JP4028507B2 - 荷役運搬車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ワンボックスバンタイプの荷役運搬車両に関するものである。
ワンボックスバンタイプの車両1は図5にも示すように、後部に荷物の出し入れ用の開口があり、荷台に荷物を積載するには、車両後部扉を開いてここに形成される開口から行うが、車両内に荷物を積み込むときにフォークリフトを使用する場合がある。かかる場合、後部扉が跳ね上げ式のものだと、フォークリフトが跳ね上げた後部扉の先端にぶつかる。このため、フォークリフトを使用する車両については、車両ごとに後部扉を観音開扉や片開き扉に改造している。
トラックについては、荷台の後部の煽り板は下方に回動して倒れるから、改造することなしにフォークリフトを使用して荷物を積み込むことができるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
これは、台座を使用するもので、台座の上にフォークリフトで両側面から荷物を積みつけ、トラックを後退させて台座の正面に後部開口部を臨ませ、トラック後部の荷台の下からトラックの荷台をジャッキアップしてトラックの荷台の高さを台座の高さに合わせ、フォークを持ち上げて積みつけられた荷物をフォークの上に載せてトラック荷台の中に移動して積み込むものである。
特開平10−324425号公報
ワンボックスバンタイプの車両にフォークリフトを使用して荷物を積み込む場合、後部扉を観音開きなどのものに取り替える方法では、車両の改造に手間とコストを要するだけでなく、扉の改造が不可能な車種については、フォークリフトの使用が不可能となって荷役作業の作業性がよくない。
また、観音開きや片側開きタイプの扉に変更した場合、フォークリフトによる荷役作業が後方からのみに限定され、左右の側方からは扉が邪魔になって荷役作業ができず、作業性がよくない。
また、トラックの場合は、フォークリフトをそのまま使用できるが、荷台に荷役を積み込むには、さらに台座を必要とし、トラック荷台を荷台の高さを台座の高さに合わせる必要があり、荷役作業性は全体としてはよくないものであった。
本発明は前記従来例の不都合を解消し、ワンボックスバンタイプの跳ね上げ扉式の車両の荷台に、台座などを使用せず、また、後部扉を観音開きや片側開きタイプのものに取り替えて改造することなしに、跳ね上げ扉のままでフォークリフトを使用して簡単に荷物を積み込むことのできる荷役運搬車両を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するものとして、請求項1記載の発明は、後部に跳ね上げ式の後部扉で開閉される荷物出入用の開口を設けた荷役運搬車両において、前記後部扉は、開状態で水平以上に跳ね上がるように車体に回動自在に取り付けられ、荷台の床の上面に前記開口から後方水平方向に突出可能なように、スライド自在な移動床を設け、前記移動床の移動手段は、移動床に結合され、荷台に固定したウインチに巻回した巻取り索条と、移動床に装着され移動床を後方に押し出すコイルバネとで構成することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、移動床が後部の開口から後方水平方向に突出するから、この突出した移動床は車外に位置することになり、よって、この上にフォークリフトで荷物を積み付けることができ、移動床を車内側にスライドさせることで、荷物を車内に積み込むことができる。また、後部開口の後方だけでなく、左右の側方からも荷役作業を行えるから作業性のよいものである。
また、後部扉は開いた状態では水平以上の高さに跳ね上がるから、後部扉が後部開口の上部分を塞ぐことがなく、よって、フォークリフトで荷役を車両の荷台に積み込む場合、後部扉が荷役積み込みの邪魔になることがなく、積み込みの作業性が向上する。
さらに、移動床の車外への引き出しは、コイルバネの反発力を利用して押し出しにより行い、車内への引き込みはウインチの巻取りによる引っ張りで行うから、簡単で確実であり、移動のための装備も大掛かりなものにならずにすむ。
請求項2記載の発明は、前記移動床の支持手段は、側部にガイドローラを装着したチャンネル状の床受けレールを車内の荷台床の両側に固定し、側部にガイドローラを装着したチャンネル状の移動床用レールを移動床の側部に固定し、床受けレールと移動床用レールとを対向させて、床受けレール側と移動床側のそれぞれのガイドローラを移動床用レールと床受けレールに嵌合したことを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、車内の荷台床に固定した床受けレールに、移動床側のガイドローラが嵌合し、移動床側の移動床用レールに車内側のガイドローラが嵌合することにより、移動床を車外に突出させた状態でも、移動床およびその上に積載された荷役の荷重は対向する床受けレールと移動床用レールにより相互に嵌合するガイドローラによって支承されるから、十分に支持できる。
請求項3記載の発明は、前記移動床の荷重支持手段は、車両から移動床が引き出された状態では、移動床用レールに装着してあるガイドローラの床受けレールへの嵌合と、床受けレールに装着してあるガイドローラの移動床用レールへの嵌合とにより、両レールと両ガイドローラとにより支持され、移動床の荷重を支持するように構成したことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、移動床は車体から引き出された状態では、基端部のみが支持されることになるが、基端部は移動床用レールと床受けレールとの両レールと、両ガイドローラとの嵌合により支持されるから、十分な支持力を確保でき、移動床の上に荷役を搭載しても移動床および荷役の両荷重を支持できる。
本発明の荷役運搬車両は、跳ね上げ式の後部扉を備えたワンボックスバンタイプの車両の荷台の後部開口から、移動床を後方水平方向に突出できるようにしたから、台座などを使用せず、また、後部扉を観音開きや片側開きタイプのものに取り替えて改造することなしに、跳ね上げ式のままでフォークリフトを使用して移動床上に荷物を載置でき、この状態で移動床を車内に引き込めば簡単に荷物を車内の荷台に積み込むことができるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の荷役運搬車両の実施形態を示す要部の側面図で、本発明の荷役運搬車両は図5に示すようなワンボックスバンタイプの車両1に実施されるものであり、この車両1の形態は、周知のように後部座席2の後方に荷台3が形成され、荷台3への荷役の積み下ろしは跳ね上げ式の後部扉4を開閉し後部に開口5を形成して、この開口5を介して行う。
かかるワンボックスバンタイプの車両1において、本発明では前記後部扉4を開状態で水平以上に跳ね上がるように車体に回動自在に取り付け、開口5の開放面を一部でも後部扉4によって塞がれないように構成した。
そして、荷台3の床6の上面に前記開口5から後方水平方向に突出可能なように、スライド自在な移動床7を設ける。この移動床7は、例えば図2の分解斜視図、図3の縦断正面図に示すように、合板製の下床板8とその上に重ねた上床板9との組み合わせで構成し、両者はステンレス製の面縁10で結合される。図中22は、移動床7に積載した荷物を移動床7に固縛するための索条を結束するためのフックを示す。
かかる移動床7を荷台3の床6に対して支持する手段としては、車内の荷台3の床6の両側に、側部にガイドローラ11を装着したチャンネル状の床受けレール12を固定する。
他方、移動床7は、図2、図3に示すように下部を鉄製の枠組15で支持し、この枠組15の両側部に、側部にガイドローラ13を装着したチャンネル状の移動床用レール14を固定する。そして、床受けレール12と移動床用レール14とを対向させて、床受けレール12側と移動床用レール14側のそれぞれのガイドローラ11、13を移動床用レール14と床受けレール12に相互に嵌合した。
これにより、対向する床受けレール12と移動床用レール14との間で、床受けレール12に沿って移動するガイドローラ13と、移動床用レール14に沿って移動するガイドローラ11とにより、移動床7は移動自在に支持される。
前記床受けレール12は、図2に示すようにタイヤハウス16の個所を避けて床6に固定した固定床架台17にブラケット18によって固定される。
移動床7の移動手段は、ウインチ19とコイルバネ20により構成し、荷台3の奥側に固定したウインチ19に巻回した巻取り索条21を、移動床7を支承する枠組15の先端に結合する。
また、枠組15の下方にこの枠組15を車外(後方)方向に押し出すように付勢されたコイルバネ20を配設する。図中28はこのコイルバネ20の一端を枠組15に固定するための止め部材を示す。
図4はウインチ19の動作回路を示し、車載のバッテリー23にスイッチ24を介して接続され、このスイッチ24の摘みを左右に回転することでウインチ19から巻取り索条21が繰り出されたり、巻き取られたりするように構成してある。
次に、荷物を車内の荷台3に積載するために移動床7を車外に移動する方法を説明する。後部扉4を上方に跳ね上げれば、後部の開口5が開放され、この場合、後部扉4は水平よりも高く跳ね上がるから後部扉4が開口5を塞ぐことがない。
移動床7は車内に配設された状態では、ウインチ19の巻取り索条21が巻き取られた状態にあり、コイルバネ20の弾力に抗して引き込まれ、ストッパー22により係止されている。この状態からウインチ19のスイッチ24を操作して繰り出し方向に摘みを回せば、コイルバネ20の弾力によって移動床7が車外の後方にスライドし、突出する。
このとき、移動床7側のガイドローラ13が車両1の床6に固定された床受けレール12にそって移動し、また、床6の側に固定されたガイドローラ11が移動床用レール14にそって相対的に移動することで、移動床7は正しい方向に安定した状態で確実に移動する。
そして、移動端の突出位置では、移動床7の荷重は移動床7側のガイドローラ13と床6の側に固定されたガイドローラ11との、床受けレール12と移動床用レール14へのそれぞれの嵌合により基端部で支持されるから、十分な支持力を得ることができ、移動床7は突出位置に安定状態で保持される。この状態で、フォークリフト25のパレット26に荷物27を載置し、パレット26を移動床7の上面に移動させて位置させ、荷物27を移動床7の上に積み込む。
この場合、後部扉4は水平より上方に跳ね上げられているから、フォークリフト25が後部扉4に接触することはない。そして、フォークリフト25による荷役作業は、後部の開口5の後方からだけでなく、左右の側方からも行うことができ、3方向からの作業が可能となって作業性が向上する。
また、移動床7の上に積み込んだ荷物27は、フック22に引っ掛けた索条で固定できるから、積載物の固縛を車内に搭乗することなく車外で行うことができ、作業しやすい。
この状態から、ウインチ19のスイッチ24を操作して巻取り索条21を巻き取る方向に摘みを回せば、巻取り索条21が巻き取られて、移動床7はコイルバネ20の弾力に抗して車内に引き込まれる。これにより、移動床7の上に載置した荷物27が自動的に荷台3に積み込まれる。
本発明の荷役運搬車両の実施形態を示す荷物積載作業時の説明図である。 本発明の荷役運搬車両の実施形態を示す要部である移動床の分解斜視図である。 本発明の荷役運搬車両の実施形態を示す要部である移動床の支持部の縦断正面図である。 本発明の荷役運搬車両の実施形態を示すウインチの駆動回路図である。 本発明の荷役運搬車両の実施形態を示す側面図である。
符号の説明
1 車両 2 後部座席
3 荷台 4 後部扉
5 開口 6 床
7 移動床 8 下床板
9 上床板 10 面縁
11 ガイドローラ 12 床受けレール
13 ガイドローラ 14 移動床用レール
15 枠組 16 タイヤハウス
17 固定床架台 18 ブラケット
19 ウインチ 20 コイルバネ
21 巻取り索条 22 フック
23 バッテリー 24 スイッチ
25 フォークリフト 26 パレット
27 荷物 28 止め部材

Claims (3)

  1. 後部に跳ね上げ式の後部扉で開閉される荷物出入用の開口を設けた荷役運搬車両において、前記後部扉は、開状態で水平以上に跳ね上がるように車体に回動自在に取り付けられ、荷台の床の上面に前記開口から後方水平方向に突出可能なように、スライド自在な移動床を設け、前記移動床の移動手段は、移動床に結合され、荷台に固定したウインチに巻回した巻取り索条と、移動床に装着され移動床を後方に押し出すコイルバネとで構成することを特徴とする荷役運搬車両。
  2. 前記移動床の支持手段は、側部にガイドローラを装着したチャンネル状の床受けレールを車内の荷台床の両側に固定し、側部にガイドローラを装着したチャンネル状の移動床用レールを移動床の側部に固定し、床受けレールと移動床用レールとを対向させて、床受けレール側と移動床側のそれぞれのガイドローラを移動床用レールと床受けレールに嵌合したことを特徴とする請求項1記載の荷役運搬車両。
  3. 前記移動床の荷重支持手段は、車両から移動床が引き出された状態では移動床用レールに装着してあるガイドローラの床受けレールへの嵌合と、床受けレールに装着してあるガイドローラの移動床用レールへの嵌合とにより、両レールと両ガイドローラとにより支持され、移動床の荷重を支持するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷役運搬用車両。
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