JP5468273B2 - フライヤー用バスケット - Google Patents

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この発明は、食品の製造ライン等に組み込まれ又は単独で使用されて食品を油揚げするフライヤーのバスケットに関する。
従来のフライヤー用バスケットとしては、例えば特許文献1の特に図2に記載されたものがある。これは即席麺を対象の食品とした例であり、図5に示すように平行な2本の無端チェンA(1本は図示を省略)の間に架設する枠Bに複数のバスケットCが固着されている。特許文献1では明示されていないが、従来のこの種のバスケットCは鋼板をプレス加工により容器状に形成してなり、底に多数の穴が打ち抜き加工により開設されて、熱油が内部を通過できるようになっている。また、このバスケットCの内面は、油揚げされた食品が貼りつくことを防止するためにポリフッ化エチレンがコーティングされているものもある。
また、従来の食品製造用コンベヤを構成するバスケットとしては、特許文献2に記載されるように、麺を湯で茹でるものとして金網により作られたものがあった。
特開2004−229906号公報 特開平10−57244号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフライヤー用バスケットによれば、バスケット内面が鋼板の面であるから平坦面になっているために、食品との接触面積が、油揚げ後にバスケットを上下逆にしても食品が落下できないほどの接着力がある面積となっていた。このため、バスケットに対する食品の接着力を低下させる目的で前記のようにポリフッ化エチレンがコーティングされているものもあるが、このコーティングによっても食品の貼りつきを十分に防止することができなかったため、従来ではバスケットに衝撃を与えることにより食品をバスケットから剥離させようとしていた。
一方、コーティングされたポリフッ化エチレンは経時的な劣化等によりバスケットから剥離して、その結果バスケット内面の前記接着力が増大することがあり、そうすると食品が強固に張り付いて落下しないままバスケットが再度フライヤーの食品供給位置に至り、バスケット内に残った油揚げ後の食品の上にこれから油揚げする食品が新たに供給されるという不具合があり、これを防止するには人による監視が必要であって作業の無人化の障害になっていた。
そこでこの発明は、油揚げ後の食品が内面から容易に剥離できるフライヤー用バスケットを得ることを課題としている。
フライヤーのバスケットには、即席麺のフライ機能と成型機能とが求められる。フライ機能としては、熱油が内部を通過する量が内部の各部で均一になることと、熱油の温度が内部の各部で均一になることが必要である。成型機能としては、油揚げ後の即席麺の大きさと形状が合成樹脂製や硬紙製の包装容器に適合するように成型される必要がある。
ところで、金網は、特に縦線と横線とを織物のように織ってなる織網からなる金網は、縦線と横線を織っただけだから、縦線と横線とが点接触による摩擦抵抗のみで各線相互の位置決めがなされており、且つ伸縮性もなく、また硬いため、逐次的な加工のたびに線がホツレたり線相互の相対移動があって形状も安定しにくい。このため食品を処理するために作られるステンレス製の金網は、大きさと形状を正確に製造することが困難であったから、大きさと形状が同一の多数の容器を必要とするフライヤーのバスケットには使用できないという考えがこれまで支配的であった。
一方、油揚げではなく麺を湯で茹でるバスケットとして特許文献2に記載されるように金網により作られたものがあった。これは麺を茹でるものであるために麺の成型機能が求められなかったために、バスケットの大きさと形状にばらつきがあっても使用可能だったからである。
発明者は、織った状態の平面状の織網からの加工工程をできるだけ逐次的ではなく同時に加工、例えば、金網からの型抜きと絞り加工を同時に一連の工程で行うように工夫して、線どうしの相対移動と線のほつれの機会を可及的に削減させることにより、多数のバスケットを金網により作っても、いずれも大きさと形状を同一にできることになったことの知見を得て、フライヤーのバスケットの材料に関する前記これまでの考えから脱却してこの発明に至ったものである。
この発明のフライヤー用バスケットは、1食分その他適量の食品を収容するバスケットの多数を無端状に連結してコンベヤを構成し、このコンベヤを熱油が充填された油槽を通過させることにより前記食品を油揚げするフライヤーにおいて、前記バスケットを金網により構成したことを特徴とする。
前記バスケットの金網を、縦線と横線とを織物のように織ってなる織網により構成するとともに、このバスケットの金網の縦線をコンベヤの進行方向に沿わせた向きにするとよい。また、バスケットの底全体を平面にするか底に高低差があるときには、最も下側の面を平面にするとよい。
さらに、前記バスケットの金網を、縦線と横線とを織物のように織ってなる織網により構成するとともに、このバスケットの金網の縦線をコンベヤの進行方向に沿わせ、前記バスケットの底を、中央部よりもその周縁部を低くして中央部とその周縁部との間に段部を形成し、さらに中央部及びその周縁部をいずれも平らな面に形成するとよい。
この発明によれば、金網にしたことでバスケット内面に細かい凹凸が形成されたほか、その凸部分も曲面になったことでバスケットに対する食品の接触面積が大幅に減少した。そのため、バスケットに対する食品の接着力も減少したので、油揚げ後にバスケットを上下逆にすると、食品は容易に落下して次工程に円滑に供給することができる。
バスケットを金網にすることで、熱油がバスケットに出入りするための開口面積を充分に確保することができる一方、金網の網目を自在に選択できるために網目を麺線の太さよ小さくすることができるので、食品を麺としたときに麺線がバスケットの網目(穴)を通って外に出た状態で油揚げされることを防止できる。
また、バスケットの底を中央部よりもその周縁部を低くして中央部とその周縁部との間に段部を形成しているので、段部のないものよりも底の変形に対する強度が大になっている。
開口面積の確保は熱油がバスケット内に均一に流通するために必要なことで、バスケットを金網により構成したことで上下方向のみならず側面からも熱油が出入りできるから、食品を麺としたときに、麺線の密度が全体に均一化される効果がある。つまり、従来のバスケットは底に穴が打ち抜き加工により開口されていただけであるため熱油は上下方向にしか通過せず、特に油揚げ時の気泡により主として上昇流が発生して、バスケット内で麺線が押し上げられて、麺線の密度が上部で密になる一方、下部では粗になるという不具合があったが、バスケットを金網で構成したことにより熱油は側面からも出入りできて前記密度が均一化され、湯でもどすときにも全体が均一にもどるから、品質のよい麺を食べることができる。
また、バスケットの金網を織網により構成して、その金網の縦線をコンベヤの進行方向に沿わせた向きにすると、バスケットが移動中に周辺の部材に触れることがあっても縦線には線の方向からの力が加わり、横線には線に直角の方向からの力が加わるから、線に斜め方向からの力が加わる場合より金網の変形が発生しにくい。
フライヤーのコンベヤの一部を示す平面図。 図1の拡大部分図。 図1の拡大正面図。 バスケットの断面図。 従来例を示す分解斜視図。
図1は即席麺を製造するフライヤーのコンベヤの一部を示しており、図示しない油槽を無端状に連続して通過するようになっていて、平行な2本の無端チェン1(1本は図示を省略・ここではローラチェンが使用されている)間に架設される枠2に複数のバスケット3が固着され、無端チェン1の連続方向に進行するようになっている。よって、無端チェン1の一方(図1における上又は下)の連続方向がコンベヤの進行方向になる。
枠2は2本の無端チェン1の間に、無端チェン1の長手方向に多数が連続配置されて架設されて全体としてパレットコンベヤのような形態をなすが、図1では一つの枠2のみが図示され、その左右方向の一部が省略されている。
枠2はここでは金属板により文字通りに長方形のフレームが形成されこれが左右のチェン1間に接続金具4を介して架設されている。その枠2内に複数のバスケット3が配置され、バスケット3のフランジ31が枠2の上に載置された状態で、そのフランジ31が枠2に溶接されている。溶接の部位は図2において符号32で示される。
バスケット3は金網により構成され、その上端の口縁部はフランジ状に外向きをなし、ここに外側から金属製のリング311により巻き締めされて前記フランジ31が形成されている。金属製の前記リング311は、断面がリング中心側を向いて開口したU字状をなしていて、そのU字の内部にバスケット3をなす金網のフランジ状口縁部を挟み込む。
バスケット3の底33は、この形態では、周縁部331が最も低く中央部332が高くなっていて、周縁部331自体と中央部332自体は高さが相違するもののいずれも平らな面に形成され、両者間に段部333を形成している。この段部333は、即席麺の底をその形状に成型するためのものであり、またこのバスケット3は底33が広いので、底33の変形に対する強度を出すためのものでもある。
金網は、縦線と横線とを織物のように織ってなる織網により構成され、このバスケット3の金網の縦線を平面視においてコンベヤの進行方向に沿わせた向きにしている。したがって金網の横線は平面視においてコンベヤの幅方向に沿った向きになっている。金網はここでは14メッシュのものを用いているが、食品の種類や油揚げの諸条件に応じて変更可能である。なお、枠2及びバスケット3はいずれもステンレス製である。
かかるバスケット3に蒸しなどの工程を経た柔軟な所定量の麺を投入した後、コンベヤの進行によりバスケット3に図示しない穴開きの蓋を施して油槽の熱油中を通過させる。するとその間に麺は油揚げされ、含有水分が蒸発されて硬化した状態でフライヤーの出口に至る。この段階では蓋は外されてバスケット3は上部が開口した状態になっていて、ここでコンベヤが反転するとバスケット3も下向きになり、油揚げされた状態の麺がバスケット3から次工程へと供給される。
ここで、バスケット3は金網にしたことで内面に細かい凹凸が形成されたほか、その凸部分も曲面になっているからバスケット3に対する麺の接触面積が大幅に減少した。そのため、バスケット3に対する麺の接着力も減少したので、油揚げ後にバスケット3を上下逆にすると、麺は容易に落下することになり、仮にバスケット3内面に接着するものがあっても、枠2に軽い衝動を与えることで容易に落下できる。そのため、例えば無端チェン1のガイドに少し凹凸を設けておくなどの簡単な手段により自動的に枠2に衝動を与えることができ、バスケット3からの落下もれを防止し、油揚げ工程の無人化に貢献することができる。かかるバスケット3からの麺の落下もれ防止は、油揚げ工程の無人化には必須条件となっている。
また、フライヤーには、バスケット3が熱油から出た段階でバスケット3の底をスクレーパに接触させて油切りをする部位がある。この部位では、バスケット3が進行中に底がスクレーパに接触するが、金網の縦線がその進行方向を向いているため、縦線には長手方向からスクレーパの接触力が入力されるから縦線に変形は発生しにくい。また、横線には直角方向から入力されるが、この横線は変形が発生しにくい前記縦線に支持されているから、斜め方向から入力されるよりバランスがとれて、横線にも変形は発生しにくい。よって、バスケット3による即席麺の成型機能は保持される。
1 無端チェン
2 枠
3 バスケット

Claims (1)

  1. 1食分その他適量の食品を収容するバスケットの多数を無端状に連結してコンベヤを構成し、このコンベヤを熱油が充填された油槽を通過させることにより前記食品を油揚げするフライヤーにおいて、前記バスケットを金網により構成し、前記バスケットの金網を、縦線と横線とを織物のように織ってなる織網により構成するとともに、このバスケットの金網の縦線をコンベヤの進行方向に沿わせ、前記バスケットの底を、中央部よりもその周縁部を低くして中央部とその周縁部との間に段部を形成し、さらに中央部及びその周縁部をいずれも平らな面に形成したことを特徴とするフライヤー用バスケット。
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