JP5960295B2 - タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法 - Google Patents

タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5960295B2
JP5960295B2 JP2014559605A JP2014559605A JP5960295B2 JP 5960295 B2 JP5960295 B2 JP 5960295B2 JP 2014559605 A JP2014559605 A JP 2014559605A JP 2014559605 A JP2014559605 A JP 2014559605A JP 5960295 B2 JP5960295 B2 JP 5960295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
touch panel
finger
pen
recognition
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014559605A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014119347A1 (ja
Inventor
謙一郎 三上
謙一郎 三上
眞一 芳田
眞一 芳田
雅之 山口
雅之 山口
倫明 武田
倫明 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5960295B2 publication Critical patent/JP5960295B2/ja
Publication of JPWO2014119347A1 publication Critical patent/JPWO2014119347A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0416Control or interface arrangements specially adapted for digitisers
    • G06F3/0418Control or interface arrangements specially adapted for digitisers for error correction or compensation, e.g. based on parallax, calibration or alignment
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0412Digitisers structurally integrated in a display
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0443Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a single layer of sensing electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0446Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a grid-like structure of electrodes in at least two directions, e.g. using row and column electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04106Multi-sensing digitiser, i.e. digitiser using at least two different sensing technologies simultaneously or alternatively, e.g. for detecting pen and finger, for saving power or for improving position detection

Description

本発明は、指およびペンによるタッチ操作を検出するタッチパネル装置、タッチパネル装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒に関するものである。
携帯電話機、携帯音楽再生機、携帯ゲーム機、TV(Television)、およびPC(Personal Computer)等の各種電子機器に対するデータ入力装置として、タッチセンサパネルシステムが用いられている。
このようなタッチパネルシステムの検出方式として、指やペンによるタッチ操作に応じた静電容量の変化を検出する静電容量方式がある。しかしながら、従来の静電容量方式のタッチパネルシステムでは、指とペンではタッチ操作によって生じる静電容量の変化が大きく異なるため、一つのタッチパネルシステムではペンもしくは指のどちらか一方しかタッチ操作を検出することができなかった。
そこで、指とペンとのタッチ操作によって生じる静電容量の変化の差異を利用して、指によるタッチ操作とペンによるタッチ操作を識別する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、静電容量を検知する基準となる電極からの位置により感度補正を行い、この感度補正処理で取得した感度がある閾値より大きい場合を指と判断し、一方、感度が閾値より小さい場合をペンと判定するタッチパネル装置が記載されている。
日本国公開特許公報「特開2012−242989号公報(2012年12月10日公開)」
図8に示すように、タッチパネル装置は、液晶の表示エリア(アクティブエリア)を覆うように、タッチ操作を検出するラインセンサを備える。図9に示すように、一般的に、指またはペンが接触した際に生じる容量値はそれぞれ異なる。この差異を利用して、タッチ操作が指操作かペン操作かを識別することができる。
しかしながら、タッチパネルの端部のベゼル近傍では、指およびペンの接触箇所にラインセンサが配置されていない(センサ電極からの距離が遠い)場合があり、図10に示すように指およびペンのタッチ操作による静電容量の変化が極端に減少する。
ここで、X軸方向の位置と、その位置でタッチパネル装置が検出する指操作による容量値のピーク値との関係を図11に示す。上述のように、ベゼル近傍では、容量値が減少するため、指のタッチ操作が検出できない場合がある。具体的には、図11に示すベゼル近傍のA−A’の領域では、指シグナルが指の閾値を下回っているが、ペンの閾値を超えているため、指で操作したにもかかわらず、タッチパネル装置はペン操作であると誤認識するという問題が発生する。
また、例えば、タッチパネル中央部からベゼル近傍へ向かって連続した指のタッチ操作を行うと、タッチパネル装置は、ベゼル近傍で、指のタッチ操作からペンのタッチ操作に切り替わったと誤認する。これにより、指のタッチ操作の途中で入力が途切れるという問題が発生する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、指およびペンのタッチ操作を検出し、タッチパネルの端部領域における誤認識を防ぐタッチパネル装置、タッチパネル装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るタッチパネル装置は、指操作およびペン操作をタッチパネルで検出するタッチパネル装置であって、上記タッチパネルのセンサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定を備え、上記タッチパネルに対し指操作が行われた時に、上記センサから出力された値が上記指閾値の下限値以下となり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上とな、上記タッチパネル上の領域であるLp領域では、上記判定部は、ペン操作であるか否かを判定せず、上記センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るタッチパネル装置の制御方法は、指操作およびペン操作をタッチパネルで検出するタッチパネル装置の制御方法であって、上記タッチパネルのセンサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定ステップを含み、上記判定ステップにおいて、上記タッチパネルに対し指操作が行われた時に、上記センサから出力された値が上記指閾値の下限値以下となり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上とな、上記タッチパネル上の領域であるLp領域では、ペン操作であるか否かを判定せず、上記センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定する。
本発明の一態様によれば、Lp領域において、指操作をペン操作と誤認識することを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、タッチパネル装置の要部構成を示すブロック図である。 X軸方向(パネルの水平方向)の位置と、その位置でタッチパネル装置が検出する指操作およびペン操作による容量値のピーク値との関係を示す図である。 タッチパネルの物理的な構成の一例を示す図である。 タッチパネル装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 認識座標を補正する端拡張処理を示す図である。 端拡張処理を複数回実行する例を示す図である。 センサ座標系からディスプレイ座標系への変換方法を示す図である。 従来技術を示す図であり、タッチパネル装置におけるラインセンサの配置を示す図である。 従来技術を示す図であり、タッチパネルの中央部において、指操作およびペン操作によって生じる容量値を示す図である。 従来技術を示す図であり、タッチパネルの端部において、指操作およびペン操作によって生じる容量値を示す図である。 従来技術を示す図であり、X軸方向(パネルの水平方向)の位置と、その位置でタッチパネル装置が検出する指操作による容量値のピーク値との関係を示す図である。
<本発明の概要>
本発明は、タッチセンサパネルのドライブラインを駆動してセンスラインとドライブライン間の静電容量の容量値を検出して画面上のタッチ操作の位置を特定するタッチパネル装置に関する。具体的には、タッチパネルの表示領域より大きい領域に、垂直方向に延伸するラインセンサが複数並置されている。
ここで、X軸方向(パネルの水平方向)の位置と、その位置でタッチパネル装置が検出する指操作およびペン操作による容量値のピーク値との関係を図2に示す。図2では、原点がタッチパネル装置の中央部であり、グラフの右端は、タッチパネル装置の端部である。なお、図2に示すグラフは、例えば、タッチパネルにグランド接続された疑似指およびペンを接触させたときの値をプロットしたものである。
図2に示すように、タッチパネル装置の中央部では、タッチパネル装置が検出する容量値は、タッチ操作が指による操作(指操作)かペンによる操作(ペン操作)かによって、その値が異なる。そのため、事前にタッチパネル装置が検出する指およびペンの容量値の範囲をそれぞれ計測し、それに基づいて閾値を設定することにより、指操作とペン操作とを識別することができる。
しかしながら、図2に示すように、ディスプレイの端部側の領域では、タッチパネル装置が検出する容量値が減衰する。そのため、実際には指によるタッチ操作にもかかわらず、タッチパネル装置がペン操作であると誤って認識する領域がある。なお、図2では、X軸方向に関してのみ示しているが、同様に、Y軸方向に関しても、容量値は端部側の領域で減衰する。
本発明では、この指操作をペン操作と誤認識する領域をLp領域とする。Lp領域は、指シグナルと指閾値の下限値との交点(A’)から、指シグナルとペン閾値の下限値との交点(A)までの領域として規定されるものである。また、Lp領域は、センサのアクティブエリア内であって、液晶のアクティブエリア外の領域の一部または全部に形成されるものである。
例えば、Lp領域は、最端のラインセンサから1.9mm(0.35センサピッチ)までの領域である。
本発明では、このLp領域において、指操作をペン操作と誤認識することを防ぐことを目的とする。具体的には、本発明では、タッチパネル装置は、Lp領域以外の領域では、指閾値およびペン閾値を設定し、指操作およびペン操作の有無を検出する。また、タッチパネル装置は、Lp領域において、ペン閾値を設定せず、Lp領域以外の領域で設定された指閾値に基づいて、指操作の有無のみを検出する。
そのため、本発明では、図2に示すように、Lp領域において、ペンシグナルが、Lp領域以外の領域で設定されているペン閾値の範囲内であったとしても、タッチパネル装置は、このペン操作を検出しない。また、Lp領域は、指シグナルが指閾値の下限値を下回る領域である。そのため、Lp領域では、基本的に、指操作による容量値が指閾値の下限値を超えることがなく、指操作も検出されない。
すなわち、Lp領域およびLp領域より外側の領域では、基本的にタッチ操作が検出されない。そのため、このことを考慮して、センサ座標系からディスプレイ座標系への変換を行う。なお、センサ座標系は、ドライブラインおよびセンスラインの交点位置を示す座標であり、ディスプレイ座標系は、画素の位置を示す座標である。
また、ディスプレイの端部側の領域において、タッチパネル装置が検出する容量値が減少するため、タッチパネル装置が認識した座標と、実際にタッチ操作が行われた位置が一致しないという問題も発生する。具体的には、タッチパネル装置が認識した座標が、実際にタッチ操作が行われた位置より中央部側にずれる。
そこで、本発明では、さらに、ディスプレイの端部の所定の領域において、センサが認識した座標を補正する。図2に示すように、本発明では、このタッチパネル装置が検出する容量値が減衰する領域をLb領域とする。図2に示す例では、Lb領域は指およびペンにかかわらず、同じ領域としているが、指またはペンによって減衰する領域の範囲が異なるため、指のLb領域とペンのLb領域とそれぞれ設定してもよい。なお、Lb領域は、上記の位置のずれ量が許容値を超える程度に、容量値が減少している領域である。
以下に具体的な実施形態を示し、本発明について詳細に説明する。
<実施形態1>
本発明の一実施形態について図1から図7に基づいて説明すると以下の通りである。
〔タッチパネル装置の構成〕
図1は、タッチパネル装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、タッチパネル装置1は、制御部11、記憶部12、操作部13および表示部14を備えている。なお、タッチパネル装置1は、通信部、音声入力部、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
また、タッチパネル装置1は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、携帯音楽再生機、携帯ゲーム機、TV、PC、デジタルカメラ、デジタルビデオ等のタッチパネルを搭載する電子機器である。
操作部13は、ユーザがタッチパネル装置1に指示信号を入力し、タッチパネル装置1を操作するためのものである。本発明では、操作部13は、表示部14と一体となっているタッチパネルである。
表示部14は、制御部11の指示に従って画像を表示するものである。表示部14は、制御部11の指示に従って画像を表示するものであればよく、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを適用することが可能である。
ここで、操作部13および表示部14の物理的な構成について、図3に基づいて説明する。図3は、タッチパネル(操作部13および表示部14)の物理的な構成の一例を示す模式図である。
図3に示すように、表示部14を構成するガラス31の大部分は液晶のアクティブエリアであるが、ガラス31の辺縁部はブラックマスク領域である。そのガラス31のブラックマスク領域上に金属ベゼル32が配置される。なお、図3に示すように、ブラックマスク領域の全てが金属ベゼルで覆われるのではなく、その一部は露出している。また、図3では、ブラックマスク領域は、最端のラインセンサから0.5センサピッチの領域となるように設計している。
ガラス31および金属ベゼル32の上部にエアーギャップを挟んで操作部13を構成するセンサ層33が配置される。そのため、図3に示すように、センサのアクティブエリアは、液晶のアクティブエリアと、ブラックマスク領域の一部とを覆う領域である。
制御部11は、記憶部12から一時記憶部(不図示)に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、タッチパネル装置1が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、制御部11は、機能ブロックとして、センサデータ取得部21、認識座標特定部(認識位置特定手段)22、接触物判定部(判定手段)23、認識座標補正部(認識位置補正手段)24、座標系変換部(表示位置特定手段)25、操作解析部26および表示制御部27を備える構成である。これらの制御部11の各機能ブロック(21〜27)は、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等で実現された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
センサデータ取得部21は、操作部13からセンサデータを取得するものである。センサデータ取得部21は、取得したセンサデータを認識座標特定部22および接触物判定部23に出力する。ここで、センサデータとは、各ラインセンサが出力する容量値を示すデータである。
認識座標特定部22は、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、認識座標(認識位置)を特定するものである。認識座標特定部22は、特定した認識座標を接触物判定部23および認識座標補正部24に出力する。ここで、認識座標とは、タッチパネルに対してタッチ操作が行われた際に、タッチパネル装置1が認識したセンサ座標系の位置を示すものである。
具体的には、認識座標特定部22は、例えば、センサデータから重心位置を特定し、特定した重心位置を認識座標として特定してもよい。また、認識座標特定部22は、例えば、センサデータを所定のフィッティング曲線でフィッティングし、そのフィッティング曲線のピーク値の位置を認識座標として特定してもよい。なお、認識座標の特定方法は上述の例に限らず、適宜設計すればよい。
接触物判定部23は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLp領域内ではない場合、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、接触物が指であるかペンであるかを判定する。また、接触物判定部23は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLp領域内である場合、接触物がペンであるか否かを判定せず、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、接触物が指であるか否かのみを判定する。接触物判定部23は、判定結果を認識座標補正部24および操作解析部26に出力する。
具体的には、接触物判定部23は、例えば、センサデータの示す容量値のピーク値が指閾値の範囲内(指閾値の下限値以上であり上限値以下)であれば、接触物が指であると判定し、当該ピーク値がペン閾値の範囲内(ペン閾値の下限値以上であり上限値以下)であれば、接触物がペンであると判定してもよい。また、接触物判定部23は、例えば、センサデータの示す容量値の積分値が指閾値の範囲内(指閾値の下限値以上であり上限値以下)であれば、接触物が指であると判定し、当該積分値がペン閾値の範囲内(ペン閾値の下限値以上であり上限値以下)であれば、接触物がペンであると判定してもよい。なお、指操作またはペン操作の判定方法は上述の例に限らず、適宜設計すればよい。ただし、接触物判定部23は、Lp領域内では、Lp領域外で用いる指閾値に基づいて、指操作の有無を判定するものとする。
認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLb領域内である場合、実際のタッチ位置に一致する、または近づけるように、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正するものである。認識座標補正部24は、補正後の認識座標を座標系変換部25に出力する。なお、認識座標補正部24が実行する具体的な補正方法について詳細は後述する。
また、認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLb領域内ではない場合、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正することなく、そのまま座標系変換部25に出力する。
座標系変換部25は、認識座標補正部24から認識座標を取得し、取得したセンサ座標系の認識座標をディスプレイ座標系の表示座標(表示位置)に変換するものである。座標系変換部25は、変換後のディスプレイ座標系の表示座標を操作解析部26に出力する。なお、座標系変換部25が実行する具体的な座標系変換方法について詳細は後述する。
操作解析部26は、接触物判定部23から判定結果および座標系変換部25からディスプレイ座標系の表示座標を取得し、タッチ操作の種別(指操作、ペン操作)およびディスプレイ座標系の表示座標からユーザの操作内容を解析し、操作内容に応じた処理を実行するものである。操作解析部26は、実行する処理に応じた画像を表示するように、表示制御部27に指示する。
表示制御部27は、操作解析部26からの指示に基づいて、画像を生成し、生成した画像を表示部14に表示するものである。
記憶部12は、制御部11が参照するプログラムやデータ等を格納するものであり、例えば、上記の指閾値、ペン閾値、Lp領域およびLb領域を示す情報、並びに、認識座標の補正方法、および、座標系の変換方法を示すアルゴリズム等を格納している。
〔タッチパネル装置の処理例〕
次に、タッチパネル装置1が実行する処理の一例について図4に基づいて説明する。図4は、タッチパネル装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、センサデータ取得部21は、操作部13からセンサデータを取得する(S2)。そして、認識座標特定部22は、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、認識座標を特定する(S3)。
ここで、接触物判定部23は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLp領域内であるか否かを判定する(S3)。認識座標特定部22が特定した認識座標がLp領域内ではない場合(S3でNO)、接触物判定部23は、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、接触物が指であるかペンであるかを判定する(S4)。
次に、認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標がLb領域内であるか否かを判定する(S5)。認識座標特定部22が特定した認識座標がLb領域内である場合(S5でYES)、認識座標補正部24は、実際のタッチ位置に近づけるように、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正する(S6)。一方、認識座標特定部22が特定した認識座標がLb領域内ではない場合(S5でNO)、認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正することなく、そのまま座標系変換部25に出力する。
座標系変換部25は、認識座標補正部24から認識座標を取得すると、センサ座標系からディスプレイ座標系に変換し、取得した認識座標に対応する表示座標を特定する(S7)。
次に、操作解析部26は、接触物判定部23から判定結果および座標系変換部25からディスプレイ座標系の表示座標を取得し、タッチ操作の種別(指操作、ペン操作)およびディスプレイ座標系の表示座標からユーザの操作内容を解析し、操作内容に応じた処理を実行する(S8)。そして、操作解析部26は、実行する処理に応じた画像を表示するように、表示制御部27に指示する。表示制御部27は、操作解析部26からの指示に基づいて、画像を生成し、生成した画像を表示部14に表示する(S9)。
また、S3において、認識座標特定部22が特定した認識座標がLp領域内である場合(S3でYES)、接触物判定部23は、センサデータ取得部21から取得したセンサデータに基づいて、接触物が指であるか否かを判定する(S10)。接触物判定部23が接触物が指であると判定した場合(S10でYES)、Lp領域はLb領域に含まれるため、認識座標補正部24は、実際のタッチ位置に近づけるように、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正する(S6)。
一方、接触物判定部23が接触物が指ではないと判定した場合(S10でNO)、タッチ操作がなかったものとみなして処理を終了する。なお、上述のように、この場合、Lp領域内にペン操作が行われ、容量値がペン閾値の範囲内にある場合もあるが、このタッチ操作はペン操作であると判定せず、Lp領域内のペン操作を無効とする。
〔認識座標の補正処理〕
上述のように、指シグナルおよびペンシグナルは、表示部14の端部のLb領域で減衰する。そのため、Lb領域では、実際にタッチ操作が行われたセンサ座標系における位置と、認識座標とが一致しない。そこで、Lb領域では、認識座標特定部22が特定した認識座標を補正する必要がある。
次に、認識座標補正部24が実行するその具体的な補正処理(端拡張処理)について図5および図6に基づいて説明する。
認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標(X、Y)に対して、X軸方向の端拡張処理をn回(n>0)、Y軸方向の端拡張処理をm回(m>0)それぞれ実行し、補正後の認識座標を算出する。端拡張処理は下記の式で実行される。
=A*(Xn−1−B)+B
=C*(Ym−1−D)+D
ここで、(X、Y)は、それぞれ、n回目のX軸方向の端拡張処理後、m回目のY軸方向の端拡張処理後の認識座標である。また、AおよびBは、n回目のX軸方向の端拡張処理で使用される定数であり、CおよびDは、m回目のY軸方向の端拡張処理で使用される定数である。
なお、事前に、実際のタッチ位置をタッチパネル装置1に与えて、A、B、CおよびDの値、並びに、X軸方向およびY軸方向の端拡張処理の回数(n、m)を設定しておく。
図5に示すように、認識座標補正部24は、Lb領域内に含まれる認識座標に対して、X軸方向の端拡張処理を所定回数実行し、認識座標特定部22が特定した認識座標が実際にタッチ操作された位置と一致する、または近づくように補正する。
〜A、B〜B、C〜CおよびD〜Dは、それぞれ一定の値ではなく回数毎に異なっていてもよい。図6に示す例では、2回の端拡張処理にて補正しているが、1回目の端拡張処理と2回目の端拡張処理とでAおよびBの値が異なる。
なお、パラメータ(A、B、CおよびDの値、並びに、X軸方向およびY軸方向の端拡張処理の回数)は、タッチパネル毎に設定すべきものである。また、上述の例のように、Lb領域内の各座標に対して同じパラメータを用いてもよいが、各座標に対して異なるパラメータを用いてもよい。また、指操作またはペン操作によって、異なるパラメータを用いてもよい。
〔座標系変換処理〕
上述のように、Lp領域およびLp領域より外側の領域では、基本的にタッチ操作が検出されない。そのため、このことを考慮して、センサ座標系からディスプレイ座標系への変換を行う。
ここで、タッチパネル装置1は、X軸方向に等間隔で配置された101本のラインセンサを備え、Y軸方向に等間隔で配置された101本のドライブラインで各ラインセンサを駆動するものとする。このとき、センサ座標系(Xs、Ys)を、0≦Xs≦100、0≦Ys≦100とする。また、表示部14はFHD(Full High Definition)であるとし、ディスプレイ座標系(Xd,Yd)を0≦Xd≦1919、0≦Yd≦1079とする。
また、端部から0.5センサピッチの領域をLp領域およびLp領域より外側の領域とする。すなわち、座標系変換部25が、認識座標補正部24から取得する認識座標は、基本的に、0.5≦Xs≦99.5、0.5≦Ys≦99.5となる。
そこで、座標系変換部25は、認識座標がこれらの値をとるものとみなして、図7に示すように、ディスプレイ座標系に線形変換する。具体的な変換式は、図7に示すように、
Xd=(int){(Xs−0.5)*(1919/99)}
Yd=(int){(Ys−0.5)*(1079/99)}
である。例えば、図7に示すように、Xs=70の場合、対応する表示座標は、Xd=1347となる。
また、Lp領域およびLp領域より外側の領域において指操作またはペン操作が検出された場合、その検出された指操作またはペン操作の認識座標に対しては、上記の変換式を適用せず、クリッピングする。具体的には、当該認識座標が0.5未満の場合(Xs<0.5、Ys<0.5)、対応する表示座標は、Xd=0、Yd=0とする。また、当該認識座標が99.5より大きい場合(Xs>99.5、Ys>99.5)、対応する表示座標は、Xd=1919、Yd=1079とする。
<実施形態2>
上記の実施形態1では、指操作を検知する際に、Lp領域であるか否かにかかわらず、同じ指閾値を用いているが、これに限るものではない。実施形態2では、Lp領域内外で異なる指閾値を設定する例を示す。
本実施形態では、Lp領域の指閾値の範囲を、図2に示すペンシグナルより大きく、指シグナル未満の範囲とする。また、実施形態1と同様に、Lp領域ではペン閾値を設定しない。このように、Lp領域の指閾値を設定することにより、Lp領域において、指操作をペン操作として誤認識知ることを防ぐことができる。
<実施形態3>
上記の実施形態1では、認識座標を端拡張処理によって補正しているが、これに限るものではない。実施形態3では、認識座標の補正処理の別の例について説明する。
実施形態3では、事前に、実際にタッチ操作が行われたセンサ座標系における位置と、認識座標との関係を計測し、その対応関係を示すテーブルを作成する。そして、認識座標補正部24は、認識座標特定部22が特定した認識座標をそのテーブルに基づいて補正する。
<ソフトウェアによる実現例>
タッチパネル装置1の制御ブロック(特に制御部11)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、タッチパネル装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
<まとめ>
本発明の態様1に係るタッチパネル装置は、指操作およびペン操作を検出するタッチパネル装置であって、センサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段は、指操作時にセンサから出力された値が上記指閾値の下限値以下であり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上であるLp領域では、ペン操作であるか否かを判定せず、センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定する。
上記Lp領域では、指操作時にセンサから出力された値が上記指閾値の下限値以下であり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上であるため、従来のようにペン閾値による検出を行えば、指操作であるにもかかわらず、ペン操作と誤認識する。
上記の構成によれば、上記判定手段は、Lp領域では、ペン操作であるか否かを判定することなく、指操作であるか否かのみを判定する。すなわち、Lp領域では、ペン操作を検出せず、指操作のみを検出する。よって、Lp領域において、指操作をペン操作と誤認識することを防ぐことができる。
本発明の態様2に係るタッチパネル装置は、上記態様1において、センサから出力された値に基づいて、センサ座標系における認識位置を特定する認識位置特定手段と、上記Lp領域を除いたセンサ座標系からディスプレイ座標系に線形変換して、上記認識位置に対応する表示位置を特定する表示位置特定手段とをさらに備えていてもよい。
Lp領域では、指操作時にセンサから出力された値が上記指閾値の下限値以下であるため、ペン操作だけではなく、指操作も検出されない。そのため、センサ座標系における認識位置は、Lp領域を補うように、ディスプレイ座標系に変換する必要がある。
上記の構成によれば、表示位置特定手段が上記Lp領域を除いたセンサ座標系からディスプレイ座標系に線形変換して、上記認識位置に対応する表示位置を特定する。よって、センサが認識可能な認識位置と、表示位置との関係を適切に規定することができる。
本発明の態様3に係るタッチパネル装置は、上記態様2において、上記認識位置特定手段が特定した認識位置が、センサから出力された値が減少するLb領域内である場合、上記認識位置特定手段が特定した認識位置を、実際に操作された位置に近づけるように補正する認識位置補正手段をさらに備えていてもよい。
上記Lb領域では、センサから出力された値が減少する。そのため、上記操作位置特定手段が特定した認識位置は、実際に操作された位置とずれてしまう。
上記の構成によれば、上記認識位置補正手段が、上記認識位置を実際に操作された位置に近づけるように補正するため、上記認識位置を実際に操作された位置に一致させる、または近づけることができる。
本発明の態様4に係るタッチパネル装置は、上記態様3において、上記認識位置補正手段が、上記認識位置特定手段が特定した認識座標(X、Y)に対して、X軸方向の端拡張処理をn回、Y軸方向の端拡張処理をm回それぞれ実行して、上記認識座標を補正してもよい。ここで、X軸方向の端拡張処理、Y軸方向の端拡張処理は、それぞれ、
=A*(Xn−1−B)+B
=C*(Ym−1−D)+D
:n回目のX軸方向の端拡張処理後のX座標
:m回目のY軸方向の端拡張処理後のY座標
、B:n回目のX軸方向の端拡張処理で使用される定数
、D:m回目のY軸方向の端拡張処理で使用される定数
上記式で実行されてもよい。
本発明の態様5に係るタッチパネル装置の制御方法は、指操作およびペン操作を検出するタッチパネル装置の制御方法であって、センサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定ステップを含み、上記判定ステップにおいて、指操作時にセンサから出力された値が上記指閾値の下限値以下であり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上であるLp領域では、ペン操作であるか否かを判定せず、センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定する。
本発明の各態様に係るタッチパネル装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記タッチパネル装置が備える各手段として動作させることにより上記タッチパネル装置をコンピュータにて実現させるタッチパネル装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、指およびペンにて操作可能なタッチパネル装置に利用することができる。
1 タッチパネル装置
11 制御部
13 操作部
14 表示部
21 センサデータ取得部
22 認識座標特定部(認識位置特定手段)
23 接触物判定部(判定手段)
24 認識座標補正部(認識位置補正手段)
25 座標系変換部(表示位置特定手段)
26 操作解析部
27 表示制御部

Claims (5)

  1. 指操作およびペン操作をタッチパネルで検出するタッチパネル装置であって、
    上記タッチパネルのセンサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定を備え、
    上記タッチパネルに対し指操作が行われた時に、上記センサから出力された値が上記指閾値の下限値以下となり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上とな、上記タッチパネル上の領域であるLp領域では、上記判定部は、ペン操作であるか否かを判定せず、上記センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定することを特徴とするタッチパネル装置。
  2. センサから出力された値に基づいて、センサ座標系における認識位置を特定する認識位置特定と、
    上記Lp領域を除いたセンサ座標系からディスプレイ座標系に線形変換して、上記認識位置に対応する、上記タッチパネル内の表示位置を特定する表示位置特定とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 上記認識位置特定が特定した認識位置が、上記タッチパネルに対し指操作が行われた時に、上記センサから出力された値が減少する、上記タッチパネル上の領域であるLb領域内である場合、上記認識位置特定が特定した認識位置を、実際に操作された位置に近づけるように補正する認識位置補正をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 上記認識位置補正は、上記認識位置特定が特定した認識座標(X、Y)に対して、下記の式で実行される、X軸方向の端拡張処理をn回、Y軸方向の端拡張処理をm回それぞれ実行して、上記認識座標を補正することを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル装置。
    =A*(Xn−1−B)+B
    =C*(Ym−1−D)+D
    :n回目のX軸方向の端拡張処理後のX座標
    :m回目のY軸方向の端拡張処理後のY座標
    、B:n回目のX軸方向の端拡張処理で使用される定数
    、D:m回目のY軸方向の端拡張処理で使用される定数
  5. 指操作およびペン操作をタッチパネルで検出するタッチパネル装置の制御方法であって、
    上記タッチパネルのセンサから出力された値が指閾値の範囲内であるか否か、ペン閾値の範囲内であるか否かによって、指操作またはペン操作であるか否かを判定する判定ステップを含み、
    上記判定ステップにおいて、上記タッチパネルに対し指操作が行われた時に、上記センサから出力された値が上記指閾値の下限値以下となり、かつ、上記ペン閾値の下限値以上とな、上記タッチパネル上の領域であるLp領域では、ペン操作であるか否かを判定せず、上記センサから出力された値が上記指閾値の範囲内であるか否かによって、指操作であるか否かのみを判定することを特徴とするタッチパネル装置の制御方法。
JP2014559605A 2013-01-30 2014-01-09 タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法 Active JP5960295B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013016189 2013-01-30
JP2013016189 2013-01-30
PCT/JP2014/050186 WO2014119347A1 (ja) 2013-01-30 2014-01-09 タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5960295B2 true JP5960295B2 (ja) 2016-08-02
JPWO2014119347A1 JPWO2014119347A1 (ja) 2017-01-26

Family

ID=51262062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014559605A Active JP5960295B2 (ja) 2013-01-30 2014-01-09 タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20150363043A1 (ja)
JP (1) JP5960295B2 (ja)
TW (1) TW201435679A (ja)
WO (1) WO2014119347A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6437775B2 (ja) * 2014-09-30 2018-12-12 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド タッチパネル装置およびタッチパネルのタッチ位置座標算出方法
WO2016122626A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Calibration of an input device to a display using the input device
US9746975B2 (en) * 2015-03-27 2017-08-29 Synaptics Incorporated Capacitive measurement processing for mode changes
CN105549861B (zh) * 2015-12-09 2019-06-28 Oppo广东移动通信有限公司 检测方法、控制方法、控制装置及电子装置
JP7357999B2 (ja) 2019-10-10 2023-10-10 株式会社ワコム タッチ検出方法及びタッチ検出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146936A (ja) * 2004-11-23 2006-06-08 Microsoft Corp 偶発的なタッチセンシティブ装置の活動化の低減のための入力方法
JP2011048663A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Hitachi Displays Ltd タッチパネル装置
JP2012068893A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2012242989A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Panasonic Corp タッチパネル装置および指示物判別方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3703196B2 (ja) * 1996-03-04 2005-10-05 キヤノン株式会社 タッチパネル付き情報入力装置
JP4670970B2 (ja) * 2009-01-28 2011-04-13 ソニー株式会社 表示入力装置
JP2012053551A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ntt Comware Corp 入力種別識別システム、入力種別識別方法およびプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146936A (ja) * 2004-11-23 2006-06-08 Microsoft Corp 偶発的なタッチセンシティブ装置の活動化の低減のための入力方法
JP2011048663A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Hitachi Displays Ltd タッチパネル装置
JP2012068893A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2012242989A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Panasonic Corp タッチパネル装置および指示物判別方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150363043A1 (en) 2015-12-17
WO2014119347A1 (ja) 2014-08-07
JPWO2014119347A1 (ja) 2017-01-26
TW201435679A (zh) 2014-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5960295B2 (ja) タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法
US9710108B2 (en) Touch sensor control device having a calibration unit for calibrating detection sensitivity of a touch except for a mask region
TWI533166B (zh) 觸控物件識別方法
US8947397B2 (en) Electronic apparatus and drawing method
US20120299856A1 (en) Mobile terminal and control method thereof
US20140267104A1 (en) Optimized adaptive thresholding for touch sensing
WO2020238435A1 (zh) 触摸位置的识别方法、检测装置、触控装置及存储介质
US20140267132A1 (en) Comprehensive Framework for Adaptive Touch-Signal De-Noising/Filtering to Optimize Touch Performance
US20160196034A1 (en) Touchscreen Control Method and Terminal Device
TW201329807A (zh) 觸控面板系統及電子機器
AU2017203910B2 (en) Glove touch detection
JP2007188482A (ja) 表示装置及びそれの駆動方法
US20140225863A1 (en) Touch sensing device and method of identifying a touched position
KR101385481B1 (ko) 터치 패널 장치 및 터치 패널의 터치 검출 방법
JP6202874B2 (ja) 電子機器、キャリブレーション方法およびプログラム
KR101567012B1 (ko) 터치패널 장치 및 터치패널의 터치 검출 방법
US20150002428A1 (en) Touch sensing system and method
US11163403B2 (en) Touch positioning method and apparatus, and electronic device
US10126869B2 (en) Electronic device and method for preventing touch input error
WO2014087751A1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム
US11048907B2 (en) Object tracking method and object tracking system
WO2014155695A1 (ja) 電子機器、キャリブレーション方法およびプログラム
TW201640291A (zh) 可攜式電子裝置及其觸控感測晶片與控制方法
JP2016001392A (ja) タッチパネル装置及びコンピュータプログラム
JP6261930B2 (ja) 携帯端末、制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5960295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150