JPH09327456A - X線撮影方法及びx線撮影装置 - Google Patents

X線撮影方法及びx線撮影装置

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JPH09327456A
JPH09327456A JP8147249A JP14724996A JPH09327456A JP H09327456 A JPH09327456 A JP H09327456A JP 8147249 A JP8147249 A JP 8147249A JP 14724996 A JP14724996 A JP 14724996A JP H09327456 A JPH09327456 A JP H09327456A
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JP
Japan
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ray
imaging
compression
tube voltage
tube
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JP8147249A
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Shuichi Kabuto
就一 甲
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体厚が大きくコントラストを重視する場合と
バリウム圧迫検査でラチチュードを重視する場合との両
方の条件を満たすことが可能なX線撮影方法及びX線撮
影装置を実現する。 【解決手段】 検体の体厚に応じて撮影管電圧を制御し
て撮影するX線撮影装置において、撮影台上の被検体を
圧迫する圧迫手段60と、X線管にX線発生用の高圧を
供給するX線発生手段20と、前記圧迫手段に対して圧
迫制御信号を供給し、前記X線発生手段に圧迫オン信号
を供給する制御手段10とを備え、前記X線発生手段2
0は、前記制御手段からの圧迫オン信号に応じて被検体
を圧迫して撮影する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影
する際の撮影管電圧より上昇させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線撮影方法及びX
線撮影装置に関し、特に、被検体の体厚に応じて撮影管
電圧を制御して撮影するX線撮影方法及びX線撮影装置
の被検体圧迫の際の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線撮影装置では、まず、X線透
視によって被検体の像確認及び位置決めを行い、その後
にX線撮影を実行するようになっている。
【0003】そのX線撮影装置の概略構成を図4に示
す。この図4において、10は各種操作を行うオペレー
タコンソールである。このオペレータコンソール10で
透視条件,撮影条件,テーブル制御などの各種設定や制
御を行うようになっている。
【0004】20はX線発生装置であり、X線管がX線
を照射するのに必要な高圧を発生する装置である。30
はX線管であり、X線発生装置20からの高圧を受けて
X線を照射するものである。
【0005】40はテーブルであり、被検体50を載置
するものである。60は圧迫部であり、オペレータコン
ソール10の制御に応じて圧迫筒部を用いて被検体50
の所定の部位を圧迫するものである。
【0006】70はテーブル制御部であり、オペレータ
コンソール10の指示に基づいて被検体50が載置され
たテーブルの駆動制御を行うものである。81は被検体
50を透過したX線を増幅して可視像とするイメージイ
ンテンシファイアである。82はイメージインテンシフ
ァイア81の出力光を分岐する光学系である。
【0007】83は光学系82で分岐された光強度を輝
度信号として出力するフォトマルチプライヤチューブ
(以下、PMTと言う)である。84は光学系82を通
過したイメージインテンシファイア81からの可視像を
ビデオ信号に変換するテレビカメラである。
【0008】このような構成において、X線管30から
照射されたX線は被検体50を通過し、X線透視像とし
てイメージインテンシファイア81で増幅されつつ可視
像とされ、この可視像がテレビカメラ84で映像信号に
変換される。そして、この映像信号は画像処理装置で所
定の処理がなされてCRT表示装置で画像表示される。
【0009】操作者は、CRT表示装置の表示画面上の
透視像を確認しながらオペレータコンソール10を介し
てテーブル制御部 70を駆動することによりテーブル
40(若しくはイメージインテンシファイア)を移動さ
せて、被検体50の所望の部位の透視像が得られるよう
に位置決めを行う。
【0010】そして、位置決めが完了した時点で、X線
撮影を実行する。ここで、アナログ撮影(フィルム撮
影)であれば、CRT表示装置へのX線透視がオフさ
れ、速写撮影装置が待避から所定撮影位置に移動する。
この後、撮影用のX線照射が行われ、速写装置内のフィ
ルムにX線像の露光が行われる。X線像のフィルム露光
が終了すると、速写装置は待避位置に戻る。
【0011】また、X線TV装置としてのディジタル撮
影では、テレビカメラ84の映像がオペレータコンソー
ル10内のメモリに取り込まれて、所定の画像処理がな
される。
【0012】以上のような透視,撮影の場合において、
透視条件(透視管電圧,透視管電流)と透視の際の輝度
信号とから体厚を求めて、その体厚に応じた撮影条件
(撮影管電圧)を設定するようになっている。
【0013】図5は体厚(または、透視管電圧)と撮影
管電圧との関係を示す特性図である。この特性図の実線
(A)に示すように、被検体の体厚が大きくなるに従っ
て、撮影管電圧を大きくすることが一般的に行なわれて
いる。これは、体厚が大きくなっても撮影時間が伸びな
いようにするためである。
【0014】このような制御に場合、体厚が大きい場合
や被検体の側面方向の撮影の場合などの被検体の体厚が
実際に大きい場合と、圧迫検査時にバリウム充満部の影
響で見掛け上の体厚が大きく見える場合とで、同じ撮影
管電圧が設定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、体厚が実際
に大きい場合でも、コントラスト(contrast)の良い撮影
を行うためには撮影管電圧を低く設定することが好まし
い。例えば、図5の破線(B)のように体厚にかかわら
ず一定の撮影管電圧であることが好ましい。
【0016】一方、圧迫検査時には、バリウムが抜けた
部分からバリウムが薄く存在している部分までの広いラ
チチュード(latitude)の情報を抽出するために、比較的
高い撮影管電圧であることが好ましい。
【0017】すなわち、従来のX線撮影方法,X線撮影
装置では、体厚が実際に大きい場合と、圧迫検査の場合
との2つの要求を満たすことは出来ていなかった。本発
明は上記の点を解決するためになされたもので、体厚が
大きくコントラストを重視する場合とバリウム圧迫検査
でラチチュードを重視する場合との両方の条件を満たす
ことが可能なX線撮影方法及びX線撮影装置を実現する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、課題を解決す
る手段としての本発明は以下に説明するようなものであ
る。
【0019】第1の発明は、被検体の体厚に応じて撮影
管電圧を制御して撮影するX線撮影方法において、撮影
台上の被検体を圧迫手段により圧迫して撮影する際の撮
影管電圧を、圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧より上
昇させることを特徴とするX線撮影方法である。
【0020】この第1の発明において、撮影台上の被検
体を圧迫手段により圧迫して撮影する際の撮影管電圧
を、圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧より上昇させて
いるので、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い撮影を
行うことができ、非圧迫撮影の際にはコントラストの良
い撮影を行うことができる。
【0021】第2の発明は、被検体の体厚に応じて撮影
管電圧を制御して撮影するX線撮影装置において、撮影
台上の被検体を圧迫する圧迫手段と、X線管にX線発生
用の高圧を供給するX線発生手段と、前記圧迫手段に対
して圧迫を制御する制御手段とを備え、前記X線発生手
段は、前記制御手段が圧迫制御するのに応じて撮影する
際の撮影管電圧を変更することを特徴とするX線撮影装
置である。
【0022】この第2の発明において、撮影台上の被検
体を圧迫手段により圧迫するか否かにより撮影する際の
撮影管電圧を制御しているので、被検体の状態に応じて
コントラストとラチチュードのいずれかを優先した撮影
を行うことができる。
【0023】第3の発明は、被検体の体厚に応じて撮影
管電圧を制御して撮影するX線撮影装置において、撮影
台上の被検体を圧迫する圧迫手段と、X線管にX線発生
用の高圧を供給するX線発生手段と、前記圧迫手段に対
して圧迫制御信号を供給し、前記X線発生手段に圧迫オ
ン信号を供給する制御手段とを備え、前記X線発生手段
は、前記制御手段からの圧迫オン信号に応じて被検体を
圧迫して撮影する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影す
る際の撮影管電圧より上昇させることを特徴とするX線
撮影装置である。
【0024】この第3の発明において、撮影台上の被検
体を圧迫手段により圧迫して撮影する際の撮影管電圧
を、圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧より上昇させて
いるので、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い撮影を
行うことができ、非圧迫撮影の際にはコントラストの良
い撮影を行うことができる。
【0025】第4の発明は、前記第3の発明における前
記制御手段が、被検体の所定の部位の圧迫の際に圧迫オ
ン信号を発生することを特徴とするX線撮影装置であ
る。この第4の発明において、被検体を圧迫する部位に
応じて撮影管電圧を制御してラチチュードの広い撮影を
行うことが可能である。例えば、被検体の胃部圧迫撮影
ではバリウムを用いるのでラチチュードの広い撮影を行
う。また、被検体の胆嚢圧迫撮影ではバリウムを用いな
いのでコントラストの良い撮影を行なうようにする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の
線撮影装置の構成を示す構成図、図2は本発明のX線撮
影方法の基本的な処理手順及びX線撮影装置の動作状態
を示すフローチャート、図3は撮影管電圧を決定するテ
ーブルの様子を示す特性図である。
【0027】<X線撮影装置の構成>まず、本発明の実
施の形態例におけるX線撮影装置の全体構成について図
1を用いて説明を行なう。
【0028】この図1において、10は各種操作を行う
オペレータコンソールである。このオペレータコンソー
ル10で透視条件,撮影条件,テーブル制御などの各種
設定や制御を行うようになっている。
【0029】20はX線発生装置であり、X線管がX線
を照射するのに必要な高圧を発生する装置である。21
は輝度信号をディジタルデータに変換してCPUに伝え
るA/D変換器である。22はX線発生のための各種制
御を行うCPUである。23は体厚に応じた撮影管電圧
を決定するためのルックアップテーブル形式のデータを
備えたテーブルである。24はCPU22とテーブル2
3からのデータを受けてX線発生のための高圧を発生す
る高圧発生部である。
【0030】30はX線管であり、X線発生装置20か
らの高圧を受けて被検体に対してX線を照射するもので
ある。40はテーブルであり、被検体50を載置するも
のである。60は圧迫部であり、オペレータコンソール
10の制御に応じて圧迫筒部を用いて被検体50の所定
の部位を圧迫するものである。
【0031】70はテーブル制御部であり、オペレータ
コンソール10の指示に基づいて被検体50が載置され
たテーブルの駆動制御を行うものである。81は被検体
50を透過したX線を増幅して可視像とするイメージイ
ンテンシファイアである。82はイメージインテンシフ
ァイア81の出力光を分岐する光学系である。
【0032】83は光学系82で分岐された光強度を輝
度信号として出力するフォトマルチプライヤチューブ
(以下、PMTと言う)である。84は光学系82を通
過したイメージインテンシファイア81からの可視像を
ビデオ信号に変換するテレビカメラである。
【0033】このような構成において、X線管30から
照射されたX線は被検体50を通過し、X線透視像とし
てイメージインテンシファイア81で増幅されつつ可視
像とされ、この可視像がテレビカメラ84で映像信号に
変換される。そして、この映像信号は画像処理装置で所
定の処理がなされてCRT表示装置で画像表示される。
【0034】また、操作者は、CRT表示装置の表示画
面上の透視像を確認しながらオペレータコンソール10
を介してテーブル制御部 70を駆動することによりテ
ーブル40(若しくはイメージインテンシファイア)を
移動させて、被検体50の所望の部位の透視像が得られ
るように位置決めを行う。
【0035】そして、位置決めが完了した時点で、X線
撮影を実行する。ここで、アナログ撮影(フィルム撮
影)であれば、CRT表示装置へのX線透視がオフさ
れ、速写撮影装置が待避から所定撮影位置に移動する。
この後、撮影用のX線照射が行われ、速写装置内のフィ
ルムにX線像の露光が行われる。X線像のフィルム露光
が終了すると、速写装置は待避位置に戻る。
【0036】また、X線TV装置としてのディジタル撮
影では、テレビカメラ84からの映像信号をディジタル
データとして扱って必要な各種画像処理を施す。この画
像処理された撮像データをアナログの映像信号に戻し、
オペレータコンソール10上の表示部に供給して透視像
若しくは撮影像としての画像表示をするような構成にな
っている。
【0037】<X線撮影装置の動作>ここで、上述のX
線撮影装置の動作について図2のフローチャート及び図
3の特性図も参照して説明を行う。尚、ここでは本実施
の形態例の特徴である透視条件と撮影条件の設定を中心
に示すことにする。
【0038】まず、オペレータコンソール10上の所定
の操作スイッチにより透視の開始が指示されると、オペ
レータコンソール10に格納されている所定のプログラ
ムがコールされて本実施の形態例の動作を開始する(図
2S1)。
【0039】すると、テーブル40に被検体50を載置
した状態で、X線発生装置20は所定の高圧を発生して
X線管30から所定の強度のX線を照射する。この際の
被検体50を透過したX線(透過X線)はイメージイン
テンシファイア81で増幅されて一部がPMT83で光
電変換される。
【0040】このPMT83の出力は輝度信号であり、
A/D変換器21でディジタル輝度データとしてCPU
22に取り込まれる(図2S2)。CPU22はディジ
タル輝度データを所定の基準輝度データと比較すること
で判定を行い(図2S3)、被検体の体厚等にかかわら
ず上記の透過X線が一定値になるように透視条件(透視
管電圧,透視管電流)を設定する(図2S4)。
【0041】尚、このようにCPU22がディジタル的
に透視条件を設定する代わりに、PMT出力と基準電圧
とを演算増幅器等でアナログ的に比較して透視条件を設
定することも可能である。
【0042】また、このようにして設定した透視条件と
基準値との差から被検体50の体厚(又は、バリウム等
の影響を含む見掛け上の体厚)をCPU22が所定の計
算式により求める(図2S5)。
【0043】尚、ここでは上述した透過X線を参照して
体厚を求めているので、バリウム等により見掛け上の体
厚が実際より大きくなることもある。尚、この実施の形
態例では、このような見掛け上の体厚も本来の体厚も同
義であるとして扱うことにする。
【0044】そして、以上の被検体50の透視により撮
影部位の決定やテーブル40の位置制御が完了した場合
には、以下に示す撮影条件の設定のステップに進むもの
とする。
【0045】本実施の形態例では、バリウムを使用した
圧迫撮影用と通常撮影用とのために、異なる撮影管電圧
設定テーブルを予め備えておく。このような撮影管電圧
設定テーブルをテーブル23の異なるバンクに格納して
おいて、オペレータコンソール10からの圧迫ON信号
を参照して、いずれかを読み出すようにする(図2S
7,S8)。
【0046】すなわち、テーブル23は、オペレータコ
ンソール10からの圧迫ON信号により該当するバンク
の管電流設定テーブルを選択し、CPU22からの体厚
データを受けて撮影管電圧を出力するものである(図2
S9)。
【0047】例えば、図3に示すような圧迫撮影用の撮
影管電圧テーブルと通常撮影用撮影管電圧テーブルとを
テーブル23にルックアップテーブル(LUT)として
備えておく。
【0048】この図3に示す例では、圧迫撮影用の撮影
管電圧テーブルは体厚が大きくなるに従って通常時のも
のより大きな撮影管電圧になっている。このようにする
ことで、コントラストは低下するがラチチュードが大き
くなる。
【0049】この結果、圧迫検査時にバリウムが抜けた
部分からバリウムが薄く存在している部分までの広いラ
チチュードの情報を抽出することが可能になる。従っ
て、撮影結果が濃度オーバーになることもない。
【0050】一方、通常撮影用の撮影管電圧テーブルは
体厚が大きくなるに従って大きな撮影管電圧になるが、
圧迫時よりは撮影管電圧の上昇が小さい。このようにす
ることで、ラチチュードは小さくなるがコントラストが
大きくなる。尚、撮影管電圧の上昇を小さくする程コン
トラストが良くなるが、撮影時間との関係もあるので、
従来の特性(図5(A))と同程度であることが好まし
い。
【0051】従って、オペレータコンソール10から圧
迫ON信号が出力されれば圧迫撮影用の撮影管電圧テー
ブルが選択され、オペレータコンソール10から圧迫O
N信号が出力されなければ通常撮影用の撮影管電圧テー
ブルが選択され、各テーブルに従って撮影管電圧が設定
されることになる。そして、オペレータコンソール10
の操作に基づいて実際の撮影が開始される。
【0052】尚、実際の撮影管電圧については機器の条
件等により個々に異なるものであるため、ここでは具体
的数値は述べないものとする。 <X線撮影装置のその他の実施の形態例> 以上の場合、バリウムを使用した胃部圧迫撮影を想定
しており、オペレータコンソール10で圧迫制御を行う
場合に圧迫部60に対する圧迫制御信号と同時にテーブ
ル23に圧迫ON信号が出力されるようになっていた。
【0053】これ以外に、圧迫撮影であっても胆嚢の撮
影のようにバリウムを使用しない場合がある。このよう
な場合には、オペレータコンソール10において撮影計
画を立案した際に、圧迫部60へは圧迫制御を行うが、
テーブル23には圧迫ON信号を出力しないように設定
しておく。これにより、バリウムを使用しない圧迫撮影
では、コントラストの良い撮影を行うことができる。
【0054】テーブル23において体厚を参照して撮
影管電圧を出力するようにしていたが、体厚を求めるこ
となく、透視条件のうちの透視管電圧を用いるようにし
ても同等な動作が期待できる。
【0055】オペレータコンソール10からの圧迫O
N信号を用いる代わりに、圧迫部60の圧迫筒部のいず
れかの位置にセンサを設けておいて、圧迫筒部の動作を
テーブル23に伝えるようにしても良い。この場合のセ
ンサとしては、圧迫筒部が動作したか否かを検知できる
簡単なスイッチでも構わない。
【0056】テーブル23内に2種類のテーブルを設
ける代わりに、圧迫ONに従って高圧に一定電圧が加算
されるような仕組みにしておいて、通常の撮影管電圧に
対して圧迫時には一定電圧だけ更に高い電圧を発生する
ようにしても良い。
【0057】<実施の形態例により得られる効果> 撮影台上の被検体を圧迫手段により圧迫して撮影する
際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧
より上昇させるX線撮影方法及びX線撮影装置の実施の
形態例によれば、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い
撮影を行うことができ、非圧迫撮影の際にはコントラス
トの良い撮影を行うことができる。
【0058】従って、体厚が大きくコントラストを重視
する場合とバリウム圧迫検査でラチチュードを重視する
場合との両方の条件を満たすことが可能になる。 X線発生装置20が、制御手段であるオペレータコン
ソール10からの圧迫オン信号に応じて被検体を圧迫し
て撮影する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影する際の
撮影管電圧より上昇させるようにしたX線撮影装置によ
り、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い撮影を行うこ
とができ、非圧迫撮影の際にはコントラストの良い撮影
を行うことができる。
【0059】制御手段であるオペレータコンソール1
0が、被検体の所定の部位(胃部など)の圧迫の際に圧
迫オン信号を発生するようにしているので、被検体を圧
迫する部位に応じて撮影管電圧を制御してラチチュード
の広い撮影を行うことが可能である。例えば、被検体の
胃部圧迫撮影ではバリウムを用いるのでラチチュードの
広い撮影を行い、被検体の胆嚢圧迫撮影ではバリウムを
用いないのでコントラストの良い撮影を行なえるように
なる。
【0060】
【発明の効果】以上実施の形態例と共に詳細に説明した
ように、この明細書記載の各発明によれば以下のような
効果が得られる。
【0061】(1)撮影台上の被検体を圧迫手段により
圧迫して撮影する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影す
る際の撮影管電圧より上昇させるX線撮影方法の発明よ
れば、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い撮影を行う
ことができ、非圧迫撮影の際にはコントラストの良い撮
影を行うことができる。
【0062】従って、体厚が大きくコントラストを重視
する場合とバリウム圧迫検査でラチチュードを重視する
場合との両方の条件を満たすことが可能になる。 (2)撮影台上の被検体を圧迫手段により圧迫して撮影
する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影する際の撮影管
電圧より上昇させるX線撮影装置の発明によれば、圧迫
撮影の際にはラチチュードの広い撮影を行うことがで
き、非圧迫撮影の際にはコントラストの良い撮影を行う
ことができる。従って、体厚が大きくコントラストを重
視する場合とバリウム圧迫検査でラチチュードを重視す
る場合との両方の条件を満たすことが可能になる。
【0063】(3)X線発生装置が、制御手段であるオ
ペレータコンソールからの圧迫オン信号に応じて被検体
を圧迫して撮影する際の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影
する際の撮影管電圧より上昇させるようにしたX線撮影
装置の発明では、圧迫撮影の際にはラチチュードの広い
撮影を行うことができ、非圧迫撮影の際にはコントラス
トの良い撮影を行うことができる。
【0064】(4)制御手段であるオペレータコンソー
ルが、被検体の所定の部位の圧迫の際に圧迫オン信号を
発生するX線撮影装置の発明では、被検体を圧迫する部
位に応じて撮影管電圧を制御してラチチュードを重視し
た撮影とコントラストを重視した撮影とを行うことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線撮影方法に用いるX線撮影装置の
全体の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明のX線撮影方法の基本的な処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】本発明のX線撮影方法及びX線撮影装置に用い
るテーブルの内容の一例を示す特性図である。
【図4】従来のX線撮影装置の全体の構成例を示す構成
図である。
【図5】従来のX線撮影方法及びX線撮影装置に用いる
テーブルの内容の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
10 オペレータコンソール 20 X線発生装置 21 A/D変換器 22 CPU 23 テーブル 24 高圧発生部 30 X線管 40 テーブル 50 被検体 60 圧迫部 70 テーブル制御部 81 イメージインテンシファイア 82 光学系 83 PMT 84 テレビカメラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の体厚に応じて撮影管電圧を制御
    して撮影するX線撮影方法において、 撮影台上の被検体を圧迫手段により圧迫して撮影する際
    の撮影管電圧を、圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧よ
    り上昇させることを特徴とするX線撮影方法。
  2. 【請求項2】 被検体の体厚に応じて撮影管電圧を制御
    して撮影するX線撮影装置において、 撮影台上の被検体を圧迫する圧迫手段と、 X線管にX線発生用の高圧を供給するX線発生手段と、 前記圧迫手段に対して圧迫を制御する制御手段とを備
    え、 前記X線発生手段は、前記制御手段が圧迫制御するのに
    応じて撮影する際の撮影管電圧を変更することを特徴と
    するX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 被検体の体厚に応じて撮影管電圧を制御
    して撮影するX線撮影装置において、 撮影台上の被検体を圧迫する圧迫手段と、 X線管にX線発生用の高圧を供給するX線発生手段と、 前記圧迫手段に対して圧迫制御信号を供給し、前記X線
    発生手段に圧迫オン信号を供給する制御手段とを備え、 前記X線発生手段は、前記制御手段からの圧迫オン信号
    に応じて被検体を圧迫して撮影する際の撮影管電圧を、
    圧迫せずに撮影する際の撮影管電圧より上昇させること
    を特徴とするX線撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、被検体の所定の部位の
    圧迫の際に圧迫オン信号を発生することを特徴とする請
    求項3記載のX線撮影装置。
JP8147249A 1996-06-10 1996-06-10 X線撮影方法及びx線撮影装置 Pending JPH09327456A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165705A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Shimadzu Corp 放射線撮像装置
JP2012148143A (ja) * 2012-05-02 2012-08-09 Shimadzu Corp 放射線撮像装置

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