JP2001137223A - X線透視撮影装置、x線撮影方法およびx線透視撮影方法 - Google Patents

X線透視撮影装置、x線撮影方法およびx線透視撮影方法

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JP2001137223A
JP2001137223A JP31658299A JP31658299A JP2001137223A JP 2001137223 A JP2001137223 A JP 2001137223A JP 31658299 A JP31658299 A JP 31658299A JP 31658299 A JP31658299 A JP 31658299A JP 2001137223 A JP2001137223 A JP 2001137223A
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JP
Japan
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imaging
ray
image
irradiation time
focus size
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Yoshio Moribe
芳生 守部
Akira Izumihara
彰 泉原
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体厚や,検査部位の動きの大小にかかわらず
常に高画質のX線撮影画像を生成する。 【解決手段】 撮影用照射時間閾値読出部4は、操作者
が入力した検査部位に対応する撮影用照射時間閾値Th
を撮影用照射時間閾値テーブル3から読み出す。照射条
件決定部5および撮影用照射時間比較部6は、Th<撮
影用照射時間TsならばX線管1の撮影用焦点サイズと
して大きい方の撮影用焦点サイズを選択し、Th≧撮影
用照射時間Tsならば小さい方の撮影用焦点サイズを選
択する。 【効果】 撮影用焦点サイズの拡大による利点(照射時
間短縮によるブレの軽減)と縮小による利点(半影形成
の抑制による分解能の向上)をバランスよく享有でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線透視撮影装
置、X線撮影方法およびX線透視撮影方法に関し、さら
に詳しくは、体厚や,検査部位の動きの大小にかかわら
ず常に高画質のX線撮影画像を生成可能なX線透視撮影
装置、X線撮影方法およびX線透視撮影方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のX線透視撮影装置の一例
を示す構成図である。このX線透視撮影装置500は、
単一の透視用焦点サイズまたは単一の撮影用焦点サイズ
が設定されるX線管51と、透視用照射条件および撮影
用照射条件(X線管51の管電圧や管電流,照射線量,
撮影用照射時間など)を決定する照射条件決定部55
と、前記X線管51の作動を制御する照射制御部57
と、蛍光増倍管(Image Intensifier)やTVカメラな
どを含み被検体のX線透視画像またはX線撮影画像を撮
像し透視ビデオ信号Vfまたは撮影ビデオ信号Vsを出
力する撮像部8と、前記透視ビデオ信号Vfまたは前記
撮影ビデオ信号Vsに基づいてX線透視画像またはX線
撮影画像を表示する表示部9とを具備して構成されてい
る。
【0003】図9は、前記X線透視撮影装置500によ
るX線透視撮影処理を示すフロー図である。ステップT
1では、所定の透視用照射条件に基づいてX線を被検体
に照射してX線透視画像を生成し、表示する。透視用焦
点サイズは、例えば0.3mmであり、その場合のX線
管51の入力電力定格は例えば10kW程度(またはそ
れ以下)である。ステップT2では、X線透視画像に基
づいて体厚を算出し、該体厚により撮影用照射条件を決
定する。撮影用焦点サイズは、例えば0.6mmであ
り、その場合のX線管51の入力電力定格は例えば30
〜40kW程度である。ステップT3では、決定した撮
影用照射条件でX線を被検体に照射してX線透視画像を
生成し、表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、大きい焦点サ
イズのX線管51からX線を放射すると、撮像面上にX
線の本影と半影とが混在しやすくなり、画像の分解能が
低下する傾向がある。したがって、分解能を高める見地
からは、焦点サイズを小さくすることが好ましい。とこ
ろが、焦点サイズを小さくするとX線管51の入力電力
定格が低下するため、同一照射線量の照射に要する撮影
用照射時間(撮影時間)が長くなり、体厚や動きの大き
い検査部位を撮影した場合に画像がボケやすくなる問題
点がある。特に、バリウムなどの造影剤を付着させた胃
壁を撮影する際には、X線管51や胃壁の振動,胃壁か
らのバリウムの流れ落ち等に起因してボケが大きくなっ
てしまう。そこで、本発明の目的は、体厚や,検査部位
の動きの大小にかかわらず常に高画質のX線撮影画像を
生成可能なX線透視撮影装置、X線撮影方法およびX線
透視撮影方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、少なくとも一つの透視用焦点サイズおよび複数の撮
影用焦点サイズのうちのいずれかを選択された状態でX
線を放射する機能を有するX線放射手段と、前記透視用
焦点サイズを選択した状態で被検体にX線を照射してX
線透視画像を生成するX線透視画像生成手段と、相対的
に体厚の大きい検査部位を撮影する場合は相対的に大き
い撮影用焦点サイズを選択し且つ相対的に体厚の小さい
検査部位を撮影する場合は相対的に小さい撮影用焦点サ
イズを選択する撮影用焦点サイズ選択手段と、前記X線
透視画像に基づいて決定した撮影用照射条件と等価なX
線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態で被検体に照
射してX線撮影画像を生成するX線撮影画像生成手段と
を具備したことを特徴とするX線透視撮影装置を提供す
る。
【0006】第2の観点では、本発明は、少なくとも一
つの透視用焦点サイズおよび複数の撮影用焦点サイズの
うちのいずれかを選択された状態でX線を放射する機能
を有するX線放射手段と、前記透視用焦点サイズを選択
した状態で被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
するX線透視画像生成手段と、相対的に動きの大きい検
査部位を撮影する場合は相対的に大きい撮影用焦点サイ
ズを選択し且つ相対的に動きの小さい検査部位を撮影す
る場合は相対的に小さい撮影用焦点サイズを選択する撮
影用焦点サイズ選択手段と、前記X線透視画像に基づい
て決定した撮影用照射条件と等価なX線を前記選択した
撮影用焦点サイズの状態で被検体に照射してX線撮影画
像を生成するX線撮影画像生成手段とを具備したことを
特徴とするX線透視撮影装置を提供する。
【0007】第3の観点では、本発明は、少なくとも一
つの透視用焦点サイズおよび複数の撮影用焦点サイズの
うちのいずれかを選択された状態でX線を放射する機能
を有するX線放射手段と、検査部位を操作者から受け付
ける検査部位入力手段と、前記検査部位に対応する撮影
用照射時間の上限となる撮影用照射時間閾値を選定する
撮影用照射時間閾値選定手段と、前記透視用焦点サイズ
を選択した状態で被検体にX線を照射してX線透視画像
を生成するX線透視画像生成手段と、前記撮影用照射時
間閾値よりも前記X線透視画像に基づいて決定した撮影
用照射時間が長ければ相対的に大きい撮影用焦点サイズ
を選択し且つ前記撮影用照射時間閾値よりも前記決定し
た撮影用照射時間が短ければ相対的に小さい撮影用焦点
サイズを選択する撮影用焦点サイズ選択手段と、前記選
択した撮影用焦点サイズの状態でX線を被検体に照射し
てX線撮影画像を生成するX線撮影画像生成手段とを具
備したことを特徴とするX線透視撮影装置を提供する。
【0008】第4の観点では、本発明は、少なくとも一
つの透視用焦点サイズおよび複数の撮影用焦点サイズの
うちのいずれかを選択された状態でX線を放射する機能
を有するX線放射手段と、前記透視用焦点サイズを選択
した状態で被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
するX線透視画像生成手段と、検査部位に対応する撮影
用照射時間の上限となる撮影用照射時間閾値を操作者か
ら受け付ける撮影用照射時間閾値入力手段と、前記撮影
用照射時間閾値よりも前記X線透視画像に基づいて決定
した撮影用照射時間が長ければ相対的に大きい撮影用焦
点サイズを選択し且つ前記撮影用照射時間閾値よりも前
記決定した撮影用照射時間が短ければ相対的に小さい撮
影用焦点サイズを選択する撮影用焦点サイズ選択手段
と、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射条
件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態
で被検体に照射してX線撮影画像を生成するX線撮影画
像生成手段とを具備したことを特徴とするX線透視撮影
装置を提供する。
【0009】第5の観点では、本発明は、少なくとも一
つの透視用焦点サイズおよび複数の撮影用焦点サイズの
うちのいずれかを選択された状態でX線を放射する機能
を有するX線放射手段と、検査部位を操作者から受け付
ける検査部位入力手段と、前記透視用焦点サイズを選択
した状態で被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
するX線透視画像生成手段と、前記X線透視画像に基づ
いて撮影用照射条件を決定する撮影用照射条件決定手段
と、前記検査部位および前記撮影用照射条件に基づいて
X線撮影に用いる撮影用焦点サイズを選択する撮影用焦
点サイズ選択手段と、前記撮影用照射条件と等価なX線
を前記選択した撮影用焦点サイズの状態で被検体に照射
してX線撮影画像を生成するX線撮影画像生成手段とを
具備したことを特徴とするX線透視撮影装置を提供す
る。
【0010】第6の観点では、本発明は、上記構成のX
線透視撮影装置において、前記X線放射手段は、複数の
透視用焦点サイズを有することを特徴とするX線透視撮
影装置を提供する。
【0011】第7の観点では、本発明は、上記構成のX
線透視撮影装置において、前記X線放射手段は、3以上
の撮影用焦点サイズを有することを特徴とするX線透視
撮影装置を提供する。
【0012】第8の観点では、本発明は、相対的に体厚
の大きい検査部位を撮影する場合は相対的に大きい撮影
用焦点サイズで被検体にX線を照射し且つ相対的に体厚
の小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さい撮影
用焦点サイズで被検体にX線を照射してX線撮影画像を
生成することを特徴とするX線撮影方法を提供する。
【0013】第9の観点では、本発明は、相対的に動き
の大きい検査部位を撮影する場合は相対的に大きい撮影
用焦点サイズで被検体にX線を照射し且つ相対的に動き
の小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さい撮影
用焦点サイズで被検体にX線を照射してX線撮影画像を
生成することを特徴とするX線撮影方法を提供する。
【0014】第10の観点では、本発明は、上記構成の
X線撮影方法において、撮影に用いる撮影用焦点サイズ
は、3以上の撮影用焦点サイズのうちから選択されるこ
とを特徴とするX線撮影方法を提供する。
【0015】第11の観点では、本発明は、透視用焦点
サイズで被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
し、相対的に体厚の大きい検査部位を撮影する場合は複
数の撮影用焦点サイズのうちから相対的に大きい撮影用
焦点サイズを選択し且つ相対的に体厚の小さい検査部位
を撮影する場合は相対的に小さい撮影用焦点サイズを選
択し、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射
条件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状
態で被検体に照射してX線撮影画像を生成することを特
徴とするX線透視撮影方法を提供する。
【0016】第12の観点では、本発明は、透視用焦点
サイズで被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
し、相対的に動きの大きい検査部位を撮影する場合は複
数の撮影用焦点サイズのうちから相対的に大きい撮影用
焦点サイズを選択し且つ相対的に動きの小さい検査部位
を撮影する場合は相対的に小さい撮影用焦点サイズを選
択し、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射
条件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状
態で被検体に照射してX線撮影画像を生成することを特
徴とするX線透視撮影方法を提供する。
【0017】第13の観点では、本発明は、透視用焦点
サイズで被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
し、検査部位を操作者から受け付けてその検査部位に対
応する撮影用照射時間の上限となる撮影用照射時間閾値
を選定し、前記撮影用照射時間閾値よりも前記X線透視
画像に基づいて決定した撮影用照射時間が長ければ複数
の撮影用焦点サイズのうちから相対的に大きい撮影用焦
点サイズを選択し且つ前記撮影用照射時間閾値よりも前
記決定した撮影用照射時間が短ければ相対的に小さい撮
影用焦点サイズを選択し、前記X線透視画像に基づいて
決定した撮影用照射条件と等価なX線を前記選択した撮
影用焦点サイズの状態で被検体に照射してX線撮影画像
を生成することを特徴とするX線透視撮影方法を提供す
る。
【0018】第14の観点では、本発明は、透視用焦点
サイズで被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
し、検査部位に対応する撮影用照射時間の上限となる撮
影用照射時間閾値を操作者から受け付け、前記撮影用照
射時間閾値よりも前記X線透視画像に基づいて決定した
撮影用照射時間が長ければ複数の撮影用焦点サイズのう
ちから相対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ前
記撮影用照射時間閾値よりも前記決定した撮影用照射時
間が短ければ相対的に小さい撮影用焦点サイズを選択
し、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射条
件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態
で被検体に照射してX線撮影画像を生成することを特徴
とするX線透視撮影方法を提供する。
【0019】第15の観点では、本発明は、透視用焦点
サイズで被検体にX線を照射してX線透視画像を生成
し、そのX線透視画像に基づいて撮影用照射条件を決定
し、検査部位および前記撮影用照射条件に基づいて複数
の撮影用焦点サイズのうちからX線撮影に用いる撮影用
焦点サイズを選択し、前記撮影用照射条件と等価なX線
を前記選択した撮影用焦点サイズの状態で被検体に照射
してX線撮影画像を生成することを特徴とするX線透視
撮影方法を提供する。
【0020】第16の観点では、本発明は、上記構成の
X線透視撮影方法において、撮影に用いる撮影用焦点サ
イズは、3以上の撮影用焦点サイズのうちから選択され
ることを特徴とするX線透視撮影方法を提供する。
【0021】上記第1の観点によるX線透視撮影装置,
上記第8の観点によるX線撮影方法および上記第11の
観点によるX線透視撮影方法では、相対的に体厚の大き
い検査部位を撮影する場合は、相対的に大きい撮影用焦
点サイズを選択して撮影を行うことで、X線の照射強度
を高めて撮影用照射時間を短縮することが可能となり、
検査部位のブレを軽減することが出来る。また、相対的
に体厚の小さい検査部位を撮影する場合は、相対的に小
さい撮影用焦点サイズを選択して撮影を行うことで、X
線撮影画像の分解能を高めることが出来る。この結果、
体厚の大小にかかわらず常に高画質のX線撮影画像を生
成することが可能となる。
【0022】上記第2の観点によるX線透視撮影装置,
上記第9の観点によるX線撮影方法および上記第12の
観点によるX線透視撮影方法では、相対的に動きの大き
い検査部位を撮影する場合は、相対的に大きい撮影用焦
点サイズを選択して撮影を行うことで、X線の照射強度
を高めて撮影用照射時間を短縮することが可能となり、
検査部位のブレを軽減することが出来る。また、相対的
に動きの小さい検査部位を撮影する場合は、相対的に小
さい撮影用焦点サイズを選択して撮影を行うことで、X
線撮影画像の分解能を高めることが出来る。この結果、
検査部位の動きの大小にかかわらず常に高画質のX線撮
影画像を生成することが可能となる。
【0023】上記第3の観点によるX線透視撮影装置ま
たは上記第13の観点によるX線透視撮影方法では、検
査部位の体厚や動きの度合いが大きいほど短い撮影用照
射時間閾値を選定することで、相対的に体厚や動きの大
きい検査部位を撮影する場合には、相対的に大きい撮影
用焦点サイズを選択して、検査部位のブレを軽減するこ
とが出来る。また、相対的に体厚や動きの小さい検査部
位を撮影する場合には、相対的に小さい撮影用焦点サイ
ズを選択して、分解能が高いX線撮影画像を生成するこ
とが出来る。
【0024】上記第4の観点によるX線透視撮影装置お
よび上記第14の観点によるX線透視撮影方法では、操
作者がX線透視画像を見ながら、画質好みや臨床上の関
心に適合した撮影用照射時間閾値をきめ細かく設定でき
る。
【0025】第5の観点によるX線透視撮影装置および
上記第15の観点によるX線透視撮影方法では、検査部
位および撮影用照射条件に基づいてX線撮影に用いる撮
影用焦点サイズを選択するので、体厚や,検査部位の動
きの大小にかかわらず常に高画質のX線撮影画像を生成
することが可能となる。
【0026】上記第6の観点によるX線透視撮影装置で
は、透視に用いる透視用焦点サイズを複数の透視用焦点
サイズのうちから選択可能なので、X線透視画像の画質
を向上できる。
【0027】上記第7の観点によるX線透視撮影装置,
上記第10の観点によるX線撮影方法および上記第16
の観点によるX線透視撮影方法では、撮影に用いる撮影
用焦点サイズを3以上の撮影用焦点サイズのうちから選
択可能なので、検査部位の撮影に好適な撮影用焦点サイ
ズをさらにきめ細かく選択できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図に示す発明の実施の形態
により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。
【0029】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。このX線透視撮影装置100
は、単一の透視用焦点サイズおよび複数の撮影用焦点サ
イズのうちのいずれかを選択された状態でX線を放射す
る機能を有するX線管1と、検査部位を操作者(医師や
技師)から受け付ける検査部位入力部2と、各検査部位
に対応する撮影用照射時間の上限すなわち撮影用照射時
間閾値Thを予め格納する撮影用照射時間閾値テーブル
3と、操作者から受け付けた検査部位に対応する撮影用
照射時間閾値Thを前記撮影用照射時間閾値テーブル3
から読み出す撮影用照射時間閾値読出部4と、透視用照
射条件および撮影用照射条件(管電圧,管電流,照射線
量,撮影用照射時間Tsなど)を決定する照射条件決定
部5と、読み出された撮影用照射時間閾値Thと前記撮
影用照射時間Tsを比較しその比較結果Cを前記照射条
件決定部5へ送る撮影用照射時間比較部6と、前記照射
条件決定部5で決定された透視用照射条件または撮影用
照射条件に従って前記X線管1の作動を制御する照射制
御部7と、蛍光増倍管やTVカメラなどを含み被検体
(一般に患者)のX線透視画像またはX線撮影画像を撮
像して透視ビデオ信号Vfまたは撮影ビデオ信号Vsを
出力する撮像部8と、前記透視ビデオ信号Vfまたは前
記撮影ビデオ信号Vsに基づいてX線透視画像またはX
線撮影画像を表示する表示部9とを具備して構成されて
いる。
【0030】前記透視用焦点サイズは、例えば0.3m
mであり、その場合のX線管1の入力電力定格は例えば
10kW程度(またはそれ以下)である。前記撮影用焦
点サイズは、例えば0.6mmと,1.25mmのうちか
ら選択される。前者を選択した場合、X線管1の入力電
力定格は例えば34kWであり、管電圧の定格は例えば
70kVであり、管電流の定格は例えば140mAであ
る。後者を選択した場合、入力電力定格は例えば76k
Wであり、管電圧の定格は70kVであり、管電流の定
格は例えば560mAである。
【0031】図2は、前記撮影用照射時間閾値テーブル
3の内容を示す説明図である。検査部位ごとに、撮影用
照射時間閾値Thが格納されている。(標準的な)体厚
と振動の度合いの総合値が大きい検査部位に対しては相
対的に短い撮影用照射時間閾値Thが格納され、前記総
合値が小さい検査部位に対しては相対的に長い撮影用照
射時間閾値Thが格納されている。例えば、前記総合値
が比較的大きい「胃」に対する撮影用照射時間閾値Th
は5msであり、前記総合値が比較的小さい「小腸,大
腸」に対する撮影用照射時間閾値Thは10msであ
る。ちなみに、「胃」の振動速度は例えば28mm/s
程度である。
【0032】図3は、このX線透視撮影装置100によ
るX線透視撮影処理を示すフロー図である。ステップS
1では、操作者は、検査部位入力部2を用いて検査部位
を入力する。ステップS2では、検査部位に対応する撮
影用照射時間閾値Thを撮影用照射時間閾値テーブル3
から読み出す。図2の例では、例えば検査部位が「胃」
の場合、Th=5msが読み出される。
【0033】ステップS3では、所定の透視用照射条件
に基づいてX線を被検体に照射してX線透視画像を生成
し、表示する。ステップS4では、X線透視画像に基づ
いて体厚を算出し、小さい撮影用焦点サイズを選択して
X線を照射した場合の撮影用照射条件(撮像面上の画像
輝度を適正にする照射条件)を決定する。なお、操作者
がX線透視画像を見ながら、画像撮影用照射条件を手動
で設定してもよい。前記撮影用照射条件は、例えば、照
射線量を0.14mAsとし、撮影用照射時間Tsを1
0msとする条件である。
【0034】ステップS5では、小さい撮影用焦点サイ
ズを選択する。上記例では、0.6mmの撮影用焦点サ
イズを選択する。ステップS6では、上記ステップS2
で読み出された撮影用照射時間閾値Thと,上記ステッ
プS4で決定された撮影用照射時間Tsとを比較し、T
h<TsならばステップS7へ進み、そうでなければ
(Th≧Tsならば)ステップS8へ進む。上記例で
は、Th=5ms,Ts=10msなので、ステップS
7に進む。ステップS7では、大きい方の撮影用焦点サ
イズを選択する。上記例では、1.25mmの撮影用焦
点サイズを選択する。
【0035】ステップS8では、上記ステップS5また
はS7で選択した撮影用焦点サイズの状態で、前記撮影
用照射条件と等価なX線(同一線量のX線)を被検体に
照射し、X線撮影画像を生成し、表示する。上記例で
は、大きい撮影用焦点サイズ(小さい撮影用焦点サイズ
の場合の4倍の管電流定格を有する)が選択されている
ので、前記撮影用照射条件と等価なX線を、Ts/4程
度の撮影用照射時間内に照射できる。
【0036】図4は、振動が一定で、体厚が異なる2つ
の検査部位に対して、大,小の撮影用焦点サイズでX線
を照射した場合の空間周波数−MTF(Modulation Tra
nsfer Function;変調伝達関数)値特性のシミュレーシ
ョン結果を示す特性図である。点線で示す特性α1は、
例えば20cm程度の小さい体厚の検査部位を、小さい
撮影用焦点サイズ(0.6mm)で撮影した場合を想定
した特性である。実線で示す特性α2は、小さい体厚の
検査部位を、大きい撮影用焦点サイズ(1.25mm)
で撮影した場合を想定した特性である。分解能は、同一
のMTF値に対してより高い空間周波数を有する特性α
1の方が良好である。すなわち、体厚の小さい検査部位
を撮影する場合には、小さい撮影用焦点サイズを選択す
ることが好ましい。一点鎖線で示す特性β1は、例えば
30cm程度の大きい体厚の検査部位を、大きい撮影用
焦点サイズで撮影した場合を想定した特性である。二点
鎖線で示す特性β2は、大きい体厚の被検体を、小さい
撮影用焦点サイズで撮影した場合の特性である。分解能
は、同一のMTF値に対してより高い空間周波数を有す
る特性β1の方が良好である。すなわち、体厚の大きい
検査部位を撮影する場合には、大きい撮影用焦点サイズ
を選択することが好ましい。
【0037】なお、特性の図示は省略するが、体厚が一
定で、動きが大きい検査部位と,動きが小さい検査部位
に対して、大,小の撮影用焦点サイズでX線を照射する
こと想定した場合、動きが大きい検査部位に対しては大
きな撮影用焦点サイズを選択して撮影用照射時間を短縮
した方が分解能を高くでき、動きが小さい検査部位に対
しては小さな撮影用焦点サイズを選択して半影の形成を
抑制した方が分解能を高くできる。
【0038】以上のX線透視撮影装置100によれば、
体厚と振動の度合いの総合値が大きいほど短い撮影用照
射時間閾値Thを予め設定しておき、該撮影用照射時間
閾値Thよりも撮影用照射時間Tsが長ければ、大きい
撮影用焦点サイズを選択することで、撮影用照射時間を
短縮し、検査部位のブレを軽減することが出来る。ま
た、撮影用照射時間閾値Thよりも撮影用照射時間Ts
が短ければ、小さい撮影用焦点サイズを選択すること
で、半影の形成を抑制し、X線撮影画像の分解能を高め
ることが出来る。
【0039】−第2の実施形態− 図5は、本発明の第2の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。このX線透視撮影装置200
は、撮影用照射時間閾値Thを操作者から受け付ける撮
影用照射時間閾値入力部21と、透視用照射条件および
撮影用照射条件(管電圧,管電流,照射線量,撮影用照
射時間Tsなど)を決定する照射条件決定部5と、前記
撮影用照射時間閾値Thと前記撮影用照射時間Tsを比
較しその比較結果Cを前記照射条件決定部5へ送る撮影
用照射時間比較部6とを含んで構成されている。X線管
1と,照射制御部7と,撮像部8と,表示部9は、上記
第1の実施形態にかかるX線透視撮影装置100と同じ
構成要素である。以上のX線透視撮影装置200によれ
ば、撮影用照射時間閾値Thを操作者が入力するので、
構成を簡単に出来る。また、操作者は、X線透視画像を
見ながら、画質好みや臨床上の関心に適合した撮影用照
射時間閾値Thをきめ細かく設定できる。
【0040】−第3の実施形態− 図6は、本発明の第3の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。このX線透視撮影装置300
は、撮影用焦点サイズを操作者から受け付ける撮影用焦
点サイズ入力部31と、透視用照射条件および撮影用照
射条件(管電圧,管電流,照射線量,撮影用照射時間T
sなど)を決定する照射条件決定部5とを含んで構成さ
れている。X線管1と,照射制御部7と,撮像部8と,
表示部9は、上記第1の実施形態にかかるX線透視撮影
装置100と同じ構成要素である
【0041】図7は、このX線透視撮影装置300によ
るX線透視撮影処理を示すフロー図である。ステップS
3では、所定の透視用照射条件に基づいてX線を被検体
に照射してX線透視画像を生成し、表示する。
【0042】ステップSS4では、操作者は、X線透視
画像を見ながら、撮影用焦点サイズ入力部31を用いて
いずれかの撮影用焦点サイズを選択する。この選択基準
は、次の(1)〜(3)のいずれかである。 (1)検査部位の体厚が比較的大きければ大きい撮影用
焦点サイズを選択し、検査部位の体厚が比較的小さけれ
ば小さい撮影用焦点サイズを選択する。 (2)検査部位の動きが比較的大きければ大きい撮影用
焦点サイズを選択し、検査部位の動きが比較的小さけれ
ば小さい撮影用焦点サイズを選択する。 (3)検査部位ごとの撮影用焦点サイズを予め選定して
おく。例えば、「胃」に対しては大きい撮影用焦点サイ
ズとし、「小腸,大腸」に対しては小さい撮影用焦点サ
イズとする。
【0043】ステップS4’では、選択した撮影用焦点
サイズに適合した撮影用照射条件を決定する。ステップ
S8’では、決定した撮影用照射条件でX線を被検体に
照射してX線撮影画像を生成し、表示する。
【0044】以上のX線透視撮影装置300によれば、
撮影用焦点サイズを操作者が入力するので、構成をさら
に簡単に出来る。また、操作者は、X線透視画像を見な
がら、画質好みや臨床上の関心に適合した撮影用焦点サ
イズをきめ細かく選択できる。
【0045】なお、上記実施形態の構成を次のように変
更してもよい。 (1)透視に用いる透視用焦点サイズを複数の透視用焦
点サイズのうちから選択してもよい。例えば、検査部位
に応じて、透視用焦点サイズを、0.3mm,0.6m
m,1.0mmのいずれかを選択する。この場合には、
X線透視画像の画質を向上できる。 (2)撮影に用いる撮影用焦点サイズを3以上の撮影用
焦点サイズのうちから選択してもよい。例えば、{撮影
用照射時間Ts−撮影用照射時間閾値Th}>aならば
1.25mmの撮影用焦点サイズを選択し、−b≦{撮
影用照射時間Ts−撮影用照射時間閾値Th}≦aなら
ば1.0mmを選択し、{撮影用照射時間Ts−撮影用
照射時間閾値Th}<−bならば0.6mmを選択する
ことで、検査部位に好適な撮影用焦点サイズをさらにき
め細かく選択できる。 (3)X線透視を行わずにX線撮影を行う場合にも、検
査部位(または当該検査部位での体厚や動きの推定結
果)に応じて撮影用焦点サイズを選択することで、本発
明を適用することが出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明のX線透視撮影装置、X線撮影方
法およびX線透視撮影方法によれば、体厚や,検査部位
の動きの大小に応じて撮影用焦点サイズを変えるので、
撮影用焦点サイズの拡大による利点(照射時間短縮によ
るブレの軽減)と,撮影用焦点サイズの縮小による利点
(半影形成の抑制による分解能の向上)をバランスよく
享有することができ、高画質のX線撮影画像を安定して
得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。
【図2】図1のX線透視撮影装置における撮影用照射時
間閾値テーブルの内容を示す説明図である。
【図3】図1のX線透視撮影装置によるX線透視撮影処
理を示すフロー図である。
【図4】空間周波数−MTF値特性のシミュレーション
結果を示す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態にかかるX線透視撮影
装置を示す構成図である。
【図7】図6のX線透視撮影装置によるX線透視撮影処
理を示すフロー図である。
【図8】従来のX線透視撮影装置の一例を示す構成図で
ある。
【図9】図8のX線透視撮影装置によるX線透視撮影処
理を示すフロー図である。
【符号の説明】
100,200,300 X線透視撮影装置 1 X線管 2 検査部位入力部 3 撮影用照射時間閾値テーブル 4 撮影用照射時間閾値読出部 5 照射条件決定部 6 撮影用照射時間比較部 7 照射制御部 8 撮像部 9 表示部 21 撮影用照射時間閾値入力部 31 撮影用焦点サイズ入力部 C 比較結果 Vf 透視ビデオ信号 Vs 撮影ビデオ信号 Th 撮影用照射時間閾値 Ts 撮影用照射時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守部 芳生 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 泉原 彰 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C092 AA01 AB04 AC01 CC10 CD04 CD10 CE08 CE14 CF48 4C093 AA01 CA02 EA03 FA15 FA18 FA47 FA52 FA60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの透視用焦点サイズおよ
    び複数の撮影用焦点サイズのうちのいずれかを選択され
    た状態でX線を放射する機能を有するX線放射手段と、
    前記透視用焦点サイズを選択した状態で被検体にX線を
    照射してX線透視画像を生成するX線透視画像生成手段
    と、相対的に体厚の大きい検査部位を撮影する場合は相
    対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ相対的に体
    厚の小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さい撮
    影用焦点サイズを選択する撮影用焦点サイズ選択手段
    と、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射条
    件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態
    で被検体に照射してX線撮影画像を生成するX線撮影画
    像生成手段とを具備したことを特徴とするX線透視撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの透視用焦点サイズおよ
    び複数の撮影用焦点サイズのうちのいずれかを選択され
    た状態でX線を放射する機能を有するX線放射手段と、
    前記透視用焦点サイズを選択した状態で被検体にX線を
    照射してX線透視画像を生成するX線透視画像生成手段
    と、相対的に動きの大きい検査部位を撮影する場合は相
    対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ相対的に動
    きの小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さい撮
    影用焦点サイズを選択する撮影用焦点サイズ選択手段
    と、前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射条
    件と等価なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態
    で被検体に照射してX線撮影画像を生成するX線撮影画
    像生成手段とを具備したことを特徴とするX線透視撮影
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの透視用焦点サイズおよ
    び複数の撮影用焦点サイズのうちのいずれかを選択され
    た状態でX線を放射する機能を有するX線放射手段と、
    検査部位を操作者から受け付ける検査部位入力手段と、
    前記検査部位に対応する撮影用照射時間の上限となる撮
    影用照射時間閾値を選定する撮影用照射時間閾値選定手
    段と、前記透視用焦点サイズを選択した状態で被検体に
    X線を照射してX線透視画像を生成するX線透視画像生
    成手段と、前記撮影用照射時間閾値よりも前記X線透視
    画像に基づいて決定した撮影用照射時間が長ければ相対
    的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ前記撮影用照
    射時間閾値よりも前記決定した撮影用照射時間が短けれ
    ば相対的に小さい撮影用焦点サイズを選択する撮影用焦
    点サイズ選択手段と、前記選択した撮影用焦点サイズの
    状態でX線を被検体に照射してX線撮影画像を生成する
    X線撮影画像生成手段とを具備したことを特徴とするX
    線透視撮影装置。
  4. 【請求項4】 相対的に体厚の大きい検査部位を撮影す
    る場合は相対的に大きい撮影用焦点サイズで被検体にX
    線を照射し且つ相対的に体厚の小さい検査部位を撮影す
    る場合は相対的に小さい撮影用焦点サイズで被検体にX
    線を照射してX線撮影画像を生成することを特徴とする
    X線撮影方法。
  5. 【請求項5】 相対的に動きの大きい検査部位を撮影す
    る場合は相対的に大きい撮影用焦点サイズで被検体にX
    線を照射し且つ相対的に動きの小さい検査部位を撮影す
    る場合は相対的に小さい撮影用焦点サイズで被検体にX
    線を照射してX線撮影画像を生成することを特徴とする
    X線撮影方法。
  6. 【請求項6】 透視用焦点サイズで被検体にX線を照射
    してX線透視画像を生成し、相対的に体厚の大きい検査
    部位を撮影する場合は複数の撮影用焦点サイズのうちか
    ら相対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ相対的
    に体厚の小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さ
    い撮影用焦点サイズを選択し、前記X線透視画像に基づ
    いて決定した撮影用照射条件と等価なX線を前記選択し
    た撮影用焦点サイズの状態で被検体に照射してX線撮影
    画像を生成することを特徴とするX線透視撮影方法。
  7. 【請求項7】 透視用焦点サイズで被検体にX線を照射
    してX線透視画像を生成し、相対的に動きの大きい検査
    部位を撮影する場合は複数の撮影用焦点サイズのうちか
    ら相対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ相対的
    に動きの小さい検査部位を撮影する場合は相対的に小さ
    い撮影用焦点サイズを選択し、前記X線透視画像に基づ
    いて決定した撮影用照射条件と等価なX線を前記選択し
    た撮影用焦点サイズの状態で被検体に照射してX線撮影
    画像を生成することを特徴とするX線透視撮影方法。
  8. 【請求項8】 透視用焦点サイズで被検体にX線を照射
    してX線透視画像を生成し、検査部位を操作者から受け
    付けてその検査部位に対応する撮影用照射時間の上限と
    なる撮影用照射時間閾値を選定し、前記撮影用照射時間
    閾値よりも前記X線透視画像に基づいて決定した撮影用
    照射時間が長ければ複数の撮影用焦点サイズのうちから
    相対的に大きい撮影用焦点サイズを選択し且つ前記撮影
    用照射時間閾値よりも前記決定した撮影用照射時間が短
    ければ相対的に小さい撮影用焦点サイズを選択し、前記
    X線透視画像に基づいて決定した撮影用照射条件と等価
    なX線を前記選択した撮影用焦点サイズの状態で被検体
    に照射してX線撮影画像を生成することを特徴とするX
    線透視撮影方法。
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