JP5626501B1 - ボス付き円筒容器の成形方法 - Google Patents

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Abstract

第1の工程では、ボス成形用パンチ(20)の第2平面部(24)により被加工材(10)の容器開口端(14)を下方に押込むとともに、被加工材(10)の一部をダイ穴奥部(37)内に押し込み、ボス部(51)、ダイ傾斜部(33)に沿う容器傾斜部(52)、第2側壁部(35)に沿う容器側壁部(53)を有するボス付き円筒容器(50)に成形する。第2の工程では、第1の工程で増肉した被加工材(50)の容器傾斜部(52)が圧下用パンチ(60)のパンチ傾斜部(63)と圧下用ダイ(70)のダイ傾斜部(73)とにより挟圧されて、均一な板厚の容器傾斜部(52)が得られる。第3の工程では、被加工材(50)の側壁部(54)がしごき用パンチ(90)としごき用ダイ(100)とにより挟圧されてしごき成形され、板厚の均一なボス部(51)が得られる。

Description

本発明は、底付き円筒容器を、底部にボス部を有するボス付き円筒容器に成形するの利用して好適なボス付き円筒容器の成形方法に関する。
従来、底部にボス部を有する円筒容器の加工方法として特許文献1の方法が公知である。
図7を参照して特許文献1の技術を説明すると、環状肩部及び該環状肩部の内周面に形成されたダイス穴を有する固定ダイス1、ダイス穴に対して進・退動が可能とされた可動パンチ2を用い、固定ダイス1の該ダイス穴に可動パンチ2を進動させて押し込むことにより、有底筒状体を成形する絞り成形方法において、成形前に又は成形途中に被加工体3の表面に自己の型面が接触する可動型4を可動パンチ2の進動に合わせて移動させることにより、該型面と接触する被加工体の材料を成形促進方向に積極的に供給しながら成形する。
また、特許文献2には、押さえ用パンチとこれに対向するカウンタパンチとで、カップ状部材の開口部端面をリングパンチで押すことによってボス部を形成させる技術が開示されている。
特開2002−113528号公報 特開平9−150223号公報
特許文献1、2の方法は、ボス部の成形に有効であるが、多軸の複動プレス機が必要である。
本発明は、上述した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、一般的な単軸のプレス機を用いて底部にボス部を有するボス付き円筒容器を容易に製造できるようにすることにある。
上述の課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 容器底部と、前記容器底部と容器曲面部を介して連続する容器側壁部とを有する底付き円筒容器を、底部にボス部を有するボス付き円筒容器に成形するボス付き円筒容器の成形方法であって、
ボス成形用ダイと、前記ボス成形用ダイと中心軸が同軸上に配置されるボス成形用パンチとを用いた第1の工程と、
圧下用ダイと、前記圧下用ダイと中心軸が同軸上に配置される圧下用パンチとを用いた第2の工程と、
しごき用ダイと、前記しごき用ダイと中心軸が同軸上に配置されるしごき用パンチとを用いた第3の工程とを有し、
前記ボス成形用ダイ、前記圧下用ダイ及び前記しごき用ダイはいずれも、前記中心軸に沿った第1方向に延びる第1側壁部と、前記第1側壁部と第1曲面部を介して連続して前記第1方向に進むに従って前記中心軸と直交する方向に拡開するダイ傾斜部と、及び前記ダイ傾斜部と第2曲面部を介して連続して前記第1方向に延びる第2側壁部と、を含んで構成されるダイ穴を有し、
前記ボス成形用パンチは、前記中心軸と直交する方向の外縁部に形成された段差溝部を有し、
前記圧下用パンチは、パンチ傾斜部を有し、
前記しごき用パンチは、前記第1側壁部の内径より小さい外径を有する柱状であり、
前記第1の工程では、前記底付き円筒容器を被加工材として、前記底付き円筒容器の前記容器底部側が前記ダイ傾斜部で支持された状態とし、前記底付き円筒容器の容器開口端を、前記段差溝部と前記第2側壁部とで拘束した状態で、前記ボス成形用パンチを前記ダイ穴に挿入するように相対移動させることにより、前記底付き円筒容器の一部を前記ダイ穴における前記第1側壁部に囲まれたダイ穴奥部内に押し込み、前記底付き円筒容器を、前記ダイ穴奥部内のボス部、前記ダイ傾斜部に沿う容器傾斜部、前記第2側壁部に沿う前記容器側壁部を有するボス付き円筒容器に成形し、
前記第2の工程では、前記第1の工程で成形したボス付き円筒容器を被加工材として、前記圧下用パンチを前記ダイ穴に挿入するように相対移動させることにより、前記第1の工程で前記容器側壁部の素材が流入することにより増肉した前記容器傾斜部を、前記パンチ傾斜部と前記ダイ傾斜部とで狭圧し、前記容器傾斜部の余剰材を前記ボス部の側壁部に流入させ、
前記第3の工程では、前記第2の工程で成形したボス付き円筒容器を被加工材として、前記しごき用パンチを前記ダイ穴奥部に挿入するように相対移動させることにより、前記第2の工程で前記容器傾斜部の余剰材を流入させた前記ボス部の側壁部をしごき成形することを特徴とするボス付き円筒容器の成形方法。
[2] 前記第2の工程において、前記容器開口端を自由端とすることを特徴とする[1]に記載のボス付き円筒容器の成形方法。
[3] 前記ボス成形用ダイ、前記圧下用ダイ及び前記しごき用ダイとして共通のダイを用いることを特徴とする[1]に記載のボス付き円筒容器の成形方法。
本発明によれば、一般的な単軸のプレス機を用いて底部にボス部を有するボス付き容器を容易に製造可能である。
図1は、第1の工程において被加工材のボス成形前の状態を示す断面図である。 図2は、第1の工程において被加工材のボス成形後の状態を示す断面図である。 図3は、第2の工程において被加工材の傾斜部圧下前の状態を示す断面図である。 図4は、第2の工程において被加工材の傾斜部圧下後の状態を示す断面図である。 図5は、第3の工程において被加工材のボス部しごき前の状態を示す断面図である。 図6は、第3の工程において被加工材のボス部しごき後の状態を示す断面図である。 図7は、従来のボス成形加工を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係るボス付き円筒容器の成形方法は、底付き円筒容器を、底部にボス部を有するボス付き円筒容器に成形するものであり、ボス成形用ダイ30とボス成形用パンチ20とを用いた第1の工程と、圧下用ダイ70と圧下用パンチ60とを用いた第2の工程と、しごき用ダイ100としごき用パンチ90とを用いた第3の工程とを有する。
ここで、「底部にボス部を有する」とは、円筒容器の底部を、円筒状で有底の凸形状に突出させることをいうものとする。
以下、各工程の詳細について説明する。
(第1の工程)
図1及び図2の断面図は、それぞれ第1の工程成形前及び成形後の状態を示している。同図を参照して、プレス機は、各々の中心軸Cが同軸上に配置されたボス成形用パンチ20と、ボス成形用ダイ30と、ノックアウト40とを備え、ボス成形用ダイ30及びノックアウト40は、ボス成形用パンチ20に対向配置されている。
本実施形態において被加工材となる底付き円筒容器10は、プレス成形されており、容器底部11と、容器底部11と容器曲面部13を介して連続する容器側壁部12とを有する。
ボス成形用ダイ30は、中心軸Cに沿って図1の上方向(第1方向)に延びる第1側壁部31と、第1曲面部32と、第1側壁部31と第1曲面部32を介して連続して第1方向に進むに従って中心軸と直交する径方向に拡開するダイ傾斜部33と、第2曲面部34と、ダイ傾斜部33と第2曲面部34を介して連続して第1方向に延びる第2側壁部35と、を含んで構成されるダイ穴36を有し、固定式である。ダイ穴36において、第1側壁部31に囲まれた部分はダイ穴奥部37となっている。ボス成形用ダイ30の第2側壁部35の内径は、底付き円筒容器10の容器側壁部12の外径と略同等である。
ノックアウト40は、円柱状の形状であり、成形品を金型から取り外すためのものであり、機械式の駆動源により昇降可能な可動式である。ノックアウト40は、ダイ穴奥部37内の奥側に配置される。
ボス成形用パンチ20は、中心軸Cと直交する径方向と平行な第1平面部21と、曲面部22と、第1平面部21と曲面部22を介して連続して第1方向に延びる第1側壁部23と、第1側壁部23に連続し、中心軸Cと直交する径方向と平行な第2平面部24と、第2平面部24に連続して第1方向に延びる第2側壁部25とを有し、図略の機械式(油圧、サーボモータ等)の駆動源により昇降可能な可動式である。第1側壁部23及び第2平面部24を含んで段差溝部26が形成される。段差溝部26は、ボス成形用パンチ20における中心軸Cと直交する径方向の外縁部に形成される。ボス成形用パンチ20の第1側壁部23の外径は、底付き円筒容器10の容器側壁部12の内径と略同等である。
底付き円筒容器(被加工材)10を容器底部11側がダイ傾斜部33で支持されるようにボス成形用ダイ30に置き、ボス成形用パンチ20を下方に(ダイ穴36に挿入するように)移動させる。これにより、ボス成形用パンチ20の第2平面部24により被加工材10の容器側壁部12の容器開口端14を下方に押込むとともに、被加工材10の一部をダイ穴奥部37内に押し込み、底付き円筒容器10を、図2に示すように、ダイ穴奥部37内のボス部51と、ダイ傾斜部33に沿う容器傾斜部52と、第2側壁部35に沿う容器側壁部53とを有するボス付き円筒容器50に成形する。
成形後、ノックアウト40を上昇させてボス付き円筒容器50をボス成形用ダイ30から取り外す。
上記第1の工程にて、図1に示すように、ボス成形用パンチ20の第2平面部24及び第1側壁部35(段差溝部26)とボス成形用ダイ30の第2側壁部35とにより被加工材10の容器側壁部12の容器開口端14付近を拘束した状態で成形を行うため、容器側壁部12が座屈することなく成形可能である。
また、被加工材10の容器側壁部12がボス成形用ダイ30のダイ傾斜部33方向に押込まれて、図2に示すように、容器傾斜部52が形成される際に被加工材10はボス成形用ダイ30のダイ傾斜部33に接触し、拘束された状態で成形されるため、容器傾斜部52も座屈することなく成形可能である。この際、容器傾斜部52は、容器側壁部53の素材が流入することにより増肉する。
(第2の工程)
図3及び図4の断面図は、それぞれ第2の工程成形前及び成形後の状態を示している。同図を参照して、プレス機は、各々の中心軸Cが同軸上に配置された圧下用パンチ60と、圧下用ダイ70と、ノックアウト80とを有し、圧下用ダイ70及びノックアウト80は圧下用パンチ60に対向配置されている。
圧下用ダイ70は、ボス成形用ダイ30と同様の構成を有し、中心軸Cに沿って図3の上方向(第1方向)に延びる第1側壁部71と、第1曲面部72と、第1側壁部71と第1曲面部72を介して連続して第1方向に進むに従って中心軸と直交する径方向に拡開するダイ傾斜部73と、第2曲面部74と、ダイ傾斜部73と第2曲面部74を介して連続して第1方向に延びる第2側壁部75と、を含んで構成されるダイ穴76を有し、固定式である。ダイ穴76において、第1側壁部71に囲まれた部分はダイ穴奥部77となっている。圧下用ダイ70の第2側壁部75の内径は、ボス付き円筒容器50の容器側壁部53の外径と略同等である。
ノックアウト80は、円柱状の形状であり、成形品を金型から取り外すためのものであり、機械式の駆動源により昇降可能な可動式である。ノックアウト80は、ダイ穴奥部77内の奥側に配置される。
圧下用パンチ60は、中心軸Cと直交する径方向と平行な第1平面部61と、第1曲面部62と、第1平面部61と第1曲面部62を介して連続して第1方向に進むに従って径方向に拡開するパンチ傾斜部63と、第2曲面部64と、パンチ傾斜部63と第2曲面部64を介して連続して第1方向に延びる側壁部65とを有し、図略の機械式の駆動源により昇降可能な可動式である。圧下用パンチ60の側壁部65の外径は、第1の工程で成形したボス付き円筒容器50の容器側壁部53の内径と略同等である。
ここで、ダイ傾斜部73とパンチ傾斜部63との傾斜角度は等しくしてもよいし、異ならせてもよい。
第1の工程で成形したボス付き円筒容器(被加工材)50を圧下用ダイ70に置き、圧下用パンチ60を下方に(ダイ穴76に挿入するように)移動させる。これにより、第1の工程で増肉した被加工材50の容器傾斜部52が圧下用パンチ60のパンチ傾斜部63と圧下用ダイ70のダイ傾斜部73とにより挟圧されて、余剰材がボス部51の側壁部54に流入することにより、図4に示すように、均一な板厚の容器傾斜部52が得られる。
成形後、ノックアウト80を上昇させてボス付き円筒容器50を圧下用ダイ70から取り外す。
上記第2の工程にて、被加工材50の容器傾斜部52は圧下用パンチ60のパンチ傾斜部63と圧下用ダイ70のダイ傾斜部73とにより狭圧されるため、均一な板厚を確保できる。
また、圧下用パンチ60のパンチ傾斜部63と圧下用ダイ70のダイ傾斜部73とで被加工材50の容器傾斜部52を狭圧する際に、被加工材50の容器側壁部53の容器開口端56とボス部51の底部55は金型により拘束されずフリーな状態であるため、静水応力の上昇による荷重の過大な増加を抑制できる。
(第3の工程)
図5及び図6の断面図は、それぞれ第3の工程成形前及び成形後の状態を示している。同図を参照して、プレス機は、各々の中心軸Cが同軸上に配置されたしごき用パンチ90と、しごき用ダイ100と、ノックアウト110とを有し、しごき用ダイ100及びノックアウト110はしごき用パンチ90に対向配置されている。
しごき用ダイ100は、ボス成形用ダイ30及び圧下用ダイ70と同様の構成を有し、中心軸Cに沿って図5の上方向(第1方向)に延びる第1側壁部101と、第1曲面部102と、第1側壁部101と第1曲面部102を介して連続して第1方向に進むに従って中心軸と直交する径方向に拡開するダイ傾斜部103と、第2曲面部104と、ダイ傾斜部103と第2曲面部104を介して連続して第1方向に延びる第2側壁部105と、を含んで構成されるダイ穴106を有し、固定式である。ダイ穴106において、第1側壁部101に囲まれた部分はダイ穴奥部107となっている。
ノックアウト110は、円柱状の形状であり、成形品を金型から取り外すためのものであり、機械式の駆動源により昇降可能な可動式である。ノックアウト110は、ダイ穴奥部107内の奥側に配置される。
しごき用パンチ90は、中心軸Cと直交する径方向と平行な平面部91と、曲面部92と、平面部91と曲面部92を介して連続して第1方向に延びる側壁部93とを有し、図略の機械式の駆動源により昇降可能な可動式である。しごき用パンチ90は、柱状であり、しごき用ダイ100の第1側壁部101の内径より小さい外径を有する。
第2の工程で成形したボス付き円筒容器(被加工材)50をしごき用ダイ100に置き、しごき用パンチ90を下方に(ダイ穴奥部107に挿入するように)移動させる。これににより、被加工材50の側壁部54がしごき用パンチ90の曲面部92及び側壁部93としごき用ダイ100の側壁部101及び曲面部102とにより挟圧されてしごき成形され、図6に示すように、板厚の均一なボス部51が得られる。
成形後、ノックアウト110を上昇させてボス付き円筒容器50をしごき用ダイ100から取り外す。
以上述べたように、一般的な単軸のプレス機を用いて底部にボス部を有するボス付き容器を容易に製造することができる。
なお、被加工材の材質としては、鋼、アルミニウム、銅等の金属、若しくは、これらの合金等、塑性加工が可能な公知の各種のものを採用できる。
また、第3の工程の後に、さらに他の工程が続くようにしてもかまわない。例えば第3の工程の後に、図略の金型を用いて、ボス付き円筒容器50の容器傾斜部52の傾斜角度を変更する(例えばより水平に近い角度にする)成形や、ボス部51の底部55を平坦にする成形等を行ってもよい。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば上記実施形態では、ボス成形用ダイ30、圧下用ダイ70及びしごき用ダイ100を別体のダイのように説明したが、共通のダイを用いるようにしてもかまわない。すなわち、第1の工程〜第3の工程において、ダイは共通で、ボス成形用パンチ20、圧下用パンチ60、しごき用パンチ90を使い分けるようにする。
また、工具の上下を反対にしてもよい。すなわち、ノックアウト40、80、110及びダイ30、70、100を上側に配置し、パンチ20、60、90を下側に配置してもよい。
また、プレス機は、第1の工程において、ボス成形用ダイ30を上動させ、ボス成形用パンチ20をボス成形用ダイ30に対して相対移動させてダイ穴36内に挿入することにより、底付き円筒容器10の一部をダイ穴奥部37内に押し込み、底付き円筒容器10をボス付き円筒容器50に成形してもよい。
同様に、第2の工程において、圧下用ダイ70を上動させ、圧下用パンチ60を圧下用ダイ70に対して相対移動させてダイ穴36内に挿入することにより、容器傾斜部52をパンチ傾斜部63とダイ傾斜部73とにより狭圧してもよい。
同様に、第3の工程において、しごき用ダイ100を上動させ、しごき用パンチ90をしごき用ダイ100に対して相対移動させてダイ穴奥部107に挿入することにより、ボス部51の側壁部54をしごき成形してもよい。
本発明は、底付き円筒容器を、底部にボス部を有するボス付き円筒容器に成形するのに利用して好適である。

Claims (3)

  1. 容器底部と、前記容器底部と容器曲面部を介して連続する容器側壁部とを有する底付き円筒容器を、底部にボス部を有するボス付き円筒容器に成形するボス付き円筒容器の成形方法であって、
    ボス成形用ダイと、前記ボス成形用ダイと中心軸が同軸上に配置されるボス成形用パンチとを用いた第1の工程と、
    圧下用ダイと、前記圧下用ダイと中心軸が同軸上に配置される圧下用パンチとを用いた第2の工程と、
    しごき用ダイと、前記しごき用ダイと中心軸が同軸上に配置されるしごき用パンチとを用いた第3の工程とを有し、
    前記ボス成形用ダイ、前記圧下用ダイ及び前記しごき用ダイはいずれも、前記中心軸に沿った第1方向に延びる第1側壁部と、前記第1側壁部と第1曲面部を介して連続して前記第1方向に進むに従って前記中心軸と直交する方向に拡開するダイ傾斜部と、及び前記ダイ傾斜部と第2曲面部を介して連続して前記第1方向に延びる第2側壁部と、を含んで構成されるダイ穴を有し、
    前記ボス成形用パンチは、前記中心軸と直交する方向の外縁部に形成された段差溝部を有し、
    前記圧下用パンチは、パンチ傾斜部を有し、
    前記しごき用パンチは、前記第1側壁部の内径より小さい外径を有する柱状であり、
    前記第1の工程では、前記底付き円筒容器を被加工材として、前記底付き円筒容器の前記容器底部側が前記ダイ傾斜部で支持された状態とし、前記底付き円筒容器の容器開口端を、前記段差溝部と前記第2側壁部とで拘束した状態で、前記ボス成形用パンチを前記ダイ穴に挿入するように相対移動させることにより、前記底付き円筒容器の一部を前記ダイ穴における前記第1側壁部に囲まれたダイ穴奥部内に押し込み、前記底付き円筒容器を、前記ダイ穴奥部内のボス部、前記ダイ傾斜部に沿う容器傾斜部、前記第2側壁部に沿う前記容器側壁部を有するボス付き円筒容器に成形し、
    前記第2の工程では、前記第1の工程で成形したボス付き円筒容器を被加工材として、前記圧下用パンチを前記ダイ穴に挿入するように相対移動させることにより、前記第1の工程で前記容器側壁部の素材が流入することにより増肉した前記容器傾斜部を、前記パンチ傾斜部と前記ダイ傾斜部とで狭圧し、前記容器傾斜部の余剰材を前記ボス部の側壁部に流入させ、
    前記第3の工程では、前記第2の工程で成形したボス付き円筒容器を被加工材として、前記しごき用パンチを前記ダイ穴奥部に挿入するように相対移動させることにより、前記第2の工程で前記容器傾斜部の余剰材を流入させた前記ボス部の側壁部をしごき成形することを特徴とするボス付き円筒容器の成形方法。
  2. 前記第2の工程において、前記容器開口端を自由端とすることを特徴とする請求項1に記載のボス付き円筒容器の成形方法。
  3. 前記ボス成形用ダイ、前記圧下用ダイ及び前記しごき用ダイとして共通のダイを用いることを特徴とする請求項1に記載のボス付き円筒容器の成形方法。
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