JP2010161832A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

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真一 湧井
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菊地  聡
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俊彦 酒井
Koichiro Ohara
光一郎 大原
Masanao Yahara
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Abstract

【課題】低速・大トルク、大電流駆動時に適した固定子構造を適用することにより、大電流時に生じる磁気飽和によるトルク低下、及び電流増に伴う損失、発熱の増大を軽減できる高性能な永久磁石式回転電機を提供する。
【解決手段】回転子鉄心の永久磁石挿入孔の外側の磁極鉄心に、久磁石磁束と固定子側磁束が回転子鉄心磁極部で傾斜するのを抑制する複数のスリットを設け、スリットを設ける範囲を磁極鉄心上において、電気角で22度から82度の範囲内とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、界磁用の永久磁石を回転子に備えている永久磁石式回転電機に関し、特に多極の低速・大トルク、大電流で駆動される永久磁石式回転電機に関する。
永久磁石式回転電機は、高残留磁束密度磁石の発展に伴い性能が飛躍的に向上し、あらゆる分野で採用されている。特に昨今の環境規制の観点から、自動車用をはじめとする車両用電動機、またエアコン用圧縮機については高エネルギー効率が求められており、永久磁石式回転電機の適用比率が極めて高い傾向にある。
一方、産業用の回転電機の分野についても、同じく永久磁石式回転電機の適用比率が拡大している。とりわけ、低速・大トルク駆動による永久磁石式回転電機を適用した各種加工、成形機が、従来の油圧、空圧システムから置き換わってきている。多極の永久磁石式回転電機を低速・大トルクで駆動させるためには、市場で流通している永久磁石の磁気エネルギー積に限りがあることを考慮した場合、永久磁石式回転電機の体格を大きくする、または大電流を通電する等の対応を講じる必要がある。
多極の永久磁石式回転電機を低速・大トルクで駆動させるため、回転電機の体格を大きくする場合、回転電機が組み込まれる機械側のスペースをより広く確保する必要がある。しかしながら、加工・成形機械に対する昨今のニーズは省スペース化、および搬送、据付の簡便化、すなわち小形化・軽量化であるため、永久磁石式回転電機の体格増大によるトルクの向上対策は現実的でない。
また、回転電機への通電電流の増加によるトルク向上対策については、回転電機内部の磁気飽和により電流に対するトルクの線形性が崩れるため、所望のトルクを発生させるための電流をより多く通電させる必要がある。この場合、回転電機に巻装された電機子巻線に生ずる銅損が顕著となり電動機の冷却手段を別途設ける必要があり、結果的に省スペース化のニーズに逆行することとなる。
さらに、回転電機へ十分な電流を供給するためには、回転電機を制御する制御装置の大容量化を図る必要があり、電力変換素子の大容量化や各部配電系統の大容量化をもたらす。この場合には使用電力量や制御装置の損失増大を招くこととなり、特許文献1に示されているような冷却、廃熱手段を設ける必要が生じる。従って、システム全体の繁雑化やコスト増もさることながら、昨今の省エネ訴求に逆行するためこちらも積極的に採用することはできない。
一方、加工・成形機械では、加工する位置でトルクが大きく異なると、加工・成形に必要なトルクが得られなくなる場合があるため、回転電機のトルク脈動を小さくしなければならない。
本発明の目的は、低速・大トルク、大電流駆動時に適した回転子構造を適用することにより、大電流時に生じる磁気飽和によるトルク低下を軽減するとともに、トルク脈動を抑制できる永久磁石式回転電機を提供することにある。
特開2003−134823号公報
本発明は、上記課題を解決するために、固定子と回転子とを有する永久磁石式回転電機であって、前記固定子は固定子鉄心に設けられた複数の固定子スロットおよびティースと前記固定子スロット内に設けられたU相、V相、W相からなる電機子巻線を有し、前記回転子は回転子鉄心内部の永久磁石挿入孔に挿入された複数の永久磁石を備えた永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心の永久磁石挿入孔外側の磁極鉄心に複数の空隙部を設け、前記回転子鉄心の磁極鉄心における前記空隙部を、磁極鉄心の中央軸を中心として電気角で22度から82度の範囲内に設けたことを特徴とする。
また、前記回転子鉄心の磁極鉄心における前記空隙部を、磁極鉄心の中央軸を中心として電気角で23度から70度の範囲内に設けたことを特徴とする。
また、前記永久磁石を一文字状に形成したことを特徴とする。
また、前記空隙部は前記回転子鉄心の磁極鉄心の外周側に開口したスリットからなることを特徴とする。
また、前記空隙部は前記回転子鉄心の磁極鉄心の外周部に設けた空孔部からなることを特徴とする。
また、前記回転子鉄心に設けた隣接する空隙部の間隔をWpとし、空隙部の幅をWsとしたとき、2≦Wp/Ws≦4となる様に構成したことを特徴とする。
さらに、前記永久磁石の磁束軸をd軸とし、d軸と電気角で90度隔たった軸をq軸としたとき、前記スリットを前記d軸側に傾斜させたことを特徴とする。
さらに、前記永久磁石の磁束軸をd軸とし、d軸と電気角で90度隔たった軸をq軸としたとき、前記スリットを前記q軸側に傾斜させたことを特徴とする。
さらに、前記スリットを互いに平行に設置したことを特徴とする。
さらに、制御対象であるサーボモータと、該サーボモータに機械的に結合した駆動機構と、設定された制御パラメータに従って前記サーボモータを駆動制御する駆動制御装置を有するサーボ駆動システムにおいて、前記サーボモータが上述した永久磁石式回転電機であることを特徴とする。
本発明によれば、多極の永久磁石式回転電機を低速・大トルク、大電流通電で駆動する場合に対し、永久磁石の磁束と固定子側の磁束が回転子鉄心の磁極部で磁極鉄心の中央軸側に傾斜するのを抑制し、各磁束についてトルク生成に十分な位相差を確保できると共に、磁束の空間高調波成分の増大を抑制してトルク脈動を抑制することができ、高トルクを有する高性能な永久磁石式回転電機を提供することができる。
始めに、本発明の基本構成について説明する。図1は本発明の永久磁石同期電動機の概略構成を示す模式図であり、図2は上記永久磁石同期電動機の横断面を示す模式図である。図1、図2において、永久磁石同期電動機Mのシャフト15を有する回転子20は回転子鉄心30を有し、回転子鉄心30の外周には永久磁石40が挿入されている。回転子20に一定のギャップ長をもって対向する、ティース50とスロット60及び電機子巻線70を有する固定子鉄心80が設けられている。90はシャフト10の一端に設けられたエンコーダ、100は永久磁石同期電動機のハウジングである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の実施例1による永久磁石式回転電機の回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。また、図4は実施例1による永久磁石式回転電機の4極分の電機子巻線配置を示す模式図である。図5は実施例1による永久磁石式回転電機の半径方向断面を示す模式図を、図6は従来例の永久磁石式回転電機の回転子1極分の半径方向断面を示す模式図を示す。
図3および図5において、回転子8は、シャフト12上に設けられた回転子鉄心9の内部に、一文字形状の磁石挿入孔10とその内部に挿入された永久磁石11を、磁極数が16極となるように配置して構成している。ここで、永久磁石11は、希土類を主成分とする一文字状の平板焼結磁石であり、磁石挿入孔10に各々埋設されている。
図3において、永久磁石11より外径側にある回転子鉄心が磁極鉄心13である。回転子軸心Oを通る磁極鉄心13の中央軸をd軸とし、d軸より電気角で90度隔たった位置をq軸とする。また、磁極鉄心13中には複数の磁極スリット14a〜14iを形成している。
図4および図5において、固定子1は、固定子鉄心2に36個のスロット3を設けている。スロット3内周側には底コイル4A、上コイル4Bからなる電機子巻線4の脱落防止のために、ティース5の内周側端部に磁極片6を設けている。一対の磁極片6間にスロット開口部7を有し、スロット開口部7から銅素線を挿入して電機子巻線4を形成する。
実施例1に示すように毎極毎相のスロット数を0.75(=36スロット/16極/3相)個とすれば、トルクの脈動を毎極毎相のスロット数が1.0の場合に対して小さくできるため、特性面からは好適である。
図4および図5において、スロット3内には、U相コイル、V相コイル、W相コイル各々の相に対応した電機子巻線4を埋設している。各コイルの上コイル4B、底コイル4Aは、複数本の絶縁された銅素線を束状にして一本のコイルを形成しており、上コイル4B、底コイル4Aにはそれぞれ少なくとも一本以上のコイルを巻装している。絶縁された銅素線は市場流通性の良い丸銅線を使用するのが望ましいが、方形線を使用しても良い。
〔平均トルク〕
実施例1は、磁極鉄心13中に設けたスリット14と回転子鉄心の形状に特徴を有する。図3において、スリット14a〜14iは、回転子鉄心9の外径側で開放されていると共に、外径側でd軸方向に傾斜させている。スリット14a〜14iは、d軸に対して対称に配置している。各スリット14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14h、14iの間は不等間隔となっている。
また、スリット14の幅をWs、スリット14間の磁極鉄心13の幅をWpとしたとき、WsがWpより大きいと磁極鉄心13の磁気飽和が大きくなって出力が低下すること、WsがWpに対して小さすぎるとスリット14を設置した効果がなくなることから、2≦Wp/Ws≦4の様に設定することが好適である。
更に、回転子鉄心9のq軸鉄心寄りを凹部状にしてq軸側のギャップ長をd軸側のギャップ長より大きく設定し、永久磁石11の磁束をd軸側に集めると共に固定子1の電機子巻線4に電流が流れたときに発生する電機子磁束の影響を小さくしている。このように永久磁石式回転電機を構成した場合の効果について説明する。
図7は、スリット設置範囲αに対する平均トルクの測定結果を示すグラフであり、図6の従来例に示すスリットの無い磁極鉄心の平均トルクを基準にして相対値表示している。なお図7はWp/Ws=2.7のときの結果を示し、αはd軸から最も離れたスリット(図中14aと14i)の外径側側面間の電機角である。
図7に示すように、スリット14の設置範囲αを広げるとトルクは大きくなる。この理由は以下のように考えられる。図6に示す従来例では、大トルクを得るため大電流を電機子巻線4に通電すると電機子磁束が大きくなり機内に磁気飽和が生じる。一文字状の永久磁石11を回転子鉄心9に埋設した永久磁石式回転電機では、永久磁石より外周の磁極鉄心(磁極部)13がd軸よりほど厚くなるため、電機子電流が作る磁束がd軸側に傾斜する。このため永久磁石11磁束と電機子電流磁束の位相差が小さくなりトルクが低下してしまう。実施例1は上記電機子電流が作る磁束の傾きを補正してトルク低下を防止するものである。
〔脈動トルク〕
図8は、スリットの設置範囲と脈動トルクの関係の測定結果を示すグラフであり、図6に示す従来例のトルク脈動を基準にして相対値表示している。この結果が示すように、スリット14の設置範囲αが、23°≦α≦70°のときに、スリットが無い場合よりもトルク脈動が小さくなっている。この理由は以下のように考えられる。
スリット14によって磁束の流れが変わり平均トルクは向上するが、磁束の流れの変化に伴って磁束の空間的な分布が異なってくる。すなわちスリットを設けた範囲によって空間高調波磁束の大きさが変わるがこの空間高調波磁束がトルク脈動の原因である。したがって、空間高調波磁束の増加を抑制するための手段がスリット14の設置範囲を23°≦α≦70°とすることである。
〔トルク脈動比〕
図9は、スリット設置範囲を変えたときの平均トルクに対するトルク脈動の比を示すグラフであり、図6の従来例の平均トルクに対するトルク脈動の比を基準にして相対値表示している。すなわち、図7のスリット設置範囲αに対するトルク測定結果と、図8のスリット設置範囲αに対するトルク脈動測定結果からトルク脈動比を求めたものである。この結果が示すように、スリット14の設置範囲αが、22°≦α≦82°のときに、スリットが無い場合よりもトルク脈動/平均トルクが小さくなっている。
加工・成形機械では、トルク脈動の値を指定される場合と、平均トルクに対するトルク脈動の比を指定される場合がある。したがって、平均トルクに対するトルク脈動の比を指定される場合には、スリット14の設置範囲αが22°≦α≦82°のときに平均トルクを向上できると共に、平均トルクに対するトルク脈動の比をスリットが無い構造のときと同等以下にできる。
その結果、図7に示したように平均トルクを向上できる。言い換えると、同一トルクを出力するのであれば通電電流値を低減できることとなり、電機子巻線に生じる銅損を小さくできる。
この結果に鑑み、図3に示す回転子構造とすることで、永久磁石の磁束と固定子側の磁束が、回転子鉄心の磁極部で傾斜するのを抑制し、各々の磁束の位相差を確保すると共に、磁束の空間高調波成分が増大するのを抑制することができる。よって、トルクが増大すると同時に脈動トルクが低減するので、高性能な永久磁石式回転電機を提供できる。
図10は、本発明の実施例2に係る永久磁石式回転電機の電機子巻線配置図を示したものである。以下の実施例において、すでに説明した図面と同一構成要素には同一符号を付け、重複説明は避ける。実施例2が実施例1と異なるのは毎極毎相のスロット数を1.5としている点にある。ここで、実施例2に示したように毎極毎相のスロット数を1.5個とすることで、毎極毎相のスロット数が0.75の場合と同様にトルクの脈動を毎極毎相のスロット数が1.0の場合に対して小さくできるため、特性面から毎極毎相のスロット数1.5は好適である。
このように構成しても、実施例1と同様の効果が得られるとともに、永久磁石式回転電機の極数の設定を2の倍数極に設定できるため、毎極毎相のスロット数が0.75の場合に対し、より設計の自由度が増すなどのメリットがある。
図11は、本発明の実施例3に係る永久磁石式回転電機の回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。実施例3が実施例1と異なるのは、スリット15a〜15iが回転子鉄心9内に閉塞されている点にある。このように構成しても、スリット15a〜15iによって永久磁石11の磁束と固定子側の磁束が回転子鉄心9の磁極部でd軸側に傾斜するのを抑制し、各々の磁束の位相差を広げることができると共に、磁束の空間高調波成分が増大するのを抑制することができるため、実施例1と同様の効果が得られる。
図12は、本発明の実施例4に係る永久磁石式回転電機の回転子1極分の半径方向断面図である。実施例4が実施例1と異なるのはスリット16a〜16iが全て互に平行に設けられている点にある。このように構成しても、スリット16a〜16iによって永久磁石11の磁束と固定子側の磁束が回転子鉄心9の磁極部でd軸側に傾斜するのを抑制し、各々の磁束の位相差を確保すると共に、磁束の空間高調波成分が増大するのを抑制することができるため、実施例1と同様の効果が得られる。
図13は、本発明の実施例5に係る永久磁石式回転電機の回転子1極分の半径方向断面図である。実施例5が実施例1と異なる点は、スリット17a〜17iの外径側をq軸側に傾斜させて設けている点にある。
このように構成しても、スリット17a〜17iによって永久磁石11の磁束と固定子側の磁束が、回転子鉄心9の磁極部でd軸側に傾斜するのを抑制し、各々の磁束の位相差を確保すると共に、磁束の空間高調波成分が増大するのを抑制することができるため、実施例1と同様の効果が得られる。
図14は、本発明の実施例6に係るサーボ駆動システムを示す模式図である。本発明の永久磁石同期電動機を用いたサーボモータ110により、ボールスクリュー120を介して加工装置130を駆動する。140はサーボモータ110の回転軸に設けたエンコーダ、150はサーボモータ110を駆動制御する駆動制御装置である。サーボモータ110により、脈動の少ない大トルクを加工装置に提供して装置性能を向上することができる。
以上、本発明によれば、多極の永久磁石同期電動機を低速・大トルク、大電流通電で駆動する場合に対し、正転時の電機子磁束、すなわち有効磁束を増加できることから、高トルク、高性能な永久磁石同期電動機を提供できる。
以上、本発明によれば、多極の永久磁石式回転電機を低速・大トルク、大電流通電で駆動する場合に対し、永久磁石の磁束と固定子側の磁束が、回転子鉄心の磁極部で傾斜するのを抑制し、各々の磁束の位相差を広げることができると共に、磁束の空間高調波成分が増大するのを抑制することができるから、高トルク、高性能な永久磁石式回転電機を提供できる。
本発明の永久磁石同期電動機の基本構成を示す模式図である。 本発明の永久磁石同期電動機の横断面を示す模式図である。 本発明の実施例1における回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。 本発明の実施例1における電機子巻線配置を示す模式図である。 本発明の実施例1における半径方向断面を示す模式図である。 従来例による回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。 本発明の実施例1のスリット設置範囲に対する平均トルクを示すグラフである。 本発明の実施例1のスリット設置範囲に対するトルク脈動を示すグラフである。 本発明の実施例1の平均トルクに対するトルク脈動比を示すグラフである。 本発明の実施例2の電機子巻線配置を示す模式図である。 本発明の実施例3における回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。 本発明の実施例4における回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。 本発明の実施例5における回転子1極分の半径方向断面を示す模式図である。 本発明の実施例6におけるサーボ駆動システムを示す模式図である。
1…固定子、2、80…固定子鉄心、3、60…スロット、4、70…電機子巻線、5、50…ティース、6…磁極片、7…スロット開口部、8、20…回転子、9、30…回転子鉄心、10…磁石挿入孔、11、40…永久磁石、12、15…シャフト、13…磁極鉄心、14、15、16、17…スリット

Claims (15)

  1. 固定子と回転子とを有する永久磁石式回転電機であって、前記固定子は固定子鉄心に設けられた複数の固定子スロットおよびティースと前記固定子スロット内に設けられたU相、V相、W相からなる電機子巻線を有し、前記回転子は回転子鉄心内部の永久磁石挿入孔に挿入された複数の永久磁石を備えた永久磁石式回転電機において、
    前記回転子鉄心の永久磁石挿入孔外側の磁極鉄心に複数の空隙部を設け、前記回転子鉄心の磁極鉄心における前記空隙部を、磁極鉄心の中央軸を中心として電気角で22度から82度の範囲内に設けたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心の磁極鉄心における前記空隙部を、磁極鉄心の中央軸を中心として電気角で23度から70度の範囲内に設けたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の永久磁石式回転電機において、前記永久磁石を一文字状に形成したことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記空隙部は前記回転子鉄心の磁極鉄心の外周側に開口したスリットからなることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記空隙部は前記回転子鉄心の磁極鉄心の外周部に設けた空孔部からなることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心に設けた隣接する空隙部の間隔をWpとし、空隙部の幅をWsとしたとき、2≦Wp/Ws≦4となる様に構成したことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  7. 請求項4に記載の永久磁石式回転電機において、前記永久磁石の磁束軸をd軸とし、d軸と電気角で90度隔たった軸をq軸としたとき、前記スリットを前記d軸側に傾斜させたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  8. 請求項4に記載の永久磁石式回転電機において、前記永久磁石の磁束軸をd軸とし、d軸と電気角で90度隔たった軸をq軸としたとき、前記スリットを前記q軸側に傾斜させたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  9. 請求項4に記載の永久磁石式回転電機において、前記スリットを互いに平行に設置したことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  10. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記空隙部を不等間隔で設けたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  11. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記永久磁石の磁束軸をd軸とし、d軸と電気角で90度隔たった軸をq軸としたとき、前記複数の空隙部を前記d軸に対して対称に設けたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心の外周面の極間に凹部を形成したことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記固定子のスロット数を、毎極毎相あたり0.5〜2の範囲としたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機において、前記固定子のスロット数を、毎極毎相あたり0.75又は1.5としたことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  15. 制御対象であるサーボモータと、該サーボモータに機械的に結合した駆動機構と、設定された制御パラメータに従って前記サーボモータを駆動制御する駆動制御装置を有するサーボ駆動システムにおいて、前記サーボモータが請求項1乃至14のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機であることを特徴とするサーボ駆動システム。
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