JP5330087B2 - フライヤー用バスケット - Google Patents

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この発明は、食品の製造ライン等に組み込まれ又は単独で使用されて食品を油揚げするフライヤーのバスケットに関する。
従来のフライヤー用バスケットとしては、例えば特許文献1の特に図2に記載されたものがある。これは即席麺を対象の食品とした例であり、図6に示すように平行な2本の無端チェンA(1本は図示を省略)の間に架設する枠Bに複数のバスケットCが固着されている。特許文献1では明示されていないが、従来のこの種のバスケットCは鋼板をプレス加工により容器状に形成してなり、底に多数の穴が打ち抜き加工により開設されて、熱油が内部を通過できるようになっている。また、このバスケットCの内面は、油揚げされた食品が貼りつくことを防止するためにポリフッ化エチレンがコーティングされているものもある。
特開2004−229906号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフライヤー用バスケットによれば、バスケット内面が鋼板の面であるから平坦面になっているために、食品との接触面積が、油揚げ後にバスケットを上下逆にしても食品が落下できないほどの接着力がある面積となっていた。このため、バスケットに対する食品の接着力を低下させる目的で前記のようにポリフッ化エチレンがコーティングされている。しかし、このコーティングによっても食品の貼りつきを十分に防止することができなかったため、従来ではバスケットに衝撃を与えることにより食品をバスケットから剥離させようとしていた。
一方、コーティングされたポリフッ化エチレンは経時的な劣化等によりバスケットから剥離して、その結果バスケット内面の前記接着力が増大することがあり、そうすると食品が強固に張り付いて落下しないままバスケットが再度フライヤーの食品供給位置に至り、バスケット内に残った油揚げ後の食品の上にこれから油揚げする食品が新たに供給されるという不具合があり、これを防止するには人による監視が必要であって作業の無人化の障害になっていた。
そこでこの発明は、油揚げ後の食品が内面から容易に剥離できるフライヤー用バスケットを得ることを課題としている。
この発明のフライヤー用バスケットは次の通りとなっている。すなわち、1食分その他適量の食品を収容するバスケットの多数を無端状に連結してコンベヤを構成し、このコンベヤを熱油が充填された油槽を通過させることにより前記食品を油揚げするフライヤーにおいて、上部が開口した容器状にして周壁と多数の穴を設けた底とを備え、前記周壁は底に連続する下側の径よりも上部開口部の径を大きくして上広がりのテーパ状にするとともに、周壁の少なくとも内面に上下方向に連続する溝を周方向に多数形成し、この溝の幅を底に近い下の位置よりも上部開口部に近づくほど上へ次第に広がるように形成してフライヤー用バスケットを構成している。
前記溝は、前記のように上下に幅を変化させることに代えて、溝の深さを底に近い下の位置よりも上部開口部に近づくほど上へ次第に深くなるように形成してもよい。また、溝の幅を前記のように下が狭く且つ上が次第に広がるようにし、併せて溝の深さを前記のように下が浅く且つ上へ次第に深くなるようにすることも可能である。
周壁の溝は、周壁を波形に加工することにより内外に形成してもよいし、或いは別の手段によって周壁の内面にのみ形成してもよい。
この発明によれば、バスケットの周壁の内面に上下方向に連続する溝を周方向に多数設けたので周壁内面には多数の凹凸が形成されたため、溝と食品との間に隙間が形成されるようになったので、バスケットに対する食品の接触面積が大幅に減少した。そのため、バスケットに対する食品の接着力も減少したので、底に連続する下側の径よりも上部開口部の径を大きくして上広がりのテーパ状にしてあることもあって、油揚げ後にバスケットを上下逆にすると、食品は容易に下方へ排出されて次工程に円滑に供給することができる。溝と食品との間の前記隙間にはここにも油揚げ時に熱油が通過できるので、食品全体がさらに均一に油揚げされる効果もある。
さらに前記溝については、幅と深さを次のようにしている。つまり幅を、底に近い下が狭く開口部に近い上へ次第に広くなるように形成し、深さを、底に近い下が浅く上部開口部に近い上に近づくほど次第に深くなるように形成し、これらの幅の変化と深さ変化の両方又はいずれか一方を採用するものとしている。このため、バスケットを下向きにして食品を下方へ排出させるときには食品は溝から離れる態様をなすから、食品の下方への排出は円滑になされる。
図1はフライヤーのコンベヤの一部を示す平面図。 図2は図1の拡大部分図。 図3は図1の拡大正面図。 図4(a)はバスケットの部分断面図,同(b)は同(a)のA−A線断面 図、同(c)は同(a)のB−B線断面図。 図5は溝の他の形態を示す図4(b)に相当する断面図。 図6は従来例を示す分解斜視図。
図1は即席麺を製造するフライヤーのコンベヤの一部を示しており、図示しない油槽を無端状に連続して通過するようになっていて、平行な2本の無端チェン1(1本は図示を省略・ここではローラチェンが使用されている)間に架設される枠2に複数のバスケット3が固着され、無端チェン1の連続方向に進行するようになっている。よって、無端チェン1の一方(図1における上又は下)の連続方向がコンベヤの進行方向になる。なお、即席麺以外の食品を製造対象とすることも可能である。
枠2は2本の無端チェン1の間に、無端チェン1の長手方向に多数が連続配置されて架設されて全体としてパレットコンベヤのような形態をなすが、図1では一つの枠2のみが図示され、その左右方向の一部が省略されている。
枠2はここでは金属板により文字通りに長方形のフレームが形成されこれが左右のチェン1間に接続金具4を介して架設されている。その枠2内に複数のバスケット3が配置され、バスケット3のフランジ31が枠2の上に載置された状態で、そのフランジ31が枠2に溶接されている。溶接の部位は図2において符号32で示される。なお、枠2の形態やバスケット3の枠2への固定手段については他のものも選択可能である。
バスケット3は金属板からなり、上部が開口しフランジ31を備えた容器状をしていて、周壁33と多数の穴34を設けた底35とを備え、前記周壁33は底35に連続する下側の径よりも上部開口部の径を大きくして上広がりのテーパ状になっている。また周壁33には、底35に近い部分とフランジ31に近い部分を除いて、周壁33の殆ど全面に多数の溝331を形成している。
溝331は周壁33を波形に成型することにより成形し、周方向に凹凸を繰り返してなる。この溝331の幅は上部開口部に近い上が広く底35に近づくほど下へ次第に狭く、また溝331の深さは上部開口部に近い上が深く底に近づくほど下へ次第に浅くなるように形成されている。ここでは溝331の幅と深さの両方を前記のように変化させたが、幅と深さの一方のみを前記のように変化させ、他方については上下にわたって変化しないように成形してもよい。また、この溝331は溝の表面の多くが平面になるように形成されていて、図4(b)に示されるように断面が概略において鋸歯状をしている。
バスケット3の成型は、金属板を慣用されている絞り加工によりフランジ31つきの容器状に成形した後に、その容器状の半製品の周壁を内外の型によってプレス加工して前記の波形に成型する。かくして波形の成型を絞り加工の後に行うことにより波形を所定通りの寸法に揃えて成型することができる。その後に底35の穴34を打ち抜いて形成する。
ここで、この実施の形態では、溝331は、図4(a)のA−A線断面において幅W1が2.95mm,深さD1が1.0mm,図4(a)のB−B線断面において幅W2が2.6mm,深さD2が0.5mmとなっている。一般的な太さ、つまり横断面の径が0.8〜1.2mmの容器入り即席麺の場合(偏平など円形以外の断面においては径の大きい部分において前記の寸法の径の場合)には、発明者の研究によれば、溝331の幅は1.0mm以上かつ4.2mm以下の範囲で、その深さは幅寸法の0.16倍以上かつ0.44倍以下の範囲の寸法であることが望ましいことが分かった。これらの範囲であると前記の一般的な太さの即席麺は、油揚げ後にバスケット3を上下逆にすることにより容易に下方へ排出されて次工程に円滑に供給することができる。その理由は、溝331が前記寸法の範囲内であれば、周壁33内面と麺との間に隙間ができて接触面積を従来のバスケットよりも充分に狭くでき、バスケット3に対する麺の接着力を低下させることができたからであると推定できる。また、溝331が前記寸法の範囲内であれば、油揚げ後の即席麺の周面が平滑な円錐面にきれいに仕上げられて、溝331に起因する凹凸面は形成されない。これは、麺が溝331内に充分に入り込むことがないことを意味しており、麺が溝33内面と接触する割合が少ないことの裏付けにもなっている。
即席麺を油揚げする場合には、バスケット3内の麺の水分が油熱により爆発的に蒸発されて気化し上昇するため麺には大きな浮力が作用する。このため、バスケット3内の麺は、油揚げ工程の初期のうちに、バスケット3上部で麺の密度が大になり同下部での麺の密度は低く粗になる。そこで、バスケット3の上部での溝331の深さが大であるから、麺の密度が大になる位置でも溝底まで深く入り込む麺は少なく、したがってバスケット3に対する麺の接触面積が小さくなる。また、バスケット3の下部での溝331の深さは小さくても、ここでは麺の密度が上部よりは粗であるために、バスケット3に対する麺の接触面積は小さくすることができる。
この油揚げ時に前記のようにバスケット3の周壁33に対する麺の接触面積が小さくなることは、周壁33と麺との間に隙間が多く形成されることを意味する。したがってこの隙間にも熱油が通るため麺全体が均一の油揚げされることになる。
また、バスケット3を上下逆にして油揚げ後の即席麺を下方に排出するときには、溝331は下の幅が広くなっているから、麺の一部が溝331内に入り込んでいても麺が溝331に挟まって停滞することなく排出される。
かかるバスケット3に蒸しなどの工程を経た柔軟な所定量の麺を投入した後、コンベヤの進行によりバスケット3に図示しない穴開きの蓋を施して油槽の熱油中を通過させる。するとその間に麺は油揚げされ、含有水分が蒸発されて硬化した状態でフライヤーの出口に至る。この段階では蓋は外されてバスケット3は上部が開口した状態になっていて、ここでコンベヤが反転するとバスケット3も下向きになり、油揚げされた状態の麺がバスケット3から次工程へと供給される。
ここで、バスケット3は麺の接触面積が大幅に減少したため、バスケット3に対する麺の接着力も減少したので、油揚げ後にバスケット3を上下逆にすると、麺は容易に落下することになり、仮にバスケット3内面に接着するものがあっても、枠2に軽い衝動を与えることで容易に落下できる。そのため、例えば無端チェン1のガイドに少し凹凸を設けておくなどの簡単な手段により自動的に枠2に衝動を与えることができ、バスケット3からの落下もれを防止し、油揚げ工程の無人化に貢献することができる。
図5は、周壁33の波形を変えて溝331の内面を曲面にした例である。また溝331は図4ないし図5に記載した形状の他の断面形状にすることも可能である。
1 無端チェン
2 枠
3 バスケット
33 周壁
34 穴
331 溝

Claims (2)

  1. 1食分その他適量の食品を収容するバスケットの多数を無端状に連結してコンベヤを構成し、このコンベヤを熱油が充填された油槽を通過させることにより前記食品を油揚げするフライヤーにおいて、上部が開口した容器状にして周壁と多数の穴を設けた底とを備え、前記周壁は底に連続する下側の径よりも上部開口部の径を大きくして上広がりのテーパ状にするとともに、周壁の少なくとも内面に上下方向に連続する溝を周方向に多数形成し、この溝の幅を底に近い下の位置よりも上部開口部に近づくほど上へ次第に広がるように形成したことを特徴とするフライヤー用バスケット。
  2. さらに前記溝の深さを底に近い下の位置よりも上部開口部に近づくほど上へ次第に深くなるように形成したことを特徴とする請求項1に記載のフライヤー用バスケット。
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