JP2020018175A - 育苗ポット用ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】上下方向へ大きく傾斜させても、育苗ポットが脱落するのを防ぐことができる育苗ポット用ケースを提供すること。【解決手段】育苗ポット用ケース1は、育苗ポットPを配置する下側収容部3が形成される下側トレイ2と、その下側トレイ2の上部に嵌め合わされ、下側収容部3に配置された育苗ポットPの上方を保護する上側収容部12が形成される上側トレイ10とで構成され、その上側収容部12には、下側トレイ2に上側トレイ10を嵌め合わせた場合に、下側収容部3に配置された育苗ポットPの上端を支持する支持部14が形成される。よって、育苗ポット用ケース1を上下方向へ傾斜させても、下側収容部3から育苗ポット並びに育苗ポットP内の植物が脱落するのを防ぐことができるので、育苗ポットPに植えられた植物を損なうことなく安定して移送できる。【選択図】図3
Description
本発明は、育苗ポット用ケースに関するものである。
特許文献1には、底面に脚部24が設けられた底部トレー2と、上面に通気孔36が設けられた上部カバー3とからなる梱包用容器1が開示されている。底部トレー2に対して、生花等の収容物Fを固縛手段7によって固縛した後で、底部トレー2の上部に上部カバー3を取り付けることで、梱包用容器1が形成される。上部カバー3によって収容物Fの上方が保護できると共に、1の梱包用容器1の通気孔36に他の梱包用容器1の脚部24とを嵌合させることで、梱包用容器1同士を積み重ねることができる。
しかしながら、底部トレー2には弾性帯4を有する固縛手段7が設けられ、収容物Fを弾性帯4で張架することで、収容物Fが底部トレー2に固縛される。該固縛手段7によって、梱包用容器1に対する水平方向への衝撃から収容物Fを適切に保持できる一方で、梱包用容器1が上下方向に傾いた場合は、収容物Fが固縛手段7(特に弾性帯4)から脱落してしまい、収容物Fが損なわれてしまう虞がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、上下方向へ大きく傾斜させても、育苗ポットが脱落するのを防ぐことができる育苗ポット用ケースを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の育苗ポット用ケースは、育苗ポットを配置する下側収容部が形成される下側トレイと、その下側トレイの上部に嵌め合わされ、前記下側収容部に配置された前記育苗ポットの上方を保護する上側収容部が形成される上側トレイとを備え、その上側収容部には、前記下側トレイに前記上側トレイを嵌め合わせた場合に、前記下側収容部に配置された前記育苗ポットの上端を支持する支持部が形成される。
請求項1記載の育苗ポット用ケースによれば、上側収容部の側面に形成される支持部によって、育苗ポットの上端が支持される。よって、育苗ポット用ケースを上下方向へ傾斜させても、下側収容部から育苗ポット並びに育苗ポット内の植物が脱落するのを防ぐことができるので、育苗ポットに植えられた植物を損なうことなく安定して移送できるという効果がある。
請求項2記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1の奏する効果に加え、支持部は上側収容部の側面を内側に張り出して形成される。これにより、該支持部のための別の部材を設けることなく、育苗ポットの上端を支持できるので、上側トレイの製造コストを低減できるという効果がある。
請求項3記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1又は2が奏する効果に加え、支持部は上側収容部の側面に複数形成されるので、支持部によって下側収容部に配置された育苗ポットを上端から支持できる。また、下側収容部に配置する育苗ポットの質量配分に応じた位置に応じて、上側収容部の側面に支持部を形成することで、育苗ポットを上方からバランス良く支持できるという効果がある。
請求項4記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から3のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側仕切部および上側仕切部によって、育苗ポットを配置するための下側収容部および上側収容部が複数形成される。よって、1の育苗ポット用ケースに、複数の育苗ポットを配置し、移送することができる。更に、上側収容部にはそれぞれ支持部が形成されるので、該支持部によって育苗ポット用ケースに配置される育苗ポットの上端を適切に支持できるという効果がある。
請求項5記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側仕切部は、下側トレイの底面から上面に向けて凸状に形成され、上側仕切部は、上側トレイの上面から底面に向けて凸状に形成され、下側トレイを上側トレイに嵌め合わせた場合に、下側仕切部の上部と上側仕切部の下部とが当接することで、下側仕切部および上側仕切部が育苗ポット用ケースの上下方向を支持する柱となるように形成される。従って、育苗ポット用ケースを積み重ねる等して、育苗ポット用ケースに対して上下方向の荷重がかかっても、下側仕切部および上側仕切部による柱によって荷重を受け止め、育苗ポット用ケースの破損や変形を防止できる。よって、上下方向への積み重ねに対する耐久性の高い、育苗ポット用ケースとできるという効果がある。
請求項6記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から5のいずれかが奏する効果に加え、下側トレイの底面には排水溝が形成され、その排水溝に排水穴が形成されるので、排水溝に収集された排水を育苗ポット用ケースの外部に排出することができるという効果がある。
請求項7記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項6の奏する効果に加え、排水溝が下側収容部の底面の一部を下方に凹ませることで形成され、育苗ポットは、下側収容部の底面に配置される。即ち下側収容部に配置された育苗ポットの底面と、排水溝との間には高低差が形成されるので、かかる高低差によって、育苗ポットの底面の余分な水を効率良く排出できるという効果がある。
請求項8記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項6又は7が奏する効果に加え、次の効果を奏する。排水溝の底面には、下側トレイの脚となる突起部が形成される。よって、下側トレイを地面または路面に置いた場合に、突起部によって排水溝の底面がかさ上げされるので、排水溝の底面が地面または路面の水や泥、ゴミ等で汚れるのを防止できる。また突起部は、排水溝の底面に形成されるので、突起部が下側トレイの底面に形成される場合と比較して、その高さを低く形成できる。これにより、突起部の上下方向に対する剛性が確保できるという効果がある。
請求項9記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項8の奏する効果に加え、次の効果を奏する。上側トレイの上面には、育苗ポット用ケース内を換気する通気穴が形成され、下側トレイの底面には、当該下側トレイの脚となる突起部が形成される。1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイ上に、他の育苗ポット用ケースを積み重ねた場合に、1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイの通気穴に他の育苗ポット用ケースにおける下側トレイの突起部が嵌るように形成される。よって、1の育苗ポット用ケース上に他の育苗ポット用ケースを安定して積み重ねることができるという効果がある。
ここで通気穴は、1の育苗ポット用ケース上に他の育苗ポット用ケースを積み重ねた場合に突起部を嵌める穴として機能すると共に、育苗ポット用ケース内を換気する穴としても機能する。即ち1の通気穴を開口することで、突起部を嵌める穴と、育苗ポット用ケース内を換気する穴とを個別に開口する必要がなく、上側トレイに形成する穴を少なくできるので、上側トレイの剛性の低下を抑制できる。なお、突起部に嵌らない通気穴を上側トレイに形成しても良い。
また、突起部は、1の育苗ポット用ケース上に他の育苗ポット用ケースを積み重ねた場合に通気穴に嵌まる突起として機能すると共に、下側トレイの脚としても機能する。即ち1の突起部を形成することで、通気穴に嵌まる突起と、下側トレイの脚とを個別に形成する必要がないので、下側トレイの製造コストを低減できる。
請求項10記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項9の奏する効果に加え、次の効果を奏する。1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイの通気穴に、他の育苗ポット用ケースにおける下側トレイの突起部を嵌めた場合に、1の育苗ポット用ケースと他の育苗ポット用ケースとが所定の位置関係で積み重なる。即ち、1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイの通気穴に、他の育苗ポット用ケースにおける下側トレイの突起部を嵌め合わせるという手順だけで、上下の育苗ポット用ケースの位置関係を調整することなく、これらを所定の位置関係で積み重ねることができるという効果がある。
請求項11記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から10のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側トレイには、下側トレイを上側トレイに嵌め合わせるための下側止め具が形成され、上側トレイには、上側トレイを下側トレイに嵌め合わせるための上側止め具が形成される。よって、下側トレイと上側トレイとを嵌め合わせるための部材を、下側トレイ及び上側トレイに別途設ける必要がないので、下側トレイ及び上側トレイの製造コストを低減できるという効果がある。
請求項12記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から11のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側トレイは、下側トレイの上面視における端部を上面視内側へ窪ませて形成される下側持手を有し、上側トレイは、上側トレイの上面視における端部を、上側トレイを下側トレイに嵌め合わせた場合の下側持手に沿って窪ませて形成される上側持手を有する。これにより、箱に複数の育苗ポット用ケースを並べて収容しても、それぞれの育苗ポット用ケースには下側持手および上側持手の窪みによって隙間が形成される。かかる隙間に指などを挿入することで、所望の育苗ポット用ケースを箱から取り出すことができるという効果がある。
請求項13記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から11のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側トレイは、下側トレイの上面視における端部を上面視内側へ窪ませて形成される下側持手を有する。これにより、育苗ポットに植えられた植物の販売等のため、育苗ポット用ケースから上側トレイを取り外し、植物が植えられた育苗ポットを配置した下側トレイを隣り合せて陳列しても、それぞれの下側トレイには下側持手の窪みによる隙間が形成される。かかる隙間に指などを挿入することで、陳列された下側トレイの位置をずらすことなく、所望の植物が配置された下側トレイを持ち上げることができるという効果がある。
請求項14記載の育苗ポット用ケースによれば、請求項1から13のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。下側トレイは、下側仕切部と、排水穴と、排水溝と、突起部と、下側止め具と、下側持手とを有して、1の部材で形成され、上側トレイは、支持部と、上側仕切部と、通気穴と、上側止め具と、上側持手とを有して、1の部材で形成される。従って、下側トレイ及び上側トレイの各部を、別の部材で形成して取り付ける必要がないので、下側トレイ及び上側トレイの製造コストを低減できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態における育苗ポット用ケース1の斜視図であり、図1(b)は、その組付けを表す図である。育苗ポット用ケース1は、植物の入った育苗ポットPを配置し、移送するためのケースであり、下側トレイ2と、上側トレイ10とで構成される。図1(b)に示すように、下側トレイ2に育苗ポットPを配置した後に、下側トレイ2の上部に上側トレイ10を嵌め合わせることで、育苗ポット用ケース1が形成される。まず、下側トレイ2について、図2を参照して説明する。
図2(a)は、育苗ポット用ケース1の正面図であり、図2(b)は、下側トレイ2を隣り合って陳列させた場合の上面図である。図2(a)に示すように、下側トレイ2は、育苗ポット用ケース1の下部を構成し、育苗ポットPを配置するトレイである。下側トレイ2には、図2(b)に示すように、育苗ポットPを個別に配置するため空間である下側収容部3が形成される。下側収容部3は、下側トレイ2に形成される4つの下側仕切部4によって下側トレイ2の内面を区切ることで、9つ形成される。
具体的に、下側仕切部4は、下側トレイ2の底面から上面にかけて上に凸の角柱状に形成され、下側仕切部4と下側トレイ2の内側とによって下側収容部3が8つ形成され、更に4つの下側仕切部4同士が囲まれることで下側収容部3が1つ形成される。下側仕切部4は、形成されるそれぞれの下側収容部3の上面視における幅が、育苗ポットPを上方から下側収容部3に挿入し配置できるように形成される。これにより、1の下側トレイ2、即ち育苗ポット用ケース1によって、最大9個の育苗ポットPを配置し移送することができる。なお、下側仕切部4の形状は、上に凸の角柱状に限られるものではなく、上に凸状の形状であれば、角錐状や円柱状、円錐状等、他の形状を適宜適用しても良い。
下側トレイ2の底面には、育苗ポットPからの水や育苗ポット用ケース1内の結露等の排水を外部に排出する排水溝5及び排水穴6と、下側トレイ2の脚となる突起部7とが形成される。排水溝5は、それぞれの下側収容部3の底面を下方に凹ませて形成される排水用の溝である。図2(b)に示すように、排水溝5はそれぞれの下側収容部3の底部に亘って形成され、更に、隣り合う下側収容部3の底面に形成される排水溝5同士が連結するように形成される。排水溝5は下側収容部3の底面を下方に凹ませて形成されるので、下側収容部3に配置される育苗ポットPの底面と、排水溝5との間には高低差が形成される。かかる高低差によって、育苗ポットPの底面の余分な水を排水溝5へ効率良く排出できるので、育苗ポットP内の植物に対して過剰な水が与えられるのを抑制できる。
排水溝5の底面であって、下側トレイ2の上面視における略中央部には、排水溝5の排水を外部へ排出する排水穴6が開口される。排水溝5同士が連結されており、排水穴6が排水溝5に形成されるので、排水溝5に収集された排水を排水穴6から下側トレイ2の外部、即ち育苗ポット用ケース1の外部へ排出できる。
排水溝5の底面であって、下側トレイ2の上面視における四隅には、突起部7が形成される。下側トレイ2を地面または路面に置いた場合に、これら突起部7によって排水溝5の底面がかさ上げされる。これにより、排水溝5の底面が地面または路面の水や泥、ゴミ等で汚れるのを防止できる。また突起部7は、排水溝5の底面に形成されるので、突起部7が下側トレイ2の底面に形成される場合と比較して、その高さを低く形成できる。これにより、突起部7の上下方向に対する剛性が確保できる。なお、突起部7は排水溝5の底面に形成する構成に限られるものではなく、下側トレイ2の底面や、下側収容部3の底面等、下側トレイ2の任意の場所に適宜形成しても良い。
ところで、突起部7によって排水溝5の底面がかさ上げされることで、排水溝5の底面と地面または路面との間には空間が形成される。上述した通り、育苗ポットPは下側収容部3における排水溝5の上部に配置されるので、排水溝5の底面と育苗ポットPの底面との間にも空間が形成される。これらの空間によって、地面または路面からの熱が、排水溝5を経て育苗ポットPに伝達するのを低減できる。従って、排水溝5及び突起部7が形成されることで、地面または路面から熱によって育苗ポット用ケース1内の温度が過剰に上昇するのを抑制できる。
下側トレイ2の上面には、凹状の下側止め具8が形成される。下側止め具8は、下側トレイ2の上面視における四隅にそれぞれ形成される。下側止め具8に、後述の上側トレイ10の上側止め具11を嵌め合わせることで、下側トレイ2に上側トレイ10が嵌め合わされる。
一方で、育苗ポット用ケース1から上側トレイ10を取り外すことで、下側トレイ2内の育苗用ポットPに植えられた植物が外部に露出され、これにより、下側トレイ2に収容された植物を展示させることができる。また、図2(b)に示すように、下側トレイ2に植物が植えられた育苗用ポットPを収容し、かかる下側トレイ2を隣り合って陳列させることで、下側トレイ2単位での植物の販売も可能となる。その際に、顧客が所望する植物が配置された下側トレイ2を持ち上げる必要があるが、下側トレイ2に形成される下側持手9によって、下側トレイ2を容易に持ち上げることができる。
具体的に、下側トレイ2の上面には、下側トレイ2を持ち運ぶための持ち手となる下側持手9が形成される。下側持手9は、下側トレイ2の上面の対向する2辺の端部をそれぞれ、上面視内側へ指が挿入可能な程度に窪ませることで形成される。これにより、下側トレイ2を隣り合って陳列しても、下側持手9の窪みによって、指が挿入可能な程度の隙間Sが形成される。かかる隙間Sに指を挿入することで、陳列された下側トレイ2の位置をずらすことなく、所望の植物が配置された下側トレイ2を持ち上げることができる。更に、下側トレイ2の上面の端部に対向して形成される2の下側持手9に対して、それぞれ指を挿入することで、下側トレイ2を略垂直に持ち上げることができる。これにより、下側トレイ2を水平に保ったままバランス良く持ち上げることができる。
下側トレイ2には、下側仕切部4、排水溝5、排水穴6、突起部7、下側止め具8及び下側持手9が1の部材によって成形加工されて形成される。よって、これら部材を個別に形成し、下側トレイ2に設置する必要がないので、下側トレイ2の質量および製造コストを低減できる。なお、下側仕切部4、排水溝5、排水穴6、突起部7、下側止め具8及び下側持手9の全部または一部を下側トレイ2とは別の部材で形成し、下側トレイ2に設置する構成としても良い。
次に、図3を参照して上側トレイ10を説明する。図3(a)は、育苗ポット用ケース1を段ボール箱Bに収容した場合の上面図であり、図3(b)は、IIIb−IIIb線の断面図である。上側トレイ10は下側トレイ2の上部に嵌め合わされ、下側トレイ2の下側収容部3に配置された育苗ポットPの上方を保護するトレイである。
上側トレイ10の底面には、凸状の上側止め具11が形成され、上側トレイ10を下側トレイ2上に重ね合わせ、下側止め具8と上述した上側止め具11とを嵌め合わせることで、下側トレイ2に上側トレイ10が嵌め合わされる。下側止め具8と上側止め具11とが,下側トレイ2と上側トレイ10とに形成されるので、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせるための部材をそれぞれ別に設ける必要がない。従って、下側トレイ2と上側トレイ10との質量および製造コストを低減できる。
上側トレイ10の内面であって、下側トレイ2の下側収容部3の上方には、その下側収容部3に配置された育苗ポットPの上方を保護する上側収容部12が9つ形成される。上側収容部12は、上側トレイ10に形成される4つの上側仕切部13によって、上側トレイ10の内面を区切ることで9つ形成される。
具体的に、上側仕切部13は、上側トレイ10の底面から上面にかけて下に凸の角柱状に形成され、上側仕切部13と上側トレイ10の内側とによって上側収容部12が8つ形成され、また4つの上側仕切部13同士で囲まれることで上側収容部12が1つ形成される。なお、上側仕切部13の形状も、下に凸の角柱状に限られるものではなく、下に凸状の形状であれば、角錐状や円柱状、円錐状等、他の形状を適宜適用しても良い。
また、図3(b)に示すように、下側仕切部4の側面の上部と下側トレイ2の内側の上部とは、育苗ポットPの側面の形状と略同一の形状に形成される。よって、育苗ポットPを下側収容部3に配置し、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、育苗ポットPの側面は、下側トレイ2の内側と下側仕切部4とによって支持される。これにより、育苗ポット用ケース1の正面視における水平方向へ加速度がかかった場合に、育苗ポットPが下側収容部3から移動して散乱し、育苗ポットP同士が衝突する等して育苗ポットP内の植物が損なわれるのを抑制できる。
更に上側仕切部13および上側トレイ10の側面には、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、育苗ポットPの上端を支持する支持部14が形成される。その支持部14は、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合の育苗ポットPの上端と略同一となる位置に対して、上側仕切部13及び上側トレイ10の側面を内側、即ち、上側仕切部13及び上側トレイ10の側面によって形成される上側収容部12の方向に張り出すことで形成される。
かかる支持部14によって育苗ポットPの上端が支持されるので、育苗ポット用ケース1の移送等により、育苗ポット用ケース1が上下方向へ大きく傾いても、育苗ポットPの上端が支持部14に支持された状態を維持できる。これにより、育苗ポットPが下側収容部3から脱落するのを防ぐことができるので、育苗ポットPに植えられた植物を損なうことなく、安定して移送できる。加えて支持部14は、上側収容部12の上面視における左上および右下の2箇所、例えば上側収容部12の対角線上に形成されるので、育苗ポットPを上方からバランス良く支持できる。
支持部14が上側仕切部13及び上側トレイ10の側面を内側に張り出す(内側に凹ます)ことで形成され、更に上述した通り、育苗ポットPの側面を支持する下側トレイ2の内側と下側仕切部4の側面との上部が、育苗ポットPの側面の形状と略同一の形状に形成される。即ち、育苗ポットPの上端および側面を支持する別の部材を育苗ポット用ケース1に設けることなく、育苗ポットPの上端および側面が支持される。よって、育苗ポット用ケース1の質量および製造コストを低減でき、下側トレイ2に上側トレイ10を嵌めるという容易な手順だけで、育苗ポットPの側面および上端を支持できる。
図3(b)に示すように、下側トレイ2の下側仕切部4の上面と、上側トレイ10の上側仕切部13の底面とは、それぞれ略平坦状に形成され、下側仕切部4と上側仕切部13との上下方向の高さは、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、下側トレイ2の下側仕切部4の上面と、上側トレイ10の上側仕切部13の底面とが接するように形成される。
下側仕切部4は、下側トレイ2の底面から上面にかけて柱状に形成され、上側仕切部13は、上側トレイ10の上面から底面にかけて柱状に形成される。加えて、下側仕切部4の上面の形状と上側仕切部13の底面の形状は、共に略平坦状に形成されるので、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、下側仕切部4の上面と上側仕切部13の底面とが接することで、育苗ポット用ケース1を上下方向から支持する柱となる。
これにより、育苗ポット用ケース1を積み重ねる等して、育苗ポット用ケース1に対して上下方向の荷重がかかっても、かかる柱によって荷重を受け止め、育苗ポット用ケース1の破損や変形を防止できる。よって、上下方向への積み重ねに対する耐久性の高い、育苗ポット用ケース1とできる。
なお、下側仕切部4の上面の形状と上側仕切部13の底面の形状は、共に略平坦状に形成するものに限られるものではない。下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、下側仕切部4の上面と上側仕切部13の底面とが接するように、これらの形状を適宜設定すれば良い。例えば、下側仕切部4の上面を凹状に形成し、上側仕切部13の底面を下側仕切部4の上面に嵌る程度の凸状に形成することで、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせた場合に、下側仕切部4と上側仕切部13との水平方向のズレを抑制できる。また、これとは逆に、下側仕切部4の上面を凸状に形成し、上側仕切部13の底面を凹状に形成しても良い。
それぞれの下側収容部3の上面には、育苗ポット用ケース1内を換気するための通気穴15が形成される。よって、下側トレイ2と上側トレイ10とを嵌め合わせても、これら通気穴15によって育苗ポット用ケース1内の空気を換気でき、育苗ポット用ケース1に収容される育苗ポットP内の植物を損なうことなく移送できる。
上側トレイ10の底面には、育苗ポット用トレイ1を持ち運ぶための持ち手となる上側持手16が形成される。上側持手16は、上側トレイ10の底面の対向する2辺の端部であって、下側トレイ2に上側トレイ10が嵌め合わせた場合の、図2で上述した下側トレイ2の下側持手9に沿って窪ませることで形成される。これにより、図3(b)に示すように、段ボール箱Bに複数の育苗ポット用ケース1を並べて収容しても、下側持手9及び上側持手16の窪みによって、指が挿入可能な程度の隙間Tが形成される。よって、かかる隙間Tに指を挿入して持ち上げることで、所望の育苗ポット用ケース1を段ボール箱Bから取り出すことができる。
更に、育苗ポット用ケース1の端部に対向して形成される、2の下側持手9及び上側持手16に対して、それぞれ指を挿入することで、育苗ポット用ケース1を略垂直に持ち上げることができる。これにより、育苗ポット用ケース1を、水平に保ったままバランス良く持ち上げることができる。なお、下側持手9及び上側持手16は、下側トレイ2の上面および上側トレイ10の底面の、対向する2辺に形成されるものに限られるものではなく、下側トレイ2の上面および上側トレイ10の底面の4辺全てに形成しても良い。
上側トレイ10には、上側仕切部13、支持部14、通気穴15及び上側持手16が1の部材によって成形加工されて形成される。よって、これら部材を個別に形成し、上側トレイ10に設置する必要がないので、上側トレイ10の質量および製造コストを低減できる。なお、上側仕切部13、支持部14、通気穴15及び上側持手16の全部または一部を上側トレイ10とは別の部材で形成し、上側トレイ10に設置する構成としても良い。
次に、図4を参照して、育苗ポット用ケース1の積み重ねについて説明する。図4(a)は、1の育苗ポット用ケース1に他の育苗ポット用ケース1を積み重ねた場合の斜視図であり、図4(b)は、その正面図である。
図4に示す通り、通気穴15と、上述した下側トレイ2の突起部7とはそれぞれ、1の育苗ポット用ケース1の真上に他の育苗ポット用ケース1を積み重ねた場合に、1の育苗ポット用ケース1の通気穴15に、他の育苗ポット用ケース1の突起部7が嵌る位置に形成される。即ち、1の育苗ポット用ケース1における通気穴15に、他の育苗ポット用ケース1における突起部7を嵌め合わせるという手順だけで、上下の育苗ポット用ケース1の位置関係を調整することなく、これらを真上に積み重ねることができる。
加えて、1の育苗ポット用ケース1に他の育苗ポット用ケース1を積み重ねた場合に、通気穴15に突起部7が嵌るので、これらを積み重ねた状態で上下方向に傾いても、通気穴15に突起部7が引っかかることで、他の育苗ポット用ケース1が、1の育苗ポット用ケース1上からずれたり、脱落することが抑制できる。よって、1の育苗ポット用ケース1上に他の育苗ポット用ケース1を安定して積み重ねることができる。更に、育苗ポット用ケース1を積み重ねた状態で、段ボール箱B(図3(a)参照)に収容することができるので、1の段ボール箱Bによって多くの育苗ポット用ケース1を運ぶことができる。
なお、突起部7は排水溝5の底面に4箇所に形成され、通気穴15は上側収容部12の上面の9箇所に形成した。即ち突起部7に嵌らない通気穴15を形成する構成としたが、突起部7に嵌る通気穴15のみを形成する構成としても良い。
更に図示はしないが、通気穴15の径は、突起部7の上面視における幅よりも大きく形成される。これにより、突起部7を通気穴15へ容易に嵌め合わせることできると共に、突起部7を通気穴15へ嵌め合わせた場合に、通気穴15と突起部7との間に隙間が生じるので、該隙間によって育苗ポット用ケース1内の空気を換気することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、下側収容部3及び上側収容部12を上面視における縦横3つずつの、計9つ形成する構成とした。しかし、1の育苗ポット用ケース1に形成される下側収容部3及び上側収容部12の数は9に限られるものではなく、8以下でも10以上でも良い。例えば、図5(a),図5(b)の育苗ポット用ケース30のように、下側収容部3及び上側収容部12を上面視における縦横5つずつの、計25個形成しても良い。その場合、育苗ポット用ケース30に形成される突起部7や通気穴15も、下側収容部3及び上側収容部12の数に応じて4以上形成しても良い。また例えば、下側トレイ2及び上側トレイ10を長方形状に形成し、下側収容部3及び上側収容部12を、上面視における縦に4個、横に5個の計20個形成しても良い。
上記実施形態では、排水穴6を下側トレイ2の底面の略中央部に1つ形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、育苗ポット用ケース1に形成される排水穴6の数は2以上でも良い。例えば、図6(a)の育苗ポット用ケース31に示すように、突起部7が非形成である全ての下側収容部3に対して、排水穴6を形成しても良い。
上記実施形態では、上側トレイ10を柱状の上側仕切部13で区切ることで、上側収容部12を形成する構成とした。しかし、上側収容部12を形成する方法は、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、図6(b)の育苗ポット用ケース32のように、上側トレイ10に対して、上側収容部12を個々に形成しても良い。こうすることで、育苗ポットPの上端の全周が支持部14によって支持されるので、育苗ポットPを上方からバランス良く支持できる。なお、この場合、それぞれの上側収容部12に対して、通気穴15を形成するのが望ましい。また、上側トレイ10と同様に、下側トレイ2に対しても下側収容部3を個々に形成しても良い。
上記実施形態では、支持部14を上側収容部12の上面視における左上および右下の対角線上に2箇所に形成した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、支持部14を上側収容部12に対して1つ形成しても良いし、3以上形成しても良い。例えば、図7(a)に示すように、支持部14を上側収容部12の上面視の1箇所に形成しても良いし、図7(b)に示すように、支持部14を上側収容部12の上面視における4箇所へ、均等に形成しても良い。また支持部14を形成する、上側収容部12の位置としては、支持部14を2箇所に形成する場合は、上側収容部12の対角線上の位置でも良いし、支持部14を3箇所に形成する場合は、上側収容部12に内接する正三角形の頂点の位置でも良いし、支持部14を4箇所に形成する場合は、上側収容部12に内接する正方形の頂点の位置でも良い。
加えて、図7(c)に示すように、図7(b)で上述した上側収容部12を個々で形成した場合においては、該上側収容部12の全周に亘って、支持部14を形成する構成としても良い。
上記実施形態では、1の育苗ポット用ケース1の通気穴15に、他の育苗ポット用ケース1の突起部7を嵌め合わせた場合、他の育苗ポット用ケース1が1の育苗ポット用ケース1の真上に積み重なる構成とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、1の育苗ポット用ケース1の通気穴15に、他の育苗ポット用ケース1の突起部7を嵌め合わせた場合、他の育苗ポット用ケース1が1の育苗ポット用ケース1の斜め上に積み重なる構成としても良い。
また、図7(d)の育苗ポット用ケース33に示すように、並べて配置された2の育苗ポット用ケース33上に、育苗ポット用ケース33が跨いで積み重なるように、突起部7及び通気穴15を形成しても良い。2の育苗ポット用ケース33上に1の育苗ポット用ケース33が跨って積み重ねることで、上段の育苗ポット用ケース33を安定して積み重ねることができると共に、上段の育苗ポット用ケース33を下段の2の育苗ポット用ケース33で支えるので、下段の育苗ポット用ケース33への荷重が分散され、下段の育苗ポット用ケース33が変形したり破損するのを防止できる。
上記実施形態では、突起部7及び通気穴15をそれぞれ下側収容部3及び上側収容部12に1つずつ形成する構成とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、1つの下側収容部3及び上側収容部12に対して、複数の突起部7及び通気穴15を形成する構成としても良い。また、複数の下側収容部3及び上側収容部12に対して、1つの突起部7及び通気穴15を形成する構成としても良い。例えば、突起部7及び通気穴15の代わりに、図8(a),図8(b)の育苗ポット用ケース34に示すように、上面視左右方向の3つの下側収容部3及び上側収容部12を共有する、1の突起部17及び通気穴25を形成しても良い。
上記実施形態では、通気穴15を上側トレイ10の上面に形成した。しかしながらこれに加えて、通気穴15を更に上側トレイ10の側面や、下側トレイ2の側面に形成しても良い。
上記実施形態では、下側止め具8を凸状に形成し、上側止め具11を凹状に形成する構成とした。しかし、下側止め具8及び上側止め具11の形状は、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、下側止め具8を凹状に形成し、上側止め具11を凸状に形成する等、下側止め具8と上側止め具11とが互いに嵌まり合う形状を、適宜適用すれば良い。
上記実施形態では、排水穴、突起部7及び通気穴15は上面視円形に形成した。しかし、これに限られるものではなく、排水穴、突起部7及び通気穴15を、楕円、四角形や六角形等の多角形、星形等、他の形状で形成しても良い。
1,30〜34 育苗ポット用ケース
2 下側トレイ
3 下側収容部
4 下側仕切部
5 排水溝
6 排水穴
7,17 突起部
8 上側止め具
9 下側持手
10 上側トレイ
11 上側止め具
12 上側収容部
13 上側仕切部
14 支持部
15,25 通気穴
16 上側持手
P 育苗ポット
2 下側トレイ
3 下側収容部
4 下側仕切部
5 排水溝
6 排水穴
7,17 突起部
8 上側止め具
9 下側持手
10 上側トレイ
11 上側止め具
12 上側収容部
13 上側仕切部
14 支持部
15,25 通気穴
16 上側持手
P 育苗ポット
Claims (14)
- 育苗ポットを配置する下側収容部が形成される下側トレイと、
その下側トレイの上部に嵌め合わされ、前記下側収容部に配置された前記育苗ポットの上方を保護する上側収容部が形成される上側トレイとを備え、
その上側収容部には、前記下側トレイに前記上側トレイを嵌め合わせた場合に、前記下側収容部に配置された前記育苗ポットの上端を支持する支持部が形成されることを特徴とする育苗ポット用ケース。 - 前記支持部は、前記上側収容部の側面を内側に張り出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の育苗ポット用ケース。
- 前記支持部は、前記上側収容部の側面に複数形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の育苗ポット用ケース。
- 前記下側トレイには、前記下側トレイに複数の前記下側収容部を形成するための下側仕切部が形成され、
前記上側トレイには、複数の前記下側収容部に対応して複数の前記上側収容部を形成するための上側仕切部が形成され、
前記上側収容部には、それぞれ前記支持部が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。 - 前記下側仕切部は、前記下側トレイの底面から上面に向けて凸状に形成され、
前記上側仕切部は、前記上側トレイの上面から底面に向けて凸状に形成され、
前記下側仕切部および前記上側仕切部は、前記下側トレイを前記上側トレイに嵌め合わせた場合、前記下側仕切部の上部と前記上側仕切部の下部とが当接することで、前記育苗ポット用ケースの上下方向を支持する柱となるように形成されることを特徴とする請求項4記載の育苗ポット用ケース。 - 前記下側トレイの底面には、排水溝が形成され、
その排水溝には、前記下側トレイ内の水を外部へ排出するための排水穴が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。 - 前記排水溝は、前記下側収容部の底面の一部を下方に凹ませることで形成され、
前記育苗ポットは、前記下側収容部の底面に配置されることを特徴とする請求項6記載の育苗ポット用ケース。 - 前記排水溝の底面には、前記下側トレイの脚となる突起部が形成されることを特徴とする請求項6又は7に記載の育苗ポット用ケース。
- 前記上側トレイの上面には、前記育苗ポット用ケース内を換気する通気穴が形成され、
前記突起部と前記通気穴とは、1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイ上に、他の育苗ポット用ケースを積み重ねた場合に、前記1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイの前記通気穴に前記他の育苗ポット用ケースにおける下側トレイの前記突起部が嵌るように形成されることを特徴とする請求項8記載の育苗ポット用ケース。 - 前記突起部と前記通気穴とは、前記1の育苗ポット用ケースにおける上側トレイの前記通気穴に、前記他の育苗ポット用ケースにおける下側トレイの前記突起部を嵌めた場合に、前記1の育苗ポット用ケースと前記他の育苗ポット用ケースとが所定の位置関係で積み重なるように形成されることを特徴とする請求項9に記載の育苗ポット用ケース。
- 前記下側トレイには、前記下側トレイを前記上側トレイに嵌め合わせるための下側止め具が形成され、
前記上側トレイには、前記上側トレイを前記下側トレイに嵌め合わせるための上側止め具が形成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。 - 前記下側トレイは、前記下側トレイの上面視における端部を上面視内側へ窪ませて形成される下側持手を有し、
前記上側トレイは、前記上側トレイの上面視における端部を、前記上側トレイを前記下側トレイに嵌め合わせた場合の前記下側持手に沿って窪ませて形成される上側持手を有することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。 - 前記下側トレイは、前記下側トレイの上面視における端部を上面視内側へ窪ませて形成される下側持手を有することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。
- 前記下側トレイは、前記下側トレイに複数の前記下側収容部を形成するための下側仕切部と、排水溝と、前記下側トレイ内の水を外部へ排出するための排水穴と、前記下側トレイの脚となる突起部と、前記上側トレイを前記下側トレイに嵌め合わせるための下側止め具と、下側持手とを有して、1の部材で形成され、
前記上側トレイは、前記支持部と、複数の前記下側収容部に対応して複数の前記上側収容部を形成するための上側仕切部と、前記育苗ポット用ケース内を換気する通気穴と、前記上側トレイを前記下側トレイに嵌め合わせるための上側止め具と、上側持手とを有して、1の部材で形成されることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の育苗ポット用ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018142416A JP2020018175A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 育苗ポット用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018142416A JP2020018175A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 育苗ポット用ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020018175A true JP2020018175A (ja) | 2020-02-06 |
Family
ID=69587379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018142416A Pending JP2020018175A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 育苗ポット用ケース |
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-
2018
- 2018-07-30 JP JP2018142416A patent/JP2020018175A/ja active Pending
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