JP5475821B2 - 入力支援プログラム及び入力支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ端末において、キー入力を支援するための入力支援プログラム及び入力支援装置に関する。
タブレット端末等のコンピュータ端末において、キーボードを画面上に表示し、その上でカーソルを移動させて文字を選択し入力するソフトウェアキーボードが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献に記載された技術では、表示画面上にソフトウェアキーボードを表示し、画面を触れることで情報を入力する機能を有する。更に、この文献には、ユーザの操作位置のバラツキに基づいて、各キーの表示を変更することが記載されている。
特開2011−150489号公報(第1頁、図1)
しかし、利用者によっては、入力状況や利用環境に応じて、タッチ位置等の入力の傾向が異なることがある。この場合、常に同じ形状のソフトウェアキーボードを表示していたのでは、誤入力や操作性の劣化が生じることがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、利用者に応じて効率的なキー入力を実現するための入力支援プログラム及び入力支援装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、表示手段と、入力手段と、キーの入力状況情報に関連付けて、ソフトウェアキーボードを構成する各キーの認識座標情報を記憶するキー配置記憶手段と、前記入力手段において入力された情報を前記表示手段に出力する制御手段とを備えたコンピュータ端末において、キー入力を支援するためのプログラムであって、前記制御手段を、前記ソフトウェアキーボードを前記表示手段に出力する手段、前記ソフトウェアキーボードにおいて選択されるべき本来キーを特定し、この本来キーに対してタッチされた実際のタッチ位置を特定する特定手段、前記タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する手段、前記取得した入力状況情報に対応する前記キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段において特定する手段、前記タッチ位置と、前記入力状況情報に対応する認識座標情報とを比較した結果に応じて、入力されたキーを特定するとともに、前記キー配置記憶手段に記録された前記本来キーの前記入力状況情報に対応する認識座標情報を更新する手段として機能させることを要旨とする。
発明は、請求項1に記載の入力支援プログラムにおいて、前記キー配置記憶手段には、キーの入力状況情報に関連付けて前記キーの認識座標情報が記憶されており、前記制御手段を、前記タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する手段、及び前記取得した入力状況情報に対応する前記キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段において特定する手段として更に機能させることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記コンピュータ端末は、キーの認識座標情報を特定するために用いる例文が記憶された例文記憶手段を更に備え、前記制御手段を、前記例文記憶手段に記憶された例文を表示して、この例文についてのキー入力を促す手段として更に機能させ、前記特定手段は、前記例文を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の入力支援プログラムにおいて、前記特定手段は、修正された文字を検知した場合に、修正後の文字に対応するキーを本来キーとして特定し、修正前の文字が入力されたときにタッチされたタッチ位置を実際のタッチとして特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記特定手段は、入力文字に応じて単語を予測し、予測した単語を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記コンピュータ端末は、入力される単語候補を記憶した辞書記憶手段を更に備え、前記特定手段は、入力された文字列と、前記辞書に登録された単語の文字列との照合により、前記単語の予測を行なうことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記コンピュータ端末は、入力される単語について、前記単語の構成文字のキー配置に応じて、入力時の文字軌跡パターンを登録した辞書を記憶した文字軌跡パターン記憶手段を更に備え、前記特定手段は、取得したタッチ位置の入力軌跡パターンと、前記文字軌跡パターン記憶手段に記録された前記文字軌跡パターンとの照合により、前記単語の予測を行なうことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記コンピュータ端末は、基準単語を記憶した基準単語記憶手段を更に備え、前記特定手段は、前記基準単語記憶手段に記憶された基準単語が入力されたことを検出する度に、この基準単語を構成する各文字のキーを本来キーとして特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記制御手段を、文章作成時の文法規則により、入力される単語の品詞を予測する文法規則判定手段として更に機能させ、前記特定手段は、文字入力状況に応じて、前記文法規則判定手段から、入力された単語の品詞情報を取得し、前記品詞情報を用いて前記単語を特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラムにおいて、前記キー配置記憶手段には、利用者識別子に関連付けて各キーの認識座標情報が記憶されており、前記制御手段を、前記利用者の利用者識別子を特定し、この利用者識別子に関連付けて各キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段に記録する手段として更に機能させることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラムにおいて、使用する利用者のキーの認識座標情報を特定する手段、及び取得したタッチ位置と前記認識座標情報とのずれ量を算出し、前記ずれ量が同一利用者を判定するための判定基準値を超える場合には、注意モード処理を実行する手段として更に機能させることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、表示手段と、入力手段と、キーの入力状況情報に関連付けて、ソフトウェアキーボードを構成する各キーの認識座標情報を記憶するキー配置記憶手段と、前記入力手段において入力された情報を前記表示手段に出力する制御手段を備えた入力支援装置であって、前記制御手段が、前記ソフトウェアキーボードを前記表示手段に出力する手段と、前記ソフトウェアキーボードにおいて選択されるべき本来キーを特定し、この本来キーに対してタッチされた実際のタッチ位置を特定する特定手段と、前記タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する手段と、前記取得した入力状況情報に対応する前記キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段において特定する手段と、前記タッチ位置と、前記入力状況情報に対応する認識座標情報とを比較した結果に応じて、入力されたキーを特定するとともに、前記キー配置記憶手段に記録された前記本来キーの前記入力状況情報に対応する認識座標情報を更新する手段とを備えたことを要旨とする。
(作用)
請求項1又は11に記載の発明によれば、制御手段が、ソフトウェアキーボードを表示手段に出力する。制御手段が、ソフトウェアキーボードにおいて選択されるべき本来キーを特定し、この本来キーに対してタッチされた実際のタッチ位置を特定する。制御手段が、タッチ位置と、キー配置記憶手段に記録された認識座標情報とを比較した結果に応じて、キー配置記憶手段に記録された本来キーの認識座標情報を更新する。これにより、キー入力時の実際のタッチ位置に基づいてキーの認識領域を設定するので、利用者の癖等のキー入力の傾向を考慮して効率的なキー入力を実現することができる。ここで、キーの認識座標情報としては、キー領域の中心位置や、キー領域の形状やキー範囲等を特定するための座標(座標群)を用いることができる。
発明によれば、制御手段が、タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する。制御手段が、取得した入力状況情報に対応するキーの認識座標情報をキー配置記憶手段において特定する。入力状況に応じて、利用者のキー入力の傾向が異なることがある。従って、この入力状況に応じたキー入力の傾向を考慮して、キーの認識領域を設定することができる。そして、入力状況によってはキーの認識領域を変更して、同じ位置をタッチした場合であっても、入力状況に応じた異なるキー入力を実現することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、例文記憶手段に記憶された例文を表示して、この例文についてのキー入力を促す。制御手段が、例文を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定する。これにより、例文に対して実際に入力されたキーのタッチ位置に基づいて、利用者のキー入力の傾向を特定し、この傾向を考慮したキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、修正された文字を検知した場合に、修正後の文字に対応するキーを本来キーとして特定し、修正前の文字が入力されたときにタッチされたタッチ位置を実際のタッチとして特定する。これにより、修正前の文字のタッチ位置に基づいて、修正のたびに、利用者の誤入力におけるキー入力の傾向を特定し、この傾向を考慮したキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が入力文字に応じて単語を予測し、予測した単語を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定する。これにより、予測した文字と、入力された文字が異なる場合には、実際のタッチ位置と、予測した単語に基づいて、利用者の誤入力を特定することができる。そして、利用者の誤入力におけるキー入力の傾向を特定し、この傾向を考慮したキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、入力された文字列と、辞書に登録された単語の文字列との照合により、単語の予測を行なう。これにより、辞書に登録された単語から、利用者が入力しようとした文字のキーを特定し、このキー入力の傾向を考慮してキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、取得したタッチ位置の入力軌跡パターンと、文字軌跡パターン記憶手段に記録された文字軌跡パターンとの照合により、前記単語の予測を行なう。これにより、文字軌跡パターンから、利用者が入力しようとした文字のキーを特定し、このキー入力の傾向を考慮したキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、基準単語記憶手段に記憶された基準単語が入力されたことを検出する度に、この基準単語を構成する各文字のキーを本来キーとして特定する。これにより、基準単語が検出されるたびに、キーの認識座標情報を更新して、利用者のキー入力の傾向を特定し、この傾向を考慮したキーの認識領域を設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、文章作成時の文法規則により、入力される単語の品詞を予測する。制御手段は、文字入力状況に応じて、文法規則判定手段から入力された単語の品詞情報を取得し、品詞情報を用いて単語を特定する。これにより、文法規則を用いて入力単語の品詞により単語を絞り込むことができる。従って、この絞込みにより、本来の単語を、より的確に特定することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段が、利用者の利用者識別子を特定し、この利用者識別子に関連付けて各キーの認識座標情報をキー配置記憶手段に記録する。これにより、各利用者に応じてキーの認識座標情報を記憶しておくことができるので、利用者毎の入力の傾向を考慮してキーの認識領域を設定することができる。
請求項10に記載の発明によれば、制御手段が、使用する利用者のキーの認識座標情報を特定し、取得したタッチ位置と前記認識座標情報とのずれ量を算出し、ずれ量が同一利用者を判定するための判定基準値を超える場合には、注意モード処理を実行する。認識座標情報は、利用者の入力傾向を反映したものであるため、認識座標情報との違いが大きい場合には、他者の利用と判断することができる。この場合には、通常の利用モードとは異なる注意モード処理を実行する。これにより、例えば、認識座標情報の更新の停止、利用制限や注意喚起を行なうことができる。
本発明によれば、利用者に応じて効率的なキー入力を実現するための入力支援プログラム及び入力支援装置を提供することができる。
第1の実施形態の入力支援装置の機能ブロックの説明図。 第1の実施形態の初期学習による配置設定処理の処理手順の説明図。 第2の実施形態の修正入力による配置設定処理の処理手順の説明図。 第3の実施形態の入力予測による配置設定処理の処理手順の説明図。 第4の実施形態の文字軌跡パターン辞書の作成処理及び軌跡入力による配置設定処理の処理手順の説明図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した入力支援装置の一実施形態を図1〜図2に従って説明する。本実施形態では、図1に示すように、タブレット端末20に入力を行なう場合を説明する。また、本実施形態では、文字入力においては、各キーに対応する英文字を入力する場合を想定する。
タブレット端末20は、利用者が用いるコンピュータ端末であって、各種アプリケーションを実行させることにより、情報の出力や入力に用いられる。本実施形態では、このタブレット端末20は、制御部21、単語辞書記憶部22、キー配置記憶部23、例文記憶部24、タッチパネルディスプレイ30を備えている。
タッチパネルディスプレイ30は、表示手段及び入力手段として機能する。具体的には、パネル上に情報を出力するとともに、パネル表面を軽く叩く操作(タップ)により、タップされた画面位置の表示内容に基づいて各種操作(ポインティング、キー入力等)を行なうことができる。本実施形態では、このタッチパネルディスプレイ30には、ソフトウェアキーボード500が表示される。このソフトウェアキーボード500には、文字の入力や、削除やカーソル移動等の操作を行なうためのキーが含まれている。
制御部21は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(表示制御段階、タッチ制御段階、アプリケーション実行段階、キーボード制御段階、キー配置学習段階等の各処理等)を行なう。そして、制御部21は、表示制御手段211、タッチ制御手段212、アプリケーション実行手段213、キーボード制御手段214として機能するとともに、入力支援プログラムを実行することにより、キー配置学習手段215として機能する。
表示制御手段211は、タッチパネルディスプレイ30における表示を制御する処理を実行する。
タッチ制御手段212は、タッチパネルディスプレイ30におけるタップを検知する処理を実行する。この場合、タッチ制御手段212は、タップ位置(タップにより実際にタッチされた座標からなるタッチ位置)を特定する。
アプリケーション実行手段213は、タブレット端末20に格納されたアプリケーション(例えば、文章作成、表計算、ブラウザ等)の起動、実行等の管理を行なう。本実施形態においては、このアプリケーションの実行により、キー入力対象であるキー入力画面をタッチパネルディスプレイ30に出力する。
キーボード制御手段214は、タッチパネルディスプレイ30に、ソフトウェアキーボード500を出力する処理を実行する。このため、キーボード制御手段214は、キー配置情報を含むキー表示データを記憶している。このキー表示データは、所定のキーボード配列で並んだ各キーを、タッチパネルディスプレイ30に表示するためのデータである。本実施形態では、この表示データの各キーは、一般認識領域に対応して表示される。この一般認識領域は、キー配置記憶部23に予め記憶されているデフォルトの各キーの配置領域(各キーを認識する領域の座標情報)である。
更に、キーボード制御手段214は、タップ位置に基づいて、入力されたキーを特定する。本実施形態では、キーボード制御手段214は、ソフトウェアキーボード500上の相対座標により、選択されたキーを特定する。更に、キーボード制御手段214は、入力メモリを備える。この入力メモリには、ソフトウェアキーボード500を用いて入力された内容(操作や文字)が仮記憶される。
キー配置学習手段215は、特定手段及び更新手段として機能し、ソフトウェアキーボード500を構成する各キー領域(個別認識領域)を、利用者の入力に応じて学習する処理を実行する。この個別認識領域は、利用者に応じて特定される各キーの配置領域である。このキー配置学習手段215は、タッチ制御手段212からタップ位置を取得する。更に、キー配置学習手段215は、タッチ入力が行われた時間帯(タップ時刻帯)や、所定時間内にタップされた回数(タップ速度)、単語の頭文字の入力開始からの経過時間、先行文字等を入力状況として特定する。また、このキー配置学習手段215は、キーボード制御手段214からソフトウェアキーボード500におけるキー配置情報を取得する。そして、キー配置学習手段215は、タップ情報メモリを備える。このタップ情報メモリには、入力状況に関連付けて、タップ位置が仮記憶される。
また、このキー配置学習手段215は、修正対象基準範囲に関するデータを記憶している。この修正対象基準範囲は、キー位置の修正の要否を決定する基準範囲であり、例えば一つのキーの半分程度の範囲を設定しておく。キー配置学習手段215は、一般認識領域に対してタップ位置が修正対象基準範囲内にある場合のみ、このタップ位置を個別認識領域の更新に利用する。
更に、制御部21は、利用者を認証する利用者認証手段として機能する。このため、制御部21は、このタブレット端末20の利用者を認証するための利用者情報(利用者ID、パスワード)を記憶している。
また、制御部21は、区切り文字を記憶した区切り文字記憶部を備えている。この区切り文字記憶部には、例えば、スペース、カンマ、ピリオド等の区切り文字に関するデータが記憶されている。
単語辞書記憶部22は、辞書記憶手段として機能する。単語辞書記憶部22には、一般的に用いられる単語(見出し語)をスペル表記した辞書データが記録されている。
キー配置記憶部23は、キー配置記憶手段として機能する。キー配置記憶部23には、各キーの認識領域が記憶されている。本実施形態では、一般認識領域と、個別認識領域とが記憶されている。また、個別認識領域は、利用者に応じて、利用者IDに関連付けられた認識領域である。この個別認識領域は、更に入力状況にも関連付けられている。この個別認識領域は、タップ位置に応じた配置設定処理によって特定されて記録される。本実施形態では、初期学習として例文入力を行ない、ここで取得したタップ位置に基づいて行われる配置設定処理によって記録される。
例文記憶部24は、例文記憶手段として機能する。例文記憶部24には、個別認識領域を特定するために用いる場合に用いる例文に関するデータを記憶している。この例文においては、任意の文字の羅列や複数の単語の羅列、複数の単語からなる文章等を用いることができる。
(初期学習による配置設定処理)
次に、このタブレット端末20における初期学習による配置設定処理について、図2を用いて説明する。ここで、タブレット端末20の使用時には、制御部21は、まず、利用者の特定処理を実行する。具体的には、制御部21は、利用者認証画面をタッチパネルディスプレイ30に出力する。この利用者認証画面には、利用者ID、パスワードを入力するための入力欄が設けられている。ここで、利用者ID、パスワードが入力された場合、制御部21は、記憶している利用者ID、パスワードと照合する。そして、制御部21は、照合を完了した場合、表示制御手段211により、タッチパネルディスプレイ30にアプリケーション選択画面を表示する。このアプリケーション選択画面には、起動可能な各種アプリケーションのアイコンが表示されており、各アイコンを選択することにより、各アプリケーションを起動することができる。
ここで、利用者は、タッチパネルディスプレイ30の選択画面において、初期学習アプリケーションのアイコンを選択する。これにより、タブレット端末20の制御部21は、初期学習アプリケーションの起動処理を実行する。この場合、制御部21のアプリケーション実行手段213は、タッチパネルディスプレイ30に、ソフトウェアキーボード500及び初期配置設定画面(キー入力画面)を出力する。具体的には、制御部21のアプリケーション実行手段213は、表示制御手段211を介して、初期配置設定画面をタッチパネルディスプレイ30に表示する。また、アプリケーション実行手段213は、キーボード制御手段214に対してソフトウェアキーボード500の表示を指示する。キーボード制御手段214は、記憶しているキー表示データを、表示制御手段211を介して、タッチパネルディスプレイ30に表示する。
また、初期配置設定画面(キー入力画面)には、入力内容表示エリア及び例文表示エリアが含まれる。入力内容表示エリアには、ソフトウェアキーボード500を用いて入力された文字等が表示される。例文表示エリアには、例文記憶部24から抽出した見出し語(文字列)が表示される。
そして、タブレット端末20の制御部21は、例文の文字入力タップ処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のアプリケーション実行手段213は、例文記憶部24に記憶されている1つの例文を抽出する。そして、アプリケーション実行手段213は、この例文を、表示制御手段211を介して、初期配置設定画面の例文表示エリアに表示する。
そして、利用者は、例文表示エリアに表示された例文の文字を、ソフトウェアキーボード500のキーをタップすることにより入力する。ここで、制御部21のタッチ制御手段212は、ソフトウェアキーボード500上におけるタップを検知した場合、このタップ位置を、キーボード制御手段214及びキー配置学習手段215に供給する。キー配置学習手段215は、タップ時刻帯をシステムタイマにおいて特定するとともに、タップ速度を算出する。更に、キー配置学習手段215は、例文入力開始からの経過時間を算出する。
また、キーボード制御手段214は、タップ位置と一般認識領域とを比較して、選択されたキーに対応する文字を特定し、入力メモリに仮記憶する。キーボード制御手段214は、仮記憶した文字を、表示制御手段211を介して、初期配置設定画面の入力内容表示エリアに表示する。更に、キーボード制御手段214は、仮記憶した文字を、キー配置学習手段215に供給する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置及び入力状況の記録処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、取得した入力状況を、取得したタップ位置及び文字に関連付けて、タップ情報メモリに記憶する。
制御部21のアプリケーション実行手段213は、以上のステップS1−1及びS1−2の処理を、例文記憶部24に記憶されているすべての例文を用いて実行する。すべての例文についての処理が終了した場合、アプリケーション実行手段213は、ソフトウェアキーボード500及び初期配置設定画面を閉じる。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置と本来のキー位置との比較処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、タップ情報メモリからタップ位置を取得するとともに、キー配置記憶部23から、例文文字のキーの一般認識領域を取得する。そして、キー配置学習手段215は、各キーの一般認識領域とタップ位置とを比較する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置は正確かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、タップ位置が一般認識領域内に含まれている場合には、タップ位置は正確と判定する。この場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、タブレット端末20の制御部21は、初期学習による配置設定処理を終了する。
一方、タップ位置が一般認識領域内に含まれておらず、正確でないと判定した場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、入力状況に関連付けて本来のキー位置の修正処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、例文文字のキーについて、タップ位置に基づいて個別認識領域を特定する。例えば、一般認識領域に対してタップ位置を含む領域を個別認識領域として特定する。なお、一般認識領域に対してタップ位置が修正対象基準範囲を超えて離れている場合には、キー配置学習手段215は、この入力を用いてのキー位置の修正処理を行なわない。そして、キー配置学習手段215は、利用者ID及び入力状況に関連付けて、この個別認識領域を、キー配置記憶部23に記憶する。
以上により、初期学習による配置設定処理が終了する。
その後、他のアプリケーションにおいて、ソフトウェアキーボード500を用いる場合、タブレット端末20の制御部21は、キー配置記憶部23に記憶されている認識領域を用いる。具体的には、タッチ制御手段212は、タップ位置をキーボード制御手段214に供給する。キーボード制御手段214は、このときの入力状況(先行文字や文字速度等)を特定し、この入力状況に対応する個別認識領域を用いて、入力されたキーを特定する。また、キーボード制御手段214は、このときの入力状況に対応する個別認識領域が記録されてない場合には、一般認識領域を用いて、入力されたキーを特定する。そして、キーボード制御手段214は、特定したキーに基づいた入力文字をアプリケーション実行手段213に供給する。アプリケーション実行手段213は、取得した入力文字を、表示制御手段211を介して、タッチパネルディスプレイ30に表示する。
本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、タップを検知した場合、このときの入力状況に対応する個別認識領域を用いて、又は、この入力状況に対応する個別認識領域がない場合には一般認識領域を用いて、入力されたキーを特定する。これにより、入力状況に応じたキーの認識範囲を用いて、利用者が選択したキーを特定することができるので、利用者に応じて効率的なキー入力を行なうことができる。この場合、タッチパネルディスプレイ30上における同じ座標であっても、入力状況に応じて特定されるキーが異なることになり、入力状況を考慮してキーを特定することができる。
(2)本実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、例文の文字入力のタップ処理を実行し、タップ位置及び入力状況の記録処理を実行する(ステップS1−1,S1−2)。タブレット端末20の制御部21は、タップ位置が正確でないと判定した場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、入力状況に関連付けて本来のキー位置の修正処理を実行する(ステップS1−5)。これにより、例文の文字を本来のキーとして特定し、これに対する実際のタップ位置を用いてキーの認識範囲を設定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図3に従って説明する。第1の実施形態においては、初期学習によって配置設定を行なったが、第2の実施形態においては、利用者の修正を利用して配置設定を行なう構成である。本実施形態では、誤入力が隣接キーの場合には、このキーの認識領域の調整を行なう。また、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、上記実施形態と同様に、タブレット端末20の使用時には、制御部21は、利用者の特定処理を実行することにより、照合した利用者IDを仮記憶する。
そして、タッチパネルディスプレイ30の選択画面において、所望のアプリケーションの起動指示が行なわれた場合、タブレット端末20の制御部21は、指示されたアプリケーションの起動処理を実行する。ここでは、文字入力を行なうアプリケーション(例えば文書作成アプリケーション)を起動する場合を想定する。
この場合、制御部21のアプリケーション実行手段213は、タッチパネルディスプレイ30に表示画面(キー入力画面)を出力する。そして、文字入力を行なう場合、制御部21のキーボード制御手段214は、ソフトウェアキーボード500を、表示制御手段211を介してタッチパネルディスプレイ30に表示させる。
そして、タブレット端末20の制御部21は、文字入力タップ処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、利用者は、表示画面において、ソフトウェアキーボード500のキーを用いて文字を入力する。ここで、制御部21のタッチ制御手段212は、ソフトウェアキーボード500においてタップを検知した場合、キーボード制御手段214及びキー配置学習手段215に、タップ位置を供給する。そして、キー配置学習手段215は、入力状況として、タップ時刻帯、このキー入力に先行して直前に入力された文字(先行文字)や、所定時間内のタップ回数に応じてタップ速度を特定する。
キーボード制御手段214は、入力状況に応じて認識領域を特定し、この認識領域とタップ座標とから、利用者が選択されたキーの文字を特定する。そして、キーボード制御手段214は、特定したキーの文字をアプリケーション実行手段213及びキー配置学習手段215に供給する。
アプリケーション実行手段213は、特定された文字の表示位置を特定し、表示制御手段211及びキー配置学習手段215に供給する。表示制御手段211は、アプリケーション実行手段213の指示に応じて、特定された文字を、タッチパネルディスプレイ30上の表示位置に表示する。なお、キー配置学習手段215は、アプリケーション実行手段213から、削除された文字や、この削除文字の代わりに挿入された修正文字、及びこの置換された文字位置を取得する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、入力状況及びタップ位置(座標)の記録処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、タップ位置、入力状況(タッチ速度や先行文字等)を、入力された文字及び表示位置に関連付けて、タップ情報メモリに記憶する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、修正があったかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、削除された文字が修正文字に置換された場合、修正があったと判定する。なお、キー配置学習手段215は、文字が削除されていない場合や修正文字が入力されていないと判定した場合には、修正がなかったと判定する。この場合(ステップS2−3において「NO」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、ステップS2−1以降の処理を繰り返す。
修正があったと判定した場合(ステップS2−3において「YES」の場合)、タブレット端末20の制御部21は、修正された文字の特定処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、削除された文字の代わりに新たに入力された修正文字を特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、まず、制御部21のキー配置学習手段215は、削除文字のキーと修正文字のキーとが隣接しているか否かを、キー配置情報を用いて判定する。ここで、削除文字のキーと修正文字のキーとが隣接している場合には、キー配置学習手段215は、削除文字に用いられるキーのタップ位置が、修正文字に用いられるキーの認識領域に含まれるように、キーの個別認識領域を変更する。この場合、記憶されている個別認識領域に対して、特定したタップ位置が個別認識領域に含まれるように、個別認識領域の大きさを変更する。そして、キー配置学習手段215は、変更したキーの個別認識領域を、キー配置記憶部23に記憶する。この場合、キー配置学習手段215は、変更したキーの個別認識領域を、削除文字に関連付けられている入力状況及び利用者IDに関連付けて記録する。なお、削除文字のキーと修正文字のキーとが隣接していない場合には、キー位置の修正処理を行なわない。
本実施形態によれば、上記(1)の効果に加えて、次の効果を得ることができる。
(3)本実施形態では、入力文字に修正があった場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する(ステップS2−5)。この場合、制御部21は、修正される前の削除文字のキーと、修正された後の修正文字のキーとが隣接する位置にある場合に、修正文字のタップ位置が修正後のキーの個別認識領域に含まれるように変更する。これにより、利用者によって修正された文字により本来キーを特定できるので、この本来キーとタップ位置との関係を特定して、利用者の誤入力の傾向を考慮して、キーの認識範囲を設定することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を図4に従って説明する。第2の実施形態においては、利用者の修正に応じて配置設定を行なったが、第3の実施形態では、入力文字から予測した単語を用いて修正することにより配置設定を行なう構成である。また、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、第2の実施形態と同様に、タブレット端末20の制御部21は、照合した利用者IDを仮記憶した後、アプリケーションの起動処理を実行し、ソフトウェアキーボード500を含む表示画面をタッチパネルディスプレイ30に出力する。
そして、タブレット端末20の制御部21は、文字入力タップ処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21のタッチ制御手段212は、ステップS2−1と同様に、ソフトウェアキーボード500においてタップを検知した場合、このタップ座標を、キーボード制御手段214及びキー配置学習手段215に供給する。また、キーボード制御手段214は、選択されたキーに応じた文字を特定し、入力メモリに仮記憶するとともに、この文字をキー配置学習手段215に供給する。キー配置学習手段215は、タップ時刻帯、先行文字の特定、タッチ速度の算出を行なう。
次に、タブレット端末20の制御部21は、入力状況及びタップ位置(座標)の記録処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、ステップS2−2と同様に、入力された文字に関連付けて、タップ位置、入力状況、表示位置を、タップ情報メモリに記憶する。
そして、ステップS3−1,S3−2の処理を、区切り文字が入力されるまで、繰り返す。
そして、区切り文字の入力を検知した場合、タブレット端末20の制御部21は、単語辞書を用いて文字列の予測処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力開始から区切り文字までに入力された一連の入力文字群と共通する文字からなる見出し語を、単語辞書記憶部22において検索する。この場合、例えば、一文字違いも、共通する文字からなる見出し語として検索する。そして、キー配置学習手段215は、抽出できた見出し語に基づいて本来の文字列の予測を行なう。
次に、タブレット端末20の制御部21は、誤入力かどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力文字群に一致する見出し語を抽出した場合には、誤入力ではないと判定する。また、入力文字群と共通する見出し語が抽出できない場合にも誤入力ではないと判定する。更に、見出し語と入力文字群とにおける不一致文字が、ソフトウェアキーボード500上のキー配置において隣接していない場合も誤入力ではないと判定する。これらの場合(ステップS3−4において「NO」の場合)には、ステップS3−1以降の処理を実行する。
一方、見出し語と入力文字群とにおける不一致文字のキー配置が隣接している場合には、誤入力と判定する。この場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、正しい文字の特定処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、見出し語における不一致文字を正しい文字として特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力文字のタップ位置、入力状況をタップ情報メモリから取得する。キー配置学習手段215は、この入力文字のタップ位置が含まれるように、正しい文字と特定したキーの個別認識領域を変更し、キー配置記憶部23に記憶する。この場合、キー配置学習手段215は、このキーの個別認識領域に、入力文字の入力状況と、利用者IDとを関連付けて記録する。
本実施形態によれば、上記(1)の効果に加えて、次の効果を得ることができる。
(4)上記実施形態では、見出し語と入力文字群とにおける不一致文字のキー配置が隣接しており、誤入力と判定した場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、正しい文字の特定処理(ステップS3−5)、タップ位置に対応したキー領域設定処理(ステップS3−6)を実行する。これにより、単語辞書記憶部22に登録された単語を用いて本来キーを特定することができるので、利用者の誤入力の傾向を考慮して、キーの認識範囲を設定することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を具体化した第4の実施形態を図5に従って説明する。第3の実施形態においては、辞書に登録された単語を用いて修正したが、第4の実施形態では、登録された文字軌跡パターンを用いて修正することにより配置設定を行なう構成である。また、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。
更に、制御部21は、文字軌跡パターン記憶手段としての文字軌跡パターン辞書記憶部を備えている。この文字軌跡パターン辞書記憶部には、見出し語の文字軌跡パターンから構成される文字軌跡パターン辞書が記憶されている。この文字軌跡パターンは、各基準単語を構成する文字列を入力する場合における、キー配置上の入力軌跡である。この文字軌跡パターンには、ソフトウェアキーボード500上における相対的な配置を特定する情報に関するデータも含まれる。相対的な配置情報としては、例えば、ソフトウェアキーボード500上で、軌跡の最初のタップ位置の座標や、この座標からの所定範囲等を用いる。この相対的な配置により、文字軌跡パターンの形状が近似している単語が複数ある場合にも、本来の単語を特定することができる。
また、制御部21は、文字軌跡パターンと、入力された軌跡パターンとが一致していると判定するためのパターン判定用許容範囲(相対座標量)を記憶している。このパターン判定用許容範囲には、パターンの位置の近似度と、軌跡パターン形状の近似度とが含まれる。
(文字軌跡パターン辞書の作成処理)
次に、この文字軌跡パターン辞書の作成処理について説明する。
まず、タブレット端末20の制御部21は、単語の構成文字の特定処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、単語辞書記憶部22に記録されている見出し語を構成する各文字(構成文字)を特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、構成文字についてキーボード上の配置の特定処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、特定した各文字に対応するキーの位置を、キー配置記憶部23に記憶されている一般認識領域を用いて特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、構成文字の順番に応じて文字軌跡パターンの特定処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、特定した各文字の一般認識領域の中心位置を、単語を構成する文字の順番に連結することにより、文字軌跡パターンを特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、文字軌跡パターンの登録処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、特定した文字軌跡パターンを、見出し語に関連付けて文字軌跡パターン辞書記憶部に記憶する。
(軌跡入力による配置設定)
次に、軌跡入力による配置設定処理について説明する。本実施形態において、第2の実施形態と同様に、タブレット端末20の制御部21は、照合した利用者IDを仮記憶した後、アプリケーションの起動処理を実行し、ソフトウェアキーボード500を含む表示画面をタッチパネルディスプレイ30に出力する。
そして、タブレット端末20の制御部21は、文字入力タップ処理を実行する(ステップS5−1)。ここで、制御部21は、ステップS2−1と同様に、タップを検知した場合、タップ位置、利用者が選択されたキーの文字、文字の表示位置を特定する。次に、制御部21は、特定した文字をタッチパネルディスプレイ30上の表示位置に表示する。そして、制御部21のキー配置学習手段215は、タップ時刻帯、先行文字の特定、タッチ速度の算出を行なう。
次に、タブレット端末20の制御部21は、入力状況及びタップ位置(座標)の記録処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、ステップS2−2と同様に、入力された文字に関連付けて、タップ位置、入力状況、表示位置を、タップ情報メモリに記憶する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、区切り入力かどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力された文字と区切り文字とを比較する。比較した結果、キー配置学習手段215は、入力された文字が区切り文字でない場合(ステップS5−3において「NO」の場合)には、ステップS5−1以降の処理を繰り返す。
一方、区切り文字が入力された場合(ステップS5−3において「YES」の場合)には、タブレット端末20の制御部21は、キーボード入力時の入力軌跡の特定処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、タップ位置及び表示位置から、前回の区切り文字を特定し、前回の区切り文字から今回の区切り文字までの各文字のタップ位置を特定する。そして、タップ順に、各タップ位置を結ぶことにより、キーボード入力時の入力軌跡を特定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、パターンマッチング処理を実行する(ステップS5−5)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、特定した入力軌跡に一致する文字軌跡パターンを、文字軌跡パターン辞書記憶部において検索する。この場合、キー配置学習手段215は、文字軌跡パターンの相似形と入力軌跡とのずれがパターン判定用許容範囲内の場合には、一致していると判定する。この場合、文字軌跡パターンと入力軌跡とのずれは、大小(相似)、回転及び一部変形の場合においても、一致していると判定する。
次に、タブレット端末20の制御部21は、修正なしかどうかについての判定処理を実行する(ステップS5−6)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、削除された文字と同じ表示位置に修正文字が入力されたと判定した場合、修正があったと判定する。
修正がある場合(ステップS5−6において「NO」の場合)、タブレット端末20の制御部21は、修正された文字の特定処理を実行する(ステップS5−7)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、ステップS2−4と同様に削除された文字の代わりに新たに入力された修正文字を特定する。
一方、修正がない場合(ステップS5−6において「YES」の場合)、タブレット端末20の制御部21は、修正された文字の特定処理(ステップS5−7)をスキップする。
次に、タブレット端末20の制御部21は、キー配置の変更処理を実行する(ステップS5−8)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力軌跡における各文字のタップ座標が、文字軌跡パターンに一致するように、ソフトウェアキーボード500を移動させる。この場合、ソフトウェアキーボード500を拡大縮小してキー配置に変更する。なお、修正された文字がある場合には、キー配置学習手段215は、この文字を含めた文字列を用いて特定した入力軌跡における各文字のタップ位置が、文字軌跡パターンに一致するように、ソフトウェアキーボード500を移動させる。
次に、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する(ステップS5−9)。具体的には、制御部21のキー配置学習手段215は、入力軌跡パターンの単語を特定し、この単語を構成する各文字のキーを特定する。キー配置学習手段215は、特定した文字の各キーについて、個別認識領域が、入力された文字のタップ位置がキーの中心になるように個別認識領域を変更する。そして、上述したステップS5−1以降の処理に戻る。
本実施形態によれば、上記(1)の効果に加えて、次の効果を得ることができる。
(5)本実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、登録された入力軌跡パターンと、キーボード入力時の入力軌跡パターンとのパターンマッチング処理を実行する(ステップS5−5)。制御部21は、特定した入力軌跡に一致する文字軌跡パターンを検出した場合には、キー配置の変更処理(ステップS5−8)、タップ位置に対応したキー領域設定処理(ステップS5−9)を実行する。これにより、文字軌跡パターンによってタップ位置を特定できるので、利用者の入力傾向を考慮して、キーの認識範囲を設定することができる。
また、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記各実施形態では、入力支援装置としてタブレット端末20を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、タッチ入力可能なスマートフォン等にも適用することが可能である。
・ 上記各実施形態では、入力状況に応じてキー配置を設定した。この場合、入力状況として、タップ時刻帯、タップ速度、キー入力開始からの経過時間、入力された文字の直前の先行入力文字を用いた。キー配置を関連付ける入力状況は、これらに限らず、例えば、入力環境、タップの強さ、タップ時間等を用いてよい。ここで、入力環境として、例えば、タブレット端末20に設けた加速度センサによって検出した加速度から特定されるタブレット端末20の傾きを用いることができる。また、タップの強さは、タッチパネルディスプレイ30の圧力センサによって検出したタッチ圧力を用いることができる。更に、タップ時間は、同じタップ位置をタッチしている時間(長押し時間)を用いることができる。このような入力状況を用いることにより、利用者のキー入力の傾向に適したキーの認識範囲を設定することができる。
・ 上記各実施形態では、タップ位置に対応したキー領域設定処理において、制御部21は、削除文字に用いられるキーのタップ位置が、修正文字に用いられるキーの認識領域に含まれるようにキーの個別認識領域を変更した。この場合、特定したタップ位置を含めるように個別認識領域の大きさを変更する。個別認識領域の変更方法は、このような方法に限定されるものではない。ここで、入力状況に応じて個別認識領域を変更するようにしてもよい。例えば、一つのキーに対して、複数回のキー入力を用いてキーの認識範囲を決定するようにしてもよい。この場合、タブレット端末20の制御部21は、キー毎に、入力状況に関連付けて、所定期間のタッチ位置を記録したタッチ頻度マップを生成する。次に、制御部21は、このタッチ頻度マップを用いて、所定回数のタッチ位置について統計的な位置を算出する。統計的な位置としては、例えば、所定頻度以上のタッチ領域や、タッチ位置の分布の重心を用いることができる。そして、入力状況に対応させた統計的な位置からキーの認識範囲を変更する。
・ 上記第2実施形態においては、タブレット端末20の制御部21は、修正があったかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−3)。修正があったと判定した場合(ステップS2−3において「YES」の場合)、タブレット端末20の制御部21は、修正された文字の特定処理(ステップS2−4)、タップ位置に対応したキー領域設定処理(ステップS2−5)を実行する。ここで、キーボード全体の移動と、各キーの個別認識領域とを識別しても対応するようにしてもよい。例えば、一つの単語において基準数以上の複数のキー入力が一度に修正された場合には、タブレット端末20の制御部21は、キーボード全体の移動を判定するために、各キーの個別認識領域の重心位置を特定し、この重心位置とタッチ位置との位置関係(ずれ)の傾向を算出する。そして、基準数以上の複数のキー入力が修正されるとともに、これらのキー入力において同じ傾向(平行移動や回転等)のずれがあると判定した場合、各キーの個別認識領域を独立して変更するのではなく、誤入力キーと修正キーとのずれ具合に応じて、キーボード全体を移動(平行移動や回転)させる。一方、キー入力の修正が基準数未満の場合や、複数のキー入力においてずれに傾向の共通性がないと判定した場合には、タブレット端末20の制御部21は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する(ステップS2−5)。
更に、キー領域設定のタイミングは、キー入力が修正された場合に限定されるものではない。例えば、文字軌跡パターンと入力軌跡パターンとのマッチング時や、予め登録された基準単語の検知時に、このずれ具合に応じて、キーボード全体を移動(平行移動や回転)させるようにしてもよい。
・ 上記各実施形態においては、入力状況に応じてキー配置を設定した。ここで、キー入力に使用している手(右手又は左手)に応じて、キーの個別認識範囲を変更してもよい。この場合、タブレット端末20の制御部21は、各キーの入力に使用している手が右手か左手かを特定する。例えば、タブレット端末20の保持方法によってタブレット端末20の揺れが異なる。具体的には、左手でタブレット端末20を保持して右手でキー入力する場合、右手でタブレット端末20を保持して左手でキー入力する場合、両手でタブレット端末20を保持して両側からキー入力する場合がある。そこで、タブレット端末20に、加速度パターンに関連付けて、入力に使用する手(右手又は左手)を特定する情報を記憶しておく。タブレット端末20の制御部21は、タブレット端末20に設けられた加速度センサによって検出した加速度から加速度パターンを特定し、この加速度パターンに応じて入力に使用する手(右手又は左手)を特定する。
また、先行文字の入力に用いた指と、後続文字の入力に用いた指との関係に基づいた入力状況に応じて、キーの個別認識範囲を変更してもよい。この場合には、各キーに対して、キー入力に用いる指を記録したテーブルを準備しておく。このテーブルには、先行のキー入力に用いられる指に応じて、後続の各キーの個別認識範囲が記録される。この場合、各キーの個別認識範囲は、入力に用いられる指に応じてグループ化されている。このテーブルにおいては、各キーの入力に一般的に利用される指に対して、後続の各キーの個別認識範囲を登録しておいてもよい。また、利用者に応じて、使用する指に対して、後続の各キーの個別認識範囲を登録してもよい。そして、キー入力時に、タッチ位置に基づいて先行文字入力に用いた指を特定し、これに対応して、後続の各キーの個別認識範囲を特定する。そして、後続文字入力とタッチ位置に応じて、特定した個別認識範囲を変更する。
また、入力するキー毎に使用する手(右手又は左手)を特定してもよい。この場合、上記第1実施形態の例文を用いて、各キーに対して使用している手(右手又は左手)を特定し、利用状況として記録しておく。ここでは、例文に、右手又は左手の何れでも入力可能なキー(例えば、キーボードの中央のキー)の文字を含めておく。そして、例文に対応したキー入力の入力状況から、入力に用いられている手を特定する。例えば、直前のキー入力から、このキー入力まので経過時間パターン(連続キー入力の速度パターン)に基づいて、同じ手による入力か、異なる手による入力かを特定する。そして、キー毎に、キー入力に用いられている手(右手又は左手)を記録しておく。
ここで、ソフトウェアキーボード500を使用している場合には、右手又は左手の位置が徐々にずれることがある。例えば、同じ手(右手又は左手)で入力されている複数のキーのタッチ位置が同じ方向にずれてきていることや、同じ手で入力されている複数のキー入力の範囲が拡大縮小してきていることがある。この場合には、同じ手で入力される他のキーの個別認識領域についても、ずれや拡大縮小に応じて調整する。
具体的には、タブレット端末20の制御部21は、初期学習によって、キー入力に使用している手(右手又は左手)を特定し、この情報を入力状況として記録しておく。そして、キー配置学習手段215は、キー領域設定処理において、キー認識領域を変更する場合には、この変更履歴を記録しておく。更に、キー配置学習手段215は、同じ手(右手又は左手)で入力された複数のキー入力において、所定期間内の変更履歴を特定する。次に、キー配置学習手段215は、この変更履歴において、変更傾向(認識領域の変更方向や変更量)が所定誤差範囲内で共通しているかどうかを判定する。そして、変更傾向は共通していると判定した場合には、この手(右手又は左手)で入力されるすべてのキーの個別認識領域を、この変更傾向に従って変更する。これにより、左右の手入力による入力傾向を考慮して、利用者のキー入力を支援することができる。
更に、タブレット端末20の制御部21は、右手又は左手における複数のキーにおいてずれが生じていると判定した場合には、このずれの量に応じて、右手又は左手におけるキーボード領域を全体的にずらしてもよい。例えば、制御部21は、キー認識領域を変更した場合の変更履歴から、右手又は左手におけるキーボード領域の全体傾向(変更方向や変更量だけでなく、拡大縮小や回転等)を予測し、この予測に応じて、他のキー認識領域を変更してもよい。
・ 上記各実施形態では、文字入力においては、各キーに対応する英文字を入力する場合を想定した。キー入力する文字は、英文字に限られず、かな文字等の日本語入力の場合にも適用することができる。この場合には、かな漢字変換時や確定入力時においては、かな入力方式やローマ字入力方式等、入力方式に応じて、入力されたキー(変換前のキー)を特定して、各キーの個別認識領域を特定する。
・ 上記各実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、ソフトウェアキーボード500をタッチパネルディスプレイ30に表示するとともに、利用者に応じてキーの認識範囲を設定した。ここで、ソフトウェアキーボード500のキー配置を、キーの個別認識領域に応じて変更してもよい。この場合、キーボード制御手段214は、個別認識領域に対応したキー配置のソフトウェアキーボード500をタッチパネルディスプレイ30に表示する。
・ 上記第2実施形態においては、誤入力が隣接キーの場合には、このキーの認識領域の調整を行なう。ここで、キーの認識領域の調整を行なう修正は、誤入力が隣接キーの場合に限定されるものではない。例えば、タブレット端末20の制御部21が、明らかな誤記(スペルミス)と判定した場合には、この誤記を修正するとともに、この誤記入力に基づいて、キーの認識領域を調整するようにしてもよい。
また、同じ誤記入力に対して本来の単語への修正について、基準回数以上の繰り返しを検知した場合、タブレット端末20の制御部21が、この誤記入力のタッチ位置に対して本来の単語への変換を記憶するようにしてもよい。この場合にも、この本来の単語に変換するとともに、この入力に基づいて、キーの認識領域を調整する。
・ 上記第2〜第4各実施形態においては、アプリケーションの動作中には、キー配置学習手段215は、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行した(ステップS2−5,S3−6,S5−9)。ここで、タブレット端末20の利用状況に応じて、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行させないオフ設定をできるようにしてもよい。例えば、タブレット端末20を他人に貸す場合には、オフ設定を行なう。これにより、利用者のキー入力の傾向と異なる傾向に基づくキー領域設定を防止することができる。
・ 上記第3実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、単語辞書を用いて文字列の予測処理(ステップS3−3)を実行した。また、上記第4実施形態では、タブレット端末20の制御部21は、パターンマッチング処理を実行した(ステップS5−5)。ここで、文字列の予測処理又はパターンマッチング処理を行なう前に、文字入力状況に応じて、単語の絞り込みを実行してもよい。具体的には、制御部21を、文章作成時の文法規則により、入力される単語の品詞を予測する文法規則判定手段として更に機能させる。そして、制御部21のキー配置学習手段215は、文字入力状況に応じて、文法規則判定手段から次に入力される単語の品詞情報を取得する。そして、キー配置学習手段215は、この品詞情報を用いて単語を特定する。これにより、品詞情報に基づいて入力される文字を絞り込むことができるので、効率的かつ的確にパターンマッチングを行なうことができる。
更に、制御部21のキー配置学習手段215は、文法規則の代わりに、自然言語の文章を構造化して集積したコーパスに登録されている文節や語句を用いて、単語の品詞情報を特定し、この品詞情報を特定した上で、単語を予測するようにしてもよい。
・上記第4実施形態において、制御部21は、パターンマッチング処理(ステップS5−5)において、文字軌跡パターン(相似形やその位置等)と入力軌跡とのずれがパターン判定用許容範囲内の場合には、一致していると判定し、キー配置の変更処理を実行した(ステップS5−8)。ここで、文字軌跡パターンの相似形と入力軌跡とのずれが許容範囲にある場合には、入力候補として表示するようにしてもよい。具体的には、制御部21は、ずれに基づく近似度から、入力された文字軌跡パターンに対応する単語を特定して、入力候補として表示する。そして、制御部21は、利用者によって入力候補の中から選択された単語を用いて、タップ位置に対応したキー領域設定処理を実行する。
・ 上記各実施形態においては、タブレット端末20の制御部21は、それぞれ、初期学習による配置設定処理、修正入力による配置設定処理、入力予測による配置設定処理、軌跡入力による配置設定処理を実行した。配置設定方法を個別に実行するだけではなく、タブレット端末20の制御部21は、これらを併用した配置設定処理を実行してもよい。
・ 上記各実施形態においては、タブレット端末20は、利用者IDに関連付けてキーの個別認識領域を記憶した。利用者と特定できる情報であれば利用者IDに限定されるものではない。例えば、タブレット端末20の利用者が1人に限定されている場合には、タブレット端末20毎にキーの個別認識領域を記憶すればよい。また、タブレット端末20の端末識別子に関連付けて個別認識領域を記憶させておくことも可能である。
更に、タブレット端末20において個別認識領域が登録されている利用者(本来の利用者)と異なる他人が入力していると判定した場合には、通常の利用モードとは異なるモードに移行するようにしてもよい。例えば、タブレット端末20の制御部21は、本来の利用者と異なると判定した場合、通常の処理とは異なる注意モード処理を実行する。この注意モード処理においては、例えば、保存情報の消去、スクリーンロック、利用継続のための利用者認証、タブレット端末20の利用制限、個別認識領域の更新の停止等を行なう。具体的には、制御部21に、同一利用者と判定するための判定基準値を記憶させておく。そして、制御部21は、入力された一連のキー入力と、この利用者について登録された各キー(又は基準単語の各キー)の個別認識領域や文字軌跡パターンとを随時比較しながら、入力傾向をモニタリングする。そして、両者のずれ量が、所定期間、継続的に判定基準値を超えている場合には、制御部21は、本来の利用者でないと判定する。この場合、制御部21は、上述した注意モード処理を実行する。これにより、タブレット端末20において、本来の利用者の入力傾向を考慮して、利用モードを変更することができる。従って、他の利用者の入力傾向によって、本来の利用者の個別認識領域が不正確になったり、他人が勝手に使用したりすることを抑制することができる。
・ 上記各実施形態においては、タブレット端末20は、利用者IDに関連付けてキーの個別認識領域を記憶した。ここで、タブレット端末20において、個別認識領域と異なるキー入力を検知した場合には、注意喚起モードになるようにしてもよい。具体的には、本来の利用者の個別認識領域とは、許容範囲を超えて異なるキー入力を検知した場合には、他人の利用と判定して入力や表示を制限する。これにより、個別認識領域を用いて、タブレット端末20のセキュリティを確保することができる。
・ 上記各実施形態においては、初期学習における例文の文字や修正された文字、軌跡に基づいて特定された文字を本来キーとして特定して、キーの認識範囲の設定を行なった。本来キーは、これらに限定されるものではない。例えば、予め登録された基準単語を検知する度に実行してもよい。具体的には、タブレット端末20に、基準単語を登録した基準単語記憶手段を設ける。この基準単語として、例えば、簡単で出現頻度の高い単語や文言を用いてもよい。この単語としては、例えば、「he」、「that」等の代名詞、「is」、「does」等の基本動詞やその否定形、又は、「on」、「in」等の頻度の高い助詞、「the」等の冠詞等が挙げられる。また、出現頻度の高い文言として、コーパスに登録されている文節や語句を利用することも可能である。この場合、すべてのアルファベットが含まれるように、複数の基準単語を選択しておくことが望ましい。そして、タブレット端末20の制御部21は、区切り文字間に基準単語を検出した場合には、この基準単語に含まれる文字のタップ位置を特定して、キーの認識範囲を設定する。具体的には、制御部21は、検出した基準単語を構成する文字のタップ位置が、この文字に対応するキーの認識領域の中心になるように、キーの認識範囲を調整する。
20…タブレット端末、21…制御部、22…単語辞書記憶部、23…キー配置記憶部、24…例文記憶部、30…タッチパネルディスプレイ、211…表示制御手段、212…タッチ制御手段、213…アプリケーション実行手段、214…キーボード制御手段、215…キー配置学習手段、500…ソフトウェアキーボード。

Claims (11)

  1. 表示手段と、入力手段と、
    キーの入力状況情報に関連付けて、ソフトウェアキーボードを構成する各キーの認識座標情報を記憶するキー配置記憶手段と、
    前記入力手段において入力された情報を前記表示手段に出力する制御手段とを備えたコンピュータ端末において、キー入力を支援するためのプログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記ソフトウェアキーボードを前記表示手段に出力する手段、
    前記ソフトウェアキーボードにおいて選択されるべき本来キーを特定し、この本来キーに対してタッチされた実際のタッチ位置を特定する特定手段、
    前記タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する手段、
    前記取得した入力状況情報に対応する前記キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段において特定する手段、
    前記タッチ位置と、前記入力状況情報に対応する認識座標情報とを比較した結果に応じて、入力されたキーを特定するとともに、前記キー配置記憶手段に記録された前記本来キーの前記入力状況情報に対応する認識座標情報を更新する手
    として機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
  2. 前記コンピュータ端末は、キーの認識座標情報を特定するために用いる例文が記憶された例文記憶手段を更に備え、
    前記制御手段を、
    前記例文記憶手段に記憶された例文を表示して、この例文についてのキー入力を促す手段として更に機能させ、
    前記特定手段は、前記例文を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定することを特徴とする請求項に記載の入力支援プログラム。
  3. 前記特定手段は、修正された文字を検知した場合に、修正後の文字に対応するキーを本来キーとして特定し、修正前の文字が入力されたときにタッチされたタッチ位置を実際のタッチとして特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の入力支援プログラム。
  4. 前記特定手段は、入力文字に応じて単語を予測し、予測した単語を構成する文字に対応するキーを本来キーとして特定することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラム。
  5. 前記コンピュータ端末は、入力される単語候補を記憶した辞書記憶手段を更に備え、
    前記特定手段は、入力された文字列と、前記辞書に登録された単語の文字列との照合により、前記単語の予測を行なうことを特徴とする請求項に記載の入力支援プログラム。
  6. 前記コンピュータ端末は、入力される単語について、前記単語の構成文字のキー配置に応じて、入力時の文字軌跡パターンを登録した辞書を記憶した文字軌跡パターン記憶手段を更に備え、
    前記特定手段は、取得したタッチ位置の入力軌跡パターンと、前記文字軌跡パターン記憶手段に記録された前記文字軌跡パターンとの照合により、前記単語の予測を行なうことを特徴とする請求項に記載の入力支援プログラム。
  7. 前記コンピュータ端末は、基準単語を記憶した基準単語記憶手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記基準単語記憶手段に記憶された基準単語が入力されたことを検出する度に、この基準単語を構成する各文字のキーを本来キーとして特定することを特徴とする請求項に記載の入力支援プログラム。
  8. 前記制御手段を、文章作成時の文法規則により、入力される単語の品詞を予測する文法規則判定手段として更に機能させ、
    前記特定手段は、文字入力状況に応じて、前記文法規則判定手段から入力された単語の品詞情報を取得し、
    前記品詞情報を用いて前記単語を特定することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の入力支援プログラム。
  9. 前記キー配置記憶手段には、利用者識別子に関連付けて各キーの認識座標情報が記憶されており、
    前記制御手段を、
    前記利用者の利用者識別子を特定し、この利用者識別子に関連付けて各キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段に記録する手段として更に機能させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラム。
  10. 前記制御手段を、
    使用する利用者のキーの認識座標情報を特定する手段、及び
    取得したタッチ位置と前記認識座標情報とのずれ量を算出し、前記ずれ量が同一利用者を判定するための判定基準値を超える場合には、注意モード処理を実行する手段として更に機能させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の入力支援プログラム。
  11. 表示手段と、入力手段と、
    キーの入力状況情報に関連付けて、ソフトウェアキーボードを構成する各キーの認識座標情報を記憶するキー配置記憶手段と、前記入力手段において入力された情報を前記表示手段に出力する制御手段を備えた入力支援装置であって、
    前記制御手段が、
    前記ソフトウェアキーボードを前記表示手段に出力する手段と、
    前記ソフトウェアキーボードにおいて選択されるべき本来キーを特定し、この本来キーに対してタッチされた実際のタッチ位置を特定する特定手段と、
    前記タッチ位置とともに、キーの入力状況情報を取得する手段と、
    前記取得した入力状況情報に対応する前記キーの認識座標情報を前記キー配置記憶手段において特定する手段と、
    前記タッチ位置と、前記入力状況情報に対応する認識座標情報とを比較した結果に応じて、入力されたキーを特定するとともに、前記キー配置記憶手段に記録された前記本来キーの前記入力状況情報に対応する認識座標情報を更新する手段と
    を備えたことを特徴とする入力支援装置。
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