JP5463784B2 - 電気機械装置及びロボット - Google Patents

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本発明は、電動コアレスモーターに関するものである。
電動コアレスモーターでは、ローターの回転方向の位置を検知するために、磁気センサーを備えているものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2007−267565号公報
磁気センサーは、磁石の磁束を検知するために、磁石からの磁場により磁気センサーの出力が飽和しない位置に配置することが好ましい。一方、モーターは、出力に応じて電磁コイルにより生じる磁場の強さが変わる。従来は、磁気センサーの位置によっては、電磁コイルによる磁場の強さの変化により、磁気センサーの出力に歪みが生じる恐れがあった。また、電磁コイルにより生じる磁場の強さの影響を受けない位置に磁気センサーを配置した場合には、磁石と磁気センサーの距離が近くなって、磁気センサーの出力が飽和する恐れがあった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、磁気センサーの出力における歪みや飽和の発生を抑制することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、ローターとステーターとを備える電気機械装置が提供される。この電気機械装置において、前記ローターは、複数の永久磁石と、磁性体と、を有し、前記ステーターは、複数の電磁コイルと、前記永久磁石により生じる磁束の大きさを検知する磁気センサーと、を有し、前記複数の永久磁石は、前記ローターの回転軸を中心として、円筒形状に配置されており、前記複数の電磁コイルの各々は、前記円筒形状の外周側に、前記円筒形状の円筒面に対向する位置に、円筒形状に配置されており、前記磁気センサーは、前記電磁コイルのコイルエンドと前記回転軸の間であって、前記コイルエンドから前記回転軸に対して直角に降ろした垂線上に配置され、前記磁性体は、前記回転軸の軸方向と平行な方向における前記永久磁石の端面であって、前記磁気センサーと前記永久磁石の間に配置されており、前記磁気センサーの磁束の検知方向は、前記回転軸の中心から外側に向かう径方向に沿った方向である。この形態によれば、磁気センサーは、電磁コイルに流れる電流による磁束の変化を検知しないので出力が歪みにくく、磁性体部材が、前記磁気センサーと前記磁石の間に配置されているので出力が飽和し難い。
[適用例1]
ローターとステーターとを備える電気機械装置であって、前記ローターは、永久磁石と、磁性体部材と、を有し、前記ステーターは、電磁コイルと、前記磁石により生じる磁束の大きさを検知する磁気センサーと、を有し、前記磁気センサーは、前記電磁コイルによって生じる磁束線の方向と前記磁気センサーが検知する磁束線の方向とが垂直に交わる位置に配置されており、前記磁性体部材は、前記磁気センサーと前記永久磁石の間に配置されている、電気機械装置。
この適用例によれば、磁気センサーは、電磁コイルに流れる電流による磁束の変化を検知しないので出力が歪みにくく、磁性体部材が、前記磁気センサーと前記磁石の間に配置されているので出力が飽和し難い。
[適用例2]
適用例1に記載の電気機械装置において、前記ローターと前記ステーターは、前記ローターの回転軸を中心とする同心円筒形状を有しており、前記永久磁石と前記電磁コイルは、前記ローターと前記ステーターの対向する円筒面に対向して配置されており、前記磁性体部材は、前記回転軸の軸方向と平行な方向における前記永久磁石の端面に配置されている、電気機械装置。
磁石と電磁コイルとが、回転軸に対して放射方向に並んでいてもよい。
[適用例3]
適用例2に記載の電気機械装置において、前記磁気センサーが配置される位置は、前記電磁コイルのコイルエンドと前記回転軸の間であって、前記コイルエンドから前記回転軸に対して直角に降ろした放射線上である、電気機械装置。
この適用例によれば、磁気センサーは、電磁コイルに流れる電流による磁束の変化を検知しない。
[適用例4]
適用例1に記載の電気機械装置において、前記ローターと前記ステーターは、前記ローターの回転軸に垂直な第1と第2の円盤形状を有しており、前記永久磁石と前記電磁コイルは、前記ローターと前記ステーターの対向する円盤面に対向して配置されており、前記磁性体部材は、前記回転軸の軸方向と垂直な方向における前記永久磁石の端面に配置されている、電気機械装置。
磁石と電磁コイルとが、回転軸と平行な方向に並んでいてもよい。
[適用例5]
適用例4に記載の電気機械装置において、前記磁気センサーが配置される位置は、前記電磁コイルのコイルエンドから前記回転軸と平行に引いた直線上である、電気機械装置。
この適用例によれば、磁気センサーは、電磁コイルに流れる電流による磁束の変化を検知しない。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電気機械装置の他、電気機械装置における磁気センサーの配置方法等、様々な形態で実現することができる。
コアレスモーターの構成を示す説明図である。 第1の実施例における磁石と電磁コイルの磁束を示す説明図である。 従来例における磁石と電磁コイルの磁束を示す説明図である。 磁気センサーの出力を示す説明図である。 第1の実施例におけるコイルエンドにかかるローレンツ力を示す説明図である。 従来例におけるコイルエンドにかかるローレンツ力を示す説明図である。 対向するコイルのコイルエンドにかかるローレンツ力の向きを説明する説明図である。 第2の実施例を示す説明図である。 第2の実施例における磁束を示す説明図である。 本発明の変形例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。 本発明の変形例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。 本発明の変形例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。 本発明の変形例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。 本発明の変形例によるモーターを利用した鉄道車両を示す説明図である。
[第1の実施例]
図1は、コアレスモーターの構成を示す説明図である。図1(A)は、コアレスモーター10を回転軸に平行な面で切った断面であり、図1(B)は、コアレスモーターを回転軸に垂直な面(1B−1B切断面)で切った断面である。
コアレスモーター10は、略円筒状のステーター15が外側に配置され、略円筒状のローター20が内側に配置されたインナーローター型モーターである。ステーター15は、ケーシング110の内周に沿って配列された複数の電磁コイル100A、100Bを有している。また、電磁コイル100A、100Bは二相として、コイルエンドを含んだ実配置は省略し原理上での模擬した図として説明する。なお、電磁コイル100A、100Bを合わせて電磁コイル100とも呼ぶ。ステーター15には、さらに、ローター20の位相を検出する位置センサーとしての磁気センサー300が、電磁コイル100の各相に1つずつ配置されている(図1(A))。磁気センサー300は、回路基板310の上に固定されており、回路基板310は、ケーシング110に固定されている。ケーシング110は、樹脂で形成されている。なお、ケーシング110は、軟磁性材によるバックヨークとして、軟磁性粉材を含有した樹脂で覆う構造を有していてもよい。また、ケーシング110と電磁コイル100の間に軟磁性材によるバックヨークを設けてもよい。
ローター20は、その外周に6つの永久磁石200を有しており、ローター20の中心に回転軸230が設けられている。この回転軸230は、ケーシング110の軸受け部240で支持されている。各永久磁石200は、回転軸230の中心から外部に向かう径方向(放射方向)に沿って磁化されている。なお、この例では、ケーシング110の内側に、コイルバネ260が設けられており、このコイルバネ260が永久磁石200を図の左方向に押すことによって、永久磁石200の位置決めを行っている。但し、コイルバネ260は省略可能である。
図2は、第1の実施例における永久磁石と電磁コイルの磁束を示す説明図である。図2(B)、(C)は、図2(A)のX部分を拡大したものである。図2(B)と(C)は、永久磁石200の磁気の向きと、電磁コイル100に流れる電流の向きが異なっている。第1の実施例では、磁気センサー300は、電磁コイル100のコイルエンド101から回転軸230側に降ろした垂線上に配置されている。永久磁石200と、磁気センサー300の間には、磁性体部材210が設けられている。この磁性体部材210は、例えば軟磁性体で構成されていてもよい。磁性体部材210は、磁束を通しやすいので、永久磁石200から出る磁束線の数が同じであれば、磁性体部材210よりも外側に出る磁束線202A、202Bの数は、磁性体部材210を通る分だけ少なくなる。その結果、磁気センサー300が永久磁石200に近接して配置されていても、磁気センサー300の出力は飽和しにくい。
磁気センサー300の磁束の検知方向301は、回転軸230の中心から外側に向かう径方向に沿った方向である。また、この検知方向301は、コイルエンド101の流れる電流により生じる磁束102A、102Bと直角に交わる方向である。したがって、電磁コイル100に流れる電流の大きさが変わり、磁束線102A、102Bの数が変わっても、磁気センサー300の出力に変化は生じない。
図3は、比較例における永久磁石と電磁コイルの磁束を示す説明図である。比較例では、永久磁石200と、磁気センサー300の間に、磁性体部材210が設けられていない。そのため、永久磁石200の磁場が、図2に比べてより遠方にまで広がっている。磁気センサー300は、出力が飽和しないように、永久磁石200からやや離れた位置に配置されている。この位置は、コイルエンド101から回転軸230側に垂線を降ろしたときの垂線上から図面左方にずれている。この位置では、磁気センサー300の磁束の検知方向301と、コイルエンド101の流れる電流により生じる磁束102A、102Bの方向は、直角に交わらない。そのため、コイルエンド101の流れる電流が変化して、磁束線102A、102Bの数が変わると、その影響を受けて、磁気センサー300の出力が歪む恐れがある。
図4は、磁気センサーの出力を示す説明図である。図4(A)は、軽負荷時(小電流時)における磁気センサー300の出力を示している。この状態では、出力に歪みは生じていない。図4(B)は、図4(A)重負荷時(大電流時)の磁気センサー300の出力を示している。この状態では、磁気センサー300の出力に歪みが生じている。図4(C)は、図3の磁気センサー300の位置を、電磁コイル100のコイルエンド101から回転軸230側に垂線を降ろしたときの垂線上にしたときの磁気センサー300の出力を示している。なお、磁性体部材210は、配置されていない。この状態では、磁気センサー300の出力が飽和している。図4(D)は、図2に示した実施例における磁気センサーの出力を示している。本実施例では、磁気センサー300と、永久磁石200の間に、磁性体部材が設けられているので重負荷時においても、磁気センサー300の出力は、飽和もしていない。また、磁気センサー300がコイルエンド101の直下の位置に設けられているので、磁気センサー300の出力が歪むことのない正常な波形を示している。
以上のように、比較例の場合、磁気センサー300の出力を歪ませないように、磁気センサー300をコイルエンド101の直下に配置すると出力が飽和し、一方、出力を飽和させないように磁気センサー300を永久磁石200から遠い位置に配置すると、出力が歪むという問題がある。しかし、本実施例のように、磁気センサー300を、電磁コイル100によって生じる磁束の方向と磁気センサー300が検知する磁束の方向とが垂直に交わる位置に配置し、磁気センサー300と、永久磁石200との間に磁性体材料を配置することにより、磁気センサーの出力において歪も発生させず、飽和の発生も抑制することが可能となる。
図5は、第1の実施例におけるコイルエンドにかかるローレンツ力を示す説明図である。図5(A)は、電磁コイル100側に永久磁石200のN極がある場合を示し、図5(B)は、電磁コイル100側に永久磁石200のS極がある場合を示している。なお、図5(A)と図5(B)では、電磁コイル100に流れる電流の向きも逆である。コイルエンド101が永久磁石200から受けるローレンツ力の大きさは、F1=I×B1で示される。ここで、Iは、コイルエンド101を流れる電流の大きさ、B1は、コイルエンド101における永久磁石200による磁束密度である。尚、磁気センサー300の実装状態は、回路基板から離れて浮いた状態となっているが、前記コイルエンド101の力F1の影響を受けるため、磁気センサー300は、樹脂、モールド材等で固定されていることが好ましい。
図6は、比較例におけるコイルエンドにかかるローレンツ力を示す説明図である。図6(A)は、電磁コイル100側に永久磁石200のN極がある場合を示し、図6(B)は、電磁コイル100側に永久磁石200のS極がある場合を示している。同様に、コイルエンド101が永久磁石200から受けるローレンツ力の大きさは、F2=I×B2で示される。ここで、比較例では、磁性体部材210が無いため、コイルエンド101における磁束密度B2が、図5に示す場合よりも大きい。したがって、F1<F2であり、磁性体部材210を備える第1の実施例の方が、コイルエンド101にかかるローレンツ力が小さい。
図7は、対向するコイルのコイルエンドにかかるローレンツ力の向きを説明する説明図である。図7(A)は第1の実施例をコイルエンド側から見たときの説明図、図7(B)は、第1の実施例を図7(A)の右側から見たときの説明図である。図7(B)の上部にある永久磁石200の磁束線202Aの向きが左方向、コイルエンド101Aに流れる電流の向きが出前から奥であるので、コイルエンド101Aにかかるローレンツ力は、回転軸230の中心から外に向かう方向である。一方、図7(B)の下部における永久磁石205の磁束線207Aの向きが右方向、コイルエンド106Aに流れる電流の向きが奥から手前であるので、コイルエンド106Aにかかるローレンツ力は、外から回転軸230の中心に向かう方向である。コイルエンド101Aと106Aは対向しているので、コイルエンド101Aにかかるローレンツ力とコイルエンド106Aにかかるローレンツ力は同じ方向である。ローター20は、コイルエンド101A、106Aからそれぞれローレンツ力と反対向きに力を受ける。このとき、コイルエンド101A、106Aから受ける力は同じ方向なので、打ち消し合わない。したがって、ローター20を振動させる力が働く。図7(C)は比較例をコイルエンド側から見たときの説明図、図7(D)は、比較例を図7(C)の右側から見たときの説明図である。図7(A)、(B)に示す本実施例とは、力Fの大きさが異なる。
ところで、図7(A)、(B)に示した第1の実施例と、図7(C)、(D)に示した従来例では、ローター20がコイルエンド101A、106Aから受ける力の向きは同じである。しかし、第1の実施例では、磁性体部材210を備えているので、コイルエンドにおける磁束線202A、207Aの数が少ない。したがって、第1の実施例の方が、ローター20が振動しにくい。すなわち、磁性体部材210を備えることにより、ローター20の振動を抑制することが可能となる。なお、電磁コイル100は、永久磁石200を挟むように3組あり、それぞれの組に生じるローレンツ力F、F2、F3は、向きが120度ずれている。ここで、理想的には、ローレンツ力F、F2、F3の大きさは同じであるが、現実のモーターでは、若干ことなり、ローター20の振動の原因となり得る。
なお、本実施例では、インナーローター型のモーターを用いて説明したが、アウターローター型のモーターであってもよい。
[第2の実施例]
図8は、第2の実施例を示す説明図である。図8(A)は、本発明の第2の実施例におけるコアレスブラシレスモーターの構成を示す断面図である。このモーター10は、略円盤状の第1と第2のステーター15A、15Bと、略円盤状のローター20とを有している。ステーター15A、15B及びローター20は、ケーシング110収められている。
図8(B)、(C)は、それぞれステーター15A、15Bの構成を示す説明図である。ステーター15Aは、個別にリング状に導線が巻き回された複数の電磁コイル100Aを備えている。ここで、「リング状」とは、円形に限らず、図8(B)の電磁コイル100Aのような略扇形や、楕円形状などの種々の形状を含む広い意味を有している。ステーター15Bの構成はステーター15Aの構成と同じである。
図8(D)はローター20の構成を示す説明図である。ローター20は、円環状に配置された8つの永久磁石200を有している。ローター20の中心は回転軸230に固定されている。永久磁石200の磁化方向は図8(A)の上下方向であり、図8(D)では紙面に垂直な方向である。永久磁石200の外周には、磁性体部材210が設けられている。
図8(A)示すように、ローター20は、ステーター15A、15Bに挟まれている。
ローター20の外側には、磁気センサー300A、300Bが配置されている。磁気センサー、ローター20の位置を検出するために設けられている。第1と第2のステーター15A、15B及び磁気センサー300A、300Bは、モーター10のケーシング110に固定されている。
図9は、第2の実施例における磁束を示す説明図である。この図9は、図3,図5とほぼ同じである。第2の実施例においても、コイルエンド101Aを流れる電流による磁束102Aの方向と、磁気センサー300の検知する磁束の方向(矢印301の方向)は直交する。したがって、コイルエンド101Aを流れる電流の大きさにより、磁気センサー300の出力は、影響を受けない。また、磁気センサー300と永久磁石200の間に磁性体部材210を備えるので、磁気センサー300の出力が飽和し難い。したがって、第2の実施例によっても、磁気センサーの出力における歪みや飽和の発生を抑制することが可能となる。
変形例:
本発明は、各種の装置に適用可能である。例えば、本発明は、ファンモーター、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、振動モーターなどの種々の装置のモーターに適用可能である。本発明をファンモーターに適用した場合には、上述した種々の効果(低消費電力、低振動、低騒音、低回転ムラ、低発熱、高寿命)が特に顕著である。このようなファンモーターは、例えば、デジタル表示装置や、車載機器、燃料電池式パソコン、燃料電池式デジタルカメラ、燃料電池式ビデオカメラ、燃料電池式携帯電話などの燃料電池使用機器、プロジェクタ等の各種装置のファンモーターとして使用することができる。本発明のモーターは、さらに、各種の家電機器や電子機器のモーターとしても利用可能である。例えば、光記憶装置や、磁気記憶装置、ポリゴンミラー駆動装置等において、本発明によるモーターをスピンドルモーターとして使用することが可能である。また、本発明によるモーターは、移動体やロボット用のモーターとしても利用可能である。
図10は、本発明の変形例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ3100は、赤、緑、青の3色の色光を発光する3つの光源3110R、3110G、3110Bと、これらの3色の色光をそれぞれ変調する3つの液晶ライトバルブ3140R、3140G、3140Bと、変調された3色の色光を合成するクロスダイクロイックプリズム3150と、合成された3色の色光をスクリーンSCに投写する投写レンズ系3160と、プロジェクタ内部を冷却するための冷却ファン3170と、プロジェクタ3100の全体を制御する制御部3180と、を備えている。冷却ファン3170を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図11(A)〜(C)は、本発明の変形例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。図11(A)は携帯電話3200の外観を示しており、図11(B)は、内部構成の例を示している。携帯電話3200は、携帯電話3200の動作を制御するMPU3210と、ファン3220と、燃料電池3230とを備えている。燃料電池3230は、MPU3210やファン3220に電源を供給する。ファン3220は、燃料電池3230への空気供給のために携帯電話3200の外から内部へ送風するため、或いは、燃料電池3230で生成される水分を携帯電話3200の内部から外に排出するためのものである。なお、ファン3220を図11(C)のようにMPU3210の上に配置して、MPU3210を冷却するようにしてもよい。ファン3220を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図12は、本発明の変形例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。この自転車3300は、前輪にモーター3310が設けられており、サドルの下方のフレームに制御回路3320と充電池3330とが設けられている。モーター3310は、充電池3330からの電力を利用して前輪を駆動することによって、走行をアシストする。また、ブレーキ時にはモーター3310で回生された電力が充電池3330に充電される。制御回路3320は、モーターの駆動と回生とを制御する回路である。このモーター3310としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
図13は、本発明の変形例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。このロボット3400は、第1と第2のアーム3410,3420と、モーター3430とを有している。このモーター3430は、被駆動部材としての第2のアーム3420を水平回転させる際に使用される。このモーター3430としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
図14は、本発明の変形例によるモーターを利用した鉄道車両を示す説明図である。この鉄道車両3500は、モーター3510と、車輪3520とを有している。このモーター3510は、車輪3520を駆動する。さらに、モーター3510は、鉄道車両3500の制動時には発電機として利用され、電力が回生される。このモーター3510としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…モーター
15、15A、15B…ステーター
20…ローター
32…磁石
100、100A…電磁コイル
101、101A、106A…コイルエンド
102A…磁束
110…ケーシング
200…永久磁石
202A、207A…磁束
210…磁性体部材
230…回転軸
240…軸受け部
260…コイルバネ
300…磁気センサー
300A…磁気センサー
301…検知方向
310…回路基板
3100…プロジェクタ
3110…光源
3140…液晶ライトバルブ
3150…クロスダイクロイックプリズム
3160…投写レンズ系
3170…冷却ファン
3180…制御部
3200…携帯電話
3220…ファン
3230…燃料電池
3300…自転車
3310…モーター
3320…制御回路
3330…充電池
3400…ロボット
3410…第1のアーム
3420…第2のアーム
3430…モーター
3500…鉄道車両
3510…モーター
3520…車輪

Claims (2)

  1. ローターとステーターとを備える電気機械装置であって、
    前記ローターは、
    複数の永久磁石と、
    磁性体と、を有し、
    前記ステーターは、
    複数の電磁コイルと、
    前記永久磁石により生じる磁束の大きさを検知する磁気センサーと、を有し、
    前記複数の永久磁石は、前記ローターの回転軸を中心として、円筒形状に配置されており、
    前記複数の電磁コイルの各々は、前記円筒形状の外周側に、前記円筒形状の円筒面に対向する位置に、円筒形状に配置されており、
    前記磁気センサーは、前記電磁コイルのコイルエンドと前記回転軸の間であって、前記コイルエンドから前記回転軸に対して直角に降ろした垂線上に配置され、
    前記磁性体は、前記回転軸の軸方向と平行な方向における前記永久磁石の端面であって、前記磁気センサーと前記永久磁石の間に配置されており、
    前記磁気センサーの磁束の検知方向は、前記回転軸の中心から外側に向かう径方向に沿った方向である、電気機械装置。
  2. 請求項に記載の電気機械装置を備えるロボット。
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