JP5470910B2 - 車両のフロア後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロア後部構造に関する。
従来の車両のフロア後部構造では、バックドア開口の下部コーナーにR形状部を設けたことで強度、剛性を確保している。この技術に関係する一例は、特許文献1に開示されている。
特開2002−284037号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、R形状部によってフロアの荷積みスペースが狭くなるという問題があった。
本発明の目的は、フロアの荷積みスペースを広くできる車両のフロア後部構造を提供することにある。
本発明では、バックドア開口の下部コーナーに設けたR形状部の一部を切り欠いてフロア拡張面を形成し、フロア拡張面の高さを、フロアに形成したビード最頂部の高さと同一に設定した。

よって、本発明にあっては、フロア拡張面を形成したため、フロアの荷積みスペースを広くできる。
実施例1の車両のフロア後部構造を示す斜視図である。 実施例1の車両のフロア後部構造を示す平面図である。
以下、本発明の車両のフロア後部構造を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は実施例1の車両のフロア後部構造を示す斜視図、図2は実施例1のフロア後部構造を示す平面図であり、図2中の二点鎖線はパネルの面形状を解りやすくするための補助線である。
実施例1の車両は、例えば、ワゴン車である。
車両のバックドア開口1の下部コーナー2は、バックドア開口1の側縁を成す縦方向へ延びる閉断面構造のリヤピラーの下端と、バックドア開口1の下縁を成す横方向(車幅方向)へ延びる閉断面構造のテールクロスメンバの側端とを結合して構成する。
下部コーナー2、すなわち、リヤピラーとテールクロスメンバとの結合部分には、エクステンションコーナー部(R形状部)5を設けて補強する。このエクステンションコーナー部5は、車両前後方向から見て円弧状を成す。実施例1では、エクステンションコーナー部5を、リヤピラーと別体に形成し、エクステンションコーナーパネル51によって形成している。
エクステンションコーナーパネル51は、その上部をリヤピラーインナーロアパネル3に結合し、下部をリヤフロアパネル61に結合している。
リヤピラーインナーロアパネル3は、その下端を、図外のテールクロスメンバの側端と結合するとともに、リヤフロアパネル61と結合している。
リヤフロアパネル61は、荷室のフロア6を形成し、リヤフロアパネル61の後縁フランジ4をテールクロスメンバの上面と結合している。
なお、リヤピラーは、図外のリヤピラーアウタパネルとリヤピラーインナーパネルおよびリヤピラーレインフォースによって形成し、リヤピラーインナーパネルの下部には、リヤピラーインナーロアパネル3を結合している。
実施例1では、エクステンションコーナー部5を形成しているエクステンションコーナーパネル51の一部を切り欠いた切り欠き部7を形成する。切り欠き部7は、フロア拡張面7aと、ピラー側壁面7bと、テール側壁面7cとを有する。
なお、エクステンションコーナー部5を形成しているエクステンションコーナーパネル51は、切り欠き部7によって切り欠かれてないR形状部5aを残すことで、必要な強度を確保している。
R形状部5aは、コ字状の断面を成し、リヤピラーとフロア6、テールクロスメンバとの間を結合し、そのコーナーを補強している。
荷室のフロア6を形成しているリヤフロアパネル61には、フロア補強用のビード8をフロア基面62から突出して形成し、ロープフック取付凹部63をフロア基面62より凹ませて形成している。
エクステンションコーナー部5を形成しているエクステンションコーナーパネル51に設けられたR形状部5aおよび切り欠き部7のフロア拡張面7aのフロア側端52は、その上面52aがR形状を成してリヤフロアパネル61のフロア基面62上に延在し結合している。
また、R形状部5aおよび切り欠き部7のピラー側壁面7bのリヤピラー側端53は、フランジを成してリヤピラーインナーロアパネル3上に延在し結合している。
フロア拡張面7aは、平面視略矩形に形成し、その高さは、リヤフロアパネル61に形成したフロア補強用のビード8のビード最頂部8aの高さと同一に設定している。
ピラー側壁面7bは、車両前後方向と略平行な面であり、フロア拡張面7aに対して略垂直方向へ立ち上がる。このピラー側壁面7bは、タイヤハウス9の内側面9aよりも車幅方向内側に位置する。テール側壁面7cは、車幅方向と略平行な面であり、フロア拡張面7aに対して略垂直方向へ立ち上がる。
なお、65は、リヤピラーインナーロアパネル3の前部31に結合されたリヤサイドインナパネルであり、その下部がリヤフロアパネル61の側縁フランジ64に結合されている。
次に、作用を説明する。
図2は、フロア6にパレット10を搭載した状態を示す。パレット10とは、物品を載積し輸送や保管に用いるための機材であって、フォークリフトの差し込み口を持つスノコ状の荷台を有する。
例えば、切り欠き部7を採用しない場合、実施例1の車両では、パレット10の角部がエクステンションコーナー部5と干渉するため、パレット10を搭載できない。または、車幅を広くする必要がある。
これに対し、実施例1では、エクステンションコーナー部5に切り欠き部7を形成してフロア拡張面7aを設定したことで、フロア6にパレット10を搭載できる。
また、エクステンションコーナー部5に切り欠き部7を形成したことで、パレット10を搭載しての走行中、加速や登坂時にパレット10が車両後方側へ移動したとき、切り欠き部7のテール側壁面7cがパレット10の後方移動を阻止するストッパとして機能する。このため、パレット10がバックドア(不図示)へ衝突するのを防止できる。
また、カーブを走行中の横加速度や車両の傾きにより、パレット10が車両側方側へ移動したとき、切り欠き部7のピラー側壁面7bがパレット10の側方移動を阻止するストッパとして機能し、タイヤハウス9の内側面9aやリヤサイドインナパネル65へ衝突するのを防止できる。
また、実施例1では、フロア拡張面7aの高さを、ビード8の最頂部8aの高さと同一に設定している。ここで、パレット10の荷重を受ける面積が小さいと、荷重を受けた面が変形するおそれがあるが、実施例1では、ビード8の最頂部8aに加えてフロア拡張面7aでもパレット10の荷重を受けることができるため、フロア6の変形も、フロア拡張面7aの変形も防止できる。
さらに、実施例1では、ピラー側壁面7bをタイヤハウス9の内側面9aよりも車幅方向内側に配置したため、パレット10をフロア6に積載するとき、パレット10がタイヤハウス9に当たることはない。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両のフロア後部構造にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
(1) バックドア開口1の下部コーナー2に補強用のエクステンションコーナー部5を設けた車両のフロア後部構造において、エクステンションコーナー部5の一部を切り欠いてフロア拡張面7aを形成した。このため、フロア6の荷積みスペースを広くできる。
(2) フロア拡張面7aの高さを、フロア6に形成したビード最頂部8aの高さと同一に設定したため、パレット10の支持剛性を高めて変形を防止できる。
(3) フロア拡張面7aの車幅方向最外位置を、タイヤハウス9よりも内側に配置したため、パレット10の積載時にパレット10がタイヤハウス9と干渉し、タイヤハウス9が変形するのを防止できる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、エクステンションコーナー部5を形成しているエクステンションコーナーパネル51は、別体に形成したが、リヤピラーまたはテールクロスメンバの一方と一体に形成してもよい。
切り欠き部7による剛性低下を補うために、エクステンションコーナー部5を形成しているエクステンションコーナーパネル51の板厚を厚くしてもよい。
1 バックドア開口
2 下部コーナー
5 エクステンションコーナー部5(R形状部)
51 エクステンションコーナーパネル
6 フロア
61 リヤフロアパネル
7 切り欠き部
7a フロア拡張面
7b ピラー側壁面
7c テール側壁面
8a ビード最頂部
9 タイヤハウス
10 パレット

Claims (2)

  1. バックドア開口の側縁を成す縦方向へ延びる閉断面構造のリヤピラーの下端と、バックドア開口の下縁を成す車幅方向へ延びる閉断面構造のテールクロスメンバの側端とを結合して構成するバックドア開口の下部コーナーに、車両前後方向から見て円弧状のエクステンションコーナーパネルにより補強用のR形状部を設け、前記エクステンションコーナーパネルの下面を荷室のフロアを形成するリヤフロアパネルの後端上面と結合した車両のフロア後部構造において、
    前記R形状部の一部を切り欠いてフロア拡張面を形成し、
    前記フロア拡張面の高さを、前記フロアに形成したビード最頂部の高さと同一に設定したことを特徴とする車両のフロア後部構造。

  2. 請求項1に記載の車両のフロア後部構造において、
    前記フロア拡張面の車幅方向最外位置を、タイヤハウスよりも内側に配置したことを特徴とする車両のフロア後部構造。
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