JP2003250789A - 放射線撮影装置、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

放射線撮影装置、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体

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JP2003250789A
JP2003250789A JP2002054017A JP2002054017A JP2003250789A JP 2003250789 A JP2003250789 A JP 2003250789A JP 2002054017 A JP2002054017 A JP 2002054017A JP 2002054017 A JP2002054017 A JP 2002054017A JP 2003250789 A JP2003250789 A JP 2003250789A
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Osamu Tsujii
修 辻井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透視撮影のような動画撮影における放射線露
出制御及び画像濃度変換の少なくとも一方に関する処理
を適切に行うこと。 【解決手段】 放射線撮影装置は、2次元検出手段10
2と、2次元検出手段により得られた画像データから放
射線照射野領域を認識する照射野認識手段103と、放
射線照射野領域の画像データから放射線露出制御のため
の関心領域を認識する関心領域認識手段104と、関心
領域の画像データから放射線露出制御のためのパラメー
タを決定するパラメータ決定手段105と、決定された
パラメータを、X線発生装置を制御する制御手段106
に伝達するパラメータ伝達手段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線撮影装置、プ
ログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影においては、被写体を透過
するX線量を検出して当該X線量を過不足なく制御する
こと(AEC=Auto Exposure Control)が行われて
いる。
【0003】従来の透視装置においては、I.I.(イ
メージ・インテンシファイア)の入射面におけるX線照
射領域が、I.I.からの光を検出する固体撮像素子の
検出面全体に対応するように構成されていた。このた
め、たとえば、特開平9−55298号公報には、その
従来技術として、CRT表示画面に表れている略円形の
I.I.透視領域の中心部分付近のABC(Automatic
Brightness Control)センサ領域を平均測光して、その
測光値が一定になるようにX線出力を制御していること
が開示されている。また、同公報には、透視画像を参照
することでX線撮影時間制御に適した撮影用センサ(A
EC用センサ)を選択することが開示されている。
【0004】大判薄型の固体撮像素子を含むフラットパ
ネルディテクタ(FPD)を撮影に用いる場合、X線照射
野領域はFPD検出面内の任意の領域に設定することが
できる。そこで、特開平11−197138号公報に
は、動画像撮影時において効率よく照射野領域を決定す
る手法、FPDを照射野領域に応じて移動することによ
り画像を高速に読み出せるようにする手法が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透視撮影のよ
うな動画撮影において、FPDを用いた場合のように、
固体撮像素子の検出面上のX線照射野領域が不定である
場合、線量又は線質などのX線条件を設定するためのA
EC領域、又は画像濃度変換のための特徴量抽出領域を
適切に設定することは困難であった。
【0006】そこで、本発明は、透視撮影のような動画
撮影における放射線露出制御及び画像濃度変換の少なく
とも一方に関する処理を適切に行うことのできる放射線
撮影装置、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、第1の発明の放射線撮影装置は、被写体を透過し
た放射線の強度分布を画像データに変換する2次元検出
手段と、前記2次元検出手段により得られた前記画像デ
ータから放射線照射野領域を認識する照射野認識手段
と、前記照射野認識手段により得られた前記放射線照射
野領域の画像データから放射線露出制御のための関心領
域を認識する関心領域認識手段と、前記関心領域認識手
段により得られた前記関心領域の画像データから放射線
露出制御のためのパラメータを決定するパラメータ決定
手段と、前記パラメータ決定手段により決定されたパラ
メータを、X線発生装置を制御する制御手段に伝達する
パラメータ伝達手段とを有することを特徴とする。
【0008】第2の発明の放射線撮影装置は、前記第1
の発明において、前記関心領域認識手段は前記被写体の
撮影対象部位に関する情報に基づいて、前記関心領域を
認識することを特徴とする。
【0009】第3の発明の放射線撮影装置は、前記第1
の発明において、前記関心領域認識手段により得られた
前記関心領域の画像データから特徴量を抽出する抽出手
段と、該特徴量に基づいて前記2次元検出手段により得
られた前記画像データを階調変換する階調変換手段とを
更に有することを特徴とする。
【0010】第4の発明の放射線撮影装置は、前記第3
の発明において、前記パラメータ決定手段は、前記抽出
手段により得られた前記特徴量に基づいて前記パラメー
タを決定することを特徴とする。
【0011】第5の発明の放射線撮影装置は、前記第3
の発明において、前記階調変換手段は、前記2次元検出
手段により得られた、後の画像データを階調変換するこ
とを特徴とする。
【0012】第6の発明の放射線撮影装置は、被写体を
透過した放射線の強度分布を画像データに変換する2次
元検出手段と、前記2次元検出手段により得られた前記
画像データから放射線照射野領域を認識する照射野認識
手段と、前記照射野認識手段により得られた前記放射線
照射野領域の画像データから放射線露出制御のための関
心領域を認識する関心領域認識手段と、前記関心領域認
識手段により得られた前記関心領域の画像データから特
徴量を抽出する特徴量抽出手段と、前記特徴量抽出手段
により抽出された前記特徴量に基づいて、前記2次元検
出手段により得られた、後の画像データを階調変換する
階調変換手段とを有することを特徴とする。
【0013】第7の発明は、前記第1乃至6のいずれか
1つの発明の放射線撮影装置の機能をコンピュータに実
現させるためのプログラムである。
【0014】第8の発明は、前記第1乃至6のいずれか
1つの発明の放射線撮影装置の機能をコンピュータに実
現させるためのプログラムを格納したコンピュータ可読
記憶媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、透視撮影のような動画撮影
における放射線露出制御及び画像濃度変換の少なくとも
一方に関する処理を適切に行うことのできる放射線撮影
装置の実施形態を、図面を参照しながら、詳細に説明す
る。
【0016】図1に本実施形態のシステムブロック図を
示す。X線発生手段(X線発生装置)101から曝射さ
れたパルス状のX線は被写体Sを透過して2次元検出手
段102に到達する。X線パルスの間隔は毎秒3〜30
パルスの範囲であるが、大形のFPDイメージセンサを使
用して大容量の画像を収集する場合には、画像の転送速
度(毎秒3〜5フレーム)も考慮して、毎秒3〜5パル
ス程度が適当なところである。また、広範囲の画像を観
察する場合、速い動きを観察する必要もないので、比較
的遅いレートで画像を発生させる。
【0017】被写体を透過したX線分布は、X線パルス
の発生に同期して2次元検出手段102で画像に変換さ
れる。本実施形態の2次元検出手段(FPD)は面積4
0cm×40cm、解像度200μm、つまり2000
×2000画素になるようにアモルファスシリコン等で
構成されるが、この材料に限定されるものではない。こ
のサイズのFPDを使用すると、従来の透視撮影装置で
I.I.とフィルムとが透視用と撮影用とで切替えて使
用されていたのに対し、単一のFPDで透視と撮影との
両方が可能になる。よって、高速フィルム移動機構等を
使用せずに、透視から撮影、撮影から透視の切替えをシ
ームレスに行うことが可能になる。
【0018】図2を参照するに、2次元検出手段102
により出力された2000×2000マトリックスの画
像201から、照射野切出し手段103によりX線照射
野領域202が切出される。従来のI.I.を使用した
透視撮影装置においては、I.I.自体が円形であり、
X線発生手段101の前面に設置されるX線絞り(不図
示)はI.I.に合わせて円形開口を形成するが、FP
Dであれば、絞り開口は円形に限定される必要はなく、
むしろ矩形の方が、画像の上下左右を判断しやすく好ま
しい。本実施形態では照射野領域を矩形とする。
【0019】矩形の照射野領域の抽出は2次微分演算を
用いて行うことができる。図3に示すように、矢印30
1〜304のそれぞれの方向に向かって画像データの2
次微分を行うことにより、その結果から、破線で示した
照射野外接線(照射野端)を求めることができる。ここ
で、方向301に関する処理を説明する。方向301に
略垂直なエッジ(照射野端)を求めるには、まず画像を
方向304に投影(累積)するデータを作成する。投影
データは2000点の一次元のアレイになり、このアレ
イに対して2次微分を行い、2次微分値が最大値となる
位置を照射野の左エッジ(左端)とすることができる。
【0020】同様に、方向302についてエッジを求め
るには方向301に画像の投影を行い、方向303につ
いてエッジを求めるには方向302に画像の投影を行
い、方向304についてエッジを求めるには方向303
に画像の投影を行い、それぞれの投影データに対し2次
微分を行い、それぞれ2次微分値が最大値となる位置を
求めることにより、各方向についての照射野の外接線
(境界線)を決定することができる。以上のようにし
て、照射野が認識され、認識された照射野が切出され
る。
【0021】照射野の切出し結果(切出し画像)に対し
て、関心領域決定手段104が適用される。関心領域を
決定するアルゴリズムとしては様々なものが考えられ
る。例えば、バリウムを使用した胃の透視の場合には、
バリウムを構成する部分を検出して、バリウム塊の輪郭
線の周辺領域を関心領域として設定すればよい。また、
腹部の動画撮影の場合には、関心領域は概ね照射野の中
央部分であるとしてよい。また、胸部の動画撮影であれ
ば肺野領域を関心領域として検出すればよい。これらの
アルゴリズムの切替えは、図示しない撮影対象部位情報
又は撮影オーダ(依頼)情報に基づいて行うことが可能
である。
【0022】以下、(1)バリウム塊輪郭の周辺領域、
(2)予め決められた領域、(3)肺野領域、を関心領
域として抽出又は設定する具体的方法を説明する。
【0023】最初に、図12に示されるフローチャート
を参照しつつ、関心領域決定手段104によって実行さ
れるバリウム周辺領域(胃壁領域)の抽出処理を説明す
る。まず、切り出し画像としてのバリウム画像を取得す
る(S1201)。バリウム画像の例を図4に示す。切
出された矩形の照射野401の中にバリウムによって胃
が白く浮かび上がり(バリウム領域402)、その背景
は肝臓その他の臓器等の領域(その他領域403)であ
る。この画像のヒストグラムを求める(S1202)
と、図5のように、2つの山がつながったような画素値
分布をしている。画素値の低い山がバリウムの詰まった
胃の画素値分布502を表し、画素値の高い山が肝臓そ
の他の臓器等の画素値分布503を表している。
【0024】このヒストグラムから累積ヒストグラムを
求める(S1203)と、図6に示すようなシグモイド
関数に似た関数601が得られる。この累積ヒストグラ
ムカーブ601を直線でフィティング(回帰)する(S
1204)。得られた直線602も同時に図6に示して
いる。この直線602と累積ヒストグラムカーブ601
との誤差を求める(S1205)と、図7のようなカー
ブ701になる。そこで、この誤差曲線が誤差=ゼロと
クロスする画素値を、図4の画像を2値化する際の閾値
702として採用する(S1206)。この閾値702
は、図5に示したヒストグラムを谷のところで2分する
ような画素値となる。
【0025】図4の画像を閾値702で2値化する(S
1207)。その結果を図8に示す。胃の外形(領域8
01)が白く抽出されている。胃全体を関心領域として
指定することもできるが、ここでは、胃壁に生じている
ポリープを検出することを目的として想定し、胃壁を関
心領域として抽出するための処理を以下に説明する。
【0026】まず、図8の画像に対し形態学的処理(モ
フォロジカル関数)としてのダイレーションを行って
(S1208)、図9に示すような画像を得、また図8
の画像に対し形態学的処理(モフォロジカル関数)とし
てのエロージョンを行って(S1209)、図10に示
すような画像を得る。次に、これらの画像の論理演算を
行う。この論理演算は、図10のエロージョン画像の論
理NOTを計算し(S1210)、当該論理NOT画像と
図9のダイレーション画像との論理ANDを計算する(S
1211)ことから構成される。このようにして得られ
た図11に示すような胃壁領域1101を、関心領域と
して抽出する(S1212)。
【0027】次に、関心領域として予め決められた領域
を設定する場合を説明する。予め決められた領域の決定
は、照射野中からある割合の面積を撮影部位情報に依存
して特定することで実行される。たとえば、腹部撮影で
あれば切出し画像中の中央部の50%の面積の領域、関
節撮影であれば中央部の30%の面積の領域、などのよ
うに指定される。図13に腹部画像の場合の関心領域の
例を示す。照射野領域(切り出し領域)1301の中央
に、照射野領域の50%の面積の関心領域1302が設
定されている。
【0028】最後に、胸部正面画像に対し、肺野領域を
関心領域として設定する方法について説明する。アルゴ
リズムは胃壁領域の抽出方法と似ているので、相違点を
中心に説明する。胸部画像の場合、胃の画像と異なり、
X線がイメージセンサに直接入射している、いわゆる
「素抜け領域」が存在する。このため、図15に示され
るように、胸部画像のヒストグラムは、素抜け領域15
01、肺野領域(関心領域)1502、及びその他の領
域1503の3つの画素値分布から構成される。
【0029】上述のように、このヒストグラムの累積ヒ
ストグラムを計算して直線回帰を行い、誤差曲線のゼロ
クロス点を求めると、「閾値1」1504が得られる。
この「閾値1」1504を用いて画像中の素抜け領域を
削除し、残った領域に対してヒストグラムを作成する。
このヒストグラムに対し、同様に累積ヒストグラムとそ
の回帰直線との誤素曲線を求め、誤差曲線のゼロクロス
点を求めることによって、「閾値2」1505が特定で
きる。この「閾値1」1504と「閾値2」1505と
を用いて照射野領域全体を順次2値化することにより、
図14に示されるように、照射野領域1403から素抜
け領域1401を除外し、さらに、肺野領域を関心領域
1402として特定することができる。
【0030】以上のようにして関心領域が決定される
と、その関心領域の画素値に基づいて、特徴量抽出手段
105により特徴量が計算される。特徴量の代表的なも
のは平均値であり、他にはメディアン(中間値)、領域
内の最大値(又は、「最小値+(最大値−最小値)×
M」、例えばM=0.9)、領域内の最小値(又は、
「最小値+(最大値−最小値)×N」、例えばN=0.
1)などが考えられる。これらの統計量の切替えは、撮
影部位に対応して予め経験的に決定されている。このよ
うにして計算された特徴量に基づいて、特徴量抽出手段
105は更に、次のX線パルスによりX線画像フレーム
を得る際のX線露出条件(X線曝射量又はX線管管電圧
等)を制御するための制御パラメータを決定する。この
制御パラメータは、不図示の伝達手段を介して、特徴量
抽出手段105からX線制御手段106に伝達される。
X線制御手段106は当該制御パラメータに基づいて、
次のX線パルスのX線条件を設定し、当該X線条件に適
合したX線パルスが生成されるようX線発生手段101
を制御する。
【0031】X線曝射量及び管電圧の基準値は、予め部
位毎に、あるいは更に患者の身体情報(年齢、肥満度
等)に応じてテーブルとして、X線制御手段106等の
メモリに保存されているが、患者間でのばらつきもある
ので、操作しているX線技師によって変更されることも
ある。この基準値及び上記制御パラメータに基づいて、
次回の曝射パルスのX線制御が行われる。
【0032】X線が2次元検出手段に到達してから、上
記制御パラメータが計算されるまでの時間は、X線曝射
周期よりも短くなければならない。秒10枚の画像取込
が行われる場合は、100ms以下で計算されなければ
ならない。演算時間を短縮するため、上述の処理を縮小
画像に対して行ってもよい。
【0033】ここで、上記特徴量に基づいて階調変換を
行う階調変換手段107について説明する。図16の左
側に、線量が少ない場合の胸部画像のヒストグラムを示
す。この画像に基づいて計算された特徴量が肺野領域の
平均画素値であるとすると、この特徴量に相当する画素
値領域のコントラストが最も高く、しかも中心的な濃度
(輝度)に変換されるように、階調変換曲線1601が
設定される。この線量に対し、上述したシステムの動作
によって線量が増加した場合の胸部画像のヒストグラム
を右側に示す。線量が増加しても、ヒストグラムは、そ
の形状特徴が変化することなく主としてシフトするだけ
であるので、同様に肺野部分が特定でき、特徴量が計算
される。そして、この変化した特徴量に適応するように
階調変換曲線も変更(シフト)される。変更された階調
変換曲線に基づいて階調変換テーブルが生成され、当該
階調変換テーブルは現フレーム画像(特徴量抽出の対象
となった画像)、又は次フレーム画像等、後の少なくと
も1つのフレーム画像の階調変換に使用される。特に、
フレームレートが大きい場合、当該階調変換テーブルを
後の所定数のフレーム画像の階調変換に利用するように
すれば、装置の画像処理能力がそれほど高くなくても、
実質的に良好な濃度又は輝度の画像を得ることができ
る。階調変換手段107によって階調変換された画像は
画像表示手段108により表示される。
【0034】尚、上述の例では、階調変換曲線のシフト
のみが行われているが、特徴量として平均値の他に標準
偏差等を計算することによって、画素値分布の広がりの
程度に応じて、階調変換曲線のコントラスト(傾き)を
制御することも可能である。
【0035】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、FPDイメージセンサを使用して放射線動画を取得
する放射線撮影装置において、任意の放射線照射領域に
対して、AEC制御及び画像濃度変換の少なくとも一方
を適切に行うことが可能になる。
【0036】(他の実施形態)前述した実施形態の機能
を実現するために各種のデバイスを動作させるべく、該
各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコ
ンピュータに、前記実施形態の機能を実現するためのソ
フトウエアのプログラムコードを供給し、そのシステム
あるいは装置のコンピュータ(CPU又はMPU等)が
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって前記実施形態の機能を実現したもの
も本発明の範疇に含まれる。
【0037】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0038】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM,、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることが出来る。
【0039】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等
と協働して前述の実施形態の機能が実現される場合にも
かかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる
ことは言うまでもない。
【0040】更に、供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニット等に備わるメモリに格納された後、
そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボ
ードや機能格納ユニット等に備わるCPU等が実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって前述した
実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
視撮影のような動画撮影における放射線露出制御及び画
像濃度変換の少なくとも一方に関する処理を適切に行う
ことのできる放射線撮影装置、プログラム、及びコンピ
ュータ可読記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステムブロック図
【図2】照射野領域を説明するための図
【図3】照射野認識を説明するための図
【図4】バリウムを含む胃の画像
【図5】図4に示される画像のヒストグラム
【図6】累積ヒストグラムとその回帰直線
【図7】誤差曲線
【図8】図4に示される画像を2値化した画像
【図9】図8に示される2値化画像をダイレーション処
理した画像
【図10】図8に示される2値化画像をエロージョン処
理した画像
【図11】関心領域を説明するための図
【図12】関心領域決定手段104による処理を説明す
るためのフローチャート
【図13】腹部画像の関心領域を説明するための図
【図14】胸部正面画像の関心領域を説明するための図
【図15】胸部正面画像のヒストグラム
【図16】階調変換曲線の設定方法を説明するための図
【符号の説明】
102 2次元検出手段 103 照射野切出し手段 104 関心領域決定手段 105 特徴量抽出手段 106 X線制御手段 107 階調変換手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を透過した放射線の強度分布を画
    像データに変換する2次元検出手段と、 前記2次元検出手段により得られた前記画像データから
    放射線照射野領域を認識する照射野認識手段と、 前記照射野認識手段により得られた前記放射線照射野領
    域の画像データから放射線露出制御のための関心領域を
    認識する関心領域認識手段と、 前記関心領域認識手段により得られた前記関心領域の画
    像データから放射線露出制御のためのパラメータを決定
    するパラメータ決定手段と、 前記パラメータ決定手段により決定されたパラメータ
    を、X線発生装置を制御する制御手段に伝達するパラメ
    ータ伝達手段とを有することを特徴とする放射線撮影装
    置。
  2. 【請求項2】 前記関心領域認識手段は前記被写体の撮
    影対象部位に関する情報に基づいて、前記関心領域を認
    識することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装
    置。
  3. 【請求項3】 前記関心領域認識手段により得られた前
    記関心領域の画像データから特徴量を抽出する抽出手段
    と、該特徴量に基づいて前記2次元検出手段により得ら
    れた前記画像データを階調変換する階調変換手段とを更
    に有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影
    装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ決定手段は、前記抽出手
    段により得られた前記特徴量に基づいて前記パラメータ
    を決定することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮
    影装置。
  5. 【請求項5】 前記階調変換手段は、前記2次元検出手
    段により得られた、後の画像データを階調変換すること
    を特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  6. 【請求項6】 被写体を透過した放射線の強度分布を画
    像データに変換する2次元検出手段と、 前記2次元検出手段により得られた前記画像データから
    放射線照射野領域を認識する照射野認識手段と、 前記照射野認識手段により得られた前記放射線照射野領
    域の画像データから放射線露出制御のための関心領域を
    認識する関心領域認識手段と、 前記関心領域認識手段により得られた前記関心領域の画
    像データから特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、 前記特徴量抽出手段により抽出された前記特徴量に基づ
    いて、前記2次元検出手段により得られた、後の画像デ
    ータを階調変換する階調変換手段とを有することを特徴
    とする放射線撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の放射線撮影装置の機能をコンピュータに実現させる
    ためのプログラム。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の放射線撮影装置の機能をコンピュータに実現させる
    ためのプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒
    体。
JP2002054017A 2002-02-28 2002-02-28 放射線撮影装置、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体 Withdrawn JP2003250789A (ja)

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