JP2002058665A - X線テレビ装置 - Google Patents

X線テレビ装置

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JP2002058665A
JP2002058665A JP2000352188A JP2000352188A JP2002058665A JP 2002058665 A JP2002058665 A JP 2002058665A JP 2000352188 A JP2000352188 A JP 2000352188A JP 2000352188 A JP2000352188 A JP 2000352188A JP 2002058665 A JP2002058665 A JP 2002058665A
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ray
motion
magnitude
frame
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Application number
JP2000352188A
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English (en)
Inventor
Akira Izumihara
彰 泉原
Takahisa Ichinose
隆央 市野瀬
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線テレビ装置に関し、被写体の動きによら
ず常に鮮明なモニタ画像を提供可能なことを課題とす
る。 【解決手段】 X線管10からのX線を被検体100に
照射すると共に、被検体を透過したX線を可視光に変換
してTVカメラ39で撮影し、得られた被写体の透視映
像をリアルタイムでモニタ可能なX線TV装置におい
て、連続するフレーム間の被写体映像(n,n+1等)
を比較してフレーム間における被写体の動きの大きさを
検出する動き検出手段1と、前記検出された動きの大き
さに応じてX線管10の1フレーム当たりの曝射時間w
を減少させるように制御するX線制御手段2とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線テレビ装置に関
し、更に詳しくはX線管からのX線を被検体に照射する
と共に、被検体を透過したX線を可視光に変換してTV
カメラで撮影し、得られた被写体の透視映像をリアルタ
イムでモニタ可能なX線TV装置に関する。
【0002】この種のX線テレビ装置では、被検体の被
曝量軽減のためにX線のフレーム当たりの曝射時間を制
限する所謂X線パルス透視が行われる。しかし、被写体
(被検体のうちの撮影部分)の動きが速いと、透視映像
の影(特に注目映像のエッジ)の部分にボケが生じるた
め、画質の改善が求められている。
【0003】
【従来の技術】図14は従来技術を説明する図で、図1
4(A)は従来のX線テレビ装置の概略構成を示してい
る。図において、10はX線コーンビームを発生する回
転陽極型のX線管、100は被検体、20は被検体を載
置して体(Z)軸方向に移動可能な撮影テーブル、30
は被検体のX線透視映像を撮像する撮像部、31はX線
透視映像を可視像に変換するイメージインテンシファイ
ア(I.I.)、39は光導電型撮像管によるTVカメ
ラ、50は上記X線撮像系10,30を回動自在に支持
する架台、51はX線撮像系10,30を両端部で支持
するCアーム、52はCアームの駆動機構部、53は架
台の支持ベース、60はX線テレビ装置の主制御・処理
を行う制御部、80は被検体の透視映像をモニタするT
Vモニタ、81は必要ならモニタ画像を記録するビデオ
メモリ(VM)である。
【0004】挿入図(a)にI.I.31の断面構造を
示す。被検体を透過したX線は、CsI等からなる蛍光
面32上にX線透視映像を作り、ここで得られた光が裏
面の光電面33を刺激して入射光量に応じた光電子を放
出する。更にこの放出された電子は電子レンズ34によ
り加速・収束されて対面の蛍光面35上に電子像を結
び、ここで入射電子量に応じた明るさの光学像に変換さ
れる。
【0005】一方、この光学像を撮像するTVカメラ3
9では、図示しないが、管内の電子ビーム走査により前
面ターゲット上の各画素容量が一斉に充電され、その後
の前記光学像の所定時間幅wにおける入力の間に、明る
い部分の画素容量は多く放電され、また暗い部分の画素
容量は少なく放電される。そして、次の電子ビーム走査
の際には、前記多く放電した画素容量には大きな充電電
流が流れ、また少なく放電した画素容量には少ない充電
電流が流れ、これらの充電電流の相違が映像信号として
外部に取り出される。
【0006】図14(B)は従来のX線パルス透視制御
のタイミングチャートを示している。TVモニタ80に
毎秒30フレーム分の透視映像を提供するものとする
と、フレームパルスFPの周期T≒33mSとなる。従
来は、X線管10を一定の管電流mA、及び一定のパル
ス幅w(<33mS)でパルス駆動すると共に、I.
I.31で得られた光学像をTVカメラ39で撮影して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような被
検体100の撮影中に、操作者がCアーム51や撮影テ
ーブル20を動かしたり、又は被写体(被検体中の撮影
ターゲット)そのものが動く場合も少なくなく、上記い
ずれにしても結果として被写体が速く動いてしまうと、
1フレーム(≒30mS)の期間中に被写体の影(特に
注目するコントラスト)の部分が少なからず動いてしま
い、その結果、周囲の明かるい部分が注目する影の部分
の画素容量を放電させてしまう。このため、モニタ画像
中の注目するエッジ部分がボケてしまい、こうして従来
は、迅速な操作に基づく信頼性の高い診断を行うことが
困難であった。
【0008】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、被写体の動きによら
ず常に鮮明なモニタ画像を提供可能なX線テレビ装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線テ
レビ装置は、X線管10からのX線を被検体100に照
射すると共に、被検体を透過したX線を可視光に変換し
てTVカメラ39で撮影し、得られた被写体の透視映像
をリアルタイムでモニタ可能なX線TV装置において、
連続するフレーム間の被写体映像(n,n+1等)を比
較してフレーム間における被写体の動きの大きさを検出
する動き検出手段1と、前記検出された動きの大きさに
応じてX線管10の1フレーム当たりの曝射時間wを減
少させるように制御するX線制御手段2とを備えるもの
である。
【0010】本発明(1)においては、連続するフレー
ム間における被写体の動きの大きさ(即ち、動きの速
さ)に応じてX線管10の1フレーム当たりの曝射時間
wを減少させる構成により、TVカメラ39の撮像管等
で生じ得る映像(特に輝度のコントラスト部分)のボケ
を有効に抑制できる。
【0011】好ましくは本発明(2)においては、上記
本発明(1)において、X線制御手段2は、X線管10
の曝射時間wを減少させると共に該X線管10の曝射エ
ネルギー(管電流mA等)を増すように制御する。従っ
て、短い曝射時間で撮影した可視像でもこれを相対的に
高輝度で生成可能となり、よって動きの速い被写体でも
これをボケなく明るく鮮明に表示できる。
【0012】また好ましくは本発明(3)においては、
上記本発明(1)又は(2)において、焦点サイズを変
更可能なX線管10を備え、X線制御手段2は、検出さ
れた動きの大きさが所定閾値を越えることにより焦点サ
イズを大きいものに変更する。本発明(3)において
は、X線管10の焦点サイズを大きいものに変更するこ
とでX線管10には大きな曝射エネルギー(線量)が得
られる。
【0013】ところで、一般に静止した被検体を透視す
る場合には、X線管10の焦点サイズを大きくすること
によってその透視映像はボケる傾向にある。しかし、本
発明のように動いている被検体を撮影する場合には、X
線管10の曝射エネルギーが増した分その曝射時間をよ
り短くすることが可能であるため、被検体の動きによる
映像(特にI.I.31やTVカメラ39における)の
ボケを有効に抑圧できる。即ち、曝射時間の短縮による
画質(ボケ)の改善は、大焦点を使用することによるボ
ケの増加を補って十分に余りあるものである。
【0014】従って、本発明(3)によれば、極めて動
きの速い被写体でもこれをボケなく明るく鮮明に表示で
きる。また、焦点サイズの変更制御を加味することで被
検体の比較的遅い動きから極めて速い動きまでの広範囲
な動きに適正に対処できる。
【0015】また好ましくは本発明(4)においては、
上記本発明(3)において、X線制御手段2は、焦点サ
イズの変更と共にX線管曝射時間のバイアス値を各所定
値に変更する。従って、各焦点サイズ対応のバイアス値
を基準としたX線管曝射の時間制御が有効(容易)に行
える。
【0016】また本発明(5)のX線テレビ装置は、X
線管10からのX線を被検体100に照射すると共に、
被検体を透過したX線を可視光に変換してTVカメラ3
9で撮影し、得られた被写体の透視映像をリアルタイム
でモニタ可能なX線TV装置において、焦点サイズを変
更可能なX線管10と、連続するフレーム間の被写体映
像を比較してフレーム間における被写体の動きの大きさ
を検出する動き検出手段1と、前記検出された動きの大
きさが所定閾値を越えることによりX線管の焦点サイズ
を大きいものに変更し、かつX線管の1フレーム当たり
の曝射時間を小さいものに変更するX線制御手段2とを
備えるものである。
【0017】本発明(5)によれば、検出された動きの
大きさが所定閾値を越えることによりX線管10の焦点
サイズを大きいものに変更し、かつX線管10の1フレ
ーム当たりの曝射時間を小さいものに変更するような比
較的簡単な制御でも十分な画質の改善(ボケの抑圧)が
得られる。
【0018】好ましくは本発明(6)においては、上記
本発明(1)〜(5)において、動き検出手段1は、各
フレームの被写体映像を所定サイズの画素ブロックに分
割し、得られた各画素ブロックの画素データのブロック
平均値を求めると共に、得られた各ブロック平均値のフ
レーム間差分を求めてその大きさが所定閾値を超えるも
のについての各フレーム間差分絶対値の1フレーム当た
りの総和を求め、得られた総和に基づき被写体の動きの
大きさを検出する。
【0019】本発明(6)においては、予め各フレーム
の被写体映像を所定サイズの画素ブロックに分割して各
画素ブロックの画素データのブロック平均値を求める構
成により、被写体透視映像に含まれる粒子的なノイズ成
分を有効に除去できる。また、演算対象となる画素数の
低減化によりその後の被写体の動き検出処理負荷を大幅
に軽減できる。また、得られた各ブロック平均値のフレ
ーム間差分を求めてその大きさが所定閾値THを超える
ものについての各フレーム間差分絶対値の1フレーム当
たりの総和を求める構成により、輝度のコントラストの
強い部分の動き成分を有効に抽出できる。また、得られ
た総和に基づき被写体の動きの大きさを検出する構成に
より、全体として簡単な演算により被写体の動きの大き
さを有効に検出できる。
【0020】また好ましくは本発明(7)においては、
上記本発明(1)〜(5)において、動き検出手段1
は、各フレームの被写体映像を所定サイズの画素ブロッ
クに分割し、得られた各画素ブロックの画素データのブ
ロック平均値を求めると共に、得られた各ブロック平均
値のフレーム間差分を求めてその大きさが所定閾値を超
えるものについての1フレーム当たりの総ブロック数を
求め、得られた総ブロック数に基づき被写体の動きの大
きさを検出する。従って、総ブロック数を求める簡単な
演算により被写体の動きの大きさを有効に検出できる。
【0021】また好ましくは本発明(8)においては、
上記本発明(6)又は(7)において、被写体100と
X線撮像系10,31,39との間の相対位置関係を変
化させ得る駆動機構手段を更に備え、前記動き検出手段
1は、前記駆動機構手段に対する動き制御量又は該駆動
機構手段についての動き検出量に基づき被写体とX線撮
像系との間の1フレーム当たりの相対位置関係の変化の
大きさを求めると共に、得られた変化の大きさを自己が
求めたフレーム間差分絶対値の総和又は総ブロック数に
対して所定の割合で加味し、得られた値に基づき被写体
の動きの大きさを検出する。
【0022】なお、上記被写体100とX線撮像系1
0,31,39との間の相対位置関係を変化させ得る駆
動機構手段としては、X線管10及びその撮像手段3
1,39を支持するCアームや、被検体100を載置し
て体軸方向に移動させる撮影テーブル20等が含まれ
る。
【0023】本発明(8)においては、撮影中における
駆動機構手段の動きが、被写体映像の動きに与える影響
を考慮し、これを上記自己が求めたフレーム間差分絶対
値の総和又は総ブロック数に対して所定の割合で加味す
る構成により、被写体そのものの局部的な動きのみなら
ず、その撮像環境をも含めた全体の動きを正確に検出で
きる。なお、駆動機構手段の動きは、これをセンサで検
出しても、又は駆動機構手段に対する制御信号を基に計
算しても良い。
【0024】また好ましくは本発明(9)においては、
上記本発明(1)〜(5)において、動き検出手段1
は、各フレームの被写体映像を所定サイズの画素ブロッ
クに分割し、得られた各画素ブロックの画素データにつ
きフレーム間におけるブロックマッチング探索を行って
フレーム間における各画素ブロックの動きベクトルを求
めると共に、得られた動きベクトルの大きさが所定閾値
を超えるものについての各動きベクトルの大きさの1フ
レーム当たりの総和を求め、得られた総和に基づき被写
体の動きの大きさを検出する。
【0025】本発明(9)においては、各画素ブロック
の画素データにつきフレーム間におけるブロックマッチ
ング探索を行ってフレーム間における各画素ブロックの
動きベクトルを求める構成により、被写体各部の動き成
分をその方向も含めて正確に検出できる。また、仮に駆
動機構手段の駆動により、被写体のみならず、被写体と
撮像系との相対位置関係が同時に動いていても、これら
を含めた結果としての被写体映像の各ブロックの動きベ
クトルを忠実に検出でき、かつこれらの内の所定閾値T
Hを超える各動きベクトルの大きさの1フレーム当たり
の総和に基づいて被写体の動きの大きさを正確に検出で
きる。
【0026】また好ましくは本発明(10)において
は、上記本発明(1)〜(5)において、動き検出手段
1は、各フレームの被写体映像を所定サイズの画素ブロ
ックに分割し、得られた各画素ブロックの画素データに
つきフレーム間におけるブロックマッチング探索を行っ
てフレーム間における各画素ブロックの動きベクトルを
求めると共に、得られた各動きベクトルの内の動きベク
トルの大きさが最大となるものに基づき被写体の動きの
大きさを検出するものである。
【0027】本発明(10)によれば、被写体映像のボ
ケはその動きベクトルが最大となるようなブロック(部
位)につき強く現われるから、動きベクトルの大きさが
最大となるような動きベクトルに基づき被写体の動きの
大きさを検出すれば、被写体映像のボケを有効に抑制で
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0029】図2は実施の形態によるX線テレビ装置の
要部構成図で、図において、10は回転陽極型のX線
管、100は被検体、20は撮影テーブル、30はX線
透視映像の撮像部、40はX線透視撮影のためのフィル
ムホルダ、41はX線フィルム、42はX線の散乱防止
鉛、31はイメージインテンシファイア(I.I.)、
38はI.I.出力の可視像を結像する光学系、39は
光導電型撮像管等によるTVカメラ、50は上記X線撮
像系10,30を被検体100の回りに回動自在に支持
する架台、51はそのCアーム、52はCアームの駆動
機構部、53は架台の支持ベース、60はX線テレビ装
置の操作・制御を行う制御部、61はそのCPU、62
はCPU61が使用するROM,RAM等からなる主メ
モリ(MM)、63はキーボードや各種操作スイッチ等
を含むコンソール部(CSL)、64は映像ファイルや
各種アプリケーションプログラム等を格納するディスク
装置(DSK)、65はCPU61とX線撮像系10,
30等との間で各種制御信号やモニタ信号のやり取りを
行う制御インタフェース(CIF)、66はTVカメラ
39の映像信号を入力してTVモニタ80に提供するビ
デオインタフェース(VIF)、FMはそのフレームメ
モリ、68はCPU61の共通バス、80はCRT等か
らなるTVモニタである。
【0030】なお、図中の(X,Y,Z)はX線テレビ
装置(システム)に固定された直交座標、また(x,
y,z)は撮像系10,30に固定された直交座標を夫
々表す。
【0031】図3は実施の形態におけるX線発生部を説
明する図で、図3(A)はその回路構成を示している。
図において、10は瞬時負荷容量の大きい回転陽極型の
X線管、11はX線管駆動部、12は高電圧発生部、1
3はX線管10をスイッチング駆動するためのドライバ
回路、14はX線管10のフィラメント電流Ifを制御
するフィラメント電流制御部、15,16は高耐圧のス
イッチング用真空管(テトロードチューブ)である。
【0032】高電圧発生部15の直流高電圧出力kVを
真空管15,16でスイッチング制御し、X線管10に
パルス状の高電圧kVを印加する。この時、X線管10
にはパルス状の管電流mAが流れる。
【0033】挿入図(a)に3極管タイプの他のX線管
10’を示す。上記のX線管10に代えて、X線管1
0’を使用できる。この場合は、上記スイッチング用真
空管15,16を省略できると共に、X線管10’のグ
リッドをドライバ回路13の出力で直接にスイッチング
駆動できる。
【0034】図3(B)にX線管10(10’も同様)
の管電圧−管電流特性を示す。X線管10のフィラメン
トを加熱すると、陽極から陰極に向かって管電流mAが
流れる。このとき直流のフィラメント電流Ifを一定に
保つと、ある管電圧kV以上では図示の如く管電圧kV
によらず略一定の管電流mAが流れるようになり、この
領域は温度制限域と呼ばれる。この領域では管電流mA
(即ち、フィラメント電流If)と管電圧kVとを独立
に調整でき、一般にこの種のX線管10はこの領域で使
用される。
【0035】なお、本実施の形態では、必要ならX線管
10を上記いずれの領域でも使用でき、もし温度制限域
より下側で使用する場合は管電圧kVを変更することで
管電流mA(X線曝射エネルギー)を変更でき、また温
度制限域より上側で使用する場合はフィラメント電流I
fを変更することで管電流mA(X線曝射エネルギー)
を変更できる。
【0036】次に上記構成によるX線パルス透視制御の
動作を説明する。図4は実施の形態によるX線パルス透
視制御のフローチャートで、CPU61により実行され
る。ここでは、パルス透視制御の概要を説明する。
【0037】ステップS11ではVIF66における同
期パルス信号SPの発生を待つ。この同期パルス信号S
PはTVカメラ39が1フレーム(1/30秒)分の映
像を読み取ったタイミングに発生する。同期パルス信号
SPが発生すると、ステップS12ではフレームメモリ
FMから1フレーム分の画像データを主メモリ62に読
み込む。ステップS13では1フレーム画像を所定サイ
ズの画素ブロックに分割する。ステップS14ではこう
して得られた今回のフレーム画像と前回のフレーム画像
との比較に基づき被写体の動きの大きさを検出する。こ
の処理の詳細は図5〜図7に従って後述する。ステップ
S15では上記検出された被写体の動きの大きさに応じ
て次フレームの透視条件{X線管10の駆動パルス幅
w,曝射エネルギー(即ち、管電流mAに相当)}を変
更する。この処理の詳細は図9に従って後述する。そし
て、ステップS11に戻る。
【0038】図5,図6は第1の実施の形態による被写
体動き検出処理のイメージ図(1),(2)で、前回の
フレーム画像と今回のフレーム画像との間の各画素デー
タ(例えば輝度データ)のフレーム間差分の大きさ(絶
対値)の総和に基づき、被写体の動きの大きさを検出す
る場合を示している。図5において、ここでは後の動き
検出処理を簡単化し、かつ高速化するために、予めフレ
ームメモリFMから読み出した原フレーム画像(例えば
輝度データ)を所定サイズの画素ブロックに分割して各
画素ブロックにおける画像データのブロック平均値を求
め、得られた各ブロック平均値からなる新たなN×N画
素のフレーム画像Pn+1,Pn+2等を主メモリ62に記憶
している。ここでは、以下、各ブロック平均値からなる
画像を単にフレーム画像Pn+1,Pn+2等と称す。
【0039】例えば、今回のフレーム画像Pn+2から前
回のフレーム画像Pn+1を画素毎に差し引き、各差分デ
ータDi(i=1〜N2)を求める。こうすれば、1フレ
ーム間で動きの無い部分についてはDi≒0となるが、
動きの有る部分についてはDi≠0となる。例えば、図
5は胃の透視映像を示しており、X線透視映像の性質
上、胃の側面部{即ち、X線透過に対して肉厚(ビーム
と平行)となる部分}の影は比較的濃く現れるが、それ
以外の部分{即ち、X線透過に対して肉薄(ビームと垂
直)となる部分}の影は比較的薄く現われる。従って、
2つのフレーム画像Pn+1,Pn+2の撮影間で図示の如く
胃が急に拡大すると、この場合における各差分データD
iの大きさは、拡大前後の胃の各側面部で比較的大きく
現われ、それ以外の部分では殆ど現れない。そこで、本
実施の形態では1フレーム間における被写体(胃)の動
きの大きさαを次式の演算により求める。
【0040】α=Σ|Di| (i=1〜N2) この場合に、好ましくは、上記加算前の各差分データD
iの大きさと所定閾値TH1とを比較し、もし|Di|
<TH1の場合は、当該|Di|=0とする。これによ
り、加算前の各|Di|に含まれる粒子的な雑音の排除
と、加算演算の簡略化とが図れる。
【0041】更に、好ましくは、これらの総和により得
られた被写体の動きの大きさαと所定閾値TH2とを比
較することにより、α>TH2のときは被写体に動きが
あると判別し、α≦TH2の場合は動きが無いと判別す
る。これにより1フレーム当たりの小さな動き(即ち、
遅い動き)を排除でき、後述のX線透視条件制御が不必
要に行われるのを防止できる。また、逆に1フレーム当
たりの動きが大きい(速い)ときはX線透視条件制御が確
実に行われる。
【0042】更に、上記α>TH2(動きが大きい)の
場合は、例えばαの大きさを何段階かに量子化し、その
値に応じてX線透視条件を段階的に制御する。なお、上
記αの値を何段階かに量子化しないで、αの値のままで
透視条件を線形制御しても良い。
【0043】以上は被写体の動きの大きさαをフレーム
間差分絶対値の総和により求める場合を述べた。この方
法によれば、被写体の濃淡のコントラストが小さい場合
でも、被写体の広い範囲で有為な差分絶対値(即ち、動
き)が検出されれば、これらの総和(即ち、被写体の動
き)は大きいと判断され、これにより後述のX線透視条
件の変更につながる。従って、被写体の広範囲に渡るよ
うな動きを鮮明に表示できる。
【0044】また、逆に被写体の濃淡のコントラストが
大きければ、被写体の狭い範囲で動きがあってもその差
分絶対値の総和は大きいと判断され、この場合もX線透
視条件の変更につながる。従って、被写体のハイコント
ラストな部分(一般に重要な監視対象部分)の動きを鮮
明に表示できる。
【0045】なお、上記は被写体の動きの大きさαをフ
レーム間差分絶対値の総和により求める場合を述べた
が、これに代えて、被写体の動きの大きさαをフレーム
間差分絶対値が所定閾値TH1を超えるものの総画素数
により求めても良い。こうすれば、条件を満たす画素数
を計数するだけの簡単な演算により、被写体の広範囲に
渡るような動きを鮮明に表示できる。
【0046】図6は上記図5に示したような被写体の動
きに撮影テーブル20や撮像系10,30の動きが重な
った場合の動き検出処理を示している。図6(A)に本
システムに固定された直交座標系(X,Y,Z)と撮像
系(Cアーム51)に固定された直交座標系(x,y,
z)とを夫々示す。図示の如く、ある時点の撮像系
(x,y,z)はCアーム51の操作により座標系
(X,Y,Z)からは任意方向を向いており、このと
き、更に撮影テーブル20をZ軸と反対方向に移動させ
たとすると、これによって撮像系の(x,z)平面(X
線ビームに垂直な平面)における被写体の透視映像10
0aは100bに移動する。その動きベクトルをAで示
す。
【0047】図6(B)はこの場合における2フレーム
間の差分絶対値Di(i=1〜N2)を模式的に示してい
る。なお、この図6(B)は上記図5(c)との比較が
容易となる態様で示されている。但し、図6(B)では
被写体(胃)そのものの動き(各動きベクトルp,q,
r)に撮影テーブル20の動き{即ち、(x,z)平面
換算の動きベクトルA}が重なった結果、その投影映像
上では結果として胃のp側の拡大動きは更に拡大され、
一方、胃のq,r側の動きは本来なら拡大されたにも関
わらずベクトルAにより相殺され、あたかも動かなかっ
たように見える。従って、これら2フレーム間の差分絶
対値|Di|を求めると、図示の如く動き検出の有為な
実線部分と無効(0)の点線部分とが得られ、これを上
記図5(c)の場合と比較すると、これらは異なる動き
の状況を検出していることになる。
【0048】図6(B)の場合は、たまたま胃のq,r
に係る部分の動きが検出されなくなった代わりに、本来
は動きの無い食道や十二指腸の部分で結果としての動き
が検出される結果、これらの総和(又は総画素数)は大
きくなる。しかし、常にこのような状況になる保証は無
く、被写体の動きと駆動機構部の動きとの関係によって
は、本来検出されるべき被写体の動きが、上記図5の画
像解析だけではその殆どが無効(0)の画素となり、適
正に検出されない場合も生じ得る。そこで、本第1の実
施の形態では、上記図5の動き検出方法に駆動機構部の
動きをも加味して被写体の動きを検出する。即ち、この
場合における1フレーム間における被写体の動きの大き
さβを次式の演算により求める。
【0049】β=k1α+k2|A| ここで、k1,k2は所定の係数、αは上記図5の方法で
求めた総和(又は総画素数)、Aは撮像系の(x,z)
平面上に換算(アフィン変換)した駆動機構部10,2
0,30の動きベクトルである。この動きベクトルは各
機構部に動きセンサ等を設けてこれらをリアルタイムに
検出しても良いし、又は各機構部に加える制御情報から
対応する動きを演算により求めても良い。
【0050】このように本実施の形態によれば、被写体
の動きの大きさを駆動機構部の動きの大きさ(速度)を
加味して検出する構成により、撮像テーブル20やCア
ーム51に対する任意操作によらず、被写体の動きを適
正に検出できる。
【0051】図7,図8は第2の実施の形態による被写
体動き検出処理のイメージ図(1),(2)で、前回の
フレーム画像と今回のフレーム画像との間で各画素ブロ
ックについてのフレーム間動きベクトルを求めることに
より、被検体の動きの大きさを検出する場合を示してい
る。図7(a),(b)は上記図5(a),(b)と同
じ状況を示している。但し、ここでは、原フレーム画像
を所定サイズ(例えば4×4)の画素毎にブロック分割
して、各画素ブロックの画像データ(例えば輝度デー
タ)についてのブロックマッチング探索演算によりフレ
ーム間動きベクトルを求める。
【0052】図7(c)において、前フレーム(n+
1)中のある画素ブロックの各画素データをXk(k=
1〜16)、現フレーム(n+2)につき探索すべきi
番目の画素ブロックの各画素データをYi,k (k=1
〜16)とする時に、両ブロックデータ間の差分絶対値
和Siを、 Si =Σ|Xk−Yi,k | (k=1〜16) のブロックマッチング演算により求め、かつこの差分絶
対値和Si が最小となるような最適画素ブロックYi,
k を探索し、これに基づいて両画素ブロック間を結ぶ
ような動きベクトルMVqを求める。図示の例では胃の
側面につき実際に動きのあった各画素ブロックp,q,
rにつき各対応する動きベクトルMVp,MVq,MVr
が夫々求まる。以下、これらをMVjと称する。
【0053】本第2の実施の形態では、好ましくは、上
記得られた各動きベクトルの大きさ|MVj|と所定閾
値TH3とを比較すると共に、|MVj|≦TH3の場
合は|MVj|=0として、1フレーム当たりの動き(速
度)の小さな雑音成分を除去する。更に、好ましくは、
|MVj|>TH3となるものについての、各大きさを
加算して総和を求め、得られた総和の大きさに応じて、
被写体の動き有無を判定する。或いは、|MVj|>T
H3となるものについて、その大きさが最大のもの|M
Vj|maxを抽出して、該|MVj|maxと所定閾値TH4
とを比較し、|MVj|max>TH4の場合は動きがある
と判断する。
【0054】上記いずれにしても、本第2の実施の形態
によれば、フレーム間の動きベクトルに基づき被写体の
動きの大きさ(速さ)を評価することにより、被写体の
透視映像には忠実な動き検出が行える。
【0055】図8は上記図6と同じ状況を示している。
但し、図8(c)において、本第2の実施の形態では.
各画素ブロックの画像データ(例えば輝度データ)につ
きフレーム間における動きベクトルを求める構成によ
り、フレーム画像に駆動機構部による動きが重畳されて
いるか否かによらず、常にフレーム画像に対する画像解
析のみで、被写体の動きを適正に検出できる。
【0056】次に、上記検出された被写体の動きの大き
さによるX線透視条件の変更制御を説明する。図9は実
施の形態による透視条件変更制御を説明する図で、図9
(A)は被写体の動きの大きさとX線曝射パルス幅wと
の関係を示している。図において、横軸は上記図5又は
図7の方法により検出された被写体の1フレーム当たり
の動きの大きさ(即ち、動きの速さ)、縦軸は1フレー
ム当たりのX線曝射パルス幅wである。今、被写体の動
きの大きさ=0のときの公称パルス幅w=w0(バイア
ス値)とすると、この例ではこれより動きの大きさ(速
さ)が増すにつれてパルス幅wが直線的に減少するよう
に制御している。
【0057】図9(B)は被写体の動きの大きさとX線
管10の管電流mAとの関係を示している。図におい
て、横軸は上記図5又は図6の方法により検出された被
写体の1フレーム当たりの動きの大きさ(速さ)、縦軸
はX線管10の管電流mA(上記温度制限域ではX線管
10のフィラメント電流Ifに比例、また温度制限域外
では管電圧kVに比例)である。今、被写体の動きの大
きさ=0のときの公称管電流mA=mA0(バイアス
値)とすると、これより動きの大きさが増すにつれて管
電流mAは増大するように制御される。
【0058】好ましくは、この例ではX線管10の1フ
レーム当たりの曝射エネルギー(即ち、線量mA×w)
が一定(=C)となる様に制御されており、これは上記
図9(A)との関係では、管電流mA=(1/w)Cと
なるように制御されることになる。
【0059】なお、X線管10の1フレーム当たりの曝
射エネルギーを略一定とするものであれば、図9
(A),(B)の各特性(関数)は上記のものに限定さ
れない。例えば、図9(B)の管電流カーブが直線的に
変化しても良いし、又は図9(A),(B)の各カーブ
が共に曲線的に変化しても良い.図10は実施の形態に
よるX線パルス透視制御のタイミングチャートである。
図において、各フレームパルスFPに同期してフレーム
n〜(n+5)の各フレーム画像データが入力されてい
る。この内のフレームnと(n+1)、フレーム(n+
1)と(n+2)、フレーム(n+2)と(n+3)と
の各フレーム間で被写体に顕著な動きがあったとする。
CPU61はフレームnと(n+1)の各画像データに
基づき被写体の動きの大きさを検出し、その検出結果に
応じて次フレーム(n+2)の曝射条件を変更(曝射パ
ルス幅wn+2を狭く、かつ管電流mAを大きく)してい
る。次のフレーム(n+1)と(n+2)との間では前
回よりも大きな動きが検出された結果、曝射パルス幅w
n+3は更に狭く、かつ管電流mAは更に大きくされてい
る。また次のフレーム(n+2)と(n+3)との間で
は前回よりも小さな動きが検出された結果、曝射パルス
幅wn+4は前回よりも広く、かつ管電流mAは前回より
小さくされている。なお、このX線パルス透視制御で
は、各1フレーム間における被写体の動きの大きさ(速
さ)が重要であり、動きの方向は問題では無い。この例
では、被写体は例えばフレーム(n+1),(n+2)
では連続して右側に加速しており、次のフレーム(n+
3)では減速又は左側に戻っている。
【0060】かくして、上記実施の形態によれば、被写
体の動きの大きさに応じてX線の曝射時間(即ち、I.
I.31やTVカメラ39の露光時間等)を短くするこ
とにより、透視映像のボケを有効に抑制できた。また好
ましくは、X線曝射時間の減少と同時にX線管10の曝
射エネルギー(管電流mA等)を増すことで、常に所要
の線量(mAs)を確保でき、これによりTVモニタ8
0上には常に明るい鮮明な透視映像が得られた。
【0061】ところで、上記方法により撮影をする場合
に、もし被写体の動きが更に速くなると、X線の曝射時
間wは益々短くなると共に、X線管10の曝射エネルギ
ー(管電流mA等)は益々増大させる必要がある。しか
し、一般にX線管10の管電流の増加は、単一構造の陰
極(フィラメント)ではその焦点サイズ(曝射エネルギ
ー)に限界があるため、それ以上に被写体が速く動く
と、やがてモニタ映像が暗くなってしまう。
【0062】これを言い換えると、一般に透視画質の向
上には小焦点がよいが、焦点を小さくすると入力定格
(mA)も下がり、所要の線量(mAs)を得ようとす
ると、1ピクセル当たりの撮影時間(s)が延びてしま
う.このため、検査部位によっては臓器や装置の振動に
よるボケが生じ、かえって画質が低下してしまう。
【0063】そこで、以下に述べる他の実施の形態で
は、焦点サイズを変更可能なX線管10を使用すると共
に、被写体の動きの速さが所定以上を超えた場合は、X
線管10の焦点サイズを小さいものから大きいものに変
更する。これによりX線管10には大きな曝射エネルギ
ー(線量)が得られる。
【0064】ところで、一般に静止した被写体を透視す
る場合には、X線管10の焦点サイズを大きくすること
によってその透視映像はボケる傾向にある。しかし、本
発明のように動いている被写体を撮影する場合には、X
線管10の曝射エネルギーが増した分その曝射時間を大
幅に短くすることが可能であるため、これによってむし
ろ被写体の動きによる映像(特にI.I.31やTVカ
メラ39における)のボケを有効に抑圧できる。以下こ
れを説明する。
【0065】図11は被写体の移動速度とX線管の焦点
サイズとの関係を示す図である。図において、横軸は空
間周波数(lp/mm)、縦軸は矩形波格子を透視した場合
の再現率(MTF:Modulation Transfer Functionに相
当)である。また図の1点鎖線はX線管10が小焦点
(例えば0.3mm程度)の場合、太線はX線管10が
大焦点(例えば0.6mm以上)の場合の特性を示す。
【0066】図11において、特性はX線管10のみ
の小焦点におけるMTFを示し、また特性はX線管1
0のみの大焦点におけるMTFを示す。図示の如く、X
線管10のみについて言うと、小焦点の場合よりも大焦
点の場合の方が再現率が劣化していることが分かる。ま
た、特性はI.I.31のピクセルサイズによるMF
TFを示している。撮影系のトータルの再現率(MT
F)は、大まかに言うと、X線管10の再現率とI.
I.31の再現率との積となる。この場合の各再現率
は、小焦点ではほぼ特性となり、また大焦点ではほぼ
特性となる。即ち、被写体の動きが遅い場合の再現率
は特性(小焦点)の方が良い。しかし、被写体の動き
が増すとX線曝射時間中の被写体の動きが透視映像のボ
ケに大きく関係してくるため、再現率の特性はその様子
が大きく異なってくる。以下、これを詳細に説明する。
【0067】図11の特性〜は被写体の動きを考慮
した場合の再現率のシミュレーション結果を示してい
る。ここで、特性→→はX線管10が小焦点(例
えば30mA相当)で動作中に被写体の移動速度が小
(5mm/s)→中(15mm/s)→大(30mm/
s)と変化した場合の各再現率カーブを示し、また特性
→→はX線管10が大焦点(例えば100mA相
当)で動作中に被写体の移動速度が同じく小(5mm/
s)→中(15mm/s)→大(30mm/s)と変化
した場合の各再現率カーブを示している。挿入図(a)
に各特性の条件内容を示す。
【0068】これらを比較すると、被写体の移動速度が
小(5mm/s)の付近における特性,では小焦点
による特性を使用した方が再現率は良い。しかし、被
写体の移動速度が中(15mm/s)〜大(30mm/
s)の区間では、この区間に小焦点の再現率の方が特性
〜へと大幅に劣化している。これは、小焦点の曝射
エネルギー(管電流)の増大には限りがあること、及び
この小焦点で所要の線量(mAs)を得るためにはX線
の曝射パルス幅wを相当に長くしなくてはならないこ
と、に起因している。従って、むしろ、この区間では大
焦点による特性〜を使用した方が再現率が良い。そ
こで、この他の実の形態では検出された動きの大きさ
(速さ)が所定閾値を越えることにより焦点サイズを小
さいものから大きいものに変更制御する。
【0069】この所定閾値は、撮影系のジオメトリ(透
視撮影台の焦点−検出面間距離,天板−検出面間距離
等)、X線管10の焦点の大きさ、患者100の体厚
(必要線量)によって異なるため、ジオメトリと焦点の
大きさにより事前に計算した値と、透視制御部(CPU
61)から得られる線量についての情報とを用いて、事
前に設定したテーブルから引き出して使用する。なお、
この所定閾値の決定については、予め動きのある基準サ
ンプル(ファントム等)につきその透視映像を観測した
オペレータ(技師)の映像評価結果(主観的評価)を加
味しても良い。
【0070】図12は他の実施の形態におけるX線発生
部を説明する図である。このX線発生部は基本的には上
記図3(A)で述べたものと同様でよい。但し、このX
線管10は焦点サイズを例えば大(0.6mm以上)/
小(0.3mm程度)の2段階に切替可能となってい
る。一方、このフィラメント電流制御部14にはX線管
10の焦点切替信号SWFが入力しており、信号SWF
=0の時は小焦点用フィラメントに電流Ifaが流れ、
また信号SWF=1の時は大焦点用フィラメントに電流
Ifb(>Ifa)が流れる。挿入図(a)のX線管1
0’についても同様である。なお、焦点サイズの切替方
式については他の様々な公知のものを使用できる。
【0071】図13は他の実施の形態による透視条件変
更制御を説明する図で、図13(A)はX線管の曝射パ
ルス幅wの変更特性、また図13(B)は管電流mAの
変更特性を示している。今、被写体の動きの速さが
「0」におけるパルス幅w=W0、管電流mA=mA
0(初期バイアス値)とすると、被写体の動きの速さが
増すにつれてパルス幅wが減少すると共に、管電流mA
が増加する。このとき、X線管10は小焦点が付勢され
ている。
【0072】そして、やがて被写体の動きの速さが所定
閾値TH5を越えた時は、X線管10の駆動を小焦点か
ら大焦点に切り替えると同時に、そのバイアス値をパル
ス幅w=Wn、管電流mA=mAnに設定変更する。そ
して、更に被写体の動きの速さが増すと、そのパルス幅
wがそこから更に減少すると共に、管電流mAがそこか
ら更に増加する。このようなパルス幅w及び管電流mA
の各制御情報は、予め被写体の動きの速さ対応に求めて
ROM等に記憶しておくことが可能であり、本装置の稼
働時には、ROM等からこの情報を読み出すことによ
り、このような透視条件の変更制御を容易に実現でき
る。
【0073】なお、この透視条件変更制御には様々な変
形例が考えられる。例えば図示の小焦点区間と大焦点区
間におけるパルス幅w及び又は管電流mAを、図示の如
く連続的にではなく、段階的に変更制御しても良い。或
いは、小焦点区間又は大焦点区間でのみ中間の変更制御
を行って、その残りの区間についてはパルス幅w又は管
電流mAを一定制御としても良い。
【0074】かくして、この他の実施の形態によれば、
焦点サイズの変更制御を加味することで、被写体の比較
的遅い動きから極めて速い動きまでの広範囲な動きに適
正に対処できる。
【0075】なお、上記実施の形態では、今日一般的に
使用されているような光導電型撮像管を備えるTVカメ
ラ39への適用例を述べたがこれに限らない。例えばC
CDカメラであっても、CCD素子への光照射時間(C
CD素子のチャージ時間)を短くしてその分光学像の明
るさを増すことが可能であるから、本発明はCCDカメ
ラ等にも適応できる。
【0076】また、上記実施の形態では被写体の1フレ
ーム当たりの動きの大きさに応じて次フレームの曝射条
件を変更したが、被写体の複数フレーム当たりの動きの
大きさの移動平均値を求め、該移動平均値の大きさに応
じてX線管の曝射条件を変更するように構成しても良
い。
【0077】また、上記実施の形態ではX線管10の曝
射パルス幅w、管電流mAを夫々の公称値w0,mA0か
ら変化させる場合を述べたがこれに限らない。例えば、
上記X線管10の曝射条件をダイナミックに変更できる
構成を利用して、予め公称値w0を通常よりも大きめ、
また公称値mA0を通常よりも小さめに設定すること
で、画質を損なわずにX線管10の長寿命化が図れる。
【0078】また、上記実施の形態ではX線管10の焦
点サイズを大小の2段階に切り替える場合を述べたが、
これに限らない。X線管10の焦点サイズをよりきめ細
かく3段階以上に切り替えても良い。
【0079】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行え
ることは言うまでも無い。
【0080】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、被写体
の動きに応じてX線の曝射時間を減少させることによ
り、被写体の動きによらず常に鮮明なモニタ画像を提供
可能となり、X線テレビ観測(医療)の迅速性及び信頼
性向上に寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線テレビ装置の要部構成図
である。
【図3】実施の形態におけるX線発生部を説明する図で
ある。
【図4】実施の形態によるX線パルス透視制御のフロー
チャートである。
【図5】第1の実施の形態による被写体動き検出処理の
イメージ図(1)である。
【図6】第1の実施の形態による被写体動き検出処理の
イメージ図(2)である。
【図7】第2の実施の形態による被写体動き検出処理の
イメージ図(1)である。
【図8】第2の実施の形態による被写体動き検出処理の
イメージ図(2)である。
【図9】実施の形態による透視条件変更制御を説明する
図である。
【図10】実施の形態によるX線パルス透視制御のタイ
ミングチャートである。
【図11】被写体の移動速度とX線管の焦点サイズとの
関係を示す図である。
【図12】他の実施の形態におけるX線発生部を説明す
る図である。
【図13】他の実施の形態による透視条件変更制御を説
明する図である。
【図14】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 X線管 20 撮影テーブル 30 撮像部 31 イメージインテンシファイア(I.I.) 38 光学系 39 TVカメラ 40 フィルムホルダ 41 X線フィルム 42 散乱防止鉛 50 架台 51 Cアーム 52 駆動機構部 53 支持ベース 60 制御部 61 CPU 62 主メモリ(MM) 63 コンソール部(CSL) 64 ディスク装置(DSK) 65 制御インタフェース(CIF) 66 ビデオインタフェース(VIF) 80 TVモニタ 100 被検体 FM フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05G 1/62 H05G 1/62 A Fターム(参考) 2G088 EE01 EE27 FF02 GG17 KK32 KK35 LL05 LL10 LL13 4C092 AA01 AB04 AC01 BB02 BB38 BC15 BD08 CC12 CD03 CE20 CF48 CF49 CH03 CH20 CJ25 4C093 AA02 CA08 CA34 EA02 EB02 FA13 FA18 FA45 FA59 5C054 CA02 CB02 CB05 CB07 CB08 CC04 FC01 FC05 FC12 FC13 FC16 HA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管からのX線を被検体に照射すると
    共に、被検体を透過したX線を可視光に変換してTVカ
    メラで撮影し、得られた被写体の透視映像をリアルタイ
    ムでモニタ可能なX線TV装置において、 連続するフレーム間の被写体映像を比較してフレーム間
    における被写体の動きの大きさを検出する動き検出手段
    と、 前記検出された動きの大きさに応じてX線管の1フレー
    ム当たりの曝射時間を減少させるように制御するX線制
    御手段とを備えることを特徴とするX線テレビ装置。
  2. 【請求項2】 X線制御手段は、X線管の曝射時間を減
    少させると共に該X線管の曝射エネルギーを増すように
    制御することを特徴とする請求項1に記載のX線テレビ
    装置。
  3. 【請求項3】 焦点サイズを変更可能なX線管を備え、 X線制御手段は、検出された動きの大きさが所定閾値を
    越えることにより焦点サイズを大きいものに変更するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のX線テレビ装
    置。
  4. 【請求項4】 X線制御手段は、焦点サイズの変更と共
    にX線管曝射時間のバイアス値を各所定値に変更するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のX線テレビ装置。
  5. 【請求項5】 X線管からのX線を被検体に照射すると
    共に、被検体を透過したX線を可視光に変換してTVカ
    メラで撮影し、得られた被写体の透視映像をリアルタイ
    ムでモニタ可能なX線TV装置において、 焦点サイズを変更可能なX線管と、 連続するフレーム間の被写体映像を比較してフレーム間
    における被写体の動きの大きさを検出する動き検出手段
    と、 前記検出された動きの大きさが所定閾値を越えることに
    よりX線管の焦点サイズを大きいものに変更し、かつX
    線管の1フレーム当たりの曝射時間を小さいものに変更
    するX線制御手段とを備えることを特徴とするX線テレ
    ビ装置。
  6. 【請求項6】 動き検出手段は、各フレームの被写体映
    像を所定サイズの画素ブロックに分割し、得られた各画
    素ブロックの画素データのブロック平均値を求めると共
    に、得られた各ブロック平均値のフレーム間差分を求め
    てその大きさが所定閾値を超えるものについての各フレ
    ーム間差分絶対値の1フレーム当たりの総和を求め、得
    られた総和に基づき被写体の動きの大きさを検出するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
    X線テレビ装置。
  7. 【請求項7】 動き検出手段は、各フレームの被写体映
    像を所定サイズの画素ブロックに分割し、得られた各画
    素ブロックの画素データのブロック平均値を求めると共
    に、得られた各ブロック平均値のフレーム間差分を求め
    てその大きさが所定閾値を超えるものについての1フレ
    ーム当たりの総ブロック数を求め、得られた総ブロック
    数に基づき被写体の動きの大きさを検出することを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のX線テレ
    ビ装置。
  8. 【請求項8】 被写体とX線撮像系との間の相対位置関
    係を変化させ得る駆動機構手段を更に備え、前記動き検
    出手段は、前記駆動機構手段に対する動き制御量又は該
    駆動機構手段についての動き検出量に基づき被写体とX
    線撮像系との間の1フレーム当たりの相対位置関係の変
    化の大きさを求めると共に、得られた変化の大きさを自
    己が求めたフレーム間差分絶対値の総和又は総ブロック
    数に対して所定の割合で加味し、得られた値に基づき被
    写体の動きの大きさを検出することを特徴とする請求項
    6又は7に記載のX線テレビ装置。
  9. 【請求項9】 動き検出手段は、各フレームの被写体映
    像を所定サイズの画素ブロックに分割し、得られた各画
    素ブロックの画素データにつきフレーム間におけるブロ
    ックマッチング探索を行ってフレーム間における各画素
    ブロックの動きベクトルを求めると共に、得られた動き
    ベクトルの大きさが所定閾値を超えるものについての各
    動きベクトルの大きさの1フレーム当たりの総和を求
    め、得られた総和に基づき被写体の動きの大きさを検出
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに
    記載のX線テレビ装置。
  10. 【請求項10】 動き検出手段は、各フレームの被写体
    映像を所定サイズの画素ブロックに分割し、得られた各
    画素ブロックの画素データにつきフレーム間におけるブ
    ロックマッチング探索を行ってフレーム間における各画
    素ブロックの動きベクトルを求めると共に、得られた各
    動きベクトルの内の動きベクトルの大きさが最大となる
    ものに基づき被写体の動きの大きさを検出することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のX線テ
    レビ装置。
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