JPH07276194A - 加工物表面の研磨方法 - Google Patents

加工物表面の研磨方法

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JPH07276194A
JPH07276194A JP6377894A JP6377894A JPH07276194A JP H07276194 A JPH07276194 A JP H07276194A JP 6377894 A JP6377894 A JP 6377894A JP 6377894 A JP6377894 A JP 6377894A JP H07276194 A JPH07276194 A JP H07276194A
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JP
Japan
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polishing
abrasive
support
workpiece surface
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP6377894A
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English (en)
Inventor
Hachiro Ogawa
八郎 小川
Takao Minaki
隆男 皆木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIEI KOZAI KK
Original Assignee
NICHIEI KOZAI KK
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Publication date
Application filed by NICHIEI KOZAI KK filed Critical NICHIEI KOZAI KK
Priority to JP6377894A priority Critical patent/JPH07276194A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 研磨具を確実に支持し、ダイキャスト、プ
ラスチック射出成形等の金型表面やその他金属表面、木
材及び石材等の表面を、効率良く、安全に研磨する研磨
方法を提供するものである。 【構 成】 支持体(2)の一面に、研磨方向に沿って
相互に反対方向に傾斜する複数の弾性のある毛状体(3
A)を植立してブラシ部(3)を形成し、このブラシ部
によって、加工物表面(5A)上に摺接する砥石、サン
ドペーパー等の研磨材(4)を支持し、この研磨材を加
工物表面に当接押圧しながら、前記支持体を往復運動さ
せて加工物表面を研磨することからなる加工物表面の研
磨方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、主としてダイキャス
ト、プラスチック射出成形等の金型表面やその他金属表
面、更には木材や石材の表面の研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイキャスト、合成樹脂成形等の
金型の製造においては、金型鋼をフライス盤や研磨盤等
で所定の形状に加工した後、切削後の表面に残った微細
な凹凸を研磨して鏡面等に仕上げている。ダイキャスト
や合成樹脂成形等の金型表面の切削加工による跡は、鋳
造品や成形品の表面に転写されるため、可能な限り平滑
に、好ましくは鏡面に仕上げる必要がある。特に、鋳造
品や成形品の抜き勾配がある金型の表面において切削加
工で形成された凹凸を除去することは、鋳造品や成形品
の金型からのスムースな取り出しのために重要な加工工
程である。また、金型表面の平滑な仕上げは、金型にダ
イキャスト用の溶湯や合成樹脂をスムーズに注入するこ
とや金型にバリが残らないようにすることのためにも必
要である。更に、木工等の分野において、ニスや塗料を
塗る前に、木の表面のケバや傷を除去し平滑にするた
め、研磨を施すことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のような金
型等の研磨においては、砥石、サンドペーパーまたは砥
石の粒子を含有する布ペーパー等の研磨材を鉄片、木片
等の支持具で支持して使用している。具体的には、砥石
のように剛性のある研磨材は、支持具の先端に接着材で
接着したり、または支持具の間に挟み込みその上からス
チールベルトで縛りつけて固定している。また、サンド
ペーパーや布ペーパー等のように柔らかい研磨材は支持
具の先端に巻き付けその上からスチールベルトで縛りつ
けて固定している。
【0004】このように研磨具を固定した支持具をロボ
ットや人手で把持し、研磨具を金型の表面上に押圧した
状態で支持具を往復運動して、研磨しているのである。
しかし、支持具に研磨材を接着する場合は、接着材の硬
化に手間がかかる上に、研磨中に接着が剥がれてしまう
ことがあり、また、研磨材を支持具間に挟み込みスチー
ルベルトで縛る場合や支持具に巻き付けスチールベルト
で縛りつける場合も、研磨材の固定作業に手間取って円
滑な研磨作業のネックになるばかりか、研磨作業中に研
磨材上に覗いている支持具やスチールベルトが金型に当
たって作業の邪魔になり、また金型の表面を傷付けるこ
ともある。
【0005】また、木工等においては、木の表面に研磨
材を位置させその上から手等で押圧しつつ研磨材を往復
運動させて研磨しているが、押圧している手等が滑って
作業に支障を来す場合や、研磨により発生する摩擦熱が
作業者にとって苦痛となる場合があった。本発明は、上
記従来の金型等の研磨方法における問題点を解消するた
めに得られたものであって、その第1の目的は、研磨材
を固定する手間を省略しながら確実に研磨材を支持し、
研磨作業の効率を大幅に向上させることである。更に第
2の目的は、研磨材の支持具が金型等にぶつかり傷をつ
けたり、研磨作業を邪魔したりすることなく、安全かつ
円滑に研磨作業を行うことができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、支持体の一面に、研磨方向に沿って相互に反
対方向に傾斜する複数の弾性のある毛状体を植立してブ
ラシ部を形成し、このブラシ部によって、加工物表面上
に摺接する砥石、サンドペーパー等の研磨材を支持し、
この研磨材を加工物表面に当接押圧しながら、前記支持
体を往復運動させて加工物表面を研磨することからなる
加工物表面の研磨方法である。
【0007】
【作 用】以上のように構成された加工物表面の研磨方
法では、研磨材を固定する手間を省きながら確実に研磨
具を支持し、研磨作業の効率を大幅に向上させることが
できる。また、研磨材の支持具が金型等にぶつかり傷を
つけたり、研磨作業を邪魔したりすることなく、安全か
つ円滑に研磨作業を行うことができる。
【0008】
【実施例】図面を参照して、本考案の第1実施例を説明
する。図1は第1実施例において使用する支持体2とブ
ラシ部3からなる支持具1の説明図であり、長板状の支
持体2の一端の一面に、複数の弾力性のある毛状体3A
を所定の間隔で植え込んで、ブラシ部3を形成してい
る。通常のブラシのブラシ部3と異なるのは、毛状体3
Aがその先端を研磨方向(第1実施例の場合、支持体2
の長手方向と同じ)に沿って交互に反対方向に傾斜させ
て(傾斜方向が互い違いに)植え込まれている点であ
る。
【0009】そして、この支持具1を使用した研磨作業
に当たっては、ブラシ部3が形成されていない長板状の
支持体2の他端側を把持して(図示していない)、図2
の示すように、加工物である金型5の表面5Aに研磨材
4を位置させ、その研磨材4上に支持具1のブラシ部3
をあてがい、研磨材4を金型5の表面5Aに押圧する
と、図3が示すように、ブラシ部3の毛状体3Aは交互
に反対方向の傾斜姿勢を強めながら研磨材4を強い摩擦
力で研磨方向(支持体2の長手方向)に支持する状態に
なる。その状態のままで支持体2を前後方向(X、Y方
向)に往復運動させると、前(X)方向への運動時に
は、前(X)方向に傾斜した毛状体3AXの先端が、後
(Y)方向への運動時には、後(Y)方向に傾斜した毛
状体3AYの先端が、それぞれ研磨材4上に食い込むよ
うに強く当接して強い摩擦力で確実に研磨材4を前後方
向(X、Y)に往復運動させる。このように研磨材4は
金型5の表面5Aを押圧しつつ往復運動するので、金型
5の表面5Aを確実に摺接し研磨することができる。ま
た、ブラシ部3と研磨材4間には強力な摩擦力が生じる
から、相互に滑って外れてしまうようなことがないので
ある。
【0010】従って、研磨材4を支持体2に接着した
り、結びつけたりして固定する手間を省略して、確実に
金型5の表面5Aの研磨作業をおこなうことができ、研
磨作業の効率を大幅に向上することができるのである。
なお、研磨材4が砥石の場合には、ブラシ部3と接しな
い砥石の背面側に凹凸あるいはスリット溝を形成すると
滑り止めに良い。
【0011】また、使用中の研磨材4が磨耗した場合は
新しい研磨材4と置換するだけで、直ちに研磨材4の交
換ができ、研磨作業を中断することなく継続できる。金
型5の研磨では作業順序として、普通先ず砥石で荒磨き
を行い、次に、サンドペーパーで仕上げ磨きをする。ま
た、更に布ペーパーでの磨きを加え鏡面状に仕上げるこ
とも多い。このように研磨の作業の段階に応じて、各種
の材質、形状の研磨材4を交換するとき、本発明の研磨
方法によれば素早く研磨材4を取り替え研磨作業を中断
なく継続できる。
【0012】また、研磨中、支持具1は常に研磨材4を
介して金型5に相対するので、支持具1が金型5にぶつ
かってその表面5Aを傷つけたり、研磨作業を邪魔した
りすることなく、安全かつ円滑に研磨作業を行うことが
できる。更に、毛状体3Aは弾性があり使用によるヘタ
リが発生しないので何回も繰り返し使用でき、またその
他に接着剤等格別の固定材料を必要としないので、極め
て安上がりである。
【0013】図4は第2実施例において使用される支持
具1′を示すものであって、毛状体3Aが、所定の間隔
で植え込こまれて、研磨方向に相互に反対方向に傾斜す
るように形成されているが、第1実施例のように、毛状
体3Aが全て交互に反対方向に傾斜するように(傾斜方
向が互い違いに)は形成されてはいないで、同一方向へ
の傾斜が一部連続する例である。しかし、要するにワイ
ヤー3Aが研磨方向に相互に反対方向に傾斜するように
形成されていれば、第1実施例と同様な効果を奏するも
のである。
【0014】更に、支持体2の材質は、金属製、木製、
合成樹脂製等、特に制限がなく、またその形状において
も、必ずしも長板状である必要はなく、加工物によって
は板状、棒状、台形状等各種の形状が採用しうる。ま
た、毛状体3Aの材質も特に制限がなく、例えば加工物
が金型等金属の場合にはスチール線、ステンレス線、燐
青銅線等が良く、加工物が木材や石材等の場合には合成
樹脂製が好ましい。
【0015】支持具1の組立ては、支持体2に毛状体3
Aを植え込む方法による以外に、合成樹脂等の一体成形
で支持体2に毛状体3Aを突出するようにしてもよい。
また加工物によっては、支持体2の一面の一端だけに毛
状体3Aを植え込む(突出させる)のではなく、支持体
2の一面の一端から他端まで植え込んで(突出させ)、
支持具1を製作してもよい。その場合は、毛状体3Aが
形成されていない支持体2の背面側から把持して使用す
るのである。本発明の加工物表面の研磨方法は、金型、
その他の金属製品、木材製品、石材製品等各種加工物表
面の研磨に広範囲に適用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明の加工物表面の研磨方法では、支
持体の一面に、研磨方向に沿って相互に反対方向に傾斜
する複数の弾性のある毛状体を植立してブラシ部を形成
し、このブラシ部によって、加工物表面上に摺接する砥
石、サンドペーパー等の研磨材を支持し、この研磨材を
加工物表面に当接押圧しながら、前記支持体を往復運動
させて加工物表面を研磨することを採用するので、次の
効果を奏する。 A.ブラシ部によって加工物表面上に摺接する研磨材を
支持し、この研磨材を加工物表面に当接押圧すると、往
復運動方向に相互に反対方向に傾斜する毛状体が、それ
ぞれ傾斜姿勢を強めつつ食い込むように強い摩擦力で研
磨材を支持するから、そのまま支持体を往復運動させる
と、ブラシ部と研磨材の間が滑ることなく研磨材を往復
運動させて加工物表面を研磨することができる。従っ
て、研磨材を支持具に接着したり、結びつけたりして固
定する手間を省略しながら、確実に加工物表面の研磨作
業をおこなうことができ、研磨作業の効率が大幅に向上
する。 B.使用済の研磨材を直ちに新しい研磨材に交換でき、
また研磨の各段階に応じて砥石、サンドペーパー等各種
の研磨材をその形状、材質に関係なく自由に交換できる
から、素早く研磨材を替えつつ研磨作業を中断なく継続
できる。 C.研磨材の往復運動中、支持具は常に研磨材を介して
加工物表面に相対するので、支持具が加工物にぶつかっ
て加工物を傷つけたり、研磨作業を邪魔したりすること
なく、安全かつ円滑に研磨作業を行うことができる。 D.弾性のある毛状体だから何度でも使用でき、またそ
の他に接着剤等格別の固定材料を必要としないので、経
済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例において使用する研磨材4
の支持具1の説明図である。
【図2】本発明の第1実施例における研磨の前工程の説
明図である。
【図3】本発明の第1実施例における研磨工程の説明図
である。
【図4】本発明の第2実施例において使用する研磨材4
の支持具1′の説明図である。
【符号の説明】
1 支持具 2 支持体 3 ブラシ部 3A 毛状体 4 研磨材 5 金型(加
工物)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の一面に、研磨方向に沿って相互に
    反対方向に傾斜する複数の弾性のある毛状体を植立して
    ブラシ部を形成し、このブラシ部によって、加工物表面
    上に摺接する砥石、サンドペーパー等の研磨材を支持
    し、この研磨材を加工物表面に当接押圧しながら、前記
    支持体を往復運動させて加工物表面を研磨することから
    なる加工物表面の研磨方法
JP6377894A 1994-03-31 1994-03-31 加工物表面の研磨方法 Pending JPH07276194A (ja)

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JP6377894A JPH07276194A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 加工物表面の研磨方法

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JP6377894A JPH07276194A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 加工物表面の研磨方法

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JPH07276194A true JPH07276194A (ja) 1995-10-24

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ID=13239182

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JP6377894A Pending JPH07276194A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 加工物表面の研磨方法

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JP (1) JPH07276194A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103537955A (zh) * 2013-10-21 2014-01-29 中国地质大学(武汉) 一种磁场辅助抛光加工设备及其抛光方法
CN107571126A (zh) * 2017-09-26 2018-01-12 德清县檀香斋木业有限公司 一种木具打磨抛光一体机
CN110842802A (zh) * 2018-08-20 2020-02-28 张家港保税区贤德国际贸易有限公司 磨削砂纸安装机构

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CN107571126A (zh) * 2017-09-26 2018-01-12 德清县檀香斋木业有限公司 一种木具打磨抛光一体机
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