JP5468806B2 - 鶏卵収容トレイ - Google Patents

鶏卵収容トレイ Download PDF

Info

Publication number
JP5468806B2
JP5468806B2 JP2009091491A JP2009091491A JP5468806B2 JP 5468806 B2 JP5468806 B2 JP 5468806B2 JP 2009091491 A JP2009091491 A JP 2009091491A JP 2009091491 A JP2009091491 A JP 2009091491A JP 5468806 B2 JP5468806 B2 JP 5468806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
wall
portions
tray
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009091491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009202948A (ja
Inventor
徹 米山
Original Assignee
日本モウルド工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本モウルド工業株式会社 filed Critical 日本モウルド工業株式会社
Priority to JP2009091491A priority Critical patent/JP5468806B2/ja
Publication of JP2009202948A publication Critical patent/JP2009202948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468806B2 publication Critical patent/JP5468806B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

本発明は、多数個(例:4×8=32個)の鶏卵を収容するパルプモールド製の鶏卵収容トレイに関する。詳しくは、多数の鶏卵収容凹部を縦横の格子状に配列して成り、上面視で略長方形輪郭を成すトレイの長手方向の両端を手で持って持ち上げたときに、トレイが鶏卵の重さで撓んだとしても、鶏卵収容凹部の内壁面から鶏卵に対して過大な力が加わらないようにして、その損傷を防止するようにした鶏卵収容トレイに関する。
養鶏農家では、機械選別した鶏卵を、機械で所定の位置にセットした鶏卵収容トレイに収容した後、それらを多段に積層して箱詰めし、出荷している。
この鶏卵収容トレイとしては、多数個の鶏卵を収容するトレイが用いられている。例えば、特開2002−193368号公報(特許文献1)には、6×9=54個の鶏卵を収容するパルプモールド製のトレイが記載されている。
特開2002−193368
上述の鶏卵収容トレイとして用いられるパルプモールドは、いわゆるソフトモールドである。即ち、目的のトレイに対応する形状の金網を貼った型(金網型)を、古紙やパルプを原料とするパルプモールド溶液に浸し、背後から真空吸引して金網にパルプを付着させた後、溶液中から引き上げ、金網型から取り外して乾燥させて得る成形体である。このため、比較的柔軟であり、鶏卵を収容した状態で両端を手で持ち上げると、その重量で全体的に撓み、その結果、鶏卵収容凹部内の鶏卵に対して過大な圧力が加わり、最悪の場合には鶏卵を損傷する可能性がある。
本発明は上述の不具合の解消を目的とするものである。即ち、パルプモールド(ソフトモールド)製のトレイに於いて、多数の鶏卵を収容した状態で両端を手で持って持ち上げたとき、鶏卵の重さでトレイが撓んだとしても、収容凹部内の鶏卵に対して過大な圧力が加わらないようにして、その損傷を防止することを目的とする。
本発明の構成を、下記[1]に記す。なお、この項([課題を解決するための手段])と次項([発明の効果])に於いて、符号は理解を容易にするために付したものであり、本発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1
開口部が上面視で略正方形を成す鶏卵収容凹部10を縦横の格子状に配設し、各格子点位置にそれぞれ周囲の鶏卵収容凹部10,10,10,10の内部から連なる山状部16を鶏卵収容凹部10の開口部の辺部14,15より高く突設し、上面視で略長方形輪郭を成すトレイ長手方向の両端に被手持部18,19を設けて成る、パルプモールド製の鶏卵収容トレイであって、
前記複数個の鶏卵収容凹部10,10,,,は、それぞれ、上面視で略R正方形を成し各辺の方向が前記長方形輪郭の辺の方向と略1/2直角を成すように設けられた底部11と、該底部11の4つの辺部及び4隅のR部からそれぞれ斜め上方の開口部へ連なるように立設された8区画から成る内壁部12(12b,12e),13とを有し、
前記4隅のR部から立設された4区画のR部連設内壁部12b,12b,12e,12eは、それぞれ、内壁面の横幅が上方へ行くほど拡がる逆三角形状を成し当該鶏卵収容凹部10の開口部の一辺部15/14に連なり、
前記4つの辺部から立設された4区画の辺部連設内壁部13,13,13,13は、それぞれ、当該鶏卵収容凹部10の開口部の一山状部16に連なり、
前記底部11を挟み対向する前記R部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位間の距離S12b/S12eを、同一高さt0での比較に於いて、前記辺部連設内壁部13,13の対応部位間の距離S13より大きく設定して成り、
前記鶏卵収容凹部10の開口部の辺部を、トレイ長手方向に沿う厚肉立設壁14と、トレイ長手方向と直交するトレイ短手方向に沿う薄肉連設部15で構成し、
前記厚肉立設壁14を、トレイ短手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12e,12eの上端からそれぞれ水平な段部として延設した肩部14k,14kの中央境界線上に立設して当該隣接する鶏卵収容凹部10,10間で共有する壁部として構成し、
前記薄肉連設部15を、トレイ長手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12b,12bの上端を相互に連設して構成し、
前記薄肉連設部15を構成する2つのR部連設内壁部12b,12bの上端付近が成す角度を5〜10°の範囲に設定し、且つ、成形用金網の当該上端に相当する部位の幅を3〜5mmの範囲に設定して成る、
ことを特徴とする鶏卵収容トレイ。
開口部は、図示の例では、2つの対向する辺部(厚肉立設壁)14,14、2つの対向する辺部(薄肉連設部)15,15、及び、角部に位置する4つの山状部16,16,16,16を連ねて構成される、上面視で略正方形の部位である。
山状部16は、隣接する4つの開口部の中央 (格子点位置)に独立峰のように突設された部位であり、図示の例では、頂上付近が平坦な略四角錐台形状を成す。
被手持部18,19は、図1の例では、右縁に2箇所、左縁に1箇所、設けられているが、逆でもよく、1箇所ずつ、もしくは2箇所ずつでもよい。
パルプモールドは、前述のソフトモールドである。
R(アール)正方形とは、4つの角部が円弧を描いて(円弧状に)湾曲している正方形をいう。また、R部とは、当該円弧状に湾曲した角部をいう。なお、R部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位間の距離S12b/S12eを、同一高さt0での比較に於いて、前記辺部連設内壁部13,13の対応部位間の距離S13より大きく設定可能であれば、R正方形に代えて、R菱形としてもよい。ここでのR正方形とは、そのような場合をも含むものとする。
1/2直角を成すとは、底部11の4辺が、トレイの長手方向の縁(長縁)、又は、長手方向に直交する方向の縁(短縁)に対して、上面視で略45°の角度を成していることをいう。なお、底部11の形状を、R正方形に代えてR菱形とした場合には、この交差角度も45°から外れることとなるが、本発明は、そのような場合をも含む。
内壁部12,13が斜め上方の開口部に連なるとは、内壁部12,13が底部11から開口部へ向けて拡がる向きの傾斜を成していることをいう。
内壁部12,13は8区画から成り、図示の例では区画の境が線で示されているが、ソフトモールドの特性上、必ずしも明瞭な境界線は表れない。このことは、底部11と内壁部12/13の境界等についても同様である。
底部11を挟み対向するR部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位とは、対向するR部連設内壁部12b−12b(又は12e−12e)上の同じ高さの部位であって且つ底部11の中心に立てた仮想垂線を通る位置関係に在る部位をいう。辺部連設内壁部13,13についても同様である。
上記に於いて、厚肉立設壁14の厚みは、2〜6mmの範囲、好ましくは、3〜5mmの範囲である。2mmに満たないと、所要の強度を得られない。6mmを越えると、乾燥に長時間を要するようになり、また、変形も生じ易くなる。
構成1は、開口部が上面視で略正方形を成す鶏卵収容凹部10を縦横の格子状に配設し、各格子点位置にそれぞれ周囲の鶏卵収容凹部10,10,10,10の内部から連なる山状部16を鶏卵収容凹部10の開口部の辺部14,15より高く突設し、上面視で略長方形輪郭を成すトレイ長手方向の両端に被手持部18,19を設けて成る、パルプモールド製の鶏卵収容トレイであって、前記複数個の鶏卵収容凹部10,10,,,は、それぞれ、上面視で略R正方形を成し各辺の方向が前記長方形輪郭の辺の方向と略1/2直角を成すように設けられた底部11と、該底部11の4つの辺部及び4隅のR部からそれぞれ斜め上方の開口部へ連なるように立設された8区画から成る内壁部12(12b,12e),13とを有し、前記4隅のR部から立設された4区画のR部連設内壁部12b,12b,12e,12eは、それぞれ、内壁面の横幅が上方へ行くほど拡がる逆三角形状を成し当該鶏卵収容凹部10の開口部の一辺部15/14に連なり、前記4つの辺部から立設された4区画の辺部連設内壁部13,13,13,13は、それぞれ、当該鶏卵収容凹部10の開口部の一山状部16に連なり、前記底部11を挟み対向する前記R部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位間の距離S12b/S12eを、同一高さt0での比較に於いて、前記辺部連設内壁部13,13の対応部位間の距離S13より大きく設定して成り、前記鶏卵収容凹部10の開口部の辺部を、トレイ長手方向に沿う厚肉立設壁14と、トレイ長手方向と直交するトレイ短手方向に沿う薄肉連設部15で構成し、前記厚肉立設壁14を、トレイ短手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12e,12eの上端からそれぞれ水平な段部として延設した肩部14k,14kの中央境界線上に立設して当該隣接する鶏卵収容凹部10,10間で共有する壁部として構成し、前記薄肉連設部15を、トレイ長手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12b,12bの上端を相互に連設して構成し、前記薄肉連設部15を構成する2つのR部連設内壁部12b,12bの上端付近が成す角度を5〜10°の範囲に設定し、且つ、成形用金網の当該上端に相当する部位の幅を3〜5mmの範囲に設定して成ることを特徴とする鶏卵収容トレイであるため、被手持部18,19を手で持って持ち上げたとき、鶏卵の重さでトレイが撓んだとしても、鶏卵収容凹部10内の内壁面12b,12b(長手方向の内壁面)から鶏卵に対して加わる圧力が過大になることはなく、鶏卵の損傷を確実に防止することできる。また、輸送時等は、斜め方向の4つの内壁面による弾性支持であるため、鶏卵収容凹部10内にしっかりと固定されており、損傷が確実に防止されている。また、トレイ長手方向に設けられている厚肉立設壁14と肩部14kが、撓ませようとする力に抗して、撓みを最小限に抑えることができる。また、薄肉連設部15は隣接する2つのR部連設内壁部12b,12bの上端を連設して構成されているため、比較的弾力を有しており、その結果、撓みによって鶏卵を押圧した場合でも、鶏卵側からの反力を吸収し易く、損傷を防止できる。また、製造時、2つのR部連設内壁部12b,12bの上端付近の裏面側に付着するパルプが流れ落ち難くなって蓄積し、その結果、当該上端付近の裏面間に或る程度の厚みを確保できるため、所要の強度を得ることができる。
実施の形態の鶏卵収容トレイの平面図。 (a)は図1のA−A線断面図、(b)はB−B線断面図、(c)はC−C線断面図、(d)はD−D線断面図。 (e)は図1のE−E線断面図、(f)はF−F線断面図、(g)はG−G線端面図、(h)はH−H線端面図、(i)はI−I線端面図、(j)はJ−J線端面図。 図1のB−B線端面図、G−G線端面図、及び、E−E線端面図内に、それぞれ、同一高さt0で且つ底部の中心に立てた仮想垂線を通る、R部連設内壁部12b−12b間の距離S12b、辺部連設凹部13−13間の距離S13、及び、R部連設内壁部12e−12e間の距離S12eを示す説明図。 (a)は図1の鶏卵収容トレイの正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は背面図。 図1の鶏卵収容トレイの斜視図。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
本鶏卵収容トレイは、4×8=32個の鶏卵を、それぞれ鶏卵収容凹部10内に立てて収容するものであり、パルプモールド(ソフトモールド)製である。パルプモールド成形品の製造方法は周知であるため、説明は省略する。
本トレイでは、図1に示すように、開口部が上面視で略正方形を成す32個の鶏卵収容凹部10が、4行8列の格子状に配設されており、各格子点位置には、それぞれ、その周囲の4つの鶏卵収容凹部10,10,10,10の内部から連なるようにして、山状部16が、辺部14,15よりも高く突設されている。開口部とは、2つの対向する辺部(厚肉立設壁)14,14、2つの対向する辺部(薄肉連設部)15,15、及び、角部に位置する4つの山状部16,16,16,16を連ねて構成される部位をいう。また、山状部16の頂上は、図示の例では平坦面とされている。
また、本トレイでは、トレイ長手方向の両端の縁の略中央部位に、縁から窪むように形成された被手持部18,19が設けられている。被手持部18,19は、図示の例では右縁に2つ、左縁に1つであるが、逆でもよく、1つずつ、または、2つずつ、或いは3つ以上でもよい。
各鶏卵収容凹部10は、それぞれ、底部11と、内壁部12,13を有する。
底部11は、上面視で略R正方形を成し、該R正方形の各辺の方向が、本鶏卵収容トレイの長方形輪郭の辺の方向と、略1/2直角を成すように設けられている。即ち、底部11の4辺が、長方形輪郭を成す本鶏卵収容トレイの長手方向の縁(長縁)、又は、長手方向に直交する方向の縁(短縁)に対して、上面視で略45°の角度を成すように設けられている。なお、R(アール)正方形とは、4つの角部が円弧を描いて(円弧状に)湾曲している正方形をいう。また、下記のR部とは、当該円弧状に湾曲した角部をいう。
内壁部12,13は、底部11の4つの辺部及び4隅のR部から、それぞれ、斜め上方の開口部へ連なるように立設された8区画から成る。区画の境界線は、図では明瞭に描かれているが、パルプモールド(ソフトモールド)成形の特性上、成形品には明瞭な境界線が表れないことが一般的である。本明細書では、境界線が明瞭に成形品に表れない場合をも含めて「区画」という語句を用いている。他の区画部位、例えば、底部11と内壁部12,13との境界線等についても同様である。
底部11を規定するR正方形の4隅のR部からそれぞれ斜め上方へ向けて立設された4つのR部連設内壁部12b,12b,12e,12eは、それぞれ、内壁面の横幅が上方へ行くほど拡がる逆三角形状を成して、当該鶏卵収容凹部10の開口部の一辺部15/14に連なる。即ち、薄肉連設部15、または、厚肉立設壁14に連なる。
薄肉連設部15は、トレイ長手方向と直交する方向であるトレイ短手方向に沿う部位であり、トレイ長手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12b,12bの上端を相互に連設して構成した部位である。このように構成しているため、この部位は比較的弾力を有しており、その結果、撓みによってR部連設内壁部12bが鶏卵を押圧した場合でも、鶏卵側からの反力を容易に吸収することができ、鶏卵の損傷を防止できる。なお、この部位を構成する2つのR部連設内壁部12b,12bの上端付近が成す角度が5〜10°の範囲になるように成形用金網を設定し、且つ、成形用金網の当該上端に相当する部位の幅(間隔)を3〜5mmの範囲に設定すると、製造時、2つのR部連設内壁部12b,12bの上端付近の裏面側に付着するパルプが流れ落ち難くなって当該の部分に蓄積する。その結果、当該上端付近の裏面間に或る程度の厚みを確保できるため、所要の強度を得ることができる。
厚肉立設壁14は、トレイ長手方向に沿う部位であり、トレイ短手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部10,10のR部連設内壁部12e,12eの上端からそれぞれ水平な段部として延設した肩部14k,14kの中央境界線上に立設して当該隣接する鶏卵収容凹部10,10間で共有する壁部として構成した部位である。このように構成しているため、トレイ長手方向に設けられている厚肉立設壁14と肩部14kが、撓ませようとする力に抗して、撓みを最小限に抑えることができる。この厚肉立設壁14の厚みは、2〜6mmの範囲、好ましくは、3〜5mmの範囲である。2mmに満たないと、所要の強度得られない。6mmを越えると、乾燥に長時間を要するようになり、また、乾燥時に変形も生じ易くなる。
底部11を規定するR正方形の4つの辺部からそれぞれ斜め上方へ向けて立設された4つの辺部連設内壁部13,13,13,13は、それぞれ、当該鶏卵収容凹部10の開口部の一山状部16に連なる。この辺部連設内壁部の形状は、図示の例では上方へ向けて若干拡がる逆台形の形状を成すが、長方形状でもよい。
なお、内壁部12,13の傾斜の向きは、いずれも、底部11から開口部へ向けて鶏卵収容凹部10が拡がる向きに設けられている。
本鶏卵収容トレイでは、底部11の中央に立てた仮想垂線を挟み対向するR部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位間の距離S12b/S12eを、図4に示すように、同一高さt0での比較に於いて、前記辺部連設内壁部13,13の対応部位間の距離S13より大きく設定している。ここで、t0は、底部11の上面から肩部14kの高さまでの任意の高さとする。このように構成しているため、鶏卵収容凹部10内に立てて収容された鶏卵は、主として、斜め方向の4つの内壁面(底部11の4辺に連なる辺部連設内壁部13の壁面)によって支持されることとなり、その結果、被手持部18,19を手で持って持ち上げたとき、鶏卵の重さでトレイが撓んだとしても、鶏卵収容凹部10内の内壁面12b,12b(長手方向の内壁面)から鶏卵に対して加わる圧力が過大になることはなく、鶏卵の損傷を確実に防止することできる。また、輸送時等は、斜め方向の4つの内壁面13,13,13,13により弾性的に支持されるため、鶏卵収容凹部10内にしっかりと固定されて、損傷が確実に防止される。
上記では、底部11の形状を、R正方形の場合を例にとって説明したが、R部連設内壁部12b,12b/12e,12eの対応部位間の距離S12b/S12eを、同一高さt0での比較に於いて、辺部連設内壁部13,13の対応部位間の距離S13より大きく設定可能であれば、R正方形に代えて、R菱形を用いてもよい。また、その場合、底部11の4辺が、トレイの長手方向の縁(長縁)、又は、その直交方向の縁(短縁)に対して成す角度(上面視での角度)も略45°から外れるが、それも許容される。
10 鶏卵収容凹部
11 鶏卵収容凹部の底部
12,12b,12e 鶏卵収容凹部の内壁部(R部連設内壁部)
13 鶏卵収容凹部の内壁部(辺部連設内壁部)
14 鶏卵収容凹部の開口部の辺部(厚肉立設壁)
14k 厚肉上壁辺部の肩部
15 鶏卵収容凹部の開口部の辺部(薄肉連設部)
16 山状部
18 被手持部
19 被手持部
20 凹部
31 縁山状部
32 突起部
t0 裏面からの高さ
S12b 高さt0でのR部連設内壁部12b−12b間の距離
S12e 高さt0でのR部連設内壁部12e−12e間の距離
S13 高さt0での辺部連設凹部13−13間の距離

Claims (1)

  1. 開口部が上面視で略正方形を成す鶏卵収容凹部を縦横の格子状に配設し、各格子点位置にそれぞれ周囲の鶏卵収容凹部の内部から連なる山状部を鶏卵収容凹部の開口部の辺部より高く突設し、上面視で略長方形輪郭を成すトレイ長手方向の両端に被手持部を設けて成る、パルプモールド製の鶏卵収容トレイであって、
    前記複数個の鶏卵収容凹部は、それぞれ、上面視で略R正方形を成し各辺の方向が前記長方形輪郭の辺の方向と略1/2直角を成すように設けられた底部と、該底部の4つの辺部及び4隅のR部からそれぞれ斜め上方の開口部へ連なるように立設された8区画から成る内壁部とを有し、
    前記4隅のR部から立設された4区画のR部連設内壁部は、それぞれ、内壁面の横幅が上方へ行くほど拡がる逆三角形状を成し当該鶏卵収容凹部の開口部の一辺部に連なり、
    前記4つの辺部から立設された4区画の辺部連設内壁部は、それぞれ、当該鶏卵収容凹部の開口部の一山状部に連なり、
    前記底部を挟み対向する前記R部連設内壁部の対応部位間の距離を、同一高さでの比較に於いて、前記辺部連設内壁部の対応部位間の距離より大きく設定して成り、
    前記鶏卵収容凹部の開口部の辺部を、トレイ長手方向に沿う厚肉立設壁と、トレイ長手方向と直交するトレイ短手方向に沿う薄肉連設部で構成し、
    前記厚肉立設壁を、トレイ短手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部のR部連設内壁部の上端からそれぞれ水平な段部として延設した肩部の中央境界線上に立設して当該隣接する鶏卵収容凹部間で共有する壁部として構成し、
    前記薄肉連設部を、トレイ長手方向において隣接する2つの鶏卵収容凹部のR部連設内壁部の上端を相互に連設して構成し、
    前記薄肉連設部を構成する2つのR部連設内壁部の上端付近が成す角度を5〜10°の範囲に設定し、且つ、成形用金網の当該上端に相当する部位の幅を3〜5mmの範囲に設定して成る、
    ことを特徴とする鶏卵収容トレイ。
JP2009091491A 2009-04-03 2009-04-03 鶏卵収容トレイ Expired - Fee Related JP5468806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091491A JP5468806B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 鶏卵収容トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091491A JP5468806B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 鶏卵収容トレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009202948A JP2009202948A (ja) 2009-09-10
JP5468806B2 true JP5468806B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=41145605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009091491A Expired - Fee Related JP5468806B2 (ja) 2009-04-03 2009-04-03 鶏卵収容トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468806B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501492Y1 (ja) * 1970-02-13 1975-01-16
JPS4818516U (ja) * 1971-07-08 1973-03-02
JPS49128687U (ja) * 1973-03-02 1974-11-05
JP2002012280A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Osaka Polymer Kk 鶏卵用の包装容器及び鶏卵

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009202948A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2727854T3 (en) Device for the adjustment of a stack of containers
KR200475562Y1 (ko) 택배용 계란박스
JP5468806B2 (ja) 鶏卵収容トレイ
JP6178184B2 (ja) 育苗ポットトレイ
JP2016069074A (ja) 青果物パック収納用トレー
ES2955388T3 (es) Bandeja de huevos para soporte de huevos en una cámara de incubación
JP6230581B2 (ja) パルプモウルド製青果物収納トレー
JP6813667B2 (ja) 基板収納容器
JP3205888U (ja) 組立用緩衝材
JP5849118B2 (ja) 果実用収納容器
JP5367900B1 (ja) 育苗ポット用収納トレイ
JP4231818B2 (ja) スタッキングおよびネスティングが可能な容器のカード差し取付構造
KR101489940B1 (ko) 씨감자 운반용 적재구조체
KR20120007840U (ko) 2단적재가 가능한 피자포장박스
KR200369460Y1 (ko) 계란 포장재
JP4987152B1 (ja) 包装用容器
JP6207456B2 (ja) 梱包構造
JP2005040357A (ja) 食器収納ラック
KR200188245Y1 (ko) 계란수납 트레이용 덮개
JP2012240716A (ja) 感光体ドラムの梱包容器及び梱包方法
JP2012162268A (ja) 箱型容器
KR20090007964U (ko) 곶감 포장용기
JP2020018175A (ja) 育苗ポット用ケース
JP2019041614A (ja) 育苗ポット用トレイ
JP2007289598A (ja) 食器収納器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131208

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5468806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees