JP4730916B2 - 樹脂成形品のパートライン研磨方法 - Google Patents
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Description
分のばりを除去する第1回転ブラシと、上記第1ガイド部に接続して設けられ、上記積層状態の樹脂成形品を外周部の上記第1回転ブラシによるばりの除去が行われない部分を露出させて積層方向に移動可能に案内支持する第2ガイド部と、上記第2ガイド部上の樹脂成形品の上記露出部分のばりを除去する第2回転ブラシと、上記各樹脂成形品の外周部のばりが上記第1及び第2回転ブラシにより順次除去されるように上記積層状態の樹脂成形品を上記第1及び第2ガイド部上で積層方向に移動させる移動機構とを備えていることを特徴とする樹脂成形品のばり取り装置が提案されている。
引き続いて、前記樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)の角部や曲面形状部について、前記研磨ベルト(1)の研磨により発生した、樹脂めっきしたときにクラックの原因となりやすい該樹脂成形品(W)のエッジ部分に丸みを付けるために、該パートライン(52)が板状の研磨材(3)面で擦られるように、該樹脂成形品(W)を移動させながら、該樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)を連続して仕上研磨する、ことを特徴とする、ことを特徴とする。
前記板状の研磨材(3)は回転又は振動させる。
この研磨ベルト(1)の連続研磨に引き続いて、回転又は振動する板状の研磨材(3)に対して、樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)が擦るように、樹脂成形品(W)を水平方向に移動させながら、この樹脂成形品(W)周囲のパートライン(52)を連続して仕上研磨でき、円滑に研磨仕上げを完成させることができる。特に、この板状の研磨材(3)による仕上研磨では、上述した研磨ベルト(1)の研磨により発生した樹脂成形品(W)のエッジ部分に、丸みを付けることができるので、この樹脂成形品(W)を樹脂めっきする際に発生する「膨れ」や「クラック」を防止することができる。
しかも、研磨ベルト(1)による研磨と、回転板状の研磨材(3)による仕上研磨とを組み合わせることで、樹脂成形品(W)を迅速に研磨することができる。
図1は本発明の樹脂成形品のパートライン研磨方法を示す工程図である。図2は本発明の樹脂成形品のパートライン研磨方法を実施する際に使用する研磨ベルトと板状の研磨材との説明構成正面図である。図3は本発明の樹脂成形品のパートライン研磨方法を実施する際に使用する研磨ベルトと板状の研磨材との説明構成平面図である。この図2では、樹脂成形品Wとして合成樹脂製の取っ手を研磨する標準的な研磨工程を説明する。
先ず、これから研磨しようとする樹脂成形品Wを治具(図示していない)にセットする。例えば、合成樹脂製の取っ手では、取っ手の軸止め用の孔やスリットが開けられた部分に、治具を嵌めこみ不要な揺れが生じないようにする。この治具を起動させると共に、研磨ベルト1の研磨面を樹脂成形品Wに近づけるために、研磨ベルト1の内側に配置したパッド2を押圧する。これは、凹凸部、角部や曲面部を有する樹脂成形品Wの外周部に形成
されたパートライン52であっても円滑にそのパートライン52を研磨するためである。
この樹脂成形品Wの凹形状部のパートライン52は、研磨ベルト1に押し当てながら研磨した後、パッド2を後退させて、この研磨ベルト1を後退させる(図2参照)。このような研磨ベルト1の位置を変化させることにより、凹部を有する樹脂成形品(樹脂成形品Wの1面)であっても自動研磨することができる。この凹形状部のパートライン52が湾曲しているときは、その曲面をなぞるように研磨する。
なお、図示例では、上下の研磨方向を有する研磨ベルト1に対して、樹脂成形品Wを水平方向に移動させて樹脂成形品W周囲のパートライン52を研磨する状態について説明している。これ以外に、水平の研磨方向を有する研磨ベルト1に対して、樹脂成形品Wを上下方向に移動させて樹脂成形品Wのパートライン52を研磨することも可能である。樹脂成形品Wの形状に応じてその研磨方向を可変することができる。
なお、図示例では、板状の研磨材3についても研磨ベルト1と同様に、水平方向に配置した回転中心軸で回転する板状の研磨材3に対して、樹脂成形品Wを水平方向に移動させて樹脂成形品Wのパートライン52を研磨する状態について説明している。これ以外に、上下方向に配置した回転中心軸で回転する板状の研磨材3に対して、樹脂成形品Wを縦方
向に移動させて樹脂成形品Wのパートライン52を研磨することも可能である。
実施例3では、板状の研磨材3を偏心させて回転させながら、樹脂成形品W周囲のパートライン52を仕上研磨する。このように板状の研磨材3を偏心させて回転させると研磨面に回転方向の傷を付けないようにすることができる。
2 パッド
3 板状の研磨材
W 樹脂成形品
52 パートライン
Claims (4)
- 樹脂めっきに供され、かつ凹凸部、角部や曲面部を有する樹脂成形品(W)について、金型成形の際に、その周囲の接合部に形成されたパートライン(52)を研磨する、樹脂めっき処理前の樹脂成形品のパートライン研磨方法であって、
前記樹脂成形品(W)に形成されたパートライン(52)の凹形状部については、該樹脂成形品(W)を樹脂めっきしたときに、クラックの起点となるばり、段差部分を除去するために、研磨ベルト(1)の内側に配置されたパッド(2)を押圧した該研磨ベルト(1)の研磨面に、該パートライン(52)を近づけ、該ばり、段差部分を押し当てながら研磨し、
前記樹脂成形品(W)に形成されたパートライン(52)の角部や曲面形状部については、該研磨ベルト(1)の研磨面に該パートライン(52)が擦られるように、該樹脂成形品(W)を該研磨ベルト(1)の研磨方向に対して直角に移動させながら、該樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)を連続して研磨することにより、該パートライン(52)が平滑になるように研磨し、
引き続いて、前記樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)の角部や曲面形状部について、前記研磨ベルト(1)の研磨により発生した、樹脂めっきしたときにクラックの原因となりやすい該樹脂成形品(W)のエッジ部分に丸みを付けるために、該パートライン(52)が板状の研磨材(3)面で擦られるように、該樹脂成形品(W)を移動させながら、該樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)を仕上研磨する、ことを特徴とする樹脂成形品のパートライン研磨方法。 - 樹脂めっきに供され、かつ凹凸部、角部や曲面部を有する樹脂成形品(W)について、金型成形の際に、その周囲の接合部に形成されたパートライン(52)を研磨する、樹脂めっき処理前の樹脂成形品のパートライン研磨方法であって、
前記樹脂成形品(W)に形成されたパートライン(52)の凹形状部については、該樹脂成形品(W)を樹脂めっきしたときに、クラックの起点となるばり、段差部分を除去するために、研磨ベルト(1)の内側に配置されたパッド(2)を押圧した該研磨ベルト(1)の研磨面に、該パートライン(52)を近づけ、該ばり、段差部分を押し当てながら研磨し、
前記樹脂成形品(W)に形成されたパートライン(52)の角部や曲面形状部については、該研磨ベルト(1)の研磨面に該パートライン(52)が擦られるように、該樹脂成形品(W)を該研磨ベルト(1)の上下の研磨方向に対して水平に移動させながら、該樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)を連続して研磨することにより、該パートライン(52)が平滑になるように研磨し、
引き続いて、前記樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)の角部や曲面形状部について、前記研磨ベルト(1)の研磨により発生した、樹脂めっきしたときにクラックの原因となりやすい該樹脂成形品(W)のエッジ部分に丸みを付けるために、該パートライン(52)が板状の研磨材(3)面で擦られるように、該樹脂成形品(W)を移動させながら、該樹脂成形品(W)の周囲のパートライン(52)を連続して仕上研磨する、ことを特徴とする樹脂成形品のパートライン研磨方法。 - 前記板状の研磨材(3)を回転させる、ことを特徴とする請求項1又は2の樹脂成形品のパートライン研磨方法。
- 前記板状の研磨材(3)を振動させる、ことを特徴とする請求項1又は2の樹脂成形品のパートライン研磨方法。
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