JP2016171961A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の画像処理装置によれば、所定の適合度を有する画像を用いて位置検出することで、位置検出精度を向上させることができる。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、時系列に取得された複数の画像のうち開始画像及び終了画像を設定する開始/終了画像設定手段と、前記開始画像から前記終了画像までの前記画像のうち複数の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記選択画像の画質及び前記選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する適合度算出手段と、所定の前記適合度を有する前記選択画像を適合画像として決定する適合画像決定手段と、前記開始画像及び前記適合画像における対応位置を検出し、前記適合画像及び前記終了画像における前記対応位置を検出する検出手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、複数の医用画像を時系列に取得する画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
医用画像を撮像する医用画像撮像装置(モダリティ)としては、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)、核磁気共鳴映像装置(MRI)、及び超音波画像診断装置(US)などがある。
医用画像撮像装置は、被検体(例えば、人体)の断層画像を複数の時相で取得し、時系列に取得された医用画像により動画像を生成することが可能である。これにより、臓器の運動を観察して臓器の正常な部位と異常な部位とを判別することができる。動画像を用いて観察される臓器は、主に、呼吸運動により動く肺や鼓動により動く心臓などである。例えば、肺の運動解析の結果から、肺表面と胸郭の間の癒着を外科的手術の前に知ることができる。また、心臓の動画像から血管の構造流体解析を行い、構造流体解析の結果から、心臓の血管の狭窄を知ることができる。
これらの解析を正しく行うためには、動画像を構成する画像のうち所定の時相から他の時相までの画像において、観察対象の位置を正確に把握する必要がある。しかしながら、人体の動態の動画像を撮像する場合、動画像を構成する画像(静止画像)は、必ずしも画像処理に適したものであるとは限らない。
例えば、撮像装置の撮像速度よりも臓器の動きが速い場合は、モーションアーチファクトと呼ばれるノイズが画像に含まれることがある。この場合、血管や臓器の輪郭が2重に見えるような画像が取得されるため、画質が低下し、画像間で対応する位置を特定することが困難になり、臓器(臓器や血管の輪郭)の位置の検出精度が低下してしまう。
このような課題を解決するために、観察対象(臓器)の運動が緩慢な運動開始時点と運動終了時点の画像を用いて、観察対象の位置を検出する手法が用いられている。しかしながら、画像間で観察対象の変形量が大きい場合は、観察対象の位置の検出精度が低下する。このため、観察対象(臓器)の運動の絶対値が大きい場合には、運動開始時点と運動終了時点の画像からでは観察対象の位置を検出することが困難になり、位置検出精度が低下する。そこで、観察対象の変化量が大きい場合にも、高い位置検出精度を維持するために、運動開始時点と運動終了時点の間の画像を活用する方法が必要となる。
特許文献1には、時系列に取得された複数の画像において、隣接する画像間で位置ずれを補正し、これを位置合わせが終了するまで繰り返す手法が開示されている。
特開2005−323994号公報
しかしながら、特許文献1に記載された手法では、位置ずれ補正における低画質の影響が考慮されていない。したがって、位置ずれ補正のために選択された画像の画質が低下している場合は、位置検出精度が低下し、その影響は位置合わせの終了まで及ぶ。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、時系列に取得された複数の画像において画像の適合度を算出し、所定の適合度を有する画像を用いて観察対象の位置を検出することにより、位置検出精度を向上させることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、時系列に取得された複数の画像のうち開始画像及び終了画像を設定する開始/終了画像設定手段と、前記開始画像から前記終了画像までの前記画像のうち複数の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記選択画像の画質及び前記選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する適合度算出手段と、所定の前記適合度を有する前記選択画像を適合画像として決定する適合画像決定手段と、前記開始画像及び前記適合画像における対応位置を検出し、前記適合画像及び前記終了画像における前記対応位置を検出する検出手段とを備える。
本発明によれば、所定の適合度を有する画像を用いて位置検出することで、位置検出精度を向上させることができる。
実施形態の画像処理装置を含む医用画像処理システムの例を示すブロック図である。 画像処理装置の動作の例を示すフローチャートである。 画像取得部により取得された画像データの例を示す図である。 画像選択部により選択された2つの画像の組み合わせの例を示す図である。 適合画像決定部により決定された適合画像の例を示す図である。 検出部に入力される適合画像の例を示す図である。 適合画像の組み合わせ、変形された開始画像、及び変形ベクトルの例を示す図である。 第2の変形例の動作の例を示すフローチャートである。 (a)開始/終了画像設定部により設定された開始画像及び終了画像の例を示す図である。(b)画像選択部により選択された複数の画像による組み合わせの例を示す図である。 検出部が変形ベクトルの重み付き平均を算出する例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の画像処理装置を含む医用画像処理システムの例を示すブロック図である。医用画像処理システムは、その機能的な構成として、画像処理装置10、ネットワーク21、及びデータベース22を備える。画像処理装置10は、ネットワーク21を介してデータベース22に通信可能に接続されている。例えば、ネットワーク21は、LAN(Local Area Network)である。
データベース22は、医用画像や医用画像に関連付けられた情報を保持及び管理する。画像処理装置10は、ネットワーク21を介してデータベース22の医用画像を取得する。画像処理装置10は、通信IF(Interface)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、記憶部34、操作部35、表示部36、及び制御部37を備える。
通信IF31は、LANカードなどにより構成され、外部装置(例えば、データベース22など)と画像処理装置10との通信を実現する。ROM32は、不揮発性のメモリなどにより構成され、各種プログラムを記憶する。RAM33は、揮発性のメモリなどにより構成され、各種情報をデータとして一時的に記憶する。記憶部34は、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成され、各種情報をデータとして記憶する。操作部35は、キーボードやマウスなどにより構成され、ユーザ(例えば、医師)からの指示を各種装置に入力する。
表示部36は、ディスプレイなどにより構成され、各種情報をユーザに表示する。制御部37は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、画像処理装置10における処理を統括制御する。
制御部37は、その機能的な構成として、画像取得部50、開始/終了画像設定部51、画像選択部52、適合度算出部53、適合画像決定部54、検出部55、変形部56、及び表示処理部58を備える。
画像取得部50は、時系列に取得された複数の画像I,I,・・・Iをデータベース22から取得する。画像は、各種モダリティにより取得された被検体の医用画像である。本実施形態では、医用画像は、時系例に連続して撮像されたX線CT(Computed Tomography)画像である。
開始/終了画像設定部51は、時系列に取得された複数の画像I,I,・・・Iのうち開始画像I及び終了画像Iを設定する。ここでは、開始画像Iは画像Iであり、終了画像Iは画像Iである。なお、後述する適合度算出部53により、画像I,I,・・・Iの画質が、開始/終了画像設定部51の設定前に算出されてもよい。開始画像I(又は、終了画像I)の画質が所定の画質を満たさない場合、開始/終了画像設定部51は、開始画像I(又は、終了画像I)の時相に最も近い時相の画像であって、所定の画質を満たす画像を開始画像I(又は、終了画像I)に設定してもよい。
画像選択部52は、開始画像Iから終了画像Iまでの画像I,I,・・・Iのうち複数の画像を選択画像として選択する。例えば、画像選択部52は、開始画像Iとその他の画像Iを選択画像として選択する。また、画像選択部52は、複数の画像による組み合わせを選択画像として、開始画像Iから終了画像Iまでの画像I,I,・・・Iから選択してもよい。
適合度算出部53は、選択画像の画質及び選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する。例えば、適合度算出部53は、画像Iの画質を適合度として算出する。また、適合度算出部53は、開始画像Iと画像Iの間の類似度を適合度として算出する。なお、適合度算出部53は、選択画像の一部(注目領域)の適合度を算出してもよい。
適合度算出部53は、鮮鋭度、コントラスト、ブレ度、解像度、ノイズ、及びアーチファクトの少なくとも1つの画質特性に基づいて画質を算出する。適合度算出部53は、選択画像の各画素における画素値及び選択画像中の特徴部の少なくとも1つに基づいて類似度を算出する。
また、適合度算出部53は、複数の選択画像が取得された時間(時相)の差を適合度として算出する。例えば、適合度算出部53は、開始画像Iの時相Tと画像Iの時相Tとの時間差(T=T−T)を適合度として算出する。適合度算出部53は、時間差Tに応じた適合度を算出する。適合度算出部53は、時間差Tが大きくなるほど適合度が小さくなるように適合度(例えば、時間差Tの逆数1/Tなど)を算出する。
適合画像決定部54は、所定の適合度を有する選択画像を適合画像として決定する。画像Iが所定の適合度を有する場合、適合画像決定部54は画像Iを適合画像として決定する。例えば、最大の適合度を有する画像が適合画像として決定される。また、適合画像を決定するための基準となる基準適合度が設定されてもよい。
適合画像である画像Iが終了画像I(又は、終了画像Iの1時相前の画像IN−1)ではない場合、画像選択部52は、適合画像Iを第1の画像として、第1の画像(画像I)から終了画像Iまでの画像のうち第2の画像(画像In+a)を選択画像として選択する。第2の画像(画像In+a)は、第1の画像(画像I)の後に取得された画像である。適合度算出部53は、第2の画像(画像In+a)の画質を適合度として算出する。また、適合度算出部53は、第1の画像(画像I)と第2の画像(画像In+a)の間の類似度を適合度として算出する。
適合度算出部53は、第1の画像(画像I)の時相Tと第2の画像(画像In+a)の時相Tn+aとの時間差(T=Tn+a−T)を適合度として算出してもよい。第2の画像(画像In+a)が所定の適合度(例えば、最大の適合度)を有する場合、適合画像決定部54は第2の画像(画像In+a)を適合画像として決定する。この場合、第1の画像(画像I)及び第2の画像(画像In+a)が適合画像として決定される。
適合画像決定部54は、適合画像に終了画像I(又は、画像IN−1)が含まれる場合、適合画像を検出部55(又は、RAM33)に出力する。例えば、適合画像である第2の画像(画像In+a)が終了画像Iである場合、適合画像決定部54は、適合画像(画像I,In+a)を検出部55に出力する。
検出部55は、開始画像I及び適合画像における対応位置を検出し、適合画像及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。これにより、検出部55は、適合画像を介して開始画像I及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。
例えば、検出部55は、第1の画像(画像I)及び第2の画像(画像In+a)における対応位置を検出することにより、第1の画像(画像I)及び第2の画像(画像In+a)を介して開始画像I及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。ここで、対応位置とは、各画像で対応する被検体(例えば、肺や心臓の輪郭)の位置(画素)である。対応位置の検出は、ブロックマッチングなどの手法により実現されればよい。
検出部55は、開始画像I、適合画像、及び終了画像Iにおける対応位置に基づいて、開始画像Iから適合画像への対応位置の座標変化(変形ベクトル)、複数の適合画像の間の座標変化、及び適合画像から終了画像Iへの座標変化を算出する。これにより、検出部55は、開始画像Iから終了画像Iへの対応位置の座標変化を算出する。
例えば、検出部55は、対応する各画素が開始画像Iから第1の画像(画像I)までに移動した移動量及び移動方向を変形ベクトルとして算出する。また、検出部55は、対応する各画素が第1の画像(画像I)から第2の画像(画像In+a)までに移動した移動量及び移動方向を変形ベクトルとして算出する。
変形部56は、開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルを統合することで、開始画像Iにおける対応位置が終了画像Iにおける対応位置に合致するように、開始画像Iを変形する。変形部56は、変形された開始画像Iと変形ベクトル情報(移動量及び移動方向など)を表示処理部58に出力する。
表示処理部58は、変形された開始画像I及び変形ベクトル情報を表示部36の画像表示領域内に表示させる。また、表示処理部58は、画像取得部50により取得された画像、開始/終了画像設定部51により設定された開始画像Iと終了画像I、画像選択部52により選択された選択画像、適合度算出部53により算出された適合度、及び適合画像決定部54により決定された適合画像を表示部36の画像表示領域内に表示させてもよい。
上記の画像処理装置10の各構成要素は、コンピュータプログラムに従って機能する。例えば、制御部37(CPU)がRAM33をワーク領域としてROM32又は記憶部34などに記憶されたコンピュータプログラムを読み込み、実行することで、各構成要素の機能が実現される。なお、画像処理装置10の構成要素の一部又は全ての機能が専用の回路を用いることで実現されてもよい。また、制御部37の構成要素の一部の機能が、クラウドコンピューティングを用いることで実現されてもよい。
例えば、画像処理装置10とは異なる場所にある演算装置がネットワーク21を介して画像処理装置10に通信可能に接続され、画像処理装置10と演算装置がデータの送受信を行うことで、画像処理装置10又は制御部37の構成要素の機能が実現されてもよい。
次に、図2乃至図7を用いて、図1の画像処理装置10の処理の例について説明する。本実施形態では肺の医用画像(動画像)を例に説明するが、本実施形態は心臓や血管などの他の観察部位にも適用可能である。
図2は、画像処理装置10の動作の例を示すフローチャートである。ユーザが操作部35を介して動画像の取得を指示すると、ステップS101において、画像取得部50は、ユーザが指定した動画像(画像データ)をデータベース22から取得し、RAM33に格納する。図3は、画像取得部50により取得された画像データの例を示す図である。図3に示すように、画像取得部50は、ユーザが指定した動画像を構成する複数の画像I,I,・・・Iをデータベース22から取得する。また、表示処理部58は、データベース22から取得された画像データを表示部36の画像表示領域内に表示させる。
ステップS102において、開始/終了画像設定部51は、RAM33から画像データを読み出し、複数の画像I,I,・・・Iのうち開始画像I=I及び終了画像I=Iを設定する。ステップS104において、画像選択部52は、開始画像Iから終了画像Iまでの画像I,I,・・・Iのうち複数の画像を選択画像として選択する。図4は、選択画像の例を示す図である。図4に示すように、画像選択部52は、画像I及び画像Iの後に取得された画像In+1,In+2・・・Iを含む2つの画像の組み合わせ(I,In+1),(I,In+2)・・・(I,I)を選択画像として選択する。
ステップS105において、適合度算出部53は、選択画像の画質Qを適合度として算出する。ここでは、適合度算出部53は、被検体における解剖構造(注目領域)の鮮鋭度α及びブレ度βに基づいて選択画像の画質Q(α,β)を算出する。注目領域は、画像(医用画像)においてエッジ部(臓器や血管の輪郭など)を含む領域である。注目領域を抽出するために、適合度算出部53は、閾値処理やグラフカット処理などによる既知の臓器抽出処理を用いることができる。
本実施形態では、肺血管を注目領域とする。肺血管の画像の鮮鋭度αを算出するために、血管強調フィルタの出力値(フィルタ出力値)が用いられる。血管の画像に血管強調フィルタを施すと、フィルタ出力値は、血管の画像の鮮鋭度αが高いほど大きくなる。これを利用して、適合度算出部53は、注目領域の全画素に血管強調フィルタを施し、フィルタ出力値の平均値や最大値などの統計値を鮮鋭度αとして算出する。また、適合度算出部53は、所定の閾値を設け、フィルタ出力値が閾値以上の画素数をカウントし、この画素数を鮮鋭度αとして算出してもよい。
また、適合度算出部53は、予め設定された関数を用いて適合度を算出してもよい。例えば、適合度算出部53は、フィルタ出力値の平均値が所定の閾値以上である場合は鮮鋭度α=1を与え、フィルタ出力値の平均値が所定の閾値未満である場合は鮮鋭度α=0を与えるステップ関数を用いて適合度を算出する。
適合度算出部53は、選択画像に含まれる画像について、注目領域の鮮鋭度αを算出する。鮮鋭度αが高いほど注目領域が鮮明であって画質(適合度)が高いと評価され、鮮鋭度αが低いほど注目領域が不鮮明であって画質(適合度)が低いと評価される。なお、適合度算出部53は、選択画像の鮮鋭度αの最小値及び最大値に基づいて、鮮鋭度αを所定の範囲(例えば、[0,1])に正規化してもよい。また、適合度算出部53は、鮮鋭度αが高い順に選択画像をソートしてもよい。
肺血管の画像のブレ度βを算出するために、肺血管(エッジ部)の輝度値が用いられる。肺の画像の場合、撮像時の生体運動(体動や呼吸や鼓動など)によって、肺血管や心臓や横隔膜の輪郭が2重にブレた画像が取得されることがある。このようなブレが生じた輪郭の輝度値は、ブレ度が小さい輪郭の輝度値と比べて、輪郭の輝度値とその周辺の輝度値の間の範囲に分布する傾向が強くなる。
非造影CT画像の場合、輝度値に相当するCT値(HU:ハンスフィールド・ユニット)は、肺野で−900HU程度であり、肺血管で30〜60HU程度であることが知られている。これを利用して、適合度算出部53は、肺野のCT値と肺血管のCT値の間で設定された所定の範囲(例えば、[−600,−200]HU)に分布する注目領域の画素数をカウントし、この画素数をブレ度βとして算出する。
また、撮像時の生体運動によって画像のブレが生じる場合があるので、適合度算出部53は、胸部の動きや呼吸や心拍などの生体体動を計測する計測部(例えば、カメラやセンサなど)からの生体運動情報をブレ度として算出してもよい。
また、適合度算出部53は、予め設定された関数を用いて適合度を算出してもよい。例えば、適合度算出部53は、カウントされた画素数が所定の閾値以上である場合はブレ度β=1を与え、カウントされた画素数が所定の閾値未満である場合はブレ度β=0を与えるステップ関数を用いて適合度を算出する。
適合度算出部53は、選択画像に含まれる画像について、注目領域のブレ度βを算出する。ブレ度βが高いほど注目領域が不鮮明であって画質(適合度)が低いと評価され、ブレ度βが低いほど注目領域が鮮明であって画質(適合度)が高いと評価される。なお、適合度算出部53は、選択画像のブレ度βの最小値及び最大値に基づいて、ブレ度βを所定の範囲(例えば、[0,1])に正規化してもよい。また、適合度算出部53は、ブレ度βが高い順に選択画像をソートしてもよい。
ステップS105では、適合度算出部53が、注目領域の鮮鋭度α及びブレ度βに基づいて選択画像の画質Q(α,β)を算出する。画質が高いほど、画質Q(α,β)が高くなるように、画質Q(α,β)が定義される。例えば、画質Q(α,β)は、αと(1−β)の和で定義される。また、画質Q(α,β)は、αと(1−β)の積で定義されてもよい。なお、本実施形態では、鮮鋭度α及びブレ度βは、[0,1]の範囲に正規化されている。
画質の算出は画像ごとに並列に処理可能であるので、並列処理により処理の高速化が実現される。
ステップS106において、適合度算出部53は、選択画像の間の類似度Sを適合度として算出する。類似度Sは、2つの画像の同一性の程度を表す情報である。例えば、適合度算出部53は、画像の各画素における画素値に基づいて類似度Sを算出する。類似度Sは、2つの画像の各画素における画素値(例えば、輝度値など)の差の絶対値の総和(L1ノルム)又は当該差の2乗の総和(L2ノルム)などである。
2つの画像の同一性が高いほど、当該差の絶対値の総和又は当該差の2乗の総和が小さくなる。これを利用して、適合度算出部53は、当該差の絶対値の総和の逆数又は当該差の2乗の総和の逆数を類似度Sとして算出する。
また、適合度算出部53は、2つの画像中の特徴部に基づいて類似度Sを算出してもよい。例えば、肺の画像の場合、気管や肺血管などの分岐点を特徴部(ランドマーク)として用い、適合度算出部53は、画像中の複数の特徴部の位置を既知の手法により検出し、複数の特徴部の位置又は距離の共通性により類似度Sを算出する。なお、心臓の画像の場合、心臓の左心室領域の尖端や僧帽弁や大動脈弁などを特徴部(ランドマーク)として用いればよい。
適合度算出部53は、選択画像に含まれる画像について類似度Sを算出する。類似度Sが高いほど適合度が高いと評価される。なお、適合度算出部53は、選択画像の類似度Sの最小値及び最大値に基づいて、類似度Sを所定の範囲(例えば、[0,1])に正規化してもよい。また、適合度算出部53は、類似度Sが高い順に選択画像をソートしてもよい。
なお、画像の画質Qが0又は所定の閾値未満である場合は、適合度算出部53は、類似度Sを算出せずに、画像の不適合情報を適合画像決定部54に出力してもよい。類似度Sの算出処理を省くことにより、処理の高速化が実現される。
本実施形態では、適合度算出部53は、画質Q及び類似度Sに基づいて適合度Aを算出する。一般的に、複数の画像間の位置検出精度を向上させるためには、画質Qが高くかつ類似度Sが高いことが望ましい。したがって、以下のように、本実施形態の適合度算出部53は、適合度Aを画質Q(α,β)と類似度Sの積で定義する。

Figure 2016171961
なお、適合度算出部53は、適合度Aを画質Q(α,β)と類似度Sの和で定義してもよいし、画質Q(α,β)と類似度Sの他の関数で定義してもよい。
また、時間差Tが大きくなると観察対象の変化量も大きくなり、位置検出精度が低下することがあるので、適合度算出部53は、複数の選択画像が取得された時間(時相)の差(時間差T)を適合度Aの算出に用いてもよい。適合度算出部53は、予め設定された関数を用いて適合度を算出してもよい。例えば、適合度算出部53は、画質Qと類似度Sに基づいて算出された適合度に1/Tを乗算して適合度Aを算出してもよい。また、適合度算出部53は、時間差Tが所定の閾値以上(例えば、1秒以上又は5時相以上)である場合は、適合度Aを減少させる又は0にする関数を用いて適合度Aを算出してもよい。
適合度算出部53は、選択画像に含まれる画像について適合度Aを算出する。適合度Aが高いほど位置検出精度が高い画像であると評価される。
ステップS107において、適合画像決定部54は、所定の適合度を有する選択画像を適合画像として決定する。例えば、画像I及び画像In+aの組み合わせ(I,In+a)の適合度Aが最大である場合、適合画像決定部54は組み合わせ(I,In+a)を適合画像として決定する。なお、適合度Aが同値である場合は、時間差Tが最小である組み合わせが適合画像として決定される。決定された適合画像(画像I,In+a)の組み合わせは、RAM33に一時保存される。
図5は、適合度Aの例を示す図である。図5(a)に示すように、適合画像決定部54は、選択画像(I,In+1),(I,In+2)・・・(I,I)のうち適合度Aが最大となる組み合わせ(I,In+2)を適合画像として決定する。
ステップS108において、画像選択部52は、選択画像の選択が終了したか否かを判断する。適合画像に終了画像I又は画像IN−1が含まれる場合、画像選択部52は選択画像の選択を終了し、ステップS110に進む。例えば、適合画像である画像In+aが終了画像Iである場合、画像選択部52は、選択画像の選択が終了したと判断する。
ステップS108において、適合画像に終了画像I又は画像IN−1が含まれていない場合、画像選択部52は、選択画像の選択が終了していないと判断する。この場合、ステップS103において、画像取得部50は、適合画像(画像In+a)から終了画像Iまでの画像In+a,In+a+1,・・・Iをデータベース22から取得し、ステップS104に戻る。
ステップS104に戻った場合、画像In+aが適合画像であるので、画像選択部52は、適合画像In+aを第1の画像として、第1の画像(画像In+a)から終了画像Iまでの画像のうち第2の画像(画像In+b)を選択画像として選択する。第2の画像(画像In+b)は、第1の画像(画像In+a)の後に取得された画像である。適合度算出部53は、第2の画像(画像In+b)の画質を適合度として算出する(ステップS105)。また、適合度算出部53は、第1の画像(画像In+a)と第2の画像(画像In+b)の間の類似度を適合度として算出する(ステップS106)。
適合度算出部53は、第1の画像(画像In+a)の時相Tn+aと第2の画像(画像In+b)の時相Tn+bとの時間差(T=Tn+b−Tn+a)を適合度として算出してもよい。
第2の画像(画像In+b)が所定の適合度を有する場合、適合画像決定部54は第2の画像(画像In+b)を適合画像として決定する(ステップS107)。例えば、画像In+a及び画像In+bの組み合わせ(In+a,In+b)の適合度Aが最大である場合、適合画像決定部54は組み合わせ(In+a,In+b)を適合画像として決定する。なお、適合度Aが同値である場合は、時間差Tが最小である組み合わせが適合画像として決定される。決定された適合画像(画像In+a,In+b)は、RAM33に一時保存される。
例えば、図5(b)に示すように、図5(a)の画像In+2が適合画像であるので、適合画像決定部54は、選択画像(In+2,In+3),(In+2,In+4)・・・(In+2,I)のうち適合度Aが最大となる組み合わせ(In+2,In+4)を適合画像として決定する。
ステップS108において選択画像の選択が終了するまでステップS103〜S107を繰り返し、適合画像決定部54により適合画像が決定される。ステップS108において選択画像の選択が終了したと判断された場合、検出部55は、開始画像I及び適合画像における対応位置を検出し、適合画像及び終了画像Iにおける対応位置を検出する(ステップS110)。
図6は、検出部55に入力される適合画像の例を示す図である。図6では、適合画像は、組み合わせ(I,I),(I,I),(I,I)である。この場合、検出部55は、開始画像I及び適合画像(画像I)における対応位置を検出し、複数の適合画像(画像I,I)の間における対応位置を検出し、開始画像I及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。このように、時系列に取得された複数の画像において画像の適合度を算出し、所定の適合度を有する適合画像を用いて対応位置を検出することにより、位置検出精度を向上させることができる。
ステップS111において、検出部55は、開始画像Iから適合画像(画像I)への対応位置の変形ベクトル、複数の適合画像(画像I,I)の間の変形ベクトル、及び適合画像(画像I)から終了画像Iへの変形ベクトルを算出する。ステップS113において、変形部56は、開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルを統合することで、開始画像Iにおける対応位置が終了画像Iにおける対応位置に合致するように、開始画像Iを変形する。
本実施形態では、開始画像I、適合画像、及び終了画像Iを時系列に遡りながら、検出部55が変形ベクトルを算出する。例えば、検出部55は、画像Iを基準画像とし、画像Iを時系列に遡った画像Ir−aを浮動画像として変形ベクトルを算出する。この処理によれば、変形部56は、画像Iより時相が前の画像Ir−aから画像Iへの対応位置の変形ベクトルに基づいて、画像Ir−aを変形することで、浮動画像の対応位置を基準画像の対応位置に合致させることができる。
ここで、変形ベクトルは、基準画像の各画素に対応する浮動画像の各画素が浮動画像から基準画像までに移動した移動量及び移動方向を示すベクトルである。例えば、3次元画像で浮動画像の各画素の座標(x,y,z)が基準画像の各画素の座標(X,Y,Z)に移動した場合、変形ベクトルは(X−x,Y−y,Z−z)となる。
本実施形態では、適合画像の組み合わせごとに変形ベクトルが並列に算出されるので、並列処理により処理の高速化が実現される。
なお、画像の変形は、アフィン変換のような線形的な位置合わせ手法やFFD(Free Form Deformation)のような非線形的な位置合わせ手法により実行されてもよく、これらの組合せで実行されてもよい。また、時系列に取得された複数の画像は、各種モダリティにより取得された原画像の他、ステップS105における強調フィルタの出力画像、注目領域の領域画像、及びこれらの画像の組合せであってもよく、これらの画像の変形が行われてもよい。
ステップS113における変形ベクトルの統合は、ステップS111で算出された全ての変形ベクトルを用いて行われる。開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルを統合することで、開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルT(I,I)が算出される。
図7に示すように、ステップS111では、適合画像の組み合わせ(I,I),(I,I),(I,I)のそれぞれについて、変形ベクトルT(I,I),T(I,I),T(I,I)が算出される。
基準画像Iの各画素に対応する浮動画像Iの各画素の座標変化から変形ベクトルT(I,I)が算出される。基準画像Iの各画素に対応する浮動画像Iの各画素の座標変化から変形ベクトルT(I,I)が算出される。基準画像Iの各画素に対応する浮動画像Iの各画素の座標変化から変形ベクトルT(I,I)が算出される。このように、検出部55は、時系列に遡りながら、変形ベクトルT(I,I),T(I,I),T(I,I)を算出する。
また、検出部55は、変形ベクトルT(I,I),T(I,I),T(I,I)を統合することにより、開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルT(I,I)を算出する。変形部56は、ステップS111で算出された変形ベクトルを統合することで、ステップS113で開始画像Iを変形して終了画像Iに合致させる。図7では、変形部56は、これらの変形ベクトルが統合された変形ベクトルT(I,I)に基づいて、終了画像Iに合致するように開始画像Iを変形する。
変形部56は、終了画像Iに合致するように変形された開始画像Iと変形ベクトル情報を表示処理部58に出力する。図7に示すように、表示処理部58は、変形された開始画像I及び変形ベクトル情報を表示部36の画像表示領域内に表示させる。
本実施形態は、画像の画質、類似度、及び取得時間から画像の適合度を算出し、所定の適合度を有する画像を用いて位置検出することで、位置検出精度を向上させることができる。この結果、終了画像Iに合致するように開始画像Iを変形する精度が向上する。なお、本実施形態では、開始画像Iの変形を説明したが、位置検出精度を向上させることで、複数の画像における位置ずれ補正の精度及び追跡(トラッキング)の精度を向上させることもできる。
この場合、画像処理装置10は、開始画像Iにおける対応位置が終了画像Iにおける対応位置に合致するように、開始画像Iと終了画像Iの位置ずれを補正する位置ずれ補正部を備える。また、画像処理装置10は、開始画像Iにおける対応位置を終了画像Iにおいて追跡する追跡部を備える。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
(第1の変形例)
上記の実施形態では、図4を用いて、2つの画像による組み合わせが選択画像として選択される例を示したが、3つ以上の画像による組み合わせが選択画像として選択されてもよい。例えば、画像取得部50により取得された画像データ(動画像)が画像I,I,I,I,Iで構成されるとする。このとき、開始画像I=Iであり、終了画像I=Iである。上記の実施形態のステップS104では、画像選択部52は、画像Iを含む2つの画像による組み合わせ(I,I),(I,I),(I,I),(I,I)を選択する。
ここで、3つの画像による組み合わせを選択画像とすると、画像選択部52は、画像Iを含む3つの画像の組み合わせ(I,I,I),(I,I,I),(I,I,I),(I,I,I),(I,I,I),(I,I,I)を選択する。適合度算出部53は、3つの選択画像の画質及び3つの選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する。
例えば、適合度算出部53は、組み合わせ(I,I),(I,I),(I,I)の類似度をそれぞれ算出し、これらの平均値や最小値などの統計値を選択画像(I,I,I)の類似度Sとして算出する。つまり、適合度算出部53は、3つ以上の画像が選択画像として選択された場合、選択画像に含まれる2つの画像の組み合せの適合度を算出し、その適合度(画質及び類似度の少なくとも1つ)の統計値を用いて選択画像の適合度(組み合わせ適合度)Aを算出する。
選択画像(I,I,I)が最大の適合度Aを有する場合、適合画像決定部54は、時相が最後の選択画像Iを適合画像として決定する。なお、適合画像Iは終了画像I=Iの1時相前の画像IN−1であるので、適合画像決定部54は、適合画像Iを検出部55に出力する。検出部55は、開始画像I及び適合画像Iにおける対応位置を検出し、適合画像I及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。
一方、適合画像に終了画像I又は画像IN−1が含まれていない場合、画像選択部52は、適合画像から終了画像Iまでの画像から複数の画像による組み合わせを選択画像として選択し、適合画像決定部54は、次の適合画像を決定する。
(第2の変形例)
上記の実施形態では、適合画像である第1の画像より時相が後の第2の画像を選択することで、適合画像を順次決定したが、複数の画像による組み合わせを選択画像として選択し、選択された組み合わせごとに適合度を算出し、適合画像を決定してもてもよい。
上記の実施形態では、適合画像を決定した後に次の適合画像を順次決定するので、図6に示すように、開始画像Iから終了画像Iまでの適合画像の経路は1つである(経路:I→I→I→I)。第2の変形例では、開始画像Iから終了画像Iまでの適合画像の経路は1つに限られず、適合画像の経路は複数であってもよい。
画像選択部52は、複数の画像による組み合わせを選択画像として選択する。適合度算出部53は、組み合わせごとに組み合わせ適合度Aを算出する。適合画像決定部54は、所定の適合度を有する組み合わせを適合画像として決定する。検出部55は、所定の組み合わせ適合度Aを有する組み合わせごとに、対応位置を検出し、対応位置の変形ベクトルを算出する。検出部55は、開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルに重み付けをすることにより終了画像Iにおける対応位置を決定する。重み係数は、組み合わせごとに、組み合わせ適合度Aに応じて決定され、組み合わせ適合度Aが高いほど重み係数が大きくなる。
以下、第2の変形例について図8乃至図10を用いて説明する。なお、上記の実施形態と同様の構成、機能、及び動作についての説明は省略し、主に本実施形態との差異について説明する。
図8は、第2の変形例の動作の例を示すフローチャートである。ステップS102において、開始/終了画像設定部51は、複数の画像I,I,・・・Iのうち開始画像I=I及び終了画像I=Iを設定する。ステップS204において、画像選択部52は、開始画像I及び終了画像Iを含む複数の画像による組み合わせを選択画像として、開始画像Iから終了画像Iまでの画像I,I,・・・Iから選択する。
図9(a)は、開始/終了画像設定部51により設定された開始画像I及び終了画像Iの例を示す図である。図9(a)に示すように、開始/終了画像設定部51は、開始画像I=I及び終了画像I=Iを設定する。
図9(b)は、画像選択部52により選択された複数の画像による組み合わせの例を示す図である。図9(b)に示すように、画像選択部52は、開始画像I及び終了画像Iを含む複数の画像の組み合わせの全て(I,I,I,I),(I,I,I),(I,I,I),(I,I)を選択画像として選択する。これらの組み合わせが、選択画像の経路となる。図9(b)では、選択画像の経路は、経路1(I→I→I→I)、経路2(I→I→I)、経路3(I→I→I)、及び経路4(I→I)の4つである。
図9(b)に示すように、開始画像I及び終了画像Iを含む複数の画像の組み合わせの総数Fは、以下の式で表される。

Figure 2016171961
“N−1”は、画像I,I,・・・Iから開始画像I及び終了画像Iを除いた画像数であり、自然数である。Mは1から“N−1”までの自然数である。ここで、“N−1=(N−1)!/M!(N−M−1)!”である。なお、“N−1=0”の場合は、組み合わせ(I,I)が唯一の組み合わせとなり、F=1となる。
ステップS105,S106において、適合度算出部53は、組み合わせに含まれる画像について適合度を算出し、適合度の統計値に基づいて組み合わせの適合度を組み合わせ適合度Aとして算出する。本実施形態では、適合度算出部53は、総数Fの全ての経路について適合度を算出する。
例えば、図9(b)の経路1(I→I→I→I)について、適合度算出部53は、画像I,I,I,Iの画質を算出して、これらの平均値や最小値などの統計値を組み合わせ画質Qとして算出する。また、適合度算出部53は、時相が隣接する2つの画像(I,I),(I,I),(I,I)の類似度を算出して、これらの平均値や最小値などの統計値を組み合わせ類似度Sとして算出する。組み合わせ適合度Aは、上記のように、組み合わせ画質Q(α,β)と組み合わせ類似度Sの関数で定義される。
また、適合度算出部53は、組み合わせに含まれる画像の時間(時相)の差を適合度として算出してもよい。
ステップS207において、適合画像決定部54は、所定の組み合わせ適合度Aを有する組み合わせを適合画像として決定し、適合画像の経路を決定する。適合画像決定部54は、全ての組み合わせを適合画像として決定してもよいし、適合度Aが最大である組み合わせを適合画像として決定してもよいし、所定の閾値以上の適合度Aを有する複数の組み合わせを適合画像として決定してもよい。複数の組み合わせが適合画像として決定された場合、適合画像決定部54は、組み合わせごとに適合画像の経路を決定する。例えば、図9(b)の経路1、経路2、及び経路3が適合画像の経路として決定される。
ステップS110において、検出部55は、適合画像の経路(組み合わせ)ごとに、開始画像I、適合画像、及び終了画像Iにおける対応位置を検出する。ステップS111において、検出部55は、適合画像の経路(組み合わせ)ごとに、開始画像Iから適合画像への対応位置の変形ベクトル、複数の適合画像の間の変形ベクトル、及び適合画像から終了画像Iへの変形ベクトルを算出する。
例えば、図9(b)の経路1では、検出部55は、開始画像I、適合画像I,I、及び終了画像Iを時系列に遡りながら対応位置を検出し、変形ベクトルを算出する。なお、変形ベクトルの統合により開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルT(I,I)が算出されればよいため、変形ベクトルの算出には他の手法が適用されてもよい。
複数の経路がある場合は、ステップS212において、検出部55は、開始画像Iから終了画像Iへの対応位置の変形ベクトルT(I,I,k)に重み付けをすることにより、終了画像Iにおける対応位置を決定する。なお、kは、適合画像の経路(組み合わせ)に付された経路番号である。ここで、各変形ベクトル(座標変化)に乗算される重み係数は、組み合わせ適合度Aが高いほど大きくなり、重み係数の合計は1となる。
図10は、検出部55が変形ベクトルT(I,I,k)の重み付き平均を算出する例を示す図である。図10では、適合画像決定部54が経路1、経路2、及び経路3を適合画像の経路として決定する。
検出部55は、適合画像の経路(組み合わせ)ごとに、対応位置の変形ベクトルを算出し、変形ベクトルの統合により開始画像Iから終了画像Iまでの変形ベクトルT(I,I,k)を算出する。例えば、検出部55は、経路1の変形ベクトルT(I,I),T(I,I),T(I,I)を算出し、これらの変形ベクトルを統合することにより変形ベクトルT(I,I,1)を算出する。同様に、検出部55は、変形ベクトルT(I,I,2),T(I,I,3)を算出する。
以下のように、検出部55は、画素pごとの変形ベクトルT(I,I,k)の重み付き平均である変形ベクトルT(I,I)を算出する。

Figure 2016171961
適合画像の経路の経路番号kは、1からKまでの自然数である。wは、適合画像の経路(経路番号k)の重み係数である。重み係数wは、組み合わせ適合度Aに比例する値であってもよい。また、重み係数wは、組み合わせごとに開始画像Iの変形結果(変形画像)を評価した値に基づいて決定されてもよい。例えば、組み合わせごとに開始画像Iの変形画像と終了画像Iの類似度Sを算出し、類似度Sが大きいほど重み付けが重くなるように、重み係数wが設定される。画像の画素値(例えば、輝度値など)の差や特徴部の位置又は距離の共通性による類似度Sを用いて、重み係数wが設定される。
ステップS113において、変形部56は、変形ベクトルT(I,I)に基づいて、開始画像Iを変形して終了画像Iに合致させる。
(第3の変形例)
上記の実施形態及び第2の変形例では、選択画像の選択(ステップS104,S204)の後に画質Qの算出が行われるが、開始画像IからIまでの画像I,I,・・・Iの画質Qの算出が、選択画像の選択の前に行われてもよい。この場合も、適合度算出部53は、選択画像の画質を適合度として算出することになる。
開始画像I(又は、終了画像I)の画質Qが所定の画質を満たさない場合、開始/終了画像設定部51は、開始画像I(又は、終了画像I)の時相に最も近い時相の画像であって、所定の画質を満たす画像を開始画像I(又は、終了画像I)に設定してもよい。
また、画像の画質Qが0又は所定の閾値未満である場合は、これらの画像が選択画像から除かれてもよい。この場合、適合度算出部53は、類似度Sを算出せずに、画像の不適合情報を適合画像決定部54に出力してもよい。類似度Sの算出処理を省くことにより、処理の高速化が実現される。
10 画像処理装置
21 ネットワーク
22 データベース
31 通信IF
32 ROM
33 RAM
34 記憶部
35 操作部
36 表示部
37 制御部
50 画像取得部
51 開始画像/終了画像設定部
52 画像選択部
53 適合度算出部
54 適合画像決定部
55 検出部
56 変形部
58 表示処理部


Claims (10)

  1. 時系列に取得された複数の画像のうち開始画像及び終了画像を設定する開始/終了画像設定手段と、
    前記開始画像から前記終了画像までの前記画像のうち複数の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、
    前記選択画像の画質及び前記選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する適合度算出手段と、
    所定の前記適合度を有する前記選択画像を適合画像として決定する適合画像決定手段と、
    前記開始画像及び前記適合画像における対応位置を検出し、前記適合画像及び前記終了画像における前記対応位置を検出する検出手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記適合度算出手段は、複数の前記選択画像が取得された時間の差を適合度として算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像選択部は、前記適合画像を第1の画像として、前記第1の画像から前記終了画像までの前記画像のうち第2の画像を前記第1の画像とともに選択し、
    前記適合度算出手段は、前記第1の画像及び前記第2の画像の前記適合度を算出し、
    前記適合画像決定手段は、所定の前記適合度を有する前記第2の画像を前記適合画像として決定し、
    前記検出手段は、前記第1の画像及び前記第2の画像における前記対応位置を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像選択手段は、前記開始画像及び前記終了画像を含む前記複数の画像による組み合わせを前記選択画像として選択し、
    前記適合度算出手段は、前記組み合わせに含まれる前記複数の画像について前記適合度を算出し、前記適合度の統計値に基づいて前記組み合わせの適合度を組み合わせ適合度として算出し、
    前記適合画像決定手段は、所定の前記組み合わせ適合度を有する前記組み合わせを前記適合画像として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出手段は、複数の前記組み合わせごとに前記開始画像及び前記終了画像における前記対応位置を検出し、前記開始画像から前記終了画像への前記対応位置の座標変化に重み付けをすることにより、前記終了画像における前記対応位置を決定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記適合度算出手段は、鮮鋭度、コントラスト、ブレ度、解像度、ノイズ、及びアーチファクトの少なくとも1つの画質特性に基づいて前記画質を算出することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記適合度算出手段は、前記選択画像の各画素における画素値及び前記選択画像中の特徴部の少なくとも1つに基づいて前記類似度を算出することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記開始画像における前記対応位置が前記終了画像における前記対応位置に合致するように、前記開始画像を変形する変形手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 時系列に取得された複数の画像のうち開始画像及び終了画像を設定する工程と、
    前記開始画像から前記終了画像までの前記画像のうち複数の画像を選択画像として選択する工程と、
    前記選択画像の画質及び前記選択画像の間の類似度の少なくとも1つを適合度として算出する工程と、
    所定の前記適合度を有する前記選択画像を適合画像として決定する工程と、
    前記開始画像及び前記適合画像における対応位置を検出し、前記適合画像及び前記終了画像における前記対応位置を検出する工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。


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