JP5468839B2 - 走行作業機 - Google Patents
走行作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5468839B2 JP5468839B2 JP2009179220A JP2009179220A JP5468839B2 JP 5468839 B2 JP5468839 B2 JP 5468839B2 JP 2009179220 A JP2009179220 A JP 2009179220A JP 2009179220 A JP2009179220 A JP 2009179220A JP 5468839 B2 JP5468839 B2 JP 5468839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- switch
- traveling
- feeding mechanism
- spraying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Fertilizing (AREA)
Description
この移動農機は、エンジンからの動力伝達経路を、走行部に動力を伝達する走行系の伝達経路と、作業機に動力を伝達する作業機系の伝達経路とに分岐して、走行系の伝達経路から施肥装置への動力を取出すように構成されている(特許文献1参照)。
第1に、走行系動力を断接するクラッチ2を備えた走行体3と、この走行体3に取り付けられ且つタンク4からの散布剤Hを繰出機構5のモータMを駆動して圃場Fに散布する散布装置6とを有した走行作業機であって、前記走行体3には前記繰出機構5を起動又は停止するメインスイッチ7と前記クラッチ2を断操作した時に前記繰出機構5を停止するクラッチペダルスイッチ8とを設けていることを特徴とする。
第3に、前記繰出機構5は、前記メインスイッチ7と前記クラッチペダルスイッチ8と前記上昇連動スイッチ10とを閉状態とした時に駆動するように構成されていることを特徴とする。
、走行作業機1を停車させるためにクラッチ2を断操作する、又は走行作業機1を旋回させる際にロータリ耕耘機9を上げるだけで繰出機構5が停止するため、誤操作をなくし、散布剤Hの無駄を省くことができる。
本発明の最も好ましい技術的手段は、走行系動力を断接するクラッチ2を備えた走行体3と、この走行体3に取り付けられ且つタンク4からの散布剤Hを繰出機構5のモータMを駆動して圃場Fに散布する散布装置6とを有した走行作業機であって、前記散布装置6は、前記走行体3の後部に昇降自在に装着され、前記走行体3には前記繰出機構5を起動又は停止するメインスイッチ7と前記クラッチ2を断操作した時に前記繰出機構5を停止するクラッチペダルスイッチ8とを設けており、前記散布装置6には、当該散布装置6を上昇させた時に前記繰出機構5を停止する上昇連動スイッチ10が設けられ、前記上昇連動スイッチ10に設けられ且つ上下揺動によってスイッチングする引ピン63aと前記走行体3の固定部とをコイルスプリング67で連結していることを特徴とする。
また、前記引きピン63aは、下位置に付勢されると共に上位置で繰出機構5の起動を保持し且つ下位置で繰出機構5を停止するものとされ、前記コイルスプリング67は、前記引きピン63aを前記上位置に向けて付勢すると共に散布装置6の上昇に伴って前記散布装置6が前記走行体3の固定部側に近づくことで当該引きピン63aを下位置に移動させることを特徴とする。
また、走行系クラッチを断操作したあと再び走行するときには、繰出機構が自動的に駆動され、散布剤を散布しない領域が発生することを防止できる。
図1〜4には、本発明に係る走行作業機1が示されている。
この走行作業機1は、走行体としてのトラクタ3と、このトラクタ3の後部に装着された畝成形器付きロータリ耕耘機9と、このロータリ耕耘機9に搭載された散布装置6とを有している。
この車体21の上面に形成されたフロア27の上には、立設したステアリングポスト28と、該ステアリングポスト28の左右に位置しているクラッチペダル29、アクセルペダル、ブレーキペダル等のペダル類と、前記ステアリングポスト28の後方に配置された運転席30などが設けられている。
このクラッチ操作部31は、図3に示した如く、基端部が揺動自在に枢支された前記クラッチペダル29と、このクラッチペダル29の基端部に固定されたクラッチアーム26と、このクラッチアーム26に一端が連結されたクラッチロッド32と、このクラッチロッド32の他端に一端が連結され且つ他端がクラッチハウジング23にクラッチ軸34を介して枢支されたクラッチレバー33と、前記クラッチハウジング23内でクラッチ軸34に装着されているクラッチレリーズフォーク(図示省略)とを有している。なお、クラッチペダル29は、基端部と車体21とを連結したバネ29aによって上向きに付勢されている。
前記操作片35は、略L字形の板状体あって、クラッチレバー33の中途部に挟持状態で固定される基部35aと、この基部35aの前端を折り曲げた部分(当接部)35bとを有している。この当接部35bは、クラッチペダル29を踏み込んだ時に、スイッチ器36の押ボタン36aと相対するように、基部35aの長手方向に対して斜めに折り曲げて形成されている。
上述した操作片35と、スイッチ器36とで、クラッチ2を踏み込んだ(つまり、断操作した)時に散布装置6の繰出機構5を停止させるクラッチペダルスイッチ8が構成されている。
図1に示す如く、トラクタ3は、運転席30の左右外方に設けられた左右一対のフェンダ37と、運転席30の後方に立設されたロプス38とを有している。
入切レバー7aを入り側に倒した場合には、後述する繰出機構5のモータMの回路Cは閉状態で保持され、切り側に倒すとモータMの回路Cは開状態で保持される。
トラクタ3の車体21後部には、リンク機構41を介して昇降自在に装着されたロータリ機枠42が装着され、このロータリ機枠42によって支持されたロータリ耕耘機(センタドライブ方式)9は、ロータリ耕耘部43、畝成形器44及び散布装置6を有している。なお、ロータリ耕耘機9は、サイドドライブ方式であってもよい。
この伝動ケース48の下部には、圃場Fを耕耘する複数の耕耘爪(鉈爪タイプ)49を有する爪軸50が、左右軸心回りに回転自在に設けられロータリ耕耘部43を形成している。
ロータリ機枠42にはロータリ耕耘部43の上方を覆う側面視で円弧状の耕耘カバー51が取り付けられ、該耕耘カバー51の上面に後方に延長された左右一対のブラケット52が設けられている。この延長部分に支持フレーム53が固定されており、該支持フレーム53及び前記耕耘カバー51に畝Uの成形を行う畝成形器44が取り付けられている。
ツールバー54は、角パイプ等によって構成され、左右ブラケット52の後端に溶接等によって連結されている。
案内板57は、平面視で略ハの字状に2つの板状体を配置したものであって、左右案内板57間に畝成形口を形成していて、後方に放てきされた土を中央へ集めて後方の畝成形器44に案内している。
左右のゲージ輪60は、左右サポートアーム46の中途部に揺動自在に取り付けられた支持枠体61に支持されており、この支持枠体61と前記ギアケース45上方のトップマストとにわたって、ゲージ輪60の高さを調整する高さ調整部が設けられている。
散布機枠47は、高さ調整自在な左右一対の支柱64と、この左右支柱64の上端間に亘って架設された横梁部材65と、この横梁部材65に固定されたタンク取付フレーム66とを有する。
横梁部材65の左右方向略中央部には、リンク機構41の連結ロッド41aが連結されたリンク連結部65aが設けられており、左右の支柱64の揺動が規制されていると共に、ロータリ耕耘機9が昇降されても、連結ロッド41aの長さを調節することによって、タンク4の水平度が調節可能となっている。また、横梁部材65には、左右方向中途部で中央からやや左寄りに前記スイッチボックス63が取り付けられている。
引ピン63aは、下方向へ付勢されており、ロータリ耕耘機9を圃場Fに下ろした時にコイルスプリング67に上位置X(仮想線参照)に引き上げられるように配備されている。
チェーン68は、中途部がロプス38の左支柱部39Lの基端部に巻き付けられており、一端がコイルスプリング67の他端(前端)に連結されている。チェーン68の他端は、チェーン68の一端又は中途部と連結可能な止めリング68aとなっており、スイッチボックス63及びロプス38間の距離に応じて、止め位置調整自在となっている。
これらのスイッチボックス63、コイルスプリング67、チェーン68及びロプス38によって、上昇連動スイッチ10が構成されている。
繰出機構5は、タンク4の下端に設けられたケーシング5aと、このケーシング5a内部に回動自在に支持された繰出ロール69と、該繰出ロール69を回転させるモータMとを有している。
図2は、繰出機構5のモータMの回路Cを示している。
まず、圃場Fに下ろしたロータリ耕耘機9をトラクタ3で牽引してロータリ耕耘部43で圃場Fを耕耘する。
次に、ロータリ耕耘部43の後方にある案内板57によって、耕耘された土が中央に集められ、その土が畝成形器44をくぐることで畝Uが形成(畝立て)されると同時に、成形される畝U内に散布具55から散布剤Hが散布される。
このとき、作業者がクラッチ断操作をして(つまり、クラッチペダル29を踏んで)クラッチ2を切って走行作業機1は停車するが、クラッチペダル29を踏むことで、前記クラッチレバー33と一体揺動する操作片35がスイッチ器36の押ボタン36aを押し、必然的に繰出機構5のモータMの回路Cが開状態となる。したがって、バッテリBからモータMへの電流供給が遮断され、散布剤Hの繰り出しが停止する。
走行作業機1が再び発車する際には、必ずクラッチペダル29から足をはずして(クラッチ2をつないで)走行を開始するため、走行作業機1を発車する際のクラッチ2の接操作と繰出機構5の起動とが連動し、繰出機構5の起動操作忘れがなくなり、散布剤Hを散布しない領域が発生することを防止できる。
また、一条の畝Uを立て終わり、圃場F内で走行作業機1を旋回させる際には、ロータリ耕耘機9を上昇させる。このとき、チェーン68及びコイルスプリング67にテンションが緩み、引き上げられていた引ピン63aが下位置Y(図2中仮想線参照)に下がって、必然的に繰出機構5のモータMの回路Cが開状態となる。したがって、バッテリBからモータMへの電流供給が遮断され、散布剤Hの繰り出しが停止する。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。走行作業機1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
走行体3は、トラクタでなく、田植機、移植機等であってもよい。
散布装置6は、散布具55を用いることなく、案内ホース62の開口下端から散布剤Hをロータリ耕耘部43の前方で且つ圃場Fの表面上に散布することとしてもよい。
上昇連動スイッチ10のスイッチボックス63は、横梁部材65の左右方向中途部における中央からやや右寄りに取り付けられていてもよく、チェーン68をロプス38の右支柱部39Rに巻き付けてもよい。
2 クラッチ
3 走行体(トラクタ)
4 タンク
5 繰出機構
6 散布装置
7 メインスイッチ
8 クラッチペダルスイッチ
9 ロータリ耕耘機
10 上昇連動スイッチ
H 散布剤
M モータ
F 圃場
Claims (3)
- 走行系動力を断接するクラッチ(2)を備えた走行体(3)と、この走行体(3)に取り付けられ且つタンク(4)からの散布剤(H)を繰出機構(5)のモータ(M)を駆動して圃場(F)に散布する散布装置(6)とを有した走行作業機であって、
前記散布装置(6)は、前記走行体(3)の後部に昇降自在に装着され、前記走行体(3)には前記繰出機構(5)を起動又は停止するメインスイッチ(7)と前記クラッチ(2)を断操作した時に前記繰出機構(5)を停止するクラッチペダルスイッチ(8)とを設けており、
前記散布装置(6)には、当該散布装置(6)を上昇させた時に前記繰出機構(5)を停止する上昇連動スイッチ(10)が設けられ、前記上昇連動スイッチ(10)に設けられ且つ上下揺動によってスイッチングする引ピン(63a)と前記走行体(3)の固定部とをコイルスプリング(67)で連結していることを特徴とする走行作業機。 - 前記引きピン(63a)は、下位置に付勢されると共に上位置で繰出機構(5)の起動を保持し且つ下位置で繰出機構(5)を停止するものとされ、前記コイルスプリング(67)は、前記引きピン(63a)を前記上位置に向けて付勢すると共に散布装置(6)の上昇に伴って前記散布装置(6)が前記走行体(3)の固定部側に近づくことで当該引きピン(63a)を下位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の走行作業機。
- 前記繰出機構(5)は、前記メインスイッチ(7)と前記クラッチペダルスイッチ(8)と前記上昇連動スイッチ(10)とを閉状態とした時に駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009179220A JP5468839B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 走行作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009179220A JP5468839B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 走行作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011030488A JP2011030488A (ja) | 2011-02-17 |
JP5468839B2 true JP5468839B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=43760187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009179220A Active JP5468839B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 走行作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5468839B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5062646B1 (ja) * | 2012-01-01 | 2012-10-31 | 西興 福 | 肥料散布機の散布構造と肥料収容容器及び肥料の送り出し装置。 |
JP2013243955A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Minoru Industrial Co Ltd | 米ぬか散布機 |
CN104521352B (zh) * | 2014-12-03 | 2016-03-02 | 湖南农业大学 | 一种撒肥抓土覆土机 |
CN104838749B (zh) * | 2015-05-05 | 2017-10-13 | 青海林丰农牧机械制造有限公司 | 一种起垄覆膜机 |
EP3207783B1 (en) * | 2016-02-19 | 2018-10-03 | Kverneland Group Mechatronics B.V. | A method of operating an agricultural system having a tractor and an implement, and an agricultural system |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57125203U (ja) * | 1981-01-31 | 1982-08-04 | ||
JPS614514U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-11 | 多木農工具株式会社 | 農用作業機のスイツチ装置 |
JP2946974B2 (ja) * | 1992-11-04 | 1999-09-13 | 井関農機株式会社 | 作業機制御装置 |
JP2004180581A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Iseki & Co Ltd | 粉粒体吐出機 |
-
2009
- 2009-07-31 JP JP2009179220A patent/JP5468839B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011030488A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5468839B2 (ja) | 走行作業機 | |
JP5984690B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP5714822B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP2011142872A5 (ja) | ||
JP4664881B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2010239915A (ja) | 野菜移植機 | |
JP2007189912A (ja) | 農作業車 | |
JP2013172691A (ja) | 苗植機 | |
JP4360200B2 (ja) | 移動農機の薬剤散布装置 | |
CN110313283B (zh) | 作业车辆 | |
JP4862721B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP4133865B2 (ja) | 作業機 | |
JP6180966B2 (ja) | 2軸型ロータリ耕耘装置 | |
JP5464254B2 (ja) | 直播機 | |
JP2005211034A (ja) | 移植機における整地ロータの駆動操作機構 | |
JP5446073B2 (ja) | 除草散布作業車 | |
JP4617201B2 (ja) | 移動農機 | |
JP2003061427A (ja) | 耕耘装置の施用装置 | |
JP2010193763A (ja) | 水田作業機 | |
JP2010193763A5 (ja) | ||
JP5612315B2 (ja) | 水田作業機 | |
US1366019A (en) | Tractor | |
JP2024087169A (ja) | 作業車両 | |
JP6827351B2 (ja) | 田植機 | |
JP2005278456A (ja) | 水田作業機の土壌均平防波装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5468839 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |