40によって保持される第一研磨部80を2個の第一部分81及び第二部分82によって構成し、第二保持部60によって保持される第二研磨部90を2個の第三部分93及び第四部分94によって構成することとした。第一研磨部及び第二研磨部は、各1個の部分(例えば、1個のワイヤブラシ)又は各3個以上の部分によって構成するようにしてもよい。この場合、第一取付部42及び第二取付部62のような研磨部が取り付けられる構成は、研磨部の構成に対応した構造とされる。
例えば、第一保持部と第二保持部に加え、同様の構成を有する第三保持部を備える磨き装置とし、第一保持部と第二保持部と第三保持部がそれぞれ保持する研磨部を1個の部分によって構成するようにしてもよい。この場合、第一保持部と第二保持部と第三保持部は、回転ベース32上に、回転軸33を中心として120°間隔又はこれに近い間隔で適宜設けられ、各研磨部は、前述した間隔で被加工材の周側面に接触する。接触箇所を3箇所以上とすることで、磨き動作中の被加工材の振れを抑制し、振動を低減することができると考えられる。
(3)上記では、第一保持部40が第一付勢部50を備え、第二保持部60が第二付勢部70を備える磨き装置10を例に説明した。第一保持部40において第一付勢部50を省略し、及び/又は、第二保持部60において第二付勢部70を省略するようにしてもよい。第一支持部44は、第一保持部に作用する力に応じて、第一移動部46を介して放射方向に沿って移動する。第二支持部64は、第二保持部に作用する力に応じて、第二移動部66を介して放射方向に沿って移動する。
10 磨き装置
12 天部、 14 フレーム
20 装着部
22 貫通孔、 24 押圧ネジ、 26 雌ネジ部材、 28 ステー部
30 回転部
32 回転ベース、 33 回転軸
34 駆動部、 35 出力軸
36,37 プーリ、 38 タイミングベルト
40 第一保持部
42 第一取付部、 44 第一支持部、 46 第一移動部
48 第一錘部、 50 第一付勢部
60 第二保持部
62 第二取付部、 64 第二支持部、 66 第二移動部
68 第二錘部、 70 第二付勢部
80 第一研磨部
81 第一部分、 82 第二部分
90 第二研磨部
93 第三部分、 94 第四部分
100 ボルト
102 頭部、 104 ネジ部
421 第一収容部、 422 第二収容部
623 第三収容部、 624 第四収容部
461,661 案内レール
462,662 スライド部
W1,W2,W3,W4 ワイヤ部
SC 軸心、 L 基準線

Claims (6)

  1. 被加工材の周側面を磨くための磨き装置であって、
    前記被加工材が装着される装着部と、
    前記被加工材の周側面を磨くための第一研磨部を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する第一保持部と、
    前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対して前記第一保持部を回転させる回転部と、を備え、
    前記第一保持部は、
    前記第一研磨部が取り付けられる第一取付部と、
    第一錘部と、
    前記回転部の回転軸を中心とした放射方向の第一側の領域に前記第一取付部が設けられ、前記装着部に装着された前記被加工材を介して前記第一側の領域とは反対側となる前記放射方向の第二側の領域に前記第一錘部が設けられる第一支持部と、
    前記第一支持部を前記放射方向に沿って移動させる第一移動部と、を備え、
    前記第一錘部は、前記回転部による前記第一保持部の回転に伴い、前記第一取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に接近する側に、前記第一支持部を前記第一移動部を介して移動させる遠心力を発生する、磨き装置。
  2. 前記第一保持部は、前記第一取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面から離間する側に、前記第一支持部を付勢する第一付勢部を備える、請求項1に記載の磨き装置。
  3. 前記被加工材の周側面を磨くための第二研磨部を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する第二保持部を備え、
    前記回転部は、前記第一保持部と共に、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対して前記第二保持部を回転させ、
    前記第二保持部は、
    前記第二研磨部が取り付けられる第二取付部と、
    第二錘部と、
    前記第一取付部と対向した状態で前記第二側の領域に前記第二取付部が設けられ、前記第一側の領域に前記第二錘部が設けられる第二支持部と、
    前記第二支持部を前記放射方向に沿って移動させる第二移動部と、を備え、
    前記第二錘部は、前記回転部による前記第二保持部の回転に伴い、前記第二取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に接近する側に、前記第二支持部を前記第二移動部を介して移動させる遠心力を発生する、請求項1又は請求項2に記載の磨き装置。
  4. 前記第二保持部は、前記第二取付部が前記装着部に装着された前記被加工材の周側面から離間する側に、前記第二支持部を付勢する第二付勢部を備える、請求項3に記載の磨き装置。
  5. 前記第一保持部は、
    前記第一研磨部のうちの第一部分を、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、
    前記第一研磨部のうちの第二部分を、前記回転部における回転方向において前記第一部分と隣り合った状態で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、
    前記第二保持部は、
    前記第二研磨部のうちの第三部分を、前記回転方向において前記第二部分と隣り合った状態で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持し、
    前記第二研磨部のうちの第四部分を、前記回転方向において前記第一部分と前記第三部分の間の位置で、且つ、前記装着部に装着された前記被加工材の周側面に対向する状態となるように保持する、請求項3又は請求項4に記載の磨き装置。
  6. 前記回転部は、前記第一保持部を、第一方向と、前記第一方向とは反対の第二方向に回転する、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の磨き装置。
JP2012285228A 2012-12-27 2012-12-27 磨き装置 Active JP5475860B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285228A JP5475860B1 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 磨き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285228A JP5475860B1 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 磨き装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5475860B1 true JP5475860B1 (ja) 2014-04-16
JP2014124755A JP2014124755A (ja) 2014-07-07

Family

ID=50749863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012285228A Active JP5475860B1 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 磨き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5475860B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111102078A (zh) * 2019-11-28 2020-05-05 四川泛华航空仪表电器有限公司 一种去除点火电嘴导电杆氧化层的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030316B1 (ja) * 1966-05-07 1975-09-30
JPS522689U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10
JPS5210994A (en) * 1975-02-13 1977-01-27 Revigny Soc Metall Grinding device
JPS5930654A (ja) * 1982-08-11 1984-02-18 Nippon Kenshi Kk 円筒研磨装置
JPS6052244A (ja) * 1983-08-30 1985-03-25 愛知製鋼株式会社 断面円形材料の表面加工装置
JPH0733549U (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 豊光産業株式会社 管材の研磨装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030316B1 (ja) * 1966-05-07 1975-09-30
JPS5210994A (en) * 1975-02-13 1977-01-27 Revigny Soc Metall Grinding device
JPS522689U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10
JPS5930654A (ja) * 1982-08-11 1984-02-18 Nippon Kenshi Kk 円筒研磨装置
JPS6052244A (ja) * 1983-08-30 1985-03-25 愛知製鋼株式会社 断面円形材料の表面加工装置
JPH0733549U (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 豊光産業株式会社 管材の研磨装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111102078A (zh) * 2019-11-28 2020-05-05 四川泛华航空仪表电器有限公司 一种去除点火电嘴导电杆氧化层的方法
CN111102078B (zh) * 2019-11-28 2022-10-18 四川泛华航空仪表电器有限公司 一种去除点火电嘴导电杆氧化层的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014124755A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5360623B2 (ja) 平坦なワークピースの両面用研削加工装置
ATE467483T1 (de) Schleif- und poliermaschine zum schleifen und/oder polieren von werkstücken in optischer qualität
PT1834733E (pt) Grupo de escovas e processo para o acabamento de uma superfície de uma peça a ser trabalhada com auxílio do grupo de escovas
JP5868693B2 (ja) 光学素子製造装置及び製造方法
CN109396977B (zh) 一种线抛光装置
JP5475860B1 (ja) 磨き装置
JP5060799B2 (ja) 研削ホイール装着方法
JP2011245574A5 (ja) 加工装置および加工工具
JP2005118909A (ja) バリ取り方法およびバリ取り装置
KR100684973B1 (ko) 선체 도장면 청소용 브러시 구동장치
JP2019051531A (ja) レーザノズルの清掃方法及び装置
CN209439942U (zh) 一种金属棒材端面打磨装置
CN204673839U (zh) 自转公转组合式光盘切削刀组
JP2006055963A (ja) 研削ホイール装着機構
RU2006139571A (ru) Устройство для электроискрового легирования
JP4768692B2 (ja) 研磨装置及び研磨方法
CN109048602A (zh) 一种五金件的打磨装置
JP2005177922A (ja) 開閉弁の弁座研磨方法並びにその装置
JP2015100865A (ja) 研削装置
JP2004142059A (ja) バリ取り及び研磨・塗装剥離装置
KR101328527B1 (ko) 보수용 광택 패드
JP2007268557A5 (ja)
CN213828336U (zh) 一种摩托车前叉铸造装置
JP4730916B2 (ja) 樹脂成形品のパートライン研磨方法
CN210879220U (zh) 一种连接器的旋转加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5475860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250