JP5464799B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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    • G06V10/507Summing image-intensity values; Histogram projection analysis

Description

本発明は、動画像の各フレームに対して画像処理を行う画像処理装置及び画像処理方法、当該画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム関するものである。
近年では、ディジタル技術の進歩により、例えば医療用のX線透視撮影で得られる画像においても、ディジタル処理を施すことが一般的となってきた。特に、従来のX線診断用のフィルムを用いたX線撮影に代わって、X線画像をディジタルデータとして出力可能な2次元X線センサも開発されてきている。また、このような2次元X線センサを用いたX線透視撮影装置においては、階調処理等のディジタル画像処理は、不可欠なものとなっている。
また、X線透視撮影では、被写体を透過するX線量を検出して当該X線量を過不足無く制御する放射線露出制御(AEC:Auto Exposure Control)が行われている。この放射線露出制御では、X線発生装置から曝射されるパルス状のX線によって得られるX線透視画像の平均値等の特徴量を取り出し、その特徴量のレベルを基準値と比較することにより、所望の露出となるようにX線曝射条件を制御する。この際、X線曝射条件としては、例えば、X線発生装置の管電圧や管電流、X線パルス幅等が挙げられる。
上述したX線透視撮影装置における画像処理や放射線露出制御では、特に、診断上最も重要な画像部分である人体の解剖学的構造に対応した関心領域を適切に表示することを目的として、撮影した画像から当該関心領域の抽出を行う。そして、上述したX線透視撮影装置では、抽出した関心領域から画像処理や放射線露出制御に用いる特徴量を算出することが求められている。
ここで、関心領域は、撮影対象部位や撮影目的によって異なる。例えば、バリウムを使用した胃の透視撮影では胃壁に生じているポリープを検出するために胃壁が関心領域となる。また、例えば、胸部の動画撮影では肺野領域が関心領域となり、心臓カテーテル法による撮影では、カテーテルの先端及びその周辺領域が関心領域となる。
この際、例えば、X線発生装置に取り付けられているコリメータにより照射野領域が絞られている場合に、当該照射野領域以外の領域を関心領域に含めてしまうと、適切な特徴量の算出処理の弊害となるため、関心領域からは除かれるべきである。同様に、例えば、X線が被写体を通過せずに2次元X線センサに直接入射した素抜け領域や、その他、金属片等のX線吸収率が被写体と大きく異なる領域を関心領域に含めてしまうと、適切な特徴量の算出処理の弊害となるため、関心領域からは除かれるべきである。
ある画像から関心領域を抽出する方法としては、従来、関心領域とその他の領域とを区別する閾値を設定し、この閾値をもとに関心領域を抽出する閾値処理や、画像の濃淡分布形状に基づき物体の輪郭形状を抽出するエッジ抽出処理などが広く用いられてきた。
例えば、下記の特許文献1では、放射線画像中の被写体領域の濃度より算出される画像の特徴量に基づいて、放射線画像の階調補正を行う手法が開示されている。具体的に、特許文献1では、素抜け領域の除去や、被写体の軟部組織部等に相当する画像成分情報の抽出を行うことで、画像中の被写体領域における特徴量を安定して抽出できるようにしている。そして、特許文献1では、例えば、放射線画像中の被写体領域における最大画素濃度値が所定の画素濃度値よりも小さい場合でも、効果的な画像処理を可能としている。
また、下記の特許文献2では、画像処理パラメータを最適化するために照射野領域を抽出する手法が開示されている。この特許文献2の手法では、まず、円形、多角形などのコリメータ形状に対応するために、注目画素とその近傍画素のパターンから照射野端らしさを点数化して、照射野候補領域を算出している。そして、算出した照射野候補領域に関して、円形度等の形状特徴量を求めて形状を判定し、判定した形状に特化した照射野認識アルゴリズムによって照射野領域を抽出するようにしている。この際、形状に特化したアルゴリズムとしては、多角形に対してハフ変換等の直線検出処理を採用し、円形状に対して円形状とのテンプレートマッチング等を採用されており、精度を高めている。
また、下記の特許文献3では、毎秒3〜5フレームの比較的遅いフレームレートで画像を生成する透視撮影において、放射線露出制御及び画像濃度変換の少なくとも一方に関する処理を適切に行うために、特徴量の算出に用いる関心領域の抽出を行っている。この特許文献3の手法では、上下左右の方向に向かって画像データの2次微分を行って、各方向について最大値となる位置を照射野の外接線(境界線)として求め、得られた照射野の外接線に基づいて関心領域の抽出処理を行うようにしている。この際、特許文献3では、関心領域の抽出処理は、撮影対象部位情報又はオーダ(依頼)情報に基づいて、関心領域毎に抽出アルゴリズムを切替えて行うことが示されている。
特開2001−351101号公報 特開2005−218581号公報 特開2003−250789号公報
しかしながら、関心領域を抽出するアルゴリズムは、一般に複雑である。特に、X線透視撮影装置に代表されるような大量の画像を処理する画像処理装置において、要求されている高いフレームレート(例えば、25fps〜30fps)で、例えばX線曝射から表示までの間に関心領域を高い精度で抽出することは、非常に難しい。
この点、上述した従来の技術は、静止画撮影や比較的低いフレームレートでの透視撮影で得られる画像に対して関心領域の抽出を行う際には好適かもしれないが、高いフレームレートで撮影される動画像に対して適切な関心領域を抽出することは困難である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、高いフレームレートで撮影される動画像においても、その各フレームに対して適切な関心領域の抽出ができるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、放射線センサによる一連の動画像の撮影と並行して当該一連の動画像のフレーム画像を処理する画像処理装置であって、前記放射線センサから得られる第1のフレーム画像から特定領域を抽出するとともに、前記抽出の完了に引き続き前記第1のフレーム画像より後の第2のフレーム画像から特定領域を抽出する第1の画像解析手段と、少なくとも、前記第1のフレーム画像の後で且つ前記第2のフレーム画像よりも後ではないフレーム画像において、前記特定領域に対応する領域から特徴量を算出する算出領域を抽出する第2の画像解析手段と、前記第2の画像解析手段で抽出された算出領域の情報に基づいて特徴量を算出する特徴量算出手段とを有する。
また、本発明の画像処理装置における他の態様は、動画像の各フレームに対して、それぞれが異なる手法で前記各フレームの範囲内の関心領域を抽出する複数の画像解析処理を行うものであって、前記複数の画像解析処理によって前記動画像の連続する複数のフレームからそれぞれ前記関心領域を抽出する、複数の画像解析手段と、前記複数の画像解析手段との間で前記複数の画像解析処理により抽出された複数の関心領域のうちの少なくとも1つの結果情報の伝達処理を行う情報伝達処理手段と、前記複数の画像解析手段で抽出した複数の関心領域のうちの少なくとも1つに基づいて前記動画像の各フレームから特徴量を算出する特徴量算出手段とを有する。
本発明の画像処理方法は、第1の画像解析手段、第2の画像解析手段、及び、特徴量算出手段により行われ、放射線センサによる一連の動画像の撮影と並行して当該一連の動画像のフレーム画像を処理する画像処理方法であって、前記第1の画像解析手段が、前記放射線センサから得られる第1のフレーム画像から特定領域を抽出するとともに、前記抽出の完了に引き続き前記第1のフレーム画像より後の第2のフレーム画像から特定領域を抽出する第1の画像解析ステップと、前記第2の画像解析手段が、少なくとも、前記第1のフレーム画像の後で且つ前記第2のフレーム画像よりも後ではないフレーム画像において、前記第1のフレーム画像から抽出された特定領域に対応する領域から特徴量を算出する算出領域を抽出する第2の画像解析ステップと、前記特徴量算出手段が、前記第2の画像解析ステップで抽出された算出領域の情報に基づいて特徴量を算出する特徴量算出ステップとを有する。
また、本発明の画像処理方法における他の態様は、複数の画像解析手段、情報伝達処理手段、及び、特徴量算出手段により行われる画像処理方法であって、前記複数の画像解析手段、動画像の各フレームに対して、それぞれが異なる手法で前記各フレームの範囲内の関心領域を抽出する複数の画像解析処理を行い、前記複数の画像解析処理によって前記動画像の連続する複数のフレームからそれぞれ前記関心領域を抽出する関心領域抽出ステップと、前記情報伝達処理手段が、前記複数の画像解析手段との間で前記複数の画像解析処理により抽出された複数の関心領域のうちの少なくとも1つの結果情報の伝達処理を行う情報伝達処理ステップと、前記特徴量算出手段が、前記複数の画像解析手段で抽出した複数の関心領域のうちの少なくとも1つに基づいて前記動画像の各フレームから特徴量を算出する特徴量算出ステップとを有する。
本発明のプログラムは、前記画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、高いフレームレートで撮影される動画像においても、その各フレームに対して適切な関心領域の抽出を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明を行う。なお、以下に示す実施形態においては、本発明に係る画像処理装置の一例として、X線透視撮影装置を適用した場合について説明する。この際、以下に示す本発明に係る実施形態においては、X線を用いたX線透視撮影装置を適用した例を示すが、X線に限らず、例えば、α線、β線、γ線などの他の放射線を用いた放射線透視撮影装置を適用することも可能である。
(第1の実施形態)
以下に、本発明に係る第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の機能構成の一例を示すブロック図である。
X線透視撮影装置100は、X線発生部101、2次元X線センサ102、前処理部103、パラメータ入力部104、関心領域抽出部105、特徴量算出部106、画像処理部107、画像出力部108、及び、X線制御部109を有して構成されている。
X線発生部101は、被写体200に係る動画像を撮影する際に、被写体200に対して放射線の一種であるX線101aを発生させる放射線発生手段である。具体的に、X線発生部101は、例えば、毎秒3〜30パルスのX線101aを発生させて、当該X線101aのパルスを被写体200に対して照射(曝射)する。
2次元X線センサ102は、被写体200を透過したX線101aを受けて、当該X線101aのパルスに同期した動画像を生成する。この2次元X線センサ102には、例えば、入射したX線を画像信号として検出するセンサ(画素)が、2次元行列状に配設されて構成されている。
前処理部103は、2次元X線センサ102から出力される動画像の各フレームに対して、前処理を行う。
パラメータ入力部104は、外部(例えば、操作者等)から入力された各種の設定パラメータを、関心領域抽出部105に対して入力する。
関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理が行われた動画像の各フレームから関心領域を抽出する処理を行う。より具体的に、関心領域抽出部105は、動画像の各フレームから特徴量の算出に用いられる関心領域を抽出する処理を行う。
特徴量算出部106は、関心領域抽出部105で抽出した関心領域に基づいて、動画像の各フレームから特徴量を算出する処理を行う。具体的に、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105で抽出した関心領域の位置、大きさ、形状、平均輝度値、最大輝度値、最小輝度値、重心位置、分散、及び、標準偏差のうち、少なくとも1つを表す特徴量を算出するものである。
画像処理部107は、特徴量算出部106で算出した特徴量を用いて、前処理部103において前処理が行われた動画像の各フレームに対して画像処理を行う。具体的に、画像処理部107は、動画像の各フレームに対して、階調変換処理、鮮鋭化処理、ノイズ抑制処理、及び、関心領域の切り出し処理のうち、少なくともいずれか1つの処理を用いた画像処理を行う。
画像出力部108は、画像処理部107において画像処理が行われた動画像の各フレームをX線透視画像として出力(例えば、表示等)する処理を行う。
X線制御部(放射線制御手段)109は、特徴量算出部106で算出した特徴量に基づいて、放射線発生手段であるX線発生部101から発生させるX線(放射線)101aを制御する。具体的に、X線制御部109は、X線発生部101の次回のX線曝射時におけるX線曝射条件(放射線曝射条件)に係る制御を行う。この際、X線曝射条件としては、例えば、X線発生部101の管電圧や管電流、X線パルス幅等が挙げられる。
ここで、X線透視撮影装置100において撮影される動画像は、X線発生部101から被写体200に発生させたX線101aに基づくX線透視撮影(放射線透視撮影)によって得られた一連の画像を含むものである。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の関心領域抽出部における内部構成の一例を示すブロック図である。
ここで、本実施形態の関心領域抽出部105は、動画像の各フレームに対して、それぞれが異なる手法で関心領域の抽出に係る画像解析処理を並列に行う複数の画像解析部(図2に示す例では、第1の画像解析部1051及び第2の画像解析部1052)を含む。この複数の画像解析部は、処理対象のフレームに対して、ヒストグラム解析処理、空間フィルタリングによるエッジ検出処理、ハフ変換処理、モルフォロジ演算処理及びパターンマッチング処理のうち、少なくともいずれか1つの処理を用いて画像解析処理を行う。
更に、本実施形態の関心領域抽出部105は、この複数の画像解析部の間で互いに画像解析処理の結果情報(解析情報)の伝達処理を行うために当該結果情報のうち、少なくとも一部の結果情報を記憶する解析情報記憶部1053aを含む。
図2に示す例では、説明を簡単化するために、関心領域抽出部105には、複数の画像解析部として、第1の画像解析部1051及び第2の画像解析部1052の2つの画像解析部を有する場合の例を示す。
第1の画像解析部1051は、動画像の各フレームの全領域に対して、特徴量の算出に用いられる関心領域の抽出に係る画像解析処理を行う。即ち、第1の画像解析部1051は、処理に長時間を要するが、1枚の画像(フレーム)を詳細に解析して関心領域を高い精度で抽出する処理を行う。
第2の画像解析部1052は、動画像の各フレームの一部領域に対して、特徴量の算出に用いられる関心領域の抽出に係る画像解析処理を行う。具体的に、第2の画像解析部1052は、第1の画像解析部1051又は当該第2の画像解析部1052による前のフレームまでの解析情報に基づく一部領域に解析範囲を限定して、処理対象のフレームである現フレームの関心領域の抽出処理を行う。この第2の画像解析部1052では、現フレームからの関心領域の抽出処理に要する時間を短縮することができる。
また、関心領域抽出部105には、複数の画像解析部(図2に示す例では、第1の画像解析部1051及び第2の画像解析部1052)の間で互いに画像解析処理の結果情報の伝達処理を行う情報伝達処理部1053が設けられている。また、情報伝達処理部1053は、例えば、X線透視撮影の開始時には、パラメータ入力部104により入力される設定パラメータである所定領域のエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。また、情報伝達処理部1053は、例えば、第1の画像解析部1051又は第2の画像解析部1052から、関心領域のエッジ位置情報(画像解析処理の結果情報)が出力される度に、当該エッジ位置情報を解析情報記憶部1053aに上書きして保持(記憶)する。
ここで、第1の画像解析部1051に適用されるアルゴリズムについて説明する。
第1の画像解析部1051に適用されるアルゴリズムは、撮影対象部位、撮影目的によって決まる関心領域によって様々なアルゴリズムが考えられる。本実施形態では、撮影対象を被写体200の胸部とした例で以下に説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、画像処理対象の画像の一例を示すイメージ図である。
図3(a)は、関心領域抽出部105による解析対象画像である胸部画像I300を示している。また、図3(b)は、例えば、胸部画像I300のうち、X線発生部101に取り付けられたコリメータ(図示せず)によって照射野が絞られた照射野領域I301を示している。また、図3(c)は、例えば、胸部画像I300のうち、X線101aが被写体200を通過せずに2次元X線センサ102に直接入射した素抜け領域I302と、当該胸部画像I300の関心領域である肺野領域I303を示している。また、図3(d)は、例えば、胸部画像I300のうち、パラメータ入力部104から入力される設定パラメータ(所定領域のエッジ位置情報)に基づく所定領域I304の一例を示している。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、第1の画像解析部による関心領域の抽出処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、関心領域抽出部105の第1の画像解析部1051において、図3に示す胸部画像I300から関心領域である肺野領域I303を抽出する処理について説明する。
まず、ステップS401において、第1の画像解析部1051は、図3に示す胸部画像I300から、図3(b)に示す照射野領域I301を抽出する。
一般に、照射野領域I301の内外では輝度値が大きく異なることを利用し、空間フィルタリング等によりエッジの検出後、例えばハフ変換で直線成分を検出すれば矩形の照射野領域におけるエッジは容易に抽出することが可能である。そして、第1の画像解析部1051は、具体的に、胸部画像I300から照射野領域におけるエッジの上下左右の端を抽出し、抽出したエッジの内側を照射野領域として、胸部画像I300から照射野領域I301を切り出す(抽出する)。
続いて、ステップS402において、第1の画像解析部1051は、切り出した照射野領域I301から、図3(c)に示す素抜け領域I302を除去する。
ここで、図3(c)に示す素抜け領域I302は、X線101aが被写体200を通過せずに2次元X線センサ102に直接入射した領域であるため、素抜け領域I302の輝度値は胸部画像I300上で最大値をとり、その分散値は非常に小さくなる。また、素抜け領域I302は、被写体200の胸部の撮影では、照射野領域1301の端部に隣接する領域となる。これらの特性を利用して、第1の画像解析部1051により素抜け領域I302を抽出してマスクを作成し、今後の解析に用いない領域とする。
続いて、ステップS403において、第1の画像解析部1051は、照射野領域I301から素抜け領域I302をマスクした領域のヒストグラムを作成し、ヒストグラム解析を行う。
図5は、図4のステップS403におけるヒストグラム解析の一例を示す模式図である。図5において、横軸は、胸部画像I300の照射野領域1301における各画素の輝度値を示し、縦軸は、当該各画素の輝度値における頻度を示している。また、図5は、各輝度値における頻度のヒストグラムを線分で図示したものが示されている。
図5において、図3(c)に示す素抜け領域I302は、ステップS402によりマスク(除去)されて解析範囲から除かれている。このため、関心領域である肺野領域I303は、このヒストグラム上の最大輝度値側から最初の谷間を閾値として2値化すればおおまかに抽出することができる。
続いて、ステップS404において、第1の画像解析部1051は、ステップS403で行ったヒストグラム解析の結果に基づいて、胸部画像I300の素抜け領域I302を除去した照射野領域1301に対して2値画像処理を行う。その後、第1の画像解析部1051は、2値画像処理を行った画像領域を整形する。
具体的に、第1の画像解析部1051は、画像領域を整形する際に、例えば、モルフォロジ演算の膨張・収縮処理を施すことで細かな抽出漏れや過抽出領域を取り除き、肺野領域I303を1つの連結した領域として抽出することができる。こうして得られた肺野領域I303を関心領域とする。
なお、ここでは、肺野領域I303を胸部画像I300の関心領域とした場合の関心領域抽出アルゴリズム示しているが、本実施形態においては、これに限られるものではない。例えば、バリウムを使用した胃の透視撮影において、胃壁を関心領域として抽出するのであれば、例えば特許文献3に開示されている手法を適用するなど、抽出対象に合わせて適切なアルゴリズムを選択すれば良い。
また、要求される関心領域の抽出精度によっても、第1の画像解析部1051による処理の内容は変わる。例えば、2値化するための閾値のみを必要とするのであれば、ステップS404の2値画像処理は不要である。また、例えば、より高い精度を求めるのであれば、抽出した関心領域の面積やその位置情報を求め、一般的な胸部組織の面積や位置情報をデータベースとして保持しておき、比較する等の処理を追加することも考えられる。
次に、第2の画像解析部1052に適用されるアルゴリズムについて説明する。
第2の画像解析部1052に適用されるアルゴリズムは、例えば、解析情報記憶部1053aに保持(記憶)されている情報を用いて、現在の解析対象フレームの解析範囲を限定することで、X線曝射から画像出力(画像表示)までの間に解析を終了する。この際用いる情報としては、解析情報記憶部1053aに保持(記憶)されている、以前のフレームにおける関心領域の抽出結果情報、或いは、パラメータ入力部104から入力された設定パラメータの情報(所定領域I304のエッジ位置情報)である。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、第2の画像解析部による関心領域の抽出処理の一例を示す模式図である。
まず、図6(a)に示すステップS601において、第2の画像解析部1052は、解析情報記憶部1053aに保持(記憶)されている、以前のフレームI610の関心領域の抽出結果情報であるエッジ位置情報I611を読み出す。そして、第2の画像解析部1052は、読み出したエッジ位置情報I611に基づく領域を、現在の解析対象フレームI620上に投影する処理を行う。
ここで、エッジ位置情報I611は、関心領域のエッジ画素を5画素毎にサンプリングしたN個の制御点Ci=(xi,yi)であるものとする。なお、関心領域は、閉曲線で表され、CiとC1は隣接する制御点である。
続いて、図6(b)に示すステップS602において、第2の画像解析部1052は、現在の解析対象フレームI620において、投影されたエッジ位置情報I611の各制御点Ciに関して解析範囲I621を求める。
ここでは、Ci=(xi,yi)に関する解析範囲I621は、画素(xi,yi)を通り、Ci-1=(xi-1,yi-1)とCi+1=(xi+1,yi+1)を結ぶ直線に直交する直線上の画素(xi,yi)を中心とする7画素とする。
続いて、図6(c)に示すステップS603において、第2の画像解析部1052は、各制御点Ciに関する解析範囲I621上の画素(x,y)における輝度勾配絶対値G(x,y)を算出する。ここでは、実験的に求まる閾値Tedgeを用いて、以下の数式(1)である画素(x,y)をエッジ候補点とし、エッジ候補点が複数ある場合はその最大値を持つ画素を選択し、この画素の座標で制御点Ciを更新する。
Figure 0005464799
ただし、以前のフレームI610から現在の解析対象フレームI620の間に被写体200の大きな動きが発生した場合には、制御点Ciに関する解析範囲I621上に数式(1)を満たす画素が1つも存在しないことがある。同様に、解析情報記憶部1053aに保持されているエッジ位置情報I611がパラメータ入力部104により与えられた所定領域によるものであった場合には、制御点Ciに関する解析範囲I621上に数式(1)を満たす画素が1つも存在しないことがある。このような場合は、制御点Ciを新たな画素の座標で更新しない。第2の画像解析部1052は、こうして得られたN個の制御点Ciを直線補間したものを現在の解析対象フレームI620における関心領域の抽出結果とし、当該抽出結果をエッジ位置情報I622として出力する。
ここでは、解析範囲I621におけるエッジの輝度勾配絶対値Gのみを用いて、現在の解析対象フレームI620での関心領域のエッジを抽出しているが、本実施形態においては、この形態に限られるものではない。例えば、エッジ形状やエッジ成分の作る関心領域の面積や、予想されうる関心領域の変形を考慮した各種の設定パラメータ等を利用して抽出を行う形態でも良い。また、上述した説明では、処理時間を考慮して各制御点間を直線補間する形態としたが、例えば処理時間に余裕があり、より良好な抽出結果を求めるのであれば、スプライン補間などによる曲線で補間する形態であっても良い。
第1の画像解析部1051は、1枚の画像(フレーム)に対して詳細な解析を行うことができ、関心領域を高精度で抽出することができる。しかしながら、第1の画像解析部1051による解析処理では、一般に、関心領域の抽出結果を出力するまでに長い処理時間を要し、例えばフレームレートが30fpsのX線透視撮影においては、X線曝射から画像表示までの間に解析処理が終了しないことがある。そこで、本実施形態では、第1の画像解析部1051の解析開始から解析終了までは、第2の画像解析部1052による解析結果を用いて特徴量の算出を行う。以降の説明においては、第1の画像解析部1051は、解析結果の出力までに2フレームの遅延が生ずる場合について説明する。
第2の画像解析部1052は、高速に関心領域を抽出し、被写体200の微小な動きに対応して関心領域を抽出することができる。一方、第2の画像解析部1052による解析処理は、限られた範囲しか解析を行わないため、被写体200に大きな動きが発生して解析範囲外に関心領域のエッジが移動するような場合に、関心領域の誤抽出が生じる可能性がある。仮に、誤抽出の関心領域の抽出結果に基づいて解析情報記憶部1053aの情報を上書きした場合、それ以降のフレームでは、誤った関心領域の抽出結果情報を用いて画像解析が行われることになり、誤りが蓄積されてしまう。そこで、本実施形態では、第1の画像解析部1051の解析結果が出力されるタイミングで、解析情報記憶部1053aに保持される解析結果情報を更新するものとする。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の処理動作の一例を示す模式図である。また、図8は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)で行われる関心領域の抽出処理の流れの一例を示すイメージ図である。
まず、X線透視撮影の開始の前に、図7のステップS700において、情報伝達処理部1053は、パラメータ入力部104から入力された所定領域のエッジ位置情報に基づく所定領域I304を設定する。
所定領域I304は、医師(操作者)がマウス等の操作によって関心領域の形状に基づくエッジ位置情報を直接入力しても良いし、或いは、撮影画像の中央部のある形状・大きさを持つ領域として指定しても良い。この際、X線透視撮影のような被写体200に動きの発生する動画撮影では、毎フレームごとに、動きに応じた適切な所定領域(関心領域)I304を、外部からパラメータ入力部104を介して入力して更新することは不可能である。通常は、この所定領域I304は、例えば、透視撮影の開始時に、撮影画像の中央部の当該撮影画像全体の50%を占める矩形領域といった設定がなされ、透視撮影中のリアルタイムに更新されることはない。一般にX線撮影では、診断上重要な部位は、画像の中心に位置するように撮影が行われるため、この所定領域I304は関心領域から大きく外れることは無いが、必ずしも最適なものにはならない。ここでは、図3(d)に示すように、胸部画像I300の中央部の矩形領域として所定領域I304が設定されているものとする。
続いて、図7のステップS711において、X線透視撮影が開始されると、X線発生部101は、被写体200に対して1パルス目のX線101aを曝射する。この1パルス目のX線101aは、被写体200を減衰しながら透過し、2次元X線センサ102に到達する。そして、2次元X線センサ102は、1フレーム目のX線画像を出力する。前処理部103は、この2次元X線センサ102から出力された1フレーム目のX線画像に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を行う。そして、この前処理部103で前処理がなされた1フレーム目のX線画像を、図8に示すX線画像I310とする。
続いて、図7のステップS712において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた1フレーム目のX線画像I310から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図7のステップS712では、以下に示す処理がなされる。
第1の画像解析部1051は、図4に示す画像解析処理を開始するが、関心領域の抽出結果が出力されるのは、図7に示すように2フレーム後(即ち、図8に示す2フレーム目のX線画像I320の撮影後)である。
第2の画像解析部1052は、図8に示すように、解析情報記憶部1053aに保持されている所定領域I304のエッジ位置情報を現フレーム(1フレーム目)のX線画像I310に投影し、その近傍領域を解析して1フレーム目の関心領域I314を抽出する。そして、第2の画像解析部1052は、例えば関心領域I314に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第2の画像解析部1052は、例えば、関心領域I314に基づくエッジ位置情報を、所定領域I304のエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。そして、関心領域抽出部105は、この関心領域I314に係るエッジ位置情報を1フレーム目の関心領域抽出結果情報として特徴量算出部106に出力する。
ここで、第2の画像解析部1052は、図5で説明したアルゴリズムで関心領域の抽出処理を行うが、この際に用いる前フレームのエッジ位置情報は、パラメータ入力部104から入力された設定パラメータに基づく所定領域I304である。このため、各制御点の解析範囲に抽出すべきエッジがあることは保証されず、多くの制御点の座標は更新されない。その結果、図8に示す関心領域I314は、所定領域I304のエッジのうち、肺野領域におけるエッジ近傍のエッジのみが修正され、肺野領域から離れたエッジは所定領域I304のエッジから移動していないものとして出力される。
続いて、図7のステップS713において、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105から出力された関心領域I314に係るエッジ位置情報(1フレーム目の関心領域抽出結果情報)に基づいて特徴量を算出する。
次いで、画像処理部107は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、1フレーム目のX線画像I310を画像処理する。そして、画像処理部107は、画像処理後のX線画像I310を1フレーム目のX線画像I310'として画像出力部108に出力し、画像出力部108において、当該1フレーム目のX線画像I310'の表示等の出力処理が行われる。一方、X線制御部109は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、2フレーム目のX線透視撮影に係るX線発生部101のX線曝射条件を算出する。以上により、1フレーム目のX線透視撮影の処理が終了する。
続いて、図7のステップS721において、X線発生部101は、ステップS713でX線制御部109により算出されたX線曝射条件に基づいて、被写体200に対して2パルス目のX線101aを曝射する。その後、ステップS711と同様の処理がなされて前処理部103による前処理までが行われ、図8に示す2フレーム目のX線画像I320が生成される。
続いて、図7のステップS722において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた2フレーム目のX線画像I320から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図7のステップS722では、以下に示す処理がなされる。
第1の画像解析部1051は、1フレーム目のX線画像I310に対する画像解析処理が終了していないため、当該1フレーム目のX線画像I310における画像解析処理を続行する。
第2の画像解析部1052は、図8に示すように、解析情報記憶部1053aに現時点で保持されている関心領域I314に係るエッジ位置情報を読み出して、2フレーム目のX線画像I320に投影する。そして、第2の画像解析部1052は、2フレーム目のX線画像I320に対して、図8に示す関心領域I314のエッジ位置の近傍領域を解析して、図8に示す2フレーム目の関心領域I324を抽出する。そして、第2の画像解析部1052は、例えば関心領域I324に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第2の画像解析部1052は、例えば、関心領域I324に基づくエッジ位置情報を、関心領域I314に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。そして、関心領域抽出部105は、この関心領域I324に係るエッジ位置情報を2フレーム目の関心領域抽出結果情報として特徴量算出部106に出力する。
続いて、図7のステップS723において、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105から出力された関心領域I324に係るエッジ位置情報(2フレーム目の関心領域抽出結果情報)に基づいて特徴量を算出する。
次いで、画像処理部107は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、2フレーム目のX線画像I320を画像処理する。そして、画像処理部107は、画像処理後のX線画像I320を2フレーム目のX線画像I320'として画像出力部108に出力し、画像出力部108において、当該2フレーム目のX線画像I320'の表示等の出力処理が行われる。一方、X線制御部109は、例えば、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、3フレーム目のX線透視撮影に係るX線発生部101のX線曝射条件を算出する。以上により、2フレーム目のX線透視撮影の処理が終了する。
続いて、図7のステップS730において、第1の画像解析部1051は、1フレーム目のX線画像I310に対する画像解析処理を終了すれば、当該画像解析結果による関心領域I313に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第1の画像解析部1051は、例えば、関心領域I313に基づくエッジ位置情報を、関心領域I324に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。この関心領域I313は、1フレーム目のX線画像I310の全画素に対して詳細な画像解析処理を行ったものである。このため、この関心領域I313は、所定領域I304のエッジ位置の近傍領域に限定した画像解析処理の結果である関心領域I314及びI324よりも、望ましい関心領域が得られている。
続いて、図7のステップS731において、X線発生部101は、例えばステップS723でX線制御部109により算出されたX線曝射条件に基づいて、被写体200に対して3パルス目のX線101aを曝射する。その後、ステップS711(或いは、ステップS721)と同様の処理がなされて前処理部103による前処理までが行われ、図8に示す3フレーム目のX線画像I330が生成される。
続いて、図7のステップS732において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた3フレーム目のX線画像I330から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図7のステップS732では、以下に示す処理がなされる。
第1の画像解析部1051は、1フレーム目のX線画像I310に対する画像解析処理を終了しているため、3フレーム目のX線画像I330における画像解析処理を開始する。ここで、第1の画像解析部1051による関心領域の抽出結果が出力されるのは、図7に示すように2フレーム後である。
第2の画像解析部1052は、図8に示すように、解析情報記憶部1053aに現時点で保持されている関心領域I313に基づくエッジ位置情報を読み出して、3フレーム目のX線画像I330に投影する。そして、第2の画像解析部1052は、3フレーム目のX線画像I330に対して、図8に示す関心領域I313のエッジ位置の近傍領域を解析して、図8に示す3フレーム目の関心領域I333を抽出する。そして、第2の画像解析部1052は、例えば関心領域I333に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第2の画像解析部1052は、例えば、関心領域I333に基づくエッジ位置情報を、関心領域I313に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。そして、関心領域抽出部105は、この関心領域I333に係るエッジ位置情報を3フレーム目の関心領域抽出結果情報として特徴量算出部106に出力する。
続いて、図7のステップS733において、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105から出力された関心領域I333に係るエッジ位置情報(3フレーム目の関心領域抽出結果情報)に基づいて特徴量を算出する。
次いで、画像処理部107は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、3フレーム目のX線画像I330を画像処理する。そして、画像処理部107は、画像処理後のX線画像I330を3フレーム目のX線画像I330'として画像出力部108に出力し、画像出力部108において、当該3フレーム目のX線画像I330'の表示等の出力処理が行われる。一方、X線制御部109は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、4フレーム目のX線透視撮影に係るX線発生部101のX線曝射条件を算出する。以上により、3フレーム目のX線透視撮影の処理が終了する。
続いて、図7のステップS741において、X線発生部101は、ステップS733でX線制御部109により算出されたX線曝射条件に基づいて、被写体200に対して4パルス目のX線101aを曝射する。その後、ステップS711(或いは、ステップS721、ステップS731)と同様の処理がなされて前処理部103による前処理までが行われ、図8に示す4フレーム目のX線画像I340が生成される。
続いて、図7のステップS742において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた4フレーム目のX線画像I340から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図7のステップS742では、以下に示す処理がなされる。
第1の画像解析部1051は、3フレーム目のX線画像I330に対する画像解析処理が終了していないため、当該3フレーム目のX線画像I330における画像解析処理を続行する。
第2の画像解析部1052は、図8に示すように、解析情報記憶部1053aに現時点で保持されている関心領域I333に係るエッジ位置情報を読み出して、4フレーム目のX線画像I340に投影する。そして、第2の画像解析部1052は、4フレーム目のX線画像I340に対して、図8に示す関心領域I333のエッジ位置の近傍領域を解析して、図8に示す4フレーム目の関心領域I343を抽出する。そして、第2の画像解析部1052は、例えば関心領域I343に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第2の画像解析部1052は、例えば、関心領域I343に基づくエッジ位置情報を、関心領域I333に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。そして、関心領域抽出部105は、この関心領域I343に係るエッジ位置情報を4フレーム目の関心領域抽出結果情報として特徴量算出部106に出力する。
続いて、図7のステップS743において、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105から出力された関心領域I343に係るエッジ位置情報(4フレーム目の関心領域抽出結果情報)に基づいて特徴量を算出する。
次いで、画像処理部107は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、4フレーム目のX線画像I340を画像処理する。そして、画像処理部107は、画像処理後のX線画像I340を4フレーム目のX線画像I340'として画像出力部108に出力し、画像出力部108において、当該4フレーム目のX線画像I340'の表示等の出力処理が行われる。一方、X線制御部109は、例えば、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、5フレーム目のX線透視撮影に係るX線発生部101のX線曝射条件を算出する。以上により、4フレーム目のX線透視撮影の処理が終了する。
続いて、図7のステップS750において、第1の画像解析部1051は、3フレーム目のX線画像I330に対する画像解析処理を終了すれば、当該画像解析結果による関心領域I333に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第1の画像解析部1051は、例えば、関心領域I333に基づくエッジ位置情報を、関心領域I343に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。この関心領域I333は、3フレーム目のX線画像I330の全画素に対して詳細な画像解析処理を行ったものである。このため、この関心領域I333は、ステップS732において関心領域I313のエッジ位置の近傍領域に限定した画像解析処理の結果である関心領域I333と同等の結果が得られている。
上述したように、本実施形態のX線透視撮影装置100では、動画像の各フレームから関心領域の抽出処理を行う際に、第1の画像解析部1051と第2の画像解析部1052による2つの画像解析処理を平行(並列)に行うようにしている。更に、第1の画像解析部1051及び第2の画像解析部1052は、それぞれの画像解析結果情報を情報伝達処理部1053の解析情報記憶部1053aに保持し、画像解析処理を行う際に、当該画像解析結果情報を互いに補って処理を行うようにしている。
これにより、高いフレームレートの動画像の各フレームにおいて、より適切な関心領域をリアルタイムに抽出することが可能となる。また、関心領域に基づいた特徴量の算出により、画像処理部107による画像処理とX線制御部109によるX線制御とを、より適切に行うことができる。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
X線透視撮影装置100は、情報処理装置1000と、当該情報処理装置1000に通信可能に接続された光磁気ディスク1060、マウス1070、キーボード1080、プリンタ1090、表示装置1100、及び、撮像装置2000を有して構成されている。
情報処理装置1000は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)、或いは、ワークステーション(WS)などのコンピュータ等で構成されている。また、情報処理装置1000は、CPU1010、RAM1020、ROM1030、アクセラレータ1040、ハードディスク1050、バス1110を有して構成されている。
CPU1010は、例えば、ROM1030、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060に格納(記憶)されているプログラムやデータを用いて情報処理装置1000全体の制御を行う。即ち、CPU1010は、本実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)100が行う各処理を実行するものである。
RAM1020は、ROM1030、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060からロードされたプログラムやデータ等を一時的に記憶するためのメモリエリアを備えている。更に、RAM1020は、撮像装置2000から取得した画像データ等を一時的に記憶するためのメモリエリアを備えている。また、RAM1020は、CPU1010が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備えている。
ROM1030は、情報処理装置1000の設定データやブートプログラムなどを格納する。アクセラレータ1040は、情報処理装置1000の処理能力を向上させるためものであり、例えば、CPU1010が行う処理の一部を肩代わりして、CPU1010の負担を減らす役割を担う。
ハードディスク1050は、例えば、OS(オペレーティングシステム)や図1に示す各機能構成部が行う各処理をCPU1010に実行させるためのプログラムやデータを保持している。これらのプログラムやデータは、CPU1010による制御に従って、適宜RAM1020にロードされ、CPU1010による処理対象となる。また、動画像に係る画像データをハードディスク1050に保存させておくようにしても良い。
光磁気ディスク1060は、例えば、動画像に係る画像データを記憶するものであり、また、この光磁気ディスク1060に、ハードディスク1050に保存されているプログラムやデータの一部若しくは全部を格納するようにしても良い。
マウス1070及びキーボード1080は、操作者等が情報処理装置1000に対して入力を行う際に操作する入力装置である。
プリンタ1090は、画像データに基づく画像を印刷して出力するものである。表示装置1100は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどで構成されており、画像データに基づく画像や、その他、文字などを表示して出力するものである。
バス1110は、CPU1010と、X線透視撮影装置100における他の構成部とを通信可能に接続するものである。
ここで、本実施形態においては、例えば、撮像装置2000が図1に示すX線発生部101及び2次元X線センサ102に相当する。また、例えば、CPU1010、及び、ROM1030、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060のプログラム等から、図1に示す前処理部103、特徴量算出部106、画像処理部107及びX線制御部109が構成される。また、例えば、マウス1070やキーボード1080から、パラメータ入力部104が構成される。また、例えば、CPU1010、及び、ROM1030、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060のプログラム等、並びに、RAM1020、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060から、関心領域抽出部105が構成される。また、例えば、プリンタ1090や表示装置1100が図1に示す画像出力部108に相当する。
撮像装置2000は、被写体200の動画像を撮像するものであり、撮像した動画像に係る画像データは、情報処理装置1000に供給される。この際、撮像装置2000は、画像データを複数まとめて情報処理装置1000に供給するようにしても良いし、撮像の都度、画像データを順次に情報処理装置1000に供給するようにしても良い。また、情報処理装置1000からは、図1に示したX線制御部109による次フレームのX線曝射条件の設定や撮影コマンドが送られる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の機能構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線透視撮影装置の機能構成と同様である。第2の実施形態に係るX線透視撮影装置では、第1の実施形態に係るX線透視撮影装置に対して、関心領域抽出部105の内部構成が異なるものである。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の関心領域抽出部における内部構成の一例を示すブロック図である。
具体的に、第2の実施形態の関心領域抽出部105は、図2に示す第1の実施形態の関心領域抽出部に対して、動画像の各フレームに基づいて被写体200の動き(被写体動)の検出を行う動き検出部(第3の画像解析部)1054を更に追加したものである。動き検出部(第3の画像解析部)1054は、被写体200の動画像に係る各フレームの画像解析処理を行って、被写体200に動きが発生したか否かの検出処理を行う。
動き検出部1054は、被写体200の動きの検出結果に応じて、第1の画像解析部1051及び第2の画像解析部1052に対して、画像解析処理の中断または開始の命令を行う。更に、動き検出部1054は、被写体200の動きの検出結果に応じて、情報伝達処理部1053に対して、解析情報記憶部1053aに保持されている解析情報を、パラメータ入力部104から入力される所定領域のエッジ位置情報で上書きする命令を行う。この際、解析情報記憶部1053aに保持されている解析情報としては、第1の画像解析部1051又は第2の画像解析部1052による画像解析処理の結果得られた関心領域に係るエッジ位置情報が挙げられる。
以下の説明においては、現在の画像解析対象の画像をnフレーム目の画像とし、また、nフレーム目の画像における第2の画像解析部1052の解析範囲をAn、nフレーム目の画像上の座標(x,y)における輝度勾配絶対値をGn(x,y)とする。この場合、前フレームの画像であるn−1フレーム目の画像に対する被写体動Mnは、以下の数式(2)で表すことができる。
Figure 0005464799
この数式(2)は、第2の画像解析部1052の解析範囲に存在する関心領域のエッジの強度がフレーム間でどれだけ変化しているのかを表している。この被写体動Mnが大きい時には、関心領域のエッジが第2の画像解析部1052の解析範囲を超えて移動したことになる。ここで、本実施形態の動き検出部1054では、実験的に求まる閾値Tを用いて、以下の数式(3)となった時を、nフレーム目の画像に大きな被写体動が発生し、第2の画像解析部1052において関心領域の抽出処理が不可能であると判定する。
Figure 0005464799
また、動き検出部1054では、第1の画像解析部1051がn−1フレーム目の画像よりも以前の画像に対して画像解析処理を実行中である時には、大きな被写体動が起きたnフレーム目の画像以降、当該画像解析結果は意味をなさない旨の判定を行う。
動き検出部1054による画像解析結果が数式(3)を満たし、第1の画像解析部1051がn−1フレーム目より以前の画像に対する画像解析処理を実行中である場合、動き検出部1054は、当該画像解析処理を中断する命令を行う(1054a)。更に、動き検出部1054は、第1の画像解析部1051に対して、nフレーム目の画像に対する画像解析処理を開始させる命令を行う(1054a)。
この際、第2の画像解析部1052による画像解析結果は信頼性が置けないため、動き検出部1054は、第1の画像解析部1051に対して、画像解析処理の結果の出力を中断する命令を行う(1054b)。また、動き検出部1054は、情報伝達処理部1053に対して、解析情報記憶部1053aに保持されている解析情報を、パラメータ入力部104から入力される所定領域I304のエッジ位置情報で上書きする命令を行う(1054c)。
上述したように、本実施形態のX線透視撮影装置100では、動き検出部(第3の画像解析部)1054において予め設定された閾値Tよりも大きな被写体動を検出した場合、被写体動が発生する以前の画像の画像解析結果を消去するようにしている。これにより、当該被写体動が発生した後の重要度の高い画像解析処理を素早く開始することができる。また、被写体動が発生する以前の画像における関心領域を用いて不適切な特徴量の算出処理が行われ、誤った画像処理やX線制御が行なわれてしまうリスクを回避することができる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の機能構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線透視撮影装置の機能構成と同様である。また、
第3の実施形態に係る関心領域抽出部105における内部構成は、例えば、図2に示す第1の実施形態に係る関心領域抽出部105における内部構成と同様である。なお、この際、第3の実施形態に係る関心領域抽出部105における内部構成は、例えば、図10に示す第2の実施形態に係る関心領域抽出部105における内部構成と同様であっても良い。
第3の実施形態では、X線透視撮影において、当該X線透視撮影の開始前にテスト曝射によるテスト撮影を行うものである。即ち、第3の実施形態において撮影される動画像は、少なくとも最初のフレームが、関心領域の抽出を行うのに適したX線曝射条件(放射線曝射条件)でX線発生部101からX線101aを発生させたテスト撮影により得られたものとなる。第3の実施形態におけるテスト曝射からX線透視撮影(本撮影)の開始までの画像解析処理の動作について、図11及び図12を参照しながら説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の処理動作の一例を示す模式図である。また、図12は、本発明の第3の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)で行われる関心領域の抽出処理の流れの一例を示すイメージ図である。
X線透視撮影の準備が完了すると、まず、図11のステップS1111において、X線発生部101は、被写体200に対してテストパルスに係るX線101aを曝射し、テスト曝射を行う。このテスト曝射では、関心領域の抽出処理のみを目的としたX線曝射条件(例えば、X線発生部101の管電圧は高く、その管電流は低くする等)を設定し、被写体200に対する被曝線量を抑えたものが望ましい。
このテスト曝射用のX線101aは、被写体200を減衰しながら透過して、2次元X線センサ102に到達し、2次元X線センサ102においてテスト曝射によるX線画像が生成されて出力される。前処理部103では、この2次元X線センサ102から出力されたX線画像に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を行う。そして、この前処理部103で前処理がなされたテスト撮影に係るX線画像を、図12に示す初期のX線画像I310とする。
続いて、図11のステップS1112において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた初期のX線画像I310から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図11のステップS1112では、以下に示す処理がなされる。
本実施形態では、この初期のX線画像I310に対する画像解析処理としては、第1の画像解析部1051による関心領域の抽出処理のみが行われ、第2の画像解析部1052による関心領域の抽出処理は行われない。従って、第1の画像解析部1051による関心領域の抽出処理の結果が出力されるのは2フレームに相当する時間後であり、この時点では、第1の画像解析部1051による画像解析処理の結果は出力されない。よって、当該時点では、特徴量算出部106、画像処理部107、画像出力部108、及び、X線制御部109は、動作しない。
なお、上述の説明では、ステップS1112において、第1の画像解析部1051のみを動作させるようにしているが、例えば、以下の形態であっても良い。具体的に、第2の画像解析部1052も同時にX線画像I310に対する画像解析処理を開始し、当該画像解析処理の結果を第1の画像解析部1051と分業する構成としても良い。この形態の場合には、X線画像I310に対する画像解析処理の時間を短縮することが可能である。
また、上述の説明では、ステップS1112において、特徴量算出部106、画像処理部107、画像出力部108を動作させないようにしているが、例えば、以下の形態であっても良い。具体的に、例えば、予めパラメータ入力部104において初期のX線画像用の特徴量を設定して、画像処理部107で画像処理を行い、その画像処理の結果を画像出力部108に出力(表示等)する形態であっても良い。或いは、例えば、画像出力部108に、テスト曝射中である旨を知らせる出力(表示)や、初期の画像解析処理が終了するまでの処理時間を出力(表示)する形態であっても良い。
続いて、図11のステップS1120において、第1の画像解析部1051は、初期のX線画像I310に対する画像解析処理を終了すれば、当該画像解析結果による関心領域I313に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この関心領域I313は、初期のX線画像I310の全画素に対して詳細な画像解析を行ったものである。このため、望ましい関心領域を得ることができる。
続いて、図11のステップS1121において、本実施形態のX線透視撮影装置100は、本撮影であるX線透視撮影を開始する。具体的に、X線透視撮影が開始されると、X線発生部101は、被写体200に対して本撮影に係る1パルス目のX線101aを曝射する。その後、例えば、図7のステップS711と同様の処理がなされて前処理部103による前処理までが行われ、図12に示す本撮影の1フレーム目のX線画像I320が生成される。
続いて、図11のステップS1122において、関心領域抽出部105は、前処理部103において前処理がなされた本撮影の1フレーム目のX線画像I320から関心領域を抽出する処理を開始する。具体的に、図11のステップS1122では、以下に示す処理がなされる。
第1の画像解析部1051は、初期のX線画像I310に対する画像解析処理を終了しているため、本撮影の1フレーム目のX線画像I320における画像解析処理を開始する。ここで、第1の画像解析部1051による関心領域の抽出結果が出力されるのは、2フレーム後である。
第2の画像解析部1052は、図12に示すように、解析情報記憶部1053aに現時点で保持されている関心領域I313に基づくエッジ位置情報を読み出して、本撮影の1フレーム目のX線画像I320に投影する。そして、第2の画像解析部1052は、本撮影の1フレーム目のX線画像I320に対して、図12に示す関心領域I313のエッジ位置の近傍領域を解析して、図12に示す本撮影の1フレーム目の関心領域I323を抽出する。そして、第2の画像解析部1052は、関心領域I323に基づくエッジ位置情報を、解析情報記憶部1053aに書き込む。この際、第2の画像解析部1052は、例えば、関心領域I323に基づくエッジ位置情報を、関心領域I313に基づくエッジ位置情報に上書きして解析情報記憶部1053aに保持(記憶)する。そして、関心領域抽出部105は、この関心領域I323に係るエッジ位置情報を本撮影の1フレーム目の関心領域抽出結果情報として特徴量算出部106に出力する。
続いて、図11のステップS1123において、特徴量算出部106は、関心領域抽出部105から出力された関心領域I323に係るエッジ位置情報(本撮影の1フレーム目の関心領域抽出結果情報)に基づいて特徴量を算出する。
次いで、画像処理部107は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、本撮影の1フレーム目のX線画像I320を画像処理する。そして、画像処理部107は、画像処理後のX線画像I320を本撮影の1フレーム目のX線画像I320'として画像出力部108に出力し、画像出力部108において、当該本撮影の1フレーム目のX線画像I320'の表示等の出力処理が行われる。一方、X線制御部109は、特徴量算出部106で算出された特徴量を用いて、本撮影の2フレーム目のX線透視撮影に係るX線発生部101のX線曝射条件を算出する。以上により、本撮影の1フレーム目のX線透視撮影の処理が終了する。
上述したように、本実施形態のX線透視撮影装置100では、X線透視撮影において、本撮影の開始前にテスト曝射によるテスト撮影を行って初期のX線画像I310を生成するようにしている。そして、本実施形態のX線透視撮影装置100では、初期のX線画像I310に対して第1の画像解析部1051による画像解析処理を行った後、本撮影を開始するようにしている。
これにより、本撮影の1フレーム目の画像から適切な関心領域の抽出処理が可能となり、当該関心領域に基づく特徴量の算出処理により、画像処理とX線制御とをより適切に行うことができる。また、テスト曝射に用いるX線曝射条件を、関心領域の抽出用に設定することで、被写体200への被曝線量を抑えることができる。
前述した各実施形態に係るX線透視撮影装置100の画像処理方法を示す図4、図6、図7及び図11の各ステップは、ROM1030、ハードディスク1050又は光磁気ディスク1060などに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより各実施形態に係るX線透視撮影装置100の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して各実施形態に係るX線透視撮影装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて各実施形態に係るX線透視撮影装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の関心領域抽出部における内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、画像処理対象の画像の一例を示すイメージ図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、第1の画像解析部による関心領域の抽出処理の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS403におけるヒストグラム解析の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)において、第2の画像解析部による関心領域の抽出処理の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の処理動作の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)で行われる関心領域の抽出処理の流れの一例を示すイメージ図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の関心領域抽出部における内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)の処理動作の一例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るX線透視撮影装置(画像処理装置)で行われる関心領域の抽出処理の流れの一例を示すイメージ図である。
符号の説明
100 X線透視撮影装置(画像処理装置)
101 X線発生部
101a X線
102 2次元X線センサ
103 前処理部
104 パラメータ入力部
105 関心領域抽出部
106 特徴量算出部
107 画像処理部
108 画像出力部
109 X線制御部
200 被写体
1051 第1の画像解析部
1052 第2の画像解析部
1053 情報伝達処理部
1053a 解析情報記憶部
1054 動き検出部(第3の画像解析部)

Claims (19)

  1. 放射線センサによる一連の動画像の撮影と並行して当該一連の動画像のフレーム画像を処理する画像処理装置であって、
    前記放射線センサから得られる第1のフレーム画像から特定領域を抽出するとともに、前記抽出の完了に引き続き前記第1のフレーム画像より後の第2のフレーム画像から特定領域を抽出する第1の画像解析手段と、
    少なくとも、前記第1のフレーム画像の後で且つ前記第2のフレーム画像よりも後ではないフレーム画像において、前記第1のフレーム画像から抽出された特定領域に対応する領域から特徴量を算出する算出領域を抽出する第2の画像解析手段と、
    前記第2の画像解析手段で抽出された算出領域の情報に基づいて特徴量を算出する特徴量算出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の画像解析手段は、前記第2のフレーム画像よりも後ではないフレーム画像としての当該第2のフレーム画像において前記算出領域を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像解析手段は、前記第1のフレーム画像よりもn(n≧2)フレーム後の前記第2のフレーム画像から前記特定領域を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の画像解析手段は、前記第1のフレーム画像から前記特定領域を抽出する処理に、所定のフレーム画像が撮影されてから当該所定のフレーム画像の直後のフレーム画像が撮影されるまでの期間よりも長い期間を要することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の画像解析手段による特定領域の抽出処理及び前記第2の画像解析手段による算出領域の抽出処理が行われるごとに、前記特定領域の情報または前記算出領域の情報を更新して記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の画像解析手段及び前記第2の画像解析手段は、理対象のフレーム画像に対して、ヒストグラム解析処理、空間フィルタリングによるエッジ検出処理、ハフ変換処理、モルフォロジ演算処理、及び、パターンマッチング処理のうち、少なくともいずれか1つの処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の画像解析手段は、前記第1の画像解析手段または当該第2の画像解析手段による前のフレーム画像までの像解析処理の結果情報を用いて、処理対象のフレーム画像における当該結果情報に基づく部領域に対して画像解析処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記動画像の各フレーム画像に基づいて被写体の動きを検出する動き検出手段を更に有し、
    前記動き検出手段は、被写体の動きの検出結果に応じて、前記第1の画像解析手段及び前記第2の画像解析手段に対して、その処理の開始または中断の命令を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の画像解析手段と前記第2の画像解析手段との間で互いに抽出した領域の情報の伝達処理を行う情報伝達処理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記特徴量算出手段は、記特徴量として前記算出領域の位置、大きさ、形状、平均輝度値、最大輝度値、最小輝度値、重心位置、分散、及び、標準偏差のうち、少なくとも1つを表す特徴量を算出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記特徴量算出手段で算出した特徴量に基づいて、前記動画像の各フレーム画像に対して、画像処理を行う画像処理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像処理手段は、前記動画像の各フレーム画像に対して、階調変換処理、鮮鋭化処理、ノイズ抑制処理、及び、前記関心領域の切り出し処理のうち、少なくともいずれか1つの処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記動画像を撮影する際に、被写体に対して放射線を発生させる放射線発生手段と、
    前記特徴量算出手段で算出した特徴量に基づいて、前記放射線発生手段から発生させる放射線を制御する放射線制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記動画像は、前記放射線発生手段から被写体に発生させた放射線に基づく放射線撮影によって得られた一連の画像を含むものであることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記動画像の少なくとも最初のフレームは、前記算出領域の抽出を行うのに適した放射線曝射条件で前記放射線発生手段から放射線を発生させたテスト撮影により得られたものであることを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 動画像の各フレームに対して、それぞれが異なる手法で前記各フレームの範囲内の関心領域を抽出する複数の画像解析処理を行うものであって、前記複数の画像解析処理によって前記動画像の連続する複数のフレームからそれぞれ前記関心領域を抽出する、複数の画像解析手段と、
    前記複数の画像解析手段との間で前記複数の画像解析処理により抽出された複数の関心領域のうちの少なくとも1つの結果情報の伝達処理を行う情報伝達処理手段と、
    前記複数の画像解析手段で抽出した複数の関心領域のうちの少なくとも1つに基づいて前記動画像の各フレームから特徴量を算出する特徴量算出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  17. 第1の画像解析手段、第2の画像解析手段、及び、特徴量算出手段により行われ、放射線センサによる一連の動画像の撮影と並行して当該一連の動画像のフレーム画像を処理する画像処理方法であって、
    前記第1の画像解析手段が、前記放射線センサから得られる第1のフレーム画像から特定領域を抽出するとともに、前記抽出の完了に引き続き前記第1のフレーム画像より後の第2のフレーム画像から特定領域を抽出する第1の画像解析ステップと、
    前記第2の画像解析手段が、少なくとも、前記第1のフレーム画像の後で且つ前記第2のフレーム画像よりも後ではないフレーム画像において、前記第1のフレーム画像から抽出された特定領域に対応する領域から特徴量を算出する算出領域を抽出する第2の画像解析ステップと、
    前記特徴量算出手段が、前記第2の画像解析ステップで抽出された算出領域の情報に基づいて特徴量を算出する特徴量算出ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 複数の画像解析手段、情報伝達処理手段、及び、特徴量算出手段により行われる画像処理方法であって、
    前記複数の画像解析手段、動画像の各フレームに対して、それぞれが異なる手法で前記各フレームの範囲内の関心領域を抽出する複数の画像解析処理を行い、前記複数の画像解析処理によって前記動画像の連続する複数のフレームからそれぞれ前記関心領域を抽出する関心領域抽出ステップと、
    前記情報伝達処理手段が、前記複数の画像解析手段との間で前記複数の画像解析処理により抽出された複数の関心領域のうちの少なくとも1つの結果情報の伝達処理を行う情報伝達処理ステップと、
    前記特徴量算出手段が、前記複数の画像解析手段で抽出した複数の関心領域のうちの少なくとも1つに基づいて前記動画像の各フレームから特徴量を算出する特徴量算出ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  19. 請求項17または18に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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