JP5555982B2 - ブラシレス電気機械 - Google Patents

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Description

この発明は、永久磁石と電磁コイルとを利用したブラシレス電気機械に関する。
ブラシレス電気機械は、ブラシレスモータとブラシレス発電機とを包含する意味を有する用語である。ブラシレスモータとしては、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2001−298982号公報
従来から、モータ内の磁場を強化して、効率をさらに向上させたいという要望があった。しかし、従来は、永久磁石用材料などの制約から、さらなる効率向上が難しいという問題があった。
本発明は、従来に比べてさらに効率の良いブラシレス電気機械を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本願発明の第1の形態は、ブラシレス電気機械であって、
永久磁石を有する第1の部材と、
電磁コイルを有する第2の部材と、
前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路と、
を備え、
前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
前記中心軸の方向を垂直方向と定義し、前記中心軸に直交する方向を水平方向と定義したとき、
前記複数の溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成されており、
前記複数の溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成された第1の溝部と、前記垂直方向に沿った平面上に形成された第2の溝部とが十字形状に交差する構成を有し、
前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されており、
前記制御回路は、
(i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
(ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
のうちの少なくとも一方を実行可能である、ブラシレス電気機械である。
本願発明の第2の形態は、ブラシレス電気機械であって、
永久磁石を有する第1の部材と、
電磁コイルを有する第2の部材と、
を備え、
前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されている、ブラシレス電気機械である。
これらの形態によれば、溝部の位置において強い磁場が発生するので、この磁場を利用した高効率のブラシレス電気機械を実現することが可能である。また、永久磁石による磁場の強さを溝の深さに応じて変更でき、正弦波状に近い強度分布を有する磁場を発生することができる。
[適用例1]
ブラシレス電気機械であって、
永久磁石を有する第1の部材と、
電磁コイルを有する第2の部材と、
を備え、
前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた1つ以上の溝部を有し、前記溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、溝部の位置において強い磁場が発生するので、この磁場を利用した高効率のブラシレス電気機械を実現することが可能である。
[適用例2]
適用例1記載のブラシレス電気機械であって、さらに、
前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路を備え、
前記制御回路は、
(i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
(ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
のうちの少なくとも一方を実行可能である、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石の磁束を効率よく利用できるブラシレスモータやブラシレス発電機を実現することが可能である。
[適用例3]
適用例1又は2記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
前記中心軸の方向を垂直方向と定義し、前記中心軸に直交する方向を水平方向と定義したとき、
前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、水平方向の平面に沿って強い磁場を放射状に発生させることが可能である。
[適用例4]
適用例3記載のブラシレス電気機械であって、
前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成された第1の溝部と、前記垂直方向に沿った平面上に形成された第2の溝部とが十字形状に交差する構成を有する、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、十字形状の溝部から強い磁場を発生させることが可能である。
[適用例5]
適用例1又は2記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
前記中心軸の方向を垂直方向と定義したとき、
前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記垂直方向に沿った平面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、垂直方向の平面に沿って強い磁場を筋状に発生させることが可能である。
[適用例6]
適用例1又は2記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石はリング状の形状を有しており、
前記溝部は、前記リング状の形状の上面と下面の少なくとも一方において、前記リング状の形状の周方向と平行な円筒面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、リング状傾向の周方向と平行な円筒面に沿って強い磁場を発生させることが可能である。
[適用例7]
適用例1〜6のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石は、複数の溝部を有しており、
前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有する、
ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石による磁場の強さを溝の深さに応じて変更できるので、所望の磁場分布を発生させることが可能である。
[適用例8]
適用例7記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石は、複数の溝部を有しており、
前記深さ分布は正弦波状である、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、正弦波状に近い強度分布を有する磁場を発生することができる。
[適用例9]
適用例1〜8のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
前記永久磁石の表面が保護被膜で被覆されており、
前記溝部は、前記保護被膜で充填されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、永久磁石とともに溝部も保護被膜で保護することが可能である。
[適用例10]
適用例9のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
前記保護被膜は、非磁石性材料で形成されている、ブラシレス電気機械。
この構成によれば、溝部を含む同極同士の磁気的特性が保護被膜によって影響されないので、溝部の位置における磁場をより強めることが可能である。
[適用例11]
適用例1〜10のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
前記第1と第2の部材は、前記溝部が形成されている面に対して垂直な方向に沿って相対的に移動可能に構成されている、ブラシレス電気機械。
[適用例12]
適用例1〜10のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
前記第1と第2の部材は、前記溝部が形成されている面に平行な方向に沿って相対的に移動可能に構成されている、ブラシレス電気機械。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電動モータ、発電機、それらの制御方法、それらを用いたアクチュエータや電子機器、移動体、ロボット等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.磁石モジュールの構成:
B.各種の実施例:
C.回路構成:
D.変形例:
A.磁石モジュールの構成:
図1は、本発明の各種実施例で利用される第1種の磁石モジュールの構成を示す説明図である。図1(A)は、磁石モジュール10hの縦断面を示している。この磁石モジュール10hは、中空円筒状の永久磁石12hと、この磁石12hの内周に設けられた支持部材14とを有している。永久磁石12hは、半径方向に磁化されている。この例では内周側がS極で、外周側がN極であるが、これと逆方向に磁化してもよい。
永久磁石12hは、その外周に沿って形成されたリング状の溝部16を有している。図1(B)は、溝部16の無い部分における水平断面を示しており、図1(C)は、溝部16がある部分における水平断面を示している。図1(A)に示すように、この磁石12hは、溝部16を挟んだ上下に同じ磁極(図1(A)の場合はN極)が対面した構成を有している。また、溝部16を挟んだ上部と下部の磁石部分は、同じ磁化方向に磁化されている。この磁石12hの構成は、2つの磁石を上下に重ねた状態に近似している。2つの磁石を上下に重ねると、その境界において強い磁場が発生する。同様な機構により、図1(A)の磁石12hにおいても、溝部16の位置において、磁石モジュール10hの中心から外側に向かう磁場方向MDに沿って強い磁場が発生する。
ここで、磁石12hの中心軸と平行な方向を垂直方向と定義し、これに直交する方向を水平方向と定義したとき、溝部16は水平方向の平面上に形成されていることが理解できる。磁石モジュール10h及び磁石12hの符号の末尾の「h」は、溝部16が形成されている平面の方向(水平方向)を示す接尾字として使用されている。
なお、溝部16は、予め選択された材料で充填してもよく、或いは、何も充填されていないエアギャップとして構成するようにしてもよい。また、永久磁石12hの全体は、表面処理を行うことにより、錆防止用の保護被膜(図示省略)で被覆することが好ましく、溝部16も同じ保護被膜で充填することが好ましい。保護被膜の材料としては、硬磁性材料では無く、軟磁性材料又は非磁性材料を使用することが好ましい。ここで、「硬磁性材料」とは、永久磁石用材料として利用される材料(ヒステリシスが大きな強磁性体)を意味する。「軟磁性材料」とは、電磁石のコア材料としては使用されるが、永久磁石用材料として使用されない材料を意味する。「非磁性材料」とは、硬磁性材料と軟磁性材料以外の材料を意味する。なお、本明細書において、軟磁性材料と非磁性材料とを併せて「非磁石性材料」とも呼ぶ。ニッケルやクロムは強磁性体であるが、単独または合金の形態では非磁石性材料となる場合がある。例えば、ニッケル・クロム合金等の金属製非磁石性材料を用いて磁石12hをメッキすることによって、溝部16を充填しつつ磁石12hの全体を覆う保護被膜を形成することが可能である。この場合には、溝部16の内部までメッキ材料が充填されるように、溝部16の幅(ギャップ)を例えば50μm以上に設定することが好ましい。但し、溝部16が過度に大きいと磁束密度が低下するので、溝部16の幅は100μm以下とすることが好ましい。溝部16を非磁石性材料で充填すれば、溝部16を挟む磁極の磁気的特性が溝部16の材料によって影響を受けないので、溝部16の位置における磁場をより強めることが可能である。
支持部材14は、強磁性体や、非磁性体などの各種の材料で構成可能である。強磁性体で支持部材14を構成した場合には、支持部材14はいわゆる磁気ヨークとして機能する。なお、支持部材14は省略可能である。
図2(A)は、図1(A)よりも縦長の形状を有する磁石モジュール10hを示している。この磁石モジュール10hでは、永久磁石12hに5つの溝部16が一定のピッチで形成されている。図1,図2から理解できるように、溝部16の個数は、1つ以上の任意の数を採用可能である。図(B)は、この磁石モジュール10hの表面磁束密度の分布を示している。このグラフから理解できるように、この磁石モジュールhでは、溝部16の位置において、強い磁場が発生している。また、この磁場は、磁石モジュール10hの中心から外側に向けて放射状に形成されている。
図3は、第2種の磁石モジュールの構成を示す説明図である。この磁石モジュール10vは、溝部16が垂直方向(磁石の中心軸と平行な方向)に沿って筋状に形成されており、この点で図1に示した磁石モジュール10hと異なっている。図3(A)は、溝部16が存在する部分の縦断面を示しており、図3(B)は溝部16が存在しない部分の縦断面を示している。また、図3(C)は水平断面である。なお、磁石モジュール10v及び磁石12vの符号の末尾の「v」は、溝部16が形成されている平面の方向(垂直方向)を示す接尾字として使用されている。この磁石モジュール10vにおいても、溝部16の位置において、強い磁場が発生する。
図4は、第3種の磁石モジュールの構成を示す説明図である。この磁石モジュール20hは、図1に示した磁石モジュール10hにおける1つの永久磁石12hを、4つの分割リング状の小磁石12ha,12hb,12hc,12hdで置き換えた構成を有している。第1及び第3の小磁石12ha,12hcは同じ方向に磁化されており、これらの磁化方向は、第2及び第4の小磁石12hb,12hdの磁化方向と逆である。図4(B)、(C)に示すように、この磁石モジュール20hでは、磁石モジュール20hの周囲においてN極とS極とが同数ずつ現れるので、交流モータ用の磁石モジュールとして利用可能である。なお、一般には複数個(通常は偶数個)の小磁石を組み合わせることによって、磁化方向が交互に反転する交流モータ用の磁石モジュールを得ることができる。
図5は、第4種の磁石モジュールの構成を示す説明図である。この磁石モジュール20vは、図3に示した磁石モジュール10vにおける1つの永久磁石12vを、4つの分割リング状の小磁石12va,12vb,12vc,12vdで置き換えた構成を有している。第1及び第3の小磁石12va,12vcは同じ方向に磁化されており、これらの磁化方向は、第2及び第4の小磁石12vb,12vdの磁化方向と逆である。この磁石モジュール20vも、交流モータ用の磁石として利用可能である。
なお、図1〜図3に示した磁石モジュール10h,10vは、主に直流駆動モータで使用されるので、「直流駆動用磁石モジュール」とも呼ぶ。また、図4,図5に示した磁石モジュール20h,20vは、主に交流駆動モータで使用されるので、「交流駆動用磁石モジュール」とも呼ぶ。なお、本明細書においては、「直流駆動モータ」とは、電磁コイルに対して一方向の直流電流を供給することによって所定の駆動方向に動作するモータを意味する。また、「交流駆動モータ」とは、電磁コイルに対して電流方向が交互に逆転する交流電流を供給することによって所定の駆動方向に動作するモータを意味する。
本発明の各種実施例では、上述した各種の磁石モジュールのいずれかを用い、その強い磁場を利用して、モータや発電機を構成している。なお、磁石モジュールの形状としては、中空円筒形状以外の他の任意の形状を採用することが可能である。また、溝部16は、永久磁石の内周側に設けるようにしてもよい。すなわち、溝部16は、永久磁石の内周と外周の少なくとも一方に設けることが可能である。
B.各種の実施例:
図6(A)は、第1実施例としてのブラシレスリニアモータの構成を示す従断面図である。このリニアモータ100aは、直流駆動用磁石モジュール10hを含む第1の部材と、電磁コイル30を含む第2の部材とを有している。磁石モジュール10hは、上下方向に細長い中空円筒形状を有しており、その外周には15個のリング状の溝部16が一定のピッチで形成されている。この磁石モジュール10hは、図1及び図2に示すものとほぼ同じ構成を有しているが、支持部材14は設けられていない。図6(B)は、溝部16が無い部分の水平断面図であり、図6(C)は溝部16がある部分の水平断面図である。この例では、磁石モジュール10hの外周と内周がそれぞれ矩形形状を有している。磁場方向は、磁石モジュール10hの内側から外側に向かう放射状の方向である。図6(B)において、電流方向CDに沿って電磁コイル30に電流が流れると、電磁コイル30には紙面の裏から表に向かう方向に駆動力が働く。電磁コイル30が固定されている場合には、磁石モジュールが図6(B)の紙面の表から裏に向かう方向に駆動される。また、電流方向を逆転させると、これとは反対の駆動力が発生する。すなわち、駆動力が発生する方向は、溝部16が形成されている平面と垂直な方向である。このように、このブラシレスリニアモータ100aでは、電磁コイル30に直流電流を流すことによって、図6(A)の駆動方向DD(上下方向)に沿って磁石モジュール10hを動作させることが可能である。
図7(A)は、第2実施例としてのブラシレスリニアモータの構成を示す従断面図であり、図7(B)はその側面図である。このリニアモータ100bは、直流駆動用磁石モジュール10hを含む第1の部材と、電磁コイル30を含む第2の部材40とを有している。電磁コイル30は、フレーム(枠部材)46で支持されており、フレーム46上には荷重部44が載置されている。荷重部44は、フレーム46とともに移動する物体であり、電磁コイル30の制御回路と電源(電池など)も含んでいる。フレーム46は、ベアリング42を介して磁石モジュール10hの上部に保持されている。電磁コイル30に直流電流が流れると、電磁コイル30とフレーム46と荷重部44とを含む部材40は、図7(A)の紙面に垂直な方向に沿って移動する。この移動方向は、図7(B)に示す駆動方向DDに相当する。例えば、図7(A)に示す電流方向CDに電流が流れた場合には、部材40は紙面の裏から表に向かう方向に駆動される。すなわち、このモータ100bでは、駆動力が発生する方向は、溝部16が形成されている平面と垂直な方向である。
図8(A)は、第3実施例としてのブラシレス回転式モータの構成を示す従断面図であり、図8(B)はそのB−B断面図である。この回転式モータ100cは、直流駆動用磁石モジュール10hを含むロータ(第1の部材)と、電磁コイル30を含むステータ(第2の部材)とを有している。電磁コイル30は、ケーシング130の内周に固定されている。ロータの上部軸110と下部軸120は、それぞれ軸受け112,122で保持されている。磁石モジュール10hの両端(上下端)には、磁気ヨーク部材18が設けられている。磁石モジュール10hの下端部は、固定ネジ124で下部軸120と連結されている。一方、磁石モジュールの上端部に連結された上部軸110の回りには、バネ114が設けられており、このバネ114によって磁石モジュールの上端がケーシング130の内面から押力を受けている。但し、このような連結構造は単なる一例であり、他の種々の連結構造を採用することが可能である。
図8(B)は、溝部16が無い部分の水平断面図であり、図8(C)は溝部16がある部分の水平断面図である。図8(A)に示す電流方向CDに電流が流れた場合には、ロータは図8(B)の時計方向に駆動される。また、電流を逆方向に流せば、逆方向に駆動することも可能である。すなわち、このモータ100cでは、駆動力が発生する方向は、溝部16が形成されている平面に沿った方向である。このように、第3実施例の回転式モータでは、電磁コイル30に直流電流を流すことによって、所定の回転方向にロータを回転させることが可能である。
図9(A)〜(C)は、第3実施例に適した電磁コイルの断面構造を示す説明図である。図9(A)では、コイル30のコア部材として、強磁性体部材34が設けられている。図9(B)では、コイル30のコア部材として、非磁性体部材36が設けられている。図9(C)では、コイル30のコア部材として、永久磁石38と強磁性体部材34とが設けられている。なお、コア材としての永久磁石38の磁化方向は、磁石モジュールの磁場方向と同一(磁力線が同じ方向を向く)ものであることが好ましい。図9(A)〜(C)には、コイル30の部分として、磁石モジュールにより近いコイル部分30iとより遠いコイル部分30oとが示されている。図9(A),(C)の構成では磁石モジュールにより近いコイル部分30iでは、磁石モジュールの磁場によって駆動力が有効に発生し、一方、磁石モジュールにより遠いコイル部分30oでは、磁石モジュールの磁場がコア部材によって遮蔽されるので駆動力がほとんど発生しない。この理由からは、図9(A),(C)の構成の方が、図9(B)の構成よりも好ましい。
図10は、第4実施例としての単相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このブラシレスモータ100dは、略円筒状のステータ60が内側に配置され、略円筒状のロータ50が外側に配置されたアウタロータ型モータである。ステータ60は、略十字状に配列された4つのコイル30と、ロータ50の位置(すなわちモータの位相)を検出するための磁気センサ80とを有している。各コイル30には、強磁性体で形成された磁気ヨーク32が設けられている。磁気ヨーク32は、モータが停止する際に、ロータ50が位相0又は位相πからずれた所定の位置で停止するようにするための部材である。このため、磁気ヨーク32は、電磁コイル30の中心からずれた位置に重心を有している。こうすれば、ロータ50が位相0又は位相πからずれた位置でモータが停止するので、始動用コイルを別個に設けることなくモータを始動することが可能である。コイル30と磁気センサ80は、回路基板140(図10(B))の上に固定されている。回路基板140は、ケーシング130に固定されている。なお、ケーシング130の蓋は図示が省略されている。
ロータ50は、交流駆動用磁石モジュール20hを有しており、ロータ50の中心に回転軸110が設けられている。この回転軸110は、軸受け部112(図10(B))で支持されている。磁石モジュール20hの磁化方向は、回転軸110から外側に放射状に向かう方向である。なお、この磁石モジュール20hは、図10(B)に示すように、溝部16が磁石モジュール20hの内周に設けられている点で、図4に示した磁石モジュールと異なっている。従って、図10では、磁石モジュール20hは、内側(内周側)に強い磁場を発生する。磁石モジュール20hの外周には、磁気ヨーク14が設けられている。この磁気ヨーク14は省略してもよい。図10(A)では、磁石モジュール20hの溝部16の無い断面が見えている。磁石モジュール20hは、リングを4分割した形状(分割リング形状)の4つの小磁石をリング状に組み合わせた構成を有している。
図11は、磁石モジュール20hの構成を示す説明図である。この磁石モジュール20hは、4つの小磁石12ha,12hb,12hc,12hdを有している。この磁石モジュール20は、例えば、交互に逆方向に磁化された4つの小磁石領域を有するボンド磁石を作成し、このボンド磁石に溝部16を筋状に形成することによって得ることが可能である。モータの組み立て時には、磁石モジュール20hをリング状の形状にした状態でモータ内に実装する。
図10(A)に示すように、磁石モジュール20hの周囲には、小磁石同士の4つの境界のうちの3つの境界の位置に、凹部14dが設けられている。これらの凹部14dは、その外周の磁気ヨーク14の凸部と係合している。モータの組み立て時には、磁気ヨーク14の凸部に磁石モジュール20hの凹部14d(すなわち磁石モジュール20hの凹部)を嵌め合わせることによって、磁石モジュール20hの位置決めを行うことができる。なお、磁石同士の4つの境界の1つには凹部14dが設けられていない。この理由は、凹部14dの有無に合わせて磁石モジュール20hを位置決めするためである。なお、磁気ヨーク14の代わりに他の枠部材を用い、その枠部材の内周に、磁石モジュール20hの凹部14d(すなわち磁石モジュールの凹部)と係合する凸部を設けるようにしてもよい。また、磁石モジュール20hに凸部を設け、その外側の枠部材に凹部を設けるようにしてもよい。
電磁コイル30は、磁石モジュール20hによって形成される磁場方向と交差する方向に巻かれている。図10(A)では磁場方向は軸110を中心とした半径方向に存在するので、コイル30も半径方向を中心としてそれに垂直な方向に巻かれている。また、図10(B)では、磁場方向は上下方向であり、コイル30は水平方向に巻かれている。なお、コイル30に電流を流した際に発生する駆動力の方向は、磁石モジュール20hの溝部16が形成されている平面に沿った方向である。
この単相ブラシレスモータ100dでは、図4で説明したように、磁石モジュール20hの溝部16の位置に強い磁場が発生する。この結果、効率の良いモータを実現することが可能である。
図12は、第5実施例としての単相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このモータ100eは、図10に示した第5実施例のモータ100dの電磁コイルと、磁石(磁石モジュールを構成する分割リング状磁石)をそれぞれ6個に増やしたものであり、他の構成は図10とほぼ同じである。このモータ100eによっても、第4実施例と同様に、高効率なモータを実現可能である。
図13は、第6実施例としての2相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このブラシレスモータ100fは、略円筒状のステータ60が外側に配置され、略円筒状のロータ50が内側に配置されたインナロータ型モータである。ステータ60は、ケーシング130の内周に沿って配列された複数のA相コイル30A及び複数のB相コイル30Bを有している。なお、図13(A)では、図示の便宜上、コイルの符号「30A」,「30B」から相を示す符号「A」「B」が省略されている。ステータ60には、さらに、ロータ50の位相を検出する位置センサとしての磁気センサ80(図13(A))が配置されている。2相モータの場合には、磁気センサ80としては、A相用とB相用の2つのセンサを設けることが好ましい。電磁コイル30と磁気センサ80は、回路基板140(図13(A))の上に固定されている。回路基板140は、ケーシング130に固定されている。
ロータ50は、交流駆動用の磁石モジュール20hを有しており、ロータ50の中心に回転軸110が設けられている。この回転軸110は、軸受け部112(図13(A))で支持されている。なお、この例では、ケーシング130の内側に、コイルパネ114が設けられており、このコイルパネ114が磁石モジュール20hを図の左方向に押すことによって、磁石モジュール20hの位置決めを行っている。但し、コイルパネ114は省略可能である。
このブラシレスモータ100fにおける磁石モジュール20hの磁化方向は、回転軸110から外側に放射状に向かう方向である。図13(A)では、磁石モジュール20hの外周に形成された複数の溝部16が見えている。図13(B)は、溝部16の無い断面を示している。この磁石モジュール20hは、図4に示した磁石モジュールの小磁石を6つに変更したものに相当する。
電磁コイル30は、磁石モジュール20hによって形成される磁場方向と交差する方向に巻かれている。図13(A)では、磁場方向は上下方向であり、コイル30は水平方向に巻かれている。また、図13(B)では、磁場方向は軸110を中心とした半径方向にあるので、コイル30も半径方向を中心としてそれに垂直な方向に巻かれている。また、コイル30に電流を流した際に発生する駆動力の方向は、磁石モジュール20hの溝部16が形成されている面に沿った方向である。
この2相ブラシレスモータ100fにおいても、磁石モジュール20hの外周側に形成される強い磁場を利用して、効率の良いモータを実現することが可能である。
図14は、第7実施例としての2相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このモータ100gは、図13に示した第6実施例のモータ100fの電磁コイル30(30A,30B)の中に、磁気コア34を追加したものであり、他の構成は図13とほぼ同じである。このモータ100gによっても、第6実施例と同様に、高効率なモータを実現可能である。
図15は、インナロータ型モータ用のロータ構造を示す説明図である。図15(A)は、第6実施例(図13)及び第7実施例(図14)で採用されているロータ50の構造を示している。図15(B)は、磁石モジュール20hに極めて多数の溝部を形成したものである。多数の溝部を形成すれば、より強い磁場を発生することが可能である。図15(C)は、水平方向と垂直方向の両方に十字形状に溝部を設けたものである。すなわち、この磁石モジュール20hvは、水平方向の面上に形成された溝部16hと、垂直方向の面上に形成された溝部16vとを有している。なお、「垂直方向」は磁石モジュール20hvの中心軸の方向を意味しており、水平方向はこれと直交する方向を意味している。
図16は、第8実施例としての2相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このモータ100hは、磁石モジュール70vを有する略円盤状のロータ50と、ロータ50の上側と下側にそれぞれ設けられた略円盤状のステータ60U,60Lを有する平面ロータ構造のモータである。ステータ60U,60Lは、ケーシング130内に設けられた回路基板140に固定されている。ロータ50は、回転軸110に連結されている。
図16(B)は、図16(A)のB−B断面を示している。図16(B)に示すように、磁石モジュール70vは、それぞれリング状の溝部16を有する4つ分割リング状磁石72va,72vb,72vc,72vdを組み合わせた構成を有している。各小磁石は、図16(A)の上下方向に磁化されており、また、隣接する小磁石は互いに逆方向に磁化されている。図16(E)は、1つの分割リング状磁石72vbを示している。分割リング状磁石72vbの上面と下面には、それぞれ溝部16が形成されている。図16(E)では、図示の便宜上、少ない本数の溝部のみが描かれているが、溝部の数は1以上の任意の数に設定可能である。このような小磁石をリング状に組み合わせた磁石モジュール70vは、その上下方向に強い磁場を発生することができる。なお、この磁石モジュール70vでは、溝部16が形成されている面は、円筒面状の形状を有していることが理解できる。但し、溝部16を半径方向に沿って形成するようにしてもよい。
図16(C)は図16(A)のC−C断面を示し、図16(D)はD−D断面をそれぞれ示している。上部ステータ60UにはA相コイル30Aが配置されており、下部ステータ60LにはB相コイル30Bが配置されている。なお、電磁コイル30A,30Bは、磁石モジュール70vによって形成される磁場方向と交差する方向に巻かれている。また、コイル30A,30Bに電流を流した際に発生する駆動力の方向は、磁石モジュール70vの溝部16が形成されている面に沿った方向である。このように、磁石モジュール70vの上側と下側にそれぞれコイルを設けるようにすれば、磁石モジュール70vの両側の磁場を有効に利用して高効率のモータを実現することが可能である。
図17は、第9実施例としての単相交流ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このブラシレスモータ100iは、図10に示した第4実施例の磁石モジュールを変更したものであり、他の構成は第4実施例と同じである。第9実施例で使用している磁石モジュール20vは、図5に示した磁石モジュールと類似しているが、溝部16が磁石モジュール20vの内周に設けられている点で図5のものと異なっている。
図18(A)は、第9実施例で使用されている磁石モジュール20vの構成例を示している。この磁石モジュール20vは、4つの小磁石領域12va,12vb,12vc,12vdを有している。この磁石モジュール20vは、例えば交互に逆方向に磁化された4つの小磁石領域を有するボンド磁石を作成し、このボンド磁石に溝部16を筋状に形成することによって得ることが可能である。なお、溝部16の方向は、図11に示したモジュールの溝部の方向とは直交する方向である。
図18(A)の磁石モジュール20vは、さらに、溝部16の深さが一定ではなく、変化する深さ分布を有している点に特徴がある。磁石モジュールの磁場の強さは、溝部16の深さと相関があるので、溝部16の深さを変化させることによって、磁場を変化させることができる。特に、溝部16の深さ分布によって正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるように、溝部16の深さ分布を設定することが好ましい。こうすれば、正弦波状の磁場が得られるので、モータ効率をさらに向上させることが可能である。なお、このような深さ分布は、数回の実験で容易に見いだすことが可能である。
図18(B)は、溝部16を斜め方向に形成した磁石モジュール20vを示している。この例からも理解できるように、溝部16は、垂直方向(筒状の磁石の中心軸と平行な方向)及び水平方向とは異なる方向に沿った面上に形成することも可能である。
以上の各種の実施例から理解できるように、本発明の各種実施例によるブラシレス電気機械は、溝部付きの永久磁石を備える第1の部材(「第1の駆動部材」とも呼ぶ)と、電磁コイルを備える第2の部材(「第2の駆動部材」とも呼ぶ)と、を備え、第1と第2の部材が相対的に移動できるように構成された種々のブラシレス電気機械として実現可能である。
C.回路構成:
図19は、実施例におけるブラシレス電気機械の制御回路の構成を示すブロック図である。この制御回路は、CPUシステム300と、駆動信号生成部200と、駆動ドライバ部210と、回生制御部220と、蓄電器230と、蓄電制御部240とを備えている。駆動信号生成部200は、駆動ドライバ部210に供給する駆動信号を生成する。
図20は、駆動ドライバ部210の構成を示す回路図である。この駆動ドライバ部210は、H型ブリッジ回路を構成している。駆動信号生成部200からは、第1の駆動信号DRVA1と、第2の駆動信号DRVA2のうちの一方が駆動ドライバ部210に供給される。図19に示す電流IA1,IA2は、これらの駆動信号DRVA1,DRVA2に応じて流れる電流(「駆動電流」とも呼ぶ)の方向を示している。例えば、直流駆動用磁石モジュールを用いたモータの場合には、第1の駆動信号DRVA1に応じて電流IA1が流れる場合にはモータが所定の第1の駆動方向に動作し、第2の駆動信号DRVA2に応じて電流IA2が流れる場合にはモータが第1の駆動方向とは逆の第2の駆動方向に動作する。また、交流駆動用磁石モジュールを用いたモータの場合には、第1と第2の駆動信号DRVA1,DRVA2を交互に用いてモータを駆動することが可能である。
図21は、回生制御部220の内部構成を示す回路図である。回生制御部220は、電磁コイル30に対して駆動ドライバ部と並列に接続されている。回生制御部220は、ダイオードで構成される整流回路222と、スイッチングトランジスタ224とを備えている。蓄電制御部240によってスイッチングトランジスタ224がオン状態になると、電磁コイル30で発生した電力を回生して蓄電器230を充電することが可能である。また、蓄電器230から電磁コイル30に電流を供給することも可能である。なお、制御部から、回生制御部220と蓄電器230と蓄電制御部240を省略してもよく、或いは、駆動信号生成部200と駆動ドライバ部210を省略してもよい。
このように、上述した各実施例のブラシレスモータでは、溝部を有する永久磁石を利用して強い磁場を発生させ、この磁場と電磁コイルとの電磁相互作用で駆動力を発生させるようにしたので、高効率なモータを実現することができる。また、ブラシレス電気機械をブラシレス発電機として構成した場合には、高効率な発電機を実現することが可能である。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、ブラシレス電気機械の機械的構成や回路構成の具体例を説明したが、本発明のブラシレス電気機械の機械的構成や回路構成としては、これら以外の任意の構成を採用することが可能である。
D2.変形例2:
本発明は、ファンモータ、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、振動モータなどの種々の装置のモータに適用可能である。本発明をファンモータに適用した場合には、上述した種々の効果(低消費電力、低振動、低騒音、低回転ムラ、低発熱、高寿命)が特に顕著である。このようなファンモータは、例えば、デジタル表示装置や、車載機器、燃料電池式パソコン、燃料電池式デジタルカメラ、燃料電池式ビデオカメラ、燃料電池式携帯電話などの燃料電池使用機器、プロジェクタ等の各種装置のファンモータとして使用することができる。本発明のモータは、さらに、各種の家電機器や電子機器のモータとしても利用可能である。例えば、光記憶装置や、磁気記憶装置、ポリゴンミラー駆動装置等において、本発明によるモータをスピンドルモータとして使用することが可能である。また、本発明によるモータは、移動体やロボット用のモータとしても利用可能である。
図22は、本発明の実施例によるモータを利用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ600は、赤、緑、青の3色の色光を発光する3つの光源610R、610G、610Bと、これらの3色の色光をそれぞれ変調する3つの液晶ライトバルブ640R、640G、640Bと、変調された3色の色光を合成するクロスダイクロイックプリズム650と、合成された3色の色光をスクリーンSCに投写する投写レンズ系660と、プロジェクタ内部を冷却するための冷却ファン670と、プロジェクタ600の全体を制御する制御部680と、を備えている。冷却ファン670を駆動するモータとしては、上述した各種のブラシレスモータを利用することができる。
図23(A)〜(C)は、本発明の実施例によるモータを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。図23(A)は携帯電話700の外観を示しており、図23(B)は、内部構成の例を示している。携帯電話700は、携帯電話700の動作を制御するMPU710と、ファン720と、燃料電池730とを備えている。燃料電池730は、MPU710やファン720に電源を供給する。ファン720は、燃料電池730への空気供給のために携帯電話700の外から内部へ送風するため、或いは、燃料電池730で生成される水分を携帯電話700の内部から外に排出するためのものである。なお、ファン720を図23(C)のようにMPU710の上に配置して、MPU710を冷却するようにしてもよい。ファン720を駆動するモータとしては、上述した各種のブラシレスモータを利用することができる。
図24は、本発明の実施例によるモータ/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。この自転車800は、前輪にモータ810が設けられており、サドルの下方のフレームに制御回路820と充電池830とが設けられている。モータ810は、充電池830からの電力を利用して前輪を駆動することによって、走行をアシストする。また、ブレーキ時にはモータ810で回生された電力が充電池830に充電される。制御回路820は、モータの駆動と回生とを制御する回路である。このモータ810としては、上述した各種のブラシレスモータを利用することが可能である。
図25は、本発明の実施例によるモータを利用したロボットの一例を示す説明図である。このロボット900は、第1と第2のアーム910,920と、モータ930とを有している。このモータ930は、被駆動部材としての第2のアーム920を水平回転させる際に使用される。このモータ930としては、上述した各種のブラシレスモータを利用することが可能である。
本発明の実施例で利用される永久磁石の構成を示す説明図である。 本発明の実施例で利用される永久磁石の他の構成を示す説明図である。 本発明の実施例で利用される永久磁石の他の構成を示す説明図である。 本発明の実施例で利用される永久磁石の他の構成を示す説明図である。 本発明の実施例で利用される永久磁石の他の構成を示す説明図である。 第1実施例としてのリニアモータの構成を示す断面図である。 第2実施例としてのリニアモータの構成を示す説明図である。 第3実施例としての回転式モータの構成を示す断面図である。 第3実施例に適した電磁コイルの断面構造を示す説明図である。 第4実施例としての回転式モータの構成を示す断面図である。 第4実施例で使用される磁石モジュールの構成を示す断面図である。 第5実施例としての単相ブラシレスモータの構成を示す説明図である。 第6実施例としての2相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。 第7実施例としての2相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。 インナロータ型モータ用のロータ構造を示す説明図である。 第8実施例としての2相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。 第9実施例としての回転式モータの構成を示す断面図である。 第9実施例に適した磁石モジュールを示す説明図である。 ブラシレス電気機械の制御回路の構成を示すブロック図である。 駆動ドライバ部の構成を示す回路図である。 回生制御部の内部構成を示す回路図である。 本発明の実施例によるモータを利用したプロジェクタを示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータ/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用したロボットの一例を示す説明図である。
符号の説明
10h…直流駆動用磁石モジュール(水平溝付き)
10v…直流駆動用磁石モジュール(垂直溝付き)
12h…永久磁石(水平溝付き)
12ha,12hb,12hc,12hd…小磁石
12v…永久磁石(垂直溝付き)
12va,12vb,12vc,12vd…小磁石
14…支持部材(磁気ヨーク)
14d…凹部
16,16h,16v…溝部
18…磁気ヨーク部材
20h…交流駆動用磁石モジュール(水平溝付き)
20hv…交流駆動用磁石モジュール(十字溝付き)
20v…交流駆動用磁石モジュール(垂直溝付き)
30…電磁コイル
32…磁気ヨーク
34…強磁性体部材(磁気コア)
36…非磁性体部材
38…永久磁石
40…部材
42…ベアリング
44…荷重部
46…フレーム
50…ロータ
60…ステータ
60L…下部ステータ
60U…上部ステータ
70v…磁石モジュール(垂直溝付き)
72va,72vb,72vc,72vd…分割リング状磁石
72vb…分割リング状磁石(十字溝付き)
80…磁気センサ
100a〜100i…ブラシレスモータ
110…回転軸
112…軸受け部
114…コイルパネ
120…下部軸
124…固定ネジ
130…ケーシング
140…回路基板
200…駆動信号生成部
210…駆動ドライバ部
220…回生制御部
222…整流回路
224…スイッチングトランジスタ
230…蓄電器
240…蓄電制御部
300…CPUシステム
600…プロジェクタ
610R,610G,610B…光源
640R,640G,640B…液晶ライトバルブ
650…クロスダイクロイックプリズム
660…投写レンズ系
670…冷却ファン
680…制御部
700…携帯電話
710…MPU
720…ファン
730…燃料電池
800…自転車
810…モータ
820…制御回路
830…充電池
900…ロボット
910,920…アーム
930…モータ

Claims (16)

  1. ブラシレス電気機械であって、
    永久磁石を有する第1の部材と、
    電磁コイルを有する第2の部材と、
    前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
    前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
    前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
    前記中心軸の方向を垂直方向と定義し、前記中心軸に直交する方向を水平方向と定義したとき、
    前記複数の溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成されており、
    前記複数の溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成された第1の溝部と、前記垂直方向に沿った平面上に形成された第2の溝部とが十字形状に交差する構成を有し、
    前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
    前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されており、
    前記制御回路は、
    (i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
    (ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
    のうちの少なくとも一方を実行可能である、ブラシレス電気機械。
  2. ブラシレス電気機械であって、
    永久磁石を有する第1の部材と、
    電磁コイルを有する第2の部材と、
    を備え、
    前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
    前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
    前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
    前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されている、
    ブラシレス電気機械。
  3. 請求項記載のブラシレス電気機械であって、さらに、
    前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路を備え、
    前記制御回路は、
    (i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
    (ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
    のうちの少なくとも一方を実行可能である、ブラシレス電気機械。
  4. 請求項2又は3記載のブラシレス電気機械であって、
    前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
    前記中心軸の方向を垂直方向と定義し、前記中心軸に直交する方向を水平方向と定義したとき、
    前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
  5. 請求項記載のブラシレス電気機械であって、
    前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記水平方向に沿った平面上に形成された第1の溝部と、前記垂直方向に沿った平面上に形成された第2の溝部とが十字形状に交差する構成を有する、ブラシレス電気機械。
  6. 請求項2又は3記載のブラシレス電気機械であって、
    前記永久磁石は中空筒状の形状を有しているとともに、前記筒状形状の中心軸を中心とする放射方向に沿って磁化されており、
    前記中心軸の方向を垂直方向と定義したとき、
    前記溝部は、前記永久磁石の内周と外周の少なくとも一方において、前記垂直方向に沿った平面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
  7. 請求項2又は3記載のブラシレス電気機械であって、
    前記永久磁石はリング状の形状を有しており、
    前記溝部は、前記リング状の形状の上面と下面の少なくとも一方において、前記リング状の形状の周方向と平行な円筒面上に形成されている、ブラシレス電気機械。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
    前記永久磁石の表面が保護被膜で被覆されており、
    前記溝部は、前記保護被膜で充填されている、ブラシレス電気機械。
  9. 請求項記載のブラシレス電気機械であって、
    前記保護被膜は、非磁石性材料で形成されている、ブラシレス電気機械。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
    前記第1と第2の部材は、前記溝部が形成されている面に対して垂直な方向に沿って相対的に移動可能に構成されている、ブラシレス電気機械。
  11. 請求項1〜のいずれかに記載のブラシレス電気機械であって、
    前記第1と第2の部材は、前記溝部が形成されている面に平行な方向に沿って相対的に移動可能に構成されている、ブラシレス電気機械。
  12. 電子機器であって、
    ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータによって駆動される被駆動部材と、
    を備え、
    前記ブラシレスモータは、
    永久磁石を有する第1の部材と、
    電磁コイルを有する第2の部材と、
    前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
    前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
    前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
    前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されており、
    前記制御回路は、
    (i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
    (ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
    のうちの少なくとも一方を実行可能である、電子機器。
  13. 請求項12記載の電子機器であって、
    前記電子機器はプロジェクタである、電子機器。
  14. 燃料電池使用機器であって、
    ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータによって駆動される被駆動部材と、
    前記ブラシレスモータに電源を供給する燃料電池と、
    を備え、
    前記ブラシレスモータは、
    永久磁石を有する第1の部材と、
    電磁コイルを有する第2の部材と、
    前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
    前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
    前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
    前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されており、
    前記制御回路は、
    (i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
    (ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
    のうちの少なくとも一方を実行可能である、燃料電池使用機器。
  15. ロボットであって、
    ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータによって駆動される被駆動部材と、
    を備え、
    前記ブラシレスモータは、
    永久磁石を有する第1の部材と、
    電磁コイルを有する第2の部材と、
    前記電磁コイルへの電力の供給又は前記電磁コイルからの電力の回生を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記第1と第2の部材は、互いの相対的な位置が変更可能に構成されており、
    前記永久磁石は、S極とN極のうちの少なくとも一方の極に設けられた複数の溝部を有し、前記複数の溝部を挟んで同極が並ぶ状態に形成されており、
    前記複数の溝部は、各溝部同士の深さが一定でない深さ分布を有し、
    前記深さ分布は、前記深さ分布の方向に沿って正弦波状の表面磁束密度分布が形成されるようにように設定されており、
    前記制御回路は、
    (i)前記第1と第2の部材の間の相対的な移動に応じて前記電磁コイルに発生する電力を回生する回生制御と、
    (ii)前記電磁コイルに駆動電流を供給することによって前記ブラシレス電気機械を動作させる駆動制御と、
    のうちの少なくとも一方を実行可能である、ロボット。
  16. 請求項1〜11のいずれかに記載のブラシレス電気機械を備えた移動体。
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