JP6356547B2 - プレス加工品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、メッキ層を有するプレス加工品の製造方法に関するものである。
メッキ層を有するプレス加工品においてプレス加工品にメッキ層を形成するには、プレス加工前にメッキ処理する先メッキ方法と、プレス加工後にメッキ処理する後メッキ方法と、がある。先メッキ方法は、特許文献1などに記載されているように、プレス加工されるワークが個別に帯状素材板から打ち抜かれる前にメッキ処理できるので、プレス加工後の個々のワークを集めてメッキ処理する後メッキ方法に比べて低コストで製造できる。
特開2006−147253号公報
しかしながら、プレス加工品はさまざまな形状があり、メッキ層が必要な箇所もさまざまである。例えば、端部が薄い肉厚に形成され、そこにメッキ層を有するプレス加工品も有る(図1参照)。この場合、先メッキ方法を用いると、プレス加工の過程で端部において圧力を受けたメッキ層が流動し、メッキ層に亀裂が生じたりメッキ層が薄くなり過ぎたりする場合が生じ得る。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、端部が薄い肉厚に形成され、その端部にメッキ層を有するプレス加工品において、先メッキ方法を用いてもメッキ層に亀裂が生じたりメッキ層が薄くなり過ぎたりするのを防止することが可能なプレス加工品の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプレス加工品の製造方法は、端部が薄い肉厚に形成され、その端部にメッキ層を有するプレス加工品を製造する製造方法であって、帯状素材板に前記メッキ層を形成する先メッキ処理工程と、前記プレス加工品となるワークを前記帯状素材板から打ち抜くワーク打ち抜き工程と、下面に段差が設けられたパンチを前記ワークに押し当てて、ワーク端部の肉厚を薄くする端部プレス工程と、前記パンチの前記段差によって前記ワーク端部の表面に形成された段差の内側から外方を切除する外周面形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプレス加工品の製造方法によれば、端部が薄い肉厚に形成され、その端部にメッキ層を有するプレス加工品において、先メッキ方法を用いてもメッキ層に亀裂が生じたりメッキ層が薄くなり過ぎたりするのを防止することが可能になる。
プレス加工品の例を示す外観図であって、(a)が平面図、(b)が側面図である。 本発明の実施形態に係るプレス加工品の製造方法の端部プレス工程を示す側面視断面図であって、(a)はパンチが下降する前を示し、(b)はパンチが下降した後を示す。 図2(b)における左側部分の模式的な拡大側面視断面図である。 プレス加工品の別の例を示す外観図であって、(a)が平面図、(b)が側面図である。 プレス加工品の更に別の例を示す外観図であって、(a)が平面図、(b)が側面図である。
本発明の実施形態を、以下説明する。本発明の実施形態に係る製造方法によって製造されるプレス加工品1は、図1に例示するように、端部1aが薄い肉厚に形成され、その端部1aにメッキ層2を有するものである。なお、図1に示した例は、平面視が略長方形で、端部1aの数が1個のものである。
メッキ層2を有する端部1aの肉厚は、例えば約0.4mmとすることができる。端部1aよりも中心側の部分である中央部1bの肉厚は、例えば約1.2mmとすることができる。メッキ層2の厚さは、例えば約0.005mmとすることができる。このプレス加工品1は、端部1aが薄い肉厚に形成され、かつ、そこにメッキ層2を有しているので、レーザを照射しメッキ層2を起点として溶接を行うことが可能である。
本発明の実施形態に係るプレス加工品の製造方法は、以下のような先メッキ処理工程と、ワーク打ち抜き工程と、端部プレス工程と、外周面形成工程と、を含む。
先メッキ処理工程は、材料供給装置から供給される金属(例えば、銅など)の長尺の帯状素材板にメッキ層2(例えば、ニッケルなどのメッキ層)を形成する工程である。この先メッキ処理工程は、メッキ層2が完成品であるプレス加工品1の肉厚が薄い端部1aとなる部分に少なくとも形成できれば具体的な方法は限定されるものではないが、実際には、工程が簡単になるので、帯状素材板を連続的にメッキ液の中を潜らせて帯状素材板全体をメッキ処理する方法とすればよい。この場合、プレス加工品1において端部1a以外の部分(中央部1bや裏面など)にもメッキ層2が残る。
ワーク打ち抜き工程は、プレス加工品1となるワーク1A(プレス加工品1の中間製品)を前述した帯状素材板から打ち抜く工程である。
端部プレス工程は、ワーク端部(ワーク1Aの端部)1Aaの肉厚を薄くする工程である。ワーク端部1Aaは、プレス加工品1の端部1aの途中形状である。この工程では、図2(a)に示すように、パンチ3aを有する上金型3を用いる。パンチ3aの下面には、段差3aaが設けられている。段差3aaの高さA(図3参照)は、プレス加工品1における端部1aと中央部1bの厚さの差B(図1(b)参照)(例えば約0.8mm)よりも非常に小さい(例えば0.05mm)。なお、図2(a)における符号3bは、パンチ3aを上下運動可能に支持するパンチ支持材を示している。
ワーク1Aは、下金型のダイ4に載置される。ワーク端部1Aaは、図2(b)に示すように、パンチ3aが下降してワーク1Aに押し当てられることによって肉厚が薄くなる。このとき、ワーク端部1Aaのメッキ層2は、圧力を受けて流動しようとする。ワーク端部1Aaにおいて、パンチ3aの段差3aaの内側に位置する部分(段差内側部分)1Aaaでは、図3に示すように、パンチ3aの段差3aaによってメッキ層2の流動が規制され、かつ、メッキ層2の余分がパンチ3aの段差3aaなどを伝って外方などに流れ出る。こうして、メッキ層2に亀裂が生じたりメッキ層が薄くなり過ぎたりするのを防止することが可能になる。なお、段差3aaの具体的な高さAは、メッキ層2の流動の規制の程度と段差3aaにかかる物理的な力などを考慮して決められる。また、段差3aaによってワーク端部1Aaの表面には、段差1Aabが形成され、その内側は前述した段差内側部分1Aaaであり、段差1Aabの外側は段差内側部分1Aaaよりも更に薄い肉厚の段差外側部分1Aacである。
外周面形成工程は、ワーク端部1Aaの表面に形成された段差1Aabの内側から外方を切除する工程である。こうして、ワーク端部1Aaのうち段差内側部分1Aaaが所定の長さだけ残され、その残された部分がプレス加工品1の端部1aとなる。
このように、端部が薄い肉厚に形成され、その端部にメッキ層を有するプレス加工品において、先メッキ方法を用いてもメッキ層に亀裂が生じたりメッキ層が薄くなり過ぎたりするのを防止することが可能になる。
以上、本発明の実施形態に係るプレス加工品の製造方法について説明したが、本発明は、上述した実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな変更が可能である。例えば、プレス加工品1の形状及び端部の数は、図1に示した例に限らず、図4に示すような平面視が略長方形で端部1aの数が2個のものや、図5に示すような平面視が円形(又は楕円形)で外周縁近傍が端部1aとなっているものなど、任意のものが可能である。また、先メッキ処理工程、ワーク打ち抜き工程、端部プレス工程、外周面形成工程、に加えてさまざまな工程を含み得る。例えば、図1などに示したプレス加工品に必要な孔部を形成する工程を追加することなどが可能である。
1 プレス加工品
1a プレス加工品の端部
1A プレス加工品となるワーク
1Aa ワーク端部(ワークの端部)
1Aab ワーク端部の段差
2 メッキ層
3 上金型
3a パンチ
3aa パンチの下面の段差
4 ダイ

Claims (1)

  1. 端部が薄い肉厚に形成され、その端部にメッキ層を有するプレス加工品を製造する製造方法であって、
    帯状素材板に前記メッキ層を形成する先メッキ処理工程と、
    前記プレス加工品となるワークを前記帯状素材板から打ち抜くワーク打ち抜き工程と、
    下面に段差が設けられたパンチを前記ワークに押し当てて、ワーク端部の肉厚を薄くする端部プレス工程と、
    前記パンチの前記段差によって前記ワーク端部の表面に形成された段差の内側から外方を切除する外周面形成工程と、
    を含むことを特徴とするプレス加工品の製造方法。
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