JP3136752B2 - Ｘ線透視撮影装置 - Google Patents
Ｘ線透視撮影装置Info
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Description
【０００１】本発明は医療用Ｘ線撮影の分野で利用され
る。本発明は、Ｘ線透視撮影装置に関し、詳しくはバリ
ウムを用いた消化器管透視撮影の際に圧迫筒が使用され
るＸ線透視撮影装置に関し、とくにその改良されたフォ
トタイマー回路に関する。
る。本発明は、Ｘ線透視撮影装置に関し、詳しくはバリ
ウムを用いた消化器管透視撮影の際に圧迫筒が使用され
るＸ線透視撮影装置に関し、とくにその改良されたフォ
トタイマー回路に関する。
【０００２】造影剤、とくにバリウムを用いた消化器管
のＸ線撮影診断においては、診断能の高い画像を得るた
めには、撮影画像中でバリウムが占める面積によって、
撮影時のＸ線条件が適正になるように調節する必要があ
る。
のＸ線撮影診断においては、診断能の高い画像を得るた
めには、撮影画像中でバリウムが占める面積によって、
撮影時のＸ線条件が適正になるように調節する必要があ
る。
【０００３】従来の撮影方法では、透視時のＴＶモニタ
上の画像を観察してバリウム領域の面積占有率を推定
し、バリウム補正を行なって撮影Ｘ線条件を自動調整し
ている。また、必要に応じてマニュアルで微調整を行な
っている。
上の画像を観察してバリウム領域の面積占有率を推定
し、バリウム補正を行なって撮影Ｘ線条件を自動調整し
ている。また、必要に応じてマニュアルで微調整を行な
っている。
【０００４】上記の調整では、バリウム充満時の圧迫法
施行時において、注目している領域に対する撮影条件の
撮影時間ないしＸ線曝射時間が長くなり、つまりＸ線曝
射量が過多になる可能性がある。
施行時において、注目している領域に対する撮影条件の
撮影時間ないしＸ線曝射時間が長くなり、つまりＸ線曝
射量が過多になる可能性がある。
【０００５】現状では、このような撮影条件に対して、
マニュアルにて微調整して再撮影を行なっている。
マニュアルにて微調整して再撮影を行なっている。
【０００６】本発明の目的は、消化器管撮影において従
来のバリウム補正に加えて、圧迫筒使用に伴なって新た
な補正が付加され、撮影条件の最適化が実行される、Ｘ
線透視撮影装置を提供することである。
来のバリウム補正に加えて、圧迫筒使用に伴なって新た
な補正が付加され、撮影条件の最適化が実行される、Ｘ
線透視撮影装置を提供することである。
【０００７】前記した目的は、フォトタイマー回路を備
え、バリウムを用いた消化器管透視撮影の際にはＸ線条
件が透視時の画像によりバリウム補正され、また圧迫筒
が設けられ透視台制御部からの信号により動作するＸ線
透視撮影装置において、前記透視台制御部から圧迫筒に
対する動作指示信号をフォトタイマー回路へも出力さ
せ、これによりフォトタイマー回路からのＸ線遮断信号
の出力を早めて撮影時間を短縮させる圧迫筒使用に伴な
う補正回路を付加することにより、達成される。
え、バリウムを用いた消化器管透視撮影の際にはＸ線条
件が透視時の画像によりバリウム補正され、また圧迫筒
が設けられ透視台制御部からの信号により動作するＸ線
透視撮影装置において、前記透視台制御部から圧迫筒に
対する動作指示信号をフォトタイマー回路へも出力さ
せ、これによりフォトタイマー回路からのＸ線遮断信号
の出力を早めて撮影時間を短縮させる圧迫筒使用に伴な
う補正回路を付加することにより、達成される。
【０００８】本発明では、従来のバリウム補正に加え、
圧迫筒使用に伴なう補正を行ない、撮影Ｘ線条件の最適
化を実行する。
圧迫筒使用に伴なう補正を行ない、撮影Ｘ線条件の最適
化を実行する。
【０００９】バリウムの充満状態にて、Ｘ線透視台の圧
迫筒が使用されている場合に、フォトタイマー回路にお
ける検出Ｘ線量の積分値を重み加算により昇げるなどし
てフォト感度を高めることにより、Ｘ線曝射時間を短か
くし、撮影Ｘ線条件を適正化する。
迫筒が使用されている場合に、フォトタイマー回路にお
ける検出Ｘ線量の積分値を重み加算により昇げるなどし
てフォト感度を高めることにより、Ｘ線曝射時間を短か
くし、撮影Ｘ線条件を適正化する。
【００１０】本発明の好適な実施例は図面に基づいて説
明される。図１はその１実施例を示した概略構成ブロツ
ク図である。Ｘ線管１より発生されたＸ線は被写体３を
透過し、Ｉ．Ｉ．（イメージインテンシフアイア）４の
出力面４O 上に可視陰影像を形成する。この陰影像をＸ
線テレビ６にて読み取り、ＴＶモニタ７上に表示する。
明される。図１はその１実施例を示した概略構成ブロツ
ク図である。Ｘ線管１より発生されたＸ線は被写体３を
透過し、Ｉ．Ｉ．（イメージインテンシフアイア）４の
出力面４O 上に可視陰影像を形成する。この陰影像をＸ
線テレビ６にて読み取り、ＴＶモニタ７上に表示する。
【００１１】図２はＴＶモニタ７上の表示画像例を示し
ており、７ａは圧迫筒２を使わなかった場合の透視画像
を、また７ｂは圧迫筒２を使った場合の透視画像を、そ
れぞれ例示している。
ており、７ａは圧迫筒２を使わなかった場合の透視画像
を、また７ｂは圧迫筒２を使った場合の透視画像を、そ
れぞれ例示している。
【００１２】図示のように、圧迫筒使用時では、画像の
中央部（注目している部分）を圧迫することにより造影
剤（バリウム）が周辺に押し出され、実質的に造影剤が
薄くなる。
中央部（注目している部分）を圧迫することにより造影
剤（バリウム）が周辺に押し出され、実質的に造影剤が
薄くなる。
【００１３】この時、透視台制御部９より、フォトタイ
マー回路８に対しても『圧迫筒ＯＮ（使用）』の信号を
送る。フォトタイマー回路８は、この信号を受けて、フ
ォト感度（検出Ｘ線量値）を通常のバリウム補正時より
『高く』する。これによりＸ線曝射時間が短く抑えら
れ、画像中央部の画像濃度を適正にすることが可能とな
る。
マー回路８に対しても『圧迫筒ＯＮ（使用）』の信号を
送る。フォトタイマー回路８は、この信号を受けて、フ
ォト感度（検出Ｘ線量値）を通常のバリウム補正時より
『高く』する。これによりＸ線曝射時間が短く抑えら
れ、画像中央部の画像濃度を適正にすることが可能とな
る。
【００１４】図３はフォトタイマー回路８の内部構成を
例示しており、フォト受光部ないしＸ線検出器５により
透過Ｘ線量が検出され、その信号が積分器８ａにより積
分され、その積分出力値に圧迫筒ＯＮの信号２ｓにより
一定倍数の係数を持つ乗算器８ｂに掛けられ、その乗算
出力が絶えず設定器８ｃの基準値と比較され、同一値に
なったときに比較器８ｄによりＸ線遮断信号がＸ線制御
器１０へ出力される。この場合、乗算器８ｂに代えて加
算器でもよい。また、積分出力値はそのままにしておい
て、圧迫筒ＯＮの信号２ｓにより設定器８ｃの基準値を
低いものに切り換えてもよい。
例示しており、フォト受光部ないしＸ線検出器５により
透過Ｘ線量が検出され、その信号が積分器８ａにより積
分され、その積分出力値に圧迫筒ＯＮの信号２ｓにより
一定倍数の係数を持つ乗算器８ｂに掛けられ、その乗算
出力が絶えず設定器８ｃの基準値と比較され、同一値に
なったときに比較器８ｄによりＸ線遮断信号がＸ線制御
器１０へ出力される。この場合、乗算器８ｂに代えて加
算器でもよい。また、積分出力値はそのままにしておい
て、圧迫筒ＯＮの信号２ｓにより設定器８ｃの基準値を
低いものに切り換えてもよい。
【００１５】なお、Ｘ線フィルムによる直接撮影におい
ては、図４に示すように、フィルム４ｆの前面部にフォ
ト受光部５’を配置することにより、前示実施例と同様
の効果を得ることが可能となる。
ては、図４に示すように、フィルム４ｆの前面部にフォ
ト受光部５’を配置することにより、前示実施例と同様
の効果を得ることが可能となる。
【００１６】造影剤（バリウム）充満状態での圧迫像撮
影において、Ｘ線撮影条件の適正化が図られ、撮影条件
不良による再撮影の事態が防がれると共に患者の被曝Ｘ
線量が低減され、また検査時間の短縮化効果も得られ
る。
影において、Ｘ線撮影条件の適正化が図られ、撮影条件
不良による再撮影の事態が防がれると共に患者の被曝Ｘ
線量が低減され、また検査時間の短縮化効果も得られ
る。
【図１】本発明の１実施例を示した概略構成ブロツク
図。
図。
【図２】ＴＶモニタ上のＸ線透視像例示図。
【図３】本発明によるフォトタイマー回路の内部構成例
示図。
示図。
【図４】直接撮影時のフォト受光部の説明図。
２ 圧迫筒 ５ フォト受光部 ７ａ 圧迫筒なしの透視像 ７ｂ 圧迫筒ありの透視像 ８ フォトタイマー回路 ９ 透視台制御部 １０ Ｘ線制御器
Claims (1)
- 【請求項１】 フォトタイマー回路を備え、バリウムを
用いた消化器管透視撮影の際にはＸ線条件が透視時の画
像によりバリウム補正され、また圧迫筒が設けられ透視
台制御部からの信号により動作するＸ線透視撮影装置に
おいて、前記透視台制御部から圧迫筒に対する動作指示
信号がフォトタイマー回路へも出力され、これによりフ
ォトタイマー回路からのＸ線遮断信号の出力を早めて撮
影時間を短縮させる圧迫筒使用に伴なう補正回路が付加
されていることを特徴とする、Ｘ線透視撮影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04100537A JP3136752B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | Ｘ線透視撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04100537A JP3136752B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | Ｘ線透視撮影装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05275189A JPH05275189A (ja) | 1993-10-22 |
| JP3136752B2 true JP3136752B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14276706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04100537A Expired - Fee Related JP3136752B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | Ｘ線透視撮影装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136752B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5558538B2 (ja) * | 2011-12-08 | 2014-07-23 | 富士フイルム株式会社 | 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法及び制御プログラム |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP04100537A patent/JP3136752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05275189A (ja) | 1993-10-22 |
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