JP2000228838A - 永久磁石モータ - Google Patents
永久磁石モータInfo
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
- H02K1/2706—Inner rotors
- H02K1/272—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
- H02K1/274—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
- H02K1/2753—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
- H02K1/276—Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 渦電流損失を低減する。
【解決手段】 ロータ片10に複数の穴12を設け、こ
の穴12内に円周方向において複数に分割された永久磁
石14を配置する。これによって、1つ1つの永久磁石
14が小さく、渦電流の電流経路は狭いものになる。そ
こで、渦電流が小さくなり、複数の永久磁石14の総和
としても渦電流が絶対的に小さくなり、渦電流損失を低
減し、モータの発熱を低減することができる。また、分
割した永久磁石14同士を一部で連結しておいてもよ
い。さらに、分割した永久磁石14のいくつかをフェラ
イトの磁石とし、他を希土類の磁石としてもよい。
の穴12内に円周方向において複数に分割された永久磁
石14を配置する。これによって、1つ1つの永久磁石
14が小さく、渦電流の電流経路は狭いものになる。そ
こで、渦電流が小さくなり、複数の永久磁石14の総和
としても渦電流が絶対的に小さくなり、渦電流損失を低
減し、モータの発熱を低減することができる。また、分
割した永久磁石14同士を一部で連結しておいてもよ
い。さらに、分割した永久磁石14のいくつかをフェラ
イトの磁石とし、他を希土類の磁石としてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】ロータに複数の穴を設け、こ
の穴内に永久磁石を配置した永久磁石モータに関する。
の穴内に永久磁石を配置した永久磁石モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、永久磁石モータでは、ロータ
内に複数の永久磁石を挿入配置し、極を形成している。
そして、ロータを取り囲むように配置したステータ側の
コイルに通電して、回転磁界を形成することで、ロータ
が回転駆動される。永久磁石により、所定の極毎の磁界
が形成されるため、小型で、高出力が得られる。
内に複数の永久磁石を挿入配置し、極を形成している。
そして、ロータを取り囲むように配置したステータ側の
コイルに通電して、回転磁界を形成することで、ロータ
が回転駆動される。永久磁石により、所定の極毎の磁界
が形成されるため、小型で、高出力が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータの小型
化・高速化・高出力化に伴い、磁石中の渦電流による損
失、発熱の問題が大きくなっている。すなわち、発熱は
磁石の減磁などにつながり、モータの故障の原因にもな
る。また、渦電流による損失は、モータの効率低下とな
る。
化・高速化・高出力化に伴い、磁石中の渦電流による損
失、発熱の問題が大きくなっている。すなわち、発熱は
磁石の減磁などにつながり、モータの故障の原因にもな
る。また、渦電流による損失は、モータの効率低下とな
る。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、渦電流による損失・発熱を減少できる永久磁石モ
ータを提供することを目的とする。
あり、渦電流による損失・発熱を減少できる永久磁石モ
ータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータに複数
の穴を設け、この穴内に永久磁石を配置した永久磁石モ
ータにおいて、前記穴内の永久磁石は、円周方向におい
て複数の永久磁石に分割されていることを特徴とする。
の穴を設け、この穴内に永久磁石を配置した永久磁石モ
ータにおいて、前記穴内の永久磁石は、円周方向におい
て複数の永久磁石に分割されていることを特徴とする。
【0006】このように、1つの穴内において複数の永
久磁石が円周方向に分割されて配置されている。渦電流
は個々の磁石の外周部に沿って流れるため分割すること
により、全磁石の外周の長さの総和が長くなり、渦電流
経路が長くなる。これによって、渦電流が小さくなり、
複数の永久磁石の総和としても渦電流が絶対的に小さく
なる。そこで、渦電流損失を低減し、モータの発熱を低
減することができる。
久磁石が円周方向に分割されて配置されている。渦電流
は個々の磁石の外周部に沿って流れるため分割すること
により、全磁石の外周の長さの総和が長くなり、渦電流
経路が長くなる。これによって、渦電流が小さくなり、
複数の永久磁石の総和としても渦電流が絶対的に小さく
なる。そこで、渦電流損失を低減し、モータの発熱を低
減することができる。
【0007】また、前記穴内の永久磁石は、少なくとも
3つに分割されており、穴内における中央部の永久磁石
が両側の永久磁石より半径方向外側に配置されることが
好適である。
3つに分割されており、穴内における中央部の永久磁石
が両側の永久磁石より半径方向外側に配置されることが
好適である。
【0008】このように、永久磁石をずらすことによ
り、永久磁石が円弧状のものに近くなる。これによっ
て、安価な平板型の永久磁石を利用し、これをずらして
利用することで、トルクリプルを十分低減してかつモー
タを安価なものにできる。
り、永久磁石が円弧状のものに近くなる。これによっ
て、安価な平板型の永久磁石を利用し、これをずらして
利用することで、トルクリプルを十分低減してかつモー
タを安価なものにできる。
【0009】また、前記穴内の複数の永久磁石のうち、
少なくとも1つをフェライトの磁石で構成し、他を希土
類の磁石で形成することが好適である。フェライトは電
気抵抗が大きいため、そこに発生する渦電流をほぼ0に
できる。一方、フェライトの磁石は、磁力が弱いが一部
の永久磁石のみフェライトの磁石とし、他を希土類の磁
石とすることでトータルとしての磁力の低下を少なくす
ることができる。
少なくとも1つをフェライトの磁石で構成し、他を希土
類の磁石で形成することが好適である。フェライトは電
気抵抗が大きいため、そこに発生する渦電流をほぼ0に
できる。一方、フェライトの磁石は、磁力が弱いが一部
の永久磁石のみフェライトの磁石とし、他を希土類の磁
石とすることでトータルとしての磁力の低下を少なくす
ることができる。
【0010】また、前記穴内の複数の永久磁石のうち、
ロータの回転方向から見て穴内の先頭にあるものをフェ
ライトの磁石とすることが好適である。先頭の永久磁石
はステータにより発生する磁界にはじめに進入するため
ここにより大きな渦電流が発生しやすい。この部位にフ
ェライトの磁石を配置し、ここで発生する渦電流を0に
することにより、渦電流の減少効果を大きくすることが
できる。
ロータの回転方向から見て穴内の先頭にあるものをフェ
ライトの磁石とすることが好適である。先頭の永久磁石
はステータにより発生する磁界にはじめに進入するため
ここにより大きな渦電流が発生しやすい。この部位にフ
ェライトの磁石を配置し、ここで発生する渦電流を0に
することにより、渦電流の減少効果を大きくすることが
できる。
【0011】また、本発明は、ロータに複数の穴を設
け、この穴内に永久磁石を配置した永久磁石モータにお
いて、前記穴内の永久磁石は、少なくとも円周方向ある
いは軸方向において、スリットにより一部で隣接するも
の同士が連結されるようにして、複数の永久磁石に分割
されていることを特徴とする。
け、この穴内に永久磁石を配置した永久磁石モータにお
いて、前記穴内の永久磁石は、少なくとも円周方向ある
いは軸方向において、スリットにより一部で隣接するも
の同士が連結されるようにして、複数の永久磁石に分割
されていることを特徴とする。
【0012】このように構成することで、実質的に永久
磁石を分割して渦電流を低減できるが、一体の永久磁石
と同様に取り扱うことができる。従って、組立などの作
業を効率的に行うことができ、生産性を向上することが
できる。
磁石を分割して渦電流を低減できるが、一体の永久磁石
と同様に取り扱うことができる。従って、組立などの作
業を効率的に行うことができ、生産性を向上することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】「第1実施形態」図1は、本発明の第1実
施形態に係る永久磁石モータの構造を示す説明図であ
る。この図においては、ロータ及びステータの1/4を
示している。ロータの1/4に当たるロータ片10に
は、2つの穴12が形成されている。そして、この2つ
の穴12には、それぞれ3つの永久磁石14が円周方向
に隣接して挿入される。
施形態に係る永久磁石モータの構造を示す説明図であ
る。この図においては、ロータ及びステータの1/4を
示している。ロータの1/4に当たるロータ片10に
は、2つの穴12が形成されている。そして、この2つ
の穴12には、それぞれ3つの永久磁石14が円周方向
に隣接して挿入される。
【0015】ここで、この3つの永久磁石14は、電気
的に分離されている。永久磁石14は、通常鉄により構
成されるため、直接接触させると電気的に接続されてし
まう。そこで、本実施形態では、これら3つの永久磁石
14を絶縁材を介し、配置することで、電気的に分離し
ている。例えば、絶縁紙、絶縁テープ、エポキシ樹脂等
の合成樹脂を介在させている。また、永久磁石14の周
囲全体をエポキシ樹脂などで覆うことで、隣接する永久
樹脂との絶縁だけでなく、防錆効果を得ることもでき
る。
的に分離されている。永久磁石14は、通常鉄により構
成されるため、直接接触させると電気的に接続されてし
まう。そこで、本実施形態では、これら3つの永久磁石
14を絶縁材を介し、配置することで、電気的に分離し
ている。例えば、絶縁紙、絶縁テープ、エポキシ樹脂等
の合成樹脂を介在させている。また、永久磁石14の周
囲全体をエポキシ樹脂などで覆うことで、隣接する永久
樹脂との絶縁だけでなく、防錆効果を得ることもでき
る。
【0016】一方、ステータの1/4に当たるステータ
片20は、ロータ片10の周囲に微小間隙(ギャップ)
22を介して配置されている。ステータ片20には、3
つの穴24が設けられている。この穴24には、ステー
タコイル(図示せず)が挿入配置される。
片20は、ロータ片10の周囲に微小間隙(ギャップ)
22を介して配置されている。ステータ片20には、3
つの穴24が設けられている。この穴24には、ステー
タコイル(図示せず)が挿入配置される。
【0017】このロータ片10を4つ円周方向に接続し
ロータが形成される。このロータの中心部には回転シャ
フトが配置されロータに固定される。また、ステータ片
20を4つ円周方向に接続しステータが形成される。
ロータが形成される。このロータの中心部には回転シャ
フトが配置されロータに固定される。また、ステータ片
20を4つ円周方向に接続しステータが形成される。
【0018】そして、ステータコイルへの通電を制御す
ることで、ここに回転磁界を生起する。ロータは、永久
磁石14が配置されているため、回転磁界によりロータ
に回転トルクが発生し、ロータが回転されることにな
る。
ることで、ここに回転磁界を生起する。ロータは、永久
磁石14が配置されているため、回転磁界によりロータ
に回転トルクが発生し、ロータが回転されることにな
る。
【0019】ここで、ステータコイルによって発生され
る磁束は永久磁石14を貫くため、永久磁石14におい
て渦電流が発生する。1つの穴12に挿入される永久磁
石14が1つの場合には、図2(a)に示すように、大
きな永久磁石14の全体を電流経路とする経路の広い渦
電流が生起される。
る磁束は永久磁石14を貫くため、永久磁石14におい
て渦電流が発生する。1つの穴12に挿入される永久磁
石14が1つの場合には、図2(a)に示すように、大
きな永久磁石14の全体を電流経路とする経路の広い渦
電流が生起される。
【0020】ところが、本実施形態では、1つの穴12
内において複数の永久磁石14が円周方向に配置されて
いる。従って、図2(b)に示すように、渦電流は個々
の磁石の外周部に沿って流れるため分割することによ
り、全磁石の外周の長さの総和が長くなり、渦電流経路
が長くなる。これによって、渦電流が小さくなり、3つ
の永久磁石14の総和としても渦電流が絶対的に小さく
なる。そこで、渦電流損失を低減し、モータの発熱を低
減することができる。
内において複数の永久磁石14が円周方向に配置されて
いる。従って、図2(b)に示すように、渦電流は個々
の磁石の外周部に沿って流れるため分割することによ
り、全磁石の外周の長さの総和が長くなり、渦電流経路
が長くなる。これによって、渦電流が小さくなり、3つ
の永久磁石14の総和としても渦電流が絶対的に小さく
なる。そこで、渦電流損失を低減し、モータの発熱を低
減することができる。
【0021】図3に、1穴内における永久磁石14の分
割数と渦電流損失の関係を示す。このように、永久磁石
14の分割によって、渦電流損失が低減できることがわ
かる。特に、数分割でもかなりの損失低減が達成できる
ことが理解される。
割数と渦電流損失の関係を示す。このように、永久磁石
14の分割によって、渦電流損失が低減できることがわ
かる。特に、数分割でもかなりの損失低減が達成できる
ことが理解される。
【0022】「第2実施形態」図4は、第2実施形態の
構成を示す図であり、穴12内において中央の永久磁石
14を半径方向外側、すなわちステータ側に移動して配
置してある。このような配置により、モータのトルクリ
プルを減少することができる。特に、分割した各永久磁
石14の面重心が1つの円周上に配置されるようにする
ことが望ましい。
構成を示す図であり、穴12内において中央の永久磁石
14を半径方向外側、すなわちステータ側に移動して配
置してある。このような配置により、モータのトルクリ
プルを減少することができる。特に、分割した各永久磁
石14の面重心が1つの円周上に配置されるようにする
ことが望ましい。
【0023】従来より、ロータの周囲に沿った円弧状に
湾曲した永久磁石を利用することが知られており、この
構成によりトルクリプルが減少できる。しかし、このよ
うな湾曲した永久磁石は製作が難しく、かつ汎用性に乏
しいため、高価なものになる。本実施形態のように、安
価な平板型の永久磁石14を利用し、これをずらして利
用することで、トルクリプルを十分低減して、かつモー
タを安価なものにできる。
湾曲した永久磁石を利用することが知られており、この
構成によりトルクリプルが減少できる。しかし、このよ
うな湾曲した永久磁石は製作が難しく、かつ汎用性に乏
しいため、高価なものになる。本実施形態のように、安
価な平板型の永久磁石14を利用し、これをずらして利
用することで、トルクリプルを十分低減して、かつモー
タを安価なものにできる。
【0024】図5に、ロータ位置に応じたトルクを示
す。ここで、比較例として、1枚の平板の永久磁石を利
用したものを示す。このように、永久磁石を3分割し、
中央の永久磁石を外側にずらすことで、トルクリプルを
25%→13%に減少することができた。なお、この例
は、3つの永久磁石の面重心が円周上に位置するように
した例である。
す。ここで、比較例として、1枚の平板の永久磁石を利
用したものを示す。このように、永久磁石を3分割し、
中央の永久磁石を外側にずらすことで、トルクリプルを
25%→13%に減少することができた。なお、この例
は、3つの永久磁石の面重心が円周上に位置するように
した例である。
【0025】なお、この例においても穴12内の永久磁
石14を分割しているため、上述のような渦電流の損失
を低減できることはいうまでもない。
石14を分割しているため、上述のような渦電流の損失
を低減できることはいうまでもない。
【0026】「第3実施形態」図6は、第3実施形態の
構成を示す図であり、この例において、ロータ片10
は、図中矢印で示したように半時計回りに回転する。そ
して、このロータ片10の穴12に挿入される分割され
た永久磁石14a、14b、14cは、その性状が同一
ではない。すなわち、永久磁石14aは、フェライトの
磁石であり、永久磁石14b、14cは、希土類の磁石
で構成されている。
構成を示す図であり、この例において、ロータ片10
は、図中矢印で示したように半時計回りに回転する。そ
して、このロータ片10の穴12に挿入される分割され
た永久磁石14a、14b、14cは、その性状が同一
ではない。すなわち、永久磁石14aは、フェライトの
磁石であり、永久磁石14b、14cは、希土類の磁石
で構成されている。
【0027】フェライトの磁石は、その電気抵抗が希土
類の磁石に対し105〜106倍である。従って、フェラ
イトの磁石には渦電流はほとんど発生しない。そこで、
永久磁石14aにおける渦電流は、ほとんど0である。
類の磁石に対し105〜106倍である。従って、フェラ
イトの磁石には渦電流はほとんど発生しない。そこで、
永久磁石14aにおける渦電流は、ほとんど0である。
【0028】一方、フェライトの磁石の磁力は、希土類
の磁石に比べかなり弱い。そこで、フェライトの磁石の
みを用いてロータ片10を形成するとその回転力は非常
に弱いものになってしまう。ところが、本実施形態で
は、穴12に挿入する3つの永久磁石14a〜14cの
うちの1つの永久磁石14aのみをフェライトの磁石に
し、他の2つの永久磁石14b、14cは、希土類の磁
石を採用している。そこで、1つの永久磁石14aの渦
電流をほぼ0にできるとともに、1つの穴12に挿入さ
れる永久磁石14a〜14cのトータルとしての磁力の
劣化を所定の範囲に収めることができる。
の磁石に比べかなり弱い。そこで、フェライトの磁石の
みを用いてロータ片10を形成するとその回転力は非常
に弱いものになってしまう。ところが、本実施形態で
は、穴12に挿入する3つの永久磁石14a〜14cの
うちの1つの永久磁石14aのみをフェライトの磁石に
し、他の2つの永久磁石14b、14cは、希土類の磁
石を採用している。そこで、1つの永久磁石14aの渦
電流をほぼ0にできるとともに、1つの穴12に挿入さ
れる永久磁石14a〜14cのトータルとしての磁力の
劣化を所定の範囲に収めることができる。
【0029】特に、ロータ片10の回転方向から見て穴
12内で、先頭に位置する永久磁石14aは、ステータ
のコイルによる磁界に最初に進入する磁石であり、同一
の永久磁石を複数配置した場合には、この永久磁石14
aに発生する渦電流が最も大きくなる。そこで、この永
久磁石14aをフェライトの磁石にすることによって、
渦電流を効率的に減少することができる。
12内で、先頭に位置する永久磁石14aは、ステータ
のコイルによる磁界に最初に進入する磁石であり、同一
の永久磁石を複数配置した場合には、この永久磁石14
aに発生する渦電流が最も大きくなる。そこで、この永
久磁石14aをフェライトの磁石にすることによって、
渦電流を効率的に減少することができる。
【0030】なお、フェライトの磁石は、永久磁石14
の一部に採用されれば、必ずしも穴12内に1つに限定
されない。また、1つの穴12内に必ずフェライトの磁
石が存在する必要はない。
の一部に採用されれば、必ずしも穴12内に1つに限定
されない。また、1つの穴12内に必ずフェライトの磁
石が存在する必要はない。
【0031】このように、本実施形態では、永久磁石を
分割するだけでなく、渦電流が大きくなる永久磁石14
aにフェライトの磁石を採用するため、トータルとして
発生する渦電流をより効率的に減少できる。また、他の
永久磁石14b、14cに希土類の磁石を採用すること
で、永久磁石14のトータルとしての磁力が大きく減少
することを防止することができる。
分割するだけでなく、渦電流が大きくなる永久磁石14
aにフェライトの磁石を採用するため、トータルとして
発生する渦電流をより効率的に減少できる。また、他の
永久磁石14b、14cに希土類の磁石を採用すること
で、永久磁石14のトータルとしての磁力が大きく減少
することを防止することができる。
【0032】「第4実施形態」図7、8、9に、第4実
施形態の構成を示す。この例では、永久磁石14を複数
の永久磁石に分割するが、一部は連通した状態としてい
る。従って、永久磁石は実質的に分割されているが、穴
12内への組み込み作業などにおいては、1つの磁石と
して取り扱うことができ、生産性を向上することができ
る。また、連通している部分を強度を維持できる範囲内
で十分小さくすることで、渦電流低減の効果を十分なも
のに維持することができる。
施形態の構成を示す。この例では、永久磁石14を複数
の永久磁石に分割するが、一部は連通した状態としてい
る。従って、永久磁石は実質的に分割されているが、穴
12内への組み込み作業などにおいては、1つの磁石と
して取り扱うことができ、生産性を向上することができ
る。また、連通している部分を強度を維持できる範囲内
で十分小さくすることで、渦電流低減の効果を十分なも
のに維持することができる。
【0033】すなわち、図7の構成では、永久磁石14
が4つの永久磁石14a、14b、14c、14dに分
割されているが、表面側から縦方向のスリット140を
裏面側に向けて形成することで分割されており、裏面側
は連通している。なお、表面側がステータに向くように
穴12内に配置することが好ましい。
が4つの永久磁石14a、14b、14c、14dに分
割されているが、表面側から縦方向のスリット140を
裏面側に向けて形成することで分割されており、裏面側
は連通している。なお、表面側がステータに向くように
穴12内に配置することが好ましい。
【0034】また、図8の構成では、永久磁石14に横
方向のスリット140も形成し、永久磁石を上下左右方
向に分割している。これによって、分割された1つ1つ
の永久磁石がより小さくなり、発生する渦電流をより低
減できる。
方向のスリット140も形成し、永久磁石を上下左右方
向に分割している。これによって、分割された1つ1つ
の永久磁石がより小さくなり、発生する渦電流をより低
減できる。
【0035】また、図9の構成では、上端及び下端から
内側に向けて形成したスリット140により永久磁石1
4を複数の永久磁石14a〜14dに分割している。こ
れによって、各永久磁石14a〜14dは、その側面の
中央部付近で隣接する永久磁石14a〜14dに連通し
ている。
内側に向けて形成したスリット140により永久磁石1
4を複数の永久磁石14a〜14dに分割している。こ
れによって、各永久磁石14a〜14dは、その側面の
中央部付近で隣接する永久磁石14a〜14dに連通し
ている。
【0036】さらに、連通させる部分の構成は、これに
限らず任意の形状とすることができ、例えば棒状の連通
部を形成して、隣接するもの同士を接続してもよい。ま
た、この連通部は任意の部分に形成することが可能であ
る。
限らず任意の形状とすることができ、例えば棒状の連通
部を形成して、隣接するもの同士を接続してもよい。ま
た、この連通部は任意の部分に形成することが可能であ
る。
【0037】さらに、永久磁石14は一体的に形成する
ことが好ましいが、別体として形成し、これを板材など
の連通部に貼り付けて接続することも可能である。この
場合、連通部は、絶縁材で構成することもできる。な
お、この絶縁材をスペーサとすれば、第1実施形態と同
一の構成となる。
ことが好ましいが、別体として形成し、これを板材など
の連通部に貼り付けて接続することも可能である。この
場合、連通部は、絶縁材で構成することもできる。な
お、この絶縁材をスペーサとすれば、第1実施形態と同
一の構成となる。
【0038】「その他の構成」また、上記実施形態で
は、永久磁石14を細分割して穴12に挿入したが、表
面磁石を利用したモータの場合であれば、表面磁石を分
割して貼り付ければよい。
は、永久磁石14を細分割して穴12に挿入したが、表
面磁石を利用したモータの場合であれば、表面磁石を分
割して貼り付ければよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
永久磁石を穴内で分割した。このため、渦電流を低減し
て、渦電流損失を低減することができる。また、分割し
た永久磁石同士を一部で連結しておくことで、生産性を
向上できる。さらに、分割した永久磁石のいくつかをフ
ェライトの磁石とし、他を希土類の磁石とすることで、
磁力の低下を少なくして、かつ渦電流の発生を効果的に
低減できる。
永久磁石を穴内で分割した。このため、渦電流を低減し
て、渦電流損失を低減することができる。また、分割し
た永久磁石同士を一部で連結しておくことで、生産性を
向上できる。さらに、分割した永久磁石のいくつかをフ
ェライトの磁石とし、他を希土類の磁石とすることで、
磁力の低下を少なくして、かつ渦電流の発生を効果的に
低減できる。
【図1】 第1実施形態のモータの要部構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】 渦電流の電流経路を示す図である。
【図3】 永久磁石の分割数と、渦電流損失の関係を示
す図である。
す図である。
【図4】 第2実施形態の永久磁石の配置を示す図であ
る。
る。
【図5】 永久磁石の配置とトルクリプルの関係を示す
図である。
図である。
【図6】 第3実施形態の構成を示す図である。
【図7】 第4実施形態の一例の構成を示す図である。
【図8】 第4実施形態の他の例の構成を示す図であ
る。
る。
【図9】 第4実施形態の他の例の構成を示す図であ
る。
る。
10 ロータ片、12,24 穴、14 永久磁石、2
0 ステータ片、22微小間隙、140 スリット。
0 ステータ片、22微小間隙、140 スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永松 茂隆 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 川端 康己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 杉本 哲也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H622 AA03 CA02 CA05 CA14 CB02 CB03 CB05 DD01 DD02 PP03 PP10 PP11 QB02
Claims (5)
- 【請求項1】 ロータに複数の穴を設け、この穴内に永
久磁石を配置した永久磁石モータにおいて、 前記穴内の永久磁石は、円周方向において複数の永久磁
石に分割されていることを特徴とする永久磁石モータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の永久磁石モータにおい
て、 前記穴内の永久磁石は、少なくとも3つに分割されてお
り、穴内における中央部の永久磁石が両側の永久磁石よ
り半径方向外側に配置されることを特徴とする永久磁石
モータ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の永久磁石モータにおい
て、 前記穴内の複数の永久磁石のうち、少なくとも1つをフ
ェライトの磁石で構成し、他を希土類の磁石で形成する
ことを特徴とする永久磁石モータ。 - 【請求項4】 請求項3に記載の永久磁石モータにおい
て、 前記穴内の複数の永久磁石のうち、ロータの回転方向か
ら見て穴内の先頭にあるものをフェライトの磁石とする
ことを特徴とする永久磁石モータ。 - 【請求項5】 ロータに複数の穴を設け、この穴内に永
久磁石を配置した永久磁石モータにおいて、 前記穴内の永久磁石は、少なくとも円周方向あるいは軸
方向において、スリットにより一部で隣接するもの同士
が連結されるようにして、複数の永久磁石に分割されて
いることを特徴とする永久磁石モータ。
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