JP2018061771A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】病変陰影の画像特徴量の抽出処理を自動かつ高精度に調整し、ユーザにかかる負担を軽減する医用画像処理装置を提供する。【解決手段】医療用に撮影された画像データから検出された病変疑い領域画像を提示する画像処理装置であって、前記病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための画像特徴ラベル学習部21と、学習により得られた画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像に関する画像特徴量を抽出する画像特徴量抽出部23と、病変疑い画像を表示する表示部11と、ユーザ入力部10と、ユーザ入力部10からの入力に応じて学習パラメータを更新する画像特徴ラベル学習更新部29とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置、特に医用画像を処理する画像処理技術に関する。
X線CT(X−ray Computed Tomography)装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等に代表される医用画像撮像装置を用いた診断では、撮影された三次元医用画像を、連続した二次元断面として再構成し、その二次元断面画像を観察して読影を行うことが一般的である。
これらの撮影装置の高度化により、生成される三次元医用画像の三次元分解能も向上しており、データサイズは増加する傾向にある。特に、先に述べた二次元断面の生成間隔はより細かくすることが可能となり、医用画像上に現れる病変のより詳細な観察が可能となってきているが、結果的に三次元医用画像あたりの二次元断面の枚数も増加している。また特にCT装置においては、低線量で高画質な三次元医用画像の撮影が可能になってきたこともあり、CT画像の撮影機会も増加傾向にある。
これらの理由により、膨大な三次元医用画像を読影する際に医師や技師にかかる負担を軽減し、主に病変の見落としを防ぐためにCAD(Computer Aided Detection)というコンピュータ支援診断技術の開発が進められている。このCADはコンピュータにより陰影の検出やサイズ計測、陰影の正常/異常の識別や異常陰影の病変種類の区別等を、画像処理技術を応用して自動あるいは半自動で行うことを目指したものである。
ここでは、画像の特徴から病変の疑いが高い陰影を提示することを目的とするCADについて述べる。このCADは、医師の見落としを防ぐことが目的であるため、少しでも病変の疑いが高い陰影は全て提示することが望ましいとされる場合が多い。しかし一方で提示する陰影数が多すぎれば、それぞれの疑わしさを精査する医師の負担も大きくなるという問題もある。従って、医師の希望する形での病変疑い陰影の提示を行い、医師の負担を軽減するための方法が求められている。
これらの課題を解決するために、例えば、非特許文献1には、機械学習により開発されたCADシステムの使用施設の診断データを継続的に収集して再学習を行うことで、CADの性能改善を図る方法が提案されている。
Y. Nomura, et al., CIRCUS: an MDA platform for clinical image analysis in hospitals. Transactions on Mass-Data Analysis of Images and Signals, vol.2, no.1, pp.112-127, 2010.
CADによる病変疑い陰影の自動検出では一般的に、画像から得られる特徴量を用いて病変の疑わしさを定義する式を設定し、その病変の疑わしさが高い陰影を提示する。しかし、その病変陰影の画像特徴量の独自性が高いため、CAD開発用データセットに基づいて設定した特徴量の抽出方法が、実運用時のデータの画質や所見に適用しきれない場合、期待される病変の疑わしさの推定性能が得られない。また、ユーザである医師の希望に沿った形の検出精度の調整としては、提示する陰影の疑わしさの閾値を調整する方法と、疑わしさを算出する方法において、どの特徴量の寄与率が高いかを調整する方法の二種類の調整が必要となるが、いずれにおいても画像特徴量の抽出処理を調整することができない。
本発明の目的は、病変陰影の画像特徴量の抽出処理の調整を可能にし、ユーザが医用画像を読影する際の負担を軽減することが可能な画像処理装置、及び画像処理方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置であって、病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行う画像特徴ラベル学習部と、画像特徴ラベル学習部の学習により得られる画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する画像特徴量抽出部と、病変疑い領域画像を表示する表示部と、ユーザ入力部と、前記ユーザ入力部からの入力に応じて、学習パラメータを更新する画像特徴ラベル学習更新部を備える構成の画像処理装置を提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、表示部と入力部を備え、画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置の処理方法であって、画像処理装置は、病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行い、学習により得られる画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出し、病変疑い領域画像を表示部に表示し、ユーザ入力部からの入力に応じて、学習パラメータを更新する構成の画像処理方法を提供する。
本発明によれば、ユーザの希望する形に沿って、病変陰影の画像特徴量抽出処理を調整することが可能するになる。
実施例1に係る、画像処理装置の全体構成例を示すブロック図。 実施例1に係る、画像処理装置における機械学習処理の流れを示すフローチャート図。 実施例1に係る、画像処理装置における病変疑い領域悪性度推定処理の流れをフローチャート図。 実施例1に係る、画像処理装置における画像特徴量抽出処理の流れをフローチャート図。 実施例1に係る、病変疑い領域悪性度推定処理を調整する処理の流れをフローチャート図。 実施例1に係る、複数の画像特徴ラベルの一例を示す模式図。 実施例1に係る、画像特徴ラベルを分類するための画像ラベル学習器の構成の一例を示す図。 実施例1に係る、病変疑い領域画像の画像特徴量の抽出処理の一例を示す図。 実施例1に係る、画像データと病変疑い領域画像を表示する表示部、および画像特徴ラベルと悪性度正誤情報を選択するユーザインタフェースの一例を示す説明図。 実施例2に係る、画像処理装置の全体構成例を示すブロック図。 実施例2に係る、画像処理装置における画像特徴量抽出処理の流れをフローチャート図。 実施例2に係る、画像特徴ラベルを分類するための画像ラベル学習器の構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施例は、医用画像から検出された病変疑い領域画像に対する悪性度を、高精度かつユーザの希望する形で算出するため、ユーザからの入力に応じて病変疑い領域画像に関する画像特徴量抽出処理を調整することが可能な画像処理装置の実施例である。すなわち、画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置であって、病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行う画像特徴ラベル学習部と、画像特徴ラベル学習部の学習により得られる画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する画像特徴量抽出部と、病変疑い領域画像を表示する表示部と、ユーザ入力部と、ユーザ入力部からの入力に応じて、画像特徴ラベルの学習パラメータを更新する画像特徴ラベル学習更新部とを備える構成の画像処理装置の実施例である。
また、表示部と入力部を備え、画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置の処理方法であって、画像処理装置は、病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行い、学習により得られる画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出し、病変疑い領域画像を表示部に表示し、ユーザ入力部からの入力に応じて、学習パラメータを更新する構成の画像処理方法の実施例である。
なお、本実施例においては、CT医用画像撮影装置により得られる再構成三次元医用画像を例示して説明するが、本実施例の構成は他の医用画像撮影装置により得られるデータに基づく画像処理装置についても応用可能である。例えばMRI撮影装置等により得られるデータであっても、複数の二次元断面の積み重ねとして表現できる三次元画像を得るもので、画素分布に病変特徴が現れるとされているものであれば適用することができる。
また、本実施例における病変疑い領域とは、読影医の医学的知識や当該疾病診断に対する医学的根拠(エビデンス)等に基づいて判断される、病変の疑いが高い点、および領域を指す。ここで対象となる病変とは、医用画像上に現れた場合に、周囲即ち病変の疑いが低い領域との輝度の違いや、輝度値の分布の違いから判断できる可能性が高いものとする。例えば肺結節の場合は一般に、そのCT値が周辺の空気領域よりも高い画素を多く含む領域としてCT画像上に現れることが知られている。胸部CT画像上で高輝度画素を多く含む他のオブジェクトとしては、血管や骨があるが、高輝度値の分布形状に応じて、それらと区別し、病変すなわちこの例における肺結節である疑いの高さを判別できると言われている。
図1は、実施例1に係わる画像処理装置を含むシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように画像処理装置100は、ユーザ入力部10と、画像特徴ラベル学習部21と、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22と、画像特徴量抽出部23と、病変疑い領域悪性度学習部24と、病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25と、病変疑い領域悪性度推定部26と、画像特徴ラベル学習更新部28と、病変疑い領域悪性度学習更新部29と、表示部11とから構成されている。なお、画像処理装置100は通常のコンピュータで構成され、表示部11はそのディスプレイで、記憶部はそのメモリで構成され、画像特徴量抽出部23などの各機能ブロックは、その中央処理部(CPU)によるプログラム実行で実現される。また、医用画像DB20と、診断用画像と病変疑い領域画像27は、その外部記憶装置などで実現される。なお、図1において、画像特徴量抽出部23を3つのブロックとして示したが、これらはそれぞれ入力される対象画像に対してその特徴量を抽出するという同一の処理を実行する機能ブロックである。3つのブロックの真ん中のブロックは、後で説明する図2のステップS203に、右側のブロックは図3のステップS302に、左側のブロックは図5のステップS502に対応している。
次に、図2〜図5に示すフローチャートを用いて、図1に示した画像処理装置100の動作処理を説明する。図2は、病変疑い領域画像に対して、画像特徴ラベルの学習による画像特徴量の抽出、および抽出された画像特徴量を用いた病変疑い領域悪性度推定の学習の動作処理を示すフローチャートである。これらの動作処理は、画像特徴ラベル学習部21、画像特徴量抽出部23、病変疑い領域悪性度学習部24で実行される。
まず、図2のステップS201において、画像特徴ラベル学習部21が医用画像DB20から、病変疑い領域画像とそれに対応する画像特徴ラベルの情報を受け取る。ここで画像特徴ラベルとは、病変疑い領域に関する画像特徴の種類、例えば陰影領域の面積の大きさ、輝度の濃淡、周囲既存構造との接触の有無、発生部位、形状などである。図6に、このような病変疑い領域の画像特徴ラベルの一例を画像特徴ラベル61〜66として示した。
次に、ステップS202において、画像特徴ラベル学習部21は、画像特徴ラベル70を分類するための機械学習を行い、その学習パラメータを生成する。ここでは、公知の深層学習(Deep Learning)方法であるCNN(Convolutional Neural Network)法を用いることができる。図7は、CNN法を用いた学習器(ネットワーク)の構成の一例を示している。CNN法を用いた学習処理では、多数の画像フィルタリング処理を行う畳み込み層(Convolution layer)71と、畳み込み層の出力からサンプリングするプーリング層(Pooling layer)72の繰り返しによって、入力の学習用画像を識別できるように、画像の特徴を最適に、すなわち最大限正確に表現する画像特徴量を自動で生成することができる。
図7では、便宜のため畳み込み層71とプーリング層72をそれぞれ2層のみを示しているが、実際の場合、更に多数の層を設定することによって、性能向上を図ることが 可能である。図7で示しているCNNネットワーク構成の最後の層は識別層(Classification layler)73であり、ここでは、入力画像が予め設定した種類(クラス)に所属する確率(スコア)を算出し結果(Result)74とする、すなわち入力画像を分類(識別)する処理を行う。本実施例では、図6に示した画像特徴ラベル61〜66の6種類、領域面積大、領域面積小、胸骨接触型、輝度濃、輝度淡、管状を識別するように設定しているが、病変疑い領域の対象画像の特徴によって、画像特徴ラベルの種類、種類の数などの設定を変更することも可能である。
本実施例では、画像特徴ラベル70のクラスの各々に対し、CNNネットワークをそれぞれ設定している。各CNNネットワークを学習させるための入力学習画像は、その画像特徴ラベルクラスに所属する画像である正のサンプルデータとその他の画像特徴ラベルクラスに所属する画像である負のサンプルデータである。すなわち、画像特徴ラベル学習部21は、画像特徴ラベルのクラスのそれぞれに対し、CNNネットワークをそれぞれ設定する。このネットワークの学習が完了したら、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22は、画像特徴ラベル学習部21から、各畳み込み層71、プーリング層72、識別層73のパラメータを取得し、画像特徴ラベル学習パラメータとして保存する。なお、この画像特徴ラベル学習パラメータとは、公知のCNN法における畳み込み層やプーリング層などの構成に関するパラメータ、例えば、畳み込み層やプーリング層の総数(図7の場合それぞれ2)、または畳み込み演算を行う時の畳み込みフィルタの係数や大きさなどのパラメータである。
本実施例では、画像特徴ラベル70の種類を識別する目的は、独自性の高い病変疑い領域画像の画像特徴量を高精度かつ自動調整可能な形で抽出することである。図8に、画像特徴量抽出部23による病変疑い領域画像の画像特徴量の抽出処理の一例を示す。ステップS203において、画像特徴量抽出部23は、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22から、画像特徴ラベル学習パラメータを受け取り、図8に示す畳み込み層(Convolution layer)81と、畳み込み層の出力からサンプリングするプーリング層(Pooling layer)82の繰り返しと、識別層(Classification layler)83で構成したCNNネットワークを用いて、入力の病変疑い領域画像80の画像特徴量を抽出する。本実施例では、画像特徴量として、CNNネットワークのいずれかのプーリング層82の出力ベクトル、もしくは各クラスのネットワークの識別スコアである結果(Result)84を連結した識別スコアベクトルを使用しても良い。プーリング層72の出力ベクトルと識別スコアベクトルと連結したベクトルを使用しても良い。以上のように、画像特徴量抽出部23は、学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルの種類を識別することができる。
次に、ステップS204〜S205において、病変疑い領域悪性度学習部24は、病変疑い領域の悪性度を算出するため、機械学習を用いて病変疑い領域悪性度の推定パラメータを生成する。ステップS204において、病変疑い領域悪性度学習部24は、画像特徴量抽出部23から、図8の処理で得られた病変疑い領域画像の画像特徴量を受け取る。また、病変疑い領域悪性度学習部24は、医用画像DB20から病変疑い領域画像に対応する悪性度情報を取得する。ステップS205において、病変疑い領域悪性度学習部24は、病変疑い領域画像の画像特徴量とそれに対応する悪性度情報を用いて、病変疑い領域悪性度を推定する学習器を作成する。ここでは、公知であるSVM(Support Vector Machine)法、さらに、悪性度を順位付けることが可能になるRanking SVM法を用いることができる。学習処理が完了したら、病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25は、病変疑い領域悪性度学習部24から、病変疑い領域悪性度推定パラメータを受け取り、保存する。なお、この病変疑い領域悪性度推定パラメータとは、公知であるSVM法などの機械学習手法におけるパラメータであり、例えば特徴量空間において、分類のための境界線や境界面の位置となり、例えば直線で分ける場合は直線(y=a*x+b)の係数aとbとなる。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、診断時に診断対象として入力の病変疑い領域画像の悪性度を推定する処理を説明する。このフローチャートの動作処理は、画像特徴量抽出部23と、病変疑い領域悪性度推定部26によって実行される。ステップS301において、画像特徴量抽出部23は、診断用画像と病変疑い領域画像27を受け取る。ステップS302において、画像特徴量抽出部23は、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22から画像特徴ラベル学習パラメータを受け取り、CNNネットワークを用いて、入力の病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する。これはステップS203で説明した図8の処理と同様な処理である。
ステップS303において、病変疑い領域悪性度推定部26は、病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25に記憶された病変疑い領域悪性度推定パラメータを受け取る。さらに、病変疑い領域悪性度推定部26は、画像特徴量抽出部23から、先に抽出した病変疑い領域画像の画像特徴量を受け取る。病変疑い領域悪性度推定部26は、病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、病変疑い領域画像における病変疑い領域の悪性度を算出する。ステップS304において、表示部11は、診断用画像と病変疑い領域画像27、およびそれに対応する病変疑い領域悪性度を受け取り、画像処理装置の診断結果として表示する。病変疑い領域画像が複数存在する場合、悪性度の推定結果に基づいて順位付けて表示することも可能である。詳細な表示方法は、後で図9に示した表示画面例を用いて説明する。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、ユーザである医師から入力されて表示される病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを用いた画像特徴量抽出処理を更新する処理について説明する。このフローチャートの動作処理は、画像特徴ラベル学習更新部28、画像特徴量抽出部23で実行される。まず、ステップS401において、画像特徴ラベル学習更新部28は、表示される病変疑い領域画像を受け取る。ステップS402において、画像特徴ラベル学習更新部28は、ユーザ入力部10から、ユーザが入力した病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルを受け取る。
ステップS403において、画像特徴ラベル学習更新部28は、画像特徴量抽出処理を更新するかどうかを判断する。例えば、画像特徴ラベル学習更新部28が所定数の病変疑い領域画像を取得したら画像特徴量抽出処理を更新してもよい。また、所定の蓄積期間を経過したら画像特徴量抽出処理を更新してもよい。さらに、ユーザの指示に応じて画像特徴量抽出処理を更新してもよい。すなわち、画像特徴ラベル学習更新部28が所定数の病変疑い領域画像を取得した場合、或いは取得した病変疑い領域画像が所定の蓄積期間を経過した場合、或いはユーザ入力部10からユーザの指示が入力された場合、画像特徴量抽出部23は画像特徴量の抽出処理を更新する。
画像特徴量抽出処理を更新する場合(Yes)、ステップS404において、画像特徴ラベル学習更新部28は、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22から、画像特徴ラベル学習パラメータを受け取る。ステップS405において、画像特徴ラベル学習更新部28は、画像特徴ラベルに関するCNNネットワークの学習パラメータを更新する。画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22は、更新後の画像特徴ラベル学習パラメータを受取り、保存する。これにより、新しい病変疑い領域画像に対して自動で画像特徴量抽出処理をより適切に調整することが可能になる。画像特徴量抽出部23は、画像特徴ラベル学習更新部28により更新された画像特徴ラベル学習パラメータを用いて、病変疑い領域画像の画像特徴量を改めて抽出することができる。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、ユーザから入力されて表示される病変疑い領域画像に関する悪性度の正誤情報を用いて病変疑い領域悪性度推定パラメータを更新する処理、について説明する。このフローチャートの動作処理は、画像特徴量抽出部23と、病変疑い領域悪性度学習更新部29で実行される。すなわち、本実施例の画像処理装置は、病変疑い領域画像のそれぞれに対するユーザ入力部10からの入力に応じて、病変疑い領域悪性度推定パラメータを更新する病変疑い領域悪性度学習更新部29を備えている。
ステップS501において、病変疑い領域悪性度学習更新部29は、ユーザ入力部10から、ユーザが入力した表示の病変疑い領域画像に対応する悪性度の正誤情報を受け取る。ステップS502において、画像特徴量抽出部23は、表示される病変疑い領域画像を受け取り、さらに、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22から画像特徴ラベル学習パラメータを受け取り、CNNネットワークを用いて、入力の病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する。これはステップS203と同様な処理である。病変疑い領域悪性度学習更新部29は、抽出された画像特徴量を受け取る。
ステップS503において、病変疑い領域悪性度学習更新部29は、病変疑い領域悪性度を更新するかどうかを判断する。ここでは、画像特徴量抽出処理の更新と同様に、例えば、病変疑い領域悪性度学習更新部29が所定数の画像の特徴量を取得したら病変疑い領域悪性度を更新してもよい。また、所定の蓄積期間を経過したら病変疑い領域悪性度を更新してもよい。さらに、ユーザの指示に応じて病変疑い領域悪性度を更新してもよい。病変疑い領域悪性度を更新する場合(Yes)、ステップS504において、病変疑い領域悪性度学習更新部29は、病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25から、病変疑い領域悪性度推定パラメータを受取る。
次に、ステップS505において、病変疑い領域悪性度学習更新部29は、新しい病変疑い領域悪性度推定パラメータを算出するために、学習を改めて行う。ここでは、公知であるOnline学習の手法を用いてもよい。病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25は、更新後の病変疑い領域悪性度推定パラメータを受取り、保存する。ステップS506において、病変疑い領域悪性度推定部26は、更新後の病変疑い領域悪性度推定パラメータを受取り、表示される病変疑い領域画像に関する悪性度の推定結果を更新し、その結果を表示部11に出力する。すなわち、本実施例の画像処理装置においては、病変疑い領域悪性度推定部26は、病変疑い領域悪性度学習更新部29により更新された病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、病変疑い領域画像に関する病変疑い領域の悪性度を改めて推定して、表示する。
ここで、図9を用いて表示部11の動作について説明する。図9には、本実施例の診断用画像、画像処理装置100を用いた診断結果、ユーザ入力のための画像特徴ラベル提示、悪性度正誤情報などを表示するユーザインタフェース91の一例を示している。表示部11は、診断用画像と病変疑い領域画像27を受け取る。また、表示部11は、画像特徴量抽出部23からそれぞれの病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルを受け取る。さらに、表示部11は、病変疑い領域悪性度推定部26からそれぞれの病変疑い領域画像に対応する悪性度の推定結果、推定スコアを受け取る。ユーザインタフェース91は、診断用画像と病変疑い領域画像エリア92、画像特徴ラベル提示選択エリア94、悪性度正誤情報選択エリア95などが表示される。
ユーザインタフェース91の診断用画像と病変疑い領域画像エリア92は、診断用画像と病変疑い領域画像を表示する。その際、悪性度推定結果を用いて病変疑い領域画像に対し、順位付けをして表示することができる。すなわち、表示部11は、画像データと病変疑い領域画像と、病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルの識別結果とを表示し、病変疑い領域悪性度の推定スコアに対し、順位付けを行い、悪性度の高い順で病変疑い領域画像を並べ替えることができる。また、選択された病変疑い領域画像93に対応する場所を診断用画像上にマークなどを用いて表示することができる。
さらに、ユーザインタフェース91の画像特徴ラベル提示選択エリア94は、所定の画像特徴ラベルの画像例を表示し、選択された病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルを提示して、画像特徴ユーザに選択させること、もしくは修正させることができる。ユーザインタフェース91は、画像特徴ラベルの画像と、病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルの識別結果を表示し、病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルの正解をユーザに選択させることもできる。そのため、画像特徴ラベル提示選択エリア94に表示された所定の画像特徴ラベルの下にチェックボックスを配置してある。また更に、ユーザインタフェース91の悪性度正誤情報選択エリア95には、選択された病変疑い領域画像に対応する悪性度の正誤情報TP、FP、TN、FNを表示し、ユーザに4つの何れかを選択させることができる。すなわち、ユーザインタフェース91は、病変疑い領域画像に対応する正誤情報をユーザに選択させることができる。
更にまた、ユーザインタフェース91は、画像特徴ラベル提示選択エリア94に表示した所定の画像特徴ラベルだけでなく、ユーザに新たな画像特徴ラベルを追加させることができる。言い換えるなら、ユーザインタフェース91は、病変疑い領域画像の他、ユーザに新たに病変疑い領域画像を追加させ、それに対応する画像特徴ラベルおよび正誤情報を選択させることができる。すなわち、本実施例の画像処理装置の画像特徴ラベル学習部21は、病変疑い領域画像に関する、ユーザ入力部10から新たに追加された画像特徴ラベルに応じて、画像特徴ラベルの種類を追加し、学習パラメータを更新することができる。また、ユーザに、診断用画像と病変疑い領域画像エリア92に表示した診断用画像を利用するなどして新たな病変疑い領域画像を追加させ、それに対応する悪性度正誤情報を選択させることができる。
以上説明した実施例1には、画像処理装置100に医用画像撮影装置を含まなかったが、画像処理装置100は医用画像撮影装置を含んでもよく、また画像処理装置100は医用画像撮影装置の一部として機能してもよい。本実施例によれば、病変陰影の画像特徴量の抽出処理の調整を可能にし、大量の三次元医用画像を読影する際にユーザである読影者にかかる負担を軽減することが可能な画像処理装置、医用画像撮影装置を提供することができる。
実施例2は、所定の画像特徴ラベルのほか、ユーザが新規の画像特徴ラベルを定義して追加し、さらに、新規追加の画像特徴ラベルに対応する病変疑い領域画像を画像DBへ追加する医用画像DB更新部を備える画像処理装置の実施例である。図10に実施例2に係わる画像処理装置を含むシステム構成の一例を示す。
図10に示すように本実施例の画像処理装置100は、ユーザ入力部10と、画像特徴ラベル学習部21と、画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部22と、画像特徴量抽出部23と、病変疑い領域悪性度学習部24と、病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部25と、病変疑い領域悪性度推定部26と、病変疑い領域悪性度学習更新部29と、医用画像DB更新部30と、表示部11とから構成されている。
次に、図11に示すフローチャートを用いて、図9に示した画像処理装置100の動作処理を説明する。ステップS601において、医用画像DB更新部30は、表示される病変疑い領域画像を受け取る。ステップS602において、医用画像DB更新部30は、ユーザ入力部10から、ユーザが追加した病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルを受け取る。ステップS603において、病変疑い領域悪性度学習更新部29は、ユーザ入力部10から、ユーザが入力した表示の病変疑い領域画像に対応する悪性度の正誤情報を受け取る。ステップS604において、医用画像DB更新部30は、表示される診断用画像、病変疑い領域画像、およびそれに対応する新規追加の画像特徴ラベルを用いて、医用画像DB20を更新する。
ステップS605において、画像特徴量抽出処理を更新するかどうかを判断される。例えば、医用画像DB更新部30が所定数の画像を取得したら画像特徴量抽出処理を更新してもよい。また、所定の蓄積期間を経過したら画像特徴量抽出処理を更新してもよい。さらに、ユーザの指示に応じて画像特徴量抽出処理を更新してもよい。画像特徴量抽出処理を更新する場合(Yes)、ステップS606において、画像特徴ラベル学習部21は、追加された画像特徴ラベルを含む画像特徴ラベルを分類するための機械学習を行い、その学習パラメータを生成する。これは、ステップS202の処理と同様である。
なお、ステップS606における画像特徴ラベルの学習については、図7に示すCNN法を用いたネットワークの構成を用いてもよい。また、図12に示すネットワーク構成を用いても良い。すなわち、図12のネットワーク構成に示すように、画像特徴ラベル120のクラスの各々に対し、1つの畳み込み層121と、プーリング層122、識別層123、結果124を用いて、1つの多クラス画像特徴ラベルを識別するCNNネットワークを設定しても良い。
本実施例の構成により、所定の画像特徴ラベルのほか、ユーザが新しい臨床データに対し、新規の画像特徴ラベルを定義して追加し、さらに、新規追加の画像特徴ラベルに対応する病変疑い領域画像を画像DBへ追加することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
以上説明した本発明によれば、病変陰影の画像特徴量の抽出処理の調整を可能にし、大量の三次元医用画像を読影する際にユーザである読影者にかかる負担を軽減することができる。以上の記載においては、特許請求の範囲に記載した本発明以外に、種々の発明が含まれている。その一例を下記に例記する。
<例記1>
画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置であって、
前記病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習により得られる前記画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する画像特徴量抽出部と、
前記画像特徴量抽出部で抽出される前記画像特徴量を用いて、病変疑い領域の悪性度を推定するための学習で得られる病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、病変疑い領域の悪性度を算出する病変疑い領域悪性度推定部と、
を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
<例記2>
例記1記載の画像処理装置であって、
病変疑い領域画像を表示する表示部と、
ユーザ入力部と、
前記ユーザ入力部からの入力に応じて、前記学習パラメータを更新する画像特徴ラベル学習更新部と、を更に備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
<例記3>
例記2記載の画像処理装置であって、
前記画像特徴ラベル学習更新部が所定数の病変疑い領域画像を取得した場合、或いは取得した前記病変疑い領域画像が所定の蓄積期間を経過した場合、或いは前記ユーザの指示が入力された場合、前記画像特徴量抽出部は前記画像特徴量の抽出処理を更新する、
ことを特徴とする画像処理装置。
<例記4>
例記2記載の画像処理装置であって、
前記画像特徴ラベルは、前記病変疑い領域に関する画像特徴の種類である、
ことを特徴とする画像処理装置。
<例記5>
例記4記載の画像処理装置であって、
前記画像特徴ラベルは、前記病変疑い領域の陰影領域の面積の大きさ、輝度の濃淡、周囲既存構造との接触の有無、発生部位、及び形状である、
ことを特徴とする画像処理装置。
<例記6>
画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置の画像処理方法であって、
画像処理装置は、
前記病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行い、
前記学習により得られる前記画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出し、
抽出された前記画像特徴量を用いて、病変疑い領域の悪性度を推定するための病変疑い領域悪性度を学習し、
前記病変疑い領域悪性度の学習で得られる病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、病変疑い領域の悪性度を算出する、
ことを特徴とする画像処理方法。
<例記7>
例記6記載の画像処理方法であって、
前記画像特徴ラベルは、前記病変疑い領域に関する画像特徴の種類である陰影領域の面積の大きさ、輝度の濃淡、周囲既存構造との接触の有無、発生部位、または形状である、
ことを特徴とする画像処理方法。
<例記8>
例記6記載の画像処理方法であって、
前記画像処理装置は、表示部とユーザ入力部を備え、
前記病変疑い領域画像と前記病変疑い領域の悪性度を前記表示部に表示し、
前記ユーザ入力部からの入力に応じて、前記学習パラメータを更新する、
ことを特徴とする画像処理方法。
<例記9>
例記8記載の画像処理方法であって、
前記画像処理装置が、所定数の病変疑い領域画像を取得した場合、或いは取得した前記病変疑い領域画像が所定の蓄積期間を経過した場合、或いは前記ユーザの指示が入力された場合、前記画像特徴量の抽出処理を更新する、
ことを特徴とする画像処理方法。
10 ユーザ入力部
11 表示部
20 医用画像DB
21 画像特徴ラベル学習部
22 画像特徴ラベル学習パラメータ記憶部
23 画像特徴量抽出部
24 病変疑い領域悪性度学習部
25 病変疑い領域悪性度推定パラメータ記憶部
26 病変疑い領域悪性度推定部
27 診断用画像と病変疑い領域画像
28 画像特徴ラベル学習更新部
29 病変疑い領域悪性度学習更新部
30 医用画像DB更新部
61−66、70、120 画像特徴ラベル
71、81、121 畳み込み層
72、82、122 プーリング層
73、83、123 識別層
74、84、124 結果
80 病変疑い領域画像
91 インタフェース
92 診断用画像と病変疑い領域画像エリア
93 選択された病変疑い領域画像
94 画像特徴ラベル提示選択エリア
95 悪性度正誤情報選択エリア
100 画像処理装置

Claims (15)

  1. 画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置であって、
    前記病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行う画像特徴ラベル学習部と、
    前記画像特徴ラベル学習部の学習により得られる前記画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出する画像特徴量抽出部と、
    前記病変疑い領域画像を表示する表示部と、
    ユーザ入力部と、
    前記ユーザ入力部からの入力に応じて、前記学習パラメータを更新する画像特徴ラベル学習更新部と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像特徴量抽出部は、
    前記画像特徴ラベル学習更新部により更新された前記学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を改めて抽出する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像特徴量抽出部で抽出される前記画像特徴量を用いて、病変疑い領域の悪性度を推定するための病変疑い領域悪性度学習部と、
    前記病変疑い領域悪性度学習部で得られる病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、病変疑い領域の悪性度を算出する病変疑い領域悪性度推定部と、
    前記病変疑い領域画像のそれぞれに対する前記ユーザ入力部からの入力に応じて、前記病変疑い領域悪性度推定パラメータを更新する病変疑い領域悪性度学習更新部を備える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記病変疑い領域悪性度推定部は、
    前記病変疑い領域悪性度学習更新部より更新された前記病変疑い領域悪性度推定パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像に関する病変疑い領域の悪性度を改めて推定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像特徴量抽出部は、前記学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像に関する前記画像特徴ラベルの種類を識別する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像特徴ラベル学習部は、
    前記病変疑い領域画像に関する、前記ユーザ入力部から新たに追加された画像特徴ラベルに応じて、前記画像特徴ラベルの種類を追加し、前記学習パラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記表示部は、
    前記画像データと前記病変疑い領域画像と、前記病変疑い領域画像に対応する前記画像特徴ラベルの識別結果とを表示し、前記病変疑い領域悪性度の推定スコアに対し、順位付けを行い、悪性度の高い順で前記病変疑い領域画像を並べ替える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記表示部は、
    前記画像特徴ラベルの画像と、前記病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルの識別結果を表示し、前記病変疑い領域画像に対応する画像特徴ラベルの正解をユーザに選択させる、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記表示部は、
    前記病変疑い領域画像に対応する正誤情報をユーザに選択させる、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記表示部は、
    前記病変疑い領域画像の他、ユーザに新たに病変疑い領域画像を追加させ、それに対応する画像特徴ラベルおよび正誤情報を選択させる、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像特徴ラベル学習部は、
    画像特徴ラベルのクラスのそれぞれに対し、CNN(Convolutional Neural Network)ネットワークをそれぞれ設定し、
    前記CNNネットワーク各々を学習させるための学習データの中、正のサンプルデータは前記それぞれの画像特徴ラベルクラスに所属する画像であり、負のサンプルデータはそれ以外の画像特徴ラベルクラスに所属する画像である、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 表示部と入力部を備え、画像データから検出される病変疑い領域画像を提示する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、
    前記病変疑い領域画像に関する画像特徴ラベルを分類するための学習を行い、
    前記学習により得られる前記画像特徴ラベルの学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を抽出し、
    前記病変疑い領域画像を前記表示部に表示し、
    前記ユーザ入力部からの入力に応じて、前記学習パラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項12に記載の画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、
    更新された前記学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像の画像特徴量を改めて抽出する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  14. 請求項12に記載の画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、
    前記学習パラメータを用いて、前記病変疑い領域画像に関する前記画像特徴ラベルの種類を識別する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項12に記載の画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、
    前記病変疑い領域画像に関する、前記ユーザ入力部から新たに追加された画像特徴ラベルに応じて、前記画像特徴ラベルの種類を追加し、前記学習パラメータを更新する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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