JP2020158040A - 荷搬送作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 農作業において、収穫された農作物・植付ける農作物又は農作業機器等の荷を荷置の場所と保持する荷受けの高さを異にする畑上と,保管倉庫の荷棚,運送トラックの荷台又は農作業装置の荷受面との間で運送し、又これらの間での荷の移載の労力を軽減し、効率的に且つ安全に移載できるようにする。【解決手段】 自走できる又は牽引される車両フレーム2に対して上方に設けた台座50を上下動させる昇降台5と、同昇降台の台座50に取付けられ外方に向って進退するスライド荷台9と、同スライド荷台の上部に設けられた荷載置面と、同スライド荷台を進退させるテレスコープ形油圧シリンダー7aとを設ける。【選択図】図34

Description

本発明は、クローラ又はタイヤで自走又は他の自走できる車両に牽引される荷搬送作業車であって、その車両フレームに対して上下する昇降台に、荷を水平方向にスライドできるスライド荷台を有して、荷搬送作業車の荷台と外部の荷受面あるいはトラック車両の荷台面との間で荷を上下動とスライドさせることで荷の移載作業を容易にする技術であり、特に農作業の為の農作物の収穫物,植付ける農作物又は農作業機器を田畑・栽培地・植物生産地・加工工場・市場又は出荷場所へ運送し、又はそこから農業倉庫・保管庫・外部格納の荷受場所又は運送車の荷台に移載する作業に有益な技術である。
特許文献1には、クローラ車のリフト台上に荷を載置して運搬し、荷を所定場所に運び、リフト台を上下動させて高さを調整し、更にリフト台の荷をリフト台に取付けたスライド装置で荷台のリフトの昇降とともに荷をリフト台上を滑らせてリフト台の前方へ押し出し、その後作業者がリフト台の前方に移動した荷を腕を伸ばして荷を取り出して地面又は横付けしたトラック荷台又は地面に固定された荷棚の棚面に又は他の作業機の荷台に人手作業で移載する作業用のリフトダンプ運搬車が開示されている。
しかしながら、リフト台の荷はスライド装置によってリフト台の前方に移動させるだけであり、リフト台の前方からの荷の移動は作業者によるものであり、リフト台上の荷を機械力によってトラック荷台,外部の棚面等に移載できるものでなく、まだ移載に作業者の労力と時間を必要としていた。又、リフト台の大きさ程の荷ではスライド装置でリフト台前方に押し出され、リフト台より落下する恐れもある。
又、特許文献2にはフォークリフト車で運送した荷を、荷役運搬車両の荷台へ移動させるため、車両の荷台の床の上面に荷物出入用開口から後方水平方向に突出可能なように、車両内荷台側の床受けレール12側と移動床側のそれぞれのガイドローラを移動床用レールと床受けレールに嵌合する組合わせによる移動手段で移動するスライド自在な移動床を設けた構造の荷役運搬車両が開示されている。
しかし、この引用文献2の発明では荷を受け入れる側の車両に床受けレール、ガイドローラ等の構造を必要としていて、荷運搬車のフォークリフト車が運んだ荷を上記の構造を有しないトラックの荷台・棚面又は他の作業機の荷台に移載できるものではなかった。
一方、農作業では収穫農作物又は植付農作物を収容した図18に示すような脚部NKを4個所垂設した大容量のカゴ型脚付コンテナNKが使用されている。又は20kg程の荷を収容する小型のプラスチック製コンテナを多段多列に段積みして運送することも多い。
かかる脚付の大容量コンテナ,小型のプラスチック製コンテナの荷を運送して他の運送車両(トラック車)の荷台、固定棚台等に移載することには上記引用文献の装置では移載が難しく、作業者の労力によることとなって作業性が悪いものであり、又荷の転倒・荷崩れがあれば大きな人身事故となる恐れがある。
特開平7−125514号公報 特開2005−271754号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来の技術の問題点を解消し、スライド荷台の上下動とスライドとによって外部の荷台面に近接させることができ、その後の荷移載の人手作業を容易且つ迅速にすることを可能とし、更にスライド荷台上の荷を作業者による荷移載作業を必要なく機械力のみで移載させるようにでき、荷移載作業の作業者の労力を大巾に減らし、安全且つ迅速にできるようにすることにある。
更には、スライド荷台の上下動と油圧・空気圧又は電力で作動するシリンダー又は電動モータと進退機構を用いたスライドの機械操作でスライド荷台上の荷を他のトラック車両の荷台又は固定荷棚の荷受面への移載あるいは畑から又は畑への荷の移載を機械力によって行えるようにすることで作業者の労力を大巾に軽減できることにある。更に、荷の移載とともに荷を運送させる作業にも行える有用な荷搬送作業車を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) クローラ又はタイヤを用いて自走可能な又は牽引されて走行できる車両フレームに、
搬送される荷を支持する台座を上方に有し且つ前記台座を前記車両フレームに対して上下動可能のように取付けた昇降台と、
前記昇降台の前記台座を前記車両フレームに対して上下動させ且つ所定高さで静止保持できる昇降動力手段と、
前記昇降台の前記台座に取付けられ、しかも前記台座位置から外方向に向って水平にスライドでき且つ荷を載置する荷載置面を有するスライド荷台と、
更に前記スライド荷台を所定のスライド位置又は任意のスライド位置で前記台座に対しスライドしないように静止保持できる係止手段とを備え、
前記スライド荷台の前記荷載置面上の荷を前記車両フレームの走行で搬送できるとともに、
前記昇降動力手段を作動させることで前記スライド荷台の前記荷載置面を所定の高さまで上下動できて、加えて前記スライド荷台のスライドによって前記スライド荷台の前記荷載置面上の荷を所要の高さで外方向に水平スライドさせることができて、高さが違う外部荷台の荷受面と前記スライド荷台の前記荷載置面との間の距離を短くできて荷の移載作業の労力をスライド荷台の上下動とスライドとによって軽減できることを特徴とする、荷搬送作業車
2) 前記台座位置から外方向にスライドできる前記スライド荷台の前記台座との取付構造として、伸縮自在なスライドレールを用い、前記スライドレールの筺体側を前記台座側に固着し、前記スライドレールのスライドする引き出し側を前記スライド荷台側に固着して、前記スライド荷台を前記台座に対しスライド可能に取付けた、前記1)記載の荷搬送作業車
3) 前記係止手段として、前記スライド荷台が前記台座と上下に重なる所定位置で、前記スライド荷台側の部材と前記台座側の部材とを貫通するピン孔を設け、前記ピン孔に貫通できる係止ピンを備え、前記係止ピンを前記の重なる所定位置で前記ピン孔に貫通させて前記スライド荷台を前記台座に静止する状態と又は非貫通にさせて前記スライド荷台を前記台座に対してスライド可能な状態とに切換え操作可能とする構造のものである、前記1)又は2)記載の荷搬送作業車
4) 前記係止手段は、前記スライド荷台が前記台座と重なった任意の位置で台座側からスライド荷台のスライドに対しブレーキを与えるブレーキ機構を設け、前記ブレーキ機構によって前記スライド荷台のスライドを抑制するブレーキ力を発生する構造のものである、前記1)〜3)いずれか記載の荷搬送作業車
5) 水平外方向に長く移動させた前記スライド荷台の後端部と前記台座の前端部との間の間隔を保持する間隔保持体を脱着できる別体として備え、前方に移動させた前記スライド荷台と前記台座との間に前記間隔保持体を取付けて、前記間隔保持体によって荷移載の際のスライド荷台の動きを抑止して荷を安全に移載できるようにした、前記1)〜4)いずれか記載の荷搬送作業車
6) 前記スライド荷台を前進又は後退でき且つ任意のスライド位置で静止できる油圧・空気圧又は電力を動力源とする前記係止手段を兼ねたスライド送り装置を設け、前記スライド送り装置でもって前記スライド荷台を前進後退静止を行えるようにした、前記1)又は2)記載の荷搬送作業車
7) 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と前記台座との間に油圧又は空気圧を使用したテレスコープ形シリンダーを設け、前記スライド荷台に先端を連結した前記シリンダーのシリンダーロッドの伸縮又は静止の作動を行う前記シリンダーの油路又は空気路の切換を行える手動操作の操作部とを備えたもので、前記スライド荷台の後端がテレスコープ形シリンダーで台座前端から外方に離れるまで前進できるようにした、前記6)記載の荷搬送作業車
8) 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と前記台座との間に電動シリンダーを設け、前記スライド荷台に先端を連結した前記電動シリンダーのシリンダーロッドの伸縮又は静止の作動を行える手動操作の制御部を備えたものである、前記6)記載の荷搬送作業車
9) 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と螺合した長い送りねじ軸を前後方向に配置し、前記送りねじ軸の回転で前記スライド荷台を前進又は後退できるようにし、前記送りねじ軸を正逆両方向に回転させ且つ停止時にはブレーキが働く電動モータを前記台座に設けた構造であり、しかも前記電動モータの正逆切換えと回転停止を行える手動操作の制御部を備えたものである、前記6)記載の荷搬送作業車
10) 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台を前記台座から前方に付勢する圧縮スプリングと、前記スライド荷台に先端が結着されて前記スライド荷台を台座側に引き戻す為のワイヤと、前記ワイヤを巻き取る前記台座に取付けられたワイヤ巻取車と、前記ワイヤ巻取車を巻取り方向又は繰り出し方向に回転させる停止時にブレーキが働くブレーキ付電動モータと、前記電動モータの正回転・逆回転又は回転停止に切換える手動操作の制御部を備え、前記スライド荷台の前進はワイヤの繰り出しと前記圧縮スプリングの付勢力で行え、後退は前記ワイヤの巻取りによって行うようにした、前記6)記載の荷搬送作業車
11) 前記スライド荷台の寸法がスライド方向と直交する左右方向の前記台座の台巾より広い巾で且つ台座の前後長さと大略同じ前後長さの寸法の矩形状の水平な面板を前記台座の上方にスライド可能に取付けた構造であり、前記面板の上面を前記スライド荷台の前記荷載置面とする、前記1)〜10)いずれか記載の荷搬送作業車
12) 前記スライド荷台の構造が、スライド方向と直交する左右方向の巾が前記台座の左右方向の台巾より広く且つ前後長さが前記台座のスライド方向の長さより短い連接板を台座上方に配置し、前記連接板を前記台座に対しスライド可能に取付け、しかも前記連接板にスライド方向に長く前方に延びた所定上下厚みの保持部材を複数所定間隔で左右方向に櫛歯状に並べるように配置し且つ前記保持部材の後端部を前記連接板に片持支持で取付けて前記台座に対してスライドする構造とし、櫛歯状の前記保持部材の上端面を前記スライド荷台の荷載置面とし、
荷を移載する外部荷台が前記スライド荷台の前記保持部材の上下厚みより厚い荷保持部材を前記の所定間隔で櫛歯状に配置し且つ前記スライド荷台の前記保持部材の櫛歯空間に前記荷受側の荷保持部材を挿入できる構造とした外部荷台に対し、外部荷台との間の荷移載が前記昇降台の前記台座の上下動と前記スライド荷台の所定量の進退のスライドとによって、前記スライド荷台側の櫛歯状の前記保持部材が前記外部荷台の櫛歯状の前記荷保持部材の間で出没することで荷移載を可能とする、前記1),2),6)〜10)いずれか記載の荷搬送作業車
13) 前記スライド荷台の構造が、スライド方向と直交する左右方向の巾が前記台座の左右方向の台巾より広く且つ前後長さが前記台座のスライド方向の長さより短い連接板を台座上方に配置し、前記連接板を前記台座に対しスライド可能に取付け、しかも前記連接板にスライド方向に長く前方に延びた所定上下厚みのフォークを所定間隔で左右方向に複数に並べるように配置し且つ前記フォークの後端部を前記連接板に片持支持で取付けて前記台座に対してスライドする構造とし、前記フォークの上端又はフォークに保持させた荷受用パレットの上面を前記スライド荷台の荷載置面とし、
荷をフォークの上端又は前記フォークに保持させた前記荷受用パレット上に載置し、前記台座の上下動と前記スライド荷台のスライドによって外部荷台の荷受面上に荷受用パレットを接地させてフォークを接地した荷受用パレットから低くしてスライドさせて引き抜くことで、外部荷台の荷受面に荷受用パレットとその上の荷を移載する、前記1),2),6)〜10)いずれか記載の荷搬送作業車
14) 前記スライド荷台の構造が、前記台座の上方でスライド方向に長いフォークを左右方向に所定間隔で複数本配置し、前記フォークを後部で連結して一体化し、前記フォークの最外側に配置された最外側フォークのフォーク側面と前記フォーク側面と対向する台座側面に取付けられた垂直のステー板との間に伸縮自在なスライドレールを配置し、前記スライドレールの筺体とこれに対向する前記ステー板とを連結し、又スライドする引き出しを対向する前記フォーク側面に連結し、前記フォークが台座位置より前方に長くスライド可能とする構造とし、
前記フォークの上端面を又は前記フォーク上に保持した前記荷受パレットの上面を荷の載置面とし、複数の前記フォークの上端に直接荷を載せて又は前記フォークに保持した荷受パレットの上に荷を置いて車両フレームの走行と台座の上下動とスライド荷台のスライドとによってスライド荷台上方に載置する荷を外部荷台との間で荷の移載を可能とする、前記1),2)又は6)〜10)いずれか記載の荷搬送作業車
15) 前記フォーク部材の先端部分を先細り状にして、前記荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入し易くした、前記13)又は14)記載の荷搬送作業車
16) 前記フォークが少なくとも3本以上あり、しかも保持部材と兼用であって、しかも所定間隔で左右方向に櫛歯状に並べるように配置された構造であり、外部荷台の荷保持部材が櫛歯状に配置され且つ前記フォークの厚みより厚い荷保持部材の荷受構造の外部荷台との間での移載作業が、昇降台の上下動と前記スライド荷台とのスライド移動のみで行える、前記14)又は15)記載の荷搬送作業車
17) 前記スライド荷台に取付けられた前記保持部材に対し上方向から嵌入させて把持する把持金具を矩形状の平面の荷受面板の下面に複数個取付けた別体の荷受板を備え、前記スライド荷台に取付けられた前記保持部材の上方から前記荷受板を下降して前記保持部材に前記把持金具を嵌入して前記スライド荷台の上方に前記荷受板を脱着自在に取付けることによって前記スライド荷台上方の荷受板上面を荷載置面とする形態で荷の載置が行え、又前記荷受板を前記保持部材から取り外すことで櫛歯状の前記保持部材を用いて移載できるようにした、前記12)又は16)記載の荷搬送作業車
18) 前記スライド荷台に取付けられた前記フォークに対し上方向から嵌入させて把持する把持金具を矩形状の平面の荷受面板の下面に複数個取付けた別体の前記荷受板を備え、前記スライド荷台に取付けられた前記フォークの上方から前記荷受板を挿入してフォークに前記把持金具を嵌入して前記スライド荷台の上方に前記荷受板を脱着自在に取付けることによって前記スライド荷台上方の荷受板上面を荷載置面とする形態で荷の載置が行え、又前記荷受板を前記フォークから取り外すことで前記フォークを用いて移載できるようにした、前記13),14)又は16)いずれか記載の荷搬送作業車
19) 前記スライド荷台に取付けられた櫛歯状の前記保持部材に対し、上方から挿入できるように底面及び側面の一部を開放し、しかもパレット上面の高さが櫛歯状の前記保持部材の高さより高くし且つ上面を荷載置面とした底面開放型荷受パレットを備え、前記底面開放型荷受パレットを前記スライド荷台の櫛歯状の前記保持部材へ上方から挿入して前記底面開放型荷受パレットを櫛歯状の前記保持部材に保持して荷を保持された前記底面開放型荷受パレットの上面に載置することで荷を荷受パレットによる移載を行え、前記底面開放型荷受パレットとその上の荷を外部荷台の荷受面上に残置して櫛歯状の前記保持部材のみ前記台座上に戻して新たな前記底面開放型荷受パレットを上方から迅速に保持して、前記荷搬送作業車からの荷の連続移載を効率的にできるようにした、前記12)又は16)記載の荷搬送作業車
20) 前記スライド荷台に取付けられた前記フォークに対し、上方から挿入できるように底面及び側面の一部を開放し、しかもフォークの高さより高くし且つ上面を荷載置面とした底面開放型荷受パレットを備え、前記底面開放型荷受パレットを前記スライド荷台の前記フォークへ上方から挿入して前記底面開放型荷受パレットを前記フォークに保持して荷を保持された前記底面開放型荷受パレットの上面に載置して荷を前記底面開放型荷受パレットによる移載を行え、前記底面開放型荷受パレットとその上の荷を外部荷台の荷受面上に残置して前記フォークのみ前記台座上に戻して新たな前記底面開放型荷受パレットを上方から挿入して迅速に保持して、前記荷搬送作業車からの荷の連続移載を効率的にできるようにした、前記13)又は14)〜16)いずれか記載の荷搬送作業車
21) 前記底面開放型荷受パレットの構造が、前記フォークの高さ寸法より長い縦寸法を有する左右縦枠と後縦枠とを平面形状がコ字状となるように連結した縦外枠の枠上端に強度ある荷受天板を固着し、前記左右縦枠の間に所定間隔で複数の中間縦壁を前記荷受天板から垂設し、しかも前記間隔が複数ある前記フォークが前記中間縦壁と前記左右縦枠部との間に挿入できる間隔とし、更に前記中間縦壁と左右縦枠とが同時に接地できる縦寸法とし、前記荷受天板と対向する底面が開放された構造であり、前記フォーク間に上方から前記底面開放型荷受パレットを挿入することで前記フォークが荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入した状態となり、又前記フォークに対し上方に持ち上げることで底面開放型荷受パレットを前記フォークから離脱できる構造である、前記20)記載の荷搬送作業車
22) 前記底面開放型荷受パレットの構造が、前記保持部材の高さ寸法より長い縦寸法を有する左右縦枠と後縦枠とを平面形状がコ字状となるように連結した縦外枠の枠上端に強度ある荷受天板を固着し、前記左右縦枠の間に所定間隔で複数の中間縦壁を前記荷受天板から垂設し、しかも前記間隔が複数ある前記保持部材が前記中間縦壁と前記左右縦枠部との間に挿入できる間隔とし、更に前記中間縦壁と左右縦枠とが同時に接地できる縦寸法とし、前記荷受天板と対向する底面が開放された構造であり、前記保持部材間に上方から前記底面開放型荷受パレットを挿入することで前記保持部材が荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入した状態となり、又前記保持部材に対し上方に持ち上げることで底面開放型荷受パレットを前記保持部材から離脱できる構造である、前記12),16)又は19)いずれか記載の荷搬送作業車
23) 前記スライド荷台の前記荷載置面の先端と前記外部の荷受面との間で荷を移動させる複数のフリーローラを複数個傾斜状に列設したローラガイドを前記スライド荷台の先端部に脱着自在に取付け可能にした、前記1)〜22)いずれか記載の荷搬送作業車
24) 前記スライド荷台の前記荷載置面の先端と畑表土との間で荷を移動させる複数のフリーローラを複数個傾斜状に列設した接地ローラガイドを車体フレームの先端部に脱着可能に取付けるとともに、前記接地ローラガイドの上方後端を前記スライド荷台の先端部に脱着可能に係止できるようにして、畑表土上の荷を前記スライド荷台に移動できるように及び前記スライド荷台上の荷を畑表土上に移動させることを容易にした、前記1)〜22)いずれか記載の荷搬送作業車
にある。
本発明では、昇降台の台座に取付けたスライド荷台は昇降動力手段によって台座の上下動とともに上下動して、所要の高さに保持できる。そして、スライド荷台は台座に対し外方向に作業者の押付力又はスライド送り装置の機械による押付力でもってスライド可能になっている。
従って、スライド荷台の荷載置面上の荷は所定の高さで外方向にスライドできる。これによって、本発明の荷搬送作業車を移載する外部荷台の荷受面ある場所まで走行させてその外部荷台の荷受面近くで停車させ、台座を上下動させてスライド荷台の荷載置面を移載する外部荷台の荷受面(例えば,トラック車両の荷台面,荷受面のある固定棚の棚面)の高さ又はそのやや上方位置又はやや下方位置まで上昇させ、荷台面・棚面と略同じ高さとして次に台座に取付けたスライド荷台を移載する外部荷台の荷受面の方向にスライドさせてスライド荷台の荷載置面上の荷を略同じ高さで外部荷台の荷受面方向へ押し出すことによって、荷を外部荷台の荷受面に近づけ、短い水平距離と小さな上下差を残すだけとなり、軽い水平持ち上げの手作業又は水平移動によって荷をスライド荷台の荷載置面から外部荷台の荷受面に移載できる。必要ならばフリーローラのローラガイド・滑りガイド又は接地ローラガイドを中間に介在させれば、もっと少ない労力で移載できる。
以上は、荷搬送作業車から外部荷台の荷受面への移載であるが、その逆の外部荷台の荷受面上の荷を近くまでスライドしたスライド荷台の荷載置面上への荷の移載する場合も少ない労力で容易に移載できる。
(係止手段・ブレーキ機構又は間隔保持部材の働き)
荷搬送作業車の走行中は、スライドレール等のスライド機構ではスライド停止力がない場合は、スライド荷台上の荷が車の走行の急停車・急発進・カーブ等でスライド荷台が台座に対してスライドしてその上の荷が移動・転倒又は落下がないようにするため、台座とスライド荷台との台の部材間を貫通するピン孔に係止ピンを貫通させる等の係止手段を備えれば上記の現象を防ぐことができる。台座とスライド荷台との間に設けたブレーキ機構があれば、これによってもスライド台のスライドを任意の位置でスライド又は揺動の制止又は抑止できる。又、水平外方向に長く移動させたスライド荷台の状態では、スライド荷台と昇降台との間に長い中空の空間が発生することになるが、その中空の空間に別体の間隔保持体を架橋してスライド荷台の移動を停止させ、スライド荷台上への荷の移載又はスライド荷台上の荷を外部荷棚等に移載する際、スライド荷台上の荷を安定載置できるので、安全な作業を可能にする。
これによって、スライド荷台を使用しての移載作業中におけるスライド荷台の動きによってその上の荷が落下又は大きく移動することを防ぎ、安全な移載を可能にする。
尚、スライド力が油圧・空気圧又は電力を使用したシリンダー、又はスプリングとワイヤ駆動にブレーキ付電動モータを使ったスライド送り装置を用いた機械力による場合は、周知の油圧ロック技術(前進・後退・停止の油路の切換弁又は流量調整弁によるスライド速度の調整・停止等による),ブレーキ付電動モータの使用又はワイヤの移動防止ブレーキ機構等によって、上記の係止手段・ブレーキ機構・間隔保持部材を別に備えなくても、スライド荷台,荷の水平移動・震動・揺れ等をかなり防ぐことができる。
又、図18,55,62に示すような脚部NKを有する大容量のカゴ型脚付コンテナNK又は脚付荷受板40を使用する場合では、カゴ型脚付コンテナNK又は脚付荷受板40の脚部40aがスライド荷台の左右外側になるように浮かしてコンテナ又は荷受板の底面中央をスライド荷台の荷載置面上に載せるようにすれば、スライド荷台を上方に移動し、スライドさせて外部荷台の荷受面の上方までスライドさせ、その後スライド荷台を下降すればその脚部NK,40aが外部荷台の荷受面上に接地してそのままカゴ型脚付コンテナNK・脚付荷受板40を支持させ、その後スライド荷台を少し下降し、スライド荷台を荷搬送作業車の方の台座へ移動させて戻すことで移載完了できる。このように、脚部を有するカゴ型脚付コンテナNK・脚付荷受板40の荷の場合は、スライド荷台9又は脚付荷受板40上への荷の移動労力のみで台座の上下動とスライド荷台の移動のみで作業者の労力をあまり使うことなく外部荷台へ移載が行える。
(櫛歯状保持部材を用いた移載/図30〜35参照)
この櫛歯状に複数本の保持部材を所定間隔で取付けたスライド荷台構造では、このスライド荷台のこの櫛歯状の保持部材の上に荷を置いて、外部荷台の荷受面(外部棚・設置場・格納棚・運送車の荷台等)の場所に移動させる。そして、スライド荷台の上昇と外方へのスライドで外部荷台の荷受面と同じ構造の櫛歯状荷保持部材の上方に位置させ、次にスライド荷台の櫛歯状の保持部材を下降させれば、各保持部材が外部荷台の複数本の荷保持部材の間隙の空間に挿入されて荷保持部材の上端から下方に沈む。これによって、スライド荷台の保持部材上に置かれた荷は、外部荷台の荷受面の荷保持部材の上端に支持される。そして、スライド荷台の櫛歯状の保持部材の上端が外部荷台の荷受面の櫛歯状の荷保持部材の上端より低くした後、スライド荷台を昇降台へスライドして戻せば、荷は外部荷台の荷受面の荷保持部材上に残されて、移載が完了するものである。
外部荷台の荷受面の荷保持部材上に置かれた荷を荷搬送作業車に移載させる場合は、上記の逆の手順の行程で行う。まず、スライド荷台の櫛歯状の各保持部材を外部荷台の荷受面側の櫛歯状の荷保持部材の間隔空間の下方に挿入する。次に、スライド荷台を上昇させてスライド荷台の櫛歯状保持部材を上昇させ、荷保持部材で保持されていた荷をスライド荷台の櫛歯状保持部材で持ち上げる。充分高く持ち上げた後、スライド荷台を台座の方向にスライドさせれば、外部荷台の荷受面の荷を荷搬送作業車に移動できる。その後運送して別の外部荷台の荷受面上に移載すること及び田畑の地面近くに降すことも行える。畑表土とスライド荷台間の荷の移載は、図59,60に示すように本発明の接地ローラガイドを使用すれば労力を大巾に軽減し、迅速に行える。
更に、スライド荷台に櫛歯状保持部材を設け、又外部の荷受面にも櫛歯状の荷保持部材を有する外部荷台との間で、スライド荷台の櫛歯状保持部材上の荷を機械力のみで移載できる。これは脚部を有しないプラスチック製コンテナの荷単体・箱状荷又はそれらの多段多列に段積みした状態のままでも移載できる。更に、脚付荷受板を使用する場合でも荷底面を櫛歯状の保持部材に支持させることで、前記の脚部を有するカゴ型コンテナ同様の移載が可能である。
(フォークを用いた移載)
又、スライド荷台にフォークを取付けた発明では、スライド荷台を上下動と進退させることでフォークを図62の(a)〜(d)に示す荷受パレットNPのフォーク挿入空間NP1に差し入れ、抜き出すことができる。従って、スライド荷台のフォークを外部荷台の荷受面上にある荷受パレットNPとその上の荷Nを移載させる手順は、まず外部荷台に近づいてその荷受面上の荷受パレットNPのフォーク挿入空間NP1に本発明のスライド荷台に取付けたフォークを挿入して、挿入された荷受パレットNPとその上の荷Nを上昇するスライド荷台のフォークで上昇させ、その後スライド荷台を台座方向にスライドさせるとフォーク上の荷受パレットNPとその上の荷Nを持ち上げて台座上までスライドさせ、その後スライド荷台を下降させる。以上の手順でフォークが挿入された外部荷台の荷受面上の荷受パレットNPとその上の荷Nは本発明の荷搬送作業車上に移動することとなる。
次に、荷搬送作業車のスライド荷台のフォークで保持された荷受パレット上に荷を移動させ、その後スライド荷台を上昇させ、スライド荷台のフォークを前方へスライドさせ、外部荷台の荷受面の上方にフォークに保持した荷受パレットNPとその上の荷Nを位置させ、その後スライド荷台のフォークを下降させて荷受パレットNPを外部荷台の荷受面上に接地させて荷受パレット上の荷も外部荷台の荷受面に支持させる。その後、スライド荷台のフォークを少し下降させ、スライド荷台のフォークを台座の方向にスライドさせれば、フォークは接地した荷受パレットのフォーク挿入空間NP1から離脱してフォークが台座上方に戻される。戻された後、フォークに荷受パレットNPを人手作業で挿入して保持すれば、次の荷も同様に外部荷台の荷受面に移載できる。
尚、図36に示す前記底面開放型荷受パレット24を使用すれば、フォークの上から底面開放型荷受パレット24を挿入すればフォークが底面開放型荷受パレット24のフォーク挿入空間に挿入できた状態となるので、この底面開放型荷受パレット24を使用するとスライド荷台のフォークへの荷受パレットの保持と離脱が効率的に行えて、荷の移載作業速度を高められる。
荷を荷搬送作業車のスライド荷台のフォークの上端面又はその上に保持した荷受パレットNP上に移載した後、この作業車を走行させて外部の荷受台又はトラック荷台のある場所まで移動し、そこでスライド荷台のフォークを上昇させて外部の荷受台,トラック荷台の高さより少し高くして、スライド荷台のフォークをこれら外部の荷受台,トラック荷台上まで前進させ、次に少しスライド荷台のフォークを下降させることで、フォークで支持した荷受パレットNPとその上の荷Nを移載する荷受面に置き、次にスライド荷台とフォークを少し下降させて後退させれば荷受パレットと荷は外部の荷受面に残され移載できることとなる。
本発明では、スライド荷台の形態として実施例1に示されるスライド荷台の荷載置面が平面的な矩形状の広い面板のみでスライド可能に構成されるシンプルなスライド荷台の形態と、台座に対してスライドするように取付けられた前後長さが短い面板である連接板を台座上方に残して、この短い連接板にスライド方向に長い保持部材又はフォークを所定間隔離した複数本を櫛歯状に又はコ字状に固着するスライド荷台の形態と、台座上方に配置した所定間隔離した複数本の櫛歯状又はコ字状に配置され、その後部で互に連結されて一体化された複数本の保持部材の櫛歯体、又は複数本のフォークを後部で連結したフォーク体を台座に対しスライド可能に直接取付ける形態とがある。櫛歯状保持部材を用いた場合と、フォークを用いてこれに荷受パレットを保持する場合とで荷載置面の高さを少し異にする。面板の場合は、面板の上面の位置が荷載置面となり、櫛歯状保持部材を使用する場合は保持部材の上端面又は保持部材上に置かれた荷受パレットの上面が荷載置面の高さとなる。更に、フォークを用いた場合はフォークの上端に直接荷を載せる場合はフォークの上端面が、又はフォーク上に荷受パレットを保持する場合は保持された荷受パレットの上面が荷載置面となる。更に、把持金具を下面に取付けた荷受板を上方から保持部材又はフォークに取付ける場合は荷受板の上面が荷載置面となる。更に、底面開放型荷受パレットを使用する場合は、底面開放型荷受パレットの上面が荷載置面となる。更に、荷載置面上に別体の図55に示す高さレベル調整用嵩上げ板18又は嵩上げ台19又は脚付荷受板40を取付けて高さ調整することも可能である。
図1は実施例1の荷搬送作業車のクローラと操作部と昇降台を示す側面図である。 図2は実施例1の荷搬送作業車のクローラと操作部と昇降台を示す平面図である。 図3は実施例1の荷搬送作業車のクローラと操作部と昇降台を示す正面図である。 図4は実施例1の昇降台の台座が上方に位置した状態を示す側面図である。 図5は実施例1の昇降台の台座が上方に位置した状態を示す正面図である。 図6は実施例1の昇降台の台座の取付構造を示す側面図である。 図7は実施例1の昇降台・台座及びスライド荷台の中央横断の拡大断面図である。 図8は実施例1のスライドレールを示す斜視図である。 図9は実施例1のスライドレールを示す拡大縦断面図である。 図10は実施例1のスライド荷台を上方で前方へ移動させた状態を示す側面図である。 図11は実施例1のスライド荷台を上方で前方へ移動させた状態を示す平面図である。 図12は実施例1の昇降台とクロスリンク機構を示す拡大側面図である。 図13は図12のB−B断面図である。 図14は図12のA−A断面図である。 図15は実施例1のクローラの上方にカバー鋼板を取付けてスライド荷台が下方位置にある状態の斜視図である。 図16は図15のカバー鋼板を取付けてスライド荷台を上方位置にした状態の実施例1の斜視図である。 図17は図15のカバー鋼板を取付けてスライド荷台を上方で前方に移動させた状態の実施例1の一部切欠斜視図である。 図18は実施例1の荷搬送作業車によるトラック荷台との間のカゴ型脚付コンテナの移載行程を示す説明図である。 図19は実施例1におけるスライド荷台の係止手段とブレーキ機構例を示す説明図である。 図20は実施例1におけるスライド荷台の係止手段とブレーキ機構の取付例を示す平面図である。 図21は実施例1におけるスライド荷台の係止手段とブレーキ機構の取付位置を示す側面図である。 図22は実施例1の構造においてテレスコープ形油圧シリンダーを使用したスライド送り装置を用いた実施例2の平面図である。 図23は実施例2の車両フレームと昇降台と台座とスライド荷台と油圧シリンダーの構造を示す側面図である。 図24は実施例2のテレスコープ形油圧シリンダーとその油圧の装置を示す説明図である。 図25は実施例1の構造において圧縮スプリングとワイヤと電動モータによるワイヤの巻取り・繰り出しを行うスライド送り装置を付加した実施例3を示す平面図である。 図26は実施例3の側面図である。 図27は実施例3のスライド送り装置の動作を示す説明図である。 図28は実施例3のスライド荷台を前方へ移動させた状態を示す平面図である。 図29は実施例3のスライド荷台を前方へ移動させた状態を示す側面図である。 図30はスライド送り装置がなくスライドフリーの連接板に保持部材を櫛歯状に取付けた固着した実施例4を示す平面図である。 図31は図30のC−C線からの実施例4の断面図である。 図32は実施例4による側面から矢視した荷の移載の行程を示す説明図である。 図33は実施例4の櫛歯状保持部材と外部荷台の荷保持部材による荷の移載の行程を示す説明図である。 図34は実施例4の荷搬送作業車の全体の斜視図である。 図35は実施例4におけるスライド荷台を前方へ移動させた状態を示す平面図である。 図36は実施例4における係止手段とブレーキ機構の配置を示す説明図である。 図37は実施例4の連接板に固着した4本の保持部材をフォークと兼用した他の実施形態例を示す平面図である。 図38は図37の他の実施形態例に使用したフォークを示す断面図である。 図39は実施例5の2本のフォークを後部で連結したフォーク体を示す平面図である。 図40は図39に示すフォーク体を示す側面図である。 図41は図39,40に示すフォーク体を台座に対してスライドレールでスライド可能に取付けて形成されたスライド荷台を有する実施例5の昇降台と台座とスライド荷台の取付構造を示す平面図である。 図42は図41の実施例5の昇降台と台座とスライド荷台の重なり状態の説明図である。 図43は実施例5のスライド荷台のスライド体と台座とスライドレールと昇降台との取付け構造を示す断面図である。 図44は実施例5のスライド荷台を前方に長く移動させた状態を示す平面図である。 図45は実施例5のスライド荷台と昇降台と車両フレームの取付け構造を示す説明図である。 図46は4本の保持部材を後部で連結した櫛歯体をフォーク体とした他の実施形態の櫛歯状フォーク体を示す平面図である。 図47は図46に示すフォーク体の側面図である。 図48は図46,47に示すフォーク体を昇降台・台座にスライドレールを介してスライド自在に取付けた例を示す説明図である。 図49は実施例4又は5で底面開放型荷受パレットを使用した荷の移載行程を示す説明図である。 図50は底面開放型荷受パレットの組立て行程を示す説明図である。 図51は実施例4又は5における底面開放型荷受パレットを用いての荷持ち上げ行程を示す説明図である。 図52はスライド荷台の保持部材又はフォークに下降させて取付けられる荷受板を示す説明図である。 図53はスライド荷台先端と外部荷台との間に架け渡すローラガイドの使用状態を示す側面図である。 図54は図53のローラガイドの使用状態を示す平面図である。 図55はスライド荷台の載置面の高さ調整用の嵩上げ板と嵩上げ台及び脚付荷受板を示す説明図である。 図56はスライド荷台と台座間の間隔に取付ける間隔保持部材の取付状態を示す平面図である。 図57は図56の間隔保持部材の取付状態を示す説明図である。 図58は本発明のスライド送り装置の他の形態例を示す説明図である。 図59は本発明の接地ローラガイドを示す側面図である。 図60は本発明の接地ローラガイドを示す平面図である。 図61本発明における車両フレームにおけるスライド荷台の取付位置とスライド方向の種々の形態例を示す説明図である。 図62は従来の荷受パレットの種々の形態例を示す説明図である。
本発明では、昇降台の上方の台座にスライド自在に取付けるスライド荷台の形状として、下記のタイプイ,ロ,ハがある。
(イ)実施例1,2,3の如く台座の平面形状と略同じ程の広い面板の形態のタイプイ、
(ロ)上記面板より前後長が短い連接板を台座にスライド自在に取付け、同連接板にスライド方向に長い複数の保持部材を所定間隔で櫛歯状に固着したタイプ又は同じ前記の連接板にフォークを2本以上固着した実施例4のタイプロ、
(ハ)前後方向に長い複数の櫛歯状の保持部材を所定本数その後部で連結して一体化した櫛歯体又は長い複数のフォークをその後部で連結して一体化したフォーク体を前記台座にスライド可能に直接取付けた実施例5のタイプハとがある。
更に、本発明のスライド荷台を台座に対しスライド可能にする機構として、前記スライドレールを使用以外にスライド荷台と台座との間にスライドする長いスライド筒又はスライドフレームとこれに貫入してスライドするスライド軸体又はスライドフレームで摺動自在にする方法がある。
又、本発明のスライド荷台をスライドさせる力は、作業者の手で押付けることで前後に移動させる形態aと、油圧・空気圧又は電動の動力源のシリンダーによる前後動、スプリング付勢とワイヤ引き戻しを利用したブレーキ付モータを使用したワイヤ操作による前後動、送りネジ軸の回転による前後動、ラックピニオンによるラックの前後送り等のピニオン回転モータ使用の駆動装置を用いてのスライド荷台を機械力で前後に送り、且つ所定位置で停止できるようにする形態bとがあり、前者の形態aは駆動力装置・機構が不要で構造がシンプルで安価で製作できるが、別にスライド荷台を所定位置で係止する係止手段又はブレーキ機構を安全の為に設ける必要がある。
このように、本発明ではスライド荷台を前後方向に押付ける力が作業者である形態aと機械力である形態bで、更にスライド荷台の構造タイプの前記タイプイ,ロ,ハとの組み合せで種々の構造のものが可能であり、いずれも本発明に含まれるものである。
更に、本発明では上記形態・タイプの組み合せの構造とした上で、更に本発明を使い易くする器具として、「把持金具付荷受板」,「底面開放型荷受パレット」,「脚付荷受板」を提示している。「把持金具付荷受板」は複数本の櫛歯状保持部材,フォークを有するスライド荷台の荷載置面を面板状にすることができ、又「底面開放型荷受パレット」は複数本のフォーク・保持部材を有するスライド荷台での荷受パレットの保持・分離を容易にし、フォーク・保持部材を使った荷移送を荷受パレットを使って容易・迅速にできるようにしている。
加えて、スライド荷台に「嵩上げ板」,「嵩上げ台」,「ローラガイド」,「間隔保持板」,「接地ローラガイド」を使用することで、本発明の作業を確実迅速で容易に、安全又は労力を軽減するようにできる。
以下、本発明の種々の実施例1〜5及びその変形の形態例を図面に基づいて説明する。
いずれの実施例も農作業用の荷搬送作業車の例で、エンジンでクローラを駆動して自走でき、その操作部を後方に配置したものである。又、昇降台はいずれも車両フレームに取付けたクロスリンク機構のリンクを油圧シリンダーで作動させ、昇降台を上下動させ且つ所定の高さで油圧ロックして(油圧路を閉じて)静止させることができる昇降動力手段を有し、更に、スライド荷台のスライド機構は昇降台の上方に配置した台座とスライド荷台との間に公知のスライドレールを介在させ、筺体側のスライドレール枠体を台座の側面に取付け、スライドレールの引き出し側をスライド荷台に固着してスライド荷台を台座に対して進退可能とした構造例である。スライド台のスライドは作業者の押付力で行う前記形態aの構造と、油圧・空気圧又は電力等の駆動源を用いて機械力で送るスライド送り装置を有する前記形態bの構造とがある。後者の場合、スライド荷台の静止・停止ブレーキを油路・空気圧のロック・ブレーキ付モータを使用することで与えることができ、係止手段・ブレーキ機構を不要にできることが多い。
(実施例1〜5の特徴説明)
(実施例1)
図1〜21に示す実施例1は矩形状の水平な面板を有するスライド荷台とした本発明の基本の実施例で、スライド荷台は水平な面板で、スライドレールで台座上方にスライド荷台をスライドフリーに取付け、作業者の押付力でもって進退可能となるように取付けられている。そして、スライド荷台の面板と台座側を所定位置で貫通したピン孔と同ピン孔に脱着自在な係止ピンとを備え、係止ピンをピン孔に挿入と引抜きすることで静止・スライド可能とする係止手段と、同係止ピンをスライド荷台の面板底面に押し付けて発生する摩擦力によるブレーキ力を前記所定位置以外の任意のスライド位置で与えるブレーキ機構を備えている。又、前記面板の上面をスライド荷台の荷載置面とする例である。
(実施例2)
図22〜24に示す実施例2は、実施例1の構造のスライドフリーのスライド荷台を押付けて進退可能にする装置として、テレスコープ形油圧シリンダーを用いたスライド送り装置15を設け、同装置の機械力(油圧力)で進退・停止させるものであり、その油圧路の前進・後退・停止保持の手動操作の切換えが行える制御部を備えた例である。この実施例2では実施例1のピン孔・係止ピンによる係止手段及び係止ピンの面板裏面(底面)への押し付けによるブレーキ機構は削除している。これら係止手段とブレーキ機構の作用は、テレスコープ形油圧シリンダーの停止における油圧路のロックによってスライド荷台の停止位置を強く保持できるようにして代用した例である。
(実施例3)
図25〜29に示す実施例3は、実施例2の油圧シリンダーを用いたスライド送り装置15に代えて前記スライド荷台の前記面板を前方に付勢する圧縮スプリングと,面板を前記圧縮スプリングの付勢力に抗して台座方向に引き戻すワイヤと,同ワイヤの巻取繰り出しする巻取車を正逆回転し停止時にはブレーキを働かせるブレーキ付電動モータと,前記ブレーキ付電動モータを正逆回転と停止ができるように手操作で制御できる制御部とを備えたスライド送り装置16を使用し、これによって機械力で前記スライド荷台を前後停止を行う例であり、この例でもピン孔と係止ピンの係止手段も又係止ピンによるブレーキ機構を不要にできる例である。
(実施例4)
図30〜36に示す実施例4は、実施例1の台座と大略同じ寸法の矩形状の面板に代えて、実施例1の面板の上面の前半部を切除した面板の後部だけ残したスライド自在の連接板に複数の保持部材又は複数のフォークを櫛歯状又はコ字状に取付けた例であり、実施例4の基本形態ではスライド送り装置はなく手作業による押付力でスライド荷台をスライドさせる例である。そのため、基本形態では実施例1のピン孔と係止ピンによる係止手段と係止ピンによるブレーキ機構を基本的に有する例となっている。
この実施例4において、この基本形態の係止手段とブレーキ機構を省いて実施例2,3同様に油圧・空気圧又は電力の動力源を用いたスライド送り装置15あるいは圧縮スプリングとワイヤの巻取り繰り出しをブレーキ付モータで行う等のスライド送り装置16を組み合わせる形態もある。この場合は、これらスライド送り装置でスライド荷台を押付けてスライドさせるもので、機械力で荷の移載を大部分行える。尚、上記の組み合せた形態の構造の図面は、実施例2,3の構造図面でスライド荷台の形状が違うのみであるので、図面は省略している。この形態も本発明に含まれる。
図37,38は保持部材が図37に示すフォークと兼用させた実施例4の他の実施形態を示す図面である。
(実施例5)
図39〜48は複数のフォーク又は保持部材を後部で連結して一体化したフォーク体又は櫛歯体を台座に対してスライドレールを介して直接スライド自在に取付ける構造のスライド荷台の実施例5の基本形態であり、スライド荷台は作業者の押付力によりスライドさせ、又前記係止手段・ブレーキ機構を備えている例である。実施例4と実施例5の違いは、実施例4ではフォーク又は保持部材をスライドする連接板を介して取付けてスライド可能になるに対し、実施例5では櫛歯状の保持部材を後部で連結して一体化した櫛歯体又はフォークを複数本を後部で連結して一体化したフォーク体をスライドレールを介して直接台座に取付ける点で構成を相違しているだけである。その点以外はその作用効果には実施例4,5は同じである。
図46,47,48は実施例5におけるフォーク体として、4本の保持部材を後部で連結した図47の櫛歯体をフォーク体と兼用した他形態を示す図面である。
(実施例に用いられるその他の補助器具)
図49〜51は実施例4,5の保持部材,フォーク,櫛歯体,フォーク体に上方から保持させることができる底面開放型荷受パレットの構造,使用例を示す説明図である。前記実施例4,5の基本形態の構造は、いずれも実施例2,3同様にスライド送り装置を組み合せることは明白にできる。但し、その組み合せの図面は省略している。これらの組み合せの場合は機械力で移載を行える。
図52は本発明の保持部材,フォークに下降させて取付けるスライド荷台に脱着自在な把持金具付荷受板の図面である。
図53〜61は本発明に備えると、荷の移載・移動・持ち上げを容易に又は労力を軽減させることができる作業効率を高めるローラガイド,嵩上げ板,嵩上げ台,脚付荷受板,間隔保持部材,接地ローラガイドに関する。接地ローラガイド30は、スライド荷台9を畑表土又は地上・地表・道路面上の間で荷(農作物,農機具)を移載する機具であり、畑表土等にある荷を水平部のフリーローラ群とそこから傾斜してスライド荷台の上面よりやや高い位置まで延びたフリーローラ群とを車両フレーム2・台座50側に脱着自在に装置できる器具である。
実施例1及び実施例4,5の基本形態ではスライド送り装置を設けていず、スライドレールでスライド荷台は台座に対しスライド自在である例であり、従ってピン孔と係止ピンによる実施例1同様のスライド荷台を所定の位置で停止させる係止手段と、係止ピンによる摩擦によるブレーキを発生させるブレーキ機構を有している。
他方、実施例2,3はスライド送り装置を有している。実施例2では実施例1のスライド荷台と台座との間にテレスコープ形油圧シリンダーを用いてその油圧路の手動操作の制御部のコントローラ26による切換えで、スライド荷台の進退・停止を可能にしている。実施例3では、これが圧縮スプリングと引き戻しワイヤとを用いてスライド荷台の前進・後退・停止させるワイヤのワイヤ巻取車を正逆停止できるブレーキ付電動モータによってワイヤの繰り出し・巻き取りを行って、スライド荷台の前進・後退・停止させている。この実施例2,3のスライド送り装置又は図58に示す他の形態のスライド送り装置を実施例4,5の基本形態にも実施例2,3同様に装置できるものもある。これらも本発明に含まれるものであり、図面は省略している。
尚、スライド荷台を前進・後退・停止させるスライド送り装置の動力・機構は実施例2のテレスコープ形シリンダーを油圧以外に空気圧又は電力を動力源とするシリンダーあるいはモータを使用した他の機構(例えば、図58に示すようなモータで正逆回転停止できる送りねじ軸をスライド荷台に螺合することでもスライド荷台を前進・後退・停止できる。又は、長いロッドストロークの電動シリンダーでも可能である。あるいは、電力で動くリニアスライダー又はラックピニオンで長尺ラックを進退・後退・停止すること)でも可能である。
いずれの実施例1〜5,その他の形態例はいずれも農作業の農作物収穫物、植付農作物、農業機器の運搬用の荷搬送作業車の例である。
(実施例の構成の説明)
以下、実施例の図中の符号の説明をする。尚、実施例1〜5で共通の構成については同一符号を付している。G,G,G,G,Gは本発明の実施例1,2,3,4,5の荷搬送作業車、Nは移載・搬送する荷で、カゴ型脚付コンテナNK・箱型プラスチック製コンテナNB・機械であり、NKはカゴ型脚付コンテナNKの脚部である。1は車両フレーム2に取付けた走行用クローラ、1aはクローラベルト、1bはクローラ1,車両フレーム2の上方を覆う略箱形状のカバー鋼板、2は実施例1〜5の荷搬送作業車G,G,G,G,Gの車両フレーム、2aは車両フレーム2の前後左右端に設置されたカバー鋼板1bを保持するための傾斜したガイド2bを有する拘束枠、2a11はカバー鋼板1bを拘束枠2aを介して車両フレーム2に固着するボルト、3はクローラ1の動力装置と制御を有する駆動部、5は車両フレーム2に対し上下動する昇降台、50は昇降台5の上方の台座、51は前記台座の主フレームとなる断面コ字状の台フレーム、5cは台フレーム51のコ字状の空間に形成された横溝、5dは台座50の左右端から下方に折曲した左右折曲部、5fは台座50の前部に設けた係止手段の係止ピン11aを挿通するピン孔である。6は台座50を上下動可能にするクロスリンク機構、6aは同クロスリンク機構の一定間隔離した左右それぞれに設けた前後一対のクロスリンク、6bはクロスリンク6aの車両フレーム2の前方位置で回動自在に支える前下方定位置枢支部、6cはクロスリンク6aの車両フレーム2の後方で回動自在に支える後下方可動枢支部、6dはクロスリンク6aの昇降台5の前上方位置で回動自在に支える前上方定位置枢支軸、6eはクロスリンク6aの昇降台5の後上方位置で回動自在に支える後上方可動枢支軸、6fは左右のクロスリンク6aの中間を連接する中間連接軸、7は昇降動力手段、7aは前記昇降動力手段7に用いた油圧シリンダー、7bは同油圧シリンダーのシリンダーロッド、7cはシリンダーロッド7bの先端部をクロスリンク6aに固着した作動点、7dは油圧シリンダー7aの車両フレームに固着したシリンダーハウジング固定部、9は面板形態のスライド荷台、9aはスライド荷台9の荷載置面の面板、9bはスライド荷台9の左右端から下方に折曲した左右折曲部、9cは面板9aの後部を後方に延長した延長板、10は公知のスライドレール、10aは筺体側レール、10aは外側取付面、10bは中間レール、10bはベアリング、10cは引き出し側レール、10cは内側取付面、11はスライド荷台9を台座50真上で連結して静止させるブレーキ機構を兼ねる係止手段、11aは台座50とスライド荷台9を貫通したピン孔11bに挿入される係止ピン、11bは係止ピン11aを挿入するスライド荷台9に設けたピン孔、11cは係止ピンが面板9aから長く突出しないようにする止ピン、11dは係止ピン11aの上端に設けたブレーキパッド、11eはそのブレーキパッド11dと係止ピン11aをスライド荷台9の下面に加圧するスプリング、11fは係止ピン11aを上下動自在に昇降台5の台座50の裏面に取付ける保持アーム、11gはスプリング11eの上端と止ピン11cとの間に介在させたスプリング受ワッシャ、11hは係止ピン11aを上下動する操作の為のハンドルである。
(実施例1)
図1〜21に示す実施例1は、上面の面板9aを荷載置面とするスライド荷台9をスライドレール10で台座50にスライド可能に取付け、これにブレーキ機構を兼用した係止ピン11aによる係止手段11をスライド荷台9と台座50間に設けた例である。又、スライド荷台9のスライドは作業者の押付力になされ、荷移載作業を主に行う本発明の基本的形態の実施例である。
実施例1の台座50の上下動の機構は、車両フレーム2と台座50との間にクロスリンク機構6を取付けて台座50を上下させている。このクロスリンク機構6は左右それぞれにX字状にクロスリンク6aを配置し、前方のクロスリンク6aの前下端は車両フレーム2の水平な断面コ字状の横溝2cの前方の定位置の前下方定位置枢支部6bで軸着され、又前方のクロスリンク6aの上端は後上方可動枢支軸6eで台座50の水平な断面コ字状の台フレーム51の横溝5cに水平移動可能に嵌入している。又、後方のクロスリンク6aの後下方可動枢支部6cは前記車両フレーム2の前記横溝2cの後方に嵌入して水平移動可能となっている。又、後方のクロスリンク6aの上端は前上方定位置枢支軸6dで昇降台5の前記水平な断面コ字状の台フレーム51の横溝5cの前方の定位置で軸着されている。
又、左右それぞれ取付けられる前方クロスリンク6aと後方クロスリンク6aとはX状に交差した中間位置で左右に延びた中間連接軸6fで連結されている。
そして、左右それぞれある前方クロスリンク6aの下端の前下方定位置枢支部6bに軸着した回動アーム(図示せず)の途中の作動点7cに昇降台の台座50の昇降用油圧シリンダー7aのシリンダーロッド7bの先端が取り付けられ、シリンダーハウジング固定部7dが車両フレーム2側に取付けられ、油圧シリンダー7aは油圧でシリンダーロッド7bを伸縮させる。その伸縮に応じて作動点7cに油圧力が作用して前下方定位置枢支部6bまわりに回動してこれに軸着した前方のクロスリンク6aの傾き角を変える。左右あるクロスリンク6aの傾きは左右同期して変化して上方に取付けた台座50は傾きに応じて車両フレーム2に対して上下動する。これらの油圧制御は操作部21又はコントローラ26でなされる(図24参照)。
これらの構造は、図1〜17,24に主に記載している。
次に、実施例1のスライド荷台9のスライド構造に使用するスライドレール10は図8〜9に示している。上下動する台座50の上に上面が面板9aでその左右端を下方に折曲しているスライド荷台9を配置している。スライド荷台9と台座50とはベアリング10bを介在させた内側・中間・外側レールの筺体側・中枠・引き出し側の3段式の公知のスライドレール10を介して取付けられている。スライドレール10の筺体側レール10aを台座50の左右折曲部5dにネジで連結し、又引き出し側レール10cをスライド荷台9の外側に折曲した左右折曲部9bにネジで連結していて、スライド荷台9は台座50に対しベアリング10bで水平に進退可能となっている。
尚、台座50自体の前後移動・揺れは所定高さにする油圧シリンダー7aの油圧ロック(油路に設けた上・下・停止の三方切換弁の停止で油路を閉じること)によって抑えられる(図24参照)。
次に、実施例1に取付けられる作業者が押付けて移動させるスライドフリーのスライド荷台9における係止手段11とブレーキ機構の説明をする。
図19〜21に示すように、実施例1ではスライド荷台9が荷移載作業中に勝手に移動したり、揺動すると荷落下等の事故を生起するので、これを防ぐため実施例1では係止ピン11aを用いた係止手段11と、係止ではなく移動・揺れを抑えるブレーキ機構の兼用する構造が設けられている。図19(b)は係止状態を、図19(a)はブレーキ状態を示す。
図19,20に示すように、スライド荷台9と台座50の重なる台座50の先端の下面に図19,21のように上下動できる係止ピン11aをスプリング11eで上方に付勢するように取付け、係止ピン11aが挿入できるピン孔5f,11bを台座50先端部とスライド荷台9の後端部に設ける。スライド荷台9が前方に長く移動する場合は、図20,21に示すようにスライド荷台9の面板9aの後端に延長板9cを設け、この延長板9cに前記ピン孔11bを設ける。
又、係止ピン11aの先端下方部分に係止ピン11aがスライド荷台9の面板9aから長く突出しないようにする止ピン11cを設けている。係止ピン11aがスライド荷台9から長く突出すると荷Nのスライド荷台9上での荷の移動の支障となるので長く突出させない。支障にならない程度の突出とする。又、係止ピン11aの先端は丸味又はフラットとなってブレーキパット11dとなっていて、係止ピン11aが前記ピン孔11bを貫通しない状態でスライド荷台9の面板9aの裏面を移動している場合は、係止ピン11aの先端部のブレーキパット11dがスライド荷台9の底面(面板9a)と接触してスプリング11eの付勢力で摩擦力(ブレーキ力)を発生させてスライド荷台9の移動・揺動を抑止するようにしている。21は荷搬送作業車G,G,G,G,Gの操作部、21aは操作部21のハンドル、26は図24に示すように油圧シリンダー7a及びスライド送り装置15に使用するテレスコープ形油圧シリンダー15aの油圧を制御する電気式コントローラである。油圧の場合、前進・後退・停止の切換弁を設け、又流量を絞る伸縮速度の遅・速の制御を電気式コントローラ26で行えば、現場をみながら正確に制御できるようになっている。
(実施例1の荷の移載作業)
本実施例1では、荷搬送作業車Gのスライド荷台9上に荷を載せるには、直接荷Nを置いた現場(田畑土)からの作業者の持ち上げ移動作業による。又は、外部荷台14上の荷Nの場所まで荷搬送作業車Gで移動し、そして荷Nに近くまでスライドして近接させたスライド荷台9上に外部荷台14上の荷Nを作業者の手作業で持ち上げ移載する。又は、図59,60で示す傾斜した接地ローラガイドを用いた荷をそのフリーローラ上に置いて、引っぱって高い台座レベルまで持ち上げる。
スライド荷台9の面板9aの荷載置面に荷を置いた後、移載する外部荷台14の荷受面14a(外部荷棚の荷受面又はトラックの荷受面又は田畑の地面等)へクローラ作動させて運送させる。運送の前に係止手段11の係止ピン11aをスライド荷台側のピン孔11bに挿入して荷Nのスライド荷台9の運送中の移動・揺れ・落下を少なくする。尚、台座50の動きは上下動用の油圧シリンダー7aの油圧ロックで動きを停止又は緩和することができている。尚、運送中は台座50・スライド荷台9を下降させ、低位置にする方が安全となる。
荷搬送作業車Gをクローラ1を作動させて所定の場所まで移動させた後、油圧シリンダー7aを作動させ、台座50及びスライド荷台9を移載する外部荷台14の荷受面14aの高さ又はそれより少し高い状態にして、次にスライド荷台9を作業者の力でもって外部荷台14の荷受面14aに近づけるようにスライドさせ、近づいた外部荷台14の荷受面14a上の荷を作業者の手作業で持ち上げて移動させて荷を所定の外部荷台14の荷受面14aに置く。
このように、作業者の労力はスライド荷台9から外部荷台14の荷受面14aへの荷の持ち上げての短い水平移動で済むので、移載作業を大巾に軽減できる。外部荷台14の荷受面14a上の荷Nを荷搬送作業車Gのスライド荷台9上への荷Nの移載も逆の手順で行え、この方の移載も軽い労力で行えるものとした。
(実施例2,3)
図22〜24に示す実施例2は、実施例1の構造のスライド荷台9をスライドさせるのに、テレスコープ形油圧シリンダー15aを用いたスライド送り装置15を設け、同装置の機械力で進退・停止させるものであり、図24に示すようにその油圧路の前進・後退・停止保持の手動操作の切換えが行える制御部のコントローラ26を備えた例である。この実施例2では実施例1のピン孔・係止ピンによる係止手段及び係止ピンの面板裏面(底面)への押し付けによるブレーキ機構は削除している。これら係止手段とブレーキ機構に代え、油圧シリンダー15aの停止における油圧路のロックによってスライド荷台の停止位置を強く保持できるようにした例である。
又、図25〜29に示す実施例3は、実施例1の油圧シリンダーを用いたスライド送り装置15に代えてスライド荷台9の面板9aを前方に付勢する圧縮スプリング16dと面板9aを前記圧縮スプリングの付勢力に抗して台座50方向に引き戻すワイヤ16eと同ワイヤの巻取繰り出しするワイヤ巻取車16fをブレーキ付電動モータ16gと前記ブレーキ付電動モータを正逆回転と停止ができるように手操作で制御できる制御部のコントローラ26とを備えたスライド送り装置16を使用し、これによって機械力でスライド荷台9を前後停止を行う例であり、この例でもピン孔と係止ピンの係止手段も又係止ピンによるブレーキ機構を不要にした例である。
(実施例2,3の動作)
更に、実施例2,3で図22〜29で示すようなスライド荷台9のスライド力を多段式伸縮の如きテレスコープ形の油圧シリンダー15aを用いたスライド送り装置15又は圧縮スプリング16dのスプリング力をワイヤ16eとワイヤ巻取り用電動モータ16gで規制してスライド荷台9を進退できるスライド送り装置16を使用する例では、油圧シリンダー15a及び電動モータ16gの制御でスライド荷台9の停止・作動・スライドスピードの調整及び停止の係止力及び揺動防止等は油圧の任意位置での油圧ロック・油流制御又は電動モータ16gの正逆切換えとブレーキ付停止によって行え、スライド荷台9のスライドを機械で制御でき、人の労力を更に軽減できる。
(実施例4)
図30〜36に示す実施例4は、上面を面板9aとしたスライド荷台9の実施例1に代え、実施例1の面板9aの前方の6〜8割を開口させ、残った後方の面板9aの連接板9rの上に櫛歯状に断面箱形状の中空のスライド方向に長く延びた保持部材9eを4本並設したものであり、又この4本の保持部材9eが荷受パレット23に挿入するフォークを兼ねた例としている。又、9dは実施例1のスライド荷台9の水平な矩形状の面板9aの前方を切削した開口部、9eは開口部9dを有する面板9aの後部の連接板9rに熔着した櫛歯状の断面中空のスライド方向に延身した4本の保持部材で、フォークを兼用している。9fは同保持部材9e間の間隔である。この保持部材9eの底面及び台座50に係止手段11の係止ピン11aのピン孔11bを設けている。この保持部材9eとの上端面がスライド荷台9の荷載置面としている。
又、係止手段11とブレーキ機構として図19〜21の機構を採用し、係止ピン11aは前記保持部材9eの底面と接触してブレーキ力を発生させている。ピン孔11bは、保持部材9eの底面の後部又は残った後部の面板9aに1つ又は複数設けている(ピン孔の図は図示していない)。この係止力とブレーキ力は前記実施例1の機構と同じような働きとなっている。
実施例4の櫛歯状の前方に長い保持部材9eは所定間隔離して4本設けられている。又、保持部材9eの高さは使用する荷受パレットNPのフォーク挿入空間NP1の高さより低いものとしてフォークとしても使用できるようにしている。スライド荷台9の荷載置面は保持部材9eの上端面とし、又フォークとして使用する場合はフォークに保持した荷受パレット23(NP)の上面を荷載置面とする。又、櫛歯状保持部材9eを使用する場合の移載先の外部荷台の荷受面14aには4本の保持部材9eが挿入できる間隔をもって複数本の櫛歯状配置の荷保持部材14bを並設し、しかも荷保持部材14bの高さはスライド荷台側の保持部材9eの高さより高くする。
この実施例4において、スライド荷台9をスライド送り装置で機械的に進退させる場合は、スライド荷台9のスライド力をテレスコープ形油圧シリンダー15aを用いたスライド送り装置15を使用する。この点で実施例2と同様である。この機械力を用いる例も本発明に含まれる。
(実施例4・5の櫛歯状保持部材を使っての移載作業)
荷棚・トラックの荷台の外部荷台14の荷受面14aの荷保持部材14b上に載置された荷Nを実施例4の荷搬送作業車Gに移載する場合は、荷搬送作業車Gを外部荷台14の荷受面14aの場所に移動し、スライド荷台9の保持部材9eを外部荷台14の荷受面14aの荷保持部材14bの間隔空間に挿入できる位置とした後荷保持部材14bの下位の低位置に下降させる。次に、各保持部材9eをスライドして長く前方へ突出させ、各保持部材9eを荷保持部材14bの間隔空間深くまで挿入する。
その後、台座50・スライド荷台9を上昇させると、前記櫛歯状の保持部材9eは櫛歯状の荷保持部材14bの間隔空間の上方へ持ち上り、その上端面が荷保持部材14bの上端より高くなると荷保持部材14bの上端に載置された荷Nはスライド荷台9の櫛歯状の保持部材9eの上端で保持され、スライド荷台9を更に高く持ち上げることで荷Nはスライド荷台9の保持部材9eで支持され、同保持部材9eが荷保持部材14bの上端より高く持ち上げた後スライド荷台9を台座50の方向にスライドさせ、台座50上まで低くする。これによって、荷Nは外部荷台14の荷受面14aから荷搬送作業車Gの台座50上方のスライド荷台9上へ移載完了する。荷搬送作業車Gの上のスライド荷台9上に移載した後、前記の様に係止ピン11aをピン孔11bに挿入して係止手段11でスライド荷台9を台座50からスライドしないようにして実施例4の荷搬送作業車Gを荷移載場所へ移動し、次の移載の場所(別の外部荷台の荷受面・トラックの荷台・加工工場・田畑の土上等の場所)へ移動し、次の外部荷台の荷受面14aに前記の荷保持部材14bが並設している場合は、前の移載の手順の逆手順でスライド荷台上の荷を外部荷台の荷受面14aの荷保持部材14b上にしてスライド荷台9の下降・スライド後退の手順で荷移載が可能となる。
外部荷台14の荷受面14aに櫛歯状の荷保持部材14bが設備されていない場合は、外部荷台14の荷受面14aより少し高めに前方までスライドさせたスライド荷台9から作業者による持ち上げ移動の労力で外部荷台の荷受面14aへ移載できる。この場合でも、作業者の労力は大巾に軽減できる。
(実施例5のフォーク使用)
更に、櫛歯状保持部材9eをフォークとして使用する実施例5の対応の場合は、外部荷台14の荷受面14aの場所まで荷搬送作業車Gを移動させ、置かれた荷受パレット23のフォーク挿入空間の高さに、荷搬送作業車Gのスライド荷台9のフォークの上下高さを調整させ、次にスライド荷台9を前方へスライドさせることで、フォークを荷受パレット23のフォーク挿入空間に差し込み、その後スライド荷台9を上昇させることでスライド荷台9のフォークは荷受パレット23及びその上の荷Nを持ち上げ、そして昇降台5方向にスライドさせることで荷搬送作業車Gの台座50の方へ移動させることができる。
その後、荷Nを移動先(トラックの荷台,荷棚,田畑等)へ運送し、スライド荷台9を上下動とスライドさせて外部荷台14の荷受面14a上に置くと、荷受パレット23がその外部荷台14の荷受面14aに接地し、荷受パレット23とその上の荷Nは外部荷台14の荷受面14a上で支持され、移載完了する。その後、スライド荷台9を少し下降させてスライド荷台9のフォークを昇降台5方向に戻すことで荷受パレット23から引き抜き、台座50上に戻される。
(底面開放型荷受パレットの使用)
尚、この櫛歯状保持部材9eをフォークとして使用する場合、図25,26に示す底面開放型荷受パレット24を使用する場合、フォークの上方から保持でき、又上方へ分離取り出しが容易にでき、荷受パレットのフォーク(保持部材9e)への挿入・保持と荷受パレットをフォークからの取り外しが容易となり、荷移載を使い易くできる。
(実施例3,4にスライド送り装置を設けた形態例)
更に、上記実施例3,4において実施例2,3で図22〜29で示すようなスライド荷台9のスライド力を多段式伸縮の如きテレスコープ形の油圧シリンダー15a又は圧縮スプリング16dのスプリング力をワイヤ16eとワイヤ巻取り用電動モータ16gで規制してスライド荷台9を進退できるスライド送り装置を設けた例では、油圧シリンダー15a及び電動モータ16gの制御でスライド荷台9の停止・作動・スライドスピードの調整及び停止の係止力及び揺動防止等は油圧の任意位置での油圧ロック・油流制御又は電動モータ16gの正逆切換えとブレーキ付停止によって行え、スライド荷台9のスライドを機械で制御でき、人の労力を更に軽減できる。この形態では、作業者によるスライド荷台9のスライドの停止・揺れ防止の係止手段11及びブレーキ機構も省けて、制御器のコントローラ26のみの操作で移載作業ができ、労力を更に軽減でき、又重大事故が生じない場所からの離れた有線無線操作又は有線の制御装置・コントローラ又は操作部21で行えれば更に安全にもなる。
更に、上記実施例1又は3,4の基本形態において、スライド荷台9が台座50から大きく前方にスライドした場合、スライド荷台の後端と台座50の前端との間に大きな間隔が発生する場合の安全上の対応としてスライド荷台9の後端と台座50の前端との間に断面π形状の別体の間隔保持部材25を架橋するようにして取付けられればこの間隔を間隔保持できて、スライド荷台9が不安定になることなく保持でき、荷Nのスライド荷台9上に移載する作業及びスライド荷台9のスライドによって荷Nが不安定になることなく、安全な荷移動を可能にする。ある程度、スライド荷台9を台座50方向に戻した後、間隔保持部材25を取り外せば通常通り使用できる。この間隔保持部材25は、機械力で移動させるスライド送り装置を有する場合は不要にできる。
更に、実施例2の櫛歯状保持部材9e又はフォークを取付けた構造のスライド荷台9の場合において前記櫛歯状保持部材9e又はフォークの上端に、所定厚みの図52に示す荷受板20を脱着自在に上方から取付けられるようにすれば、本発明の上記構造のスライド荷台9に前記荷受板20を取付けることで面板9aと同じ荷載置面にでき、又前記荷受板20を取り外せば櫛歯状保持部材9e又は荷受パレットの移載用のフォークを用いての多様な移載ができる。特に、本発明で前記荷受板20又は底面開放型荷受パレット24を備えれば荷に応じた適切な移載搬送が行える。図65中、20は荷受板、20aは荷受板20の下面に取付けられて保持部材又はフォークを挟持する金属製把持金具である。
本発明は、農作業ばかりでなく工場倉庫でも荷搬送作業車として使用できる。
,G,G,G,G 実施例の荷搬送作業車
T トラック車
荷台
N 荷
NB 箱型プラスチック製コンテナ
NK カゴ型脚付コンテナ
NK 脚部
NP 荷受パレット
NP1 フォーク挿入空間
1 クローラ
1a クローラベルト
1b カバー鋼板
2 車両フレーム
2a 拘束枠
2a11 ボルト
2b ガイド
3 駆動部
3a ストッパー杆
5 昇降台
50 台座
51 台フレーム
5c 横溝
5d 左右折曲部
5f ピン孔
5g ステー板
6 クロスリンク機構
6a クロスリンク
6b 前下方定位置枢支部
6c 後下方可動枢支部
6d 前上方定位置枢支軸
6e 後上方可動枢支軸
6f 中間連接軸
7 昇降動力手段
7a 油圧シリンダー
7b シリンダーロッド
7c 作動点
7d シリンダーハウジング固定部
9 スライド荷台
9a 面板
9b 左右折曲部
9c 延長板
9d 開口部
9r 連接板
9e 保持部材(フォーク兼用)
9f 間隔
9g 櫛歯体
9h フォーク
9j フォーク体
9k 先細部
10 スライドレール
10a 筺体側レール
10b 中間レール(中枠)
10b ベアリング
10c 引き出し側レール
11 係止手段
11a 係止ピン
11b ピン孔
11c 止ピン
11d ブレーキパット
11e スプリング
11f 保持アーム
11g スプリング受ワッシャ
11h ハンドル
14 外部荷台
14a 荷受面
14b 荷保持部材
15 スライド送り装置
15a 油圧シリンダー
15b シリンダー筒体
15c 連結点
15d ケーシング固定点
16 スライド送り装置
16a,16b,16c 摺動する筒体
16d 圧縮スプリング
16e ワイヤ
16f ワイヤ巻取車
16g 電動モータ
17 ローラガイド
17a ガイドフレーム
17b フリーローラ
17c 係止軸
18 嵩上げ板
19 嵩上げ台
20 荷受板
20a 把持金具
21 操作部
21a ハンドル
23 荷受パレット
24 底面開放型荷受パレット
24a 荷受天板
24b 左右縦枠
24c 中間縦壁
24d 後縦枠
24f コ字状鋼材
24g 木ネジ
25 間隔保持部材
26 コントローラ
30 接地ローラガイド
30a フリーローラ
30b ガイドフレーム
30c 車輪
30d 係止部
30e 連結部
40 脚付荷受板
40a 脚部

Claims (24)

  1. クローラ又はタイヤを用いて自走可能な又は牽引されて走行できる車両フレームに、
    搬送される荷を支持する台座を上方に有し且つ前記台座を前記車両フレームに対して上下動可能のように取付けた昇降台と、
    前記昇降台の前記台座を前記車両フレームに対して上下動させ且つ所定高さで静止保持できる昇降動力手段と、
    前記昇降台の前記台座に取付けられ、しかも前記台座位置から外方向に向って水平にスライドでき且つ荷を載置する荷載置面を有するスライド荷台と、
    更に前記スライド荷台を所定のスライド位置又は任意のスライド位置で前記台座に対しスライドしないように静止保持できる係止手段とを備え、
    前記スライド荷台の前記荷載置面上の荷を前記車両フレームの走行で搬送できるとともに、
    前記昇降動力手段を作動させることで前記スライド荷台の前記荷載置面を所定の高さまで上下動できて、加えて前記スライド荷台のスライドによって前記スライド荷台の前記荷載置面上の荷を所要の高さで外方向に水平スライドさせることができて、高さが違う外部荷台の荷受面と前記スライド荷台の前記荷載置面との間の距離を短くできて荷の移載作業の労力をスライド荷台の上下動とスライドとによって軽減できることを特徴とする、荷搬送作業車。
  2. 前記台座位置から外方向にスライドできる前記スライド荷台の前記台座との取付構造として、伸縮自在なスライドレールを用い、前記スライドレールの筺体側を前記台座側に固着し、前記スライドレールのスライドする引き出し側を前記スライド荷台側に固着して、前記スライド荷台を前記台座に対しスライド可能に取付けた、請求項1記載の荷搬送作業車。
  3. 前記係止手段として、前記スライド荷台が前記台座と上下に重なる所定位置で、前記スライド荷台側の部材と前記台座側の部材とを貫通するピン孔を設け、前記ピン孔に貫通できる係止ピンを備え、前記係止ピンを前記の重なる所定位置で前記ピン孔に貫通させて前記スライド荷台を前記台座に静止する状態と又は非貫通にさせて前記スライド荷台を前記台座に対してスライド可能な状態とに切換え操作可能とする構造のものである、請求項1又は2記載の荷搬送作業車。
  4. 前記係止手段は、前記スライド荷台が前記台座と重なった任意の位置で台座側からスライド荷台のスライドに対しブレーキを与えるブレーキ機構を設け、前記ブレーキ機構によって前記スライド荷台のスライドを抑制するブレーキ力を発生する構造のものである、請求項1〜3いずれか記載の荷搬送作業車。
  5. 水平外方向に長く移動させた前記スライド荷台の後端部と前記台座の前端部との間の間隔を保持する間隔保持体を脱着できる別体として備え、前方に移動させた前記スライド荷台と前記台座との間に前記間隔保持体を取付けて、前記間隔保持体によって荷移載の際のスライド荷台の動きを抑止して荷を安全に移載できるようにした、請求項1〜4いずれか記載の荷搬送作業車。
  6. 前記スライド荷台を前進又は後退でき且つ任意のスライド位置で静止できる油圧・空気圧又は電力を動力源とする前記係止手段を兼ねたスライド送り装置を設け、前記スライド送り装置でもって前記スライド荷台を前進後退静止を行えるようにした、請求項1又は2記載の荷搬送作業車。
  7. 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と前記台座との間に油圧又は空気圧を使用したテレスコープ形シリンダーを設け、前記スライド荷台に先端を連結した前記シリンダーのシリンダーロッドの伸縮又は静止の作動を行う前記シリンダーの油路又は空気路の切換を行える手動操作の操作部とを備えたもので、前記スライド荷台の後端がテレスコープ形シリンダーで台座前端から外方に離れるまで前進できるようにした、請求項6記載の荷搬送作業車。
  8. 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と前記台座との間に電動シリンダーを設け、前記スライド荷台に先端を連結した前記電動シリンダーのシリンダーロッドの伸縮又は静止の作動を行える手動操作の制御部を備えたものである、請求項6記載の荷搬送作業車。
  9. 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台と螺合した長い送りねじ軸を前後方向に配置し、前記送りねじ軸の回転で前記スライド荷台を前進又は後退できるようにし、前記送りねじ軸を正逆両方向に回転させ且つ停止時にはブレーキが働く電動モータを前記台座に設けた構造であり、しかも前記電動モータの正逆切換えと回転停止を行える手動操作の制御部を備えたものである、請求項6記載の荷搬送作業車。
  10. 前記スライド送り装置が、前記スライド荷台を前記台座から前方に付勢する圧縮スプリングと、前記スライド荷台に先端が結着されて前記スライド荷台を台座側に引き戻す為のワイヤと、前記ワイヤを巻き取る前記台座に取付けられたワイヤ巻取車と、前記ワイヤ巻取車を巻取り方向又は繰り出し方向に回転させる停止時にブレーキが働くブレーキ付電動モータと、前記電動モータの正回転・逆回転又は回転停止に切換える手動操作の制御部を備え、前記スライド荷台の前進はワイヤの繰り出しと前記圧縮スプリングの付勢力で行え、後退は前記ワイヤの巻取りによって行うようにした、請求項6記載の荷搬送作業車。
  11. 前記スライド荷台の寸法がスライド方向と直交する左右方向の前記台座の台巾より広い巾で且つ台座の前後長さと大略同じ前後長さの寸法の矩形状の水平な面板を前記台座の上方にスライド可能に取付けた構造であり、前記面板の上面を前記スライド荷台の前記荷載置面とする、請求項1〜10いずれか記載の荷搬送作業車。
  12. 前記スライド荷台の構造が、スライド方向と直交する左右方向の巾が前記台座の左右方向の台巾より広く且つ前後長さが前記台座のスライド方向の長さより短い連接板を台座上方に配置し、前記連接板を前記台座に対しスライド可能に取付け、しかも前記連接板にスライド方向に長く前方に延びた所定上下厚みの保持部材を複数所定間隔で左右方向に櫛歯状に並べるように配置し且つ前記保持部材の後端部を前記連接板に片持支持で取付けて前記台座に対してスライドする構造とし、櫛歯状の前記保持部材の上端面を前記スライド荷台の荷載置面とし、
    荷を移載する外部荷台が前記スライド荷台の前記保持部材の上下厚みより厚い荷保持部材を前記の所定間隔で櫛歯状に配置し且つ前記スライド荷台の前記保持部材の櫛歯空間に前記荷受側の荷保持部材を挿入できる構造とした外部荷台に対し、外部荷台との間の荷移載が前記昇降台の前記台座の上下動と前記スライド荷台の所定量の進退のスライドとによって、前記スライド荷台側の櫛歯状の前記保持部材が前記外部荷台の櫛歯状の前記荷保持部材の間で出没することで荷移載を可能とする、請求項1,2,6〜10いずれか記載の荷搬送作業車。
  13. 前記スライド荷台の構造が、スライド方向と直交する左右方向の巾が前記台座の左右方向の台巾より広く且つ前後長さが前記台座のスライド方向の長さより短い連接板を台座上方に配置し、前記連接板を前記台座に対しスライド可能に取付け、しかも前記連接板にスライド方向に長く前方に延びた所定上下厚みのフォークを所定間隔で左右方向に複数に並べるように配置し且つ前記フォークの後端部を前記連接板に片持支持で取付けて前記台座に対してスライドする構造とし、前記フォークの上端又はフォークに保持させた荷受用パレットの上面を前記スライド荷台の荷載置面とし、
    荷をフォークの上端又は前記フォークに保持させた前記荷受用パレット上に載置し、前記台座の上下動と前記スライド荷台のスライドによって外部荷台の荷受面上に荷受用パレットを接地させてフォークを接地した荷受用パレットから低くしてスライドさせて引き抜くことで、外部荷台の荷受面に荷受用パレットとその上の荷を移載する、請求項1,2,6〜10いずれか記載の荷搬送作業車。
  14. 前記スライド荷台の構造が、前記台座の上方でスライド方向に長いフォークを左右方向に所定間隔で複数本配置し、前記フォークを後部で連結して一体化し、前記フォークの最外側に配置された最外側フォークのフォーク側面と前記フォーク側面と対向する台座側面に取付けられた垂直のステー板との間に伸縮自在なスライドレールを配置し、前記スライドレールの筺体とこれに対向する前記ステー板とを連結し、又スライドする引き出しを対向する前記フォーク側面に連結し、前記フォークが台座位置より前方に長くスライド可能とする構造とし、
    前記フォークの上端面を又は前記フォーク上に保持した前記荷受パレットの上面を荷の載置面とし、複数の前記フォークの上端に直接荷を載せて又は前記フォークに保持した荷受パレットの上に荷を置いて車両フレームの走行と台座の上下動とスライド荷台のスライドとによってスライド荷台上方に載置する荷を外部荷台との間で荷の移載を可能とする、請求項1,2又は6〜10いずれか記載の荷搬送作業車。
  15. 前記フォーク部材の先端部分を先細り状にして、前記荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入し易くした、請求項13又は14記載の荷搬送作業車。
  16. 前記フォークが少なくとも3本以上あり、しかも保持部材と兼用であって、しかも所定間隔で左右方向に櫛歯状に並べるように配置された構造であり、外部荷台の荷保持部材が櫛歯状に配置され且つ前記フォークの厚みより厚い荷保持部材の荷受構造の外部荷台との間での移載作業が、昇降台の上下動と前記スライド荷台とのスライド移動のみで行える、請求項14又は15記載の荷搬送作業車。
  17. 前記スライド荷台に取付けられた前記保持部材に対し上方向から嵌入させて把持する把持金具を矩形状の平面の荷受面板の下面に複数個取付けた別体の荷受板を備え、前記スライド荷台に取付けられた前記保持部材の上方から前記荷受板を下降して前記保持部材に前記把持金具を嵌入して前記スライド荷台の上方に前記荷受板を脱着自在に取付けることによって前記スライド荷台上方の荷受板上面を荷載置面とする形態で荷の載置が行え、又前記荷受板を前記保持部材から取り外すことで櫛歯状の前記保持部材を用いて移載できるようにした、請求項12又は16記載の荷搬送作業車。
  18. 前記スライド荷台に取付けられた前記フォークに対し上方向から嵌入させて把持する把持金具を矩形状の平面の荷受面板の下面に複数個取付けた別体の前記荷受板を備え、前記スライド荷台に取付けられた前記フォークの上方から前記荷受板を挿入してフォークに前記把持金具を嵌入して前記スライド荷台の上方に前記荷受板を脱着自在に取付けることによって前記スライド荷台上方の荷受板上面を荷載置面とする形態で荷の載置が行え、又前記荷受板を前記フォークから取り外すことで前記フォークを用いて移載できるようにした、請求項13,14又は16いずれか記載の荷搬送作業車。
  19. 前記スライド荷台に取付けられた櫛歯状の前記保持部材に対し、上方から挿入できるように底面及び側面の一部を開放し、しかもパレット上面の高さが櫛歯状の前記保持部材の高さより高くし且つ上面を荷載置面とした底面開放型荷受パレットを備え、前記底面開放型荷受パレットを前記スライド荷台の櫛歯状の前記保持部材へ上方から挿入して前記底面開放型荷受パレットを櫛歯状の前記保持部材に保持して荷を保持された前記底面開放型荷受パレットの上面に載置することで荷を荷受パレットによる移載を行え、前記底面開放型荷受パレットとその上の荷を外部荷台の荷受面上に残置して櫛歯状の前記保持部材のみ前記台座上に戻して新たな前記底面開放型荷受パレットを上方から迅速に保持して、前記荷搬送作業車からの荷の連続移載を効率的にできるようにした、請求項12又は16記載の荷搬送作業車。
  20. 前記スライド荷台に取付けられた前記フォークに対し、上方から挿入できるように底面及び側面の一部を開放し、しかもフォークの高さより高くし且つ上面を荷載置面とした底面開放型荷受パレットを備え、前記底面開放型荷受パレットを前記スライド荷台の前記フォークへ上方から挿入して前記底面開放型荷受パレットを前記フォークに保持して荷を保持された前記底面開放型荷受パレットの上面に載置して荷を前記底面開放型荷受パレットによる移載を行え、前記底面開放型荷受パレットとその上の荷を外部荷台の荷受面上に残置して前記フォークのみ前記台座上に戻して新たな前記底面開放型荷受パレットを上方から挿入して迅速に保持して、前記荷搬送作業車からの荷の連続移載を効率的にできるようにした、請求項13又は14〜16いずれか記載の荷搬送作業車。
  21. 前記底面開放型荷受パレットの構造が、前記フォークの高さ寸法より長い縦寸法を有する左右縦枠と後縦枠とを平面形状がコ字状となるように連結した縦外枠の枠上端に強度ある荷受天板を固着し、前記左右縦枠の間に所定間隔で複数の中間縦壁を前記荷受天板から垂設し、しかも前記間隔が複数ある前記フォークが前記中間縦壁と前記左右縦枠部との間に挿入できる間隔とし、更に前記中間縦壁と左右縦枠とが同時に接地できる縦寸法とし、前記荷受天板と対向する底面が開放された構造であり、前記フォーク間に上方から前記底面開放型荷受パレットを挿入することで前記フォークが荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入した状態となり、又前記フォークに対し上方に持ち上げることで底面開放型荷受パレットを前記フォークから離脱できる構造である、請求項20記載の荷搬送作業車。
  22. 前記底面開放型荷受パレットの構造が、前記保持部材の高さ寸法より長い縦寸法を有する左右縦枠と後縦枠とを平面形状がコ字状となるように連結した縦外枠の枠上端に強度ある荷受天板を固着し、前記左右縦枠の間に所定間隔で複数の中間縦壁を前記荷受天板から垂設し、しかも前記間隔が複数ある前記保持部材が前記中間縦壁と前記左右縦枠部との間に挿入できる間隔とし、更に前記中間縦壁と左右縦枠とが同時に接地できる縦寸法とし、前記荷受天板と対向する底面が開放された構造であり、前記保持部材間に上方から前記底面開放型荷受パレットを挿入することで前記保持部材が荷受パレットのフォーク挿入空間に挿入した状態となり、又前記保持部材に対し上方に持ち上げることで底面開放型荷受パレットを前記保持部材から離脱できる構造である、請求項12,16又は19いずれか記載の荷搬送作業車。
  23. 前記スライド荷台の前記荷載置面の先端と前記外部の荷受面との間で荷を移動させる複数のフリーローラを複数個傾斜状に列設したローラガイドを前記スライド荷台の先端部に脱着自在に取付け可能にした、請求項1〜22いずれか記載の荷搬送作業車。
  24. 前記スライド荷台の前記荷載置面の先端と畑表土との間で荷を移動させる複数のフリーローラを複数個傾斜状に列設した接地ローラガイドを車体フレームの先端部に脱着可能に取付けるとともに、前記接地ローラガイドの上方後端を前記スライド荷台の先端部に脱着可能に係止できるようにして、畑表土上の荷を前記スライド荷台に移動できるように及び前記スライド荷台上の荷を畑表土上に移動させることを容易にした、請求項1〜22いずれか記載の荷搬送作業車。
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