JP2009107759A

JP2009107759A - 移動式リフタ−における荷物段積装置

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Publication number: JP2009107759A
Application number: JP2007280571A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Miyauchi; 康弘宮内; Kihachiro Hase; 喜八郎長谷; Kazuhiko Yamamoto; 山本　　和彦
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 2007-10-29
Filing date: 2007-10-29
Publication date: 2009-05-21

Abstract

【課題】荷物を載置するテーブルを正逆転可能なコンベアによって構成し、コンベアの正逆転駆動により荷物を所定位置まで搬送させて荷物の段積及び取出しを容易にし、人手による作業負担の軽減化を図る。
【解決手段】荷物を載置したテーブル１１を支柱５，５に沿って昇降駆動可能に設け、前記テーブル１１は正逆転駆動可能なコンベア１３と、コンベア１３に並行する方向に延びる機体の支持フレーム４には転動可能な車輪２，３によって構成して、荷物の昇降、段積及び段積された荷物の取出しができ、人手による作業負担の軽減化を図る。
【選択図】図１

Description

この発明は、米袋等の荷物を載せてリフトアップし、保冷庫などに下から順に段積みして収納する移動式リフタ−における荷物段積装置に関する。

荷物を載置するテーブルを立設した支柱に沿って昇降させ、車両への荷物積み降しを可能とする技術（例えば、特許文献１参照）が知られている。
特開２００６−１９２９８５号公報

上記従来技術は、荷物を載置するテーブルを単に昇降するだけの構成であり、荷物の段積は人手によって行なわなければならないものである。
本発明の課題は、荷物を載置するテーブルを正逆転駆動可能なコンベアによって構成し、コンベアの正逆転駆動により荷物を所定位置まで搬送させて荷物の段積及び取出しを容易にし、人手による作業負担の軽減化を図る。

この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項１記載の本発明は、荷物を載置したテーブル（１１）を支柱（５），（５）に沿って昇降駆動可能に設け、前記テーブル（１１）は正逆転駆動可能なコンベア（１３）によって構成してあることを特徴とする。

荷物のリフト作業を行うときは、昇降モータ（１０）を駆動操作すると、リフトチエン（９）の回転駆動によりテーブル（１１）が支柱（５）に沿って上昇する。このようにして所定位置までリフトアップされた荷物を段積するときには、コンベア駆動用モータ（１７）を駆動しコンベア（１３）の正転駆動によって横方向に搬送し、先に積み込まれた荷物の上にまで運んで積み重ねることができる。また、逆に、積み込まれた荷物を取り出すときには、荷物の取出し側端部を上方に持ち上げぎみにしてその下にコンベア（１３）を挿入して載置し、コンベアの逆転駆動によって取出し搬送し、テーブル（１１）を昇降モータ（１０）の駆動により所定位置まで降下させてテーブル上の荷物をコンベアから簡単に取り出すことができる。

請求項２記載の本発明は、前記コンベア（１３）と並行する方向に延びる機体の支持フレーム（４）には転動可能な車輪（２），（３）を設けてあることを特徴とする。
機体を移動して保冷庫（２２）等の床下空間部（Ｓ）内まで支持フレーム（４）を挿入することができることになり、ひいては段積された荷物の上にまでコンベア（１３）を移動させることができ、荷物の段積及び段積された荷物の出し入れが容易に行える。

以上要するに、請求項１の本発明によれば、荷物を載置したテーブルを支柱に沿って昇降駆動可能に設け、テーブルは正逆転可能なコンベアによって構成してあるので、荷物の昇降はもとより、荷物の段積及び段積された荷物の取出しが容易にでき、人手による作業負担の軽減化を図ることができる。

請求項２の本発明によれば、請求項１の発明効果を奏するものでありながら、機体を移動して保冷庫等の床下空間部内まで支持フレームを挿入することができるので、段積された荷物の上にまでコンベアを移動させることができ、荷物の段積及び段積された荷物の出し入れが容易にできる。

この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図１は、移動式リフタ−を示す側面図で、特に、米袋等の荷物を保冷庫に段積収納する状態を示している移動式リフター１の下部には、転動自在に架設した車輪の一例として左右前輪２，２及び左右後輪（キャスタ）３，３からなる車輪付き支持フレーム（車体）４を設け、この支持フレーム４の途中部から左右の支柱５，５が上下垂直状に立設されている。支柱５，５の上端側は横連結部材６によって連結保持されている。

左右の支柱５，５の内側には上下のスプロケット７，８間にわたってリフトチエン９が掛け渡され、下側のスプロケット８を昇降モータ１０で駆動することにより、リフトチエン９を昇降駆動することができる構成としている。左右の支柱５，５には、米袋等の荷物Ｎを載置するテーブル１１がガイドローラ１２を介して昇降自在に設けられ、リフトチエン９が取り付けられて昇降されるようになっている。テーブル１１は、水平姿勢を保った状態で昇降され、正逆転駆動可能なコンベア１３によって構成されている。コンベア１３は、駆動スプロケット１４ａ及び従動スプロケット１４ｂ，１４ｃ間にわたって巻回する駆動チエン１５と、この駆動チエン１５によって回転駆動され所定間隔おきに配列軸架されたローラ１６とからなり、駆動モータ１７の正逆転駆動によって正転（イ）方向と逆転（ロ）方向とに搬送方向の切り替えができる構成としている。昇降モータ１０の上下スイッチ１８ａ，１８ｂ及びコンベア駆動モータ１７の正逆切替スイッチ１９は、左右の支柱５，５間にわたって連結保持され、かつテーブル１１とは支柱５を挟んで反対方向にある操作ハンドル部２０に設置している。なお、各モータ１０，１７はバッテリ２１を電源として駆動される。なお、図１は単一のテーブル１１が昇降している状態を示している。
前記車輪付き支持フレーム４は、テーブル１１と並行する方向に延出されていて、該テーブルの下方対応位置に配置構成することによって、テーブル上に荷物を載せても機体の安定性が保持される。また、この支持フレーム４は、保冷庫２２の床下空間部Ｓ内に挿入することが可能な構成としてあり、保冷庫２２内への荷物の段積及び段積された荷物の取出しを容易にするため、テーブル１１ができるだけ保冷庫の奥側まで侵入できるようにしている。

テーブル１１のローラコンベア１３は、先端側の上下幅を狭くし、米袋の上方でラップ可能な形状とし、コンベア下部は米袋の破損を防ぐためにカバー２３を設けた構成としている。

また、支持フレーム４の途中部から左右の支柱５，５が上下垂直状に立設されている構成により、リフターの安定性を向上させることができる。また、操作がしやすい。
次に、上記本例のリフターとは異なる保冷庫棚の昇降装置について説明する。

図５及び図６に示すように、米袋を載置する棚２６は、前後に平行な平行リンク２７ａ，２７ｂを左右に配置して前後左右４本のリンクによって支持する構成とし、この前後左右の平行リンク２７ａ，２７ｂは、上端に前記載置棚２６を枢着支持すると共に、下端を保冷庫２２の床部に設けたベースプレート２８に枢着Ｑ１，Ｑ２して前後方向に傾倒・起立自在に構成している。

ジャッキボルト２９は、ジャッキ用ハンドル３０の回動操作により回転する構成であり、このジャッキボルト２９の正逆回転により往復移動する移動子３１及び平行リンク２７ａ，２７ｂを起伏作動させる作動アーム３２を介して前記載置棚２６が水平状態を保った状態で昇降するよう連動構成している。また、このジャッキボルト２９は、保冷庫の右側にも配置してあり、左側のジャッキボルトから伝動チエン３３を介して連動回転すよう構成している。前記ジャッキ用ハンドル３０は左右ジャッキボルト２９，２９のいづれにも取り付けが可能な構成としている。

なお、前記移動子３１の下部には回り止め用のガイド輪３４が設けられ、また、ガイド輪３４の移動範囲内にはガイドレール３５が設けられている。

移動式リフターの側面図同上要部の背面図リフターの荷物段積装置の側面図同上要部の平面図保冷庫の棚昇降装置の側面図同上要部の背面図同上要部の拡大側面図

符号の説明

１移動式リフター
２前輪
３後輪
４支持フレーム
５支柱
９リフトチエン
１０昇降モータ
１１テーブル
１３コンベア
１７コンベア駆動モータ

Claims

荷物を載置したテーブル（１１）を支柱（５），（５）に沿って昇降駆動可能に設け、前記テーブル（１１）は正逆転可能なコンベア（１３）によって構成してあることを特徴とする移動式リフタ−における荷物段積装置。
前記コンベア（１３）と並行する方向に延びる機体の支持フレーム（４）には転動可能な車輪（２），（３）を設けてあることを特徴とする請求項１記載の移動式リフタ−における荷物段積装置。