JP2006243939A - タッチパネル式入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者が意図していないキーの入力座標をキャリブレーションのデータ解析に使用しないことで正確な補正を行う。
【解決手段】タッチパネル入力装置において、確定キー押下によって入力正常と判断された固定キーの入力座標データを一定期間監視し、そのデータの分布情報を基にズレ量を算出して、ズレ量に基づいてキャリブレーションが必要と判断すればその旨を警告したり、あるいは算出したズレ量に基づいて自動的に補正することを特徴とする。また、キャリブレーションにおいて、それ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータの座標データと比較して大きく異なる場合には再度キャリブレーションを行うことを促したり、あるいはそれ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータをキャリブレーションデータとして利用することを特徴とする。
【選択図】図8
【解決手段】タッチパネル入力装置において、確定キー押下によって入力正常と判断された固定キーの入力座標データを一定期間監視し、そのデータの分布情報を基にズレ量を算出して、ズレ量に基づいてキャリブレーションが必要と判断すればその旨を警告したり、あるいは算出したズレ量に基づいて自動的に補正することを特徴とする。また、キャリブレーションにおいて、それ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータの座標データと比較して大きく異なる場合には再度キャリブレーションを行うことを促したり、あるいはそれ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータをキャリブレーションデータとして利用することを特徴とする。
【選択図】図8
Description
本発明は、表示装置の画面接触によってキー入力を実現するタッチパネル式の入力装置(例えば、金融機関等に設置される自動取引装置等)であって、適宜キャリブレーションが行われる入力装置に関するものである。ここでいうキャリブレーションとは、予め設定されている位置座標などのデフォルトデータに対して、表示部とタッチパネルの貼合わせや抵抗膜式タッチパネルの抵抗バラツキなどで生じる位置座標の誤差を補正する事である。
従来、例えば抵抗膜式タッチパネルでは、環境変化や経年変化により、抵抗値の変化にて位置座標のズレが発生し、そのズレを補正するために、位置座標のキャリブレーションを行う必要があった。
例えば、意図されない座標データが入力された場合に、入力が想定されている一番近いキーの座標が入力されたものとして、キャリブレーションを行うための画面表示を行うこと無く自動的にタッチパネルの入力位置を補正するためのキャリブレーションを行うという技術が特開2001−067186号に公開されている。
また、タッチ座標に変化があれば再度キャリブレーションを行うようオペレータに警告する技術が特開平7−182093号に公開されている。
特開2001−067186
特開平07−182093
しかしながら、特開2001−067186号によれば、補正に用いるべき座標データが操作者によって意図してそのキーを押されたものか否かが判断できないため、たとえば実際には「1」を押下しているつもりでも、その座標が一番「2」のキーに近ければ「2」のキーのデータとして取得され、位置座標ズレ補正に使用されていた。そのため、自動キャリブレーション後のタッチパネル入力が正常に行われない場合があった。
また、特開平7−182093号によれば、再度オペレータにより行われたキャリブレーションが正確に行われたかどうかが判らないため、たとえば表示キーとタッチ座標に大きくズレがあるように誤って設定されてしまっても、それに対する警告はされず、その後のタッチパネル入力が正常に行われない場合があった。
上述した課題を解決するため、本発明は、タッチパネル入力装置において、確定キー押下によって入力正常と判断された固定キーの入力座標データを一定期間監視し、そのデータの分布情報を基にズレ量を算出して、ズレ量に基づいてキャリブレーションが必要と判断すればその旨を警告したり、あるいは算出したズレ量に基づいて自動的に補正することを特徴とする。
また、キャリブレーションにおいて、それ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータの座標データと比較して大きく異なる場合には再度キャリブレーションを行うことを促したり、あるいはそれ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータをキャリブレーションデータとして利用することを特徴とする。
本発明によれば、確定キー押下によって入力正常と判断された固定キーの入力座標データを一定期間監視し、そのデータの分布情報を基にズレ量を算出して、ズレ量に基づいてキャリブレーションが必要と判断すればその旨を警告したり、あるいは算出したズレ量に基づいて自動的に補正を行うため、本来操作者が意図していないキーの入力座標をキャリブレーションのデータ解析に使用しなくなるため、正確な補正ができる。
また、装置出荷時や保守員等によるキャリブレーション時にそれ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータと大きく異なる場合は、再度キャリブレーションを行うよう注意喚起するようにしたり、あるいはそれ以前のキャリブレーションデータまたはデフォルトデータの座標データを適用するようにしたので、オペレータのミスによる補正の誤りを防ぐという効果も期待できる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
尚、タッチパネルのキャリブレーション方法自体は公知の技術であるので、その詳細方法については以下の実施例の説明では省略する。
尚、タッチパネルのキャリブレーション方法自体は公知の技術であるので、その詳細方法については以下の実施例の説明では省略する。
第1の実施例の構成は、図1のブロック図に示す通りであって、タッチパネル1、表示部2、コントローラ基板3、制御部4で構成され、コントローラ基板3及び制御部4についてはメモリやHDDなどの記録手段を備えている。タッチパネル1は、表示部2の真上に実装され、コントローラ基板3と接続される。さらに、コントローラ基板3は制御部4と接続される。
これにより、表示部2に表示された入力画面に同期してタッチパネル1にてタッチ入力が可能となる。さらに、コントローラ基板3に設けられた記録手段(メモリ)または制御部4に設けられた記録手段(HDD)に、タッチパネル1の入力座標データを記録できる。
例えば現金自動預払機(ATM)や券売機における運用中のアプリケーション(AP)画面にて、図2のようなタッチパネル上に固定されたタッチ入力用の固定キー10、及び確定用の確定キー11を設ける。この時、確定キー11はタッチパネル1上のキーでなくてもよい。
次に、運用中の一連動作において、顧客はこの固定キー10をタッチし、操作を行い、運用の一連の動作が正常に入力されたことを確認すると最後に確定キー11を押下する。
たとえば、金額入力画面において5万円を入力する場合、「5」のキーを押下し、続いて「万」のキーを押下し、操作者は画面に「50,000」が表示されていることを確認すると、「確認」を押下する。これにより、一連のタッチ動作により取得された座標データが正常に入力されたデータであることが判断でき、入力された入力座標データ及び操作された固定キーの情報を記録する。尚、情報収集する固定キーは予め監視対象キーとして任意の数だけ選定し定めておく。
たとえば、金額入力画面において5万円を入力する場合、「5」のキーを押下し、続いて「万」のキーを押下し、操作者は画面に「50,000」が表示されていることを確認すると、「確認」を押下する。これにより、一連のタッチ動作により取得された座標データが正常に入力されたデータであることが判断でき、入力された入力座標データ及び操作された固定キーの情報を記録する。尚、情報収集する固定キーは予め監視対象キーとして任意の数だけ選定し定めておく。
固定キーの入力座標データの分布を図3に示す。このデータを一定期間(例えば1ヶ月間)収集し、縦軸を「回数」横軸を「座標位置」とする図4ようなヒストグラム集計(ヒストグラムA)を行う。
なお、データの信頼性を上げるために、監視対象キーを1箇所の固定キーのデータではなく、複数箇所設けることが望ましい。例えば図6に示すように一画面あたり複数箇所(例えば5箇所以上)設け、かつAPの画面変更に合わせて2画面以上の複数画面に渡り監視対象キーを設け、監視対象キーの入力座標データを収集する。
なお、データの信頼性を上げるために、監視対象キーを1箇所の固定キーのデータではなく、複数箇所設けることが望ましい。例えば図6に示すように一画面あたり複数箇所(例えば5箇所以上)設け、かつAPの画面変更に合わせて2画面以上の複数画面に渡り監視対象キーを設け、監視対象キーの入力座標データを収集する。
さらに、キャリブレーションの正確性や容易性を向上させるため、監視対象キーは、タッチパネル全体を万遍なく網羅する位置とし、キーの大きさは統一したほうが望ましい。
ヒストグラムA集計後、タッチパネルが環境変化や経年変化により抵抗値が変動し、同じ箇所をタッチしても若干ずれた場所を入力座標と認識するため、図5のヒストグラムBに示すように入力座標のズレが発生する。
ヒストグラムA集計後、タッチパネルが環境変化や経年変化により抵抗値が変動し、同じ箇所をタッチしても若干ずれた場所を入力座標と認識するため、図5のヒストグラムBに示すように入力座標のズレが発生する。
そこでヒストグラム集計によるピークポイント(一番多くタッチされた入力座標データ)を算出することで、初期のピークポイントデータ(A)とその後の集計によるピークポイントデータ(B)の差を算出し、ズレ量を常に把握する事ができる。
このズレ量を把握する事により、タッチの誤入力が発生しない状態になる前にアラームとして上げ、保守員が適切な時期にキャリブレーションを実施する事が可能となる。
今回、ズレ量を一次元的に説明したが、実際には図7のように、二次元的に移動する事とする。
このズレ量を把握する事により、タッチの誤入力が発生しない状態になる前にアラームとして上げ、保守員が適切な時期にキャリブレーションを実施する事が可能となる。
今回、ズレ量を一次元的に説明したが、実際には図7のように、二次元的に移動する事とする。
図8に本実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
まず、タッチパネルの有効エリアの範囲を示す座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S101)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S102)。次に入力座標データの初期のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(A)を算出する(S103)。
ここで、入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローを図12に示す。
まず、タッチパネルの有効エリアの範囲を示す座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S101)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S102)。次に入力座標データの初期のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(A)を算出する(S103)。
ここで、入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローを図12に示す。
運用画面にて顧客の監視対象キーへのタッチ入力座標データを監視する(S501)。この監視は「確定キー」が押下されるまで行い(S502)、「確定キー」が押下されると各監視対象キーの入力座標を入力情報として集計する(S503)。これを一定期間(例えば1ヶ月)集計を続け(S504)、一定期間を経過すると入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローが完了する(S505)。
次に入力座標データの月毎のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(B)を算出する(S104)。入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローはS103と同様である。
S103で算出したピークポイントデータ(A)とS104で算出したピークポイントデータ(B)とを比較し(S105)、差分がなければ(あるいは一定の閾値を超えなければ)ピークポイントデータ(B)をクリアし(S108)、また月毎のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(B)の算出を行う(S104)。一方、ピークポイントデータ(A)とピークポイントデータ(B)に差分があれば(あるいは一定の閾値を超えていれれば)、タッチパネルのキャリブレーションが必要な旨を表示部2に表示して警告し(警告は別な保守員操作パネルへの表示や音声によるものでもよい)(S106)、ピークポイントデータ(A)とピークポイントデータ(B)をクリアする(S107)。その後保守員は警告通りキャリブレーションを行い(S102)、前記の処理を繰り返す。
以上のように第1の実施例によれば、確定キー押下によって入力正常と判断された監視対象キーの入力座標データを利用することにより、環境変化や経年変化でのタッチパネルの位置ズレを正確に把握でき、アラームなどで事前に把握することができる。これにより保守員はアラームが上がっている時のみキャリブレーションの実施が可能となり、定期的なキャリブレーションが不要となる。
なお、本実施例においては、ピークポイントにてズレ量を比較したが、単純な平均値で比較してもよいし、偏差を用いて基となるデータを取捨選択した後の平均値等を利用して比較してもよい。また、比較する入力座標は監視対象キーあたり1個でもよいし、複数個でもよい。
なお、本実施例においては、ピークポイントにてズレ量を比較したが、単純な平均値で比較してもよいし、偏差を用いて基となるデータを取捨選択した後の平均値等を利用して比較してもよい。また、比較する入力座標は監視対象キーあたり1個でもよいし、複数個でもよい。
第2の実施例の構成は、第1の実施例と同様のため、省略する。
第2の実施例では、第1の実施例で説明したヒストグラム集計によるピークポイントから算出するズレ量の利用方法について説明する。
第1の実施例では、ズレ量を把握し、そのズレ量がタッチの誤入力を招く状態になる前にアラームとして上げていたが、それではその都度、保守員によるキャリブレーションが必要になる。そこで第2の実施例では、アラームを上げるのでは無く、そのズレ量をキャリブレーションデータとして利用し、自動的にキャリブレーションを実施する事とする。
第2の実施例では、第1の実施例で説明したヒストグラム集計によるピークポイントから算出するズレ量の利用方法について説明する。
第1の実施例では、ズレ量を把握し、そのズレ量がタッチの誤入力を招く状態になる前にアラームとして上げていたが、それではその都度、保守員によるキャリブレーションが必要になる。そこで第2の実施例では、アラームを上げるのでは無く、そのズレ量をキャリブレーションデータとして利用し、自動的にキャリブレーションを実施する事とする。
図9に第2の実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
まず、タッチパネルの有効エリアの範囲を示す座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S201)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S202)。次に入力座標データの初期のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(A)を算出する(S203)。
まず、タッチパネルの有効エリアの範囲を示す座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S201)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S202)。次に入力座標データの初期のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(A)を算出する(S203)。
ここで、入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローは第1の実施例に示す通りであるので省略する。
次に入力座標データの月毎のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(B)を算出する(S204)。入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローはS203と同様である。
次に入力座標データの月毎のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(B)を算出する(S204)。入力座標データのヒストグラム集計によるピークポイントデータの算出処理フローはS203と同様である。
S203で算出したピークポイントデータ(A)とS204で算出したピークポイントデータ(B)とを比較し(S205)、差分がなければ(あるいは一定の閾値を超えなければ)ピークポイントデータ(B)をクリアし(S208)、また月毎のヒストグラム集計によるピークポイントデータ(B)の算出を行う(S204)。一方、ピークポイントデータ(A)とピークポイントデータ(B)に差分があれば(あるいは一定の閾値を超えていれれば)、その差分をタッチパネルのキャリブレーションデータとして利用する(S206)。
キャリブレーションが完了すると、ピークポイントデータ(A)とピークポイントデータ(B)をクリアする(S207)。その後、前記の処理を繰り返す。
以上のように、第2の実施例によれば、確定キー押下によって入力正常と判断された監視対象キーの入力座標データを利用することにより、環境変化や経年変化での抵抗膜タッチパネルの位置ズレを正確に把握でき、そのズレ量を利用する事により自動的にキャリブレーションを実施するようにしたので、正確な位置ズレ補正ができ、かつ保守員によるキャリブレーションを不要とすることができる。
以上のように、第2の実施例によれば、確定キー押下によって入力正常と判断された監視対象キーの入力座標データを利用することにより、環境変化や経年変化での抵抗膜タッチパネルの位置ズレを正確に把握でき、そのズレ量を利用する事により自動的にキャリブレーションを実施するようにしたので、正確な位置ズレ補正ができ、かつ保守員によるキャリブレーションを不要とすることができる。
第3の実施例の構成は、第1の実施例と同様のため、省略する。
第3の実施例では、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションについて規定するものである。
装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにて、キャリブレーション方法が粗悪だった場合、タッチ時の入力座標が大きくかけ離れてしまい、タッチパネル動作に支障をきたす事がある。
第3の実施例では、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションについて規定するものである。
装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにて、キャリブレーション方法が粗悪だった場合、タッチ時の入力座標が大きくかけ離れてしまい、タッチパネル動作に支障をきたす事がある。
そこで第3の実施例では、装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにおいて、そのキャリブレーションデータがデフォルトデータよりあまりにもかけ離れたデータであった場合、アラームを上げ、再度キャリブレーションを実施させるようにする。
図10に第3の実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
図10に第3の実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
まず、図13に示すようなキャリブレーションのための補正用画面を表示し、補正用キー13の座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S301)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S302)。次に補正用キー13の中心の座標データと、キャリブレーション後の補正用キー13の中心の座標データを比較する(S303)。
比較したデータの差分が一定の閾値を超えなければ、そのキャリブレーション設定は採用される(S304)。一方、比較したデータの差分が一定の閾値を超えていれば、タッチパネルのキャリブレーションが再度必要な旨を表示部2へ表示し警告をする(警告は別な保守員操作パネルへの表示や音声によるものでもよい)(S305)。その後保守員は警告通りキャリブレーションを行い(S302)、前記の処理を繰り返す。
以上のように、第3の実施例によれば、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションにおいて誤った操作で座標設定に大きなズレを生じた場合でも、再度キャリブレーションをやり直すよう警告するようにしたので、座標設定に大きなズレを生じたまま出荷されたり運用に入ったりしてタッチパネル入力不具合を発生させるということをなくす効果が期待できる。
尚、第3の実施例においては、デフォルトデータとキャリブレーション後のデータの比較処理において、補正用キー13の中心の座標を比較対象としたが、たとえば右上端の座標にしたり、また別のポイントにしてもよい。
また、キャリブレーション後のデータと比較する対象をデフォルトデータとしたが、キャリブレーション直近の補正データと比較するようにしてもよい。
また、キャリブレーション後のデータと比較する対象をデフォルトデータとしたが、キャリブレーション直近の補正データと比較するようにしてもよい。
第4の実施例の構成は、第1の実施例と同様のため、省略する。
第4の実施例では、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションについて規定するものである。
装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにて、キャリブレーション方法が粗悪だった場合、タッチ時の入力座標が大きくかけ離れてしまい、タッチパネル動作に支障をきたす事がある。
第4の実施例では、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションについて規定するものである。
装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにて、キャリブレーション方法が粗悪だった場合、タッチ時の入力座標が大きくかけ離れてしまい、タッチパネル動作に支障をきたす事がある。
そこで第4の実施例では、装置出荷時又は保守員によるキャリブレーションにおいて、そのキャリブレーションデータがデフォルトデータよりあまりにもかけ離れたデータであった場合、デフォルトデータをキャリブレーションデータとして補正を実施する。
図11に本実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
図11に本実施例における動作の流れの例をフローチャートとして示す。
まず、図13に示すようなキャリブレーションのための補正用画面を表示し、補正用キー13の座標データをデフォルトデータとしてメモリまたはHDD等の記憶手段に登録しておく(S401)。次に保守員によりキャリブレーションが行われる(S402)。次に補正用キー13の中心の座標データと、キャリブレーション後の補正用キー13の中心の座標データを比較する(S403)。
比較したデータの差分が一定の閾値を超えなければ、そのキャリブレーション設定は採用される(S404)。一方、比較したデータの差分が一定の閾値を超えていれば、デフォルトデータをタッチパネルのキャリブレーションデータとして自動的に補正する(S405)。
以上のように、第4の実施例によれば、装置出荷時又は保守員が行うキャリブレーションにおいて誤った操作で座標設定に大きなズレを生じた場合には、自動的にデフォルトデータをキャリブレーションデータようにしたので、座標設定に大きなズレを生じたまま出荷されたり運用に入ったりしてタッチパネル入力不具合を最小限にする効果が期待できる。
尚、第4の実施例においては、デフォルトデータとキャリブレーション後のデータの比較処理において、補正用キー13の中心の座標を比較対象としたが、たとえば右上端の座標にしたり、また別のポイントにしてもよい。
また、キャリブレーション後のデータと比較する対象をデフォルトデータとしたが、キャリブレーション直近の補正データと比較するようにしてもよい。同様に、ズレ量が大きい場合にキャリブレーションデータとして採用するデータを、デフォルトデータの代わりにキャリブレーション直近の補正データとしてもよい。
また、キャリブレーション後のデータと比較する対象をデフォルトデータとしたが、キャリブレーション直近の補正データと比較するようにしてもよい。同様に、ズレ量が大きい場合にキャリブレーションデータとして採用するデータを、デフォルトデータの代わりにキャリブレーション直近の補正データとしてもよい。
本発明は、上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
例えば、実施例1と実施例2を組み合わせて、あるいは実施例3と実施例4を組み合わせて、警告を1回のみ行うがその後は警告せず自動的にキャリブレーションを行うようにしてもよい。
例えば、実施例1と実施例2を組み合わせて、あるいは実施例3と実施例4を組み合わせて、警告を1回のみ行うがその後は警告せず自動的にキャリブレーションを行うようにしてもよい。
1 タッチパネル
2 表示部
3 コントローラ基板
4 制御部
10 固定キー
11 確定キー
12 監視対象キー
13 補正用キー
2 表示部
3 コントローラ基板
4 制御部
10 固定キー
11 確定キー
12 監視対象キー
13 補正用キー
Claims (6)
- 表示部上にタッチパネルを配した入力装置であって、キーの任意の座標を第1の基準座標として記憶しておく第1基準座標記憶手段と、キーが押下されたときのキー情報を確定する確定キーと、確定キーの押下によって確定されたキーの入力座標を一定期間収集する座標収集手段と、その収集した座標データの分布を基に第2の基準座標を算出する第2基準座標算出手段と、第1の基準座標と第2の基準座標との差分が一定量を超えていた場合、キャリブレーションを行うよう警告する警告手段とを備えたことを特徴とする入力装置。
- 表示部上にタッチパネルを配した入力装置であって、キーの任意の座標を第1の基準座標として記憶しておく第1基準座標記憶手段と、キーが押下されたときのキー情報を確定する確定キーと、確定キーの押下によって確定されたキーの入力座標を一定期間収集する座標収集手段と、その収集した座標データの分布を基に第2の基準座標を算出する第2基準座標算出手段と、第1の基準座標と第2の基準座標との差分が一定量を超えていた場合、前記差分を基にキャリブレーションを行う手段とを備えたことを特徴とする入力装置。
- 請求項1または請求項2において、キーが押下されたときキー情報を通知するキー情報通知手段を備え、収集する座標は前記キー情報通知手段により通知したあとの確定キー押下によって確定されたキーの入力座標であることを特徴とする入力装置。
- 表示部上にタッチパネルを配した入力装置であって、キーの任意の座標を第1の基準座標として記憶しておく第1基準座標記憶手段と、キャリブレーションを行った後の前記第1の基準座標に対応する第2の基準座標との差分が一定量を超えていた場合、再度キャリブレーション操作を行うよう警告することを特徴とする入力装置。
- 表示部上にタッチパネルを配した入力装置であって、キーの任意の座標を第1の基準座標として記憶しておく第1基準座標記憶手段と、キャリブレーションを行った後の前記第1の基準座標に対応する第2の基準座標との差分が一定量を超えていた場合、第1の基準座標をキャリブレーションデータとして補正を行うことを特徴とする入力装置。
- 請求項1または請求項4において、警告手段は顧客表示画面への表示または保守員操作パネルへの表示または音声により行うことを特徴とする自動取引装置。
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JP2005056140A JP2006243939A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | タッチパネル式入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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